我が家は娘が産まれるまで、餃子は買って食べる派でした。それが、娘がお手伝いをしてくれる年齢になると、一緒に作れる楽しさから、俄然、手作り派に。それで気づいたことがあります、「餃子のタネ」は微妙に余りやすいと。最初は余ったタネを丸め、肉団子にしてスープに入れていたのですが、いつの日からか油揚げに詰めて焼くとおいしいことに気づき、家族みんなのお気に入りメニューになりました。意外とボリュームがあって、おつまみとしても、おかずとしても、立派な一品になります。しかも、油揚げを使うことにより糖質カットにも。また、油揚げは大豆製品ですが、同じ大豆製品の豆腐と比べると格段に栄養価が高いというのも嬉しい点です。たとえば鉄分は4倍、カルシウムは5倍、ビタミンEにいたっては13倍といったように、効率よく栄養がとれる食材になります。ということで、私は餃子を作るときはタネを多めに作り、翌日用に油揚げにも詰めておくようにしています。油揚げ餃子はフライパンで油をしかずに焼けばOKなので、普通の餃子を焼くよりもらくちん。餃子と同じく、酢醤油で召し上がってくださいね。■油揚げ餃子レシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>油揚げ 2枚<餃子のタネ/作りやすい分量>豚ひき肉 150gキャベツ 150gにら 60gにんにく、生姜 各1かけ醤油 大さじ1ごま油、片栗粉、酒 各小さじ1塩、砂糖 各小さじ1/2こしょう 適量<タレ>醤油、酢、ラー油 各適量<作り方>1、油揚げは2等分にし、袋状に開く。キャベツとにらはみじん切りにする。にんにくと生姜はすりおろす。2、豚ひき肉に塩を加え、粘りが出るまでよく混ぜる。3、餃子のタネのそのほかの材料をすべて混ぜ合わせる。4、油揚げに(3)を適量詰め、入り口を楊枝で止め、フライパンで両面焼く。5、器に盛り、タレの材料を合わせたものにつけていただく。子どもは餃子を包むのが大変なので、油揚げで作ると一緒に簡単に作れますね。
2020年10月25日