くらし情報『『アデル、ブルーは熱い色』主演女優が語る』

2014年4月4日 18:46

『アデル、ブルーは熱い色』主演女優が語る

「カメラを止めずに彼は演技指導をしますし、カメラが回ったまま指示が来ました」と振り返る彼女は、本作の演技を「自分という存在をカメラの前に投げ出す」と表現する。「映画のためにリサーチは一切しませんでした。この映画はふたりの恋愛物語ですが、同性愛という観点から観るべきではないでしょう。ふたつの個性が存在して、そこに初恋の衝撃があった。そういう風に私は演じました」。

通常の恋愛映画は登場人物の感情が高まった瞬間だけを効率よく語っていく。しかし本作は、彼女たちが迷い、ひとりで考え、時に感情を隠して日常生活を営む時間さえも描き出す。「恋をしている時というのは、同時に自分自身を探している時間でもありますよね? 自分が相手にふさわしい存在であろうとしますし。
カップルでいることは様々なことを分かち合う美しい経験ですが、人は完璧ではないから、同時にツラい体験でもあるわけです」。

誰かを好きになることは、自分自身と向き合うことでもある。本作は、ねばり強く撮影された日常描写を丹念に積み重ねて、誰もが経験する恋愛の喜びや痛みを容赦なく描いていく。エグザルコプロスは「アデルを演じて、自分自身と向き合って“成長しているな”と感じました。

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