バラが咲き誇る季節に公開!フランスと日本の2作品、主演の魅力を監督が語る
由紀さおりさんは、最高の歌手であると同時にコメディエンヌとしても日本の最高峰の女優さんだと、私はずっと憧れておりまして。なので、今回の『奇跡を起こす青い薔薇の物語』の主演は、絶対に由紀さおりさんに引き受けていただきたいと、神に祈るような気持ちでオファーをいたしました。由紀さんから『ぜひ出演をいたしましょう』というお返事を頂いた時の喜びは、今もありありと覚えています」とふり返り、「由紀さおりさんとお仕事が出来た事は、自分のクリエイター人生の中でも最高の出来事のひとつとなりました」と明かした。
園芸家・育種家という職業の女性を描くにあたり、日・仏の両監督が主演女優を決めた理由として共通していたのは、大女優の風格を持っているだけではなく“コメディエンヌ”としての素質。まさに現在の状況のように、人生には必ず思いもよらないことがある。そんなとき“不可能”を“可能にする”には、冬子(由紀さおり)や、エヴ(カトリーヌ・フロ)のように、落ち込むことがあってもユーモアを忘れず、夢を諦めないポジティブさが大事だと2人が教えてくれる。人生はいつでも何度でも花咲くことができる、そんな人生の素晴らしさを描く2作品となっている。