展望リビングがゆとりと癒しを生む機能と美しさが共存した共働き夫妻のための家
壁のタイルは野添さん夫妻で貼り付けた。
夫婦でキッチンに立つことも多いため、作業場所を分担しやすく動きやすいよう回遊性のあるアイランドタイプを採用。冷蔵庫は奥のパントリーに収納。
食洗機から取り出した食器は最短距離で仕舞えるようにと、収納場所を考え尽くしている。
ゴロゴロできる小上がりを希望。対面の壁に映し出された映像は、ここから鑑賞する。薫ちゃんがオモチャを広げたり、客人の宿泊スペースとしても活用。
床材と同じアピトン材のローボードは聡司さんが造作したもの。ベンチとしても使用可能。撮影時は、組み木のひな人形が可愛らしい空間のアクセントになっていた。
キッチンと階段の間の壁に設けた小窓は今城さんのアイディア。「繊細な造り込みが素敵ですよね」と真由美さん。
1階に機能面を集中させる
中間階である1階に、家族4人の衣類や小物を全て収納するクロークルームと、バスルームや洗濯室、洗濯物を干すテラスなど、機能面を集中させた。動線を考え尽くし、毎日の家事を楽しめるように演出されている。
また、野添邸の特徴のひとつであり、センスの良さが光るのがエントランス。
引き戸を採用し、大きく開放することで、雨がかりのないポーチから玄関ホール、サニタリールーム、階段室などがつながり、趣のあるスペースが生まれた。