ステイホームが続くなか、ときには別世界に行ってしまいたいと思うことも多いのでは?そんな気分のときにオススメしたい映画は、主人公が“もうひとつの世界”に迷い込むことで真実の愛を知るファンタジック・ラブストーリー『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』。今回は、本作の見どころについてこちらの方にお話をうかがってきました。ジョセフィーヌ・ジャピさん【映画、ときどき私】 vol. 377セザール賞やリュミエール賞で有望若手女優賞にノミネートされたことがあり、フランス映画界でも注目度が高い女優ジョセフィーヌさん。フランスの名門校を卒業した経歴を持つ才色兼備な女性としても知られています。弾けるようなキュートな笑顔が魅力のジョセフィーヌさんが演じたのは、主人公ラファエルの妻でヒロインのオリヴィア。元の世界ともうひとつの世界(パラレルワールド)という2つの世界を舞台に描かれる本作で、前者では小さなピアノ教室を開いている妻、そして後者ではラファエルと出会わず、ピアニストとして成功しているという、それぞれ違う立場に置かれる女性を見事に好演しています。この作品がきっかけで相手役のフランソワ・シビルさんと交際に発展したことでも話題となっていますが、今回は現場での様子や自身の恋愛観について語っていただきました。―本作では、同じ人物でありながら設定に応じて2パターンで演じるという難しい役どころに挑戦されています。ご自身のキャリアのなかで、この役との出会いはどのようなものになりましたか?ジョセフィーヌさん劇中で私が演じたのは、同じルーツを持ちながら2つのパーソナリティを持っている女性。ひとりは人生で成功していて、もうひとりは自分がやりたいことをちゃんと認められていない女性でしたが、私にとっては、そんなふうにキャラクターを演じ分ける経験は初めてのことでした。しかも、ロマンティック・コメディの作品に出演するのも初めてだったので、いろいろと試行錯誤することは多かったですね。でも、それぞれのオリヴィアをきちんと存在させることに専念できたので、非常に意義深い演技に挑めたと思っています。周りから自然とインスパイアされる現場だった―相手役を務めたフランソワ・シビルさんとの初共演はいかがでしたか?ジョセフィーヌさん実は彼とはもっと前にほかの作品で共演するはずだったんですが、そのときは企画自体が飛んでしまったんです。予定されていた作品も今回と同じようにラブストーリーで、カップルの役を演じる予定でした。話が一回流れたにもかかわらず、こうしてまた同じような役どころでオファーがきたことに関しては、うれしいと同時に驚きもありましたね。現実のほうがフィクションに引き寄せられているようなところがあるんだなと。彼と一緒に演技をすることは、とても楽しかったです。―満を持しての共演だったんですね。実際に撮影を通して、フランソワさんから刺激を受けたことはありましたか?ジョセフィーヌさんこれはフランソワだけでなく、監督のユーゴ・ジェランや共演者のバンジャマン・ラヴェルネにも言えることですが、この現場では家族のような関係を形成できたように感じました。監督にしても俳優にしても、みなさん称賛されるべき才能を持っている方々ですからね。自然な形で周りからインスパイアされました。そのまま真似をするという意味ではありませんが、彼らの演じ方をどうやって自分のものにできるのかを考えることもあったので、私にとっては素晴らしい経験になったと思います。愛も友情も成就したらゴールではない―本作は、若くして結婚した監督の実体験から着想を得たお話だそうですね。この物語を通して、ジョセフィーヌさんの恋愛観や結婚観に変化はありましたか?ジョセフィーヌさん確かに、これは監督と奥さんの話から生まれた物語なので、とても親密な内容ですよね。実際、監督が感じた不安や恐怖、そして喜びなどが盛り込まれていますから。ただ、私自身の考えはそんなに変わってはいないと思います。なぜなら、あくまでもこれは自分が演じるためのストーリーなんだと距離を置いていたからです。とはいえ、「私の人生に起きたことではなくてよかった」と感じた部分はありましたが(笑)。でも、この作品を通して気がついたことは、恋愛でも結婚でも友人関係においても、愛する人と一緒に支え合っていく姿はとても美しいんだなということでした。―ラファエルは仕事熱心ではありますが、恋愛においても仕事においても自己中心的なところがある人物だと思いました。それがいろいろな経験をすることで相手を思う愛を知るわけですが、ジョセフィーヌさんが人を愛するうえで大切にしていることはありますか?ジョセフィーヌさんうまくは言えませんが、相手のことを考えて、相手に興味を持つというのは、人を愛するうえではとても大切なことだと思います。愛も友情も一度成就したからと言って永遠に続くと思ったら大きな間違いですから。自分が相手に対しておざなりな扱いをすれば、人は離れていくのは当然のことですよね。この作品では自分にとって大切な人にどう対処するべきかについて描かれていますが、私もその部分についてはグッときましたし、とても感動しました。大切なのは、好きな人に囲まれて過ごす時間―ちなみにジョセフィーヌさんがいま生活のなかで大切にしているのは、どんなことですか?ジョセフィーヌさんみなさんもご存じのように、いまの私たちは特別な状況のなかで生きていますよね。だからこそ、私が楽しいと感じるのは、自分の好きな人たちに囲まれて過ごす静かなひととき。そういった時間をシェアできることが喜びになっているんだと思います。あとは、イラストを描いたり、料理をしたりするのも好きな時間。いまのこういう状況のなかでも、最大限楽しめるように心がけています。もちろん、人生にはほかにも素敵なことはたくさんありますが、いまはそういったことが私にとっては大切な時間です。―それでは、もし自分がラファエルのようにパラレルワールドに行ったとしたら、やってみたいことはなんですか?ジョセフィーヌさん実は、そういうことを実際に考えたことがあるんですよ!私がやってみたいことは2つあって、1つ目はシェフになること。そして、2つ目は女性パイロットになることです。でも、女優という仕事では、すでにパラレルワールドを生きているような感覚を味わえているところがあるので、そういう意味では、ラッキーかもしれないですね。インタビューを終えてみて……。今回はオンラインでの取材でしたが、スクリーンを通してでも魅力が伝わってくるジョセフィーヌさん。思わず何度も「かわいい」とつぶやいてしまいました。本作で出会ったフランソワさんが恋に落ちるのもうなずけます。そんなチャーミングなジョセフィーヌさんが演じ分けた2人のオリヴィアは必見です。愛とは何かを考え直すチャンスをもらえる誰の人生においても繰り返されている大切な人との出会い。いてくれることが当たり前になってしまうときもあるものの、本作ではそれがどれほど自分にとってかけがえのないものかを気づかされてくれるはず。周りの人たちに対する思いを改めて振り返る時期でもあるいまこそ、ぴったりの1本です。取材、文・志村昌美ストーリー高校時代にひと目惚れをして結婚したラファエルとオリヴィアは、結婚10年目を迎えていた。いまや子どもたちに人気のベストセラーSF作家となったラファエルと、小さなピアノ教室を開きながらピアニストの頂点を目指すオリヴィア。仕事ばかりのラファエルに対して、オリヴィアは孤独を抱えており、2人はついに大喧嘩をしてしまう。翌日、人気作家の特別授業として中学校を訪れたラファエルだったが、周囲の反応がおかしいことに戸惑いを覚える。そして、自分がごく普通の中学校の教師で、オリヴィアが人気ピアニストという立場が逆転した“もうひとつの世界”にいることに気がつくのだった。愛を知ったラファエルが下す決断とは……。胸がトキメク予告編はこちら!作品情報『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』全国順次公開中配給:シンカ© 2018 / ZAZI FILMS – MARS CINEMA – MARS FILMS – CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA – C8 FILMS
2021年05月13日フレンチ&デセールカフェ「BON BONHEUR(ボンボヌール)」(銀座三越4階)では、4月23日から期間限定にてフランス映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』とのスペシャルコラボレーションプレートをお召し上がりいただけます。東京・白金の洋菓子ブランド「ラ・メゾン白金」と、フランス・リヨンのパティシエ「セバスチャン・ブイエ」のコラボレーションによるフレンチ&デセールカフェ「BON BONHEUR(ボンボヌール)」。※ 「BONBONHEUR」は政府の緊急事態宣言の発令を受け、4/25より当面の間臨時休業中です。詳細は銀座三越WEBサイトをご覧ください。■スペシャルコラボプレート「アムール エテルネル」「アムール エテルネル」価格……1980円アムール エテルネルは、永遠の愛の意。バタフライピーをシャーベット状にした爽やかな青いグラニテに、サーブしたレモンソースを注ぐと赤く色が変わっていきます。青から赤に変わっていく色の変化で、“恋”が“愛”に変わる映画のストーリーが表現されています。なめらかなフロマージュムースや、映画に登場するココナッツフレーバーのマドレーヌと一緒に、フランス映画の世界をお楽しみください。※ 4/23(金)~5/31(月)までの期間限定でご提供。■「ラブ・セカンド・サイト」はじまりは初恋のおわりから“愛”を知りたいすべての人へ贈る、今年一番のファンタジック・ラブストーリー高校時代に一目惚れをして結婚した、ラファエルとオリヴィア。結婚10年目を迎え、小さなピアノ教室を開くオリヴィアはベストセラーSF作家として多忙な日々を送るラファエルとのすれ違いの生活に孤独を感じていた。そんなある日、我慢の限界に達したオリヴィアがラファエルに想いをぶつけると大喧嘩に。翌朝、見覚えのない部屋で目覚めたラファエル。そこは、自分がしがない中学教師で、オリヴィアは人気ピアニストとして活躍する、立場が逆転した<もう一つの世界>だった。そして、その世界のオリヴィアはラファエルを知らなかった…。5月7日(金)新宿ピカデリー、角川シネマ有楽町、渋谷ホワイトシネクイントほか、全国順次ロードショー監督:ユーゴ・ジェラン『あしたは最高のはじまり』出演:フランソワ・シビル、ジョセフィーヌ・ジャピ、バンジャマン・ラヴェルネ配給:シンカ提供:シンカ、フラッグ、ハピネット▷公式サイト:▷Twitter/Instagram:@lovesecondmovie#ラブセカ▷© 2018 / ZAZI FILMS - MARS CINEMA - MARS FILMS - CHAPKA FILMS - FRANCE 3 CINEMA - C8 FILMS■コラボ記念「Instagramキャンペーン」を開催コラボレーションを記念してInstagramキャンペーンを開催いたします。ボンボヌール公式アカウント(@bonbonheur_ginza)をフォローし、#ボンボヌール #ラブセカ のふたつのハッシュタグを付けてご投稿いただいた方の中から、主演俳優フランソワ・シビルのサイン入りミニポスターなど映画関連グッズをプレゼントします!※4/23(金)~5/31(月)までの投稿が対象です。■BON BONHEUR/ボンボヌール本格的なフレンチをカジュアルにアレンジしたランチメニューや美しいアシェットデセールまで、ボンボヌールは贅沢なラインナップで皆さまをお待ちしています。店舗情報※ 「BONBONHEUR」は政府の緊急事態宣言の発令を受け、4/25より当面の間臨時休業中です。詳細は銀座三越WEBサイトをご覧ください。銀座三越4階「BON BONHEUR(ボンボヌール)」〒104-8212 東京都中央区銀座4-6-16※営業時間・休業日は百貨店に準じます。詳細は銀座三越WEBサイトをご覧ください。※ 価格はすべて税込です。(お問い合わせ先)ジェイ・ワークス株式会社TEL 03-5798-3680
2021年05月10日ビリー・アイリッシュのドキュメンタリー映画「ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている」が、2021年6月25日(金)より新宿ピカデリー他、全国ロード―ショー。ビリー・アイリッシュの素顔に迫る初ドキュメンタリー映画史上最年少18歳で「第62回グラミー賞」にて史上最年少18歳で主要4部門受賞を含む5冠の快挙を達成し、「第63回グラミー賞」では史上最年少19歳で「年間最優秀レコード賞」を2年連続で受賞した、まさにZ世代を代表するティーン・スーパースター、ビリー・アイリッシュ。そんな彼女の“ありのままの素顔”に迫る初のドキュメンタリー映画が完成した。映画「ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている」では、自宅のベッドルームで曲を書きあげていた少女が、いかにして世界の音楽界を席巻するアーティストになったのか、デビュー前から現在までのビリーを全て捉えた。幼少期の貴重の映像や家族の団欒から、レコーディング映像やデビュー時のフォトセッションまでを公開する。ごく普通の女の子であったビリー・アイリッシュは、デビューするとたちまちスターへの階段を上ったが、それを喜ぶ一方で精神的・肉体的プレッシャーは募っていた。その中で彼女が心の支えとして頼っていたのは家族。本作では、ビリー・アイリッシュの成功の過程を追うだけでなく、彼女の精神的成長、そして家族の絆についても深く掘り下げていく。【詳細】「ビリー・アイリッシュ: 世界は少しぼやけている」公開日:2021年6月25日(金) 新宿ピカデリー他、全国ロード―ショー原題:Billie Eilish / THE WORLD’S A LITTLE BLURRY監督:R・J・カトラー出演:ビリー・アイリッシュ、フィニアス・オコネル、パトリック・オコネル、マギー・ベアード、他2020年/アメリカ/140分配給:シンカ 宣伝:Eastworld Entertainment提供:Eastworld Entertainment■ムビチケ情報発売開始日:2021年5月7日(金)※オンラインでは発売中©2021 Apple Original Films
2021年04月18日特殊な状況のなか、人と人との絆について誰もが考えさせられた2020年。そこで今回は、時代に翻弄されたある2人を描いた注目作をご紹介します。それは……。『この世界に残されて』【映画、ときどき私】 vol. 350ナチス・ドイツによって、約56万人ものユダヤ人が殺害されたと言われていたハンガリー。終戦後の1948年、ホロコーストを生き延びたものの、家族を失った16歳の少女クララは、ある日寡黙な医師アルドと出会う。言葉をかわすうちに、クララは彼の心に自分と同じ欠落を感じるようになり、父を慕うようにアルドになついていくのだった。ホロコーストの犠牲者であったアルドもまた、クララを保護することで自分の人生を再び取り戻そうとする。ところが、ソ連がハンガリーで権力を握るようになっていくなか、世間は彼らに対してスキャンダラスな誤解を抱くようになっていくことに。“残された者”としてともに生きる2人の関係は、どうなってしまうのか……。ハンガリー映画批評家賞3部門受賞をはじめ、さまざまな賞に輝いた本作。今回は、こちらの方に見どころなどをお話しいただきました。バルナバーシュ・トート監督短編を中心に手がけ、ハンガリーのみならず国外でも高く評価されてきたトート監督。本作は、監督にとって10年ぶりの長編2作目となる意欲作です。そこで、完成までの道のりや作品に込められた思いについて語っていただきました。―まずは原作から映画化するにあたって、難しかったのはどのあたりでしょうか?監督今回、大きな挑戦だったのは、小説で細かく書かれている登場人物たちの過去や表情をどうやって映像で表現し、観客に伝えるかということでした。たとえば、これまでの作品であれば、収容所にいたことを知らせるために、わかりやすく列車に乗せるシーンがあったり、たくさんの亡骸を見せたりしていたと思いますが、この作品では収容所にいたことを示す数字が腕に刻まれているのを見せるだけで表しています。そのほかに苦労したのは、キャラクターの数。小説は25年間という長い期間を描いた物語ということもあり、数多くの人物が登場しますが、映画では最初の6年だけに集中して、人物の数も10名前後に絞ることにしました。―原作者のジュジャ・F・ヴァールコニさんとはもともと別のお仕事で知り合われたそうですが、映画化にあたって何か相談されたこともありましたか?監督この小説にはすべてが詳細に書かれていて、文句のつけどころのない出来だったので、特に説明やアドバイスを求める必要はありませんでした。ただ、僕が脚本を書いていたとき、実は彼女はあまり喜んではいなかったようで……。―それは、なぜでしょうか?監督「まさに心理学者の人が書いた小説」という感じで、小説には人物の心の動きが事細かに書かれていました。それに比べると、脚本ではいろいろな情報がそぎ落とされているように見えたそうで、「これでは観客に理解してもらえないんじゃないだろうか?」と思われていたからです。もちろん、そういった意見も僕にとってはとても重要ではありました。確信があったからこそ、自分の選択に迷いはなかった―とはいえ、原作者の方がそういう状況で制作を続けるのは、気がかりだったのではないでしょうか?監督確かに、原作者が納得していない状態というのは怖かったですし、原作を傷つけてしまうのではないかという不安もありました。彼女にとっては、この作品が唯一の小説だったこともあって、ひとりっ子のように大切に思っていたから心配していたんだと思います。そういったこともあり、キャスティングに関しては、彼女にもいいと言ってもらいたいと思っていたので、特にアルドとクララ関しては事前に映像を見てもらいました。2人ともすごく気に入ってもらえたので、それはよかったですね。―そのなかで、監督として手ごたえを感じる瞬間もありましたか?監督今回の撮影期間は、19日間と非常に短かったですが、俳優たちの演技も相性もセリフもとてもよかったので、そのときに「これはいいものになるだろう」という確信を持つことができたように思います。それだけでなく、カメラマンも音楽もすべて素晴らしかったので、ひとつずつ形になっていくのを見守っていくような感じでした。だから僕自身としては、自分の選択に迷いがなかったというのが正直な気持ちですね。その後、実際に完成した映画を観てもらったときに、俳優たちの演技や映像、音楽といったすべてが合わさることで彼女も理解してくれました。つまり、小説と脚本はずいぶん違うものなんだ、ということを。ちなみに、彼女から「映画が完成して、もし気に入らなかったら、私のクレジットを入れずに、キャラクターの名前も変えてね」と言われたこともありました。でも、「撮影したあとにどうやって名前を変えたらいいんだろう?そんなことは不可能じゃないの?」と思っていたので、ハッピーエンドを迎えられてよかったです。いまでは友達になりました(笑)。時代は違っても、心理的に通じる部分があった―それは何よりです。では、映画を作る過程で、実際にホロコーストを生き延びた方々に取材をするような機会もあったのでしょうか?監督今年で100歳になるおばあさんに、俳優2人と会いに行ったりしたこともありました。ただ、これは全般的に言えることですが、ホロコーストで生き残った方というのは、実際にそこで何があったのかを語らない人がほとんど。前後の人生についてや収容所で起きた“いい話”については、話すことがあっても、それ以外のことを話さない方が多いということがわかりました。そういった理由もあって、今回参考にしたのは、生き残った方のインタビュー映像や関連する本など。そこからイマジネーションを働かせて演出することを心がけました。クララに関しては、収容所を経験していない少女の設定ではありますが、ナチスの恐怖や病気、さらに家族を失う悲劇などを経験しています。つまり、収容所と同じくらい本当に厳しい状況で苦しみを味わっていた人たちがいたということです。―作品を仕上げていくなかで、ほかの映画から影響を受けた部分はありましたか?監督まずは、1979年のハンガリー映画『コンフィデンス 信頼』がほぼ同じ時代だったので、最初に参考にしました。そのほか、『ファントム・スレッド』からは同時代の空気感やカメラワーク、衣装や色使いなどに関してインスパイアされています。それからクララとアルドの2人の間にある感情的な関係性については、『ロスト・イン・トランスレーション』から。これは若い女性と年上の男性の間にある愛やコミュニケーションの“不可能さ”みたいなものを描くうえで影響を受けていると思います。あと、これも同じく少女と年上の男性を描いた作品として『レオン』。自分の感情を抑えている男性と思っていることをすぐに口にする女性という関係性ですね。時代は違っていても、心理的な部分では通じるところがあると思います。編集の段階で深く心を揺さぶられてしまった―興味深いですね。この作品と各国を回るなかで、観客たちの反応から「この作品がさまざまなトラウマに対する癒しになるかもしれない」と感じたそうですが、監督にとってもこの作品はそういう存在なっているのでしょうか?監督自分のことは考えたことはなかったけれど、美しい質問ですね。言われてみればそうかもしれません。ちょっとプロではないように聞こえてしまうかもしれませんが、作品を編集しているとき、まだ音もミックスしていないような段階で深く心を動かされてしまって、編集を担当しているスタッフと建物を出てすぐのところにある酒場で1杯飲まずにはいられなかったほどですから(笑)。観客の方々が作品とそういう出会いをしてくれていること、そしてみなさんがそう感じてくださっていることはすごく幸せなことであり、うれしいことだと感じています。―監督も映画によってトラウマを克服したような経験はありますか?監督恵まれていることに、いままであまり大きなトラウマというのはまだ経験していないですが、父との関係がうまく行っていない時期がありました。そこで、長編1作目では父と息子の話をコメディで描くことにしたんです。それを父と一緒に見ることによって、いいほうに向かっていったということはありました。生きるうえで、何かに対して愛情を持てることが大事―素敵なお話ですね。現代でも本作の登場人物たちのように孤独を抱えている人は多いので、彼らにシンパシーを感じる観客も多いと思います。そういう方々に監督から声をかけるとしたらどんな言葉をかけたいですか?監督孤独やトラウマを抱えているときに一番いいと思うのは、自分が面倒を見ることができる対象を見つけるということではないでしょうか。それは人でもペットでも何でもいいと僕は思っています。ちょっと説教っぽく聞こえてしまうかもしれませんが、そうすることで“生きる意味”を見つけることができると思うからです。たとえば、僕は映画や音楽、本といった芸術に対して、まるで自分の子どものような愛を強く感じることがあります。以前、日本に関係するニュースで孤独を解消するためにロボットを使っているというような内容の話を見たことがありますが、それでもいいと思っているんです。―つまり、自分以外に愛情を注げるものを見つけることが大事ということですね。監督そうですね。以前、スパイク・ ジョーンズ監督の映画『her 世界でひとつの彼女』にもありましたが、コンピューターに愛情を感じることも美しいと僕は考えています。“新しい種類の愛”とさえ言えるのではないでしょうか。僕はそれをジャッジしたり、笑ったりするつもりはありません。そんなふうに何かに対してそういう思いを持てるということ自体が大事だと思っているからです。ちなみに、当初この映画のタイトルは別のものを考えていて、「誰かのために生きる」といった意味のあるものにしようかと考えていたほど。それこそが生き残るための方法のひとつなのです。―それでは最後に、日本の観客へ向けてメッセージをお願いします。監督映画にすべての思いを込めているので、観ていただければわかると思いますが、それが文化や国を超えてみなさんに響くといいなと思っています。事前に、ホロコーストや政治的な問題が背景にある話だと難しく考えるのではなく、まずは純粋にご自身の心と目でこのキャラクターにフォーカスしてほしいです。実際、僕はこの作品を“ラブストーリー”だと思っていますから。年齢も性別も超えた絆に救われる!すべてを失い、孤独と絶望を味わっていたなかでもう一度希望を感じさせてくれたのは、そっと抱きしめてくれる人の温もり。他人と触れ合うことが難しい時期に生きているからこそ、映画が傷ついた心の癒しともなるはずです。取材、文・志村昌美魂を揺さぶる予告編はこちら!作品情報『この世界に残されて』12月18日(金)より、シネスイッチ銀座ほか全国順次公開配給:シンカ©Inforg-M&M Film 2019
2020年12月17日本日11月4日(水)に配信リリースされたReolの新曲『Q?』のミュージックビデオが公開された。Reolの新曲『Q?』は、フジテレビ系TVアニメ『デジモンアドベンチャー:』のエンディング主題歌として話題の楽曲だ。近年様々なアーティストのミュージックビデオを手掛ける20歳の新鋭MIZUNO CABBAGEが監督を務めた『Q』のミュージックビデオは全編CGを駆使し、“Question=疑問”と“Quiet=静寂” の2つの意味を持つ楽曲のタイトルや、歌詞の世界観を忠実に再現した作品となっている。また、Reolは11月7日(土)にロッキング・オン・ジャパン主催のオンラインフェス「JAPAN ONLINE FESTIVAL 2020」に出演予定。これに併せて、Reol自身がデザインした新グッズの発売も決定した。さらに、12月23日(水)にはキャリア初の映像作品「Reol LIVE 2019-2020 -ハーメルンの大号令/侵攻アップグレード-」をリリース。日々進化を遂げるReolの活動から今後も目が離せない。◆監督:MIZUNO CABBAGEコメントQuestion=疑問 と Quiet=静寂 という二つの意味を持つ楽曲タイトルから「荒廃し時の止まってしまった世界に囚われる青年。そんな青年の心の中に潜むくすぶった感情が疑問を投げかける。」というコンセプトで映像を制作しました。CG技術を駆使して作られた街の世界観にも注目です!【オンラインフェス詳細】◆「JAPAN ONLINE FESTIVAL 2020」配信日時:11月7日(土)19:00~【最新リリース情報 】◆配信シングル『Q?』11月4日(水)リリース<タイアップ情報>フジテレビ系TVアニメ『デジモンアドベンチャー:』エンディング主題歌◆映像商品「Reol LIVE 2019-2020 -ハーメルンの大号令/侵攻アップグレード-」12月23日(水)リリース<商品形態>・DVD盤(DISC枚数:2枚)6500円+税・Blu-ray盤(DISC枚数:1枚)7000円+税・ファンクラブ限定盤(DISC枚数:1枚【Blu-ray+ライヴフォトブック+ツアーロゴキーチャーム(2種)】)12000円+税 ※特別仕様ケース<収録内容>※全形態共通●ハーメルンの大号令 at.LINE CUBE SHIBUYA(渋谷公会堂)01.Introduction of Hameln/02.ハーメルン/03.金字塔04.Winners/05.LUVORATORRRRRY!!/06.極彩色07.GRIMOIRE/08.ミラージュ/09.-ムーブのための試奏曲 Nr.4-10.ギミアブレスタッナウ/11.ダリ/12.たい13.HYPE MODE/14.ゆーれいずみー/15.insider16.宵々古今/17.十中八九/18.1LDK19.-ルネの小品 Nr.9-/20.un,deux,trois/21.-orderly-22.サイサキ23.第六感24.激白25.煩悩遊戯26.No title●侵攻アップグレード at.新木場STUDIO COAST01.Introduction of 4050/02.ウテナ/03.ミッドナイトストロウラ04.シンカロン/05.Lunatic/06.ヒビカセ07.激白/08.ゆーれいずみー/09.mede:mede10.失楽園/11.真空オールドローズ/12.平面鏡13.たい/14.劣等上等/15.木綿のハンカチーフ16.染/17.宵々古今●特典映像『Q?』Live at ハーメルンの大号令 TokyoMaking of HamelnAnyo’s of HamelnAnyo’s of 4050<予約・先着購入特典>下記の対象店舗にて『Reol LIVE 2019-2020 -ハーメルンの大号令/侵攻アップグレード-』のいずれか1枚をご予約・ご購入いただいた方に特典音源ディスクをプレゼントいたします。<購入者特典>・特典CD/カヴァー曲『DESIRE -情熱-』ライヴ音源収録※特典は商品と一緒にお渡しします。※各店舗、特典には予定枚数がございます。予定枚数に達し次第終了となりますので、確実に入手をご希望の方は、事前に各店舗へご確認いただくことをお奨めいたします。※一部、特典の取り扱いのない店舗もございます。予めご了承ください。<対象店舗>(1)タワーレコード・TOWERmini全店/タワーレコード オンライン(2)HMV全国各店/HMV&BOOKS online(3)TSUTAYA RECORDS全国各店/TSUTAYAオンラインショッピング ※TSUTAYAオンラインは予約分のみ対象となります。(4)アニメイト全国各店/アニメイト通販(5)WonderGOO/新星堂(一部店舗を除く)/新星堂WonderGOO楽天市場店(6)十字屋(JEUGIA)各店(7)Amazon.co.jp ※Amazon.co.jpは上記特典と「ビジュアルシート」のW特典となります。(8)楽天ブックス(9)セブンネットショッピング(10)ネオウイング(11)VICTOR ONLINE STORE※Amazon.co.jp及び楽天ブックス等、一部オンラインサイトは特典付カートと特典なしカートがありますので、ご注意ください。
2020年11月04日ふと過去を振り返ったとき、「あのときこうしていれば」とか「もう一度あの瞬間を味わえたなら」と思い出すことってありますよね?そこで、改めて自分の人生について考えずにはいられない話題作をご紹介します。それは……。胸アツ間違いなしの『PLAY 25年分のラストシーン』【映画、ときどき私】 vol. 3361993年、パリに暮らす13歳のマックスが夢中になっていたのは、両親からもらったビデオカメラで家族や友人との日々を撮ること。いつしかそれは彼のライフワークとなり、初めての恋心や黒歴史ともいえる仲間とのやんちゃな遊び、そして手痛い失恋まで、すべての瞬間がカメラに収められていた。それから25年。38歳になったマックスは、仕事もプライベートも低空飛行が続いていたが、ある出来事をきっかけに撮りためた25年分のテープを見返す。そこには、いつもカメラの後ろで本心を隠していた自分の姿があった。大切なものを失ったことに気づいたマックスは、“とっておきのラストシーン”を撮ろうと決意するのだった……。1990年代から2010年代までを舞台に、25年という時間の流れをホームビデオの映像で見せるというユニークな手法を取った本作。今回は、こちらの方に見どころをお話いただきました。アントニー・マルシアーノ監督主人公のマックスを演じた俳優のマックス・ブーブリルとの共同脚本で本作を完成させたマルシアーノ監督。自伝的要素も含まれている本作に込めた思いや撮影の裏話などについて、語っていただきました。―最初にこの作品を思いついたきっかけは、どんなことだったのでしょうか?監督僕は1979年生まれで、携帯電話とインターネットが存在しない世界で育ちました。当時はバカンス先で恋に落ちた相手から手紙の返事が来るのをドキドキして待っていたり、やっと相手から家の電話にかかってきたと思ったら母親から受話器を渡されたり…なんてこともありましたよね。それが現代に比べていいというのではなく、なんとなく昔に対するセンチメンタルな気持ちがあり、もう一度追体験したいと思ったのがきっかけです。―まるで映画のなかの登場人物たちと一緒に時間を共に過ごしたような感覚になりましたが、どれくらい個人的なエピソードを入れているのでしょうか?監督劇中のエピソードは、ほとんど実際に僕たちが体験したものを入れました。今回は、主演のマックスと共同で脚本を執筆しましたが、僕たちは同い年で、ともにパリで育ち、同じような経験をしてきていることに改めて気がついたので、そういった部分を脚本に反映しています。最大の挑戦は、観客を懐かしい気分にさせること―そのなかでも、「この出来事だけは絶対に入れたい!」と思ったものは?監督いくつかありますが、まずは主人公のマックスが運転免許を取ったあと、初めての運転でほかの車に追突してしまい、相手ともめるシーン。あれはマックスが本当に経験したものなんですよ(笑)。あとは、幼なじみのエマと池で小舟に乗っているときのエピソードですね。この話は、僕が子どもと一緒に過ごした誕生日に起こった出来事にちなんでいます。―どれも実体験とはおもしろいですね!マックスの性格やキャラクターは、監督とマックスさんのどちらでしょうか?監督これも僕たちふたりが混ざっていますね。僕に似ている部分も大きいし、マックスの部分もある、という感じかなと。ただ、マックスは俳優として人生の早い時期に成功して、華やかなパーティに行ったり、女の子と付き合ったり、僕ができなかったことを先に体験しているんですよ。しかも、彼は男前ですからね(笑)。なので、18歳以降はどちらかというと僕に近いかもしれませんが、18歳より前はふたりが混ざっていると言えると思います。―なるほど。では、撮影で苦労したのはどのようなことでしたか?監督観客を懐かしい気分に浸らせることこそが、この映画における最大の挑戦でした。そのために、できる限りリアルに見せる必要があったので、技術面では映像をアナログ風にするための加工処理に時間をかけています。演出面では、俳優たちに普通の映画とはまったく違う演出指導をしました。たとえば、通常は登場人物がカメラ目線になったり、カメラを撮っている人と話したり、誰かが話しているときに別の人が話を始めたり、誰かが話し始めてもすぐにその人を撮らなかったり、ということはないですよね?ただ、この作品ではこういった新しい手法を取ることで、役者たちが実際に彼ら自身の人生を生きているかのように撮ることができたと思っています。アナログな映像には、独特な魅力がある―確かに、それによって臨場感があり、非常にリアルにも感じました。監督はアナログとデジタルの両方経験している世代ですが、撮影するなかで改めてアナログの良さを感じることもありましたか?監督僕はすごくノスタルジックな人間なので、過去の思い出にすごく思い入れがありますし、アナログの映像には独特の魅力を感じています。たとえば、スマートフォンではいつでもどこでも撮れるので、撮れる限り撮ろうとして事前に厳選することはありませんよね?でも、僕が10代の頃にビデオカメラでいろいろと撮っていたとき、フィルムは大事だったので撮る前に何を撮るかきちんと考えていました。そんなふうに撮った映像は、いまよりもずっとおもしろいものだったと感じていたので、そういった部分はこの映画のヒントにもなっていると思います。―とはいえ、デジタルならではの利点を感じることもあるのでは?監督もちろん、それもありました。特に、いまの時代で優れている点は、いつでも何でも撮れること。以前だったら、出来事が起こったあとにしか撮れないこともありましたが、いまはその出来事が起きた瞬間をすぐに撮ることができますからね。―この作品を制作するなかで、監督自身もご自分の25年を改めて振り返ったと思いますが、もう1回過去に戻ってやり直したいと思ったことはありますか?監督やり直したいというか、全部もう一回体験したいですね。だからこの映画を撮ったのかもしれません。実際、当時の音楽や学校の雰囲気、初恋など、観る人も一緒にノスタルジーに浸れるように意識して作りました。なかでも、初恋をしたときの思い出は、一生忘れられない特別なもの。みなさんにも、再び同じような気分を味わってもらいたいと考えています。唯一の後悔は、好きな子に告白できなかったこと―ちなみに、エマとの初恋のやり取りは監督自身の話ですか?それともマックスさんのですか?監督これもふたりの話ですね。「あのとき、こうしていればよかった」という過去の過ちに対する幻想です(笑)。―そのなかで、監督にとってこの25年間で最大の後悔といえば何ですか?監督うーん、そうですねぇ……。人生で後悔していることは特にないかもしれません。そう言えるほど、いろいろなことをやってきましたから。もしあるとするならば、自分の人生をもう一度体験できないこと。それだけですね。ただ、しいて何かを挙げるとすれば、映画で描いたように、思春期特有のメンツを気にし、勇気がなかったせいで当時好きだった子に告白しなかったことでしょうか(笑)。―(笑)。では、監督自身の人生にとって、忘れられない一曲やその曲にまつわる思い出を教えてください。監督映画で使っている曲は全部大好きで、レニー・クラヴィッツ、ジャミロクワイ、オアシスは、聴くとすぐに青春時代がよみがえりますね。年齢ごとにいろいろな思い入れがある曲がありますが、どれも思い出深いものばかりです。もし、1曲を挙げるならオアシスの『ワンダーウォール』。なぜなら、パーティでギターが弾ける人がいると、この曲かピクシーズの曲を必ず誰かが演奏していましたから。そのほかに、著作権の関係で使えませんでしたが、入れたかったのはニルヴァーナとレッド・ホット・チリ・ペッパーズの曲です。時代や国は違っても共感できるはず―劇中の音楽は、映画のエピソードとそれぞれ直結しているものが多いのでしょうか?監督ある曲が特定の思い出につながっているということではなく、いろいろな曲が青春時代の思い出を想起させています。ただ、Finley Quayeの『サンデー・シャイニング』はちょっと別で、ロンドンにバカンス旅行に行ったときに、誰かのアパートのパーティで聴いた光景が浮かびますね。選曲の仕方としては、Spotifyのプレイリストに入れた1990年代~2000年代の音楽を次々と再生し、聴いた瞬間に何かがふと胸に迫ったり、青春時代を思い起こさせてくれそうと感じられたりした曲を映画の候補曲にしていきました。―シーンごとに流れる数々の名曲にもぜひ注目ですね。最後に、ananweb読者にメッセージをお願いします。監督僕自身が「もう一度あの時代を体験したい!」と思って作ったので、観る方にも同じように自分の人生をもう一度体験してもらえたらいいなと思っています。日本とフランスでは、時代の出来事などが違うところもあるかもしれませんが、読者の方々にもきっと共感する部分があるはずです。ぜひ、みなさんも昔のビデオを棚から取り出して、見返してみてください。忘れていた“本当の気持ち”に気づかされる!人生において、つねに前を向くことも大切なことではあるけれど、一度立ち止まって過去を振り返ってみるのも、ときには必要なこと。そのなかでやり残したことやふたをしてきた思いから、“未来のヒント”を見つけることができるはずです。最高のラストシーンへと向かうために、一度自分の人生を見直してみては?再生したくなる予告編はこちら!作品情報『PLAY 25年分のラストシーン』11月6日(金)より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMA、kino cinéma立川髙島屋S.C.館ほか全国順次公開配給:シンカ/アニモプロデュース©2018 CHAPTER 2 - MOONSHAKER II - MARS FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - CHEZ WAM - LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER / PHOTOS THIBALUT GRABHERR
2020年11月03日“日常をより豊かにする”ビジョンを掲げ、インテリア・キッチン・ライフスタイル商品の卸売及び販売を行う株式会社マークスインターナショナル(本社:東京都渋谷区恵比寿西2-21-1、代表取締役:大谷正人)は、同社が輸入販売を行うオランダのデザインスタジオ『Mr.Maria(ミスターマリア|)』発の新商品『TheCrown』『BundleofLight』を、2020年10月15日(木)より発売することをお知らせいたします。『Mr.Maria』は、純粋で清潔、そして暖かいものを創造する事が自分たちデザイナーの大きな役割として“あらゆる年齢の子供たちに愛される物”をコンセプトにもの作りをしているデザインスタジオ。世界的人気キャラクター「ミッフィー」のインテリア照明「FIRSTLIGHTmiffyandfriends」をはじめ、日本でも人気を博しています。今回、全国のインテリア・ライフスタイルショップ及びマークスインターナショナルが展開するECサイト(marcsSTORE|)で発売となる新商品は『BundleofLight』と『TheCrown』の2種類。『BundleofLight』は、現在発売中の定番人気商品「FIRSTLIGHTmiffyandfriends」がスモールサイズになって登場。『TheCrown』は、「FIRSTLIGHTmiffyandfriends」シリーズのミッフィーや人気の仲間たちに付けられるアクセサリーとして、ミッフィー生誕65周年を記念して誕生しました。大切なお子様やご家族のお誕生日など記念すべきお祝いにも最適なアイテムです。マークスインターナショナルは、皆様の生活を共にするさまざまな商品を通して、“日常をより豊かにする”ご提案を続けてまいります。■Mr.Maria新商品販売概要商品:TheCrown/BundleofLight発売:10月15日(木)〜(※TheCrownのみ、8月下旬よりサイト会員限定で先行発売済み)販売元:株式会社マークスインターナショナル販売店:全国のインテリア・ライフスタイルショップ、及びmarcsSTOREマークス ストア■Mr.Maria各商品概要TheCrown価格:2,400円(税抜)カラー:イエロー素材:ソフトシリコンサイズ:幅奥行135Φ×高さ50mmThe CrownBundleofLight価格:3,200円(税抜)カラー:ホワイト(Miffy/Boris)、イエロー(Lion)素材:ソフトシリコンサイズ:幅7.5×奥行7.7×高さ15cm(Miffy)、幅9.9×奥行7×高さ10.3cm(Boris)、幅10×奥行8.4×高さ13.3cm(Lion)Bundle of Light(Lion, Miffy, Boris)■Mr.MariaについてMrMaria®は、オランダに拠点を置くデザイン会社です。私たちは、製品とお客さまの間に心を通わせた絆を見い出そうと、つねに模索しています。心のつながりを実現するため、あらゆる場所に喜びや笑顔をもたらす製品を作り続けています。また、「innocence(イノセンス)」という価値に基づいた製品ラインを築いてきたブランドであることに、信念と誇りを持っています。この理念により、なによりも純粋でやさしく、ぬくもりのあるデザインに重きをおきつつ、アイコニックでありながらも独自のストーリーを生み出す余地がある製品ばかりです。Mr.Maria【VISION】あたたかいご家庭のために、愛情をもってinnocenceを讃えるデザインを創り出すこと【COLLECTION】アイコニックなランプからスタートしたMrMariaは、時を経てプーフやビーズクッション、その他のインテリア製品を次々と展開しています。現代的でありながら、くつろぎの感覚も感じられる定番商品を構成し、デザイン面においてもいつも触りたくなるような商品ばかりです。時が経過しても色あせることのないデザインにより、年齢や性別を問わず、だれもがホッとできるような空間を家族や大切な人とともにいる場所に演出します。【PRESENCE】現在MrMaria®は、ベルギー、フランス、ポーランド、デンマーク、スウェーデン、ノルウェー、イスラエル、韓国、香港、中国、台湾、シンガポール、日本、オーストラリア、カナダ、アメリカの各国に販売代理店(パートナー)があり、その他、多くの国々へのダイレクトな販売をおこなっています。【COMPANY】オランダのアムステルダムに拠点をおき、責任のあるデザインと方法で製品を作るという強い信念をもっています。また、デザインそのものによって世界規模で、各地の生活を向上させようと取り組んでいます。これはまず、パートナーの選択から始まりその結果、成功を急ぐよりも長く良好な関係を築けるパートナーシップによってのみ、構成される会社です。このコンセプトは製品自体にも反映されており、デザインの早い段階で製品の潜在的価値を検討しつつ、消費者との長い関係を築ける製品づくりを心がけています。そうした感情的要素のほか、長持ちする素材を選ぶことも務めとし、なによりも第一に持続可能な素材と省エネ型電力を使用することで、これらの目標を達成することを目指しています。「わたしたちの友人と彼らがもたらす物語により、あなたに数多くの素晴らしいひとときが訪れますように」(写真左から)「FIRST LIGHT miffy and friends」Snuffy, Lion, Boris, Miffy, 及び「The Crown」■marcsSTORE(マークスストア)について日常生活に「これがいい」を届ける部屋を彩る、ずっと使い続けたい商品女性にワクワクしてもらうついつい見ちゃうサイトを目指して商品をご紹介しています。marcs STORE(マークス ストア)■MarcsInternationalco.,ltdについて日常をより豊かにする。日々の生活の中で我々はあらゆる“もの”に囲まれて暮らしています。我々のなにげない生活の中で毎日使うもの、毎日目にするものが、なんとなく気に入っていたり、好きなデザインであることが、日々の暮らしを、少し豊かに感じる手伝いをしてくれているのだと思っています。そんな想いから、世の中の誰かに素敵だな、と感じていただけるようなプロダクトをみなさまにご紹介していくのが、我々の使命です。■会社概要社名:株式会社マークスインターナショナル所在地:〒150-0021東京都渋谷区恵比寿西2-21-1電話:03-6861-4511設立:平成9年1月6日代表者:大谷正人資本金:2,000万円取扱商品:インテリア商材、ファニチュア、キッチン&テーブルウェア株式会社マークスインターナショナル■商品に関するお問い合わせ先株式会社マークスインターナショナル:digima@marcs.co.jpmarcsSTORE(同社ECサイト):store@marcs.co.jp企業プレスリリース詳細へ TIMESトップへ
2020年10月22日2019年サン・セバスティアン国際映画祭に正式出品され、制作における斬新な試みが話題となったフランスの映画「PLAY 25年分のラストシーン」が、11月6日より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほかにて、全国順次公開される。パリを舞台に90年代カルチャーで彩る“再生”の物語本作は、1990年代から2010年代までの25年に渡り、主人公によって撮り続けられたホームビデオの映像をつなぐような演出で、当時のパリの時代の空気感がリアルに再現された物語。90年代カルチャーを彩るミュージシャン、ジャミロクワイ、オアシス、レニー・クラヴィッツ、アラニス・モリセットらによる、それぞれの時代を感じさせる名曲とともに人生を“PLAY(再生)”していく主人公・マックスを演じるのは人気コメディアンのマックス・ブーブリル。盟友であるアントニー・マルシアーノ監督のアイデアに惚れ込み、共同で本作の脚本も手がけている。また、本作の公開に先立ち、この度予告編が解禁。まずはこちらをチェックしておこう。今回解禁となった日本版予告編では、「撮り続けて25年になる。最初から再生しよう」と、30歳の主人公・マックスがセルフカメラに語りかけるシーンから始まり、13歳のとき初めてビデオカメラを手にした自分の姿へとつながれる。家族や一緒にふざけ合った友達の笑顔、仏サッカーW杯でのどんちゃん騒ぎ、そして初恋のエマから「私のこと好きなの? 」と聞かれても素直になれず、失って初めて知る自分の現実……。そして新たに「映画」のラストシーンを準備することを決意するマックスの姿が。アントニー・マルシアーノ監督は、時代の空気感を再現するために、90年代のビデオ画質に近づけるカメラテストを半年かけておこなったり、ラッシュフィルムのようなラフさを演出するため、あえて聞き取れないセリフを入れるなど、通常とは逆の整音作業にもこだわったという。さらに、1990年代から2010年代には、2001年の米同時多発テロ事件や、2015年のパリ同時多発テロ事件といった、世界を揺るがす大事件も起きているが、これは編集でカットされている。その理由について「人生の悲しい出来事を撮るためにビデオカメラを使うわけではない。マックスがカメラに夢中になったのは、ありふれた日常の中にある平凡な幸せと、いつも自分のそばにいてくれた大切な人たちを記録するためだったのだから」と監督は語っている。2020年、世界中が新しい生活様式に変えていかなければならない昨今の状況下にある世の中で、仲間や愛する人と一緒に過ごす時間がいかに大切か、実感することも多い。しかし、そんな今だからこそ、より、監督が本作に込めた思いが胸に響くはず。人生を歩みだす物語を、ぜひ劇場で。【映画情報】「PLAY 25年分のラストシーン」11月6日より新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開監督:アントニー・マルシアーノ脚本:アントニー・マルシアーノ、マックス・ブーブリル出演:マックス・ブーブリル、アリス・イザーズ(「エル ELLE」)、マリック・ジディ(「ダゲレオタイプの女」)、アルチュール・ペリエ、ノエミ・ルヴォウスキー(「カミーユ、恋はふたたび」)後援:在日フランス大使館/アンスティチュ・フランセ日本配給:シンカ/アニモプロデュース【2018 年/フランス/ 108 分/DCP/ビスタ/PG12/カラー/原題:PLAY】©2018 CHAPTER 2 - MOONSHAKER II - MARS FILMS - FRANCE 2 CINÉMA - CHEZ WAM - LES PRODUCTIONS DU CHAMP POIRIER/ PHOTOS THIBALUT GRABHERR
2020年08月17日映画『エマ、愛の罠』が、2020年10月2日(金)より全国公開。妖しい女が仕掛ける、観客をも欺く“愛の罠”ある事件をきっかけに、心のよりどころを失った美しきダンサーのエマ。 振付師の夫との結婚生活が破綻した彼女は、その妖しい魅力で実直な消防士と彼の妻を虜にする。エマの不可解なまでに奔放な行動の裏には、ある衝撃的な秘密が隠されていた…。監督は『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』のパブロ・ラライン『エマ、愛の罠』は、ナタリー・ポートマン主演の映画『ジャッキー/ファーストレディ最後の使命』で監督を、アカデミー賞外国語映画賞の『ナチュラルウーマン』で製作を務めた、チリ出身のパブロ・ラライン監督の最新作だ。本作は、これまで彼が培ってきた既成概念を取っ払った作品。美しく、激しく、そして妖しくも自分の意思をしっかりと持つヒロイン・エマを主人公に、魂の解放を象徴するエモーショナルなレゲトンダンズと挑発的な映像美で、観客を欺く衝撃の“愛の罠”を仕掛ける。チリの新星・マリア―ナ・ディ・ジローラモ主演主人公エマを演じるのは、監督が出会って10分後にオファーを出したというチリ出身の新星・マリアーナ・ディ・ジローラモ。エマ同様、魅惑的な雰囲気を持つ彼女の演技に注目が集まる。また、エマの夫・ガストンは、『天国の口、終りの楽園。』でヴェネチア国際映画祭の新人俳優賞を受賞し、『モーターサイクル・ダイアリーズ』や『バッド・エデュケーション』『バベル』など話題作に出演したガエル・ガルシア・ベルナルが務める。詳細『エマ、愛の罠』公開日:2020年10月2日(金)監督:パブロ・ラライン出演:マリアーナ・ディ・ジローラモ、ガエル・ガルシア・ベルナル、パオラ・ジャンニーニ、サンティアゴ・カブレラ、クリスティアン・スアレス提供:シンカ/ハピネット配給:シンカ
2020年07月18日『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作『海の上のピアニスト』が、4Kデジタル修復版&イタリア完全版で公開。この度、イタリア完全版より場面写真がいち早くシネマカフェに到着した。大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから、人生で初めて船を下りることを決心する…。1999年に日本で公開された『海の上のピアニスト』が、約20年の時を経て、4Kデジタル修復版、イタリア完全版として再び劇場公開。4Kデジタル修復版では、トルナトーレ監督本人の監修のもと、『ライフ・イズ・ビューティフル』なども手掛けたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、イタリア ルーチェ・ チネチッタ・ラボにおいて完全修復。オリジナル35mmネガを4Kスキャンし、これまで表現しきれなかった細部まで色彩豊かに蘇る。一方、イタリア完全版(HDリマスター)は日本初公開。インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活し、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、トルナトーレ監督が本当にやりたかった全てを描き切っている。この完全版では、主人公1900の幼少期のパートも長く、伝説のピアニストとして成長していく彼の音楽的なバックボーンが丁重に描かれている。到着した場面写真では、船医に生意気なことを言ってみたり、船長に盾突いたり、幼い1900の可愛い姿などが切り取られている。今回の公開を実現させた配給会社シンカは、本国イタリア版のディレクターズカットの存在を知ってから、イタリア版の権利の行方をずっと追いかけてきたそうで「ようやく20年の時を経て、トルナトーレ監督が描きたかった想いの全てが詰まったディレクターズカットとも言える170分のイタリア完全版を、日本でも配給できることになりました」と今回の上映は念願だったと明かす。また「本作のハイライトとなる有名な“ピアノ対決”のシーンでは、なぜ船を降りたことが無い1900がジャズを生み出したと称する有名ジャズピアニストに勝つことができたのか?インターナショナル版では知り得なかった1900のバックボーンが明らかになるイタリア完全版をご覧いただくと、その勝利の“謎”もわかるかもしれません」と語っている。『海の上のピアニスト』4Kデジタル修復版は8月21日(金)より、イタリア完全版は9月4日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺ほか全国にて順次公開。※9月4日(金)以降は両作品を併映する可能性あり。(cinemacafe.net)
2020年06月28日映画『海の上のピアニスト』の4K デジタル修復版が、2020年8月21日(金)よりYEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺にて上映。また9月4日(金)からは、170分に及ぶイタリア完全版が公開される。『ニュー・シネマ・パラダイス』の監督が贈る、“海の上”の感動作『海の上のピアニスト』は、『ニュー・シネマ・パラダイス』のジュゼッペ・トルナトーレ監督と映画音楽の巨匠エンニオ・モリコーネがタッグを組んだ不朽の感動作。豪華客船の上で生まれ、生涯一度も船を下りることなく“ピアニスト”としての運命を貫いた男の物語は、1999年日本公開された当時、多くの映画ファンを魅了した。4K デジタル修復版で、あの感動をもう一度あれから20年―。今回4K デジタル修復版として再上映されることになった『海の上のピアニスト』は、トルナトーレ監督本人の監修のもと、映画『ライフ・イズ・ビューティ フル』を手掛けたカラースーパーバイザーのパスクアーレ・クズポリと共に、完全修復作業が行われた。スクリーンに蘇るのは、当時の技術では表現しきれなかった、豪華客船の煌びやかな内部や、青く透き通るような海…。映画の醍醐味である美しいピアノの旋律に、うっとりとするような映像美が重なることで、これまでとは一味違う感動の映像体験を楽しむことができそうだ。“全て”詰め込んだイタリア完全版も一方「イタリア完全版」(HD リマスター)では、インターナショナル版としてカットされた40分以上のシーンが復活するほか、タイトルやクレジットロールもイタリア語で演出されるなど、ファン待望の内容が盛り沢山。映画ファンの人は是非双方の仕上がりを、シアターで楽しんでみてはいかがだろう。作品詳細映画『海の上のピアニスト』公開日:<4K デジタル修復版>2020年8月21日(金)YEBISU GARDEN CINEMA、角川シネマ有楽町、アップリンク吉祥寺<イタリア完全版>9月4日(金)※9/4以降は「4K デジタル修復版」と「イタリア完全版」との両作品を併映する可能性有り。詳細は各劇場のHPを確認。監督・脚本:ジュゼッペ・トルナトーレ音楽:エンニオ・モリコーネ原作:アレッサンドロ・バリッコ出演:ティム・ロス/プルイット・テイラー・ヴィンス/メラニー・ティエリー/ビル・ナン/ピーター・ ヴォーン/クラレンス・ウィリアムズ三世配給:シンカ■ムビチケ情報発売日:2020年7月3日(金)<ストーリー>一枚のレコードに秘められた、たった一度の恋。大西洋を巡る豪華客船の中で、生後間もない赤ん坊が見つかった。彼の名は1900=ナインティーン・ハンドレッド。世紀の変わり目を告げる1900年に因んで名付けられた。彼は船内のダンスホールでピアノを演奏し、類稀な即興曲を次々と作り出していった。そんなある日、彼は船内で出会った美しい少女に心を奪われてしまう。彼女が船を去った後、断ち切れない彼女への想いから人生で初めて船を下りることを決心する…。
2020年06月21日新型コロナウィルスの影響で、映画館、映画製作者、そして映画配給会社は困難な時代を迎えている。そんな中、日本の独立系配給会社がこの難局を乗り越えるために“Help! The 映画配給会社プロジェクト”を立ち上げ、その緊急アクションとして、“配給会社別 見放題配信パック”をスタート。配信作品の第1弾ラインナップが発表され、世界の映画人からの応援動画メッセージがYouTubeチャンネルにて公開された。新型コロナウィルスの影響で、日本全国の人々、そして事業者の誰もがかつてない難局を迎えている。それは映画業界も同様だ。13の特定警戒都道府県では映画館の休館がさらに続き、緩和容認や解除となった34県でも休館を続けざるを得ない映画館があり、再開できても以前のような集客は不可能で、やがてくる“第二波”、“第三波”も想定すると、映画界にとって“コロナの時代”は長くなると覚悟せざるを得ない。このような状況の中で、小規模映画館であるミニシアターを守るための“ミニシアター・エイド基金”や、日本映像職能連合(映職連)の政府への補償要望書の提出など、数々のアクションが始められてきたが、独立系配給会社も、この難局を乗り越えるために何をすべきか模索してきたのだという。この“Help! The 映画配給会社プロジェクトの発起人となっているのは、キノローグ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サニーフィルム、セテラ・インターナショナル、チャイルド・フィルム、ミモザフィルムズ、ムヴィオラの8社。将来的には独立系配給会社団体として、諸課題の改善や情報共有に取り組みたいと考えているようで、このプロジェクトに賛同した、映画の宣伝美術を数多く手がけるグラフィックデザイナーの大寿美トモエがロゴを、Ayumi!がイラストを、それぞれ手がけた。フィルムの時代からデジタルの時代に変わったが、フィルムを映画の象徴として、それを手渡す配給会社をイメージしているようだ。緊急アクションとなる“配給会社別 見放題配信パック”では、アップリンク・クラウドを配信サービスとして、各配給会社が自社の過去作品をパックにして配信。配給会社により作品数が異なるため、配信期間や料金も異なる。【関連リンク】アップリンク・クラウド“Help! The 映画配給会社プロジェクト 配給会社別 見放題配信パック”ページ()第1弾の配信は、5社による全90作品。本日5月15日の15時より配信開始となる。 配信される作品は、クラシックな名作やヌーヴェルヴァーグの傑作群、アジアやヨーロッパの作家たち、近年大ヒットした作品、カンヌなど国際映画祭での受賞作、これまで未配信だった貴重な作品など見逃せない全90作となっている。配信する5社と、それぞれの見放題パックのリンクは下記。【関連リンク】クレストインターナショナル見放題パック( )【関連リンク】ザジフィルムズ見放題パック( )【関連リンク】セテラ・インターナショナル見放題パック( )【関連リンク】ミモザフィルムズ見放題パック( )【関連リンク】ムヴィオラ見放題パック()第2弾の配信は5月22日(金)15時より配信開始を予定しており、彩プロ、アンプラグド、エスパース・サロウ、オンリー・ハーツ、サンリス、シンカ、ハーク、マジックアワーら8社の作品を予定している。※事情により一部が第3弾の配信となる場合あり■参加会社一覧(アイウエオ順)5/11現在:20社・配信メンバー:13社彩プロ、アンプラグド、エスパース・サロウ、オンリー・ハーツ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サンリス、シンカ、セテラ・インターナショナル、ハーク、マジックアワー、ミモザフィルムズ、ムヴィオラ・賛助メンバー:7社キノローグ、サニーフィルム、チャイルド・フィルム、ドマ、ノンデライコ、パンドラ、ユナイテッドピープルまた、世界20の地域の38人の映画人による応援動画メッセージには、『世紀の光』『光りの墓』のアピチャッポン・ウィーラセタクン監督、『ヘヴンズ ストーリー』『菊とギロチン』などの瀬々敬久監督、台湾のツァイ・ミンリャン監督、フィリピンのブリランテ・メンドーサ監督、中国のワン・ビン監督、イランのモフセン・マフマルバフ監督、さらにはピーター・バラカンやLiLiCo、ミニシアターの番組編成担当者らが名を連ねている。
2020年05月15日新型コロナウィルスの影響で困難な時代を迎えている映画業界。これを乗り越えようと様々なプロジェクトが始動している中、新たに独立系配給会社が発起人となった「Help! The 映画配給会社プロジェクト」が立ち上がった。映画館の休館、映画の公開延期が次々発表される中、小規模映画館“ミニシアター”を守るための「ミニシアター・エイド基金」が立ち上がり、先月、国内最速3日で目標1億円を達成したことも話題に。ほかにも数々のアクションが始まっている。そんな中、独立系配給会社は「Help! The 映画配給会社プロジェクト」を立ち上げ、現在の非常事態を乗り切る「配給会社別 見放題配信パック」を緊急アクションとして実施。プロジェクトには、彩プロ、シンカ、マジックアワー、ムヴィオラなど20社が参加(5/11現在)。将来的には、独立系配給会社団体として諸課題の改善や情報共有に取り組むことを考えているという。この「配給会社別 見放題配信パック」は、アップリンク・クラウドを配信サービスとして、各配給会社が自社の過去作品をパックにして配信するというもの。配給会社により作品数、配信期間や料金も異なる。第1弾配信は5社が参加、全90作品第1弾配信として5社が参加、全90作がスタート。『未来よ こんにちは』(ミア・ハンセン=ラブ監督)、『あの頃エッフェル塔の下で』(アルノー・デプレシャン監督)、『大いなる沈黙へ ―グランド・シャルトルーズ修道院』(フィリップ・グレーニング監督)など、クラシックの名作やヌーヴェルヴァーグの傑作群、アジアやヨーロッパの作家たち、近年大ヒットした作品、国際映画祭受賞作、これまで未配信だった貴重な作品ほか見逃せないラインアップとなっている。続く第2弾は、5月22日(金)15時より配信開始、8社が参加予定だ。なお、今回の配信は過去作に限る。「あくまで新作は映画館で公開してミニシアター映画館の収益を確保しながら、過去作の配信によって少しでも経営を安定させ、映画館や仕事仲間達と築いてきたこの事業の継続を目指したいと考えています」と説明している。(cinemacafe.net)
2020年05月15日日本の独立系配給会社は12日、新型コロナウイルスによる難局を乗り切るための「Help! The 映画配給会社プロジェクト」を立ち上げ、その緊急アクションとして「配給会社別見放題パック」をスタートすることを発表した。5月11日時点で、配信メンバー13社(彩プロ、アンプラグド、エスパース・サロウ、オンリー・ハーツ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サンリス、シンカ、セテラ・インターナショナル、ハーク、マジックアワー、ミモザフィルムズ、ムヴィオラ)、賛助メンバー7社(キノローグ、サニーフィルム、チャイルド・フィルム、ドマ、ノンデライコ、パンドラ、ユナイテッドピープル)の計20社が同プロジェクトへの参加を表明。その緊急アクションとして開始する「配給会社別見放題パック」は、アップリンク・クラウドを配信サービスとして、各配給会社が自社の過去作品をパックにして配信するというもの。第1弾は15日15時から5社全90作、第2弾は22日15時から8社の配信を予定している。配給会社により作品数、配信期間、料金が異なる。詳細は公式サイトへ。また、今回の試みを応援すべく、世界の映画人からのメッセージ動画をYouTubeにアップ。日本からは、瀬々敬久監督、LiLiCo、中村由紀子氏(Bunkamura ル・シネマ 番組編成)、西澤彰弘氏(東京テアトル 映画興行部部長)、吉澤周子氏(シネスイッチ銀座 編成担当)らが参加している。なお、同プロジェクト(和名「Help! The 映画配給会社プロジェクト」英名「Help! The Independent Film Distributors」)のロゴとイラストは、映画の宣伝美術を数多く手掛けてきたグラフィックデザイナー・大寿美トモエ氏(ロゴ)、Ayumi!氏(イラスト)が担当。フィルムを映画の象徴として、それを手渡す配給会社をイメージしている。■「Help! The 映画配給会社プロジェクト」声明文新型コロナウィルスの影響で、日本全国の人々、そして事業者の誰もがかつてない難局を迎えています。それは映画業界も同様です。13 の特定警戒都道府県では映画館の休館がさらに続き、緩和容認や解除となった34県でも休館を続けざるを得ない映画館があり、再開できても以前のような集客は不可能で、やがてくる「第二波」「第三波」も想定すると、映画界にとって「コロナの時代」は長くなると覚悟せざるを得ません。このような状況の中で、小規模映画館<ミニシアター>を守るための「ミニシアター・エイド基金」や、日本映像職能連合(映職連)の政府への補償要望書の提出など、数々のアクションが始められましたが、私たち、独立系配給会社も、この難局を乗り越えるために何をすべきか模索してきました。配給会社は、映画館や監督・俳優たちと違って、直接的に観客と触れ合うことの少ない、黒子の存在です。洋画の場合で言えば、まず映画を発見し、買い付けをし、日本全国の映画館に上映を依頼し、宣伝し、映画を公開し、DVD・VOD・テレビでも映画を見てもらえるように活動します。そして、大手配給会社と比べると、独立系配給会社は収益の多くを映画館収入から得ており、その映画館の多くは、小さくとも存在感のある全国のミニシアターです。また、アメリカ映画や邦画だけでなく世界中のさまざまな地域の映画を紹介している点も独立系の特色です。収益から製作者にお金を戻すことで、世界中の製作者の次の映画への一助ともなってきました。映画館に観客が行けない今、独立系配給会社にはほとんど収入がありません。しかし、私たちがここで倒れては、ミニシアターに映画を届けることができなくなり、世界の映画人が日本の観客に映画を見てもらう機会が失われてしまいます。そして小さな会社といえど、私たちにも大切なスタッフがいて、字幕翻訳者、グラフィックデザイナー、予告編制作者、web デザイナー、パブリシスト、通訳など多くの仕事仲間がいるのです。もちろん、国や自治体の補償を訴えることも大切ですが、待っていては倒産する配給会社も出るでしょう。私たち自身の足で立って、歩かなければなりません。私たちの財産は、映画しかありません。世界の多様な映画です。配信で、そうした多様な映画を見てもらうことで観客の力を借り、この難局を乗り越えたいと思うのです。配信は過去作に限り、あくまで新作は映画館で公開してミニシアター映画館の収益を確保しながら、過去作の配信によって少しでも経営を安定させ、映画館や仕事仲間達と築いてきたこの事業の継続を目指したいと考えています。そしてこのプロジェクトによって、今まで見えにくかった「映画配給」という仕事を一般の方々にも知っていただき、各配給会社の個性も感じていただきながら、いま、世界中の国々が物理的な鎖国状況にある中で、映画で世界とつながることの価値を感じていただけたらと願っています。2020年5月「Help! The 映画配給会社プロジェクト」発起人:キノローグ、クレストインターナショナル、ザジフィルムズ、サニーフィルム、セテラ・インターナショナル、チャイルド・フィルム、ミモザフィルムズ、ムヴィオラ
2020年05月15日編集部:学研キッズネット編集部株式会社Schooは、ヤフー株式会社が提供するスペシャル動画企画「おうち授業(※1)」に参画します。ショートショート作家・田丸雅智先生の特別授業『親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう』を生配信するなどして、自宅で楽しく学べるよう動画コンテンツを配信。在宅時間を便利かつ快適に過ごすために役立つ情報サイト「Stay Home ポータル(※2)」内で配信・掲載されます。スクーができること家族が揃う休日に外に行けない、社会体験ができず刺激が得られない昨今。家の中でも家族と知的好奇心を満たす何かが求められています。現在スクーでは「自ら未来を選択するために学んでおくべきこと」を軸に日々学びを発信しています。その中でも特に「自身で考える力」の必要性を強く感じています。年齢を問わず、これからの社会に参画していくために必要な考える力「思考力」「発想力」をこの機会に親子で養ってもらいたいと考え、特別授業を企画しました。より良い社会を生きるために習得しておくべき能力を自粛期間中にも日常的に鍛え、その後の仕事や学校での学習への活用、新しい流れに適応できる変化力のある人になるための学びの時間を提供いたします。今後も当社はすべての人が学び続けられる世界の実現、つまり、すべての人の卒業をなくすべく「学び」の障壁となるものに立ち向かってまいります。実施内容 詳細(1)特別授業『親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう」本来であれば、博物館や水族館、テーマパークや旅行に行って様々な体験ができるはずだったみなさん。このような状況の中でも、どこにでも行けて楽しめる方法といえば何だと思いますか?それはみなさんの「頭の中」にあるのではないでしょうか。頭の中の想像や発想は無限大であり、ワクワクすることや驚き、感動、現実の世界では起こりえない「空想」の世界がたくさんあるはずです。そのみなさんの「頭の中の空想の世界」をみんなとシェアしてみませんか?この授業では、TBS「情熱大陸」(2020年4月26日放送)にも出演したショートショート作家の田丸雅智先生と一緒に親子で「ふしぎな言葉」を探し作り、空想を広げていきます。紙とえんぴつさえあれば、家族みんなですぐに始められます。そしてこの「言葉を探して空想を広げる」ことは、ただふしぎな言葉を作れるだけではありません。お子さまがこれから長い人生を歩んでいく時に、大きな力となってくれる「考える力(発想力・論理的思考力)」「文章を書く力」を身につけることができます。このような時だからこそ、それぞれが居るべき場所からオンラインで繋がり、親子で、そしてみんなと「ふしぎな旅」に出かけませんか?※当放送は新型コロナウイルス感染拡大防止のため、登壇者や放送スタッフを含むすべての関係者が完全遠隔で配信する「リモートプロダクション」をとっております。(2)「おうち」で学べるアーカイブ放送をYahoo! JAPANで配信予定過去に『Schoo』で放送された人気授業を「Stay Home ポータル」内で配信予定です。詳細はにて追ってお知らせします。(3)「Stay Home ポータル」内に『Schoo』の情報掲載『Schoo』について紹介されています。詳細はにて追ってお知らせします。放送日時:5月9日、16日、23日、30日(土)各11:00~11:40(全4回)『Schoo』公式URL:【授業内容】・5月9日:親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう(第1回)・5月16日:親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう(第2回)・5月23日:親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう(第3回)・5月30日:親子で「頭の中」のふしぎな旅に出かけよう(第4回)※内容は予告なく追加・変更される場合がございます。予めご了承ください。※1「おうち授業」とは外出できない子供や学生などが楽しく自宅で過ごせるように、芸能人や文化人、アスリートをはじめとする豪華 な著名人20名以上を起用し、工作や科学実験、スポーツなどのバラエティ豊かな授業をオンライン動画で配信する特別企画。※2「Stay Home ポータル」とはURL:自宅で過ごす時間が増えているユーザーが便利かつ快適に過ごすために、料理や子どもの教育、在宅勤務などに 役立つコンテンツを集約したポータルサイト。4月24日(金)にYahoo! JAPAN が開設。〔先生紹介〕田丸雅智(たまる・まさとも)1987年、愛媛県生まれ。東京大学工学部、同大学院工学系研究科卒。2011年、『物語のルミナリエ』に「桜」が掲載され作家デビュー。12年、樹立社ショートショートコンテストで「海酒」が最優秀賞受賞。「海酒」は、ピース・又吉直樹氏主演により短編映画化され、カンヌ国際映画祭などで上映された。自らが発起人となり立ち上がったショートショート大賞や、坊っちゃん文学賞などにおいて審査員長を務め、また、全国各地でショートショートの書き方講座を開催するなど、現代ショートショートの旗手として幅広く活動している。17年には400字作品の投稿サイト「ショートショートガーデン」を立ち上げ、さらなる普及に努めている。著書に『海色の壜』『おとぎカンパニー』など多数。ショートショートの書き方講座の内容は、2020年度から使用される小学校4年生の国語教科書(教育出版)に採用。17年からは更生に活かしてもらうために少年院の開催や、イノベーションを生むためのワークショップとして企業などでも多数開催。20年にはシンガポールの日本人学校で、初の海外での講座を開催。通訳を介した英語や中国語での開催実績もある。雙葉中学校入試問題(平成29年度国語)など、入試問題や模擬試験での採用も多数。株式会社Schooについて大人たちがずっと学び続けるオンライン生放送学習コミュニティ『Schoo(スクー)』を運営。2012年のサービス開始後、生放送授業を毎日無料提供。授業ジャンルは、すぐに使えるビジネススキル・プログラミング・経済・デザイン・思考法・文章術や働き方・お金・健康まで幅広く制作。過去の放送は録画授業とし約5,000本公開中。生放送は無料、録画授業は見放題プラン「プレミアムサービス(980円/月、iOS 及びAndroidアプリ1,080円/月)」がある。個人会員数は46万人を突破(2020年4月末時点)。ビジネスプラン導入企業は累計1,200社(2020年4月末時点)。「世の中から卒業をなくす」をミッションに掲げ、オンラインで学校を再発明すべく地方自治体や大学・教育機関との連携を強めている。会社名:株式会社Schoo(呼称:スクー)代表者:代表取締役社長CEO森 健志郎所在地:〒150-0032 東京都渋谷区鶯谷町2-7 エクセルビル4階会社公式サイト:■「学研キッズネットFor Parents」のニュース一覧はコチラ■学研キッズネット編集部(がっけんきっずねっと)『学研キッズネット』は、1996年にオープンした小・中学生のためのWebメディアです。学研の子ども向け書籍や雑誌の編集ノウハウを活かし、子どもたちが安全に楽しめるサイトとして運営しています。子どもたちのしあわせのために、家族のしあわせのために、有益な情報やサービスをお届けできるよう、いつも精一杯がんばっています。すくすく伸びる子どもたちのために
2020年05月08日都会という“コンクリートジャングル”のなかで暮らしていると、ときには動物や植物に触れて癒されたいと思うもの。そこで、まるで本物の自然のなかにいるような感覚を味わえる注目のドキュメンタリーをご紹介します。それは……。『ビッグ・リトル・ファーム 理想の暮らしのつくり方』!【映画、ときどき私】 vol. 297愛犬の鳴き声が原因で、大都会ロサンゼルスのアパートを引き上げることとなったジョンとモリー。料理家でもある妻のモリーは、本当に体にいい食べ物を育てるため、夫婦で郊外の荒れた農地へと引っ越すことを決意するのだった。2人は自然の厳しさに翻弄されつつも、“究極の農場”を作るために奮闘することとなる……。世界各国で開催されている映画祭では数々の観客賞に輝き、映画レビューサイト「Rotten Tomatoes」でも高い評価を獲得している本作。今回は、その魅力についてご本人にお話を伺ってきました。ジョン・チェスター監督!映画制作者であり、監督、カメラマンとしても25年以上のキャリアを誇るチェスター監督。本作では、妻のモリーさんとともに東京ドーム約17個分もの荒れ果てた地を8年かけて美しい農場へと変化させていく様子が映し出されていますが、そこでも語られていない秘話や環境を守るためのアドバイスなどについて、語っていただきました。―今年で農場を始めて10年となりますが、まずはこれまでを振り返ってみてどう感じていますか?監督10年前はこれほど素晴らしく、美しい経験になるとは想像もしていませんでした。最初に私たちが希望として持っていたビジョン以上のものがいまはできていると感じています。―都会を出て、郊外に移住してよかったと思ったのはどんなときですか?監督農場を始めて数か月後から5年目まで以外は、よかったと思っていましたよ。というのも、都会を離れてすぐのころは本当によかったと感じていましたが、そのあとから5年目にかけてまではあまりにも大変だったので、正直言ってそう思えない時期もあったということです。―確かに、とてつもない挑戦をされていると感じました。もう無理だと諦めそうになったこともあったのでは?監督何度も思いましたし、実際に何度もやめると言ったこともありますよ。でも、夜になってベッドのなかで、もし本当にやめたら、明日の朝起きて自分が大切にしてきた動物たちを処分しなければいけないし、いろいろな植物や木を枯らしてしまうことになると考えると、やめるよりも続けるほうが楽だったんです。―なるほど。そういった状況を乗り越えるうえで、ご自身を支えてきた信念があれば教えてください。監督「もっとこういうことができるのではないか」とか「以前の生態系を作り直すことができるはずだ」といった希望や信条は、つねに自分のなかにありました。最初に思っていた以上に時間を費やすことにはなりましたが、美しい発見やマジカルな出来事がいつも起きていたので、そういったことにインスピレーションを受けながら前に進んでこれたと思っています。妻は夢を一緒に追うことができる仲間―農場に暮らしているなかで、一番感動した出来事は何ですか?監督いくつもありますが、そういったエピソードのほとんどは病気になった動物が回復したことと関わっています。なかでも、本当に感動したのは、映画にも出てくるブタのエマが元気になったとき。なぜなら、私にとって動物の生命的な危機を乗り越えた初めての瞬間だったからです。作品には映っていないところで僕は農場で起きるさまざまなことに対処しながら、何日もエマにかかりっきりだったので、当時はかなり疲れ切っていました。やらなければいけないことがあまりにもあったので、ある日エマの頭の上に手を置いて「これ以上僕にできることはない。あとは君にかかっているんだよ」と声をかけ、翌日にエマの子どもたちを小屋に戻すことに。そしたら、エマが自分の力で起き上がり、ようやく餌を食べ始めてくれたのです。―動物たちの持つ力を目の当たりにした素晴らしい瞬間ですね。とはいえ、そのいっぽうで、見せたくない部分があり、葛藤もあったそうですが……。監督映画でもいくつかは見せていますが、やはり動物を安楽死させなければいけない場面を見せるのはつらかったです。あと、嫌だったのは、私と妻がカップルセラピストのオフィスに行って、セラピーを受けているところかな(笑)。―(笑)。ただ、同じ目標に向かっていくご夫婦の姿は素敵でした。監督にとって、奥さまはどんな存在ですか?監督モリーはつねに楽観的な性格で、物事すべてにおいて良い面しか見ない人。だから、私は時々彼女に「世の中はそんなに公平じゃないんだよ」と思い出させる必要があるくらいなんですよ。といっても、モリーはまったく私の言うことを聞いてくれませんけどね……。ただ、彼女と出会ったとき、それぞれが内に秘めていたワイルドでクレイジーな夢を一緒に追うことができると思い、勇気を持った仲間を見つけた気がしました。農場で地球の異常を肌で感じている―実際、この農場はお二人の愛の結晶だと思います。映画のなかで、森林火災に巻き込まれそうになったとき、慌てたモリーさんが意外なものを持って逃げようとしていたところに思わず笑ってしまいました。監督だったら、何を持ち出したと思いますか?監督僕に必要なのは、息子と妻と犬だけ。あとは動物たちがちゃんと無事であれば、それだけで何もいらないかな。パソコンなんかは燃えちゃったほうがいいくらいだから、逆に火のなかに投げ込んでしまうかも(笑)。―(笑)。でも、とっさの判断で奥さまと同じような行動を取ってしまいそうですね。監督もし、おかしなものを持ち出すとしたら、背中をストレッチすることができる丸太のような形のグッズだろうね。というのも、もしどこかに避難することになったら、モリーはきっとストレスが溜まってしまうので、そのときに役立ちそうかなと。ピリピリした人と一緒にいるのは大変ですし、「ハッピーワイフ、ハッピーライフ」というように、妻が幸せなら私の人生も幸せになりますから。―その通りですね!いま話があった森林火災のみならず、さまざまな気候とこれまで戦ってきたと思います。最近は気候変動の問題なども世界的に大きく取り上げられていますが、実際に地球の異常を感じることもありますか?監督もちろんありますよ。顕著に表れているのは、嵐の風速。農場を始めたころは、時速80キロほどだった風速が8年後には時速120キロまで上昇してしまったほど。やはりこれは異常だと思います。いま私たちが行っている再生型の農業を進めていくと、空気中にある二酸化炭素をどんどん吸収してくれるので、この方法で生態系を再生させ、地球を癒していくことが最良の対策だと思って取り組んでいるところです。農家は究極の環境活動家でもある―ちなみに、日本の農家の方から影響を受けている部分もあるそうですが、具体的にはどのようなことでしょうか?監督福岡正信さんの書いた『自然農法 わら一本の革命』という本から学んだのは、農業の方法論ではなくモノの見方。人は問題が起きたときに良いか悪いかだけで対処方法を導きだしてしまいがちですが、正しい見方ができるようになれば、何をすべきかがきちんと見えてくるものだとその本で知りました。論理的な思考を捨てた人や生態系の力を信じ切っている人に対して、多くの人は異議を唱えますが、いまは生態系をコントロールしようとしすぎているところがあります。でも、人間はもっと生態系に謙虚になり、頼ってもいいはずです。福岡さんによると、究極的な農業は「まったく何もしないこと」。それをクレイジーだと言う人もいますが、僕は10年農場を続けて、その考え方やニュアンスを理解できるようになりました。―ちなみに、いまの日本の農業の在り方を外から見て感じることはありますか?監督そこまで日本の農業に詳しいわけではありませんが、私はどんな農家に対してもアドバイスや非難をすることはありません。たとえば、環境を破壊しているように見える産業型の農業を行っている人でさえ、より安いものを食べたいという消費者の要求に応えているだけですから。ただ、私が行っているような農法で育てられた農作物を食べたいという需要が上がれば、この方法に取り組む農家は増えるはずなので、農業にはすごく大きなチャンスがあると思っています。地球を癒すための解決方法のひとつを持っているのは農家だと思うので、農家は究極の環境活動家にもなりえるのです。いまの私たちにできることとは?―もし、農家以外の一般人でも環境のためにできることがあれば、教えてください。監督みなさんに伝えたいことは3つあります。まずは、生ごみからたい肥を作ってほしいということ。自然の資源となるものをただ捨てるのではなく、自宅の庭や畑に戻してほしいと思っています。しかも生ごみというのは、そのまま埋め立て地に入れると、もともと持っている栄養素が消え、メタンガスを発生させてしまうだけですから。そして2つ目は、再生的な農法に取り組んでいる農家をサポートすること。つまり、産業的な農業だけに補助金を出すのではなく、再生的な農業にも補助金が出るように政治家をみなさんの力で動かしてほしいということです。最後は、アメリカでもいつも言っていることですが、子どもたちが将来安心して住める地球を残せるように大人たちがもっと責任を持つこと。地球を救うためには、野生動物や虫、微生物といった生物の多様性を再生させ、表土を豊かにして、地球の免疫作用を回復させなければいけません。私たちの農場でも、この2つの統制を取るように意識しています。―特に都会に住んでいる人たちは自然と共存している感覚が薄れてきているところがあるので、日本の観客に伝えたい思いがあれば、メッセージをお願いします。監督私たちの多くは人生における目的や意味を求めていると思いますが、私たちの存在を可能にしている自然界をあまり評価していないところがあります。それどころか、自然とつながることによって得られる感覚さえも失われているのが現状と言えるでしょう。ぜひこの作品を観ていただき、みなさんも自然の一部であることを思い出してもらえたらうれしいです。人類が忘れかけていることを自然から学ぶ!自然の美しさのみならず、そのなかにある厳しさや残酷さも真正面から映し出した本作。見たことのないような素晴らしい景色と動物たちによって生み出される自然の神秘に、誰もが圧倒されてしまうはず。環境問題が多く取り上げられるいまだからこそ、自分たちも自然によって生かされていること、そして自然のために私たちができることをそれぞれが考えてみては?奇跡の予告編はこちら!作品情報『ビッグ・リトル・ファーム理想の暮らしのつくり方』3月14日(土)、シネスイッチ銀座、新宿ピカデリー、YEBISU GARDEN CINEMA他、全国順次公開配給:シンカphoto credit:Yvette Roman Photography(c) 2018 FarmLore Films, LLC
2020年03月11日映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』が2021年5月7日(金)に公開。『あしたは最高のはじまり』のユーゴ・ジェラン監督と、『エール!』の製作陣によるラブストーリーだ。“愛“を知りたいすべての人に贈る映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』は、「一番大切な人に出会わなかったら、人生はどうなっていたのだろう?」という、ユーゴ・ジェラン監督のふとした発想から生まれたラブストーリー。自分自身の結婚生活を何度も見つめ直しながら、恋に憧れるだけでなく、大人も初恋を思い返せるようなストレートな恋愛作品を構想した。物語の主人公となるのは、高校時代に一目ぼれをして結婚したラファエルとオリヴィア。結婚10年目を迎えた2人は、ひょんなことから“別の世界”へと迷い込んでしまうことから、物語は始まるー。ラファエル(フランソワ・シビル)人気SF作家として多忙な日々を送る。妻オリヴィアと喧嘩した次の朝起きると、そこはさえない部屋。もう1つの世界に来てしまい、ラファエルはしがない中学教師になっていた。その世界では、最愛のオリヴィアはラファエルのことを知らなかった…。演じるフランソワ・シビルはスランスの期待の若手俳優で、カンヌ国際映画祭で今後の活躍が期待される新人に送られるショパール・トロフィーを受賞。オリヴィア(ジョセフィーヌ・ジャピ)小さなピアノ教室を開いたばかり。もう1つの世界では人気ピアニストとして活躍中。ラファエルのことを知らず、訪ねてきても「お名前は?」と返す。演じるジョセフィーヌ・ジャピはキュートなルックスに加え、フランスの名門グランゼコールのパリ政治学院を卒業している超エリート。もう一つの世界で、“愛”を知る立場が逆転した別の世界にきて初めて知る、一緒にいることが当たり前だと思っていたこと。彼女の大切さ。当たり前に見ていたはじけるようなオリヴィアの笑顔。二人の間にあった幸せな日々。失って知る切なさ。世界に迷い込んだことをきっかけに自分を見つめなおしていく。“恋”しか知らなかったラファエルが“愛する”ことを知った瞬間、人生最大の決断をする。なお、夫婦を演じたフランソワ・シビルとジョセフィーヌ・ジャピは、『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』の出演がきっかけとなり交際に発展。二人の本物?の演技にも注目だ。作品詳細映画『ラブ・セカンド・サイト はじまりは初恋のおわりから』公開日:2021年5月7日(金)※当初2020年5月1日(金)予定だったが延期となった。監督:ユーゴ・ジェラン出演:フランソワ・シビル、ジョセフィーヌ・ジャピ、バンジャマン・ラベルネ配給:シンカ提供:シンカ、フラッグ、ハピネット
2020年01月20日学生から社会人になったり、結婚や出産を経験したり、キャリアを追い求めたりと、20代、30代は人生においてもあらゆることを考えさせられる年代。そこで、さまざまな生き方を選んだ女性たちを描いた注目作をご紹介します。それは……。女性たちのリアルを描いた感動作『パリの家族たち』!【映画、ときどき私】 vol. 2345月のパリ。女性大統領となったアンヌは職務と母親業の狭間で不安に陥っていた。シングルマザーでジャーナリストのダフネは、仕事を優先するあまり子どもたちとはうまくいかない日々。いっぽう、独身の大学教授ナタリーは教え子との恋愛を楽しみ、小児科医のイザベルは実母との関係にトラウマを抱え、花屋のココは連絡の取れない恋人の子どもを妊娠してしまう。そんな悩みを抱える彼女たちが幸せになるために下した決断とは……。本作では、職業も年齢も違う女性たちが、それぞれの問題と向き合いながらも幸せを手にするために奮闘する姿が描かれている話題作。今回は、こちらの方に作品への思いについてお話を伺ってきました。マリー=カスティーユ・マンシオン=シャール監督!前作『奇跡の教室 受け継ぐ者たちへ』で数々の賞に輝いたマリー=カスティーユ監督ですが、本作では自らと同じ働く女性たちにフォーカスし、高い評価を得ています。そこで、悩める女性たちに対するアドバイスや自身の経験についても語ってもらいました。―今回は、「母性」や「母と子」というテーマに挑まれましたが、普遍的ではあると同時に非常に複雑な問題でもあるだけに、難しさを感じることはなかったでしょうか?監督確かに、やりがいというよりも、ストレスを感じることもけっこう多かったわ。というのも、世の中には何十億人という人がいて、その全員が誰かの子どもであるわけだから、何十億通りの異なる親子関係が存在しているということよね。だから、これだけたくさんのキャラクターを持ってしても、描き切れないんじゃないかというフラストレーションを感じていたの。それくらい複雑なことだと思ったけれど、観てくれた方々は男女問わず、自分の母親や子どもとの“いい関係”について思い出したと言ってくれたのよ。そんなふうに観客たちの琴線に触れることができたというのを知ったときは、やりがいのあることだったんだと感じたわ。―さまざまな状況に陥っている女性たちが登場するので、観る人によっては、自分を重ね合わせるキャラクターも変わってくると思いますが、監督自身が共感しているのはどの人物ですか?監督私は男性も含めて、どのキャラクターにも共感できたし、それぞれに自分の分身がいるようにも感じているの。でも、近いという意味では、シングルマザーでジャーナリストのダフネかしら。あと、私自身は母親ではあるものの、独身女性のナタリーが「母親は偉いのよ」と思っている世の母親たちに対して反感を抱くような気持ちも理解できたわ。パズルのようにしてキャラクターを作っている―私もナタリーと同じ子どもがいない独身女性として、共感する部分は大きかったです。そんなふうにリアルに感じられるキャラクターを作りあげるうえで、どのような作業をしていったのでしょうか?監督キャラクター作りは、いつもパズルみたいなものなの。つまり、自分の友人や親戚、あるいは街の人たちを観察した結果を組み合わせて作り上げているのよ。たとえば、劇中で子どもがバスでボタンを押そうとしているのに、ナタリーが押して母親が激怒するシーンでは、実際に私に起きたことがもとになっているの。そのときはバスではなくてホテルのエレベーターのなかだったんだけど、子どもがボタンを押そうとしていることに気がつかなくて、つい押してしまったのよ。そしたら、その母親から怒られたんだけど、殺されるんじゃないかと思ったわ(笑)。だから、子どもを王様扱いしているような母親は、ときにモンスターにもなり得るんだと感じたので、あのシーンを描くことにしたのよ。―私も監督と似たようなことがあったので、お気持ちはよくわかります(笑)。ちなみに、ナタリーは子どもを持たないという選択を自らしている女性ではあるものの、社会的にはそういう女性に対する理解がまだ十分とは思えないのですが、監督はどのように感じていますか?監督女性に対して「子どもを産むべき」というようなプレッシャーは、何世紀にもわたってあるものではあるけれど、自分がしたいと思うことをするのが一番大事。ほかの人がこうすべきと言っていても、それは自分にとってはあまり意味がないことなのよ。もし、そういうプレッシャーに悩んでいるのなら、「人生は一度しかないものだから、自分が心地よいと思う生き方をすることが大切なんだ」と毎日思い出すことが必要だと思うわ。いい母親とは、自分らしく自然でいられること―そのいっぽうで、母親になったとしても、子どもをうまく愛せなかったり、誰にも相談できずに追い詰められてしまったりする女性もいます。本作でもそういう女性たちの姿が描かれていますが、監督からアドバイスはありますか?監督友達や周りの人がみんな自分よりもいい母親に見えたりするものなのよね。私も「自分はあまりいい母親ではないのかも」と感じることがあったわ。そうやって自分を責めてしまうこともあるけれど、実際は何がいい母親かというのはわからないものよね。そこで私が思ったのは、「自分らしく自然でいられることがいい母親なんじゃないかな」ということ。たとえば、働くことが好きで楽しんでいるなら、その姿を見せることもいいことよね。そういう母親を見ていれば、子どもが大きくなったときに「仕事を楽しむことはいいことなんだ」というお手本になると思うわ。―とはいえ、仕事を極めることと母親業を両立することは、なかなか大変なことも多いと思いますが、フランスではどのような状況ですか?監督働くことと母親であることの両立に関しては問題ないと思うけれど、問題があるとすれば、そういう女性たちに対して援助の仕方がわかっていない人が多いということ。たとえば、雇い主のほうが「子どもがいる女性は何時に帰らないといけない」とか、「子どもが病気になるかもしれない」といった懸念からいい仕事を与えないということが起きているわよね。そういう部分については、まだまだ課題があると感じているわ。女性大統領が与える変化とは?―劇中では、仕事と育児に悩む女性大統領の姿も印象的でした。日本でもアンヌのような女性が国のトップになってくれたらいいなとも思いましたが、もしフランスで女性が大統領になったらどのような変化があると思いますか?監督女性というのは、一般的に男性よりも現実とより密接な関係にあると思っているの。だからこそ、「命とは何か」「人生とは何か」といった問題について、よりリアルに理解しているんじゃないかなと私は感じているのよ。そういう意味でも、女性が大統領になったとしたら、彼女は決断する内容というのは、彼女を選んだ人たちの考えに近いものにできるんじゃないかなと思うわ。―ちなみに、監督は政治の世界に興味がありますか?監督そうね、ぜひ政治もやってみたいわね。―監督としていろいろな複雑な要素を取りまとめたりする能力がおありなので、将来フランスの大統領を目指すという可能性もありますか?監督それはわからないわね(笑)。人は何回も生きると言われている文化もあるけれど、私の文化では1回しか生きられないから、もし人生が何度でもあればいろいろできるんだけど。いまでも、やりたいことはすでにいっぱいあるのよ!―パワフルなお姿は見習いたいと思います。それでは、最後にフランスのライフスタイルに憧れている女性も多いので、ananweb読者へ向けてメッセージをお願いします。監督もし、フランスに憧れているなら、いますぐフランスに引っ越すべきね(笑)!私たちのライフスタイルのどこに憧れてくれているのかわからないけれど、良いと感じてくれているのなら、その部分をぜひ日本に輸入して欲しいわ。そのうえで、フランスと日本でネットワークを作ってお互いに教え合うことができたらいいわね。実際、私は世界中の女性のネットワークがあったら、本当に素晴らしいものが作り上げられると思っているのよ。どんなときも前向きに生きていきたい!多くの女性たちに立ちはだかるであろうさまざまな問題を描き、国境を超えた共感を呼んでいる本作。“幸せの答え”は決してひとつではないと感じるはず。女性としての生き方や家族との在り方に新たなヒントをくれる珠玉の物語です。大切な人に会いたくなる予告編はこちら!作品情報『パリの家族たち』5月25日(土)、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、YEBISU GARDEN CINEMAほか全国順次公開配給:シンカ© WILLOW FILMS – UGC IMAGES – ORANGE STUDIO – FRANCE 2 CINÉMA
2019年05月24日ミュージカル『デスノート THE MUSICAL』の新キャストが25日、明らかになった。原作・大場つぐみ、作画・小畑健による大ヒット漫画『DEATH NOTE』をミュージカル化した『デスノート THE MUSICAL』。フランク・ワイルドホーンが音楽、栗山民也が演出を担当し、2015年に世界初演を迎えた。高校生の夜神月が、書き込むと人が死ぬ「デスノート」を手にしたことから、物語が展開していく。2020年、オール新キャストで上演されることになった同作の、新・夜神月役(ダブルキャスト)には、若手実力派俳優の村井良大、新・エル役には、ソロシンガーとして活躍し、同作が初舞台・初ミュージカルとなる高橋颯が抜擢された。そのほか、弥海砂役には、ミュージカル『ピーターパン』で3年連続主役のピーターパンを演じる吉柳咲良、夜神粧裕役にダンス&ボーカルグループONE CHANCEで活躍、津軽民謡で全国大会への出演経験を持つ西田ひらり、レム役に韓国ミュージカル界の歌姫と評され、本作の韓国版で初演・再演とレム役を演じてきたパク・ヘナ、リューク役にシェイクスピア作品ほか数々の演劇作品で欠かせない存在の横田栄司、夜神総一郎役には、ミュージカル『レ・ミゼラブル』のジャン・バルジャンを長年演じる他、幅広い役柄で観客を魅了する今井清隆が決定。ベテラン演技派から注目株のフレッシュな次世代若手俳優まで、全く新しいキャストが揃った。そして、夜神月役のダブルキャストのうち1名は、現在進行中の全国オーディションにて決定する。残る1名の夜神月は一体誰になるのか。世界が東京に注目する2020年、『デスノート THE MUSICAL』が更なる進化を遂げる。○村井良大 コメントデスノートは世界に伝わるストーリーで、自分自身も作品の大ファンなので、このような世界中で愛される作品に自分が参加できること、月(ライト)役を演じさせて頂けることをとても光栄に思います。このチャレンジに屈することなく、漫画ファンやこれまで本作を観てくださっているファンの方にも納得して頂けるような自分らしい夜神月を演じたいです。この新キャストで創る新たな『デスノート THE MUSICAL』を打ち出せるように頑張ります。○高橋颯 コメントデスノートは以前から映画やアニメを見て好きな作品で、その中でも自分に一番近い存在だと感じていたエルが特に好きだったので、この役に決まった時は本当に嬉しかったです。エルは数々の名優の方々が演じてきて、この舞台のキーになる役なので、その大きな存在に自分自身がなることは楽しみでもあり、不安でもあります。エルと言えば髙橋颯と思ってもらえるように、歌でも皆さんを魅了できるように稽古を積んでいきたいと思います。そして今回、初めて本格的に演技と向き合うので、共演させて頂く皆様、そして演出の栗山さんから多くを学び、お客様に素晴らしい作品をお届けできるようにしたいです。○吉柳咲良 コメント今回、日本だけでなく世界的に人気のある“デスノート”という作品に出演させて頂ける事になり、とても嬉しく思います。はアイドルとしての陽の部分と両親を亡くし孤独に生きている陰の部分、そして月(ライト)に恋する乙女な部分、と色々な側面を持つキャラクターだと思っています。演出の栗山さんや他のキャストの方々から多くの事を学び、私にしか出来ないミサミサを表現していきたいです。○西田ひらり コメント今回、2020年1月から上演される『デスノート THE MUSICAL』に夜神粧裕役で出演することになりました。ミュージカルは私にとって新たな試みで不安もありますが、今は楽しみという気持ちの方が大きいです!この大好きな作品で粧裕ちゃんを演じられることは、とても誇りに思っています。たくさんの方に私の歌、演技を見ていただきたいです! 皆さんの期待以上のものをお届けできるよう、精一杯頑張ります。応援よろしくお願いします。○パク・ヘナ コメントありがたい事にも韓国で『デスノート THE MUSICAL』の初演、再演全てに参加しましたが、多くの観客の方が“レム”を愛してくださり、本当に幸せで楽しく公演しました。愛する“デスノート”の“レム”で、こうして日本の観客の皆さんに直接お会いする機会ができて、とても光栄です。日本の俳優の方々と日本語で公演するだけに、準備も沢山しなければならないし、とても緊張しますが、またそれだけに、とてもワクワクしています。一生懸命準備して、良い公演をお見せできるよう、最善を尽くします。○横田栄司 コメントすでに最高の評価を受けている作品に参加できる喜びとともに、なんとも言い難い恐怖を感じております。が、怖がっていても前に進めないことは承知しておりますので、新しい出会いを喜びと信じ、挑戦し訓練し稽古をして、新たに最高の『デスノート THE MUSICAL』をお届けできるよう、新人のつもりで頑張ります。皆様のご来場を心よりお待ちしております○今井清隆 コメント幕開けからグイグイと観客の心を掴んで離さないストーリー展開、そして素晴らしい楽曲!!今回初めて出演させて頂く事になり幸せを感じています! 私の役、夜神総一郎は、主人公、夜神月の父親であり、この事件を担当する警視総監でもあり、人の親としての心情と職務を遂行する切れる男の両面の葛藤を表現して行く難しい役所なので大変だとは思いますが、悩みながら、楽しみながら、役作りして行こうと思っています!ご期待下さいませ!(C)大場つぐみ・小畑健/集英社
2019年04月25日俳優の室龍太が、舞台『大阪環状線』で初主演を務めることが10日、明らかになった。ジャニーズJr.の寺西拓人が共演する。同作では、2016年から関西テレビが制作しこれまでに4シリーズが放映されている、JR大阪環状線の駅を舞台にしたオムニバスドラマ『大阪環状線』の世界観を舞台に移したオリジナルストーリーを展開する。東京から大阪に来たばかりで馴染めない青年が、ある日突然過去の大阪にタイムスリップ。若者たちの活気で満ち溢れ、ラジカセからは華やかな音楽が鳴り響く時代に、音楽が繋ぐ出会いの数々に、次第に心が揺れ動く若者たち。そして、クリスマスの夜に奇蹟が起こる。長年関西ジャニーズ Jr.を牽引し、現在は俳優業に邁進する室は、地元・大阪でシンガーソングライターを目指している青年を演じ、長年経験を積んできた大阪松竹座にて待望の初主演となる。ダンス・歌に定評のある寺西が、大阪に馴染めず悩む青年を演じ、大阪を語るには欠かせないマルチ俳優・赤井英和が主人公の父を演じる。演出は、ドラマ『大阪環状線』のプロデューサー兼ディレクターを勤め、これまでにも関西らしさ、 大阪らしさに特化した様々な話題作を手掛けてきた木村弥寿彦が担当。ドラマ同様、地元・大阪に根ざした作品を目指し、初の舞台演出となる。公演は大阪松竹座にて、12月13日〜25日。○室龍太 コメント長年お世話になって、自分にとっても思い入れも強い大阪松竹座さんで主演をさせていただくということで、本当に嬉しい気持ちとともに、驚きでビビッています。楽しみな気持ちを大事に、皆さんの期待に応えられるようにしっかりと準備をしたいと思います。てら(寺西拓人)とは面識はありますが、初めて共演するので、楽しみです。ぜひ見に来てください、本当に頑張ります。○寺西拓人 コメント大阪松竹座さんでの公演ということで、自分にとって初めての経験になりますが、初共演となる(室)龍太くんの胸を借りまくって頑張りたいと思います。大阪にはプライベートでもよく行きますが、 美味しいものが多いので龍太くんにたくさんご馳走になりながら、この作品を見た人があったかい気持ちで帰れるような作品にできるよう頑張ります。
2019年04月10日オニツカタイガー(Onitsuka Tiger)より、新スニーカー「ヘシンティ(HSINTI)」が、2018年12月1日(土)より発売される。オニツカタイガー×アンドレア・ポンピリオの2018年春夏コレクションにて登場したスニーカー「ヘシンカ(HSINCA)」は、ペルー人が履くサンダルから着想を得て製作されたシューズ。「タイガー MHS(TIGER MHS)」のアッパーと、「カリフォルニア 78 EX(CALIFORNIA 78 EX)」のシャークソールを融合した、ボリュームのあるシルエットが特徴的だ。新作シューズ「ヘシンティ」は、「ヘシンカ」をデザインベースに採用。シャークソールのチャンキーなデザインはそのままに、シューレースを全体に馴染むカラーにアレンジするなど、アッパーをシンプルなデザインにアレンジした。また、各カラーのヒール部分には、アクセントとなるカラーを配色し、「Onitsuka Tiger」のロゴを刻んだ。【詳細】ヘシンティ発売日:2018年12月1日(土)カラー:フェザーグレー×ダークオリーブ、ファントム×クリーム、グレイシャーグレー×ピーコートサイズ:22.5cm~29.0cm(0.5cm刻み)、30.0cm、31.0cm価格:9,800円+税【問い合わせ先】アシックスジャパン お客様相談室TEL:0120-068-806
2018年11月29日『ピッチ・パーフェクト』シリーズ最終章、映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』が、2018年10月19日(金)より、全国の劇場で公開される。『ピッチ・パーフェクト』シリーズの集大成『ピッチ・パーフェクト』シリーズは、2006年から2007年にかけての大学アカペラ選手権シーズンを追った、編集者ミッキー・ラプキンによるノンフィクション小説を原作とする音楽コメディ映画。全世界で4億ドルを超えるヒットを記録したこの人気ミュージカル・コメディシリーズが、いよいよラストステージを迎える。『ピッチ・パーフェクト2』に次ぐ最終章『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』では、世界大会優勝という有終の美を飾ってバーデン大学を卒業したアカペラ・グループ「バーデン・ベラーズ」が、“社会人アカペラ部”として再結成。美しいハーモニーと、グルービーなダンスはそのままに、音域を大幅にパワーアップさせ、ロック、カントリー、ヒップホップなど圧巻のパフォーマンスを披露する。ステージ上のファッション&ヘアメイクも見どころの1つ。ファンにはお馴染みのユニフォーム姿をはじめ、ミリタリー、マリンスタイルといったキャッチーなコスプレの数々が、ラストステージに華を添える。ベラーズが再集結キャストは『イントゥ・ザ・ウッズ』のアナ・ケンドリック、『スウィート 17 モンスター』のヘイリー・スタインフェルドを中心に、歌って踊れる実力派たちが再集結。“ファット・エイミー”ことレベル・ウィルソンのキレのあるアクションにも注目だ。ストーリー“歌うこと”を通じて最高の仲間たちと出会い、世界大会優勝という有終の美を飾ってバーデン大学を卒業したアカペラ・グループ「バーデン・ベラーズ」の面々。それぞれの道へと歩み始めた彼女たちだったが、キラキラ輝いていた学生時代とは異なり、恋もキャリアもイマイチ、理想と現実のギャップを痛感する日々だった。そんなときに再結成のチャンスが訪れ、張り切るベラーズだったが……。【作品情報】映画『ピッチ・パーフェクト ラストステージ』公開日:2018年10月19日(金)TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国ロードショー監督:トリッシュ・シー脚本:ケイ・キャノン、マイク・ホワイトキャスト:アナ・ケンドリック、レベル・ウィルソン、ヘイリー・スタインフェルド、ジョン・リスゴー、エリザベス・バンクス他原題:Pitch Perfect3/2017年/アメリカ/93分/ビスタ/ドルビーデジタル配給:パルコ/シンカ ユニバーサル映画
2018年08月16日実力はあるのに認めてもらえなかったり、思い描いていた人生と違う生活を送っていたり……働く女子なら一度はそんな思いを経験したことありますよね?そこで、積もり積もったストレスを一気に発散できる話題の映画をご紹介します。それは……。イタリア発の痛快コメディ『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』!【映画、ときどき私】 vol. 165大学を追われた神経生物学者のピエトロは、同じく不遇な扱いを受けていた仲間の学者たちと合法ドラッグを製造。一時は大金を手にするものの、逮捕されて服役することになってしまう。そんななか、世間では新しいドラッグが次々とまん延。手に負えなくなった警察は犯罪履歴を帳消しにすることを条件に捜査への協力を彼らに依頼するのだった。国内外にバラバラになった研究者仲間が集結し、事件解決へと乗り出すのだが……。本作は、2014年にイタリアで大ヒットした人気シリーズの2作目。とはいえ、1作目を観ていない人でも、問題なく楽しめるようになっているのが、この作品の素晴らしいところ。そこで、さらなる魅力についてこちらの方にお話を聞いてきました。それは……。才能あふれるシドニー・シビリア監督!この作品で監督・原案・脚本を務めて一躍脚光を浴びたシビリア監督ですが、本シリーズはなんと自身初の長編映画。今回は、そんな思い入れの強い本作の撮影秘話や自身の経験についても語ってもらいました。まずはイタリアのみならず、世界中で高く評価されたことについてどう感じていますか?監督僕としては、海外でも評判がよかったのは意外なことだったよ。というのも、イタリア特有のシチュエーションを描いたつもりでいたし、そもそもイタリアでもそんなに成功しないんじゃないかなと思っていたくらいだったから(笑)。だから、あらゆる国で人気となって驚いているけれど、実はユニバーサルな映画だったんだということに改めて気づいて、誇りにも感じているよ。では、もともとはどういう映画を目指していたのですか?監督自分の制作意図としては、「ただ笑える映画を作りたかった」ということだけ。しかも、当時住んでいた家の近くに大学があったから、「自分の近所で起きていることを語ろうじゃないか」くらいの気持ちだったんだ。それがこれほどまでに受け入れられたのはうれしいことだよ。「ただ笑える映画」といいつつも、風刺コメディでもあるので、国によっては観客の反応も違ったのでは?監督そうだね、特に主人公たちがナチスの車両を走らせるシーンは、自分たちとしても「ちょっとやりすぎかな?」と思ったこともあったよ(笑)。でも、「いいからやってみよう!」と挑戦的なところもあったんだ。あとは、僕の大好きな『インディ・ジョーンズ』のなかでも同じようにナチスの車両に乗っているシーンがあったから、パロディという意味も込められているんだよ。しかも、運転しているのは同じ考古学者だしね。最初は観客も戸惑うかなと思ったんだけど、実際はみんなすごく笑ってくれたよ。ちなみに、そのシーンではなんと1939年にナチスが実際に使っていた車両を使っているんだ。『インディ・ジョーンズ』ではセットだったけど、僕たちのは本物だから、そういう意味ではこの作品のほうがすごいでしょ(笑)!本物のナチスの車両を使用していたとは驚きですが、それでは撮影もかなり苦労したのでは?監督とにかく古い車両だから、3秒ごとに止まっちゃうし、後ろから押さないと発進すらしないような車だったから大変だったけど、俳優たちはすごく上手に運転してくれていたよ。ただ、隊列を組んで走っているシーンを撮影していたとき、1テイク撮ったら元の位置に戻らないといけなかったんだけど、普通に公道で撮影していたから、戻るときに一般の車に交じって走っていたんだ。そうすると、信号待ちのときに周りのドライバーたちに不審な顔で見られたこともあったよ。だって、俳優たちはナチスの服を着て運転していたからね(笑)。しかも、主役のエドアルド・レオはイタリアでは有名だから、それを目撃した人に「エドアルド、お前はナチなのか?」というようなコメントをSNSに書かれてしまったりもしたんだ。それにしても、すごくシュールな場面だったよ(笑)。もともとは「主席の学者がゴミ収集員をしている」という記事を目にしたことや、イタリア人の研究者たちが次々と海外に稼ぎを求める “国の頭脳流出問題” がこの作品を作ったきっかけだったという監督。ご自身も映像分野でのキャリアを積みながらアルバイトで生計を立てていたそうですが、何をしていたのですか?監督僕はずっと短編を作っていたんだけど、その当時の本職はどちらかというとアルバイト。だからこそ、劇中では貧しさをリアルに語ることができたんじゃないかな(笑)!で、何をしていたかというと、16歳から20歳までは夏のバカンス中に旅行者が長期滞在する場所でショーやゲームのスタッフ。そのあとはロンドンに行って、ファーストフード店でレジ係もしていたよ。ただ、そのときは「こちらでお召し上がりですか、それともお持ち帰りですか?」と「ほかにご注文は?」と「お食事をお楽しみください」と、この3フレーズしか発していなかったけどね(笑)。それから、ミラノのマーケティング業界でも働いていたよ。では、それらを辞めて映画の仕事に専念できるようになったのはいつ頃ですか?監督短編映画を作っている頃は全然収入がなかったから、僕にとっての収入源はそれらの仕事だったけど、2010年に『いつだってやめられる』の1作目の脚本を書く契約をしたことで、ほかの仕事を辞めることができたんだ。ただ、将来は何が起こるかわからないから、またロンドンに戻って例の3つのフレーズをまた言うかもしれないという覚悟ではいるよ(笑)。とはいえ、これだけ映画が大ヒットしたので、経済的にはかなり余裕ができたのでは?監督いやいや、そんなことはないよ!それに、すごく有名なイタリアの脚本家の言葉で、「映画の危機というのは、脚本家や監督が公共の交通手段で移動しなくなったことから始まった」というのがあるんだ。つまり、映画に関わる者というのは、つねに庶民のなかにいなければいけないのに、お金ができて自家用車に乗るようになれば、映画の衰退が始まってしまうということ。だから、僕も生活は変えていないよ!それに、そもそも僕の見た目はお金持ちには見えないよね(笑)?今回は監督自身の経験だけでなく、専門的な内容も含まれていましたが、脚本を作るうえで難しかったところは?監督映画というのは、どうしても個人的なものを反映してしまうものだけど、今回は科学的や学術的なところは専門家に話を聞いたり、大学に行ったりして、かなりリサーチを重ねたんだ。ただ、リサーチは本当に楽しかったよ。というのも、こういうきっかけでもなければ一生知ることがないような世界に足を踏み入れて、知識を得たので、この映画を通じて、冒険をしているような気分にもなったよ。この作品が描いている社会問題を代表するように、イタリアはヨーロッパのなかでも若者の就職難や失業率が高く、15年ほど前に私がイタリアに留学していたときにも、同じような問題について聞いたこともあるほど。リサーチを通じてさまざまな事実を知ったと思いますが、これらの問題を改善するために必要なこととは?監督もしわかっていたら言えるけど、正直僕にもわからないよ。でも、いまはアナログ世代とデジタル世代が混在している状態で過渡期だと思うから、突破口になるような希望があるとすれば、やっぱり新しい世代が変化を担うことになるんじゃないかな。僕は政治家ではないから、解決策を与えることはできないけど、映画監督としては問題にカメラを向けることが役割。まあ、もし政治家だったらもっとお金持ちになっていたと思うけどね(笑)。とにかく、映画こそが僕からのメッセージです!抱腹絶倒の逆襲劇が幕を開ける!思い通りにいかないことが多いのも人生であり、ときには予想だにしない方向へと進んでしまうこともあるかもしれないけれど、そこで大逆転できるかどうかは自分次第。どん底に落ちても、頭脳をフル回転すれば、まだまだ人生のチャンスは手にすることができるはず。落ちこぼれインテリたちが繰り広げる “史上最大の敗者復活戦” は、一度見だしたらやめられない!?アドレナリンを放出させる予告編はこちら!作品情報『いつだってやめられる 10人の怒れる教授たち』5月26日(土)、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー配給:シンカ©2017 groenlandia srl /fandango srl取材協力:ギャラリー册
2018年05月23日◼︎舞台はロンドン、ハムステッド・ヒースDRESS読者のみなさん、こんにちは!今回ご紹介するのは、『ロンドン、人生はじめます』という映画です。こちらは『新しい人生のはじめかた』で中高年の恋愛をしっとりと描いたジョエル・ホプキンス監督が、再びロンドンを舞台に大人の恋を描いた心温まる作品。『ロンドン、人生はじめます』の原題は「Hampstead(ハムステッド)」。舞台となるハムステッドは、ロンドン中心部カムデン・ロンドン特別区にある地区で、広大な公園ハムステッド・ヒースとハムステッド・ハイ・ストリートを中心にした緑の多い場所です。古くから多くの文人が住み、現在も高級住宅地として知られるこのハムステッドの高級マンションに住む主人公エミリーと、ハムステッド・ヒース(公園)内に手作りの小屋を建てて暮らしているドナルド。正反対のふたりがひょんなきっかけに出会い、心を通わせていきます。◼︎『ロンドン、人生はじめます』のストーリーロンドン郊外の高級マンションで暮らす未亡人のエミリー(ダイアン・キートン)は、夫の亡きあとに発覚した彼の浮気や借金、老朽化したマンションの修繕費用や、上辺ばかりのご近所づきあいに消耗する日々を送っていた。同じマンションに住むフィオナから、会計士のジェームズを紹介されたエミリー。ジェームズから高級レストランのランチに誘われ、アプローチを受けるが、どこか気乗りしない。そんなある日、屋根裏部屋から双眼鏡で目の前のヒース(公園)を眺めていたエミリーは、髭もじゃの男性が、小屋で暴漢に襲われるのを目撃する。慌てて警察を呼んだエミリーは、翌日ヒースを訪れ、昨日暴漢に襲われていた男性が、手作りの小屋で17年間暮らしているドナルド(ブレンダン・グリーソン)だと知る。自然に囲まれた小屋で自給自足の生活を送るドナルドと、庭でのディナー、気ままな読書、森でのピクニック、池での釣りなどをして一緒に時間を過ごすうちに、彼の頑固だが温かい人柄に惹かれていくエミリーだった。だが、そんなドナルドの家が不動産の開発業者の標的となり、彼は立ち退きを迫られてしまう。ホームレスのように暮らすドナルドを追い出すべく、開発業者を支持する地域住民グループたちも動きはじめ……。◼︎実話に基づく、大人たちの”幸せ探し”を描いた物語本作の主人公・エミリーは、・先立たれた夫には浮気されていたことが発覚・増え続ける借金で生活は火の車・上辺だけのご近所づきあいに消耗・一人息子からも海外転勤を考えていることを打ち明けられるなど、さまざまな悩みを抱えています。ドナルドもまたとある悲しい過去を抱え、他者を寄り付けないような自給自足の暮らしを送っているのでした。表向きは正反対のふたりですが、力を合わせて世間と闘っていくうちに、互いを深く愛していることに気付いていきます。実は、本作のドナルドには、モデルとなったハリー・ローズ氏という実在の人物がいます。演じたブレンダン・グリーソン(息子はドーナル・グリーソン!)は、こんな極端な人生を選んだ男が、観客の共感を得るにはどうしたらよいか苦心したそう。アカデミー賞受賞女優のダイアン・キートンと、エミー賞受賞俳優ブレンダン・グリーソンの名演が光る『ロンドン、人生はじめます』。お金も、暮らしも、恋も、自分らしく生きたい女性必見の、爽やかな感動作です。◼︎『ロンドン、人生はじめます』公開情報『ロンドン、人生はじめます』4 月 21 日(土)、シネスイッチ銀座、新宿武蔵野館、 YEBISU GARDEN CINEMA ほか全国順次ロードショー監督:ジョエル・ホプキンス『新しい人生のはじめかた』出演:ダイアン・キートン『ニューヨーク眺めのいい部屋売ります』『恋愛適齢期』、ブレンダン・グリーソン『A.I』『ハリー・ポッター』シリーズ配給:シンカ/STAR CHANNEL MOVIES上映時間:102分公式サイト:© 2016 RELIANCE ENTERTAINMENT PRODUCTIONS 6 LIMITED. ALL RIGHTS RESERVED.
2018年04月21日どんどん肌寒くなる季節に、洋服だけでなく、心までも着こんでいませんか?いつまでも女性として輝くために欠かせないのは、やっぱり胸のトキメキ!そこで、恋する気持ちを忘れかけている人に、女性ホルモンを刺激する注目作をご紹介したいと思います。それは……。官能的なラブストーリーで話題の『アンダー・ハー・マウス』!【映画、ときどき私】 vol. 118心身ともにたくましいレズビアンのダラス。昼間は大工として働き、夜は毎晩のように違う女性と関係を持っていた。そんな生活でなかなか自分の居場所を見つけられないダラスだったが、ある日ファッション誌のエディターとして活躍しているキャリアウーマンのジャスミンと出会い人生が一変する。しかし、そこにはある大きな障害が立ちはだかることに!お互いに運命を感じ、本能で求め合う2人だったが、なんとジャスミンには結婚を約束した彼氏がいたのだった。誰にも止められない激しい情熱が絡み合う恋が迎える衝撃の結末とは……。性別を超えた美しさを誇る新星が満を持して映画デビュー!今回、ダラスを演じたのは “ネオイケメンモデル” と呼ばれるユニセックスな魅力で活躍中のスウェーデン人モデルのエリカ・リンダー。若き日のレオナルド・ディカプリオを彷彿とさせる端正な顔立ちと吸い込まれそうな瞳がとにかく印象的ですが、女性にも関わらず、2015年にはトム・フォードの広告で男性モデルを務めたことでも大きな話題になったほど。女性としての美貌と男性を超えるイケメンっぷりを合わせ持ち、もはや無敵ともいえるオーラには誰もが心を掴まれてしまうはずです。自身もレズビアンであることを公表しているエリカだけに、「ダラスを演じられる女はほかにはいない」と感じたといい、この役で長編映画デビューを果たしたのはもはや運命。監督も「完璧」と太鼓判を押さずにはいられなかったほど、立ち振る舞いや眼差し、発言にいたるまで男前すぎて、それまで女性に興味のなかったジャスミン同様に恋に落ちてしまう人が続出すること間違いなしです。女子のツボをこれでもかと押さえた愛の奇跡!とはいえ、監督は “LGBTモノ” としてこの作品を描きたかったわけではなく、人がどうしようもなく恋に落ちるさまを見せたかったということ。それだけに、そういう思いを一度でも経験したことのある人なら、2人の止められない気持ちにも共感してしまうはず。しかも今回は、女性からの視点を保つために、なんと監督は女性スタッフだけで作り上げることを決意。そのこだわりがあったからこそ、女子にとっては “究極のラブストーリー” といえそうです。センセーションを巻き起こした激しすぎる性描写にドキドキが止まらない!そして、今回大きな注目を集めているのが、何といっても大胆なラブシーンの描写。あまりの生々しさに思わず瞳孔まで開いてしまいそうなほどですが、それこそが好きな人を心から求めるありのままの姿そのもの。好きな人の前では心も体もそんなふうに正直でいたいと思うだけに、愛する者同士にしか生み出せない濃密すぎる時間をじっくりと堪能してください。これでトキメキを感じない女子はいない!恋する気持ちから遠ざかっている私でさえも、「人を好きになるってこういうことだったな」と改めて思い出し、2人のラブストーリーには刺激されっぱなし!本来、誰かをひとりの人間として好きになるというのは、立場や性別を頭で考えるのではなく、ただただ心で感じるものなのです。そんなふうに人が恋に落ちる瞬間を目の当たりにすれば、恋の仕方を忘れてしまったという人でも必ず胸の奥に火が付くはず。これから年末にかけてやってくるイベントを前に、まずは人を好きになる感覚をリアルに体感してみては?一度観たらやめられない予告編はこちら!作品情報『アンダー・ハー・マウス』シネマート新宿、シネマート心斎橋他、全国順次公開中配給:シンカ© 2016, Serendipity Point Films Inc.
2017年10月16日シンガーソングライターの山下達郎が、山田涼介主演の映画『ナミヤ雑貨店の奇蹟』(9月23日公開)の主題歌「REBORN」を書き下ろすことが7日、わかった。原作は東野圭吾によるベストセラー作品で、全世界で累計500万部を突破、中国での映画化も決定している。かつて人々から悩み相談を受けていた「ナミヤ雑貨店」にたどり着いた青年・敦也(山田)と幼馴染の3人は、1980年とつながった郵便受けを通じて、昭和の人々の悩み相談に対し返事を書くことになる。ナミヤ雑貨店の店主・浪矢雄治を西田敏行が演じる。アルバム制作やツアー準備で多忙を極める山下。「REBORN」は原作でもキーとなる楽曲のため、すでにタイトルも決まっていた曲を映画で具現化するという難しい作業に挑んだ。1カ月半もの時間をかけ、渾身の1曲を書き下ろしたという。同曲は山下の50枚目のシングルとして9月13日に発売される。廣木隆一監督は「映画の主題を掬い取った静かで、力強く、そして優しく、見つめてくれた名曲だと思いました」と称賛。KADOKAWA 二宮プロデューサーも、劇中歌&主題歌という難しい楽曲に実現の困難さを感じていたものの「時代を超えて輝き放ちつづける稀代のシンガーソングライターである山下達郎さんにお受けいただいた事でそれが可能になりました」と喜びのコメントを寄せた。○山下達郎コメント映画の主題歌の仕事は、これまで何度も担当させていただきましたが、今回はその中でも一・二を争う難しい注文でした。東野圭吾さんの原作において、すでに「再生」(映画では「REBORN」)とタイトルが定められている曲を、映画の劇中に具現化し、さらにそれをエンドロールで私自身が歌うという、虚実ないまぜの世界が求められました。そのため、どの場面にも違和感のない曲調を実現するために、かなりの模索と推敲を要しました。そのおかげで、今までの自分の作品とはひと味違った、新たな作風が提示できたと思います。歌のテーマは「死生観」です。人はどこから来てどこへ行くのかという、根源的な問いに思いをはせていただくことで、映画のストーリーと併走し、盛り立てることができるのではと思っています。
2017年07月07日フランスの大女優イザベル・ユペールをはじめ、ヨーロッパやハリウッドの豪華キャストが集い、不器用な男女の出逢いと奇跡のストーリーを心優しく紡いだ感動作『アスファルト』。そのファン待望のDVDが、5月17日(水)に発売が決定。レンタルは同時スタートだ。本作はフランス郊外のおんぼろ団地を舞台に、かつての輝きを取り戻そうと奮闘する女優をはじめ、不器用だけれど愛すべき6人の男女の平凡で孤独な日常に突然舞い降りた思いがけない奇跡の出逢いを描いた、ちょっぴりビターなストーリーだ。フランス映画界を牽引する名女優イザベル・ユペールを筆頭に、ハリウッドのマイケル・ピット、イタリア映画に欠かせない存在のヴァレリア・ブルーニ・テデスキなどの豪華キャストが集まった。特典映像として、「イザベル・ユペール来日時インタビュー映像」をはじめ、日本版予告編などを収録予定。また、初回限定特典として、特製アウターケース仕様も予定している。監督のサミュエル・ベンシェトリが自身も育ったという団地を舞台に紡ぐ、オフビートでユーモラス、映像センスに満ちた温かな物語を、情報満載の特典映像とともに見届けて。『アスファルト』 DVDは5月17日(水)よりリリース。※レンタル同時スタート<『アスファルト』リリース情報>『アスファルト』DVD価格:3,800円+税発売元:シンカ販売元:ポニーキャニオン2015 La Camera Deluxe - Maje Productions - Single Man Productions - Jack Stern Productions - Emotions Films UK - Movie Pictures - Film Factory(text:cinemacafe.net)
2017年03月16日テレビ東京系スペシャル番組『ゴッドタン新春SP 芸人マジ歌選手権』(2017年1月3日 25:00~26:30)の放送決定が12日、わかった。同番組は、同局の深夜番組『ゴッドタン』(毎週土曜25:45~)の人気企画「マジ歌選手権」をSP番組化。芸人たちが”マジ歌”を披露する。今回は劇団ひとり、日村勇紀(バナナマン)、角田晃広(東京03)などのマジ歌レギュラー陣、初参戦のバカリズム、ハライチ、2年ぶりに選手権に復帰した後藤輝基(フットボールアワー)、さらに秋山竜次(ロバート)が登場する。また、番組内では2017年3月16日に開催される「ゴッドタン マジ歌ライブin武道館(仮)」の最新情報も発表予定。武道館ライブの出演者が明らかになる。同局 佐久間宣行プロデューサーは「毎年恒例のマジ歌! 過去最大7組の芸人が、マジで曲を作ってマジで演奏します」と番組を紹介し、「その楽曲のクオリティーもバリエーションも過去最高だと思います!」と自信を見せた。番組10周年の記念大会となるが、「芸人、いやマジ歌シンガーの皆さんの気合が違います。必見です」とアピールし、「こんな番組 10年もやらせてもらえてる感謝を込めて作ります。いや、いつもと変わらずくだらないだけなんですが」と気持ちを表した。司会はおぎやはぎ、同局 松丸友紀アナウンサーが務め、審査員として宇多丸(RHYMESTER)、設楽統(バナナマン)、飯塚悟志(東京03)、豊本明長(東京03)、川島明(麒麟)、小島瑠璃子が出演する。
2016年12月12日(Photo by PEXELS)有能な投資家たちがこぞって投資する「ファストカジュアル」という飲食店の業態を聞いたことはあるだろうか? ファストフードとファミリーレストランの中間に当たるスタイルで、2000年代初頭から成長が続いている。なんと、CBによると「ファストフードの王者」マクドナルドの売上が21%も減退する一方で、「ファストカジュアル」の一部は、550%も売上を伸ばし、急成長を遂げているというのだ。 そんな現在、成長中のファストカジュアルの飲食店がシンガポールから日本に上陸する。 「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」(Photo by SaladStop! Japan)「“食べる”ことで“社会と繋がる”ことができる」 ファストカジュアルの飲食店が、従来のファストフードやファミリーレストランと決定的に異なる点がそれだ。 そんな「社会と繋がる」ことのできるサラダ専門ストア「SaladStop!(サラダストップ!)www.saladstop.com.sg/www.saladstop.jp」が表参道に上陸する。 コンセプトは「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」。 「Eat Wide Awake(食べてしっかり目覚めよう)」(Photo by SaladStop! Japan)2009年にシンガポールに住むスイス人Adrien Desbaillets一家が始め、現在は、シンガポールに15店舗、マニラに8店舗とジャカルタ、香港に展開。 シンガポール、フィリピン、それぞれの出店地域において農地開発を実施し、地産の作物を使用した野菜を提供。 今回、日本でもSaladStop!を運営する株式会社フジオフードシステムの100%子会社である株式会社フジオファームとの業務提携により鳥取県に、ロメインレタスやケール、ほうれん草などが収穫できる農地を開発。 そこで獲れた野菜で、シグナチャーサラダやラップ、温かいキヌア等の穀物、ヘルシードリンクなどを提供するという。(Photo by SaladStop! Japan)(Photo by SaladStop! Japan)(Photo by SaladStop! Japan)SaladStop!は、「美味しい野菜」だけでなく「社会との繋がり」も提供している。 医療の専門家、社内栄養士とともに、継続して研究・調査し、人の心、身体、魂に健康な食物を与えようと日夜努力を継続。 また、日本の自社農場では、自然の力を活かして栽培環境をコントロールし、使うエネルギーは最小限に抑えるパナソニック株式会社エコソリューションズ社の「パッシブハウス型農業システム」を導入し、障害福祉と農業の連携「農福連携」による農業参入を行っている。 このように、SaladStop!は、環境や動物への配慮、障害福祉に対して積極的に取り組みなど「社会との繋がり」を提供しているのだ。 サラダから始める「食べる社会貢献」(Photo by SaladStop! Japan)“早い・安い・旨い” そんな3拍子を重視した「個人の利益」を追求する従来の飲食店が人気を博した時代から、「食べることで社会と繋がる」ファストカジュアルの時代へ移行しているのではないだろうか。 ファストカジュアルの急成長だけでなく、サードウェーブコーヒーやビーントゥバーチョコレート、オーガニックフードなどの流行から読み取れるように、消費者は「安さ」よりも、「安全性」や「作り手の想い」、「社会性」を重視してきているのだ。 「食べる」行為を通じて、「美味しい」だけではなく、「社会と繋がる」ことができるサラダ専門ストア「SaladStop!」へ足を運んでみてはどうだろうか? SaladStop!表参道店 オープン日/2016年11月1日(火) 住所/東京都渋谷区神宮前4-4-13 神宮前柴田ビル1F 営業時間/11:00~21:00 www.saladstop.jp(Photo by SaladStop! Japan) この記事を読んでいる人はこの記事も読んでいます!【コーヒーに続け!】今本当に来ているもの。それは「サードウェーブ・緑茶」 日本で巻き起こる「“サードウェーブ・コーヒー”ブーム」日本初上陸で話題を呼ぶ『ブルーボトルコーヒー』ですが、実はこのコーヒーブーム、発信地アメリカでは既に古くなりつつありま... ーBe inspired!
2016年10月26日