2022年1月12日 20:30
上田慎一郎監督に皆川暢二が共感「借金苦のホームレス時代、幸せを感じたのは…」
監督あと、布団とかもそうかな。
皆川さんつまり、身近にあるものがいかに大切かということですよね。
僕のポプランは田舎に安らぎを求めているかも(笑)
―そうですね。本作では、イチモツを失くした人たちは過去に関わりのある人たちや場所を訪ねる自分探しの旅に出ますが、もしご自身も朝起きてなくなっていたらどうしますか?
監督自分ひとりで抱えていたら頭が狂いそうになるので、まずは妻に話しますかね。妻になら見せられますから。そのあとは地元に帰ると思います。コロナ禍で両親にも友達にも久しく会えていないのもありますが、もしかしたら僕のポプランが東京での慌ただしい日々のなかで、田舎に安らぎを求めているかもしれないので(笑)。皆川さん僕も実家のある横浜に帰って家族に話をします。
近所に少し大きな川があるんですけど、小中高とよく遊んでいた場所でもあるので、「俺は何か初心を忘れてはいないだろうか」とポプランが失ったことの原因を自分に問いかけながら河川敷を歩く気がします。
監督僕も琵琶湖のほとりでよく遊んでいたので、地元に帰ったら琵琶湖に行くかもしれないですね。
―映画でも海が出てきますが、ポプランは水辺を求めがちなんでしょうか……。