スーザン・サランドン、サム・ニール、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカらが出演する『ブラックバード 家族が家族であるうちに』。この度、ロジャー・ミッシェル監督と主演のスーザンの2ショットインタビュー動画がシネマカフェに到着した。『マンデラの名もなき看守』や『ペレ』などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』(14・未)を、同作の脚本家クリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色した本作。製作に至った理由の詳細を聞かれたミッシェル監督は、「最初に注目したのは主人公リリーの奥深さだけど、(自らの身体が自らの意思で動かせるうちに自死を決意する)彼女をきっかけとする議論も面白いと思った。小さな家族の物語を細かく描いていくことで、大きな話を伝えることに魅力を感じた」と、人間ドラマを通して“人間の本質や複雑さ”を描きたかったことを語る。続いて、主人公リリーを演じたスーザンは「簡単に主人公の気持ちになれましたか?」と問われ、「いいえ!」と即答。主人公が患う病気については事前に細かい情報は得ていたというが、それでも自身にも子どもや孫がいるスーザンにとって「自分が患者ならどうするか」「私にとって子どもというのはとても大切な存在だから、子どもが苦しむようなら決心できないと思う」と明かしつつ、一方では「ALS の実情を考えると判断を下すのは難しい」と胸のうちを語る。続いて「人がどう生きて最期をどう迎えるかは、人それぞれに違う形があるはず」「この作品が問いかけてるのは人生の質だと思う」とスーザン。家族同士本音で話し合い、必要なメッセージを伝えるために普段から話し合っておく重要性を彼女なりの言葉で明かしている。『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日(金)よりTOHOシネマズ シャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年05月23日ビレ・アウグスト監督作『サイレント・ハート』を、同作の脚本家が自身でアメリカ映画として脚色し新たな物語を紡ぎ出した映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』。この度、ケイト・ウィンスレットとミア・ワシコウスカが演じる姉妹が言い争ってしまうシーン映像が到着した。自らの意思で身体を動かせるうちに人生を終わらせようと、安楽死を選択した母リリーとその家族らを描く本作。ミア演じる次女のアナは、「もしパパが間違ってたら?」と、医者でもある父の診断をすんなりとは受け入れることはできず、警察へ通報することによってなんとかして止めようとしていた。映像では、いなくなることを自覚したときに初めて、これまで母と本気で向き合えてなかったことに気づき、「もっと時間が欲しいの」と訴える。しかし、ケイト演じる長女ジェニファーも同じ気持ちだが、「ママが決めることよ、生きるも死ぬも」と、あくまで母の意思を尊重するようにたしなめられてしまう。理解はしていても、感情ではどうしても受け入れることができないアナと、なんとか受け入れ、理解しようと努めるジェニファー。母を強く愛するがゆえにすれ違う、緊迫したシーンとなっている。『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(cinemacafe.net)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年05月21日『デッドマン・ウォーキング』のスーザン・サランドンと、『愛を読むひと』のケイト・ウィンスレットが初共演した映画『Black bird』が、邦題を『ブラックバード家族が家族であるうちに』として公開することが決定。併せて、場面写真が解禁となった。■ストーリーある週末の朝、リリーは夫のポールと暮らす静かな海辺の邸宅に、娘のジェニファー、アンナとその家族たち、そしてリリーの学生時代からの大親友で家族同然のリズを集める。しかしそれはともに楽しい時を過ごすためのものではなく、ある理由によって死を覚悟したリリーが“家族が家族であるうちに”過ごすために自らが用意した最後の時間だった。集った家族とその友人たちは、それぞれ平静さを装いながら母の願いである最後の晩餐に参加する。しかし、あるきっかけで弾けた緊張感とともに、次々と明かされていくそれぞれの秘密。そして最後に家族がとった行動とは…。■“家族との絆と覚悟”を問いかける感動の物語『マンデラの名もなき看守』や『ペレ』などで知られるビレ・アウグスト監督による傑作デンマーク映画『サイレント・ハート』を、同作の脚本家であるクリスチャン・トープが自身でアメリカ映画として脚色し、新たな物語として紡ぎ出した本作。監督を務めたのは、『ノッティングヒルの恋人』や『恋とニュースのつくり方』のロジャー・ミッシェル。極限の選択に立たされる家族の心象風景にリアリティを持たせるために、彼は、通常ではなかなか行えない映画の大半を順撮りするという方法を選択。結果5週間におよぶ撮影が開始することになったが、「キャストの集中力、映画やお互いに対する意気込みに思ったよりも大きな影響が生まれたんだ」とそのこだわりを話し、見事な人間ドラマへと昇華させている。主人公リリーを演じたのは、『ロッキー・ホラー・ショー』や『アトランティック・シティ』、『依頼人』などに出演し、『デッドマン・ウォーキング』でアカデミー賞主演女優賞を受賞したスーザン・サランドン。長女のジェニファーには、『愛を読むひと』でアカデミー賞主演女優賞を受賞し、最新作『アンモナイトの目覚め』の日本公開を控えるケイト・ウィンスレット。2大オスカー女優が本作でついに初共演を果たした。次女アンナには『アリス・イン・ワンダーランド』のアリス役に大抜擢されたミア・ワシコウスカ。そして、『ジュラシック・パークIII』などで活躍するサム・ニールがリリーの夫ポール役を演じ、死を決断したリリーのもとに集い、戸惑いながらも目を逸らさず真実の愛情を捧ごうともがく難役を見事演じ切った。今回解禁された場面写真には、皆が集まる最後の夜のためにエレガントに着飾る母リリーと寄り添う娘ジェニファー、そして夫にしっかりと身体を預けつつもどこか虚ろな目をしたリリーの姿、そして何かに抗議するかのように、いまにも泣き出しそうな表情のアンナの姿が切り取られている。『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は6月11日(金)よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開。(text:cinemacafe.net)■関連作品:ブラックバード家族が家族であるうちに 2021年6月11日よりTOHOシネマズシャンテほか全国にて公開© 2019 BLACK BIRD PRODUCTIONS, INC ALL RIGHTS RESERVED
2021年03月31日寒さが一段と増すこの季節にぴったりな、北欧を舞台にしたほっこりと心温まる映画が続々と公開される。世界的に有名な児童文学作家の知られざる若かりし日々を描いた伝記映画や、世界タイトル戦を前に恋に落ちてしまった実在のボクサーを描いたラブストーリー、年老いた美術商の男が問題児の孫と一緒に署名のない肖像画の作者を見つけ出すヒューマンドラマなど、タイプは異なれど、どの作品でも共通するのが、主人公たちが困難な状況を乗り越えようとする中で本当に大切なものに気づいていくこと。“幸せの国”といわれる北欧の国々で、主人公たちが見つけ出した“本当に大切なもの”とは一体何なのか?その答えを見つけるヒントになる、おすすめ北欧映画3作品をご紹介。スウェーデンが生んだ世界的作家の若き日を描く『リンドグレーン』順次公開中「長くつ下のピッピ」「やかまし村の子どもたち」「ロッタちゃん」など世界中で読み継がれている児童文学作家のアストリッド・リンドグレーンの10~20代の若かりし日々を描く。『リスボンに誘われて』『愛の風景』などのデンマークの巨匠ビレ・アウグストの娘アルバ・アウグストが主演。スウェーデンのスモーランド地方の豊かな自然の中で伸び伸びと育ったアストリッドは思春期を迎え、次第に教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の違いに息苦しさを覚えはじめる。文才を見込まれ、勤め始めた地方新聞社で彼女の才能は開花するが、予期せぬ方向へと彼女の人生が進んでいく――。フィンランド発・モノクロのラブストーリー『オリ・マキの人生で最も幸せな日』1月17日公開1962年、夏。パン屋の息子オリ・マキは、世界タイトル戦でアメリカ人チャンピオンと戦うチャンスを得る。ヘルシンキの明るい陽射しの中、お膳立ては全て整い、あとは減量して集中するだけ。そんな時、オリはライヤに恋をしてしまった!国中の期待を背負うオリにとって、最も幸せな日とは?勝利なのか、それとも…?往年のヌーヴェルヴァーグを思わせる、モノクロの16mmフィルムで実在のボクサーの人間味溢れるエピソードを瑞々しく描き、第69回カンヌ国際映画祭ある視点部門グランプリを受賞したユホ・クオスマネン監督の長編デビュー作。主人公のオリ・マキを『アンノウン・ソルジャー英雄なき戦場』のヤルコ・ラハティ、ライヤを歌手としても人気のオーナ・アイロラ。マネージャー役を『ボーダー二つの世界』のエーロ・ミロノフが演じている。名画が結ぶ家族のドラマ『ラスト・ディール美術商と名前を失くした肖像』2月28日公開年老いた美術商のオラヴィは、長年音信不通だった娘に頼まれ問題児の孫オットーを職業体験のため数日預かることに。オークションで1枚の肖像画に目を奪われるが、絵にはサインがなく作者不明のまま数日後のオークションに出展されるという。オットーと共に絵の作者を探し始めたオラヴィは、その絵が近代ロシア美術の巨匠イリヤ・レーピンのものと証拠を掴む。オークションに向け資金集めに奔走する一方、娘親子のこれまでの苦労を知り…。『こころに剣士を』などを手掛け、“フィンランドを代表する監督”と称されるクラウス・ハロ監督の最新作。(text:cinemacafe.net)■関連作品:リンドグレーン 2019年12月7日より岩波ホールほか全国にて順次公開© Nordisk Film Production AB / Avanti Film AB. All rights reserved.ラスト・ディール 美術商と名前を失くした肖像 2020年2⽉28⽇よりヒューマントラストシネマ有楽町、新宿武蔵野館ほかにて公開© Mamocita 2018
2020年01月07日「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2017」が東京・渋谷の映画館ユーロスペース、LOFT9ほかで開催。会期は2017年1月21日(土)から2月19日(日)まで。「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2017」は、ユーロスペースで行われる2月11日(土)から17日(金)までの「北欧映画の1週間」を中心とした、音楽やアート、食を通して北欧の文化を発信するイベント。オープニングイベントはLOFT9で開催される「キングダム」イッキミ!。カルト的人気を誇る「キングダム」シリーズを552分一挙上映する。変わり者しか出てこない荒唐無稽な劇に、毒々しいブラックユーモアと戦慄のホラーが一体化した強烈な映画だ。会場ではデンマークのビールやソーセージほか北欧メニューを提供し、食事やアルコールと共に、劇場とは違う雰囲気で映画を楽しむことができるさらに、1月28日(土)には、国立西洋美術館にて映画『マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて』特別試写会と「スケーエン: デンマークの芸術家村」展講演会を無料で実施。デンマーク最北端の村スケ―エンは、19世紀末北欧各国から芸術家たちが集まり、後に「スケーエン派」とよばれる国際的な芸術家村へと発展を遂げた。映画『マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて』では、スケーエン派の中心人物であったペーダー・セヴェリン・クロヤーの絵のモデルであり、妻でもあった画家マリー・クロヤーがスケーエンで過ごした美しくも哀しい時を名匠ビレ・アウグスト監督によって描き出される。他にも、1月21日(土)から31日(火)までBunkamura Box Galleryでスウェーデンの切り絵作家、アグネータ・フロックの展示も紹介する。渋谷が北欧の雰囲気に包まれる「トーキョーノーザンライツフェスティバル 2017」に是非足を運んでみてはいかがだろうか。【詳細】トーキョーノーザンライツフェスティバル 2017会期:2017年1月21日(土)~2月19日(日)会場:ユーロスペース、LOFT9他■「キングダム」イッキミ!日時:2017年1月21日(土)11:00~21:00、22:00~8:00 ※2回上映、途中休憩あり。会場:LOFT9住所:渋谷区円山町1-5 キノハウス1F料金:前売り券4,800円(要1ドリンク)、当日券5,300円(要1ドリンク)前売り券発売日:2016年12月17日(土) イープラスで販売■映画『マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて』特別試写会&「スケーエン: デンマークの芸術家村」展講演会開催日:1月28日(土)会場:国立西洋美術館住所:東京都台東区上野公園7-7料金:無料■デンマークジャズ×アスタニールセン開催日:2月8日(水)会場:渋谷シダックス・カルチャーホール住所:東京都渋谷区神南1-12-13 渋谷シダックスビレッジ※ノーザンライツに来場及び前売り券購入者限定で100名を招待■北欧映画の1週間タイムテーブル:・『私は好奇心の強い女』2/12 11:30、2/14 14:00、2/16 21:00・『サーミの血』2/11 11:30・『キス・ミー!』2/11 16:30、2/13 21:00、2/16 11:30・『2人だけの世界』2/13 14:00、2/16 19:00、2/17 11:30・『ガールズ・ロスト』2/13 11:30、2/15 19:00、2/17 14:00・『オリ・マキの 人生で最も幸せな日』2/17 19:00・『スパロウズ』2/13 19:00、2/15 11:30、2/17 16:30・『ローディ!地獄からの脱出』2/12 21:00、2/13 16:30、2/15 21:00・『コールド・フィーバー』2/11 14:00・『雪が降る前に』2/12 16:30、2/14 21:00、2/15 14:00・『国王への手紙』2/12 19:00、2/14 19:00、2/15 16:30・『アダムズ・アップル 』2/11 19:00、2/14 16:30、2/17 21:00・『マリー・クロヤー 愛と芸術に生きて』2/14 11:30、2/16 14:00・『サウンド・オブ・レボリューション~グリーンランドの夜明け~』2/11 21:00・『女ハムレット』2/12 14:00、2/16 16:30チケット:前売券 1,300円/当日一般 1,500円/当日 学生・シニア・ユーロスペース会員 1,200円/回数券(3回) 3.900円※前売券の販売期間は2017年1月7日(土)~各上映日の前日18:00まで。イープラスで販売。
2016年12月06日欧州のスターキャストと名監督がベストセラー小説を映画化した劇場スマッシュヒットのミステリードラマの傑作『リスボンに誘われて』のDVDが、4月2日(木)より発売されることが決定した。同作は2004年の刊行以来、全世界で発行部数400万部を突破しているパスカル・メルシエのベストセラー「リスボンへの夜行列車」(早川書房刊)を、豪華キャストと名匠ビレ・アウグストが映画化した名編。一冊のポルトガルの古書に魅了されたスイスの古典文献学教師が、旅先での出会いを通じて自身の人生と対峙していく姿を情感豊かに描いた一作だ。『運命の逆転』などのアカデミー賞俳優、ジェレミー・アイアンズを筆頭に、『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』のジャック・ヒューストン、名優ブルーノ・ガンツ、クリストファー・リー、シャーロット・ランプリングなど、ヨーロッパの名優たちがこぞって出演。その演技合戦も見所の一つだ。セル特典としてメイキング、劇場予告編などの映像特典が付くほか、初回限定特典としてアウタースリーヴケース仕様も予定。また、同作は販売元のポニーキャニオンが贈る名画特集「映画美食宣言」キャンペーンの一作でもあり、さまざまな企画も実施予定という。<『リスボンに誘われて』DVDリリース情報>【セル】DVD ¥3,800(本体)+税≪セル特典≫【映像特典】メイキング、劇場予告編【初回限定特典】アウタースリーヴケース発売日:4月2日(木) ※レンタルも同時開始発売元:キノフィルムズ 販売元:ポニーキャニオン(C) 2012 Studio Hamburg FilmProduktion GmbH / C‐Films AG / C‐Films Deutschland GmbH / Cinemate SA. All Rights Reserved.(text:cinemacafe.net)■関連作品:リスボンに誘われて 2014年9月13日よりBunkamura ル・シネマほか全国にて公開(C) 2012 Studio Hamburg FilmProduktion GmbH / C-Films AG / C-Films Deutschland GmbH / Cinemate SA. All Rights Reserved.
2015年01月08日世界的ベストセラー小説をヨーロッパの名優たちの共演で映画化した『リスボンに誘われて』のDVDが4月2日(木)に発売されることが決定した。その他の写真本作は、2004年の刊行以来、全世界で総計400万部を突破したパスカル・メルシエの『リスボンへの夜行列車』を、『ペレ』『愛の風景』でカンヌ映画祭パルム・ドールを2度受賞したビレ・アウグスト監督が映画化。ポルトガルの首都リスボンを舞台に、一冊の本に導かれるように同地を訪れ、本当の人生を知っていく中年教師の心の旅路を描く。衝動的に旅へ出る主人公を、イギリスを代表する名優ジェレミー・アイアンズが好演。共演に『イングロリアス・バスターズ』のメラニー・ロラン、『ボードウォーク・エンパイア 欲望の街』で称賛されたジャック・ヒューストン、名優ブルーノ・ガンツ、レナ・オリン、クリストファー・リー、そしてシャーロット・ランプリングら名を連ねている。4月2日(木)にリリースされるDVD初回限定版は、アウタースリーヴケースで発売され、メイキングと劇場予告編が収録される。なお、本作は2015年度ポニーキャニオンが贈る名画特集『映画美食宣言』のキャンペーンのイチオシ作品で、同サイトではキャンペーン第3弾が本日より開始されている。『リスボンに誘われて』4月2日(木)DVDリリース&レンタル開始DVD:3800円+税発売元:キノフィルムズ販売元:ポニーキャニオン(C)2012 Studio Hamburg FilmProduktion GmbH / C-Films AG / C-Films Deutschland GmbH / Cinemate SA. All Rights Reserved.
2015年01月07日トム・ハンクスとジュリア・ロバーツが共演した話題作『幸せの教室』に、今年の米アカデミー賞で3度目の主演女優賞に輝いた、名女優メリル・ストリープの次女であるグレース・ガマーが出演していることがわかった。その他の写真ハンクスが製作・監督・脚本・主演のすべてを手掛けた『幸せの教室』は、学歴を理由にリストラされてしまった男性ラリー・クラウン(ハンクス)と、人生にも仕事にも情熱を失ってしまった女性教師(ロバーツ)が短期大学で出会い、それぞれが新しい生き方を見つけていくまでを描いたハートウォーミングな人間ドラマだ。現在25歳のガマーは6歳の頃にストリープの主演作『愛と精霊の家』(ビレ・アウグスト監督)で、母が演じた主人公クララの子供時代を演じスクリーン・デビューを飾っている。だが、その後は大女優の娘という立場に甘んじず、自ら数々のオーディションを受けるなど地道な努力を重ね、ドラマや舞台、映画などで経験を積んできた。さらに2008年には母ストリープが通っていたヴァッサー大学を卒業。仕事と学業を両立させてきたサラブレッドだ。そんな彼女がハンクスに抜擢され、ついに『幸せの教室』というメジャー作品に登場する。劇中では、ハンクス演じる主人公の同級生であり、またロバーツ演じる教師のもとで、スピーチを学ぶ個性的なクラスメイトのナタリー役を演じている。母譲りの白い肌、親しみのわく笑顔や美しい金髪が印象的なガマー。撮影時には娘のことを気にかけたストリープ本人が、ハンクスに直接電話をかけたこともあったという。本作はハンクスとロバーツという2大オスカー俳優の共演だけでなく、母やロバーツに続き、オスカー女優への道を歩み出したガマーの“第一歩”にも注目して観るとより楽しめるのではないだろうか。『幸せの教室』5月11日(金)全国ロードショー
2012年03月21日