お家時間を大切にしたい、今日この頃。居心地のいい住まいをつくる上でやっぱり欠かせないのが、花。ここでは、通年購入できる花や秋の花を使って、気軽に実践できる花暮らしのアイディアを「edenworks」のフラワークリエイター・篠崎恵美さんに教えてもらいました。scene 01_Livingリビングはインテリアに合わせてシンプルに家具やアートなどいろんなインテリアを楽しみたいリビングでは 、花はシンプルに。ローテーブルに置く場合は目線の高さに合わせて、低めの花器を選んでみて。「家であまり花を飾ったことがない人は、リビングのような長く過ごす場所から飾ってみましょう」アルヴァ・アアルトコレクション ベース[160mm]リネン¥27,500/イッタラ(フィスカースジャパン)flowers ▶ グロリオサ、ペニセタム レッドホックスscene 02_Diningダイニングで花を囲む、幸せなひととき家族が毎日集まる場所だからこそ、ダイニングはいちばん華やかに。「たくさんの花を生けるときは同じような花を極力使わずに、いろんな国のいろんな形のいろんな色の花をミックスします。はじめはまとまらなくても、花を足し続けていくことで不思議と一体感が生まれるはず」。どの席からも美しく見えるように、さまざまな角度から生けてみて。フラワーベース¥3,000/edenworks bedroomflowers ▶ ミシマサイコ、バラ コーラルハート、アカシア、キク ピップサーモン、クロコスミア、セダム、タムラソウ、バラ ラディッシュ、ワックスフラワー、エキナセア、アリアムシュベルティscene 03_On the shelf棚上は部屋の楽しいミニガーデンたくさんの小さな花器と子どもの工作を飾って華やかな飾り棚に。元気がなくなってきた花も短くカットすれば最後まで楽しめる。(左から)イヌのベース[大]各¥9,000、[小]各¥4,000/すべてエレオノール・ボストロム(トンカチ)、ガラスベース¥1,200/ステファノ・ポレッティ(HPデコ)、丸いベース¥1,200/アクタスflowers ▶ ヘレニューム、ルドベキア ヘンリーヘアイラーズ、ファレノプシス、セルリアscene 04_Entrance帰ったら、まずカラフルな花に癒されよう玄関には色とりどりの花を。家に帰ってきた瞬間、幸せな気持ちになれるはず。素材も形も異なる、さまざまな花器をファッション感覚でコーディネート。それぞれの花を交差させることで空間に一体感が生まれる。(左から)陶器のベース¥7,000/バザー・エ・ガルド・モンジェ、丸いベース¥1,200/アクタス、ガラスベース¥5,400/ラ・スフルリー(HPデコ)flowers ▶ エビデンドラム、ダリア、ベッセラエレガンスscene 05_Wall花の置き場に困ったら、壁掛けにチャレンジ花は置きたいけど、飾る場所がない……。そんなときは壁面を活用するのもひとつの手。「真っ白な壁に唐突に飾るというよりも、時計や絵、家具など、なにかと絡めて配置すると上手くハマります」。写真のような中の見えない花器は、水をこまめに確認してあげるのも大切。角型ウォールベース各¥5,000/ともにハクサンショップflowers ▶ クリスマスローズ、セダムscene 06_Bedroomベッドルームには癒しをくれる好きな花をベッドサイドは1種類の花でこじんまりと。リラックスする場所だから、香りの強すぎないものがおすすめ。寝る前に好きな花を眺めれば、気分よく眠りにつけるはず。写真のように落ちた花びらは押し花にしてみて。(左)ドレスのベース[アイラ]¥7,500、(右)セーターのベース¥6,500/ともにリサ・ラーソン(トンカチ)flowers ▶ バラ コーラルハート、バラ スパークリンググラフィティscene 07_Livingアートな花器には反対色の花をシンプルに子どもも喜ぶオブジェのような花器は、一輪挿しや二種挿しなどでシンプルにまとめるのがおすすめ。「厚みのない花器のニュアンスに合わせて、花も平面に生けてみました。花の色と花器の色は反対色で組み合わせても意外と相性がいいですよ」(左)ランプ&コードのベース¥30,000、(右)花柄ベース¥7,000/ともにマリアンヌ・ハルバーグ(トンカチ)flowers▶ アリウム、アンスリューム サファリカラーピカソscene 08_By the window窓際には乾燥に強い花がおすすめ風通しのいい窓際は、花が喜ぶ場所のひとつ。直射日光が当たらないように、日中はレースカーテンやブラインドで遮光をしたり、秋や冬など乾燥のしやすい季節には霧吹きをして保湿してあげることも大事。試験管ベース¥2,500/edenworks bedroomflowers ▶ ヘレニューム、アンスリューム プレビア、セルリア ブラッシングブライドピンク、アカシア フロリバンダ、かすみ草、サラセニアscene 09_Washroomガラス素材の花器でクリーンな洗面所に清潔感のあるガラスの花器に、すらりと伸びるガーベラが印象的。「生花は飾って何日か経ったら、茎を切って水分を補給させてあげます(水切り)。日に日に短くなってしまうので、最初に生けるときは切る丈を最小限にとどめるのがおすすめ」。洗面所に生ける花はドライになりにくいものを。花を置くことで汚れやすい水回りもきれいに保てるはず。ガラスボトル各¥1,400/ともにアクタスflowers ▶ ガーベラscene 10_Kitchenキッチンはバサッとラフに、飾らない美しさをキッチンはフレッシュさを大切に、バサッとラフに飾るのが◎。生ける花は香りが控えめなものがベター。春や夏であれば、料理にも使えるハーブ類がおすすめ。(左)カラーベース¥4,600/ラ・スフルリー(HPデコ)、(右)ガラスベース¥6,900/ヘイ(ヘイトウキョウ)flowers ▶ スプレーバラ ピンク、クレマチス ヘンダーソニー、アンスリューム ピスタシェ、オンシジウム サマースノー(SHOP LIST)アクタス03-5269-3207HPデコ03-3406-0313edenworks bedroombedroom@edenworks.jpトンカチ03-5728-5147バザー・エ・ガルド・モンジェ03-5774-5426ハクサンショップ03-5774-8850フィスカースジャパン(イッタラ)ヘイトウキョウ03-6427-9173HugMug最新号はこちらでチェック▼ HugMug最新号はこちらから購入できます。篠崎恵美さん(edenworks)フラワークリエイター独自の感性で花の可能性を見つけ、植物とさまざまなアイテムを使って店内装飾、ウィンドウディスプレイ、雑誌、広告、CM、MV、商品パッケージなど、花にまつわる創作を手がける。flower arrangement/Megumi Shinozaki(edenworks)photography/Masanori Kaneshitastyling/Megumi Nishimoritext/Runa Kitai
2020年11月22日