福島県会津若松市にて、100年以上あんこを製造している岩村製餡工場が展開する直売ブランド「あんことおはぎ 日々餡」は2021年4月9日にオープンし、2024年4月で3周年を迎えます。1日2,000個以上のおはぎと大福を販売し、たくさんのお客様にご愛顧いただいております。地元に根付く、製餡メーカーとして、あんこの美味しさと新しい楽しみ方を更にたくさんのお客様にお伝えしたいと考え、日々あんこスイーツの製造と開発を行っております。この度、3周年を記念して、大人気七福おはぎシリーズより、新商品「会津七福おはぎ」を2024年4月5日に発売いたします。会津の観光名物である、赤べこ・鶴ヶ城・八重の桜などをモチーフにしたカラフルミニおはぎです。お味は、各観光名物をイメージしたあんこを独自開発し、赤べこ=カシス餡・ごま餡、鶴ヶ城=つぶ餡、八重の桜=桜餡など様々な味わいのあんこをお楽しみいただけます。会津観光土産にぴったりの新名物あんこスイーツです。新発売!会津七福おはぎ公式HP : 公式ECサイト: ■大人気七福おはぎシリーズの新商品!会津観光名物をモチーフにした「会津七福おはぎ」この度、あんことおはぎ 日々餡の3周年を記念して「会津七福おはぎ」を4月5日より発売いたします。オープンよりたくさんのお客様に楽しんでいただいたカラフルミニおはぎの七福おはぎシリーズより、地元会津の観光名物をモチーフとした新商品です。毎年会津若松には、146万人の観光客のお客様がお越しになります。(会津若松市 令和4年 観光客入込数とその実態調査より)そんな観光のお客様や地元会津のお客様に、会津若松の観光名物をより楽しんで知っていただきたいという想いから、この「会津七福おはぎ」を開発いたしました。会津七福おはぎは「赤べこ・鶴ヶ城・八重の桜・磐梯山・小法師・白虎隊」全部で6つのモチーフで構成されており、それぞれのイメージに沿ったおはぎとなっております。赤べこ=カシス餡・ごま餡鶴ヶ城=つぶ餡八重の桜=桜餡磐梯山=抹茶餡白虎隊=てぼ餡(白餡)小法師=梅餡製餡メーカーの直売ブランドならではの、糖度を抑えたあんこで、小豆本来の美味しさをお楽しみいただくことをベースに、あんこの新たな可能性発信を目指した、カラフルで珍しい餡子のおはぎを揃えております。あんこそれぞれと、店舗工房内で炊いたもっちりお米をミニおはぎとして一口で7種のおはぎをお楽しみいただけます。ぜひ、会津観光のお土産や、地元会津から大切な方へのお手土産に、七つの会津の福がいっぱいに詰まったカラフルで可愛らしいミニおはぎセットをお楽しみいただければと思います。会津をモチーフに登場!【商品概要】商品名: 会津七福おはぎ価格 : 1,500円(税込み)内容量: 7個入り発売日: 2024年4月5日販売先: あんことおはぎ日々餡URL : ■3周年を記念した感謝祭を4月5、6日の2日間限定開催!この3年間、地元会津若松市のお客様を中心に、福島県内のお客様にたくさんのご来店をいただき、「あんことおはぎ 日々餡」を支えていただきました。その感謝の気持ちを込めて、4月5、6日の2日間にわたり“お客様大感謝祭”を開催いたします。周年祭限定商品として、苺大福の粒あん・チョコ練乳2種、キウイ・デコポンフルーツ大福、新商品のあんこ屋のチーズケーキなどを多数ラインナップ!いつものおはぎ・大福と共に、周年祭でしか食べられない特別なあんこスイーツをお楽しみいただけます。各商品数量に限りがありますので、お早めのご来店をお待ちしております。<イベント詳細>【日時】 4月5日(金)、6日(土) 10:00~16:00※商品が無くなり次第終了となります。【場所】 あんことおはぎ 日々餡:福島県会津若松市真宮新町北2丁目1番地おかげさまで3周年!■老舗製餡メーカーが展開する初めての直売店ブランド「あんことおはぎ 日々餡」とは岩村製餡工場は、創業大正十年。会津若松の地で100年間あんこを作り続けて参りました。岩村製餡工場の愛され続けてきた、あんこを更にたくさんのお客様にお届けしたいという想いから今回、初の直売店ブランドを立ち上げました。「あんことおはぎ 日々餡」という屋号には、『日々=毎日、あんこを楽しんで欲しい』『日々=毎日食べたくなるあんこスイーツをお届けしたい』という想いが込められております。あんこをそのまま、王道の食べ方で、あんこを工夫して、新しい素材と合わせて、今までにない食べ方で。あんこが持つ、可能性を、あんこを作り続けてきた日々餡よりご提案します。王道の萬福おはぎ【日々餡のこだわり】・小豆日々餡のあんこは、隣の岩村製餡工場で練り上げた“できたて”のあんこを使用しています。あんこの原料となっている小豆は厳選を重ねた北海道産にこだわり、小豆が採れる時期には、通常の小豆よりも皮が薄く、風味豊かな採れたて新鮮小豆を使用しています。あんこになる前の小豆にもとことんこだわりぬいた、小豆の素材の美味しさを感じられるあんこ屋のおいしいあんこです。・技岩村製餡工場の100年間の伝統を守りつつ、更に美味しいあんこを作り続けるあんこ職人による技。小豆を「じっくりと長時間かけて、炊き上げる」この単純そうに見える作業は、あんこ職人による五感で感じとる温度や湿度の調整の仕方によって美味しさが大きく変わります。この「炊く」という工程を伝統と革新の中で今の形にたどり着き、日々餡の美味しいあんこが生まれました。・水あんこを作る際に、小豆に加えて、もう一つの決め手となる「水」にもこだわり、日々餡子づくりに励んでいます。福島県会津若松市は、「水の国」と呼ばれ会津の美味しい酒造りに適した良質な水が多くあり、あんこづくりにも使用しています。会津若松に流れる美しい水で小豆を炊くことで、この会津の地でしか味わうことのできないあんこが生まれます。カラフルで人気の七福おはぎ■今後の展開について日々餡は、岩村製餡工場にて製造しているできたてのあんこを使用した美味しいスイーツを全て店内工房にて製造しております。あんこ本来の美味しさや新しい楽しみ方をお伝えするために、日々、様々な素材を掛け合わせたあんこスイーツをあんこ職人の手で生み出します。季節ごとに旬素材と掛け合わせた新商品を展開予定ですので、乞うご期待ください。あんこ屋謹製フルーツあん■店舗概要店舗名 :「あんことおはぎ 日々餡」電話番号:0242-93-7600所在地 :福島県会津若松市真宮新町北2丁目1番地開店時間:10:00 ~ (※おはぎ・大福が完売次第終了)定休日 :日曜日、月曜日、その他不定休公式HP : 公式ECサイト: ■会社概要社名 :株式会社岩村製餡工場本社所在地:福島県会津若松市真宮新町北2丁目2番地 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月02日株式会社アカベコランド(福島県会津若松市、代表取締役:渡邊 高章)は、「赤べこ好きを増やす!」を目的とした「アカベコランド」を2024年4月6日 10:00にオープンいたします。【「アカベコランド」について】当社は地場のモノづくりが地域文化を育み持続的な地域づくりに寄与すると考えており、「アカベコランド」は、ものづくりを通して会津若松にくる観光客の満足度向上に寄与する観光施設となっています。伝統的な赤べこだけではなく、数多くの種類の赤べこや、赤べこに関係するお土産品も用意しています。また廃校の椅子や机、跳び箱などを利活用した絵付け体験コーナーや実際に職人が赤べこを制作しているところを見学することができる製作所も設けています。外観絵付け体験コーナー【施設概要】名称 :アカベコランド館内 :販売所、制作所、絵付け体験コーナー、ゲームコーナー時間 :10:00~17:00開店日:4月6日 10:00より所在地:〒965-0003 福島県会津若松市一箕町大字八幡弁天下12電話 :0242-23-9945 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月02日高級ブランドウォッチ正規販売店の有限会社サトウ時計店は昨年3月よりスイス高級時計ブランド「カールF.ブヘラ」の正規取扱をスタートしました。店頭には約50本の人気モデルから定番モデル、限定モデルのブヘラウォッチを展示しています。サトウでは取扱い1周年を記念し3月19日(火)から4月21日(日)までフェアを開催します。フェア期間中、日本限定モデル「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル JAPAN」の予約販売のほか、ショッピングローン最大84回までの無金利ローンやオリジナルノベルティのプレゼント、ご購入いただいた時計の永久無料点検サービスのご成約特典が付いてきます。ご来店はもちろんのこと、サトウ時計店ホームページからもカールF.ブヘラウォッチをオンライン購入できます。但し、オンライン購入のショッピングローンは最大60回までとなります。有限会社サトウ時計店URL: 日本限定モデルヘリテージ バイコンパックス アニュアルJAPAN_A_00.10803.08.12.98■ブランド背景スイス時計ブランド「カールF.ブヘラ」はスイス中央部の湖と山に囲まれた観光都市である古都ルツェルンで誕生しました。1888年に時計・宝飾の販売店として創業した「ブヘラ」はアメリカやヨーロッパ各国に店舗展開し、世界最大級の名門老舗時計店として有名です。その時計販売の実績で培った審美眼を活かし、1919年に自社オリジナルウォッチの生産を開始し、特にヨーロッパでは人気を博しました。2001年から高級ブランドウォッチ「カールF.ブヘラ」として世界販売を開始し、2007年に日本国内でも販売が開始されました。販売開始依頼、世界の著名人らが着用したり、映画主人公の腕時計として採用されるなど、現在では人気が高い注目の時計ブランドとなっています。■商品の特徴*日本限定モデル ヘリテージ バイコンパックス アニュアル JAPAN2019年に新コレクションとしてローンチしましたヘリテージシリーズの旗艦モデル「ヘリテージ バイコンパックス アニュアル」の最新作です。スイスと日本の国交樹立160年を迎える2024年に、ブルーに特別な価格をおくカールF.ブヘラが日本のために生み出した爽やかなブルーをダイヤル外周とサブダイヤルにあつらえて製品化しました。ブルーに彩られた2つのサブダイヤルがスイスと日本の2カ国を青い空や海で繋いでいるような壮大な世界観を創造させる記念すべきモデルです。■商品概要商品名 : ヘリテージ バイコンパックス アニュアル JAPAN発売日 : 2024年3月19日(火)品番 : 00.10803.08.12.98価格 : 1,485,000円(税込)限定本数 : 日本限定88本スペック : 自動巻き、アニュアルカレンダー、クロノグラフ、ビッグデイトケース : SS製ケース41mmブレスレット: SS製ブレスレット ※カーフレザーストラップ付属販売場所 : 福島県会津若松市中町1-1 カールF.ブヘラ正規販売店 有限会社サトウ時計店URL : ■取扱コレクション*マネロ・コレクション人目を引く複雑機構を特徴とするマネロは、どんな旅にも合うようデザインされており、昼と夜、仕事と遊びとシーンを選ばす軽々と楽しめるコレクションです。*ヘリテージ・コレクションエレガンスと洗練さを体現したこのコレクションは130年間育んできた「ルツェルン生まれ」の時計製造技術への敬意を表すコレクションです。*パトラビ・コレクション強烈な個性と存在感を放ちながらも、自然の中で冒険に挑む現代の探検家に寄り添うスポーティでカラフルな美しさを持つコレクションです。■会社概要商号 : 有限会社サトウ時計店代表者 : 取締役社長 岡部 宰子所在地 : 〒965-0878 福島県会津若松市中町1-1設立 : 1940年(創業84年)事業内容: ブランドウォッチ・ジュエリー・メガネ正規販売店URL : 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】有限会社サトウ時計店TEL : 0242-27-1290お問い合せメール: sato.tokei@miracle.ocn.ne.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月19日大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:橋本啓太、以下 大江戸温泉物語)が運営する福島県会津若松市にある【あいづ】と【東山グランドホテル】で春のまんぞくバイキングがスタートいたします。春の訪れが遅く、桜も例年4月中旬頃に見頃を迎える東北、福島県。まだまだ厳しい寒さが続く中、食を通して一足早く春をお届けしようと、会津若松市の2つの宿でスタートする「春のまんぞくバイキング」情報をお届けいたします。1.大江戸温泉物語 あいづフェア名:会津を満喫!和洋中揃う、バラエティ豊かな料理を味わう春バイキング期間:2024年3月1日~6月30日 5省庁(環境省、内閣府、総務省、経済産業省、観光庁)の後援を受ける「温泉総選挙」が開催する「温泉宿・ホテル総選挙2023」において<ビュッフェ部門><こだわりお酒部門>そして<ファミリー部門>の3部門でいずれも第1位を受賞した実力派の宿、あいづ。温泉宿・ホテル総選挙2023受賞報告はこちらから 客室数35と大江戸温泉物語の中でもコンパクトな宿ですが、その分お客様の様子やご希望に目が届きやすく、お客様ファーストのおもてなしにより上記の評価を頂いたと自負しております。そんなあいづの春フェアは各部門の受賞を裏付けるような、心躍るご馳走メニュー、お酒に合うメニュー、そして家族みんなで楽しめるデザートまで、充実の内容でお客様をおもてなしいたします。【メニュー一例】お子様から大人まで誰もがわくわくするご馳走メニュー、「サーロインステーキ陶板焼き」はお席で思い思いに焼いてお楽しみください。※調味牛脂を注入した加工肉です。<こだわりお酒部門>でも第1位を受賞した通り、会津若松の地酒をご用意しております。(別途有料)三五八漬けや鰊の山椒漬けなど、見た目の華やかさこそありませんが、会津若松の地酒を引き立てる滋味深い味わいと一緒にお楽しみください。また、鶏レバーの紹興酒漬けなど、目先の変わったメニューとのマリアージュもお薦めです。大人はもちろんお子様も大好きなデザート。この春は「ティラミスクラシック」をご用意いたしました。他にもプリンやゼリー、アイスクリームなど家族みんなが笑顔になれるバラエティ豊かなデザートをお楽しみください。また、無料でご提供するベビーフードなど、きめ細やかな対応も<ファミリー部門>への高い評価の要因と受け止め、今後もファミリーでご利用頂きやすい温泉宿を目指してまいります。2.大江戸温泉物語 東山グランドホテルフェア名:焼きたてステーキや会津名物を堪能!心浮き立つバラエティ豊かな春バイキング期間:2024年3月1日~6月30日 フェアのタイトル通り、ご馳走メニューからご当地メニューまでずらりと並び、選ぶ楽しさも満喫できる東山グランドホテルの春のまんぞくバイキングです。さらに、3月31日まではフェア料理と合わせて、世代を超えて大人気のかに食べ放題も追加料金無しでお楽しみいただけます。※かに食べ放題は、仕入れ状況により提供期間を延長・再開する場合がございます。【メニュー一例】ご馳走メニューの代名詞、サーロインステーキはライブキッチンから焼きたてをご提供。お魚派にはお造りをご用意しています。会津若松の地酒に合わせるのはもちろん、ご飯に乗せて海鮮丼を作るのも、組み合わせでメニューが広がるバイキングならではの楽しみ方の一つです。※ステーキは調味牛脂を注入した加工肉です。ご当地メニューは、会津名物ソースカツをご用意いたしました。ご飯、千切りキャベツ、そしてからりと揚がった豚ヒレ肉のとんかつを甘辛いソースがまとめ上げる、一度食べ始めたらお箸の止まらない美味しさです。小ぶりなサイズでご用意していますので、お酒の〆にもぴったりの一品です。さらに、3月31日までお楽しみいただけるのが、かに食べ放題。今シーズン最後のかにを思う存分お楽しみください。※紅ずわい蟹またはトゲずわい蟹の脚と爪のみの提供です。どちらの宿も鶴ヶ城や猪苗代湖など、福島を代表する桜の名所へも車で約30分圏内とアクセス良好な点も魅力です。待ち遠しい春の気配を感じたら、大江戸温泉物語 あいづや東山グランドホテルを拠点にした春旅の計画を立ててみませんか?※料理写真はイメージです。※仕入れ状況により、提供期間・料理内容は変更となる場合がございます。【大江戸温泉物語の宿にお得に泊まる】■早目のネット予約で割引♪早宿60 ■日にちが合えば割引でお得!得旅プラン 【会社概要】■会社名大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社■所在地〒104-0061東京都中央区銀座7-16-21銀座木挽ビル5階■設立年月日2017年12月5日(創業2001年11月)■資本金100百万円(2023年2月末日時点)■代表取締役橋本啓太■事業内容全国で温泉旅館、ホテル、温浴施設、テーマパークの運営事業を展開(全国38施設。2023年12月現在)■URL 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月07日宮泉銘醸株式会社(福島県会津若松市)と共同で企画・リリースした日本酒ブランド「玄武」を2023年12月に日本と香港限定で再販いたします。日本国内は「コラボのお酒専門店NEW×NEWオンラインストア」( )でのみ販売します。今回再販する日本酒「玄武 with リトルサンダー」は、香港の著名な漫画家・イラストレーターであるリトルサンダー(門小雷)氏のイラストをラベルに採用しています。日本酒「玄武 with リトルサンダー」《コラボ商品「玄武 with 門小雷」について》日本酒「冩樂(写楽)」「會津宮泉」などの銘柄で知られる宮泉銘醸は、2021年、同社の社長と専務である宮森兄弟がリトルサンダー氏の絵を気に入り、日本酒とのコラボ商品を検討することとなりました。その中で、コラボできるのであればリトルサンダー氏の描く世界をイメージできる新たな日本酒ブランドを作りたいとの考えに至り、日本酒「玄武」が生まれました。当商品のテーマは中国の四神 「玄武」「朱雀」「青龍」「白虎」。宮森兄弟をはじめこの企画に関わった4人の日本人と香港人をリトルサンダー氏が四神の要素を取り入れた描き下ろしイラストです。なお、「玄武」の書はリトルサンダー氏の父であり著名な書家であるCHENG MING(鄭明)氏によるものです。当商品は「通常版(COMPLETE Edition)」と「スケッチ版(SKETCH Edition)」の2種類があり、それぞれ100本・40本の計140本限定販売となります。ラベルのほか、ケースと発送箱にまでイラストを施したこだわりの逸品です。新しい日本酒ブランド「玄武」は、これまで一般市場ではお目にかかれなかった徳島県産「剣愛山(つるぎあいやま)」を使用した希少な日本酒です。一方、リトルサンダー氏は香港を拠点に活動している世界的人気を誇る漫画家・イラストレーターです。日本酒ファンにリトルサンダー氏の作品に触れてもらうとともに、リトルサンダー氏のファンの方々に日本酒の良さを知っていただける、日本と香港の架け橋となれるような商品となることを願っています。日本酒「玄武 with リトルサンダー」2《リトルサンダー氏について》リトルサンダー(門小雷 ムン・シウロイ)/香港を拠点に活動している漫画家・イラストレーター。1984年香港生まれ。現在は世界に活躍の場を広げており、日本のイラストレーターにも大きな影響を与えている。2023年12月現在、Instagram 102万・X(旧Twitter) 27万・Facebook 35万を超えるフォロワーを抱える。Instagram : X(旧twitter): Facebook : 《ジェムインダストリーズについて》ジェムインダストリーズは1987年創業の貿易商社で、2013年以降は酒類輸出事業を主力とし国産酒類を海外に多数輸出してきた実績がありますが、コロナ禍の2020年からは酒造メーカーや海外取引会社と共同で、家飲み需要をターゲットとした取り組みにもチャレンジしております。その一つとして、新しいプロジェクト「NEW×NEW」を立ち上げ、ブラック・ジャック、進撃の巨人、るろうに剣心、ウルトラ怪獣といった日本が世界に誇るコンテンツとコラボした酒類商品を多数企画してまいりました。今回の「玄武 with 門小雷」をはじめとする「NEW×NEW」プロジェクトのコラボ企画商品を通じて、アニメや国産酒類といった日本文化の価値を国内外で再認識するきっかけを作りたいと考えています。■所在地 : 大阪市北区与力町1-5 与力町パークビル6階■創業 : 1987年■事業内容: 酒類の企画・販売・輸出等■URL : 《宮泉銘醸について》宮泉銘醸は、1955年に宮森啓治酒造場として創業し、当時から続く銘柄「會津宮泉」と本家筋の酒蔵から引き継いだ銘柄「写楽」の2枚看板で酒造りを続けてきました。日本酒コンテスト「SAKE COMPETITION」では「會津宮泉」「写楽」の両銘柄で1位を獲得するなど全国的に定評のある酒蔵です。■所在地 : 福島県会津若松市東栄町8-7■創業 : 1955年■事業内容: 日本酒・本格焼酎の製造■URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年12月12日大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:森田満昌、以下 大江戸温泉物語)が運営する福島県会津若松市にある2つの宿で【夏のまんぞくバイキング】がスタートします。食事も、温泉も、観光も!会津若松で大満足の温泉旅を福島県会津若松市は鶴ヶ城をはじめとする歴史や伝統が息づく城下町。情緒あふれる街並みの観光はもちろん、近隣にはハーブ園や牧場などもあり、どの世代の方でも楽しめるのが魅力の土地です。そんな会津若松市にある大江戸温泉物語の宿「あいづ」と「東山グランドホテル」で【夏のまんぞくバイキング】が6月1日からスタートします。大江戸温泉物語自慢の温泉と一緒に、美味しい食事もお楽しみください。本リリースでは、2つの宿の【夏のまんぞくバイキング】と、会津若松市のおすすめスポットも合わせてご紹介します。旅のヒントにぜひお役立てください。<あいづ> 牛ステーキと夏野菜を満喫!夏の創作グルメバイキング開催期間:2023年6月1日~7月20日[ ]{ }サーロインステーキ陶板焼き/天ぷら~会津山塩を添えて~サーロインステーキ陶板焼きは、お席で焼きたてを味わえる人気メニューです。ライブキッチンでは、揚げたての天ぷらや握りたてのお寿司もご提供しています。目の前で作られる出来たてのお料理をお楽しみください。※ステーキは調味牛脂を注入した加工肉です。白身魚の香草蒸し/夏野菜のゼリー寄せ白身魚の香草蒸しや、さっぱりとした夏野菜のゼリー寄せなど、色とりどりの料理が食事のわくわく感を演出します。<東山グランドホテル> 飲み放題無料! 夏の創作グルメバイキング開催期間:2023年6月1日~7月20日[ ]{ }サーロインステーキ&ロースハム(ライブキッチン)/豚肉のミラノ風カツレツ※ステーキは調味牛脂を注入した加工肉です。ビーフシチュー/喜多方ラーメンライブキッチンから焼きたてでご提供するサーロインステーキ&ロースハムをはじめ、豚肉のミラノ風カツレツ、ビーフシチューなど、暑い夏を乗り切るのにお薦めの肉料理やご当地グルメをご提供いたします。また同じ期間には、毎回ご好評をいただいている「かに食べ放題」も開催。夕食時のバイキングは、アルコールも含めた飲み放題も無料となっておりますので、お子様から大人までお楽しみいただけます。※写真はイメージです。※かに食べ放題は、紅ずわい蟹またはトゲずわい蟹の脚と爪のみの提供です。※かに食べ放題は7月20日まで開催予定ですが、仕入れ状況により延長または一旦終了後に再開する場合がございます。会津若松周辺のおすすめ観光スポット<猪苗代ハーブ園> (あいづより車で約40分、東山グランドホテルより車で約45分)ラベンダー・カモマイルなど約500種類のハーブと、季節の草花が一面に咲き誇ります。磐梯山や猪苗代湖をバックにした雄大なロケーションは圧巻。フォトジェニックな撮影にもぴったりです。<磐梯高原 南ヶ丘牧場>(あいづより車で約30分、東山グランドホテルより車で約45分)馬やロバに乗ったり、ヒツジやウサギなどの動物たちとふれあったりすることができ、アイスクリームづくりの体験もできます。(有料)▼あいづ、東山グランドホテルを拠点に楽しむ周辺観光はこちらから≪あいづの周辺観光≫ [ ]{ }≪東山グランドホテルの周辺観光≫ [ ]{ }2つの宿では現在、会員限定で宿泊料金が20%以上割引になる【大江戸旅行応援割プラン】を販売中です。詳細はこちらから [ ]{ }多くの自治体で全国旅行支援が予算上限に達している現在、見逃せない割引率のお得な料金でご宿泊いただけるプランです。入会費・年会費無料の大江戸温泉物語の公式会員「いいふろ会員」に入会するだけで、どなたでもご予約可能な宿泊プランを上手に使って、新緑が眩しい初夏の会津に足を運んでみませんか?【最新情報はSNSをチェック】お得情報満載!公式LINEアカウント友だち募集中![ ]{ }温泉宿や温浴施設の魅力をチェック!公式Twitterをフォローしませんか?[ ]{ }【会社概要】会社名大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社所在地〒104-0061東京都中央区銀座7-16-21 銀座木挽ビル5階設立年月日2017年12月5日(創業2001年11月)資本金100百万円 (2022年2月28日現在)代表取締役森田満昌事業内容ホテル旅館温浴施設運営URL [ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月31日福島県会津若松市 東山温泉の渓流沿いに佇む温泉旅館「原瀧」(株式会社飛鳥)が、2023年春に食事処「ダイニング 瀧川」を新装オープンいたします。≪会津の食・酒・文化に触れる≫をコンセプトとした食事処となっており、東山温泉の渓谷を望みながら、会津の郷土料理や地酒を味わうことが出来ます。【季節の食材と郷土料理を味わうハーフバイキング】お食事の形式は、旅館では珍しい『お手前料理+バイキング』のハーフバイキングスタイル。季節の恵みを活かした数品をお席にお持ちする『お手前料理』と、食事処中央にある『ハーフバイキング』のどちらも楽しむことが出来る内容となっております。バイキングコーナーには「こづゆ」など会津の郷土料理が並び、ライブキッチンではブランド鶏である会津地鶏やアスパラなどの新鮮な会津野菜を炭火で調理し、出来立てをご提供します。ハーフバイキング料理イメージ「瀧川」のバイキングコーナー会津地鶏と椎茸、長葱などを炭火焼きで「瀧川」お席の一例【“酒どころ”会津の地酒を堪能する】「ダイニング 瀧川」では、会場入口に会津の地酒が各銘柄ディスプレイされており、日本屈指の酒どころである会津の地酒を中心に豊富に日本酒を取り揃えております。バイキングコーナーには、コロナ禍の中で地元会津の企業によって開発された非接触型自動日本酒注ぎ機「のまっせ」が設置されており、地酒の飲み比べセットをご注文されたお客様にお渡しする二次元コードをかざすことで、選択した銘柄が自動でグラスに注がれ、お好みの地酒を少しずつ味わうことが出来るようになっております。会津といえば日本酒、様々な銘柄をご用意飲み比べが楽しい日本酒サーバー「のまっせ」設置【斎藤清氏の木版画ギャラリー】「ダイニング 瀧川」には、会津出身の世界的版画家である斎藤清氏の木版画(レプリカ)を展示するミニギャラリーがございます。「ダイニング 瀧川」では、会津の食と酒を堪能しながら、季節ごとに入れ替わり展示される斎藤氏の作品をお楽しみいただけます。斉藤清画伯ミニギャラリー料亭「瀧川」エントランス【施設概要】施設名: 会津東山温泉 原瀧所在地: 〒965-0814 福島県会津若松市東山町湯本 235客室数: 59室温泉 : 大浴場・露天風呂・貸切専用露天風呂施設 : ダイニング「瀧川」レストラン「KanaKana」水辺のダイニング「川どこ」宴会場、ティーラウンジ、売店HP : <会社概要>名称 :株式会社飛鳥所在地:〒965-0814 福島県会津若松市東山町湯本235代表者:南 嘉輝 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年04月26日大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役:森田満昌、以下 大江戸温泉物語)が運営する「石和温泉 ホテル新光」と「東山グランドホテル」では【もも90分食べ放題付プラン】を販売いたします。2021年9月にホテル新光で「シャインマスカット食べ放題付プラン」、2022年3月に栃木県の3つの宿で「とちおとめ食べ放題付プラン」を、そして6月にはホテル新光で「さくらんぼ食べ放題付プラン」を販売いたしました。大江戸温泉物語では、バイキングスタイルでお食事をお楽しみいただきますが、旬の果物は「別腹」とお考えのお客様も多いようで、いずれのプランも沢山のご予約を頂戴し、お食事と共にお腹いっぱいお楽しみいただきました。そんな人気の「旬の果物食べ放題付プラン」の第4弾として販売する「もも食べ放題付プラン」をホテル新光および東山グランドホテルでお楽しみいただけます。【ホテル新光 山梨県産もも 90分食べ放題付プラン】■ 宿泊対象期間:2022年7月4日(月)~10日(日)■ 料金:宿泊料金にプラス770円(税込)■ 桃の品種:【山梨県産】白鳳、日川白鳳、白桃のいずれかのご提供詳しくはこちらから [ ]{ }ホテル新光で楽しめる【白鳳】白鳳の特徴はなんと言ってもそのジューシーさ。したたり落ちるほどの果汁と、繊維の少ないとろける口当たりをお楽しみください。また、ホテル新光ならではの<もも食べ放題>の楽しみ方として、山梨産のワインと一緒に楽しむのはいかがでしょうか?日本最大のワインの産地・山梨県で醸される山梨ワイン・全10種の飲み放題をご用意するホテル新光。ジューシーなももに、キリっと冷えたスパークリングワインや白ワインを合わせるのは夏ならではの贅沢。デザートとしてではなく、ワインのお供に味わう。フルーツ王国山梨ならではの楽しみ方をご堪能ください。■ ペアリングで楽しむ、全10種山梨ワイン飲み放題■ 料金:宿泊料金にプラス1,980円(税込)詳細はこちらから [ ]{ }【東山グランドホテル 福島県産もも 90分食べ放題付プラン】■ 宿泊対象期間:2022年7月11日(月)~17日(日)■ 料金:宿泊料金にプラス880円(税込)■ 桃の品種:【福島県産】日川白鳳、暁星のいずれかのご提供詳しくはこちらから [ ]{ }東山グランドホテルで楽しめる【暁星】小玉でありながら果肉は柔らかめ。酸味が少なめで甘みと香りが格別な品種です。それぞれの土地で収穫された旬の果物を堪能する夏の宿泊プランをチェックしてみませんか?※天候や生育状況により、ご提供できない場合がございます。その場合は、もも食べ放題料金のみ返金させていただきます。【最新情報はSNSをチェック】■ お得情報満載!公式LINEアカウント友だち募集中![ ]{ }■ 温泉宿や温浴施設の魅力をチェック!公式Twitterをフォローしませんか?[ ]{ }【会社概要】■ 会社名大江戸温泉物語ホテルズ&リゾーツ株式会社■ 所在地〒104-0061東京都中央区銀座7-16-21 銀座木挽ビル5階■ 設立年月日2017年12月5日(創業2001年11月)■ 資本金11,100百万円 (2022年2月28日現在)■ 代表取締役森田満昌■ 事業内容ホテル旅館温浴施設運営■ URL [ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月23日本田屋本店有限会社(本社:福島県会津若松市中島町2-52、代表取締役:本田 勝之助)は、福島県産の「川俣シルク」を使用したカジュアルセットアップを企画・プロデュースしました。2022年2月15日(火)~3月30日(水)の期間中、アタラシイものや体験の応援購入サービス「Makuake」にて先行販売を行います。クラウドファンディングページ: 川俣シルク セットアップ当社は、地元会津や福島県はもちろん、全国各地の地方振興事業を総合的に手掛けており、代表の本田 勝之助は、福島県浜通り地域等12市町村の事業者の販路拡大等の支援を行う「ふくしまみらいチャレンジプロジェクト」の統括プロデューサーを務めています。今回、本プロジェクトの取り組みとして、福島県川俣町で生産している「川俣シルク」を使用した、カジュアルセットアップを企画・プロデュースしました。リモートワークが浸透し、ますます増えてきているおうち時間において、快適かつオンライン会議などのビジネスシーンにも耐えられるウェアの需要が高まってきていることを受け、「上質なウェアを身につけて、おうち時間をより上質な時間へ」をコンセプトにパジャマ以上通勤着未満、そして身につけている時間をより快適に過ごせるようなダブルジップパーカーとショートパンツのセットアップを開発しました。カラーはブラック・グレージュの2色、サイズはS・M・Lの3サイズを展開します。【特徴】・Made in Japanの自宅で洗えるウォッシャブルシルクウェア家の中で着る時間の長いウェアでは、睡眠時などに着る「リカバリーウェア」も登場していますが、ケミカル素材のものが多く、天然素材を使用した商品は少ないため、日本古来の天然素材であるシルクに着目しました。生地は、福島県産の「川俣シルク」を100%使用し、全て国内で製造。シルク生地の極上の滑らかさ、つるつるとした美しい光沢による肌触りの良さと「夏は涼しく冬は温かい」という特徴を活かし、長時間着用しても快適に過ごせるウェアとなりました。また、家庭でお手入れができるよう、生地に加工を施したウォッシャブルシルクです。(手洗いや洗濯ネットに入れておしゃれ着モードでの洗濯を推奨)カラー(グレージュ/ブラック)・着る場所、世代、性別を選ばないデザインパーカーというカジュアルなアイテムでありながら、セットアップであることでシックにまとまるため、リモートワーク中のオンライン会議でもサマになります。ボトムスは、ショートパンツタイプのため、長さや太さを選びません。リモートワーク時にも・都市のワンマイルになじむ、どこにでも着て行きたくなるデザインコンビニなどのちょっとしたお出かけにとどまらず、人に会っても、カフェに入っても恥ずかしくないデザインです。ワーケーションや旅行先でのアメニティにも。ちょっとした外出にもカフェにも気軽に入れるデザイン【製品仕様について】製品仕様 1製品仕様 2【企画協力】ディレクター:齋藤 玲緒奈氏1978年生まれ。国内アパレル企業にて長年PRとしてキャリアを重ねマーケティング責任者として従事した後、フリーランスのファッションPRディレクター/コンサルタントとして独立。ファッションに限らずメンズコスメや美容商材のプロモーションやブランディング、メディアでの美容企画監修や連載など幅広いフィールドで活動している。デザイナー:高橋 玲氏1972年東京都生まれ。文化服飾学院卒。第68回装苑賞受賞。パリ留学後、2001年アバハウスインターナショナル入社。5351プーラ・ファムでは東京コレクション参加。レディス、メンズブランドのデザインを歴任した後、フリーランスとしての活動をスタート。2021年「rykt」設立に至る。【川俣シルクについて】川俣シルクは、福島県北部にある川俣町で生産しているシルク生地です。川俣町はかつてシルクで栄えた町であり、紡績産業振興期に「横浜スカーフ」として海外に輸出されていました。髪の毛よりも細い糸を使って織り上げられる薄手羽二重という薄手の絹織物が特徴です。着物の裏地やスカーフ、ストール、寝具など肌に触れる商品に使われています。 ■会社概要社名 : 本田屋本店有限会社所在地 : 会津若松市中島町2-52代表者 : 代表取締役 本田 勝之助事業内容: 米問屋、地域商社、地域プロデュース企業URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年02月15日日本の可愛いを求めに、越境北上。福島県の玄関口郡山から電車で1時間、野口英世ゆかりの地である会津若松にはすでに本格的な夏が訪れていたようだ。会津若松の伝統工芸品、会津木綿を使用してキュートなテディベア「あいくー」を作る庄子ヤウ子さんの元へ訪れる前に、会津木綿の織元「山田木綿織元」へと足を運んだ。明治38年創業の山田木綿織元は会津若松の駅から歩いて10分ほど、ノスタルジックな街並みが残る七日町にある創業100年を超える老舗の織元。小さな敷地の中で糸の染色から織り、製品化まで全て一貫して行っている。会津木綿は今から約400年前に誕生した。当時の会津藩主、蒲生氏郷公が産業振興のために綿花栽培を始め、木綿を織ったのが起源と言われている。丈夫で厚手の生地、地域によって異なる地縞と呼ばれる縞模様、ランダムに現れる横糸のぷっくりとしたふくらみが会津木綿の特徴だ。経糸と横糸の間に空気をよく含むため汗をしっかりと吸い保温性に優れる生地は、夏はうだるほど暑く、冬は雪で埋もれるほどの極寒という会津の盆地独特の気候にもよく合うのだそう。伝統工芸品として400年以上続いてきたが、明治末から大正にかけての木綿生産の最盛期には30以上あった工場も、現在は山田木綿と原山木綿工場の2社にまで減ってしまった。それでも続いてきた伝統を絶やさぬようにと、毎日工場は動き続けている。音を立てて織る優しい縞山田木綿織元では昭和初期の豊田式織機を使用し、昔ながらの風合いを今でも大事に受け継いでいる。しかし現役で動いているのは10数台程度で、修理が必要で稼働していないものもある。機械が古いため部品がなく、修理できないままになっているのだ。一反の大きさは横幅37cm、長さ約12メートル。織り機一台で1日に織り上がるのは約一反半だが、日本全国から発注が相次ぎ今では生産が追いつかなくなっているのだとか。工場で働くのは熟練した織職人のおかあさん、おばあちゃんたちで、中にはこれから工場を担っていくのだろう若い女性もいた。生地の生産から服や小物の製品化まで、現在は20人程度で回している。小さな部屋一面に置かれている織り機とは別に、糸を整える作業をする機械やボビンに巻きつける機械もある。大きな歯車に色とりどりの糸が巻きついているのは“整経”をする機械。一反の幅を織り上げるのに必要な経糸(たていと)を作りたい縞模様、長さに合わせて揃えていく作業である“整経”の工程が会津木綿では特に重要になる。ここであの鮮やかな縞模様の配列が決まっていく。作業途中で止まっていた機械を覗いてみると、縞が出るように途中で経糸の色が変わっているのがよくわかる。上、下、上、下、と交互に離された経糸の間に横糸を通すことで一段一段織られていく。ガシャンガシャンという大きな音とともに横糸を巻き付けた杼(ひ)と呼ばれる棒が規則正しく高速で往復していく光景はなかなかダイナミック。この横糸に凸凹としたアクセントがつくのが会津木綿の特徴であり、素朴な質感が出るポイント。「工場全体がまるで機械のように動くんですよ。スイッチを入れると、みーんな動くの」製品の制作や営業を担当している3代目の奥さんが、針と木綿を持った手を動かしながら嬉しそうに答えてくれた。工場の天井には織り機一つ一つに繋がるベルトを動かす機械が連なっており、一つのスイッチで全てが稼働するそう。まるでハウルの動く城のようだった。オリジナル商品も制作工場の隣には縫い場兼販売スペースがあり、山田木綿を使用して作られた雑貨やIIE(イー)のストール、山田木綿織元のオリジナルアイテムが並んでいる。この日も頼んだ品を取りに来たり、商品を見に訪れる人が多くいた。一軒家の居間がそのまま工房になっているのもどこか暖かい雰囲気を感じる。会津木綿を使用したぬいぐるみを作る會空(あいくう)の“しまくま”も山田木綿の生地を使用。キャスケットやネクタイなど、縞模様を活かしたポップなアイテムも並ぶ。山田木綿織元オリジナルブランド「Le Cotonnier d’Aizu」はフランス語で “会津の紡績工” という意味。工場で作られた会津木綿を使用したワンピースやシャツ、エプロンや帽子といった小物をその場で制作し販売している。「木綿って素朴なイメージがあって若い人には馴染みがないから、今っぽくも着れるようにね」と、ガウチョパンツやギャザーの寄ったフリルブラウスなど、若い女の子たちでも着たいと思うようなデザインも多くあることに驚いた。しっかりとした生地、しゃりしゃりと清涼感のある肌触りは今の季節にもよく合いそうだ。木綿というと少し野暮ったくて渋い色合いで、若い子が身につけるイメージはあまりなかったが、実際生地を見てみるとカラフルな色合い、ぷっくりとした糸が出す表情に思わず「可愛い!」と声をあげてしまった。この生地が、一体どんな可愛いものに変身していくのか。どんな思いを編みこまれ形になっていくのか。可愛いを求めに越境北上はまだまだ続く。続き:会津木綿のテディベア 「あいくー」が結ぶ、私の笑顔と故郷の空Text : Azu Satoh
2016年08月23日可愛いを求めに、越境北上中。木綿とテディベアに出会えた会津若松を離れ、福島最後の目的地は福島駅から徒歩10分にある施設「チェンバおおまち」の1階にある小さなお店。「女子の暮らしの研究所」では、福島の伝統工芸品を可愛くアレンジした雑貨やアクセサリーを販売している。「ふくしまのかわいい」がぎゅっと凝縮された空間だ。出迎えてくれたのは代表の日塔マキさん、ショップスタッフの大内清加さん、店長の林崎知実さんの3人。まるで家族のように仲が良いスタッフたちからは、春先の太陽のような暖かさと親しみやすさを感じた。支援の網から抜け落ちた世代「女子の暮らしの研究所」の前身は「peach heart」という任意団体。代表の日塔さんを含む5人の女性が震災後に女の子が話し合える場を作ろうと立ち上げた。「女の子たちが自由に話せる場所」が必要だと考えた裏には支援の網から抜け落ちた世代の存在があった。震災後に様々な支援があった中で「19歳以上お母さん未満の女の子」たちに対する支援がすっぽり抜けていたのだ。18歳以下は甲状腺の検査が無料(震災当時)で、子を持つ母親だったら母子避難をはじめ、メンタルケアなどのサポートがあったのだが、19歳以上お母さん未満のこれからお母さんになる世代に対するサポートは手薄だった。現在メインスタッフ、そしてショップの店長として活躍する知実さんは震災当時19歳。実家が原発事故の避難区域となった。暮らしの中で感じる不安を打ち明けられる場所が見つからずに悩んでいたという。「そういうデリケートな不安を抱えた福島の女の子たちが、気負いせずに気持ちを晒け出せる場所があればいいなと思ったんです」任意団体peach heartは女の子のコミュニティ作りや県外への保養ツアーなどを企画。震災直後、放射能の心配からマスクをつけたくても「そんなの気にしているの?」と怪訝に思われ付けにくかったことがあり、可愛いからつけているんだと言えるようなおしゃれなマスクのデザインなどを行った。その後メンバーは各自の道を進み、日塔さんは2012年12月、株式会社GIRLS LIFE LABOを立ち上げ、女子の暮らしの研究所の運営をはじめた。女の子が自分で選択できる社会「若い女性が自分自身の暮らしについて自分なりに考え見直し、ちゃんと選択して生きていけるような社会を作ろうというコンセプトのもと活動を始めました。『女子の暮らしの研究所』という名前にはそんな思いが込められています」震災以前は遊んでばかりだったという日塔さんは「自分から半径5メートルの世界で生きていた」と震災以前の自分について語ってくれた。震災が起こったのは日塔さんが27歳の時。当時は県内のイベント制作会社に勤務していた。震災・原発事故後、日塔さんの考えは180度変わったと言う。「原発が爆発した時に国や偉い人たちを責めたけど、あるとき19歳の子に『私って見捨てられたんですかね』と言われて、はっとしたんです。18歳まではサポートがあるのに、彼女たちにはケアがなかった。でも彼女たちは選挙権がない。自分たちで選んだ結果ではなく、大人たちが選んで出来た社会で子どもたちが犠牲になっている事実に直面したとき、なんてことをしてしまったんだろうと後悔しました。そこから、自分の身内だけではなく社会全体のことも考え、意識を持って社会に参加していこうと決めたんです」自分たちの投げやりな選択で未来を潰してはいけない。自ら考えて選択できる権利があるのだからしっかりと選んでいこう。そうやって一緒に福島、日本の未来を考えていく仲間が増えればいいな、と日塔さんは優しい口調で語った。立ち上げ当初から始めたラジオ番組も好評だ。毎週火曜日の午後9時から1時間、郡山コミュニティ放送「KOCOラジ79.1MHz」で「LABOLABO♡ラジオ」を放送中。毎月設けられたテーマに沿って研究員がゲストを交えてゆるくトークしていく。恋バナといったガールズトークの一方、選挙の時には政治に関する話もする。「自分たちで選択して生きていこう。というコンセプトなので、若い女の子たちと一緒に社会のことを考えていけたら嬉しいなって。県知事選の時には立候補予定者の方を呼んで話を聞いたりしています」「わたしたちの声に耳を傾けて」木綿とシルクのピアス彼女たちは福島の伝統工芸品を使用したアクセサリーを製作・販売している。FUKUiro Pierce(ふくいろピアス)と名付けられたピアスは、会津木綿をアクリルで挟んだおはじきのような小さなピアスとイヤリング。金属アレルギーの人でも付けられるようにとキャッチは樹脂でできている。使用している会津木綿はあいくーにも使用されていた山田木綿と原山木綿のもの。福島の素材を使ってものづくりをしようと考えていた会社設立当初、会津木綿を使ってストールを作るIIE(イー)の代表、谷津さんの会社に訪れたのが会津木綿と出会ったきっかけだという。「よく見るとめちゃくちゃ可愛い!って気づいてしまって。色も渋いものだけではなくて、女子が好きそうな淡い色彩もあるんですよ」早速これで何を作ろうかというときに、「私たちの声に耳を傾けてください」という意味を込めて耳につけるアクセサリーにしようと決めた。こうして会津木綿を使用した「ふくいろピアス」が誕生した。自然にちなんだ8色で展開されるシリーズには「8つのいろのはなし」というストーリーが込められている。震災直後の女の子たちの率直な気持ちをガールズボイスとして商品それぞれに託した。外で遊ぶのが不安だったり、庭で採れた野菜を食べるのが怖かったり、福島にいる人なら感じたことがあるかもしれない気持ちは、県をまたいでしまえば伝わらなかった。こうした現実と不安の声に耳を傾けてもらいたい。「聞いて!」と押し付けるようにただ主張するのではなく、単純に可愛いと手に取ったことがきっかけで、この声を聞いてもらいたいのだ。「かわいいがキーワード。たくさんのひとに届くように、いかにポップにするかを大切にしています」第一弾の会津木綿のピアス、第二弾の会津漆のヘアアクセサリーに続き第三弾としてジュエリーラインをスタート。「HITOTOKI -kasumi-」は世界中のラグジュアリーブランドからもラブコールが絶えない福島県・川俣町の老舗「齋栄織物」が作るシルク「フェアリーフェザー」を使用している。1本1本の糸が髪の毛の6分の1の細さという世界一薄いシルクを透き通る水晶の中に閉じ込めた。霧をイメージしたというHITOTOKI -kasumi- は、極薄のシルクが光を通すため、水晶の輝き吸い込むかのように布と肌を輝かせる。縦糸と横糸は先染めした違う色の糸を作っているため、見る方向によって色が変わる不思議なジュエリーだ。女子の共感力「わかる〜!」は最強女子の暮らしの研究所が期待しているのは女の子が持つ “共感力” 。女子の会話でよく出てくる「かわい〜!」「わかる〜!」は棒読みの相槌だと感じるかもしれないが、実は無意識のうちに出ている「いいね!」という共感なのだ。共感はそのまま発信の原動力へとつながっていく。現在30名弱の研究員が在籍。福島出身者から他県出身で福島在住の女の子、学生や社会人、ママさんなど様々な個性が集まった。ファッションの好みも性格もみんなバラバラだそう。「様々なタイプの女の子が集まってお互いを認め合えるようなコミュニティです。それぞれがパワーアップしたり、自信を取り戻したりする場所になってほしい。まだまだ研究員募集中です!」個人が生まれ持った魅力を活かしのびのびと活動できるコミュニティが、福島女子たちの心の支えになっている。これは福島に限ったことではないが、自分以外の誰かに些細なことでも相談できる環境はあまりにも希少だ。「自分の悩みなんて小さなもので、言ったとしても認められないんじゃないかって不安が若い子たちにはあると思うんですけど、それを解消できるのが女子の暮らしの研究所です。真面目な話もしょうもない話もできる仲間がここにはいて、彼女たちがいるから自分に自信が持てた。自分のことも大切にしよう、健やかに生きようって思うようになりました」若干24歳ながら店を率いる店長の知実さんは自身も“じょしくら”に救われた福島の女の子の一人。福島ということがコンプレックスになってしまう子もいる中、地元の名産品や伝統工芸など、「ふくしまのかわいい」を届けることで地元である福島に対して自信を持ってほしいという。現在お店が入っているスペースは1年間限定の出店。間も無く、念願の常設店がオープンする。1階はショップ、2階はイベントを行えるようなコミュニティスペースにするそう。かわいいが持つ魔法、選択する勇気、女子たちの原動力、手仕事の尊さ、女性の多様な生き方。ここで学べることは一人一人違うはずだ。個性豊かな糸が織られることで丈夫な木綿になっていくように、空気のように軽やかなシルクが輝く色を変えるように、彼女たちそれぞれが糸となり「ふくしまのかわいい」を編みだすことで、日本中に輝きを届けようとしている。女子の暮らしの研究所さまざまアプローチで「これからの暮らし方」を考えるふくしまの女の子のためのコミュニティ。研究員として所属する女の子たちが商品開発やツアーガイド、イベントなどを企画・運営し、ふくしまの魅力と今を発信している。HP / Facebook / Twitter / Online ShopText. Azu Satoh
2016年08月19日「はじめて出会う 一生ものの漆器」展が、東京・南青山にあるコト・モノ・ミチで開催される。会期は、2016年8月18日(木)から8月30日(火)まで。「産地ゴト展 vol.06 会津」として開催される本展の舞台は、福島・会津若松。美しい四季の風景の中に歴史や伝統を色濃く残す街には、会津漆器と呼ばれる輪島塗や津軽塗よりも早くから盛んになった伝統工芸品がある。今回の産地ゴト展はこの「会津漆器」を通して、産地・会津の魅力を発信。敷居が高いイメージの漆器の本質や、材質ならではの特徴を紹介しながら、現代の感性を加えて会津漆器作りに励む作家の作品などを展示・販売する。また、展覧会内で本漆を使った蒔絵のワークショップを開催。好きな商品を選び、会津から来た職人とともに、蒔絵を施すことができる。古典的柄を蒔くことはもちろん、イニシャルやオリジナルの柄などを入れて楽しむことも。自分だけの漆器を手に入れるチャンスだ。【概要】「はじめて出会う 一生ものの漆器」展 - 産地ゴト展 vol.06 “会津 ”会期:2016年8月18日(木)〜8月30日(火)定休日:水曜日時間:11:00〜20:00(最終日は17:00 CLOSE)会場:coto mono michi at TOKYO(コト・モノ・ミチ)住所:東京都港区南青山5-2-16 青山フレックスATEL:03-6427-6648■本漆を使った蒔絵ワークショップ日時:2016年8月27日(土) 全2回 13:00〜14:30、15:30〜17:00定員:各回10名参加費:3,000円〜※箸や椀、マグなど好きな漆器に施す。※商品代(1500円〜)は参加費に含まれていない。予約先:コトモノミチ at TOKYO予約TEL:03-6427-6648
2016年08月04日Transphormとトランスフォーム・ジャパン、富士通セミコンダクター(FSL)は1月27日、福島県会津若松市にあるFSLグループのCMOSプロセス互換150mmウェハ製造ラインにおいて、電源用窒化ガリウム(GaN)パワーデバイスの量産を開始したと発表した。両社は2013年に、電源用GaNパワーデバイスの分野で事業統合を実施し、以来、会津富士通セミコンダクターウェハソリューションが所有するCMOSプロセス互換の150mmウェハ製造ラインに、Transphormが確立したJEDEC準拠の製造プロセスを移管し、FSLの基礎技術と融合させて量産化に向けた改善を実施してきた。そして今回、両社は技術開発を完了し、量産を開始した。会津若松の製造ラインは、車載製品向け品質基準に準拠し、現在、TransphormのGaNパワーデバイス製品のウェハファウンドリサービスを独占的に受託している。量産が実現したことで、Transphormはビジネス規模の拡大をすることが可能になる。また今後、拡大するGaNパワーデバイス市場のニーズに十分な対応が可能になるとともに、さまざまな電力変換装置の小型化と高効率化という新たな流れをもたらすとしている。なお、Transphormは、最先端のIPポートフォリオをもとに、600VクラスのGaNパワーデバイス製品において実用レベルの信頼性を達成している。2015年1月には、Transphorm製品を採用したGaNモジュール搭載のPVパワーコンディショナが発表された他、GaNパワーデバイスは、超小型ACアダプタや、PC、サーバ、ネットワーク機器向けの高パワー密度電源装置、さらに高効率モータ制御装置といった、さまざまな用途に適用されているという。
2015年01月28日クレディセゾンは12月9日、アクセンチュアとコイニーが復興庁の委託を受けて実施するスマートフォンやタブレット端末を使ったカード決済の実証実験に参加し、カード決済の導入支援と利用促進のキャンペーンを展開すると発表した。同実験は、スマートフォン等でのカード決済の導入を通じた地域経済活性化プロジェクトで「新しい東北」先導モデル事業の一環。スマートシティ推進協議会を設立しICTを活用した地域づくりに意欲的に取り組むなど、情報通信技術との親和性が高い福島県・会津若松市にて実施する。9月21日~23日まで鶴ヶ城にて開催された「會津十楽」においてスマートフォン決済端末「Coiney」を導入したことを皮切りに、今後も、事業者を対象とした導入支援セミナーなどの開催を行っていく。これにより、事業者側の初期費用を抑えることでカード決済可能店舗を増加させるほか、旅行者にとって便利な決済手段の提供により、消費者の旅行消費額の増加を図りたい考えだ。今回発表したクレディセゾンの参加では、実証実験に参加する店舗の拡大やクレジットカードの利用促進を目的に、「会津地域のセゾンカード加盟店を対象に実証実験への参加の呼びかけ」と、加盟店にてセゾンカードを利用すると「永久不滅ポイントが通常の5倍貯まる期間限定キャンペーン」を実施するという。
2014年12月10日JR東日本仙台支社は27日、「走るカフェ」がコンセプトの乗って楽しい列車「フルーティア」について発表した。2015年4月下旬以降、磐越西線郡山~会津若松間で運転開始される予定だという。JRグループは2015年4~6月の3カ月間、福島県・地元自治体・観光事業者らと連携し、大型観光キャンペーン「ふくしまデスティネーションキャンペーン」を開催。これに合わせて運転開始される同列車は、719系を改造した2両編成(カフェカウンター車両1両・座席車両1両、座席36名)の列車となる。車両愛称の「フルーティア」は、「FRUIT(果物)」「TEA(お茶)」を組み合わせて命名された。エクステリアデザインは赤瓦や黒漆喰壁、明治・大正時代の西洋モダンが織り成す独特な街並みと雄大な自然との調和を表現。建築外板に使用される質感表現を車両デザインに取り入れ、新しいイメージの創出をめざすという。インテリアデザインは明治・大正時代の近代建築や会津塗の持つ豊かな質感を基本にデザイン。カフェカウンター車両は大きく伸びやかなカウンターで優雅な鉄道旅行を演出し、カウンター席も設定する。座席車両は車窓風景を眺めながら会話を楽しめるような座席・テーブルの配置とする。車内ではカフェサービスとして、「福島県産フルーツなどを使用したケーキやタルトといったオリジナルスイーツ」とドリンク類をセットにして提供予定。なお、具体的な運転日や座席の発売、車内で提供するメニューの詳細については、「決まり次第、別途お知らせいたします」としている。
2014年11月27日一般的にかつ丼と言えばとんかつを卵で閉じたものだ。しかし、日本全国を見回すとカツを卵ではなくソースで味付けした、いわゆる「ソースかつ丼」がメジャーな地域が多く点在する。代表的なところは福島県の会津若松市で、この地域のソースかつ丼は「キャベツあり/とろみソース」という特徴がある。一方、長野県駒ヶ根の「駒ヶ根市ソースかつ丼」には、一体どんな特徴があるのだろうか。そもそも駒ヶ根ソースかつ丼は、平成5年(1993)に市内飲食店有志によって「駒ヶ根ソースかつ丼会」が結成されたことに始まる。この「ソースかつ丼による街おこし」以来、じわじわとその名を全国に浸透させつつあるのだ。そこで今回、実際に現地を訪れてレポートすることにした。○きっかけはたまたま提供した昼食!最初に訪れたのは老舗の洋食店「アンデルセン」。45年ほどの歴史を持つ店で、「駒ヶ根のかつ丼は昔からソースだったんだよ」と店主の松崎剛平さんは言う。資料をひもとくと、昭和10年頃にある店でソースかつ丼の提供を始めたことがルーツだそうだ。まだ洋食自体が珍しい時代。かつ丼といえばソースかつ丼、と駒ヶ根で定着していったようだ。転機は20年ほど前に訪れる。全国でまちおこしの機運が高まり、駒ヶ根でも何か地元名物をPRしようということになったのだ。そして、まちづくりで有名な専門家を呼んで議論を重ねたそうだ。「その時、たまたまうちのソースかつ丼を昼食で出したんです。それを先生が見て『なんだこれは!?』と驚き、ソースかつ丼をご当地名物としてPRすることになったんですよ」。そこで、商工会の主導で「駒ヶ根ソースかつ丼会」を結成。45店ほどの店舗が参加し、初代会長になったのが松崎さんだった。「肉はロースを基本とするとか、120グラム以上にするとかいろいろルールを作りましたが、そのうえで各店舗が味を競うようにしました」と松崎さん。松崎さんは会長としていろいろ頑張ったそうで、「新しい味を開発しようと、馬肉やダチョウの肉を使ってソースカツ丼を作ったりしましたよ」とのこと。しかし残念ながら、アンデルセンは後継者不足を理由に今年2月惜しまれつつ閉店してしまった。馬肉やダチョウを使ったソースカツ丼は、永遠のマボロシとなってしまった……。なんとも残念である。○隠し味はカレー粉さて、気を取り直して次に向かったのは、素朴な店構えの「食堂やまだ」である。駒ヶ根駅前にあり、「夏はほとんど観光客がソースカツ丼を目当てに来るよ」と言うのは店主の山田庄三さん。山田さんは2代目で、「店を継ぐ前に松本で修業していたんだけれど、逆に卵とじのカツ丼が珍しかった」そうだ。昭和57年(1982)に駒ヶ根に戻り店を継いだ。そのタイミングで麺類店から食堂にチェンジしたそうで、ソースカツ丼は当時からの味を守り続けている。何はともあれ実際に食べてみようじゃないか。出てきたソースカツ丼はご飯の上にキャベツが盛られていて、その上にソースに漬け込まれたトンカツが豪快に載っている。見た目は何ともシンプルだ。ご飯とキャベツとカツを満遍なく箸で取って豪快に口に放り込む。まず気が付くのがキャベツのシャキシャキ感だ。「駒ヶ根ソースかつ丼のルールで、キャベツは細切りにして水に漬けてから水分を切ってご飯の上に載せてます。だからすごくシャキシャキなんですよ」と山田さん。そして主役のカツ。なかなか大ぶりにカットされたカツは、まだ揚げたてのカラッとした衣の食感が気持ちいい。でも、ソースに漬かったしっとり感も確かにあってなんとも絶妙。しっかりした食べ応えのロース肉。「うちのソースは甘過ぎず、辛過ぎず。最後までくどくならない味だよ」。意外なことに隠し味にカレー粉を少し入れているそうで、「これで食べやすい味になるんだよ」とのこと。確かに一気に食べてしまった。サラダ付きで900円、満足の一品だ。●information食堂やまだ長野県駒ヶ根市中央6-3○熱々トンカツをシャキシャキキャベツと一緒に次に向かったのは「とんかつ きらく」。「こういう答えは取材する人が困るんだろうけど、うちのこだわりはとにかくお客さんに喜んでもらうことなんです」という3代目店主の市瀬仁隆さん。食べてみるとすごくあっさりとしていて、観光客でも地元の人でも食べられそうな味わい。豚肉もロース肉は限らずその時々で一番適したものを使っているそうだ。実はこの店の初代店主の市瀬正一さんこそ、昭和のはじめに駒ヶ根でソースカツ丼を始めた人らしい。「熱々のトンカツと冷たいシャキシャキのキャベツの取り合わせが面白かったんだと思いますよ。卵とじだとそういう食感はありませんからね」と市瀬さん。そう言われて改めて味わい直してみる。さっくり衣とシャキシャキのキャベツは口の中で実にいいハーモニーを奏でる。うーん、しみじみうまいなぁ~。こちらの「ソースカツ丼」は950円である。●informationとんかつきらく長野県駒ヶ根市赤穂3145○おしゃれなボウルでいただく丼さて、伝統のある店が2軒続いたので、最後はちょっと新しめの店に行ってみようと思う。足を運んだのは女性好みのカフェComachi Cafe屋だ。「ソースカツ丼は女性にも食べやすいようにあっさり風に仕上げています」と言うのは、代表社員の田中綾子さん。ソースは他店よりも醤油を多めに使っていて、「少しだけ和風にすることで女性が食べやすくしています」。器もなんともカフェ風におしゃれな白いボウルだ。一方、味は確かでトンカツはラードで揚げている。「ラードで揚げないとパン粉のうまみが閉じこめられないんですよ」。そう言われると、確かに食べ歩いてきた店はどこもラードで揚げていた。駒ヶ根ソースカツ丼には、ラードは欠かせないものらしい。ディナータイムは、サラダ、味噌汁付きで1,050円。これに辛子マヨネースを格子状にかけた「特製ソースカツ丼」もあって、「味にインパクトがあって若い人や男性に人気ですよ」とのことだ(値段は変わらず)。ごちそうさまでした。●informationComachi Cafe屋長野県駒ヶ根市赤須町18-5ざっと駆け足で紹介したが、このエリア、他にもまだまだ特長ある駒ヶ根ソースカツ丼が続々と誕生している。機会があれば一度味わってみてほしい。※記事中の情報・価格は2014年3月取材時のもの
2014年05月10日福島県会津若松市一箕町、飯盛山の白虎隊士墓前で「白虎隊慰霊祭」が開催される。開催日時は9月24日、10時30分~12時まで。白虎隊は幕末、戊辰戦争時に会津藩が組織した部隊で、16歳から17歳の武家の男子で構成されていたが、中には13歳、15歳の少年もいたといわれている。白虎隊の士中二番隊は戸ノ口原の戦いで打撃を受け、飯盛山に潰走。多くが自刃して果てたという。同祭は、この白虎隊の霊を慰めるため、飯盛山の白虎隊士墓前で行われるもの。慰霊祭のほか会津高校生徒による「白虎隊剣舞」の奉納が行われる。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2013年09月20日福島県会津若松市門田町の北御山集会所で天皇・皇后両陛下を始め宮家に献上する「会津身不知柿(あいづみしらずかき)」の箱詰め作業が11月26日に行われた。北御山生柿生産出荷組合の農家が生産した柿を厳選し、会津地方振興局の職員らが柿を一つ一つ丁寧に磨き上げ、和紙に包んで箱詰めした。今年は、夏場の雨不足で例年よりやや小ぶりであるものの、甘味の強い柿ができた。「身不知柿」は、ビタミンAやビタミンC、カリウムなどの栄養を豊富に含むのが特徴。さらに二日酔いや悪酔いに効果があるタンニンが多く含まれている。名称の由来は、「枝が折れそうなほどにたくさんの大粒の実をつける」ことからだという説や「あまりに美味しいので我が身も考えずに食べすぎてしまう柿」だという説などがある。「献上柿」は1928年、会津藩主ゆかりの松平勢津子様が秩父宮様とご結婚されたお祝いとして献上されたのが始まりだ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年12月04日福島県会津若松市のシンボル鶴ヶ城で、紅葉の時期に合わせてライトアップが行われる。期間は10月19日(金)~11月11日(日)の日没~21:00まで。見どころは黄色に色づいたイチョウと青白く幻想的にライトアップされた鶴ヶ城天守閣、石垣、赤い廊下橋など。昼間とはまた違った美しい姿が現れる。鶴ヶ城は会津藩の松平氏を始め、数多くの大名が城主として君臨した城。鶴ヶ城を有名にした出来事は、幕末、戊辰戦争の戦いの舞台となったこと。特に飯盛山での白虎隊の自刃は、薩摩琵琶の語りやドラマや映画などで現在に伝えられている。ちなみに、2013年の大河ドラマは会津藩の砲術指南役である山本権八の娘、新島八重を主人公にした「八重の桜」だ。鶴ヶ城では幕末当時の姿である赤瓦への葺(ふ)き替えが2011年に完了。現存する天守閣では国内唯一の赤瓦だ。また、天守閣では「鶴ヶ城博物館」として貴重な資料を展示公開している。石垣の内部には塩倉、第一層には歴代藩主と城の変化、第二層には江戸時代の会津庶民の暮らし、第三層では戊辰戦争の様子を描いた錦絵が展示されている。第四層は四季をテーマに会津の人々の暮らしを展示。第五層は東西南北が見渡せる展望室となっており、白虎隊最期の地である飯盛山も見える。鶴ヶ城は唱歌「荒城の月」の作詞者である土井晩翠が詩の構想を練った場所の一つとされ、「荒城の月」の歌碑も建てられている。さらに千利休の子である千少庵が建てた茶室、「麟閣」もライトアップされる。千少庵は父の千利休が豊臣秀吉の命により切腹したあと、時の鶴ヶ城主蒲生氏郷にかくまわれていた際に「麟閣」を建てたと伝えられている。その後明治になり、鶴ヶ城取り壊しとともに「麟閣」も取り壊されようとしていたが、それを惜しんだ森川善兵衛が明治5年に自宅へ移築、その後120年の歳月を経て平成2年に元の鶴ヶ城へ移築された。ライトアップの詳細は会津若松観光物産協会ホームページで確認を。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年10月15日福島県会津若松では、「カレー焼きそば」のことを「B級グルメ」とはカテゴライズしない。ではどのように位置づけるのかというと、カレー焼きそばは「ソウルフード」、つまり「故郷の味」なのだという。「カレー」と「焼きそば」の見事なコラボレーション、会津のカレー焼きそばは会津市民にとって青春の味であるとともに、「会津っぽ(会津魂)」を象徴する、ソウルフードとして定着した。カレーと焼きそば。日本人の老若男女のほとんどが好きなB級グルメの両雄をコラボレーションさせることは、どうして会津若松以外の人たちは気づかなかったのだろうかと不思議になるほど、会津のカレー焼きそばとの出合いは、鮮烈な印象を与えるものであった。現在15店舗が加盟する「会津カレー焼きそばの会」の事務局がある、一七市町村物産市場「会津ブランド館」の一階にあるカフェを訪ね、運営責任者でテクニカルスタッフの代表取締役社長・佐藤正彦氏に会津カレー焼きそばを発想するに至った裏話を聞いてみることにした。その前にまず試食。トッピングを組み合わせたメニューは10種類近くになるが、まずは原点でもあるトッピングなしのカレー焼きそば(500円)をオーダーしてみた。太麺に会津産の野菜と、同じく会津特産のエゴマ油で炒め、ソースで味付けした焼きそばに中辛のカレーを上からかけている。もちろん、カレーの中にも会津産の人参が顔をのぞかせている。「いかがですか?カレー味の焼きそばではなく、焼きそばにそのままカレーをかけるというスタイル、おもしろいでしょう?」と佐藤氏。「本当にどうして全国の他の地域では考え付かなかったのか不思議でなりませんね。でも、なんでこの組み合わせを思いついたんですか?」との私の質問に、佐藤氏は軽く笑いを浮かべ、「ひょうたんからコマみたいな話なんですよ」と返してきた。カレー焼きそばの誕生は今から40年も前のこと。部活で腹をすかせ、家まではどうしても持ちそうにないと、発車までの時間、焼きそばを頼んだ高校生の一団が「発車時刻が迫ってるから、焼きそばとカレーと一緒に出して」と店の経営者に注文。出てきた焼きそばの上からカレーをかけたところ、これがなんと初めて食べる味ながらビックリするほどおいしい!!高校生の一団はみんなで皿を回しながら、「おいしい、おいしい」とがっついた。この話を翌日学校中に触れて歩いたところ、あっという間にみんながまねして人気メニューになったという。取材の途中、女子高校生のグループに話を聞いてみた。すると、カレー焼きそばを出す店は15店あるのだが、各店それぞれレシピは違うしトッピングも違うので、ひいきの店はみんな違うということが分かった。そして驚くべき事実も判明した。現在、カレー焼きそばの主なファンは高校生ではなく、40年前にこれをヒットさせ、今はもういい歳のオヤジたちとなった連中なんだとか。酒飲みが〆にカレー焼きそばを食べるというのだ。オヤジたちだけではない。店を閉めた後のママさんやホステスさんたちも、お客と一緒にお酒の〆に食べているという。「寝る前に食べると太るっていうけど、でもカレーは脂肪を燃焼させてくれるっていうし、気にしないで食べてるわ」と話す人も。カレー焼きそばの元祖「トミーフード」が店を構えるのは「野口英世青春広場」。そして、カレー焼きそばは会津の青春の味。読者の皆様、まずは一度、その味をご自分の舌でお試しあれ。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月10日福島交通は9月1日より、期間限定で新路線「新白河 - 大内宿 - 若松線」の運行を開始する。11月25日までの土日祝日のみの運行で、予約不要。同路線は、東北新幹線の停車駅であるJR新白河駅から、奇岩怪岩の名勝「塔のへつり」や江戸時代の茅葺き屋根の町並みが残る「大内宿」などを経由し、会津の温泉地および会津若松駅までとなる。上下各1日2便を東北新幹線新白河駅の発着時刻に合わせて運行。東北新幹線で新白河駅を降りてからバス1本で会津に向かうことが可能になる。運行経路は、新白河駅からキョロロン村、下郷町役場、塔のへつり、湯野上温泉駅前、大内宿、芦ノ牧温泉、鶴ヶ城入口、会津武家屋敷(東山温泉)、会津若松駅。運賃は新白河駅~会津若松駅・会津武家屋敷(東山温泉)・鶴ヶ城入口で2,400円(小人半額)。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年08月09日夏休み。青春18きっぷでどこに行こうかと鉄道路線図を眺めていたら、只見線の駅名が興味深かった。始発駅の会津若松をはじめとして、会津坂下、会津宮下、会津川口など、17の駅に「会津」が付いている。只見線は全部で38駅だから、半数近くが「会津」の付く駅名だ。そういえば、JRには地方名や旧国名を付けた駅が多い。特急「ワイドビュー南紀」の終点でもある紀伊勝浦駅。北陸本線と越美北線が分岐するのは越前花堂駅で、越美北線も「越前」の付く駅が多い。JR四国は「阿波」「伊予」「讃岐」が付く駅が多い。ちなみに高松駅の愛称も「さぬき高松うどん駅」になった。高松駅の場合はうどんにひっかけたのだろうが、そもそもJRには旧国名や地方名を被せた名前の駅が多いのだ。これには理由がある。旧国名や地方名が付く駅を俯瞰すると、JRに多いだけではなく、「東京や大阪など大都市はわりと少ない」「幹線より支線に多い」という傾向も見えてくる。これは鉄道路線が建設された順番ともいえる。大都市のほうが鉄道の整備は早かったし、幹線の後に支線がつくられた。つまり、後から開業した駅に旧国名や地方名の付く駅名が多いということになる。「新しい駅のほうに古くさい旧国名(地方名)を付ける」とは不思議かもしれないけれど、これは鉄道の発達にともない、全国で駅名の重複を避けようとした結果でもある。「新しい駅を作ろう」「地域の名前がわかりやすい」「いや、その名前はすでに別の駅が使っているぞ」「それなら目印を被せよう」といったような経緯で被せられたのだろう。只見線の会津川口駅の場合、「川口駅」としたくても、すでに埼玉県に川口駅が存在した。どちらも同じ名前では、川口行きのきっぷを買うとき間違えやすい。だから地方名である「会津」を付けよう、といったところだろう。これならどの地域にあるかもわかりやすい。同じ地域で駅名の重複を避ける場合は、東西南北の方角を付けたり、「新」を付けたりもする。異なる鉄道会社の場合、「近鉄四日市」「京急蒲田」など会社名の略称を付ける場合もある。遠い地域なら同じ駅名でも不便はなさそうだが、JRの前身である国鉄は全国に路線網があり、「離れていたとしても、同じ駅名があると混同されやすい」というわけで、なるべく違う駅名にしようとした。その一環で旧国名・地方名が使われたようだ。だから、「JRの駅には旧国名・地方名付きが多い」というよりは、「旧国鉄の駅には旧国名・地方名付きが多い」ということになる。JRグループに分割民営化された後、JR北海道の函館本線に桂川駅があるにもかかわらず、JR西日本が東海道本線の桂川駅を開業させた例もある。ちなみにJR九州にも、国鉄時代から桂川駅(筑豊本線)があるけれど、こちらは「けいせん」と読む。国鉄当時から問題ないと判断されたようだ。同じ地域で駅名の重複を避けるため、旧国名を付けた例もある。たとえば三河安城駅。JR東海が発足してから誕生した駅だが、安城市にはすでに東海道本線の安城駅があった。しかし他の新幹線駅にありがちな「新安城」では、名古屋鉄道の新安城駅と間違われてしまう。東海道新幹線の駅だし、遠方からの利用者も多いだろうから、地域全体の位置をわかりやすくするためにも旧国名を付けよう、ということなのかもしれない。埼京線と武蔵野線が接続する武蔵浦和駅も、浦和駅から近いのに旧国名が被せられている。浦和の場合、浦和駅のほかにも東浦和駅、西浦和駅、南浦和駅、北浦和駅があり、言うなれば”浦和ネタ”は尽きかけていた。新しい駅だから「新浦和」でもよかったのではないかと思うけれど、新幹線と並んでいるため、新幹線の駅と間違われないようにとの配慮があったのだろう。武蔵浦和駅と同日に開業した埼京線の隣駅も「中浦和」となった。気の毒な事例といえるのが岩手川口駅(現・IGRいわて銀河鉄道)。いま川口駅といえば埼玉県にある京浜東北線の駅のイメージが強いが、岩手川口駅はその川口駅が開業する前から「川口駅」を名乗っていた。伊勢川口駅や越後川口駅は、こちらの川口駅との混同を避けるために旧国名を付けたわけだ。一方、現在の川口駅はかつて「川口町」という駅名だったが、川口市の発足と同時に川口駅を名乗ることに。岩手県にあった川口駅が現駅名に改称させられることになった。当時の地元の人々は悔しかったに違いない。【拡大画像を含む完全版はこちら】
2012年07月21日