2022年3月22日 16:30
マリオン・コティヤール「ジュリエット・ビノシュに夢中になった」念願のレオス・カラックス作品への思い明かす
その後で、アンの参考になるような資料をたくさん送ってくれましたが、それは役をよりよく捉えるのに役立ちました。ロミー・シュナイダーのインタビュー動画も送られてきましたが、彼女が兼ね備える力強さとやさしさにレオスは共感していました。それと私が着る衣装、アンの外見にも細心の注意を払っていました。仕事を進めるにつれて、アンが肉付けされていくのが分かりました。
――アダム・ドライバーとの共演は初めてですよね。映画での彼は、力強さと身体能力が鮮烈に際立つ、ダークなアンチヒーローです。彼との仕事はどんな感じでしたか?また、あなたとの関係に影響を与える(キャラクターの)暴力性にはどう対処しましたか?
マリオン:アダムはこのプロジェクトにまさに最初から参加していて、揺るぎない信念を持っていました。初めて会ったのはニューヨークのレコーディング・スタジオで、歌のセッションの最中でした。
彼は素晴らしい俳優で、お互いに特別な映画監督と仕事をしている同じチームの仲間だとはじめから感じられました。レオスが私たちの手をとり、彼のプロジェクトに引き入れたんです。
その日、二人で最初に歌ったのは「We Love Each Other So Much」