コレステロール・中性脂肪の基礎知識もコレステロール値の改善に役立つ手軽なレシピなどを紹介する『コレステロールを下げる簡単おかず』が成美堂出版から発売された。定価は1,540円(税込)である。同書は医学博士で前慶應義塾大学大学院教授、前東京女子医科大学教授、栗原クリニック東京・日本橋院長、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定医の栗原毅氏が監修を担当。献立レシピ21食(156レシピ)、コレステロール、中性脂肪の基礎知識などが掲載されている。中性脂肪も減らして動脈硬化予防以前は高脂血症と呼ばれていた脂質異常症。食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などにより、体内に余ったコレステロールや中性脂肪が血液中に増え、基準値から外れた状態が脂質異常症である。脂質異常症を放置すれば、動脈硬化が起こり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを上昇させてしまう。新刊では、コレステロールとはどういうものなのか、HDLコレステロールとLDLコレステロールの役割、中性脂肪について、コレステロールを下げる食べ方などについて解説する。朝食の献立では「さばの塩焼き」など、昼食の献立では「ひよこ豆のドライカレー」など、夕食の献立では「鶏肉の青菜ロール」などのレシピを掲載。また、主菜や副菜の簡単おかず、かさ増しごはん、具だくさんのスープとみそ汁のレシピなどが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※コレステロールを下げる簡単おかず ‐ 成美堂出版
2023年12月21日健康診断や人間ドックの結果を見ると、意外に高いコレステロールの値。「特に暴飲暴食をしているわけでも、体重が急激に増えたわけでもないのになぜ?」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、このコレステロールの値、女性は50代になると急激に上昇するというデータがあります。産婦人科医の駒形依子先生に50代女性の体とコレステロールの関係について聞きました。★関連記事:え? コレステロールは美と健康に不可欠!? 多いだけでなく「少なくても問題」という真実【医師監修】50歳代に総コレステロール値は急上昇(厚生労働省 2000年 第5次循環器疾患基礎調査の概要より)上の表は厚生労働省が2000年に実施した「第5次循環器疾患基礎調査」の中の「性・年齢階級別 総コレステロール値の分布(割合)」です。グラフの黄色い部分に注目してください。これは、脂質異常症の基準である総コレステロール値220mg/dl以上の人の割合です。40代が22.6%であるのに対し、50代になると44.4%と、約2倍も脂質異常症の基準値を超えている女性が増えていることがわかります。これはなぜなのでしょうか。コレステロール値の上昇は閉経後の体と深く関係50歳代に総コレステロール値が上昇する割合が増えるのは、閉経と深く関係があると駒形先生は言います。「コレステロールは体に必要なホルモンの原料でもありますが、閉経後はエストロゲンを生成する量が激減するため、何もしないとコレステロールが過剰になってしまいます。閉経前の更年期前期から、コレステロール値は少しずつ増える人が多くなります。それまでの数値より上がっていることがわかったら、脂質異常症の予備軍の可能性があります」(駒形先生)。脂質異常症を放置すると…「総コレステロールが高いということは、細胞に運ばれず血液中に残ってしまったコレステロールが多いということになります。取り残されたコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまうこともあります。動脈硬化が進行してしまえばさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。コレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が表れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、自主的に生活習慣に気を付けることが大切なのです」(駒形先生)。食生活で特に注意したいことは?現在は脂質異常症の基準値を超えていなくても、閉経に向かうにあたり、これまでと同じ生活をしているとリスクが高まってしまいます。「まず気を付けて欲しいのが食生活です。よく、体のことを考えて揚げ物は控えているという方を見るのですが、揚げ物を毎日食べる人はほとんどいないと思います。むしろ大切なのは、毎日何げなく口にしているものに脂肪が含まれているのを知ることです。特に多いのが、乳脂肪を多くとり過ぎているパターン。朝はトースト、昼はピザ、間食にクッキー、ドリンクはカフェオレ……といった場合、かなりの乳脂肪をとっています。パンやお菓子を手作りする方はわかると思いますが、かなりのバターやマーガリンを使用しているからです。一切とってはいけないということではなく、毎日食べているものに乳脂肪が多く含まれていることを意識して、頻度を減らすだけでも効果があると思います」(駒形先生)。まとめ体が大きく変化する50代女性。これまでの生活習慣で問題なかったことが、問題が出てくる可能性があるということです。コレステロールの値が気になるという方は、毎日食べている食品を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年07月03日コレステロールと聞くと、メタボ、肥満、動脈硬化といったネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。アンチエイジング専門医の黒田愛美先生によれば、コレステロールは美と健康に欠かせない成分であり、少ないことで問題も起きると言います。具体的にどういうことなのか聞いてみました。教えてくれたのは…監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:1年後の健診で驚きの結果が!悪玉コレステロール値の改善のため、飲み続けてよかったもの【体験談】コレステロールは多くても少なくても問題コレステロール値が高いといろいろな病気の原因になるらしい……ことは多くの人が知っていると思いますが、低いことも問題だそうです。「コレステロールは女性ホルモンのエストロゲンを含むホルモン、細胞膜、コエンザイムQ10、ビタミンDなど、女性の美容に必要な成分を作る原料です。コレステロールは多いことばかりが問題視されますが、総コレステロールが不足すると虚血性心疾患、脳内出血、精神障害の誘因となることもわかっています。コレステロールは美容と健康に必要な成分であることを知った上で、必要以上に増えた分を減らす意識を持つことが大切です」(黒田先生)。コレステロールは「使えていない」ことが問題コレステロール値が増えると、食生活の乱れや運動不足ばかりが指摘されますが、「体の変化」の影響が大きいと言います。「コレステロールは、体に必要な成分を合成するときに使い切れば増えることはありません。コレステロール値が高いということは、原料として使われていなくて余っているということです。余った分は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます。コレステロールを使えていない原因にはさまざまなものがありますが、更年期女性の場合は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少なくなることも一因です。健康診断や検査でコレステロール値が上がっていたら、体がコレステロールを使えていない可能性があることに気付いてほしいですね」(黒田先生)。「筋トレ+有酸素運動」で中性脂肪を消費それでは、コレステロールを余らせないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。「コレステロールを消費するには、中性脂肪を減らすことが大切です。そのためには、大きな筋肉を鍛えて、代謝を上げる必要があります。大きな筋肉とは、大腿四頭筋や大殿筋といった太ももやおしり周りの筋肉です。いろいろな運動で鍛えられますが、わかりやすいのはスクワットでしょう。さらに、それに有酸素運動をプラスすることで脂肪燃焼効果を高めることができます。スクワットを10回×3セット以上をした後、有酸素運動を30分以上おこなえるとベストです。普段運動をしていない人はできる範囲で始めて、少しずつペースを上げると良いでしょう」(黒田先生)。まとめエストロゲン分泌が減る更年期こそ、筋トレが必要であるということです。黒田先生によれば、運動は毎日おこなわなくても良く、週に2~3回でも効果があるということ。スクワット+ウォーキングは一例です。自分が楽しめる運動を組み合わせてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/村澤綾香著者/監修/黒田 愛美 先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長(東京都中央区銀座4丁⽬2-17銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2023年06月22日暴飲暴食をしているわけでもないのに、40代後半になると体重が増えた、コレステロールの値が増えたといった悩みが聞かれます。今回は、その中のLDLコレステロールに注目。LDLコレステロールと更年期との関係と、LDLコレステロール値をできるだけ上げないためにできることを産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。★関連記事:コレステロールが高くなってきたら! 脂肪分を抑えるだけでは不十分。食事に取り入れるべき3つの栄養素更年期とコレステロール上昇は関係がある?コレステロールは女性ホルモンの材料コレステロールと聞くと、「肥満」「メタボリックシンドローム」と関連しているような、あまり良くないイメージがありますが……。「コレステロールは、人間の体に存在する脂質の一つです。 有害物質のように見られていますが、コレステロール自体は細胞膜・各種のホルモン・胆汁酸を作る材料となり、体に必要な物質です。女性ホルモンであるエストロゲンを産生するときにもコレステロールは必要です」(駒形先生)。女性ホルモンが減るとコレステロールが余る更年期になると女性ホルモンの分泌が減ることは知られています。女性ホルモンの分泌が減るならコレステロールも減るような気がするのですが?「女性ホルモンが減るということは、あまり作られないということです。作られないのに材料のコレステロールが過剰にあれば余ってしまいます。余った分は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます」(駒形先生)LDLコレステロールが増えるとなぜダメ?コレステロール自体は体に必要な成分ですが、過剰になると害になるということです。どんな病気の原因になるのでしょうか。「余ったLDLコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまいます。いわゆる血液ドロドロ状態です。動脈硬化が進行すればさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。動脈硬化を引き起こすということは、心臓や脳血管の病気になるリスクも格段に上がってしまうということです。LDLコレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が現れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、生活習慣に気を付けたりすることが大切なのです」(駒形先生)。更年期世代が気を付けたい生活習慣とは?具体的には、どのように生活習慣を変えていくと良いのでしょうか。脂肪分を減らすために間食を見直して!やはり重要なのが食習慣です。脂肪を控えた食事にすることが大切ですが、脂肪を減らすというと揚げ物や油っぽい食べ物を控えると考える人が多いのではないでしょうか。でも、そもそも揚げ物を毎日食べる40代、50代は少ないですよね。それよりも気を付けて欲しいのが……油っぽく見えなくても実は意外に脂肪が含まれている食品です。それは乳脂肪分を含む食品です。まず、牛乳です。牛乳には動物性脂肪が豊富に含まれています。そして、バターやマーガリンを使った加工食品です。クッキーやケーキ、パンなど、何げなく口にしている人は多いのではないでしょうか。手作りをする人ならおわかりと思いますが、前述のお菓子類には大量のバターやマーガリン、砂糖が含まれています。そのため、LDLコレステロールが気になる人は洋食よりも和食を、と言われるのです。同じおやつでも、カフェオレとケーキよりも、緑茶と和菓子のほうが良いと言われるのは、脂肪分が少ないからです。LDLコレステロールの値が気になるなら、間食を見直すことも大切です」(駒形先生)。まとめ一見、ギトギトしていないクッキーやビスケット、パンといった洋菓子は何げなく食べてしまう人も多いでしょう。そして、健康に良いと思って飲んでいる牛乳も、飲み過ぎると脂肪のとり過ぎになるリスクが。私も毎日カフェオレを何杯も飲むのですが、牛乳を低脂肪乳に変えてみました!※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生2007年東京女子医科大学卒業後、米沢市立病院、東京女子医科大学病院産婦人科、同院東洋医学研究所を経て、2018年1月こまがた医院開業。2021年9月より介護付有料老人ホームの嘱託医兼代表取締役専務に就任し現在に至る。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『子宮筋腫は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力(KADOKAWA)』『自律神経を逆手にとって子宮を元気にする本(PHP研究所)』がある。
2023年06月12日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。健康診断でLDL(悪玉)コレステロールの数値が基準値の70〜140mg/dlを上回る200mg/dlを超えていたことが判明したるるさん。夫のMさんも健康診断でLDL(悪玉)コレステロールが要精密検査という結果だったので、再度検査をしてみることに。検査の前日、Mさんは飲み会に参加していたそうで……。★前の話不摂生なのに異常なし!?Mさんは健康診断で要精密検査になったのは、LDL(悪玉)コレステロール値が基準値よりも高くLDL(悪玉)コレステロールがHDL(善玉)コレステロールの3倍もあったからでした。病院が苦手なMさんを病院に連れて行くのは大変でしたが、いざ、血液検査をしたところまさかの「問題なし」。これまでもLDL(悪玉)コレステロール値が高かったというMさん。検査の前日も飲み会に参加していたそうで、るるさんはMさんの検査結果を不思議に思っていました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。MのLDL(悪玉)コレステロールの数値はたまたま去年が高かったわけではなく、ここ3年くらいは少し高めの状態が続いていました。HDL(善玉)コレステロール値はLDL(悪玉)コレステロール値の半分は必要ですが、L/H比というHDL(善玉)コレステロール値とLDL(悪玉)コレステロール値の比率を表す数値は3を超えることも……。Mが血液検査を受けた12月は出張や接待、忘年会が重なり、アルコールの摂取量が増える時期でした。前日も遅くまで飲み会があり、私の通院に付き添ってもらったとき、急遽検査を受けたため、良い結果はそもそも期待していませんでした。それが、健康診断結果よりLDL(悪玉)コレステロール値は下がり、HDL(善玉)コレステロール値はアップ! さらに3を超えていたL/H比は正常値に近い2.1に。Mは「ワインを飲んでいたからかな?」と言いますが……たしかにワインにはポリフェノールが含まれているので、ビールよりはいいのかも? と納得できるようなできないような……。ただ、アルコールを飲んだ後は水分補給をするように心がけていました。ちょうどそのころにDHAやEPA、セサミンが配合されたサプリメントを毎晩服用していたので、その効果もあったかもしれません。結局、数値が下がった理由はわからずじまいでしたが、この改善結果をキープできるように、今後も数値を意識していこうと思います。ーーーーーーーーーーーーーー血液検査の前日は本来ならば飲食禁止のはず。それなのに検査の結果がよかったということは、Mさんが日ごろから通勤時に往復40分歩いたりして、意識的に有酸素運動を取り入れていたのがよかったのかもしれませんね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年06月07日若いころは気にならなかったコレステロールも、健康診断を受けるたび上がってくると心配になってしまうもの。動脈硬化の原因ともなるコレステロール値が上がってきたら、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。栄養外来で食事指導をするアンチエイジング専門医・黒田愛美先生に聞きました。教えてくれたのは…監修/黒田愛美先生(Zetith Beauty Clinic副院長)美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。★関連記事:1年後の健診で驚きの結果が!悪玉コレステロール値の改善のため、飲み続けてよかったもの【体験談】脂肪分の多い食品を控えるだけでは不十分!コレステロールを下げるというと、揚げ物など脂っこい食品を控えるという対策がまずは思い浮かびます。しかし、黒田先生はそれだけでは不十分だと言います。「コレステロールの多くは肝臓で合成されるもので、暴飲暴食をしていない限り、食品から分解して合成される量はそれほど多くありません。コレステロールは細胞膜やホルモンなどを合成するための原料であり、体には欠かせない成分です。本来なら原料として使われた後、胆汁酸となって排出されれば体内にたまることはありません。しかし、40代以降になると女性ホルモンの分泌が少なくなることも関係して、コレステロールが使われずに悪玉コレステロールとなります。それが問題なのです」(黒田先生)。腸内環境を整えることが大事栄養外来に訪れる人の中には悪玉コレステロール値が高い患者も。そのような人に対してはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。「悪玉コレステロール値が高い患者さんに対しては、一般検査に加えて、腸内環境の検査(遅延型アレルギー検査)をおすすめしています。悪玉コレステロール値が高いということは、本来排出されるべき胆汁の在庫を腸に抱え込んでいるということとイコールです。ですから、まずは腸内環境を整えて、腸の胆汁を一掃するようにアドバイスしています。コレステロール値が高いという悩みに限らず、体調不良の多くは腸内環境が関係しています。まずは検査で、自分の腸内環境の状態を知ってほしいと思います」(黒田先生)。3つの栄養素を意識しようそれでは、腸内環境を改善するためにはどのような栄養をとると良いのでしょうか。食物繊維EPAMCT「きのこや海藻などに含まれる食物繊維は、汚れた腸内をお掃除してきれいにしてくれます。青魚などに含まれるEPAは悪玉コレステロールを低下させ、MCTオイルに含まれるMCTには、たまった胆汁の排出を促す働きがあります。この3つの栄養素を意識してとり、腸内環境を整えることが大切です」(黒田先生)。これにプラス、一般的にいわれる甘い物や脂っこい物、お酒などはできるだけ控えるよう心掛けると良いということです。まとめコレステロール値が増えている人は、食物繊維とEPA、MCTの3つの栄養素を意識にとってみてはいかがでしょうか。普段の食事からとるのは難しいという方は、信頼できるメーカーのサプリメントを利用しても良いということです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。イラスト/きびのあやとら著者/監修/黒田 愛美 先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長(東京都中央区銀座4丁⽬2-17銀座111レジャービル13階)。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2023年06月06日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値の数値が基準値の70〜140mg/dlを上回る200mg/dlを超えていたことが判明したるるさん。改善すべく服薬での治療を始めました。。服薬での治療を続けているうちに数値は基準値内に下がっていました。そんなるるさんの夫のMさんは健康診断でLDL(悪玉)コレステロールが要精密検査の判定だったようで……。★前の話LDL(悪玉)コレステロールの治療を続け、数値が改善してきたるるさん。元々、薬に対しての抵抗感があったるるさんは、数値が改善してきたら服薬をなるべく早くやめたいと思っていました。すると治療開始から9カ月が経過したころ、先生から減薬の提案が。これまでの頑張りが認められたと喜ぶるるさんでしたが、一方でMさんは……。M:男性/F:女性こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。コレステロールの服薬治療を続けて9カ月、最近、数値の改善を認められ、薬の量を減らしてもらうことになりました。そこで気になってきたのは、Mの健康診断結果。実はMもLDL(悪玉)コレステロールが「要精密検査」判定でした。私は受診を勧めましたが、病院が苦手なMは「俺は食生活で改善する」と乗り気ではありません。私のかかりつけ医にMの健康診断の結果を見せ相談したところ、「LDL(悪玉)コレステロールの数値がHDL(善玉)コレステロールの3倍あるね……」と気になる発言。LDL(悪玉)コレステロール値が高いと、血栓ができやすくなり心筋梗塞や脳梗塞などのリスクが高まるのだそう。そしてHDL(善玉)コレステロール値はLDL(悪玉)コレステロール値の半分は必要なのだとか。基準値内に収まっているかどうかだけではなく、L/H比という比率も見ることが重要でした。Mの場合、LDL(悪玉)コレステロールに比べて、HDL(善玉)コレステロールが足りない状態でした。「HDL(善玉)コレステロール値を上げるために食べたほうがいいものはありますか?」と先生に伺うと、食事というより運動が大切だそうです。特にウォーキングやジョギングなどの有酸素運動が効果的とのこと。早速、帰宅した夫に伝えると、「……運動不足ってこと?」と不服そうな顔。なぜなら、夫は通勤時に往復40分は歩いています。さらに家ではロデオボーイとフラフープで有酸素運動をしています。それでは足りないのか、と悩ましく感じました。--------------LDL(悪玉)コレステロールや中性脂肪などは数値が悪くても自覚症状がほとんどないので、なかなか受診しない人は多いようです。しかし受診して定期的に血液検査をすることで数値の悪化を防ぐことができますし、医師による食事や運動の指導も受けられますから、やっぱり病院には行ってほしいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年05月24日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値の数値が基準値の70〜140mg/dlを上回る200mg/dlを超えていたことが判明したるるさん。改善すべく服薬での治療を始めました。★前の話LDL(悪玉)コレステロールの治療を続け、9カ月もの月日が経過。近ごろはLDL(悪玉)コレステロールの数値も改善してきていました。元々、薬に対して抵抗感があったるるさんは、数値が改善してきたら服薬をやめたいと思っていました。しかし、かかりつけ医からは「数値が下がり過ぎるようだったら、恐る恐るやめてみるケースもありますが、元の数値が200超えだから、まだしばらく続けたほうが良い」とのこと。ひとまずはこのまま様子を見ることに。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。最新の血液検査の結果を聞きに、かかりつけの内科へ。すると先生から「とっても良い数値ですね!」とお褒めの言葉が! 血液検査前の食事をできるだけヘルシーなものにするようこだわったおかげかもしれません。ちなみに、L/H比はコレステロールのバランスを示し、LDL(悪玉)コレステロールの値をHDLコレステロールの値で割った比率です。最初に病院を受診した2月は231mg/dlもあったLDL(悪玉)コレステロール値がなんと90まで下がっていました!HDL(善玉)コレステロール値が上昇したため、L/H比は1番低い数値に。これはうれしい結果です!これを受けて、先生は少し考えた後「薬の量を減らしてみます?」とひと言。治療開始から8カ月間、ピタバスタチンという薬を1日1錠服薬しましたが、この薬を2mgのものから1mgに減らすという提案でした。もちろん私は願ったり叶ったりです! この調子で数値がもっと良くなれば、服薬を完全にやめることも可能かもしれません。しかし、家で検査結果をよく見てみると、中性脂肪の数値が上がっていることに気付きました。一応基準値内でしたが……、これにはがっかりです。--------------LDL(悪玉)コレステロールは一度服薬治療を始めると、一生続けなければいけないと思いがちです。でもるるさんのように服薬治療と共に、自分で食事や運動などの生活習慣を見直すことでコレステロールの数値に改善が見られれば、薬を減らすことも可能なんですね。先生とじょうずに連携を取って数値の改善に努め、いずれはやめる方向に進めるといいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年05月23日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。健康診断を受けたるるさんはLDL(悪玉)コレステロール値の数値が高いことが判明。200を超えていたLDL(悪玉)コレステロール値を改善すべく服薬での治療を続けていました。るるさんは薬に対して抵抗感があるということで、服薬をやめたかったのですが……。★前の話胸の下の腫れのようなしこりについて、内科としても問題はないというふうに言ってもらえたるるさん。腑に落ちない部分はありますが、ひとまずはこのまま様子を見ることに。それ以外にもLDL(悪玉)コレステロールの治療を続け、経過を見るために血液検査を受けることになっていましたが、前回の受診時はぜんそくになってしまい血液検査ができず……治療スタートから9カ月もの月日が経過してしまいました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値がかなり高いことが判明し、改善するために内科で治療を受けていました。前回の血液検査でLDL(悪玉)コレステロール値が大幅に下がったものの、いきなり薬をやめて数値が上がったら意味がないと、薬は飲み続けることになりました。薬を飲み始めてから7カ月経過したころ、そろそろ薬をやめたいと先生に相談したかったのですが、ぜんそくの症状が出て相談できず……そこからさらに2カ月が経過。治療を開始して9カ月目になり、やっと「コレステロールの薬をやめたい」と伝えることができました。薬をやめたかった理由は、元々薬自体に抵抗があったからでした。夫が痛風になったとき、半年ほど薬を続け、数値が下がると下がったすんなり服薬の中止を指示されました。それで、私も飲み始めて半年以上たつので、そろそろやめてもいいのでは?と思いました。しかし先生からは「薬を使う内に数値が下がり過ぎるようだったら、恐る恐る止めてみるケースもありますが、るるさんの場合は元の数値が200超えですから……まだしばらく続けたほうがいいです」と継続の指導がありました。通院費などを考え、服薬をやめたかったのですが……そう簡単にはいかないですね。今回は薬の成果を見るために血液検査をしてもらい、薬はしばらく飲み続けることになりました。--------------LDL(悪玉)コレステロール値の異常は、改善したと思っても薬をやめれば元に戻ってしまうことがあるのだとか。薬の効果が出てきて数値が下がり過ぎるようならやめる場合もあるそうですが、基本的にはずっと継続していくことで将来的なさまざまな病変から守ってくれるのではないでしょうか。体のため、将来のために今は頑張って服薬を続けて欲しいですね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年04月27日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。胸の下にしこりができ、健康診断を受けたるるさんはLDL(悪玉)コレステロール値の数値が高いことが判明。約2カ月間、服薬での治療をおこなった結果、LDL(悪玉)コレステロール値を正常値範囲内まで下げることに成功しました。その後も服薬を続けていましたが……。★前の話50日間の服薬の結果、200を超えていたLDL(悪玉)コレステロール値を正常範囲内に下げることができたるるさん。今後は月に1回通院し、引き続き薬を服用することになりました。治療を続け、経過を見るために血液検査を受けることになっていました。医師から次回血液検査をすると言われ、るるさんはそのつもりで病院へと足を運びました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。前回の血液検査でLDL(悪玉)コレステロール値が大幅に下がっていたものの、いきなり薬をやめて数値が上がってしまったら意味がないということで、薬は飲み続けることになりました。薬を飲み始めてから初めて血液検査を受けたのは5月。6月の受診時に「次回、血液検査しますね」ということだったので、2カ月に1回検査をするのかな? と思っていました。しかし、7月に受診したときにまた「次回、血液検査しますね〜」と言われてしまい……今回すると聞いていたことを伝えました。以前にも同じようなことがあり、もしかしたら血液検査は特に必要ないのかもしれませんが、薬の効果を確認しておきたい私にとって検査してもらうことは大切なことでした。検査の結果、基準値内ではあるものの前回よりもLDL(悪玉)コレステロールの数値は上がってしまっていました。ただ、以前はコレステロールを下げる食事を心がけていたのですが、この時期はあまり意識せずにいました。食生活でLDL(悪玉)コレステロール値が下げられるってこと!? と希望が湧いてきました。--------------医師に毎回「次回、血液検査をしましょう」と言われ、なんだか先送りにされている気持ちになってしまったるるさん。そこでるるさんは、「前回のときに次回やると言われた」とはっきり伝えました。医師に次回と言われればそうなのかと思って、なかなか言いだせない人もいますよね。そんな中はっきりと自分の意見を主張したるるさんはすごいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年03月27日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。胸の下にしこりができ、健康診断を受けたるるさんはLDL(悪玉)コレステロール値の数値が高いことが判明。服薬での治療をおこなうことになり、血液検査を受けました。待ちに待った検査結果が出る日、るるさんが病院に足を運ぶと……。★前の話20日間の服薬を終え、病院に行ったるるさんでしたが、服薬の終わりから受診まで2日間空いてしまったことを理由に血液検査を受けられませんでした。特に目立った副作用もないということだったので、次は30日間の服薬をおこなうことに。計50日の服薬を終え、やっと血液検査を受けられるようになったるるさん。早く結果を知りたかったるるさんは検査結果が出る日に病院へ行きました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。私は引き続きコレステロールを下げる食生活を意識し、処方された薬の服用を続けました。前回血液検査をしてもらえず、今の自分がどんな状態なのか知ることができないまま薬を飲み続けなければならなかったので、今回はちゃんと薬がなくなる前に病院へ行きました。そして血液検査をしてもらった結果……200を超えていたLDL(悪玉)コレステロール値は92mg/dlまで下がっていました!!LH比というLDL(悪玉)コレステロール値とHDL(善玉)コレステロール値の比率も4.5から、1.5に低下していました。薬の効果がしっかりと出ていてひとまず安心。私はピタバスタチンという錠剤を服用していましたが、小さいのにすごい効果があるのだと実感させられました。ただ、ここで終わりではなく、薬はしばらく飲み続けてみることになりました。--------------血液検査の結果、LDL(悪玉)コレステロール値は正常値内に収まっており、るるさんは薬の効果を実感することができました。これで服薬をやめられると思ったものの、急にやめると数値が上がるかもしれないということで、しばらくは服薬を続けることになりました。薬を毎日飲み続けることは、飲み忘れがあったりして簡単なように思えますがなかなかできませんよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。★関連記事:父は運転していないはずなのに! 事故が起こってしまった原因とは #踏み間違い事故のリアル 5★関連記事:「ジジッ! ジジッ!」マシンor手動!? 乳輪のタトゥーってどんなもの? #乳がん絵日記 47★関連記事:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年03月27日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。胸の下にしこりができ、健康診断を受けたるるさんはLDL(悪玉)コレステロール値の数値が高いことが判明しました。内科での血液検査の結果、服薬での治療をおこなうことになりましたが医師の言葉にるるさんは不安を抱えていて……。★前の話LDL(悪玉)コレステロール値が200mg/dlを超えており、20日分の薬を処方されたるるさん。医師からは「この薬じゃパワー不足かもしれませんが」と言われ、るるさんの中には不安に思う気持ちが芽生えてしまいました。もし効果がなかったら……と思いながらも服薬を続けました。副作用もなく20日が経過し、るるさんは病院へと足を運びました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。内科でLDL(悪玉)コレステロール値を下げる薬を処方してもらうことになりました。そのとき「この薬じゃパワー不足かもしれませんが」と、この薬だと思うようにLDL(悪玉)コレステロール値が下がらないかもしれないという発言があり……。元々薬に対して抵抗があった私は、少し不安になってしまいました。そこで、さらに強力な薬を処方されないためにもコレステロールを下げる食生活を意識することに!お酢やコーヒー、きのこに大豆食品など、とにかくコレステロールを下げると言われている食材をたくさん摂取しました。処方された20日分の薬を飲みきり、再度病院へ。薬の効果が出ているのか血液検査をしてもらえると思っていましたが、薬を飲み切ってから2日たっていたため血液検査は先延ばしになってしまいました。どうやら薬の血中成分は3日で薄まってしまうそうで、私が病院を受診した時は薬の効果が薄まっている状態でした。途中経過だけでも知りたかったのですが……仕方ないと諦めるしかありませんでした。--------------薬を飲み、コレステロールを下げる食生活を意識して、LDL(悪玉)コレステロール値の改善を目指したるるさん。約1カ月ぶりに病院に行き、検査をしてもらえるのかと思ったのですが次回の来院時に検査をすることになりました。今どうなっているかを知りたかったるるさんにとって、検査をしてもらえないことはショックな出来事でした。薬によって自分の体が良くなっているのか悪くなっているのか、こまめに調べてもらいたいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。【新田先生からのアドバイス】コレステロールを下げる食材として、お酢やトマト、豆乳があります。他にもココアや緑茶を飲んだり、ベリースムージーなどポリフェノールが多く含まれた食べ物や飲み物がおすすめです。★関連記事:保険適用すると2年間は仮歯生活に。迫られる選択! 私の決断は #アラフィフ主婦ちゃんねる 72★関連記事:「うそやん…」父の免許証を持って行くと、衝撃的な光景が! #踏み間違い事故のリアル 4★関連記事:「そこまで俺もたないよ」夫の体にじんましんが! その理由は… #夫とともに四半世紀 1著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年03月26日かわいい夫と2人暮らしのるるさんの日常を描いたマンガを紹介します。胸の下にしこりができ、健康診断を受けたるるさん。健康診断ではコレステロール値が高く、異常所見が認められるという結果が。その結果を内科で相談してみたところ、医師からとあることを言われて……。★前の話昔、るるさんのお母さんは健康診断で胸に腫瘍ができていることが判明したことがあり、るるさんは長年受けていなかった健康診断を受けてみることにしました。問診時、胸の下にあるしこりについて聞いてみたものの整形外科の受診を勧められただけでした。健康診断の結果、胸のしこりに関する所見はなく、代わりにLDL(悪玉)コレステロール値が高いことが判明! 内科を受診し、健康診断の結果と胸の下のしこりについて聞いてみることにしました。こんにちは! 老眼がつらくなってきたアラフィフ主婦のるるです。私は胸の下のしこりが気になり健康診断を受けましたが、異常があるとされたのはまったく別の場所でした。LDL(悪玉)コレステロール値がなんと200を超えており、医療機関の受診が必要なD判定が出てしまいました……。日本人間ドック学会によると、LDL(悪玉)コレステロール値の基準値は119mg/dlとのこと。私は231mg/dlもあり、ほぼ倍近い数値が出てしまっていました。総コレステロール値は300mg/dlを超えており、さすがにまずい! と思いました。ただ、私は食生活には気をつかっていたのでそこまでコレステロール値が高くなった原因に心当たりがありませんでした。内科で相談したところ、体内でLDL(悪玉)コレステロール値をたくさん作ってしまう体質ではないかということでした。なんて嫌な体質なんだ……と少し気が重くなりました。--------------普段から健康に気づかっているというるるさん。健康診断の結果はA判定も多い中、LDL(悪玉)コレステロール値でD判定という結果が出てしまいました。医師いわく、るるさんは体内でLDL(悪玉)コレステロール値を作ってしまいやすい体質なのだとか。健康を意識した生活をしているのに体質でD判定が出てしまうなんて、少しやるせない気持ちになってしまいますよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業循環器内科医、不整脈専門医、心血管インターベンション治療学会専門医としてアブレーション、PCI、両室ペーシング療法や植込型除細動器の手術をおこなっている。その他、総合内科専門医/指導医、救急科専門医、透析専門医、ICLSなどの資格を有し多岐に渡り活躍している。著者/るる東北在住のアラフィフ主婦。福島弁を使った「うさ福」などLINEスタンプを作っています。現在は空き家になってしまった実家の管理に奮闘中。Instagram:@lulu_illustdiary
2023年02月20日コレステロールを軸に医薬品などの研究・開発を行うレイデルリサーチ研究所は、「中年期女性を対象とした、運動習慣による『善玉コレステロール』の量的・質的変化」の論文(2023年1月6日)を発表しました。中年期女性において、習慣的な運動がHDLの量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高める有意データを明らかにし、HDLの量と質が改善する可能性を世界で初めて報告しました。健康寿命に深く影響すると言われる「コレステロール」は、「悪玉コレステロール(以下、LDL)」が注目される傾向にありますが、重要なのは「善玉コレステロール(以下、HDL)の質」と「LDLとHDLの比率」であるという研究結果が発表されています。この度、本研究所は、体の健康に大切な善玉コレステロールと運動不足の関係を検証。代謝の低下・運動量減少・更年期障害などで高血圧による健康リスクが急増する中年期女性(50歳前後)を、運動強度・頻度・時間により3グループに分けて比較し、善玉コレステロールの差を分析しました。レイデルは今後も、30年以上にわたる研究・開発・技術を生かし、より多くの人の健康と質の高い生活に貢献していきます。<レイデルリサーチ研究所と発表論文>◆【研究結果概要】運動が「善玉コレステロール」の量・質を改善する有意データ、世界初の研究発表本研究は、コレステロールを軸に医薬品などの研究・開発を行うレイデルリサーチ研究所(RAYDEL Research Institute)が、日常的な運動と善玉コレステロールの関係を分析したものです。高血圧による健康リスクが急増する中年期女性(50歳前後)において、定期的・習慣的な運動によりHDLの質が改善される有意データを示した世界で初めての報告となり、データの活用が今後も期待されます。<論文名>「中年期女性を対象とした、運動習慣による『善玉コレステロール』の量的・質的変化」(2023年1月6日発表)<論文URL> <研究対象>・対象者:中年期女性(50歳前後)、57人<研究内容>・運動強度・頻度・時間によって3グループに分類し、HDLを構成したり影響したりする複数の成分について量、質、サイズを比較分析<研究結果>・習慣的な運動が、HDL量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高めるという有意データが得られた◆背景(1) 高血圧の鍵を握るのは「悪玉コレステロール」だけでなく「善玉コレステロール」とその比率世界的にも大きな健康へのリスクと言われ、日本で断トツに高い通院理由となっている高血圧(厚生労働省「国民生活基礎調査」による)に、深く関わるのがコレステロールであることは一般的に認知されています。出典: 一方で、多くの人は「コレステロール値が高いと健康に悪い」「悪玉コレステロールは悪者である」と認識していますが、研究結果として、高血圧の鍵を握るのはLDLだけでなく、HDL値、L/H比(LDLとHDLの比率)、HDLの質にあることが明らかになっています。コレステロールは人体を構成する必須成分であり、LDLとHDLは、コレステロールを運ぶ運搬体です。この身体にとって必要なコレステロールおよびLDLとHDLの状態やバランスが崩れて血管内膜に蓄積すると、高血圧につながることが近年の研究では解明されました。さらに、血管内膜に蓄積されたコレステロールを肝臓に戻す役割を担うHDLは、数だけでなく、質(大きさ)で働きが大きく異なることも論文などで発表されています。(2) コロナ禍で広がる運動不足問題とコレステロールの関係を解き明かす昨今、コロナ禍によりテレワークが進み、運動不足が社会的な課題となっています。オフィスに行かずに家やコワーキングスペースで仕事をする人が増え、人々の生活は大きく変わりました。その大きな変化の一つとして、生活者の運動量と内容が挙げられます。職場までの移動のような日常的な有酸素運動の機会は、社会全体として大きく減少したと言われています。中でも東京在住の女性においては、「職場への移動時間が減少したにも関わらず、家事・育児の負担が増えた(東京都「令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査報告書(令和3年11月)」による)データもあり、自主的に運動に費やす時間を確保することが難しく、結果として習慣的に運動ができない環境下にあることが想定されます。今回の研究は、このようなコロナ禍で社会課題となっている運動不足とHDLの関係を解き明かすことを目的として実施されました。(3) 高血圧の健康リスクが高まる中年期女性に焦点をあて、多方面で検証・分析運動不足とHDLの関係を解き明かすために焦点を当てたのが、中年期の女性です。中年期女性は、新陳代謝率の低下、身体活動量の低下、女性ホルモンの変化、長期間の少量飲酒習慣など複数の要因が重なり、高血圧や動脈硬化などの健康被害のリスクが高まるとされています。本研究では、血圧関連のリスクが課題視される中年期女性に焦点を当てて、研究・分析をすることとしました。【研究結果】運動が「肝・筋肉障害パラメータ」「善玉」に有意に影響 ※一部抜粋中年期女性を、運動強度・頻度・時間によって、座りがちなグループ(グループ1)、中強度のグループ(グループ2)、高強度のグループ(グループ3)に分類して、HDLを構成したり影響したりする複数の成分について、量、質、サイズを比較分析した結果、習慣的な運動が、HDL量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高めるという有意データが得られました。1. HDLの抗酸化酵素で1.3倍の差HDLの抗酸化作用に重要な役割を果たすと考えられている抗酸化酵素「パラオキソナーゼ(PON)」の抗酸化力を測定したところ、グループ3の平均値はグループ1の1.3倍の結果となりました。これにより、運動を高強度することにより、抗酸化力が1.3倍向上する結果が明らかになりました。<パラオキソナーゼ(PON)の抗酸化力>2. 抗動脈硬化性特性ありレイデルリサーチ研究所は、60万倍まで拡大可能な世界最新モデルのTEM顕微鏡を使用。顕微鏡でHDLの質を測るサイズを比較したところ、結果として、高強度運動をしているグループ3の平均値は、グループ1の約2倍となりました。<HDL2のサイズを示す透過型電子顕微鏡(TEM)像と面積分析>上原吉就(うえはら・よしなり)教授「ファクトベースで運動と健康寿命の関係を活用する、非常に可能性ある検証結果」<上原吉就氏 福岡大学スポーツ科学部/福岡大学病院 予防・抗加齢・再生医療センター 教授/医学博士>私は、以前より、健康に被害を与える酸化したコレステロールを回収して動脈硬化を抑えるHDLは、医療分野で重要となるとして研究を重ねてきました。HDLの研究が進み、人類がこの成分にアプローチできるようになれば、世界的に医療に役立てる可能性が広がります。この研究論文は、血圧リスクの高まる中年期女性と運動の関係性を、いくつもの因子で検証した画期的な内容となっています。単に「運動が重要だ」とうたうのではなく、ファクトベースで、なぜ、どのような運動が、どのくらい必要なのかを知ってもらうための貴重な資料となるでしょう。発表された論文を含め、多くの方がHDLやL/H比が健康寿命に与える影響について知り、興味を持ってもらえると嬉しいです。HDLに関する、人々の健康や生活に役立つ研究結果が、これからも世の中に出ていくことを楽しみにしています。【今後の展望】HDLの切り口から「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」本研究論文の発表は、健康寿命に関わるとされるHDLを研究・分析し、医療や健康に役立てるための活動の一環です。運動とHDLの分析を進め、一般の生活者の方々のために、商品やサービスという形で提供するきっかけとなれば幸いです。そのため、本データをレイデル研究所内にとどめるのではなく、公開することとしました。レイデルは今後も「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」ことをテーマに、30年以上にわたる研究・開発・技術を生かし、より多くの人の健康と質の高い生活に貢献していきます。【株式会社レイデルジャパン】「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」ことを掲げ、30年以上にわたって研究開発を続けてきたヘルスケアブランドです。自然由来の成分にこだわり、研究で得られた知見を生かし、高品質の製品を開発しており、生み出した商品・サービスを創業国であるオーストラリアにとどまらず、韓国、日本など国境を超えて提供しています。商号 : 株式会社レイデルジャパン代表者 : 代表取締役 李ビョング所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門2-2-1-6F設立 : 2018年4月事業内容: 食品・健康補助食品及び医薬品等の研究、企画開発、製造、卸、販売及び輸出入資本金 : 2,886万6千円URL : 【レイデルリサーチ研究所/RAYDEL Research Institute(RRI)】2021年に設立され、韓国に拠点がある研究所です。HDL-Cの上昇と酸化や糖化などのリポタンパク質修飾の阻害を介して、高脂血症、高血圧、認知症を治療するための新しい医薬品と機能性食品の研究開発を行っています。今後も人々の健康と長寿を可能にする新しい医薬品と機能性食品の開発をしていきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月03日昨年秋に受けた健康診断でコレステロール値が引っかかったアラフォーライターである私。そこでコレステロール値改善のために始めたのが、あの人気フィットネスゲームでした。「誰にも見られずに運動できるのはこんなに手軽で楽しいのか!」と気付いた体験談です。★関連記事:「40代の不調を解消したい」ズボラでもおうちで気楽にできる有酸素運動が良い感じ!【体験談】健康診断で「運動をしなさい」とお達しが2020年秋に健康診断を受けた私。特に体に異常を感じてはいなかったのですが、年齢的にもアラフォーだし、そろそろ体に気を付けないといけないと軽い気持ちで受診しました。ところが、結果の用紙には赤い太文字で「要精密検査」。各種コレステロール値が基準値を超えており、精密検査の結果、先生から「運動と食事に気を付けること」とお達しが出たのです。食事はともかく、困ったのは運動でした。私は大の運動嫌い。ジムやフィットネスに行ったこともありますが、運動が苦手な私は人の目が気になってどうしても続かないのです。そこで、目をつけたのが自宅でできるフィットネスゲーム。任天堂「リングフィットアドベンチャー」を購入しました。人気のフィットネスゲームを購入!「リングフィット アドベンチャー」では、私が運動するのに連携して画面の中のキャラクターが走り、敵と戦います。テレビ画面の前の私は、スクワットでよろけたり、腹筋運動で震えたりしているのですが、画面の私のキャラクターは効果音付きでかっこよく戦っており、非常に爽快感があるのです。しかも、運動が正しい姿勢でできていなかったら、コントローラーが検知して適切な指導が入ります。「これは楽しい!」と開始1日目からすっかり夢中になり、それ以来ほぼ毎日30分程度は「リングフィット アドベンチャー」に取り組むようになりました。運動が終わったあとは汗びっしょり、達成感でいっぱい。何よりうれしいのは、終わったあとしばらくは、頭がスッキリして心が晴れ晴れとし、仕事や家事がご機嫌ではかどるのです。やがて、家事や仕事の途中にやる気がなくなってくるころ合いを見計らって「リングフィット アドベンチャー」をするというルーティンができました。期待以上の効果と楽しさにどハマり中!現在、「リングフィット アドベンチャー」に取り組んで約1カ月。次の通院までコレステロール値の変化はわかりません。しかし、運動量が増えたせいか、慢性的に悩んでいた肩凝りや腰痛が劇的に改善しました。階段の上り下りも以前よりずっとラクです。また、食事に関しても、「頑張って運動しているのだから、その効果を生かすためにも無茶な飲食はやめよう」とセーブする心が働くようになりました。目的はコレステロール値の改善とはいえ、「せっかく運動しているのだから体重も減らないかしら」と期待しているのですが、こちらはほとんど変化がありません。ネットで調べたところ「リングフィット アドベンチャー」は筋トレのゲームなので、体力と筋力をアップさせ代謝を上げる効果はあるけれど、すぐに体重減に結び付きにくいとのこと。まだ1カ月なので、長い目でみようと思います。まとめコレステロール値の改善のため、自宅でできる運動をと始めたゲーム「リングフィット アドベンチャー」。運動に苦手意識があった私でも、キャラクターがかっこよく動くギミックと終わった後の達成感ですっかり夢中になりました。取り組んで約1カ月。コレステロール値への影響はまだわかりませんが、慢性的な体調不良が治り、心が晴れ晴れとしてとても気持ちが良いです。仕事や家事もはかどるようになりました。せっかく身に付いた運動習慣、長く続けていこうと思っています。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/駒形依子先生(こまがた医院院長)東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著者/にかねこ(42歳)童顔&早生まれで、若く見られがちだったが、40代に突入して一気に加齢が加速。今まで感じなかった不調が現れるたび、これが更年期?とおびえている。娘は9歳。ストレス解消は猫を吸うこと。
2023年01月31日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値が高いことが判明したへそさん。スタチンというコレステロールを下げる薬を飲み始めたところ……。★関連記事:「どうぞご自由に」冷たい印象の医師。しかし話をしてみると…!? #アラフィフ主婦ちゃんねる 23こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。高コレステロール血症(脂質異常症)を予防するためにスタチンを飲み始めて早1カ月。2週間前におこなった血液検査の結果を聞くために近所の内科を受診しました。気になる検査結果は、LDL(悪玉)コレステロール値が劇的に下がっていました!検査の報告書いわく、LDL(悪玉)コレステロール値の基準は70〜139らしい。もともと200を越えていたのに基準値内に収まっているなんて……薬の力の強さを感じました。肝臓の数値も問題なく、しっかりと薬が効いているとのことでした。体調の変化もなく、服薬には問題が見当たらなかったので引き続きスタチンを飲むことにしました。そして会計のときに気付いたのですが、受付の人や看護師さんが皆さん目力の強い美人さんでした(笑)。ー--------------LDL(悪玉)コレステロール値が下がっていたというへそさん。薬の効果がしっかりと出てくれるとうれしいですよね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業。循環器専門医、総合内科専門医として活躍している。他にも心血管インターベンション治療学会専門医、透析専門医、救急科専門医の資格も取得している。日本内科学会 総合内科専門医・指導医。その他、日本心血管インターベンション治療学会、日本透析医学会、日本救急医学会や日本不整脈心電図学会の専門医も勤めている。★関連記事:「私だけ? それとも…」秋の夜長に、いけないことが習慣化されて… #五十路日和 60★関連記事:「大変なことになるから」抗がん剤治療では吐き気止めがめっちゃ大切で #子宮頸がんゆる闘病記 35★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2022年10月16日眉間のシワが気になり始めたアラフィフ主婦のへそさんのマンガを紹介します。4年ぶりの健康診断でLDL(悪玉)コレステロール値が高く、内科を受診して薬を処方してもらったへそさん。他にも高コレステロール対策をおこなっていると……!?★関連記事:「私も飲んでるし」薬剤師の言葉でもやもやしていた気持ちが晴れ… #アラフィフ主婦ちゃんねる 21こんにちは。アラフィフ主婦のへそと申します。LDL(悪玉)コレステロール値の上昇が止まらないので、できる範囲でコレステロール値が高くならないように対策を始めました。キャベツを食べたり、健康茶を飲んだり運動をしたり。ネットでどんな対策法があるか調べては実践していました。ある日、キトサンにはLDL(悪玉)コレステロールを下げる働きがあるという情報を発見! 夫にそれを伝えると、夫は毎晩キトサンを飲んでいるとのこと。他にも亜鉛が活性酸素を抑えることや、服薬しているスタチンにはコエンザイムQ10が良いという情報も手に入れました。そこで夫を見ると……全部毎晩飲んでる!!夫は一体何者なんだ……と思いながら、夫が愛用しているサプリを奪って飲み始めてみました。ー--------------へそさんが欲しい成分のサプリを飲んでいたというへそさんの夫。まるで予言者のようでびっくりしてしまいますね。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。※本記事の内容は、必ずしもすべての状況にあてはまるとは限りません。必要に応じて医師や専門家に相談するなど、ご自身の責任と判断によって適切なご対応をお願いいたします。監修/新田正光先生(千葉西総合病院 副院長・循環器内科部長)1997年秋田大学医学部卒業。循環器専門医、総合内科専門医として活躍している。他にも心血管インターベンション治療学会専門医、透析専門医、救急科専門医の資格も取得している。日本内科学会 総合内科専門医・指導医。その他、日本心血管インターベンション治療学会、日本透析医学会、日本救急医学会や日本不整脈心電図学会の専門医も勤めている。★関連記事:「シャワーの水音がする…」すぐに電話を切りたがる夫に強まる浮気疑惑 #デブス女の修羅場 44★関連記事:「えっ、抜けない?」抗がん剤治療による脱毛に腹をくくったけれど… #子宮頸がんゆる闘病記 33★関連記事:「もしかして新型コロナ?」体調不良とおなかの違和感がずっと続いて… #大腸がんらしい 1著者/へそ(52歳)バツイチ再婚同士の夫と2人暮らし。最近の悩みは眉間のしわ。ブログ「おそがいチャンネル」にて日々の気付きを絵日記にしてつづっている。
2022年10月10日簡単なケア・食べ方のコツなど8月16日、『ラク~に中性脂肪・コレステロールが下がる本』が宝島社から「TJ MOOK」として発売された。A4判、80ページ、価格は759円(税込)である。同書では手軽に実践可能な方法を紹介。みやま市工藤内科院長の工藤孝文氏や、肝臓クリニック札幌院長の川西輝明氏、千代田漢方内科クリニック院長の信川益明氏、銀座泰江内科クリニック院長の泰江慎太郎氏など、13名の医師、博士によるアドバイスが紹介されている。血管を強く元気にする方法健康診断で、中性脂肪の数値がよくない、コレステロール値が思わしくないなどの指摘を受けたとしても、これらは軽視されるケースもある。放置したままでいると、血管をむしばみ、身体機能や命を失うことにもなりかねない。中性脂肪は体のエネルギー源になるが、消費されずに余った場合、体脂肪となり、肥満や糖尿病の原因にもなりうる。また、コレステロールも、体に欠かせない脂質の一つではあるが、コレステロールの中でも悪玉コレステロールは要注意である。中性脂肪やコレステロールの増加は脂質異常症、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める。新刊では中性脂肪とコレステロールを解説し、働きと増える仕組み、下げる食べ方、メニュー、生活習慣、運動、セルフケアなどが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ラク~に中性脂肪・コレステロールが下がる本 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2022年08月23日コレステロール値の上昇や動脈硬化のリスクとなることが知られている飽和脂肪酸。さまざまな食べ物に含まれていますが、具体的にどの食べ物に多く含まれているか、ご存じですか?今回は飽和脂肪酸の摂りすぎにつながりやすい「おかず」をご紹介します。どのようなものが望ましいかの例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。飽和脂肪酸を摂りすぎに繋がる「おかず」飽和脂肪酸の目標量はエネルギーの7%未満とされています。日本人の食事摂取基準のエネルギー目標量から計算すると、成人女性では約13g、成人男性では約17gが飽和脂肪酸の目標量になる計算です。この飽和脂肪酸の量をもとに、摂りすぎに繋がりやすい食べ物を紹介していきます。肉・肉加工品肉や肉加工品などは、ほかのおかずに比べると飽和脂肪酸が多く含まれています。上記グラフの肉などを100g食べると、1日の目標量を超えるか、ほぼ近い量を摂る計算です。ほかの食べ物からも飽和脂肪酸を摂ることを考えると、確実にオーバーしてしまうため、飽和脂肪酸の量が気になるときは控えた方が良いでしょう。中でも牛は、鶏や豚に比べると脂質が多く、飽和脂肪酸の量も多くなっています。鶏か豚を選ぶ方が飽和脂肪酸の量を抑えられやすいでしょう。魚介類魚介類は肉類に比べると飽和脂肪酸の量は少なくなります。あゆの内臓、あんこうの肝、うなぎの白焼き、かき燻製油漬缶詰など、食べる機会が少ない方は、魚介類から飽和脂肪酸の摂りすぎを心配する必要は少ないでしょう。魚介類には、コレステロールを減らしたり動脈硬化を予防したりする不飽和脂肪酸が含まれます。とくに青魚(さば・さんま・いわし・あじなど)に含まれるため、意識して取り入れましょう。乳類乳類の中でも、クリームやチーズに飽和脂肪酸が多く含まれています。生クリームを使った料理やお菓子を良く食べる方、チーズを好んで食べる方は摂りすぎに気をつけましょう。また普通牛乳は100gあたり2.3gほどではありますが、毎日たくさん飲むと飽和脂肪酸を摂りすぎる恐れもあります。気になる方は低脂肪や無脂肪のタイプを選ぶと良いでしょう。その他(卵類・豆類)卵類や豆類は、ほかのおかずに比べ飽和脂肪酸の量が少なく、摂りすぎの心配が少ない食べ物です。豆類は、油で揚げた油揚げ、がんもどき、厚揚げはやや飽和脂肪酸の量が多くなっていますが、たくさん食べすぎなければ、避ける必要はないでしょう。卵や大豆製品は、肉類に比べ脂質が少なくカロリーも低いため、ダイエットや健康づくりに役立つ食べ物です。毎日のおかずのレパートリーに、ぜひ取り入れましょう。料理最後に料理別の飽和脂肪酸の量を比較しましょう。脂身の多い肉類を使ったステーキや焼肉の盛り合わせ、とんかつや生姜焼きは飽和脂肪酸の量が多くなっています。一方で、魚や豆腐、卵を使った料理や、皮を外したチキンソテーは飽和脂肪酸の量が抑えられていることがわかります。メニュー選びの参考にしてくださいね。飽和脂肪酸を控えたいときに選びたいおかず飽和脂肪酸を控えたいときは、上記でお伝えした通り、魚介類や卵、大豆製品を中心におかずを選ぶと良いでしょう。魚介類からは不飽和脂肪酸、卵からは良質なタンパク質や鉄、ビタミンD、ビタミンE、大豆製品からはカルシウムや鉄など、さまざまな栄養素が補給できるのも魅力です。肉類を選ぶときは、脂身の少ないモモなどの赤身の部位や、皮を外した鶏肉などを選ぶと飽和脂肪酸の量を控えられます。脂身の多い部位を食べたいときは、量や頻度を控えて楽しみましょう。飽和脂肪酸の摂りすぎは、健康へさまざまな影響を及ぼします。摂りすぎているかどうかは、食事管理アプリなどで自身の摂取量をチェックしてみるのもおすすめです。カラダに良い油を取り入れ、健康づくりに役立てましょう。 【参考・参照】文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)厚生労働省日本人の食事摂取基準(2020年版) 【執筆者】広田千尋/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2022年07月17日悪玉コレステロール値が気になっている方の中には“コレステロールが多い”といわれる食品を避けている方も多いはず。これらの食品はもちろんですが、実はもっと気をつけた方がいい食品があることをご存じですか?今回はコレステロール値が気になっている方に向けて、控えたい食べ物や、とりたい食べ物について解説します。“コレステロールが多い”食べ物だけを気をつけたらいい?卵、イカ、タコ、魚卵などは、ほかの食べ物に比べるとコレステロールを多く含むので「これらの食品を食べるとコレステロール値が高くなる」「食べない方がいい」とよく耳にします。昔はこのようにいわれていましたが、実は食品自体に含まれるコレステロールは、そのまま血中コレステロール値に反映されるワケではないんです。このコレステロールが体内で使われるのは2~3割で、残りの7~8割は糖や脂質を材料として肝臓で合成されたコレステロールが使われます。もちろん、コレステロールが多いといわれる食品をたくさん食べないことも必要ですが、これだけの対策では、思ったような対策にならないことも。コレステロールの合成を促してしまう食べ物や、材料となる食べ物も同時に気をつけていく必要があります。コレステロール値が気になる方が注意したい「飽和脂肪酸」飽和脂肪酸という脂質は、体内でコレステロールの合成を促すとされ、摂取量が多いことでコレステロール値が上昇することは数々の研究で明らかになっています。飽和脂肪酸は主に肉類や、乳製品に含まれています。そのほとんどが「常温で固形」の形をした脂です。「肉の脂身やバターを室温に置いておいても溶けない」とイメージするとわかりやすいかもしれません。この飽和脂肪酸の摂取量を減らすことが、コレステロール値を下げるためには最も大切といわれています。飽和脂肪酸はどんな食べ物に含まれる?飽和脂肪酸は動物性の食品に主に含まれています。コレステロール値が気になる方は、以下の食べ物が多くなっていないか確認してみましょう。【コレステロール値が気になる方が控えたいものの例】肉類豚・牛の脂身、鶏の皮、牛ばら肉、豚ばら肉、ソーセージ、ベーコン油脂類バター、ラード(豚脂)、牛脂、マーガリン、ファットスプレッド(チョコレートスプレットなど)乳類生クリーム、ホイップクリーム、チーズ、アイスクリーム菓子類チョコレート、チーズケーキ、バターケーキ、パイ、タルト、シュークリーム、スナック菓子調味料類マヨネーズ、ハヤシルウ、カレールウ先ほどお伝えしたように「常温で固形の脂」をなるべく避ける…と考えるとわかりやすいでしょう。肉類は脂身を避けて赤身のものを選び、また洋菓子やスナック菓子は食べすぎに気をつけ、なるべくフルーツやナッツなどの間食を取り入れるようにするといいでしょう。コレステロールを下げるには、どんなものを食べたらいい?コレステロール値が気になる方がとりたい食べ物は、青魚や大豆製品、また野菜やきのこ、海藻類です。青魚や大豆製品には不飽和脂肪酸という脂質が含まれ、コレステロール値を下げるのを助けてくれます。また魚や大豆製品を食べる回数が増えることで、自然と肉類を食べる回数を減らし、飽和脂肪酸の摂取量を減らすのにも役立ちます。また野菜やきのこ、海藻類、また大豆製品に含まれる食物繊維も十分に摂取しましょう。食物繊維は余分な脂質を吸着して体外への排出を助けてくれるだけでなく、コレステロールから作られる胆汁酸の排泄を促して、コレステロール値を下げてくれる働きがあります。【コレステロール値が気になる方がとりたいものの例】魚類さば、さんま、いわし、ぶり、あじ大豆・大豆製品大豆、豆腐、納豆、おから野菜類枝豆、ごぼう、かぼちゃ、おくら、ほうれん草、ブロッコリーきのこ類しいたけ、エリンギ、しめじ、えのきたけ、まいたけ、なめこ海藻類ひじき、わかめ、焼きのり、こんぶ、もずく、めかぶこれらの食べ物を意識して増やしてみましょう。コレステロール値が高い状態が続くことで、動脈硬化のリスクの一因となります。食事はもちろん、運動や禁煙などの対策も大切です。生活習慣も振り返ってみて、少しずつできるところから取り組みをはじめてみましょう。 【参考・参照】厚生労働省日本人の食事摂取基準(2020年版)一般社団法人日本動脈硬化学会コレステロール摂取に関するQ&A<>(最終閲覧日:2021/04/10) 【執筆者】広田千尋/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2022年07月17日健康診断や人間ドックの結果を見ると、意外に高いコレステロールの値。「特に暴飲暴食をしているわけでも、体重が急激に増えたわけでもないのになぜ?」と思っている方もいるのではないでしょうか。しかし、このコレステロールの値、女性は50代になると急激に上昇するというデータがあります。産婦人科医の駒形依子先生に50代女性の体とコレステロールの関係について聞きました。★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む50歳代に総コレステロール値は急上昇(厚生労働省 2000年 第5次循環器疾患基礎調査の概要より)上の表は厚生労働省が2000年に実施した「第5次循環器疾患基礎調査」のなかの「性・年齢階級別 総コレステロール値の分布(割合)」です。グラフの黄色い部分に注目してください。これは、脂質異常症の基準である総コレステロール値220mg/dl以上の人の割合です。40代が22.6%であるのに対し、50代になると44.4%と、約2倍も脂質異常症の基準値を超えている女性が増えていることがわかります。これはなぜなのでしょうか。コレステロール値の上昇は閉経後の体と深く関係50歳代に総コレステロール値が上昇する割合が増えるのは、閉経と深く関係があると駒形先生は言います。「コレステロールは体に必要なホルモンの原料でもありますが、閉経後はエストロゲンを生成する量が激減するため、何もしないとコレステロールが過剰になってしまいます。閉経前の更年期前期から、コレステロール値は少しずつ増える人が多くなります。それまでの数値より上がっていることがわかったら、脂質異常症の予備軍の可能性があります」(駒形先生)。脂質異常症を放置すると…「総コレステロールが高いということは、細胞に運ばれず血液中に残ってしまったコレステロールが多いということになります。取り残されたコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまうこともあります。動脈硬化が進行してしまえばさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。コレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が表れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、自主的に生活習慣に気を付けることが大切なのです」(駒形先生)。次の章では、食生活での注意点をお伝えします。食生活で特に注意したいことは?現在は脂質異常症の基準値を超えていなくても、閉経に向かうにあたり、これまでと同じ生活をしているとリスクが高まってしまいます。「まず気を付けて欲しいのが食生活です。よく、体のことを考えて揚げ物は控えているという方を見るのですが、揚げ物を毎日食べる人はほとんどいないと思います。むしろ大切なのは、毎日何げなく口にしているものに脂肪が含まれているのを知ることです。特に多いのが、乳脂肪を多くとり過ぎているパターン。朝はトースト、昼はピザ、間食にクッキー、ドリンクはカフェオレ……といった場合、かなりの乳脂肪をとっています。パンやお菓子を手作りする方はわかると思いますが、かなりのバターやマーガリンを使用しているからです。一切とってはいけないということではなく、毎日食べているものに乳脂肪が多く含まれていることを意識して、頻度を減らすだけでも効果があると思います」(駒形先生)。まとめ体が大きく変化する50代女性。これまでの生活習慣で問題なかったことが、問題が出てくる可能性があるということです。コレステロールの値が気になるという方は、毎日食べている食品を見直すことから始めてみてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年02月11日暴飲暴食をしているわけでもないのに、40代後半になると体重が増えた、太った、コレステロールの値が増えたといった悩みが聞かれます。今回は、その中のLDLコレステロールに注目。LDLコレステロールと更年期との関係と、LDLコレステロール値をできるだけ上げないためにできることを産婦人科医の駒形依子先生に聞きました。更年期とコレステロール上昇は関係がある?コレステロールは女性ホルモンの材料コレステロールと聞くと、「肥満」「メタボリックシンドローム」と関連しているような、あまり良くないイメージがありますが……。「コレステロールは、人間の体に存在する脂質の一つです。 有害物質のように見られていますが、コレステロール自体は細胞膜・各種のホルモン・胆汁酸を作る材料となり、体に必要な物質です。女性ホルモンであるエストロゲンを産生するときにもコレステロールは必要です」(駒形先生)。女性ホルモンが減るとコレステロールが余る更年期になると女性ホルモンの分泌が減ることは知られています。女性ホルモンの分泌が減るならコレステロールも減るような気がするのですが?「女性ホルモンが減るということは、あまり作られないということです。作られないのに材料のコレステロールが過剰にあれば余ってしまいます。余ったぶんは悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます」(駒形先生)LDLコレステロールが増えるとなぜダメ?コレステロール自体は体に必要な成分ですが、過剰になると害になるということです。どんな病気の原因になるのでしょうか。「余ったLDLコレステロールが血管の壁にくっついて血流が悪くなり、動脈硬化を引き起こしてしまいます。いわゆる血液ドロドロ状態です。動脈硬化が進行すればさらに血管が詰まりやすくなり、心筋梗塞や脳梗塞などの血管系の疾患のリスクが上がります。動脈硬化を引き起こすということは、心臓や脳血管の病気になるリスクも格段に上がってしまうということです。LDLコレステロール値は、値そのものに異常があったとしても自覚症状が現れることがほとんどありません。ですから、定期的に健康診断や検査をおこなったり、生活習慣に気を付けたりすることが大切なのです」(駒形先生)。次の章では、生活習慣の注意点についてお伝えします。更年期世代が気を付けたい生活習慣とは?具体的には、どのように生活習慣を変えていくと良いのでしょうか。間食を見直して!やはり重要なのが食習慣です。脂肪を控えた食事にすることが大切ですが、脂肪を減らすというと揚げ物や油っぽい食べ物を控えると考える人が多いのではないでしょうか。でも、そもそも揚げ物を毎日食べる40代、50代は少ないですよね。それよりも気を付けて欲しいのが……油っぽく見えなくても実は意外に脂肪が含まれている食品です。それは乳脂肪分を含む食品です。まず、牛乳です。牛乳には動物性脂肪が豊富に含まれています。そして、バターやマーガリンを使った加工食品です。クッキーやケーキ、パンなど、何げなく口にしている人は多いのではないでしょうか。手作りをする人ならおわかりと思いますが、前述のお菓子類には大量のバターやマーガリン、砂糖が含まれています。そのため、LDLコレステロールが気になる人は洋食よりも和食を、と言われるのです。同じおやつでも、カフェオレとケーキよりも、緑茶と和菓子のほうが良いと言われるのは、脂肪分が少ないからです。LDLコレステロールの値が気になるなら、間食を見直すことも大切です」(駒形先生)。まとめ一見、ギトギトしていないクッキーやビスケット、パンといった洋菓子は何げなく食べてしまう人も多いでしょう。そして、健康に良いと思って飲んでいる牛乳も、飲み過ぎると脂肪のとり過ぎになるリスクが。私も毎日カフェオレを何杯も飲むのですが、牛乳を低脂肪乳に変えてみました!取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。著者/監修/駒形 依子 先生東京女子医科大学医学部卒業。米沢市立病院入職後、再び東京女子医科大学に戻り、専門医を取得。同大学産婦人科に入局し産婦人科医として働きつつ、性科学を学び、また東京女子医科大学東洋医学研究所で東洋医学を学ぶ。2019年1月に地元山形県米沢市にて、こまがた医院を開業。著書に『子宮内膜症は自分で治せる(マキノ出版)』『膣の女子力~女医が教える「人には聞けない不調」の治し方(KADOKAWA)』。
2022年01月26日若いころは気にならなかったコレステロールも、健康診断を受けるたび上がってくると心配になってしまうもの。動脈硬化の原因ともなるコレステロール値が上がってきたら、どんなことに気を付ければ良いのでしょうか。栄養外来で食事指導をするアンチエイジング専門医・黒田愛美先生に聞きました。脂肪分の多い食品を控えるだけでは不十分!コレステロールを下げるというと、揚げ物など脂っこい食品を控えるという対策がまずは思い浮かびます。しかし、黒田先生はそれだけでは不十分だと言います。「コレステロールの多くは肝臓で合成されるもので、暴飲暴食をしていない限り、食品から分解して合成される量はそれほど多くありません。コレステロールは細胞膜やホルモンなどを合成するための原料であり、体には欠かせない成分です。本来なら原料として使われたあと、胆汁酸となって排出されれば体内にたまることはありません。しかし、40代以降になると女性ホルモンの分泌が少なくなることも関係して、コレステロールが使われずに悪玉コレステロールとなります。それが問題なのです」(黒田先生)。腸内環境を整えることが大事栄養外来に訪れる人のなかには悪玉コレステロール値が高い患者も。そのような人に対してはどのようなアドバイスをしているのでしょうか。「悪玉コレステロール値が高い患者さんに対しては、一般検査に加えて、腸内環境の検査(遅延型アレルギー検査)をおすすめしています。悪玉コレステロール値が高いということは、本来排出されるべき胆汁の在庫を腸に抱え込んでいるということとイコールです。ですから、まずは腸内環境を整えて、腸の胆汁を一掃するようにアドバイスしています。コレステロール値が高いという悩みに限らず、体調不良の多くは腸内環境が関係しています。まずは検査で、自分の腸内環境の状態を知ってほしいと思います」(黒田先生)。3つの栄養素を意識しようそれでは、腸内環境を改善するためにはどのような栄養をとると良いのでしょうか。食物繊維EPAMCT「きのこや海藻などに含まれる食物繊維は、汚れた腸内をお掃除してきれいにしてくれます。青魚などに含まれるEPAは悪玉コレステロールを低下させ、MCTオイルに含まれるMCTには、たまった胆汁の排出を促す働きがあります。この3つの栄養素を意識してとり、腸内環境を整えることが大切です」(黒田先生)。これにプラス、一般的にいわれる甘い物や脂っこい物、お酒などはできるだけ控えるよう心掛けると良いということです。まとめコレステロール値が増えている人は、食物繊維とEPA、MCTの3つの栄養素を意識にとってみてはいかがでしょうか。普段の食事からとるのは難しいという方は、信頼できるメーカーのサプリメントを利用しても良いということです。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重顎が悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★関連記事:知っておきたい!更年期とLDLコレステロール上昇との意外な関係【医師監修】★関連記事:コレステロールは美と健康に不可欠ってホント? 多いだけでなく「少なくても問題」という真実【医師監修】★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】著者/監修/黒田愛美先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2022年01月24日コレステロールと聞くと、メタボ、肥満、動脈硬化といったネガティブなイメージを持つ人が多いのではないでしょうか。アンチエイジング専門医の黒田愛美先生によれば、コレステロールは美と健康に欠かせない成分であり、少ないことで問題も起きると言います。具体的にどういうことなのか聞いてみました。コレステロールは多くても少なくても問題コレステロール値が高いといろいろな病気の原因になるらしい……ことは多くの人が知っていますが、低いことも問題だそうです。「コレステロールは女性ホルモンのエストロゲンを含むホルモン、細胞膜、コエンザイムQ10、ビタミンDなど、女性の美容に必要な成分を作る原料です。コレステロールは多いことばかりが問題視されますが、総コレステロールが不足すると虚血性心疾患、脳内出血、精神障害の誘因となることもわかっています。コレステロールは美容と健康に必要な成分であることを知った上で、必要以上に増えた分を減らす意識を持つことが大切です」(黒田先生)。コレステロールは「使えていない」ことが問題コレステロール値が増えると、食生活の乱れや運動不足ばかりが指摘されますが、「体の変化」の影響が大きいと言います。「コレステロールは、体に必要な成分を合成するときに使い切れば増えることはありません。コレステロール値が高いということは、原料として使われていなくて余っているということです。余った分は悪玉コレステロールと呼ばれるLDLコレステロールとなり、過剰に血液中にあることでさまざまな病気の原因になってしまいます。コレステロールを使えていない原因にはさまざまなものがありますが、更年期女性の場合は女性ホルモンのエストロゲンの分泌が少なくなることも一因です。健康診断や検査でコレステロール値が上がっていたら、体がコレステロールを使えていない可能性があることに気付いてほしいですね」(黒田先生)。次の章では、コレステロールを消費するために必要なことをお伝えします。「筋トレ+有酸素運動」で中性脂肪を消費それでは、コレステロールを余らせないようにするにはどうすれば良いのでしょうか。「コレステロールを消費するには、中性脂肪を減らすことが大切です。そのためには、大きな筋肉を鍛えて、代謝を上げる必要があります。大きな筋肉とは、大腿四頭筋や大殿筋といった太ももやおしり周りの筋肉です。いろいろな運動で鍛えられますが、わかりやすいのはスクワットでしょう。さらに、それに有酸素運動をプラスすることで脂肪燃焼効果を高めることができます。スクワットを10回×3セット以上をしたあと、有酸素運動を30分以上おこなえるとベストです。普段運動をしていない人はできる範囲で始めて、少しずつペースを上げると良いでしょう」(黒田先生)。まとめエストロゲン分泌が減る更年期こそ、筋トレが必要であるということです。黒田先生によれば、運動は毎日おこなわなくても良く、週に2~3回でも効果があるということ。スクワット+ウォーキングは一例です。自分が楽しめる運動を組み合わせてはいかがでしょうか。取材・文/mido(49歳)ライター歴25年。35歳で第1子、38歳で第2子出産。最近、たるみが加速して二重あごが悪化。身長153㎝なのにLサイズの服が少しきつくなってきて……人生最後のダイエットを計画中。★関連記事:「もう少し早く知っておけばと後悔ばかり…」更年期とLDLコレステロールの関係【体験談】★関連記事:1年で悪玉コレステロール値が改善!飲み続けてよかったもの【体験談】★関連記事:体が芯から温まる!冷え性対策・免疫力アップ・腸内環境・疲労回復に良い「鍋レシピ」4選【ビタミン外来医師監修】著者/監修/黒田愛美先生美容・アンチエイジング専門医。トライアスリート。Zetith Beauty Clinic副院長。1979年東京生まれ。2003年獨協医科大学医学部卒業後、東京女子医科大学内分泌乳腺外科に入局。2007年品川美容外科へ入職、2011年品川スキンクリニック新宿院の院長に就任。2013年同クリニック、表参道院院長に就任。その後、予防医学と分子栄養学を改めて学び、美容外科、美容皮膚科、アンチエイジング内科の非常勤医師として複数のクリニックの勤務を経て、現在に至る。著書に『アスリート医師が教える最強のアンチエイジング』(文藝春秋)。
2022年01月18日私は、更年期とLDLコレステロールが関係あることを知りませんでした。もう少し早く知っていたら、何か対策があったのにと後悔するばかりです。今回は、更年期が終わったあとに起こった私の体の変化について書きたいと思います。LDLコレステロール? 何のこと?更年期もあまり気にならなくなった50歳を過ぎたころ、会社の健康診断の結果が届きました。結果を見るとLDLコレステロール値が基準値120mg/dlに対して約220mg/dlもあり、「要再検査」と書いてありました。え? 何のこと? 今までコレステロールで引っかかったことはないし、自分には関係のないことと勝手に思っていました。何かの間違いと思い、あまり気にしませんでした。その後、健康診断の結果をよく見ると、以前と比べて体重が増えているし血圧も高くなっています。若いころはいくら食べても太らなかったし体重が増えてもすぐ戻ったのに、最近は増えても戻らなくなり、「代謝が悪くなっている!」 と感じました。血圧も以前は低め安定だったのが、高血圧とまではいきませんがジワジワと高くなっています。このころ私は毎日残業で帰りが遅く、夕飯を作る気力もなくコンビニ弁当やスーパーのお総菜を食べていました。食事内容も野菜が少なくてお肉が多かったと思います。夫は私の仕事に理解があり、残業のときの晩ごはんは各自というのがわが家のルールでした。でも、そんな生活を続けて体に良い訳がありません。更年期とLDLコレステロールの関係医師からはLDLコレステロールの説明しか受けませんでしたが、もしかしてこれも更年期と関係あるのでは?と思った私は、更年期とLDLコレステロールの関係をネットで調べてみました。すると脂質代謝が閉経後に大きく変化することや、LDLコレステロールは女性が50歳を超えると急速に上昇するとありました。ほかにも脂肪燃焼の働きがある女性ホルモンのエストロゲンが減少することで脂肪が燃焼しにくい体になること、エストロゲンが減少すると皮下脂肪だけでなく内臓脂肪もつきやすくなることなどの情報もありました。さらに狭心症、心筋梗塞、脳梗塞などの動脈硬化に伴う疾患と関係があるのがLDLコレステロールのようでした。一番ショックだったのは、これは健康診断後に受診した病院の医師から説明を受けたときに言われたのですが「LDLコレステロールは夜作られる傾向があるので、夜の食事は遅くても夜8時までにとったほうが良い」ということでした。知らなかったとはいえ、私が残業したあと、夜遅くなってから食事をしていたことはLDLコレステロールを作っていたことになります。これじゃあ、健康診断の結果も悪くて当然です。更年期症状がなくなって思うこと結局、会社勤めの間は栄養バランスの良い食事をとることに気を付けることぐらいしかできませんでした。その後、夫の希望で私の生まれ故郷で暮らすことになり、55歳で会社を辞めました。現在、私は岩手で夫と猫2匹とのんびり暮らしています。規則正しい生活をして、健康のために近所のスポーツ財団が主催するノルディックウォーキングとコンディショニングの教室に通って、時々散歩もしています。市の健康診断でもやはりLDLコレステロール値が同じように高かったので、病院に行くと、まずは食事指導を受けてという指示でした。食事指導では毎食野菜をとることと、毎日少しずつでも散歩などの運動をするようにと言われ、1カ月様子を見ることになりました。そして、1カ月後のLDLコレステロール値が200mg/dlとまだ高かったため、最終的にLDLコレステロール値を下げる薬を飲むことになりました。今は薬を飲んでいるので基準値まで下がりましたが、いつか薬を飲まなくてもLDLコレステロール値が基準値になるようにするのが今の目標です。まとめいつの間にか私の更年期の症状はなくなりましたが、更年期についてもう少し詳しく調べておけばよかったなというのが今の気持ちです。あまり症状がひどくなかったので病院に行くこともなく、普通に過ごせたのはよかったのですが、その分、更年期を甘く見ていました。そして、更年期が終わればまた元に戻るような気さえしていました。更年期が女性の体に及ぼす影響の大きさや、更年期とLDLコレステロールが関係しているということをもっと早く知っていれば、その時点で何か対処法があったのでは?と思うと後悔ばかりですが、まだまだこれからです。これからは自分の体と向き合って、無理せずうまくLDLコレステロールと付き合っていきたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。監修/粒来 拓先生(よしかた産婦人科分院綱島女性クリニック院長)★関連記事:「健康に自信があった私が記憶障害!?」更年期の不調を甘く見てはいけなかった!【体験談】★関連記事:「不安が押し寄せてきて止まらない!」これも更年期の症状なの!?【体験談】★ウーマンカレンダー更年期のお悩み記事をもっと読む著者/akebeko1(58歳)神奈川から生まれ育った岩手に引っ越して、現在は夫と猫2匹と楽しく田舎暮らしをしている。
2021年11月14日コレステロール管理に適した機能性表示食品「レイデル ポリコサノール10」を販売している株式会社レインボーアンドネイチャージャパン(本社:東京都港区、代表取締役:李ビョング)は、健康情報WEBサイト「RAYDEL」に、最近テレビの健康情報番組でも取り上げられて注目を浴びているコレステロール管理の指標「LH比(LDLとHDLの比率)」の重要性について特集した記事『LH比(LDLとHDLの比率)が高いと糖尿病リスクが高くなる』を公開しました。健康診断表健康情報サイト「RAYDEL」の記事 国際糖尿病連合(International Diabetes Federation)の資料によると、2019年の世界中の糖尿病患者数は4億6千万人で、2045年には糖尿病患者が7億人を突破すると見込まれています。さらに、2019年の1年間で世界中の約420万人が糖尿病で命を失ったことが確認されました。■血中コレステロール値は糖尿病の危険を予測する因子糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。この重要なインスリンが働かない理由には次の2つの原因があります。(1)インスリン分泌低下(膵臓の機能の低下により十分なインスリンを作れなくなってしまう状態)(2)インスリン抵抗性(インスリンは十分な量が作られているけれども効果を発揮できない状態)(2)のインスリン抵抗性は体内の脂質にも影響を及ぼし、インスリン抵抗性が高くなると「中性脂肪」の数値は高くなり、血管が詰まる原因となる「LDL(悪玉)コレステロール」値が増加、反対に血管の清掃屋と呼ばれる「HDL(善玉)コレステロール」値は減少します。また、脂質の各数値からインスリン抵抗性のリスクが高いかどうかを測定することも可能で、空腹状態で測定した「中性脂肪値÷HDLコレステロール値」が3.5を超えると、インスリン抵抗性を疑う必要があるといわれています。■LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの比率(LH比)が高いと糖尿病の発病リスクは92%まで高くなる中国西安の西安交通大学(Xi'an Jiaotong University)医学部の研究チームは、人間の血中コレステロールの比率によって糖尿病の発病リスクが変わるという研究結果を発表しました。(※1)研究チームは約11万6千人の健康な中年層を対象にLDLとHDLの比率(LH比)によって4つのグループ(それぞれの平均LH比は1.37、1.81、2.19、3.06)に分け、約3年間での彼らの糖尿病の発病率を比較しました。その結果、LH比が最も低いグループを基準にした時、基準以外のLH比が高いグループの糖尿病の発病率は、それぞれ18%(LH比1.81)、42%(LH比2.19)、92%(LH比3.06)にまで増加しました。研究チームは「糖尿病の発病とLH比の相関関係を明らかにした最初の大規模な研究として、LH比の増加が糖尿病の危険性を高める独立変数であることを強く示唆している」と論文を通じて明らかにしています。※出典:Limin Wei, et al. Low-density lipoprotein cholesterol: high-density lipoprotein cholesterol ratio is associated with incident diabetes in Chinese adults: A retrospective cohort study. J Diabetes Investig Vol. 12 No. 1 January 2021■LH比は血管の健康管理にも役立つ糖尿病と同様に生活習慣病の一つである「脂質異常症」は動脈硬化を促進するので、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの値に注意が必要です。<レイデルリサーチ研究所 ジョギョンヒョン博士>レインボーアンドネイチャージャパンの関連研究機関、韓国のレイデルリサーチ研究所ジョギョンヒョン博士は、LDLは肝臓でつくられたコレステロールを体全体に運ぶ役割があるが、LDL数値が正常より高ければ、血管壁に溜まって動脈硬化の原因になる。一方、HDLは余分なコレステロールを掃除して肝臓に戻し体外に排出する役割があるため動脈硬化の予防に役立つ。したがって、動脈硬化と冠動脈疾患を予防するためには、LDLコレステロールとHDLコレステロールそれぞれ単体を管理するのではなく、この二つのバランスが非常に重要である。LH比(LDL÷HDL)が改善されれば、動脈硬化の危険が下がり、各種の心脳血管疾患の発病リスクを下げることができると勧告しています。<LH比数値と血管内の状態>■「キューバ産サトウキビ由来ポリコサノール」人臨床試験結果でTC11.3%減少、LDL-C22.1%減少、LH比27.9%改善!「キューバ産サトウキビ由来ポリコサノール」は、キューバ産サトウキビの葉と茎の表面のワックスから抽出した8つの脂肪族アルコールの混合物で、サトウキビ1kgからわずか0.025gしか抽出されない貴重な天然由来の原料です。キューバ産ポリコサノールは約120編のSCI級論文を通じて、その機能性と安全性が確立されています。2010年のキューバ国立科学研究所で行われた人臨床試験で健常者を対象に8週間キューバ産ポリコサノールを毎日10mgずつ摂取した結果、総コレステロール(TC)が12.4%減少し、悪玉コレステロール(LDL)の数値が20.2%減少し、心血管疾患の重要な予測因子であるLH比(LDLとHDLの比率)は28.7%改善しました。<キューバ産ポリコサノール 臨床試験結果>【会社概要】商号 : 株式会社レインボーアンドネイチャージャパン代表者 : 代表取締役 李ビョング所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門2-2-1 ACN 芝大門ビルディング6F設立 : 2018年4月事業内容: 食品・健康補助食品及び医薬品等の研究、企画開発、製造、卸、販売及び輸出入資本金 : 900万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月04日オレンジページムックのレシピ集3月29日、オレンジページムック『オレンジページ おとなの健康レシピ コレステロールを下げる献立』が発売された。このレシピ集には、コレステロール対策以外にも中性脂肪対策におすすめのメニューが掲載されており、メタボリックシンドローム対策になる。価格は1430円(税込)である。コレステロール・中性脂肪の基礎知識なども年齢とともに注意が必要となるメタボ。女性の場合、50代ぐらいからコレステロールや中性脂肪の数値が高くなる傾向がみられるという。健康診断などでこれらの数値が高かった場合、食生活の見直しが不可欠である。また、年齢を問わず、メタボに陥らない心がけが欠かせない。発売されたレシピ集では、脂質控えめの1か月分の献立や、低糖質のおかずを紹介。メニューはいずれも特別な材料を使用するのではなく、同書を手に取ったその日から活用できる。掲載されているのは、「豚ヒレ肉のくわ焼き献立」「さわらの回鍋肉風献立」「鶏肉とレタスの湯引き献立」「豚しゃぶの和風サラダ献立」「豆腐チャンプルー献立」などのレシピのほか、コレステロールと中性脂肪を下げる食事のコツ、おかずカタログ、3つの注目食材なども紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※オレンジページ おとなの健康レシピ コレステロールを下げる献立 - オレンジページの本【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
2021年04月06日中性脂肪やコレステロールが気になる人に大正製薬株式会社は、Livitaの生活習慣ケアシリーズから、機能性表示食品「コレス&ミドルケアカプセルW」を2020年5月8日に全国のドラッグストア等で発売する。同製品は、悪玉コレステロールを低下させる「リコピン」と、中性脂肪を低下させる「DHA・EPA」を含有したサプリメントだ。中性脂肪やコレステロールが気になる人に適している。リコピンは、トマトに含まれる成分を使用。主にトマトやスイカなど果物や野菜に含まれるカロテノイド色素の一種だ。DHA・EPAは、特にマグロやカツオ等の青魚に含まれ、身体では作ることができない必須栄養素だ。中性脂肪を抑制する他に、肝臓での脂肪酸の分解を促進する役割もある。ソフトカプセルで飲みやすいまた、ソフトカプセルタイプ採用で飲みやすい。1日3粒を目安に水またはお湯で噛まずに飲み込む。内容量は、約14日分の42粒。希望小売価格は、1800円(税抜き)だ。Livitaシリーズは、生活習慣で気になる様々なニーズに応える粉末やタブレット、カプセルなどを展開しており、好みやライフスタイルに合わせて選べる。今回の発売で、全23品となった。(画像はプレスリリースより)【参考】※大正製薬ニュースリリース
2020年05月15日「超悪玉コレステロール」がたまると、動脈硬化だけでなく、がんや認知症、脳梗塞、心筋梗塞のリスクも高まるという。菓子パン、スナック菓子、インスタント食品など、危険食品は身の回りにあるものばかり。取りすぎないようご用心ーー。「コレステロールは、私たちの体の細胞壁やホルモンの材料となるなど、生きるうえで必要不可欠なものです。ところが、誤った食生活によって悪影響をうけると、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因となり、逆に体に悪影響を与えてしまうこともあるのです」こう話すのは内科医で動脈硬化に詳しい池谷敏郎先生。偏った食生活はコレステロールの“暴走”を起こすという。「コレステロールは体内でLDLコレステロールとして血管壁に運ばれます。このLDLコレステロールが酸化されて変性するとマクロファージという免疫細胞に取り込まれて処理され、血管壁にたまり、プラークというコブになってしまいます。これが動脈硬化です。LDLコレステロールが悪玉コレステロールと呼ばれるゆえんです。ちなみに、LDLコレステロールには大型、小型サイズとあるのですが、小型のものほど血管壁に取り込まれやすく、活性酸素による酸化もされやすいため、小型のLDLコレステロールは超悪玉コレステロールとよばれています」(池谷先生・以下同)LDLコレステロールが酸化すると次のような問題も。「LDLコレステロールが酸化した途端、体内で“異物”として認識されます。すると、私たちの健康のバランスをとろうとしてくれるマクロファージが“異物”を食べて処理してくれるのですが、このときに起こる現象が“炎症”です。炎症は、血管の老化や動脈硬化だけでなく、肌荒れやアレルギー疾患の悪化にもつながります。さらに、がん認知症、脳梗塞、心筋梗塞などの疾患のリスクも上げます」体内での炎症を起こりやすくする一因が、オメガ6系脂肪酸(リノール酸)を多く含む食品だ。オメガ6系脂肪酸の過剰摂取によって、炎症が引き起こされやすくなるというのだ。逆に、オメガ3系脂肪酸を多く取ることによって炎症にブレーキがかかるという。つまり、過剰な炎症をふせぐためにはオメガ6系と3系の脂肪酸のバランスが重要だ。オメガ6系脂肪酸は、サラダ油、キャノーラ油、ベニバナ油など、揚げ物に使われる油に多く含まれる。オメガ3系脂肪酸は、魚油やえごま油、アマニ油などが該当する。「体内の炎症を抑えるためには、オメガ6系脂肪酸を減らし、オメガ3系脂肪酸の摂取量を多くすることです。しかし、現代の食生活では、オメガ6系脂肪酸を過剰に摂取する傾向があります。脂質の摂取は必要なのですが、摂取する脂肪酸の種類については、もっと注意をしてほしいものです」揚げ物や天ぷら、炒め物、ドレッシング、豚肉や鶏肉の脂肪部分など、オメガ6系脂肪酸の油を使った食品は、私たちの周りにあふれている。「家庭で調理して食べる分には極端な量にはならないと思うのですが、外食や弁当、スーパーやコンビニで売られているお総菜などにはオメガ6系脂肪酸を多く含む油が使われていることが多いため、外食やコンビニ弁当が多いという人は要注意です」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「コレステロールは、私たちの体の細胞壁やホルモンの材料となるなど、生きるうえで必要不可欠なものです。ところが、誤った食生活によって悪影響をうけると、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因となり、逆に体に悪影響を与えてしまうこともあるのです」こう話すのは内科医で動脈硬化に詳しい池谷敏郎先生。偏った食生活はコレステロールの“暴走”を起こすという。「コレステロールは体内でLDLコレステロールとして血管壁に運ばれます。このLDLコレステロールが酸化されて変性するとマクロファージという免疫細胞に取り込まれて処理され、血管壁にたまり、プラークというコブになってしまいます。これが動脈硬化です。LDLコレステロールが悪玉コレステロールと呼ばれるゆえんです。ちなみに、LDLコレステロールには大型、小型サイズとあるのですが、小型のものほど血管壁に取り込まれやすく、活性酸素による酸化もされやすいため、小型のLDLコレステロールは超悪玉コレステロールとよばれています」(池谷先生・以下同)超悪玉の小型LDLが増える原因のひとつが「中性脂肪の取りすぎ」だ。「中性脂肪を取りすぎると、小型LDLコレステロールが増え、脂肪の燃えかす(レムナント)を増やします。このレムナントが酸化されやすく、プラークの材料となるのです」中性脂肪は、炭水化物やマーガリンを含んだ、パン類やケーキ、クッキーなどの洋菓子やスナック菓子に多く含まれる。「中性脂肪は内臓脂肪の原料でもあり、おなかがポッコリしたメタボ体形の人は血中の中性脂肪値が高い傾向があります」そして、小型化したLDLコレステロールの酸化を促進する食べ物が、ソーセージ、ハムなど加工肉食品、インスタントラーメン、マヨネーズなど動物性由来の脂肪やトランス脂肪酸といった酸化したコレステロールを多く含む食品だ。「意外に思われるようですが、せんべいやおかきといった米を原料とした菓子も、表面に動物性油脂やトランス脂肪酸が塗られていることがあります」するめやビーフジャーキーといったUV照射をしている加工品も体内の酸化を促進する物質が多いのだという。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日