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ダイエット中でもおいしく食べたい!薄着の季節には気になりますね、ダイエット。低カロリーの単品料理はあってもいざ献立となると迷ってしまう方も多いのではないでしょうか。ダイエット中、気になるワードが「コレステロール」です。コレステロール値が高いと痩せづらい体になったり、生活習慣病になりやすくなります。そこで今回はコレステロールを抑える食材を使った献立を6選ご紹介。健康的にダイエットを進めましょう!・ダイエット中に覚えておきたい「低コレステロール献立」のポイントコレステロールとは、血液中に流れる脂質のひとつ。その「血中脂質」とは、血液中に含まれる脂肪分のことを指し、LDL(悪玉)コレステロール、HDL(善玉)コレステロールなどと呼ばれるものがあります。コレステロールを多く含む食材(卵黄、フォアグラ、レバー等)を避けて、LDLとHDLのバランスを良くする食事の取り方が必要となってきます。■ダイエットに取り入れたい【低コレステロールの食事のポイント】・野菜(特に根菜類など食物繊維が豊富な野菜はコレステロールの吸収を抑えると言われています)・大豆食品・青魚・オリーブオイルなどの植物性の油・海藻類たっぷりの野菜と豆腐や厚揚げなどの「豆製品」、そしてサバなどの「青魚」、低カロリーの「海藻」を組み合わせると、おのずと献立が見えてきますね。いつものおかずも、肉の代わりに大豆製品を置き換えるなどの方法も使えます。また、「食物繊維」はコレステロールの吸収を抑えるため、野菜が多いおかずが望ましいでしょう。■豆腐ステーキシャキシャキ野菜あんかけの献立【1人444kcalのダイエット献立】血中コレステロールを下げると言われている大豆たんぱく質が豊富な「豆腐」に、食物繊維が豊富な「根菜類」を組み合わせた食べ応えのある献立です。良く噛んで食べることで満足感が得られます。副菜には海藻類をプラス。■ブリのみぞれ鍋の献立【1人466kcalのダイエット献立】悪玉コレステロールを下げるといわれるDHA、EPAが豊富な青魚の「ブリ」に野菜をたっぷり加えた鍋の献立。消化を助ける大根おろしをのせてヘルシーに。なんとなく物足りなくなりがち和風の鍋には低カロリーのコンニャクで作る洋風副菜をプラスして満足感と満腹感を。■500kcal以下の「低コレステロール献立」4選・厚揚げと蒸しナスの梅おろし和えの献立【1人366kcalの献立】食べ応えがあり、低コレステロールの「厚揚げ」を使ったサラダ仕立てのおかず。大根おろしに梅を混ぜるアイディアは他にも応用ができそう。唐揚げ風の野菜を揚げたものを添えて、ダイエット中もストレスなく。ボリューム満点、低糖質・低カロリーでも満足できる献立です。・アジのなめろう丼の献立【1人457kcalの献立】アジをたたいて作る豪快な丼。体を温めるショウガをはじめ、ミョウガや細ネギ、大葉など薬味たっぷりで食べてくださいね。付け合わせは、デトックス効果がある「キュウリ」で作る簡単サラダです。サッパリした夏らしい献立で、低カロリー。体がよろこぶ献立です。・ブリと大根のさっぱり煮の献立【1人494kcalの献立】ピーラーでヒラヒラにした「大根」と「ブリ」をサッと煮た簡単おかずです。ポン酢しょうゆと一緒に食べてくださいね。副菜は小松菜とシイタケを甘辛い味付けで煮物にし、味付けに変化をつけます。・ごま油香るマグロのとろろそば(つけそば)の献立【1人450kcalの献立】食後の血糖値が上がりにくい「そば」で作るヘルシーな献立です。つけ汁のとろろの上に、ゴマ油としょうゆで和えたマグロをトッピング。華やかな食卓になるつけそばです。ダイエットをしながら生活習慣予防ができれば一石二鳥ですね。美しい体を作る基本は「食べること」。しっかりおいしく食べて、痩せやすい体を作っていきましょう!
2024年08月01日医師監修の数値改善レシピムック主婦の友社は、高血圧やコレステロール値を改善するための基礎知識、献立レシピなどを掲載するムック『簡単おいしい大人の健康ごはん 高血圧を改善する献立と食べ方』と『簡単おいしい大人の健康ごはん コレステロールを下げる献立と食べ方』を発売した。『高血圧を改善する献立と食べ方』は内科医で糖尿病内科医、統合医療医、漢方医の工藤孝文氏が監修を担当し、『コレステロールを下げる献立と食べ方』では、医学博士で、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定医、栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅氏が医学監修を務めている。2冊のレシピムックは、いずれもB5判、132ページ、定価は1540円(税込)である。レシピをマネするだけでできるレシピ30日分健康診断などで血圧やコレステロール値に思わしくない数値が出てしまったという人は少なくないだろう。できれば病院通いはしたくないものだが、だからといって、放置するのは危険だ。通院する場合でも、食事や生活習慣を見直し、数値の改善を目指したい。発売中の2冊のムックでは、高血圧やコレステロールの基礎知識から解説。なぜ、数値が高くなってしまうのか、放置すればどうなるのかなどを解説している。また、食べる時に気をつけるべき点、食べ方のコツを紹介する。レシピでは、毎日の食事で無理なく数値改善を目指す簡単でおいしい献立30日分を掲載。そのままマネして作るだけなので、献立に迷わなくてもよい。主菜、副菜、差し替えおかずなど、数値改善を目指す人をサポートする内容となっている。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年07月20日コレステロール・中性脂肪の基礎知識もコレステロール値の改善に役立つ手軽なレシピなどを紹介する『コレステロールを下げる簡単おかず』が成美堂出版から発売された。定価は1,540円(税込)である。同書は医学博士で前慶應義塾大学大学院教授、前東京女子医科大学教授、栗原クリニック東京・日本橋院長、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定医の栗原毅氏が監修を担当。献立レシピ21食(156レシピ)、コレステロール、中性脂肪の基礎知識などが掲載されている。中性脂肪も減らして動脈硬化予防以前は高脂血症と呼ばれていた脂質異常症。食べ過ぎや飲み過ぎ、運動不足などにより、体内に余ったコレステロールや中性脂肪が血液中に増え、基準値から外れた状態が脂質異常症である。脂質異常症を放置すれば、動脈硬化が起こり、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを上昇させてしまう。新刊では、コレステロールとはどういうものなのか、HDLコレステロールとLDLコレステロールの役割、中性脂肪について、コレステロールを下げる食べ方などについて解説する。朝食の献立では「さばの塩焼き」など、昼食の献立では「ひよこ豆のドライカレー」など、夕食の献立では「鶏肉の青菜ロール」などのレシピを掲載。また、主菜や副菜の簡単おかず、かさ増しごはん、具だくさんのスープとみそ汁のレシピなどが掲載されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※コレステロールを下げる簡単おかず ‐ 成美堂出版
2023年12月21日コレステロールを軸に医薬品などの研究・開発を行うレイデルリサーチ研究所は、「中年期女性を対象とした、運動習慣による『善玉コレステロール』の量的・質的変化」の論文(2023年1月6日)を発表しました。中年期女性において、習慣的な運動がHDLの量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高める有意データを明らかにし、HDLの量と質が改善する可能性を世界で初めて報告しました。健康寿命に深く影響すると言われる「コレステロール」は、「悪玉コレステロール(以下、LDL)」が注目される傾向にありますが、重要なのは「善玉コレステロール(以下、HDL)の質」と「LDLとHDLの比率」であるという研究結果が発表されています。この度、本研究所は、体の健康に大切な善玉コレステロールと運動不足の関係を検証。代謝の低下・運動量減少・更年期障害などで高血圧による健康リスクが急増する中年期女性(50歳前後)を、運動強度・頻度・時間により3グループに分けて比較し、善玉コレステロールの差を分析しました。レイデルは今後も、30年以上にわたる研究・開発・技術を生かし、より多くの人の健康と質の高い生活に貢献していきます。<レイデルリサーチ研究所と発表論文>◆【研究結果概要】運動が「善玉コレステロール」の量・質を改善する有意データ、世界初の研究発表本研究は、コレステロールを軸に医薬品などの研究・開発を行うレイデルリサーチ研究所(RAYDEL Research Institute)が、日常的な運動と善玉コレステロールの関係を分析したものです。高血圧による健康リスクが急増する中年期女性(50歳前後)において、定期的・習慣的な運動によりHDLの質が改善される有意データを示した世界で初めての報告となり、データの活用が今後も期待されます。<論文名>「中年期女性を対象とした、運動習慣による『善玉コレステロール』の量的・質的変化」(2023年1月6日発表)<論文URL> <研究対象>・対象者:中年期女性(50歳前後)、57人<研究内容>・運動強度・頻度・時間によって3グループに分類し、HDLを構成したり影響したりする複数の成分について量、質、サイズを比較分析<研究結果>・習慣的な運動が、HDL量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高めるという有意データが得られた◆背景(1) 高血圧の鍵を握るのは「悪玉コレステロール」だけでなく「善玉コレステロール」とその比率世界的にも大きな健康へのリスクと言われ、日本で断トツに高い通院理由となっている高血圧(厚生労働省「国民生活基礎調査」による)に、深く関わるのがコレステロールであることは一般的に認知されています。出典: 一方で、多くの人は「コレステロール値が高いと健康に悪い」「悪玉コレステロールは悪者である」と認識していますが、研究結果として、高血圧の鍵を握るのはLDLだけでなく、HDL値、L/H比(LDLとHDLの比率)、HDLの質にあることが明らかになっています。コレステロールは人体を構成する必須成分であり、LDLとHDLは、コレステロールを運ぶ運搬体です。この身体にとって必要なコレステロールおよびLDLとHDLの状態やバランスが崩れて血管内膜に蓄積すると、高血圧につながることが近年の研究では解明されました。さらに、血管内膜に蓄積されたコレステロールを肝臓に戻す役割を担うHDLは、数だけでなく、質(大きさ)で働きが大きく異なることも論文などで発表されています。(2) コロナ禍で広がる運動不足問題とコレステロールの関係を解き明かす昨今、コロナ禍によりテレワークが進み、運動不足が社会的な課題となっています。オフィスに行かずに家やコワーキングスペースで仕事をする人が増え、人々の生活は大きく変わりました。その大きな変化の一つとして、生活者の運動量と内容が挙げられます。職場までの移動のような日常的な有酸素運動の機会は、社会全体として大きく減少したと言われています。中でも東京在住の女性においては、「職場への移動時間が減少したにも関わらず、家事・育児の負担が増えた(東京都「令和3年度男性の家事・育児参画状況実態調査報告書(令和3年11月)」による)データもあり、自主的に運動に費やす時間を確保することが難しく、結果として習慣的に運動ができない環境下にあることが想定されます。今回の研究は、このようなコロナ禍で社会課題となっている運動不足とHDLの関係を解き明かすことを目的として実施されました。(3) 高血圧の健康リスクが高まる中年期女性に焦点をあて、多方面で検証・分析運動不足とHDLの関係を解き明かすために焦点を当てたのが、中年期の女性です。中年期女性は、新陳代謝率の低下、身体活動量の低下、女性ホルモンの変化、長期間の少量飲酒習慣など複数の要因が重なり、高血圧や動脈硬化などの健康被害のリスクが高まるとされています。本研究では、血圧関連のリスクが課題視される中年期女性に焦点を当てて、研究・分析をすることとしました。【研究結果】運動が「肝・筋肉障害パラメータ」「善玉」に有意に影響 ※一部抜粋中年期女性を、運動強度・頻度・時間によって、座りがちなグループ(グループ1)、中強度のグループ(グループ2)、高強度のグループ(グループ3)に分類して、HDLを構成したり影響したりする複数の成分について、量、質、サイズを比較分析した結果、習慣的な運動が、HDL量の向上・機能性・抗酸化性・コレステロール排出能力を高めるという有意データが得られました。1. HDLの抗酸化酵素で1.3倍の差HDLの抗酸化作用に重要な役割を果たすと考えられている抗酸化酵素「パラオキソナーゼ(PON)」の抗酸化力を測定したところ、グループ3の平均値はグループ1の1.3倍の結果となりました。これにより、運動を高強度することにより、抗酸化力が1.3倍向上する結果が明らかになりました。<パラオキソナーゼ(PON)の抗酸化力>2. 抗動脈硬化性特性ありレイデルリサーチ研究所は、60万倍まで拡大可能な世界最新モデルのTEM顕微鏡を使用。顕微鏡でHDLの質を測るサイズを比較したところ、結果として、高強度運動をしているグループ3の平均値は、グループ1の約2倍となりました。<HDL2のサイズを示す透過型電子顕微鏡(TEM)像と面積分析>上原吉就(うえはら・よしなり)教授「ファクトベースで運動と健康寿命の関係を活用する、非常に可能性ある検証結果」<上原吉就氏 福岡大学スポーツ科学部/福岡大学病院 予防・抗加齢・再生医療センター 教授/医学博士>私は、以前より、健康に被害を与える酸化したコレステロールを回収して動脈硬化を抑えるHDLは、医療分野で重要となるとして研究を重ねてきました。HDLの研究が進み、人類がこの成分にアプローチできるようになれば、世界的に医療に役立てる可能性が広がります。この研究論文は、血圧リスクの高まる中年期女性と運動の関係性を、いくつもの因子で検証した画期的な内容となっています。単に「運動が重要だ」とうたうのではなく、ファクトベースで、なぜ、どのような運動が、どのくらい必要なのかを知ってもらうための貴重な資料となるでしょう。発表された論文を含め、多くの方がHDLやL/H比が健康寿命に与える影響について知り、興味を持ってもらえると嬉しいです。HDLに関する、人々の健康や生活に役立つ研究結果が、これからも世の中に出ていくことを楽しみにしています。【今後の展望】HDLの切り口から「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」本研究論文の発表は、健康寿命に関わるとされるHDLを研究・分析し、医療や健康に役立てるための活動の一環です。運動とHDLの分析を進め、一般の生活者の方々のために、商品やサービスという形で提供するきっかけとなれば幸いです。そのため、本データをレイデル研究所内にとどめるのではなく、公開することとしました。レイデルは今後も「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」ことをテーマに、30年以上にわたる研究・開発・技術を生かし、より多くの人の健康と質の高い生活に貢献していきます。【株式会社レイデルジャパン】「あらゆる人に、より質の高い生活と健康を提供する」ことを掲げ、30年以上にわたって研究開発を続けてきたヘルスケアブランドです。自然由来の成分にこだわり、研究で得られた知見を生かし、高品質の製品を開発しており、生み出した商品・サービスを創業国であるオーストラリアにとどまらず、韓国、日本など国境を超えて提供しています。商号 : 株式会社レイデルジャパン代表者 : 代表取締役 李ビョング所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門2-2-1-6F設立 : 2018年4月事業内容: 食品・健康補助食品及び医薬品等の研究、企画開発、製造、卸、販売及び輸出入資本金 : 2,886万6千円URL : 【レイデルリサーチ研究所/RAYDEL Research Institute(RRI)】2021年に設立され、韓国に拠点がある研究所です。HDL-Cの上昇と酸化や糖化などのリポタンパク質修飾の阻害を介して、高脂血症、高血圧、認知症を治療するための新しい医薬品と機能性食品の研究開発を行っています。今後も人々の健康と長寿を可能にする新しい医薬品と機能性食品の開発をしていきます。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年02月03日中性脂肪値・コレステロール値を楽に下げる11月8日、中性脂肪やコレステロールの基礎知識から、その数値を下げる方法までを解説している新刊『中性脂肪・コレステロールはズボラでも(楽)下がる!』がマキノ出版から発売された。同書はマキノ出版発行の月刊誌『壮快』『安心』『ゆほびか』、及びマキノ出版刊行の書籍の内容に加筆、修正、再構成したものであり、A4判、56ページ、定価は990円(税込)である。減らすべきなのは「糖質」の量脂肪といえば、健康によくないものという印象があるが、中性脂肪もコレステロールも、人体に欠かせない脂肪の一種である。中性脂肪は体を動かすためや、体温を維持するために必要で、コレステロールは筋肉や内臓、骨などを構成する細胞を保護する膜や神経細胞の材料となる。ただ、中性脂肪の原料は糖質であり、消費しきれなかった中性脂肪は皮下脂肪や内臓脂肪などとして体内に貯蔵されることになる。中性脂肪もコレステロールも、増えすぎたり、バランスが崩れたりすると、健康上の問題になってしまうことになる。新刊では栗原クリニック東京・日本橋院長の栗原毅氏の監修により、中性脂肪値やコレステロール値を下げる基礎知識を解説。続いて、おいしく食べてこれらの数値を下げる特効レシピが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※中性脂肪・コレステロールはズボラでも(楽)下がる! - マキノ出版 くらしと健康に役立つ実用情報を提供する出版社
2022年11月17日簡単なケア・食べ方のコツなど8月16日、『ラク~に中性脂肪・コレステロールが下がる本』が宝島社から「TJ MOOK」として発売された。A4判、80ページ、価格は759円(税込)である。同書では手軽に実践可能な方法を紹介。みやま市工藤内科院長の工藤孝文氏や、肝臓クリニック札幌院長の川西輝明氏、千代田漢方内科クリニック院長の信川益明氏、銀座泰江内科クリニック院長の泰江慎太郎氏など、13名の医師、博士によるアドバイスが紹介されている。血管を強く元気にする方法健康診断で、中性脂肪の数値がよくない、コレステロール値が思わしくないなどの指摘を受けたとしても、これらは軽視されるケースもある。放置したままでいると、血管をむしばみ、身体機能や命を失うことにもなりかねない。中性脂肪は体のエネルギー源になるが、消費されずに余った場合、体脂肪となり、肥満や糖尿病の原因にもなりうる。また、コレステロールも、体に欠かせない脂質の一つではあるが、コレステロールの中でも悪玉コレステロールは要注意である。中性脂肪やコレステロールの増加は脂質異常症、動脈硬化を招き、心筋梗塞や脳梗塞のリスクを高める。新刊では中性脂肪とコレステロールを解説し、働きと増える仕組み、下げる食べ方、メニュー、生活習慣、運動、セルフケアなどが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ラク~に中性脂肪・コレステロールが下がる本 - 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2022年08月23日コレステロール値の上昇や動脈硬化のリスクとなることが知られている飽和脂肪酸。さまざまな食べ物に含まれていますが、具体的にどの食べ物に多く含まれているか、ご存じですか?今回は飽和脂肪酸の摂りすぎにつながりやすい「おかず」をご紹介します。どのようなものが望ましいかの例も紹介しますので、ぜひ参考にしてください。飽和脂肪酸を摂りすぎに繋がる「おかず」飽和脂肪酸の目標量はエネルギーの7%未満とされています。日本人の食事摂取基準のエネルギー目標量から計算すると、成人女性では約13g、成人男性では約17gが飽和脂肪酸の目標量になる計算です。この飽和脂肪酸の量をもとに、摂りすぎに繋がりやすい食べ物を紹介していきます。肉・肉加工品肉や肉加工品などは、ほかのおかずに比べると飽和脂肪酸が多く含まれています。上記グラフの肉などを100g食べると、1日の目標量を超えるか、ほぼ近い量を摂る計算です。ほかの食べ物からも飽和脂肪酸を摂ることを考えると、確実にオーバーしてしまうため、飽和脂肪酸の量が気になるときは控えた方が良いでしょう。中でも牛は、鶏や豚に比べると脂質が多く、飽和脂肪酸の量も多くなっています。鶏か豚を選ぶ方が飽和脂肪酸の量を抑えられやすいでしょう。魚介類魚介類は肉類に比べると飽和脂肪酸の量は少なくなります。あゆの内臓、あんこうの肝、うなぎの白焼き、かき燻製油漬缶詰など、食べる機会が少ない方は、魚介類から飽和脂肪酸の摂りすぎを心配する必要は少ないでしょう。魚介類には、コレステロールを減らしたり動脈硬化を予防したりする不飽和脂肪酸が含まれます。とくに青魚(さば・さんま・いわし・あじなど)に含まれるため、意識して取り入れましょう。乳類乳類の中でも、クリームやチーズに飽和脂肪酸が多く含まれています。生クリームを使った料理やお菓子を良く食べる方、チーズを好んで食べる方は摂りすぎに気をつけましょう。また普通牛乳は100gあたり2.3gほどではありますが、毎日たくさん飲むと飽和脂肪酸を摂りすぎる恐れもあります。気になる方は低脂肪や無脂肪のタイプを選ぶと良いでしょう。その他(卵類・豆類)卵類や豆類は、ほかのおかずに比べ飽和脂肪酸の量が少なく、摂りすぎの心配が少ない食べ物です。豆類は、油で揚げた油揚げ、がんもどき、厚揚げはやや飽和脂肪酸の量が多くなっていますが、たくさん食べすぎなければ、避ける必要はないでしょう。卵や大豆製品は、肉類に比べ脂質が少なくカロリーも低いため、ダイエットや健康づくりに役立つ食べ物です。毎日のおかずのレパートリーに、ぜひ取り入れましょう。料理最後に料理別の飽和脂肪酸の量を比較しましょう。脂身の多い肉類を使ったステーキや焼肉の盛り合わせ、とんかつや生姜焼きは飽和脂肪酸の量が多くなっています。一方で、魚や豆腐、卵を使った料理や、皮を外したチキンソテーは飽和脂肪酸の量が抑えられていることがわかります。メニュー選びの参考にしてくださいね。飽和脂肪酸を控えたいときに選びたいおかず飽和脂肪酸を控えたいときは、上記でお伝えした通り、魚介類や卵、大豆製品を中心におかずを選ぶと良いでしょう。魚介類からは不飽和脂肪酸、卵からは良質なタンパク質や鉄、ビタミンD、ビタミンE、大豆製品からはカルシウムや鉄など、さまざまな栄養素が補給できるのも魅力です。肉類を選ぶときは、脂身の少ないモモなどの赤身の部位や、皮を外した鶏肉などを選ぶと飽和脂肪酸の量を控えられます。脂身の多い部位を食べたいときは、量や頻度を控えて楽しみましょう。飽和脂肪酸の摂りすぎは、健康へさまざまな影響を及ぼします。摂りすぎているかどうかは、食事管理アプリなどで自身の摂取量をチェックしてみるのもおすすめです。カラダに良い油を取り入れ、健康づくりに役立てましょう。 【参考・参照】文部科学省 日本食品標準成分表2020年版(八訂)厚生労働省日本人の食事摂取基準(2020年版) 【執筆者】広田千尋/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2022年07月17日悪玉コレステロール値が気になっている方の中には“コレステロールが多い”といわれる食品を避けている方も多いはず。これらの食品はもちろんですが、実はもっと気をつけた方がいい食品があることをご存じですか?今回はコレステロール値が気になっている方に向けて、控えたい食べ物や、とりたい食べ物について解説します。“コレステロールが多い”食べ物だけを気をつけたらいい?卵、イカ、タコ、魚卵などは、ほかの食べ物に比べるとコレステロールを多く含むので「これらの食品を食べるとコレステロール値が高くなる」「食べない方がいい」とよく耳にします。昔はこのようにいわれていましたが、実は食品自体に含まれるコレステロールは、そのまま血中コレステロール値に反映されるワケではないんです。このコレステロールが体内で使われるのは2~3割で、残りの7~8割は糖や脂質を材料として肝臓で合成されたコレステロールが使われます。もちろん、コレステロールが多いといわれる食品をたくさん食べないことも必要ですが、これだけの対策では、思ったような対策にならないことも。コレステロールの合成を促してしまう食べ物や、材料となる食べ物も同時に気をつけていく必要があります。コレステロール値が気になる方が注意したい「飽和脂肪酸」飽和脂肪酸という脂質は、体内でコレステロールの合成を促すとされ、摂取量が多いことでコレステロール値が上昇することは数々の研究で明らかになっています。飽和脂肪酸は主に肉類や、乳製品に含まれています。そのほとんどが「常温で固形」の形をした脂です。「肉の脂身やバターを室温に置いておいても溶けない」とイメージするとわかりやすいかもしれません。この飽和脂肪酸の摂取量を減らすことが、コレステロール値を下げるためには最も大切といわれています。飽和脂肪酸はどんな食べ物に含まれる?飽和脂肪酸は動物性の食品に主に含まれています。コレステロール値が気になる方は、以下の食べ物が多くなっていないか確認してみましょう。【コレステロール値が気になる方が控えたいものの例】肉類豚・牛の脂身、鶏の皮、牛ばら肉、豚ばら肉、ソーセージ、ベーコン油脂類バター、ラード(豚脂)、牛脂、マーガリン、ファットスプレッド(チョコレートスプレットなど)乳類生クリーム、ホイップクリーム、チーズ、アイスクリーム菓子類チョコレート、チーズケーキ、バターケーキ、パイ、タルト、シュークリーム、スナック菓子調味料類マヨネーズ、ハヤシルウ、カレールウ先ほどお伝えしたように「常温で固形の脂」をなるべく避ける…と考えるとわかりやすいでしょう。肉類は脂身を避けて赤身のものを選び、また洋菓子やスナック菓子は食べすぎに気をつけ、なるべくフルーツやナッツなどの間食を取り入れるようにするといいでしょう。コレステロールを下げるには、どんなものを食べたらいい?コレステロール値が気になる方がとりたい食べ物は、青魚や大豆製品、また野菜やきのこ、海藻類です。青魚や大豆製品には不飽和脂肪酸という脂質が含まれ、コレステロール値を下げるのを助けてくれます。また魚や大豆製品を食べる回数が増えることで、自然と肉類を食べる回数を減らし、飽和脂肪酸の摂取量を減らすのにも役立ちます。また野菜やきのこ、海藻類、また大豆製品に含まれる食物繊維も十分に摂取しましょう。食物繊維は余分な脂質を吸着して体外への排出を助けてくれるだけでなく、コレステロールから作られる胆汁酸の排泄を促して、コレステロール値を下げてくれる働きがあります。【コレステロール値が気になる方がとりたいものの例】魚類さば、さんま、いわし、ぶり、あじ大豆・大豆製品大豆、豆腐、納豆、おから野菜類枝豆、ごぼう、かぼちゃ、おくら、ほうれん草、ブロッコリーきのこ類しいたけ、エリンギ、しめじ、えのきたけ、まいたけ、なめこ海藻類ひじき、わかめ、焼きのり、こんぶ、もずく、めかぶこれらの食べ物を意識して増やしてみましょう。コレステロール値が高い状態が続くことで、動脈硬化のリスクの一因となります。食事はもちろん、運動や禁煙などの対策も大切です。生活習慣も振り返ってみて、少しずつできるところから取り組みをはじめてみましょう。 【参考・参照】厚生労働省日本人の食事摂取基準(2020年版)一般社団法人日本動脈硬化学会コレステロール摂取に関するQ&A<>(最終閲覧日:2021/04/10) 【執筆者】広田千尋/管理栄養士これまでに500件以上の指導経験があり、ダイエットや生活習慣病対策はもちろん、妊婦から高齢者まで幅広い指導を経験。栄養指導、レシピ制作、栄養教室や料理教室開催などのスキルと知識を生かし、あすけんではコラム執筆やオンラインカウンセリングを担当。
2022年07月17日コレステロール管理に適した機能性表示食品「レイデル ポリコサノール10」を販売している株式会社レインボーアンドネイチャージャパン(本社:東京都港区、代表取締役:李ビョング)は、健康情報WEBサイト「RAYDEL」に、最近テレビの健康情報番組でも取り上げられて注目を浴びているコレステロール管理の指標「LH比(LDLとHDLの比率)」の重要性について特集した記事『LH比(LDLとHDLの比率)が高いと糖尿病リスクが高くなる』を公開しました。健康診断表健康情報サイト「RAYDEL」の記事 国際糖尿病連合(International Diabetes Federation)の資料によると、2019年の世界中の糖尿病患者数は4億6千万人で、2045年には糖尿病患者が7億人を突破すると見込まれています。さらに、2019年の1年間で世界中の約420万人が糖尿病で命を失ったことが確認されました。■血中コレステロール値は糖尿病の危険を予測する因子糖尿病は、インスリンが十分に働かないために、血液中を流れるブドウ糖という糖(血糖)が増えてしまう病気です。インスリンは膵臓から出るホルモンであり、血糖を一定の範囲におさめる働きを担っています。この重要なインスリンが働かない理由には次の2つの原因があります。(1)インスリン分泌低下(膵臓の機能の低下により十分なインスリンを作れなくなってしまう状態)(2)インスリン抵抗性(インスリンは十分な量が作られているけれども効果を発揮できない状態)(2)のインスリン抵抗性は体内の脂質にも影響を及ぼし、インスリン抵抗性が高くなると「中性脂肪」の数値は高くなり、血管が詰まる原因となる「LDL(悪玉)コレステロール」値が増加、反対に血管の清掃屋と呼ばれる「HDL(善玉)コレステロール」値は減少します。また、脂質の各数値からインスリン抵抗性のリスクが高いかどうかを測定することも可能で、空腹状態で測定した「中性脂肪値÷HDLコレステロール値」が3.5を超えると、インスリン抵抗性を疑う必要があるといわれています。■LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの比率(LH比)が高いと糖尿病の発病リスクは92%まで高くなる中国西安の西安交通大学(Xi'an Jiaotong University)医学部の研究チームは、人間の血中コレステロールの比率によって糖尿病の発病リスクが変わるという研究結果を発表しました。(※1)研究チームは約11万6千人の健康な中年層を対象にLDLとHDLの比率(LH比)によって4つのグループ(それぞれの平均LH比は1.37、1.81、2.19、3.06)に分け、約3年間での彼らの糖尿病の発病率を比較しました。その結果、LH比が最も低いグループを基準にした時、基準以外のLH比が高いグループの糖尿病の発病率は、それぞれ18%(LH比1.81)、42%(LH比2.19)、92%(LH比3.06)にまで増加しました。研究チームは「糖尿病の発病とLH比の相関関係を明らかにした最初の大規模な研究として、LH比の増加が糖尿病の危険性を高める独立変数であることを強く示唆している」と論文を通じて明らかにしています。※出典:Limin Wei, et al. Low-density lipoprotein cholesterol: high-density lipoprotein cholesterol ratio is associated with incident diabetes in Chinese adults: A retrospective cohort study. J Diabetes Investig Vol. 12 No. 1 January 2021■LH比は血管の健康管理にも役立つ糖尿病と同様に生活習慣病の一つである「脂質異常症」は動脈硬化を促進するので、LDL(悪玉)コレステロールとHDL(善玉)コレステロールの値に注意が必要です。<レイデルリサーチ研究所 ジョギョンヒョン博士>レインボーアンドネイチャージャパンの関連研究機関、韓国のレイデルリサーチ研究所ジョギョンヒョン博士は、LDLは肝臓でつくられたコレステロールを体全体に運ぶ役割があるが、LDL数値が正常より高ければ、血管壁に溜まって動脈硬化の原因になる。一方、HDLは余分なコレステロールを掃除して肝臓に戻し体外に排出する役割があるため動脈硬化の予防に役立つ。したがって、動脈硬化と冠動脈疾患を予防するためには、LDLコレステロールとHDLコレステロールそれぞれ単体を管理するのではなく、この二つのバランスが非常に重要である。LH比(LDL÷HDL)が改善されれば、動脈硬化の危険が下がり、各種の心脳血管疾患の発病リスクを下げることができると勧告しています。<LH比数値と血管内の状態>■「キューバ産サトウキビ由来ポリコサノール」人臨床試験結果でTC11.3%減少、LDL-C22.1%減少、LH比27.9%改善!「キューバ産サトウキビ由来ポリコサノール」は、キューバ産サトウキビの葉と茎の表面のワックスから抽出した8つの脂肪族アルコールの混合物で、サトウキビ1kgからわずか0.025gしか抽出されない貴重な天然由来の原料です。キューバ産ポリコサノールは約120編のSCI級論文を通じて、その機能性と安全性が確立されています。2010年のキューバ国立科学研究所で行われた人臨床試験で健常者を対象に8週間キューバ産ポリコサノールを毎日10mgずつ摂取した結果、総コレステロール(TC)が12.4%減少し、悪玉コレステロール(LDL)の数値が20.2%減少し、心血管疾患の重要な予測因子であるLH比(LDLとHDLの比率)は28.7%改善しました。<キューバ産ポリコサノール 臨床試験結果>【会社概要】商号 : 株式会社レインボーアンドネイチャージャパン代表者 : 代表取締役 李ビョング所在地 : 〒105-0012 東京都港区芝大門2-2-1 ACN 芝大門ビルディング6F設立 : 2018年4月事業内容: 食品・健康補助食品及び医薬品等の研究、企画開発、製造、卸、販売及び輸出入資本金 : 900万円URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2021年11月04日オレンジページムックのレシピ集3月29日、オレンジページムック『オレンジページ おとなの健康レシピ コレステロールを下げる献立』が発売された。このレシピ集には、コレステロール対策以外にも中性脂肪対策におすすめのメニューが掲載されており、メタボリックシンドローム対策になる。価格は1430円(税込)である。コレステロール・中性脂肪の基礎知識なども年齢とともに注意が必要となるメタボ。女性の場合、50代ぐらいからコレステロールや中性脂肪の数値が高くなる傾向がみられるという。健康診断などでこれらの数値が高かった場合、食生活の見直しが不可欠である。また、年齢を問わず、メタボに陥らない心がけが欠かせない。発売されたレシピ集では、脂質控えめの1か月分の献立や、低糖質のおかずを紹介。メニューはいずれも特別な材料を使用するのではなく、同書を手に取ったその日から活用できる。掲載されているのは、「豚ヒレ肉のくわ焼き献立」「さわらの回鍋肉風献立」「鶏肉とレタスの湯引き献立」「豚しゃぶの和風サラダ献立」「豆腐チャンプルー献立」などのレシピのほか、コレステロールと中性脂肪を下げる食事のコツ、おかずカタログ、3つの注目食材なども紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※オレンジページ おとなの健康レシピ コレステロールを下げる献立 - オレンジページの本【オレンジページnet】プロに教わる簡単おいしい献立レシピ
2021年04月06日中性脂肪やコレステロールが気になる人に大正製薬株式会社は、Livitaの生活習慣ケアシリーズから、機能性表示食品「コレス&ミドルケアカプセルW」を2020年5月8日に全国のドラッグストア等で発売する。同製品は、悪玉コレステロールを低下させる「リコピン」と、中性脂肪を低下させる「DHA・EPA」を含有したサプリメントだ。中性脂肪やコレステロールが気になる人に適している。リコピンは、トマトに含まれる成分を使用。主にトマトやスイカなど果物や野菜に含まれるカロテノイド色素の一種だ。DHA・EPAは、特にマグロやカツオ等の青魚に含まれ、身体では作ることができない必須栄養素だ。中性脂肪を抑制する他に、肝臓での脂肪酸の分解を促進する役割もある。ソフトカプセルで飲みやすいまた、ソフトカプセルタイプ採用で飲みやすい。1日3粒を目安に水またはお湯で噛まずに飲み込む。内容量は、約14日分の42粒。希望小売価格は、1800円(税抜き)だ。Livitaシリーズは、生活習慣で気になる様々なニーズに応える粉末やタブレット、カプセルなどを展開しており、好みやライフスタイルに合わせて選べる。今回の発売で、全23品となった。(画像はプレスリリースより)【参考】※大正製薬ニュースリリース
2020年05月15日「超悪玉コレステロール」がたまると、動脈硬化だけでなく、がんや認知症、脳梗塞、心筋梗塞のリスクも高まるという。菓子パン、スナック菓子、インスタント食品など、危険食品は身の回りにあるものばかり。取りすぎないようご用心ーー。「コレステロールは、私たちの体の細胞壁やホルモンの材料となるなど、生きるうえで必要不可欠なものです。ところが、誤った食生活によって悪影響をうけると、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因となり、逆に体に悪影響を与えてしまうこともあるのです」こう話すのは内科医で動脈硬化に詳しい池谷敏郎先生。偏った食生活はコレステロールの“暴走”を起こすという。「コレステロールは体内でLDLコレステロールとして血管壁に運ばれます。このLDLコレステロールが酸化されて変性するとマクロファージという免疫細胞に取り込まれて処理され、血管壁にたまり、プラークというコブになってしまいます。これが動脈硬化です。LDLコレステロールが悪玉コレステロールと呼ばれるゆえんです。ちなみに、LDLコレステロールには大型、小型サイズとあるのですが、小型のものほど血管壁に取り込まれやすく、活性酸素による酸化もされやすいため、小型のLDLコレステロールは超悪玉コレステロールとよばれています」(池谷先生・以下同)LDLコレステロールが酸化すると次のような問題も。「LDLコレステロールが酸化した途端、体内で“異物”として認識されます。すると、私たちの健康のバランスをとろうとしてくれるマクロファージが“異物”を食べて処理してくれるのですが、このときに起こる現象が“炎症”です。炎症は、血管の老化や動脈硬化だけでなく、肌荒れやアレルギー疾患の悪化にもつながります。さらに、がん認知症、脳梗塞、心筋梗塞などの疾患のリスクも上げます」体内での炎症を起こりやすくする一因が、オメガ6系脂肪酸(リノール酸)を多く含む食品だ。オメガ6系脂肪酸の過剰摂取によって、炎症が引き起こされやすくなるというのだ。逆に、オメガ3系脂肪酸を多く取ることによって炎症にブレーキがかかるという。つまり、過剰な炎症をふせぐためにはオメガ6系と3系の脂肪酸のバランスが重要だ。オメガ6系脂肪酸は、サラダ油、キャノーラ油、ベニバナ油など、揚げ物に使われる油に多く含まれる。オメガ3系脂肪酸は、魚油やえごま油、アマニ油などが該当する。「体内の炎症を抑えるためには、オメガ6系脂肪酸を減らし、オメガ3系脂肪酸の摂取量を多くすることです。しかし、現代の食生活では、オメガ6系脂肪酸を過剰に摂取する傾向があります。脂質の摂取は必要なのですが、摂取する脂肪酸の種類については、もっと注意をしてほしいものです」揚げ物や天ぷら、炒め物、ドレッシング、豚肉や鶏肉の脂肪部分など、オメガ6系脂肪酸の油を使った食品は、私たちの周りにあふれている。「家庭で調理して食べる分には極端な量にはならないと思うのですが、外食や弁当、スーパーやコンビニで売られているお総菜などにはオメガ6系脂肪酸を多く含む油が使われていることが多いため、外食やコンビニ弁当が多いという人は要注意です」「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日「コレステロールは、私たちの体の細胞壁やホルモンの材料となるなど、生きるうえで必要不可欠なものです。ところが、誤った食生活によって悪影響をうけると、血管壁に蓄積して動脈硬化の原因となり、逆に体に悪影響を与えてしまうこともあるのです」こう話すのは内科医で動脈硬化に詳しい池谷敏郎先生。偏った食生活はコレステロールの“暴走”を起こすという。「コレステロールは体内でLDLコレステロールとして血管壁に運ばれます。このLDLコレステロールが酸化されて変性するとマクロファージという免疫細胞に取り込まれて処理され、血管壁にたまり、プラークというコブになってしまいます。これが動脈硬化です。LDLコレステロールが悪玉コレステロールと呼ばれるゆえんです。ちなみに、LDLコレステロールには大型、小型サイズとあるのですが、小型のものほど血管壁に取り込まれやすく、活性酸素による酸化もされやすいため、小型のLDLコレステロールは超悪玉コレステロールとよばれています」(池谷先生・以下同)超悪玉の小型LDLが増える原因のひとつが「中性脂肪の取りすぎ」だ。「中性脂肪を取りすぎると、小型LDLコレステロールが増え、脂肪の燃えかす(レムナント)を増やします。このレムナントが酸化されやすく、プラークの材料となるのです」中性脂肪は、炭水化物やマーガリンを含んだ、パン類やケーキ、クッキーなどの洋菓子やスナック菓子に多く含まれる。「中性脂肪は内臓脂肪の原料でもあり、おなかがポッコリしたメタボ体形の人は血中の中性脂肪値が高い傾向があります」そして、小型化したLDLコレステロールの酸化を促進する食べ物が、ソーセージ、ハムなど加工肉食品、インスタントラーメン、マヨネーズなど動物性由来の脂肪やトランス脂肪酸といった酸化したコレステロールを多く含む食品だ。「意外に思われるようですが、せんべいやおかきといった米を原料とした菓子も、表面に動物性油脂やトランス脂肪酸が塗られていることがあります」するめやビーフジャーキーといったUV照射をしている加工品も体内の酸化を促進する物質が多いのだという。「女性自身」2020年3月17日号 掲載
2020年03月08日悪玉コレステロールを下げる機能性表示食品富士フイルム株式会社は、2018年8月20日より、機能性表示食品「フラバンジェノール」を発売開始する。「フラバンジェノール」は悪玉コレステロールを下げる効果があるため、コレステロールが気になっている人におすすめの商品と言える。1日4粒で手軽に健康対策このたび新発売される「フラバンジェノール」には、「松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)」が1日の摂取目安量である4粒あたり、2.46mg配合されている。飲みやすい分量で手軽に健康改善を目指せるため、体質や健康状態を改善したいと考えている人は試してみるとよいだろう。「松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)」について松樹皮由来プロシアニジン(プロシアニジンB1として)は抗酸化作用を持つポリフェノールを豊富に含む松の樹皮に含まれていて、機能性関与成分として「フラバンジェノール」に配合されている。これにより、体に悪影響を及ぼす悪玉コレステロールの値を下げ、健康的な生活へ導いてくれる。粒も小粒で飲みやすく、1日4粒ということから、気軽に健康改善できる心強い商品と言えるだろう。健康診断の結果が気になる人や、生活習慣を改善したい人など、悪玉コレステロールの値を少しでも抑えたい人にはぜひ試してほしい商品となっている。株式会社富士フイルムヘルスケア ラボラトリーにて通信販売されているため、この機会に試してみてはいかがだろうか?(画像はプレスリリースより)【参考】※富士フイルム株式会社のプレスリリース
2018年08月20日いつまでも健康でいるために、「野菜を多めに摂る」、「甘いものは控える」など、日ごろからの食生活に気をつけている人も多いでしょう。しかし、あまり気にする必要のないこともありそう…。テレビや雑誌などでも活躍中の医師・ジャーナリストである森田豊さんに話をうかがいました。「魚のコゲでがんになる」は都市伝説だったある程度の年齢の人であれば、「魚のコゲを食べ過ぎるとがんになる」という説をご存じのはず。かくいう筆者も親からそういわれて育ったうちのひとり。しかしこれ、気にするだけ無駄だったようです。「たしかに、食べものの焦げには発がん性があります。魚や肉に含まれる動物性タンパク質(正確にはトリプトファンやチロシンといったアミノ酸)が、焼かれることによって発がん性物質を作り出すのは事実です。でもそれは体重60kgの人が毎日およそ1t食べた場合と考えられます」(森田さん、以下同)一般的な焼き魚のコゲをすべて食べたとしても、コゲの摂取量は1kgにも満たないはず。その程度のコゲであれば、仮に毎日食べたとしても、健康に影響が出ることは、まずあり得ないそうです。ちなみに、「この“都市伝説”は、1976年に大手新聞が一面で、“焼き魚の焦げに発がん性の疑いがある”というニュースを報じたことで広まってしまった情報のようです」と森田さんは話します。コレステロール値の高い卵は食べ過ぎたらダメ?魚のコゲ同様に、「卵はコレストロール値が高いから、摂り過ぎはよくない」も昔からいわれている話のひとつですが、森田さんは次のように指摘します。「卵にはコレステロールが多いので、体に悪いとされてきました。実はこれ、草食動物のウサギに食べさせた1913年のロシアでの実験結果をもとにしています。ですが、人間はウサギと同じ草食でしょうか?違いますよね。人間は雑食なので卵を食べても大丈夫なのです。健康な人には血液中のコレステロール値を一定に保つはたらきが備わっていますが、ウサギにはそれがないのです」ロシアの実験では、コレステロール値の上昇が見られたそうですが、それはあくまでもウサギだから。人間ではどうなるかというと…。「1981年に日本で行われた調査で、1日5~10個の卵を5日間連続して食べるというのがありましたが、結果は、コレステロール値は変化しませんでした。“何個までなら大丈夫”とはいいきれませんが、健康な人であれば、毎食1個卵を食べても、特に問題はないのです」他にも、厚生労働省が、“コレステロールが多い食品を食べても血中のコレステロール値には影響はない”として、2015年には食事摂取基準からコレステロールの上限値を撤廃しています。「血液中のコレステロールは、肝臓でつくられるのが80~90%で、食事によるものは残りの10~20%だけ。つまり、コレステロールの高いものをたくさん食べたからといって、血中コレステロールが高くなるわけではないのです。体内の悪玉コレステロールが増える理由は、運動しないことが大きな原因です」健康のために、なんでも鵜のみにしてしまうと、まったく意味がないこともあります。ネットで気軽に情報を集められるようになった昨今。大切なのは、情報の正確さを見分ける力かもしれません。(文・奈古善晴/考務店)
2018年02月14日質問:若い頃と同じような偏った食生活や喫煙を続けている主人、家系的にも脳梗塞が心配です。スポーツマンの主人は今まで特に健康に問題なく過ごしていましたが、中年に差し掛かった今も、若い頃と変わりない偏った食生活をしており気がかりです。量は減りましたが仕事中は喫煙しているようですし、週末は草野球で汗を流していますが、インスタント食品が大好きで野菜をとるのが苦手です。本人の自覚があまりないことが問題かと思いますが、最近、主人の家系で脳梗塞で亡くなった方がおり、家族として気になっています。埼玉県:コロスケの妻さん(37)回答:生活習慣と「脳梗塞」の関係についてお答えします。――「脳梗塞」の原因ご主人の生活習慣と脳梗塞に関してのご質問ですね。確かに、いかにスポーツマンでも、若い頃と同じような偏った食生活や喫煙は心配になるでしょう。ご相談者さまが懸念しておられるように、脳梗塞と生活習慣の間には大きな関連性があります。脳梗塞の原因として重要なものに、動脈硬化の存在があります。動脈硬化の状態では、血管の内側にコレステロールなどがたまって、血管の壁が厚く固くなってしまい、その厚く固くなった部分がコブのように血管内に膨らんで、内腔を狭くするので血流が悪くなっています。このコブが壊れるとその部分に修復のため、血小板が集まり血栓を作ります。この血栓が剥がれて血流に乗って身体の各部に運ばれ、脳の血管に詰まると脳梗塞、心臓の血管に詰まると心筋梗塞を起こします。これが、動脈硬化によって脳梗塞、心筋梗塞が起こるメカニズムになります。ご主人が好まれるインスタント食品には、一般的に悪玉コレステロールを増やすタイプの脂質や塩分が多く、とり過ぎると動脈硬化や高血圧を招きやすく心配です。また、野菜嫌いということで、野菜や果物に多く含まれ、高血圧を予防してくれるカリウムの摂取量も少なくなりがちです。そして、喫煙は血液を固まりやすくさせ、血管内に血の塊(血栓)を作りやすくして、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを大幅に上げてしまいます。量が減ったとはいえ、喫煙を継続されているということも非常に気がかりな点です。<「脳梗塞」の予防のために>一方、積極的に運動をされているということは、肥満を防ぎ体重を維持するという意味でも、ストレスを解消するという意味でも、非常によいことだと思います。今後はぜひ、健康維持と脳梗塞の予防のために、スポーツを継続すること、禁煙をすること、および野菜や果物を少しでも食生活に取り入れ、大好きなインスタント食品に関しては、例えば回数を減らす、ラーメンなどであれば汁は残して脂質や塩分の摂取の減少を図るといったように、健康に留意して生活していくことが大切かと思います。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:脳卒中になりやすい生活習慣とは?体質や遺伝も関係するのでしょうか?最近、30~40歳代の、特に女性が、脳卒中で倒れたというニュースをよく聞きます。どのような生活、状態になると、脳卒中になりやすいのでしょうか?体質や遺伝も関係するのでしょうか?私は一人暮らしをしていますが、自宅で一人のときに発症して、発見が遅れたらどうしようかと不安です。今から自分で準備して、何か対策できることはありますでしょうか?東京都:ゆるゆるさん(36)回答:「脳卒中」についてお答えします。――「脳卒中」になりやすい生活脳卒中は、脳血管障害ともいいますが、脳梗塞、脳出血、くも膜下出血の総称です。では、脳卒中になりやすい生活とはどのようなものか、見ていきましょう。■塩辛い食べ物を食べることが多い塩分が多い食事をたくさんとると高血圧になりやすくなります。高血圧は脳卒中を引き起こすリスクを格段に高めます。上の血圧が140~159mmHgの軽い高血圧者の脳卒中での死亡リスクは、一般的な方(目安:110~119mmHg)より約3倍高く、上の血圧が180mmHgを超える場合は、そのリスクは7倍以上高くなります。■脂っこいものを食べることが多い過度に脂肪を摂取すると、血中の中性脂肪と「悪玉コレステロール」と呼ばれるLDLコレステロールが増加し、「善玉コレステロール」と呼ばれるHDLコレステロールが減少するため、肥満や脂質異常症の危険が高まります。LDLコレステロールが増えると、血管が詰まる可能性が高くなり、その結果、動脈硬化につながります。 ■ストレスを抱えているストレスを感じている人は、ストレスから身を守ろうと「ストレスホルモン」を分泌します。このストレスホルモンは、血液の収縮を促進して、血圧を上昇させる働きがあるため、ストレスを感じるシーンが多い人ほど脳卒中のリスクが高まるといわれます。特に、「A型行動パターン」という行動医学に規定された性格の人は、ストレスを感じやすいことから、脳卒中を起こしやすいといわれています。A型行動パターンの人は、主に以下の項目が当てはまります。日々忙しく、時間に追われる生活をしている仕事に没頭しすぎて、気持ちの切り替えがうまくいかない徹底的にやらないと気が済まない負けず嫌いである緊張しやすい気性が激しく、イライラしやすいきちょうめんである■たばこを吸っているさらに、喫煙者は非喫煙者に比べて2.0~2.5倍も危険性が高いといわれています。<「脳卒中」と遺伝の関係>最後に、脳卒中そのものに遺伝性はありませんが、高血圧など脳卒中にかかりやすい体質には、遺伝性があるといわれます。また、脳卒中の原因は食生活と深くかかわるため、脳卒中にかかった人と同じ食事をとる家族はかかりやすいといえるでしょう。特に、脳卒中の一種であるくも膜下出血にかかった人が家族内にいる場合、そうでない人に比べて7~9倍も、くも膜下出血を発症する危険性が高いといわれています。その他、今からできることという観点では、食生活に気をつけ、適度に運動し、高血圧、脂質異常症、糖尿病などの生活習慣病にならないように気をつけることでしょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:父は動脈硬化で心筋梗塞を起こしています。この病気は遺伝するのか、これからの生活で気を付ける点を教えてください。夫が会社で受けた健康診断で、要検査と指摘されました。23歳で結婚して、約20年間で夫は13kgも体重が増加。それと比例して、血圧とコレステロールの値も徐々に上がってきています。特に大きな病気もなく安心していたのですが、今回の指摘を受け、どうすればよいか不安でいっぱいです。夫の父は動脈硬化で心筋梗塞を起こしていますので、この病気は遺伝するのか、夫はこれからの生活で何に気を付ければいいのか教えてください。神奈川県:さとみさん(43)回答:体重の増加と心筋梗塞についてお答えします。――「心筋梗塞」の遺伝性についてご主人の体重と健康診断の結果、および心筋梗塞の遺伝に関するご質問ですね。少し順番は前後しますが、まず、心筋梗塞の遺伝に関してご説明しましょう。確かに、近親者に心筋梗塞の方がいらっしゃると心配になってしまいますが、心筋梗塞そのものに関しては、特に遺伝性の病気ではないと考えられています。ただ、心筋梗塞のリスクを高める因子、いわゆるリスクファクターには遺伝性のあるものも含まれます。心筋梗塞のリスクファクターとして有名なものに、高血圧、脂質代謝異常症(かつて高脂血症と呼ばれていたもの)、糖尿病、肥満、喫煙やストレスなどがあります。高血圧や脂質代謝異常症、糖尿病にはある程度の遺伝性が認められますが、喫煙は個人の選択であり、肥満に関しても体質的なものはありますが、多くの場合、食生活や運動習慣の改善などによって解消することが可能でしょう。ご主人は現在、体重増加があり、血圧やコレステロール値の上昇も見られているということですので、少なくとも3つの要注意因子があるということになります。<まずは小さな一歩からはじめましょう>まず、これらのなかで、肥満はご本人の努力によりお薬を使わなくても解消できる可能性がありますから、肥満の解消を目指すことが心筋梗塞のリスクを下げる近道のように思います。体重が重くなると、身体を動かすのにより多くのエネルギーを要し、それだけで心臓に負担がかかり、心筋が肥大してしまいます。こうして心筋が肥大すると、冠状動脈を通じてより大量の血液を送る必要が出てきて、さらに心臓に負担をかけることになります。反対に、減量に成功すれば、こういった負担が減り、心臓を健康な状態に保てる可能性が高くなります。また結婚後、体重が増えた背景には、食事量や食事中の脂質の増加、塩分の増加といったことが隠れているかもしれません。体重を減らすためには、食事のカロリーや運動習慣に気を配るようになるかと思いますので、肥満の解消に伴って血圧やコレステロール値も下がってくる可能性も十分あると思います。一気にすべてを解消しようとすると無理なストレスがかかると思いますから、一駅手前で降りて余分に歩く、ご飯のおかわりをしないといった、小さな一歩から始めてみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:主人がたまに動悸息切れが激しくなるようで狭心症に発展しないか心配です。主人がたまに動悸息切れが激しくなるようで狭心症に発展しないか心配です。デスクワーク中心の仕事で、土日の外出もほとんど車なので運動は通勤時の徒歩のみ、その上肥満気味です。男性は狭心症になりやすいと聞いたことがあり、生活習慣と併せてとても危険因子と感じています。子どもも生まれ、まだまだ元気でいてほしいのですが、狭心症の対策として家で気をつけられることはありますでしょうか?東京都:tamoさん(32)回答:「狭心症」についてお答えします。――「狭心症」とは「狭心症」は「心筋梗塞」と同じく、虚血性心疾患に分類される病気です。心臓の表面を流れている冠動脈の内部にコレステロールが溜まり、動脈硬化が進んで血管の中の血液の通る内腔が狭くなることで発症します。血管内腔が狭くなりすぎて、心臓を動かすための血液量が確保できない状態になると、心臓の筋肉(心筋)に血が足りなくなってしまい、胸痛や胸の圧迫感を感じるようになります。これが「狭心症」です。狭心症の発作は一時的なもので、長くても15分以内にはおさまります。これが完全に塞がって血液が長時間心筋に届かない状態になると、心臓の組織が死んでしまいます。これが「急性心筋梗塞」です。「狭心症」の予防には、健康的な生活習慣を心がけましょう狭心症の予防には、生活習慣の改善が大切です。もし喫煙されているなら、禁煙してもらいましょう。喫煙は狭心症・心筋梗塞の大きな危険因子になります。塩分、脂肪分および糖分のとりすぎに気を付けましょう。高血圧症や高脂血症、糖尿病は発症のリスクファクターになります。食事はうす味の日本食をベースにするのがよいでしょう。できれば週に数回程度、スポーツジムやジョギングなどの運動をしましょう。週末の外出を時々、ハイキングや徒歩での公園の散歩にするだけでもよいですよ。ストレスや不規則な生活をできるだけ避けることも、病気の予防には大切なことです。以上のことを踏まえて、健康的な生活習慣を心がけましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が良いのでしょうか?肝疾患の原因で最初に思い浮かぶのはやはりアルコールですが、お酒や暴飲暴食で不規則な生活を続けてしまうと肝疾患の病気になりやすいのかなと思います。お酒を全く飲まない人でも肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が回復が早いのでしょうか?また、自宅での食事などで気をつけなくてはいけないことなどがあったら知りたいです。新潟県:夏のひまわりさん(40)回答:「脂肪肝」についてお答えします。――「脂肪肝」とは暴飲暴食による肥満や、お酒の飲み過ぎが原因となる肝臓の病気としては、脂肪肝が挙げられますね。脂肪肝は、よく聞く病名ですが、なかなか具体的にイメージすることは難しい病気なのではないでしょうか。まず、簡単に脂肪肝になるメカニズムからご説明したいと思います。食べ物として摂取された脂肪は、口から取り込まれ、食道、胃を通って小腸まで運ばれます。小腸では脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きによって脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。この分解された形で脂肪酸となった脂肪は肝臓に送られます。このため脂肪や糖分をとり過ぎると肝臓に負担がかかり、脂肪酸から肝臓で作られる中性脂肪の形でためこまれることになります。これが脂肪肝です。アルコールの飲み過ぎによっても、やはり同様に肝臓に脂肪がたまってしまいます。また、糖尿病をお持ちの方も、代謝の異常により、脂肪肝になりやすい傾向があります。このように脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった、いわば肝臓の肥満のような状態です。そのため、脂肪肝は動脈硬化など、さまざまな病気の引き金になることが知られています。ご質問にあったように、脂肪や糖分の多い食事が続けば、全くお酒を飲まない方でも脂肪肝になることがあります。<「脂肪肝」の治療法>脂肪肝は幸い、可逆性、つまり適切な治療により健康な肝臓に戻れる状態です。そして、脂肪肝を治すには、やはり食事療法、運動療法が有効です。もちろん、高度な脂肪肝の場合や、自己流でなかなか改善がみられない場合は専門知識を持った医師や栄養士の指導を受けて治療を行った方がよいかと思いますが、ご自宅での食事や運動、例えば暴飲暴食を避け、食事はカロリーの低いもの、脂質の少ないものを心がける、アルコールは量・回数を減らして週2回は休肝日を作る、週に4時間程度を目標に生活に運動を取り入れる、といったやり方でも十分に改善は期待できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日家に友達や家族が集まったときや、大人数でアウトドアを楽しむとき、みんなが満足する料理といえば焼肉やBBQですよね。でも、中にはコレステロールが気になる人もいるのでは。そんなときは、その形状から肉の脂を落としてくれると言われる「ジンギスカン用鍋」にチャレンジしてみてはいかがでしょうか?■脂を落としてコレステロール対策北海道名物のジンギスカンは、ラムとたっぷりの野菜を鉄板の鍋で焼き煮するというもの。北海道のおいしい野菜もたっぷりと食べられる、人気の名物料理です。しかし今回、着目したいのは、肉を焼くための鍋の形状です。ジンギスカンに使われる鍋は、中央が高く周りが低い独特の形状。真っ平らのプレートとは異なり、鍋の傾斜が、中央に置いた肉の脂をほどよく落としてくれます。流れた脂と肉汁は、周囲に配した野菜にほどよく染み込ませることができ、独特のおいしさを醸し出します。そんな鍋の形状を、ダイエット&ヘルシーライフに役立ててみてはいかがでしょうか。つまり、コレステロールが気になる人は、できるだけ鍋の中央付近で肉と野菜を焼くようにすれば、脂分の少ない料理が楽しめるということです。昔ながらの鉄のジンギスカン鍋は重いのですが、最近はお手入れも簡単で軽いセラミック製なども出ています。また、鍋はカートリッジ式の卓上ガスコンロや七輪の上にのせて利用しますが、あらかじめ専用コンロがセットになったものも販売され、野外での利用も便利です。 ■手作りのタレに愛情を込めてジンギスカンといえばラムですが、手に入りにくい場合は牛肉や豚肉、鶏肉でもOK!そして、ジンギスカンに欠かせない野菜といえばもやし。意外にも栄養豊富なもやしには、コレステロール値を下げたり、鉄分の吸収を促してくれるビタミンCのほか、 血流を促進するカリウム、お通じにもよい食物繊維などが含まれています。あとは好みの野菜を乗せて焼くだけでOKです。タレは市販のものでもいいですが、せっかくならば自分で作ってみませんか?<材料>・しょうゆ 100cc・豆板醤 小さじ2・砂糖 大さじ2・赤ワイン 50cc・酢 小さじ1・砂糖 大さじ2・すりごま 大さじ1・すりりんご 大さじ1・ゴマ油 小さじ1・しその葉 3枚<作り方>1. 火にかけた鍋にしょうゆ、豆板醤、砂糖、みりん、赤ワイン、を入れ、弱火で加熱します。2. 沸騰しそうになったら火を止めて、ほかの材料を入れます。3. 容器に入れて冷やします。4. ジンギスカン鍋を楽しむ直前に冷蔵庫から取り出し、みじん切りにしたしそを入れてできあがり。オリジナルのタレを作って、家族みんなで焼肉を楽しみましょう!
2016年08月28日カゴメは28日、岡部クリニック院長の岡部正医師監修のもとで、コレステロール値が気になる全国の男女500人に対して行った、「コレステロール」をテーマにした意識調査の結果を発表した。まず、「コレステロールは減らしすぎると体に良くないということを知っていますか」と質問したところ、「知らない」と回答した方が53.2%となり、「知っている」と回答した人を上回る結果となった。岡部医師によると、コレステロールは生命維持のために必要不可欠な要素で、実際に薬の摂取でコレステロールを下げ過ぎると脳出血のリスクが高まると言われていたり、低コレステロールと癌やうつ病との関連性も指摘されているとのこと。「コレステロールには悪玉(LDL)コレステロールと善玉(HDL)コレステロールがあることを知っていますか」という質問では、76.2%の人が「知っている」と回答。悪玉は「体の各所に必要なコレステロールを運搬する役割」、善玉は「余ったコレステロールを回収する役割」を果たしており、コレステロール値を正常に保つためには、悪玉を減らして善玉を増やすことでバランスを保つという考え方が大切だと、岡部医師はコメントしている。コレステロール値改善で意識していることを複数回答で聞いたところ、具体的な対策を「特に意識していない」という回答が41.6%にも上った。また、悪玉コレステロールを減らすことを意識している人が半数近く(47.8%)いる中で、善玉コレステロールを増やすことを意識している人がその半数ほど(26.6%)しかいないという結果が出た。善玉コレステロールを増やす方法を聞くと、「知っている」と回答した人は4人に1人の25%にとどまり、善玉コレステロールを増やすことへの理解がなされていないことが分かった。「知っている」と回答した人にその方法を複数回答で聞くと、「青魚のEPAの摂取」(76.2%)、「植物性オメガ3脂肪酸の摂取」(68.3%)、「ウォーキングなどの有酸素運動」(57.4%)の3つが上位となっている。岡部医師は「その他にも、適量のお酒やカカオポリフェノールを多く含むダークチョコレートの摂取も善玉コレステロールを増やすための方法として効果的」と付け加えている。
2016年01月29日キレイを意識する女子にとって、切っても切り離せないのはご存じ「女性ホルモン」。でも、女性ホルモンがどんな役目を担っているのか、正しく理解している人は意外と少ない様子です。女性らしさを保つために必要なホルモンですが、それ以外にも記憶力を高めたり、肥満を防いでくれるなどの目からウロコ! の働きがあるのです。今回この「女性ホルモン」の底力について教えてくださったのは、女性ホルモンに詳しい婦人科医、小山嵩夫先生です。小山嵩夫先生 プロフィール婦人科医。専門は生殖内分泌学、女性の健康増進。日本のHRT(女性ホルモン補充療法)の第一人者として知られる。1996年、女性の健康管理を目的としたクリニック「小山嵩夫クリニック」を銀座に開業。「NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア」および「一般社団法人 日本サプリメント学会」理事長として、更年期前後から元気に生きるための啓発活動を行っている。著書に『遺伝子を調べて選ぶサプリメント』『女性ホルモンでしなやか美人』(ともに保健同人社)、『40歳であわてない! 50歳で迷わない!もっと知りたい「女性ホルモン」』(角川学芸出版)など。 カギを握るのは「エストロゲン」女性ホルモンには、エストロゲン(卵胞ホルモン)とプロゲステロン(黄体ホルモン)があり、2つがバランスを取りながら女性の体をコントロールしています。2つの役割を簡単に言えば、エストロゲンは「女性らしさを司るホルモン」、プロゲステロンは「妊娠のために必要なホルモン」です。「一般的に、女性ホルモンと言えば、エストロゲンのほうを指します。女性の一生にとても大きな影響を与えているホルモンだからですね。女性としての魅力をアップして男性を引きつけるホルモンですから、さまざまな働きをすることは想像がつくでしょう。しなやかな髪、きめ細かい肌、豊かなバストにくびれたウエスト… それらはエストロゲンの作用によるもの。ですが、女性ホルモンが担っている大切な役割は、まだまだたくさんあるんですよ」小山先生に、その役割を挙げていただきました。【 女性ホルモン(エストロゲン)のおもな役割 】●肌や 髪などの潤い・ツヤを保つ。●女性らしい体つきをつくる。●骨を強くする。●頭の働きを活発にする。●自律神経を安定させる。●気持を明るくする。●記憶力を高める。●新陳代謝をを促進する。●糖脂質代謝を促す。●血流を良くする。●免疫系を強化する。●肥満を予防する。●血管をしなやかに保ち、動脈硬化を予防する。●悪玉コレステロールを減らし、善玉コレステロールを増やす。このように驚くほど働き者のエストロゲン! 女性らしさを司っているどころか、骨や血管、脳、肝臓、皮膚など、人間にとって重要な器官に関わり、機能の維持に務めていることがわかります。もちろん、エストロゲンは男性の体内でも分泌され、同じように健康の維持に役立っているのです。しかもその量は、40代後半の女性と変わらないとか!ちなみに、プロゲステロンのほうはそれとは逆に、女性にとって悩みの種になることも少なくないホルモンです。受精卵をキープし、妊娠を維持するのが重要な役割なので、体温を上げたり、水分や栄養分をため込む、皮脂の分泌を促す、腸の働きを抑える、食欲をアップさせる、眠気を促す… など、好ましくない影響も。排卵後の時期に肌が荒れたり、便秘、胸の張りなど不快な症状を感じるのはこちらのホルモンのためです。アラフォー女子こそ、女性ホルモンを取り戻せ!先に挙げたように、体のあらゆる場所で働いている女性ホルモン。残念ながら、分泌量のピークは20代〜30代前半まで。アラフォー世代では、卵巣の働きが徐々に衰え、分泌量も低下しています。もちろん個人差がありますが、あれほど働き者の女性ホルモンが減るということは、肌がカサカサになる、髪につやがなくなる、ウエストにくびれがなくなる、という見た目の老化に加えて、冷え性になったり、イライラする、うつっぽい、悪玉コレステロールが増える、骨量が減少するなど、心や体に影響します。年齢による原因の他に、ホルモン分泌量に大きく関わるのは、その人の置かれた生活環境。特に、栄養状態は問題で、無理なダイエットによって無月経になったりすれば、女性ホルモンが急激に減ることを意味します。また、ストレスもかなり大きく影響します。そもそも卵巣に対して、女性ホルモンを出せと指令しているのは脳の視床下部。仕事が上手く行かない、恋人や夫との関係に問題が起きている…などストレスフルな状態が長引くと、視床下部は女性ホルモンの分泌指令をストップさせてしまうのです。無月経に限らず、大きなストレスを受けて心も体も弱っているなと感じたら、一度立ち止まって、自分と向き合いましょう。また、月経不順や月経痛などのトラブルが続く場合は、迷わず婦人科を受診して。アラフォー世代にとっての正常な月経、正常な女性ホルモン分泌を取り戻すことが、美と健康を守る一番の近道です。
2015年02月18日ウィズ・アスはこのほど、低GI・低コレステロール・ノンシュガーのベルギー産チョコレートサプリメント「魔法のダイエット」を発売した。同商品は低GIのサプリメント。「ダーク チョコレート サプリメント」のGI値は26、「ミルク チョコレート サプリメント」のGI値は36で、一般のチョコレートのGI値91と比べるとかなり低い(食パンはGI値91、玄米はGI値55)。GI値が低い食品は、吸収がおだやかで腹持ちがよい点が特徴となっている。素材には、世界シェアNo.1のチョコレートブランド企業・バリーカレボー社のベルギー産プレミアムショコラを100%使用した。サプリメントなのに、まるで高級チョコレートのような深い味わいとなっている。砂糖の代わりに天然甘味料のマルチトールを採用し、ノンシュガーも実現した。また、赤ワインの約2倍の抗酸化作用を持つとされるカカオポリフェノールやコラーゲンなど、美容をサポートする成分もプラスしている。食事制限や糖質制限などのダイエットは、継続するのは難しいが、同商品は食事前に2~3粒食べるだけなので簡単に取り入れることができる。ダイエット中に甘いものが食べたい時の間食としてもおすすめとのこと。低コレステロールも実現しているため、糖尿病ならびに糖尿病予備軍のおやつとしても適している。種類は「魔法のダイエット ダーク チョコレート サプリメント」「魔法のダイエット ミルク チョコレート サプリメント」の2種。価格は各1,800円(税別)。同社オンラインショップや美容サロン等で販売している。
2015年02月09日酒造会社で機能性食品の研究・開発を手掛ける中野BCは23日、悪玉コレステロールを減少させるという熟す前の「青柿」の粉末を食品やサプリに使う業務用商材として発売した。同社は柿の中でも、特に未成熟な「青柿」に着目。2007年から、同社のリサーチセンター「食品科学研究所」と岐阜県生物工学研究所、(独)食品総合研究所と共同で機能性等の研究を進め、2009年に青柿に含まれる「タンニン」が、善玉コレステロール(HDL)を減らさずに、動脈硬化などを進行させる悪玉コレステロール(LDL)を減少させる効果を発見した。さらに2008年には、特許出願中の独自技術を考案し、青柿を「無味」の粉末にすることに成功。無味の粉末にしたことで、応用範囲が広がり、菓子などの食品やサプリメント等の商品化を検討することとなった。商品名は「パーシモンパウダー」で、これは柿の木や実を意味するパーシモンという英単語が由来とのこと。価格は100g 1,650円(送料別)、1kg 1万5,000円(送料込)。年間300kgの売り上げを目指すという。また同社は発売を前に、青柿の粉末を使用したスイーツの共同開発を高知県の菓子工房「コンセルト」に依頼。4月から「柿フィナンシェ」「柿と酒粕のサブレ」「わらび餅」の3商品を試験販売しており、健康になれる“機能性スイーツ”として、評判は上々だという。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年05月31日2つの健康強調表示許可の機能飲料!伊藤園が5日、体脂肪とコレステロールをおさえる働きがあるという特定保健用食品「2つの働きカテキン烏龍茶」を発売した。体脂肪とコレステロールという2つの健康機能について強調表示することを許可されたのは、烏龍茶飲料としては初となる。この「2つの働きカテキン烏龍茶」では、お茶に含まれるカテキンのなかでも、とくに脂肪やコレステロールの吸収を抑える働きのある成分とされている「ガレート型カテキン」を90%含んでいるそうだ。そのため、体脂肪およびコレステロールが気になる人に適した飲料として、消費者庁から表示許可を得た、特定保健用食品となっている。効果は保証済み!味も飲みやすく!効果は保証されていても、飲みづらい味では毎日続けにくい。そこで、美味しく飲めるよう、伊藤園では、より苦みをおさえ、飲みやすい烏龍茶の味わいに仕上げたそうだ。ボトルも特殊なバリアボトルで、お茶の美味しさと成分を安定的に保つものとしている。美容や健康への意識の高い消費者に、食生活改善のため活かしてほしいとのこと。もちろん商品はノンカロリー・脂肪分ゼロだ。毎日のお茶系飲料として、一度試してみては。元の記事を読む
2011年12月07日