ヴィム・ヴェンダース監督作品『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』より予告編と場面写真が解禁された。本作は、戦後ドイツ最大の芸術家、アンゼルム・キーファーの全てをヴィム・ヴェンダース監督が描くドキュメンタリー。この度解禁となった予告編では、広大なアトリエの床に寝そべる、上半身が裸のアンゼルム・キーファーの自由奔放な姿に始まり、その代名詞とも言える巨大な芸術品を作りだす秘密に迫っていく。「ナチス、戦争、神話、文学……アンゼルムは傷ついた世界を創造する―」というナレーションに重なるように、その歴史的背景を感じずにはいられない立体的な作品が眼前に迫ってくる。ヴィム・ヴェンダース監督が2年の月日をかけて映像化した、アンゼルムの芸術作品の全貌が“圧倒的没入感”で立ち現れ、「まだ高みに到達していない。私は止まらないんだ」と、進化を止めようとしないアンゼルムの声が静かにそして高らかに響く予告編となっている。併せて解禁となった新たな場面写は、アンゼルムのインタビューカットや、ナチス式の敬礼をする自身の姿を撮影したシリーズ「占領」の1枚のほか、アンゼルムの幼少期を演じるヴェンダースの孫甥アントン・ヴェンダースや青年期を演じる、アンゼルム息子のダニエル・キーファーのカットも。また、巨大な作品の前に佇む、アンゼルムとヴェンダース監督のスチール写真も切り取られている。『アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家』は6月21日(金)よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国にて順次公開。(シネマカフェ編集部)■関連作品:アンゼルム “傷ついた世界”の芸術家 2024年6月21日よりTOHOシネマズ日比谷ほか全国順次公開© 2023, Road Movies, All rights reserved.
2024年04月08日ボッテガ・ヴェネタ(BOTTEGA VENETA)は、国際的な写真家集団「マグナム・フォト」のフォトグラファーであるアレック・ソスとの写真展「トウキョウ プレイタイム(Tokyo Playtime)」を東京・神宮前にて2024年4月14日(日)まで開催する。なお、予約を公式LINEアカウントから受け付け。ボッテガ・ヴェネタ×国際的写真家アレック・ソスの写真展国際的な写真家集団「マグナム・フォト」の正会員であり、アリメカ人フォトグラファーであるアレック・ソスは、大判カメラを用いた写真やプロジェクトで知られ、“旅の途中”を切り取るようなドキュメンタリー・スタイルの作品を世に送り出している。開催した写真展は50以上。2021年には、英国王立写真協会から名誉フェローが授与されるなど、数々の称号や賞を獲得している。ボッテガ・ヴェネタの2024年夏コレクションの写真を中心に構成ボッテガ・ヴェネタとともに開催する写真展「トウキョウ プレイタイム」は、アレック・ソスが東京近郊で撮影した、ボッテガ・ヴェネタの2024年夏コレクションの写真を中心に構成。動物、植物、きのこといった、様々な形状の遊具とともに映しだされている。また、遊びをテーマに、ソス自ら厳選した作品も展観できるのが今回の写真展の魅力だ。日本やアメリカで撮影したものや、個人的なコレクションも登場する。藤ヶ谷太輔や玉森裕太らが来場なお、開催に先駆けてKis-My-Ft2の藤ヶ谷太輔と玉森裕太、磯村勇斗、稲垣貴子らが来場した。【詳細】TOKYO PLAYTIME An exhibition by Alec Soth and Bottega Veneta開催期間:2024年3月29日(金)~4月14日(日)場所:seeen住所:東京都渋谷区神宮前4-13-12 1F/B1F※公式LINEアカウントから予約受付
2024年04月05日モデルで実業家のmegbaby(めぐべいびー・41)が、初の写真集を6月12日に講談社から発売することが決定した。40代になってなお輝きの増すカービィなボディラインから、写真集ならではというセクシーなシチュエーションまで、多彩な魅力が一冊に凝縮。本人も「最初で最後かもしれない写真集をぜひ見て頂けたら嬉しいです」語るように、すべてを見せた写真集となる。megbabyはモデルとしてキャリアをスタートし、インスタグラマーの先駆けとして圧倒的な支持を獲得。現在は自身の美容ブランドのファウンダー・クリエイティブ・ディレクターを務めるなど実業家としての一面も持つ。そんな彼女が原点回帰するかのように、ひとりのモデルとして撮影に挑戦したのが今回の写真集。第1弾カットとしてスタジオと屋外プールで撮影された3枚が解禁され、megbabyのまばゆい色白肌と迫力の美ボディがあらわになっている。megbabyは「まさか自分が写真集の撮影をするとは思っていなかったので、挑戦でもあり、新しい自分を見つけられる機会を頂けた事、本当に感謝しています」と思いを明かし、「40歳を迎えて年齢を重ねることを好きになれたこと、いまの自分を好きと言えるようになれたことで撮影前は少しドキドキしましたが自分と向き合いながら撮影に挑めました」と振り返った。また、写真集にはロングインタビューも収録。モデルとして、実業家として、そしてシングルマザーとして、飾ることのない思いが語られている。6月15日には都内にて発売記念イベント(場所等詳細は近日公開)の実施も決定。業界内外に唯一無二の存在感を放つ美のカリスマのさらなる快進撃が始まる。
2024年04月03日全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」の代表審査委員として写真家の野村恵子氏が就任することが決定しました!1994年に北海道「写真の町」東川町で始まった全国の高等学校写真部日本一を決める大会「全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」」は今年31回目を迎えます。この度、第1回大会(1994年)から第30回大会(2023年)まで、30年もの長きにわたり審査委員長を務められた立木義浩氏が、30回大会を最後に勇退されたことに伴い、後任として2024年の第31回大会より、写真家の野村恵子氏が代表審査委員という形で就任することが決まりました。野村恵子氏プロフィール兵庫県神戸市生まれ。同志社女子大学英文科中退、大阪ビジュアルアーツ専門学校卒業。卒業後、渡米。LA,Santa Feのワークショップにて写真を学ぶ。ベトナムをテーマにした初の展示で1997年に「コニカプラザ新しい写真家登場」年間グランプリを受賞。1999年に沖縄をテーマにした写真集「DEEP SOUTH」を発表。同名の写真展を渋谷パルコギャラリーにて開催。同作品にて、日本写真協会新人賞、2000年に東川賞新人作家賞を受賞。人物や風景から滲み出す濃密で切ない空気感、その独特の色彩感覚から力強く紡ぎ出された作品が高く評価された。俳優を撮り下ろした写真集や取材撮影に関わる本も多数出版されている。2019年、写真集「Otari-Pristine Peaks山霊の庭」により、林忠彦写真賞を受賞。個展の開催は40回を超え、グル-プ展も国内外で多数参加。2022年ポーランドより写真集「Melody of Light」刊行。その他の写真集も多数刊行されている。現在、沖縄を拠点に活動中。2023年より非営利の写真教育団体「New Photographer‘s Okinawa U-30」の代表も務めている。野村恵子氏より代表審査委員就任にあたりコメントこの度、写真甲子園の代表審査委員に就任させていただきました。私は2000年に第16回写真の町東川賞において新人作家賞をいただいたこともあり、東川町はとても思い入れのある場所です。そして、ここから始まる写真甲子園で、高校生の皆さんが写し撮る、それぞれの地域のことや、それぞれの暮らし、その思い、いまこの時代と、しっかりと向き合っていきたいと思います。皆さんとその写真との出会いを、今からとても楽しみにしています。全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」とは1994年に北海道「写真の町」東川町で始まった全国の高等学校写真部日本一を決める大会全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園」は、全国の高校写真部・サークルに新しい活動の場や目標、そして出会い・交流の機会を提供し、高校生らしい創造性や感受性の育成と活動の向上をもって、学校生活の充実と特別活動の振興に寄与することを目的とした大会です。全国の高校写真部・サークルなどから、共同制作による作品(組写真)を募集し、初戦審査会(1回戦)での作品審査、全国11ブロック毎に行われるブロック審査会(2回戦)でのプレゼンテーション審査によって優秀校18校を選抜し、本戦大会開催地である東川町に集結し、東川町・美瑛町・上富良野町・東神楽町・旭川市を撮影フィールドに同一条件下でチームワークを発揮しながら作品を制作し、高校写真部の全国一を目指します。写真甲子園の最新情報はこちら写真甲子園2024の初戦応募は2月下旬から開始となります。皆様からのご応募お待ちしております。第30回全国高等学校写真選手権大会「写真甲子園2023」オフィシャルサイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月15日科学技術の発展によって、さまざまな恩恵を得ている現代社会での生活。高度経済成長期に『三種の神器』と呼ばれたテレビや洗濯機、冷蔵庫をはじめ、自分の周りを改めて確認してみると、多くの家電によって生活が成り立っていることに気付かされます。そして、これらの家電は私たちの知らないところで、さらに進化をし続けているのです…。『進化』したエアコンの姿にネットざわつく「俺の家のエアコンさあ…」そんなひと言から始まる投稿をしたのは、もっちりしたパン(@bread_mocchiri)さん。自宅のエアコンが稼働している光景を見て、投稿者さんは気になる点がありすぎたといいます。確かにエアコンはハイテクな家電であるものの、現代では設置されているのが当たり前のため、大半の人は特にこれといった感想を抱かないことでしょう。しかし、投稿者さんは気になって仕方がなかったのです。エアコンが近未来的すぎることが…!「開き方がキショいし、『そこも開くの?』ってところも開くし、怪しく光る」写っているのは、投稿者さんの家で自らの『仕事』に励む、エアコン。しかし、性能がハイテクすぎるためか、稼働する姿はまるで可動式のロボットのよう!ちなみに、このエアコンは日立グループが販売する『白くまくん』。高精度な空調制御を行うAIカメラも搭載されている、ハイテクなモデルです。ロボットや地球外生命体のように動くエアコンを見て、投稿者さんは持ち主でありながらも、こうしてツッコミを入れずにはいられなかったといいます。『一部の層』には刺さるであろうエアコンは拡散され、多くの人から驚きや共感の声が上がっています。・すげえ!ロボット好きは、こういうのに心がときめいちゃうんだよなあ…。・我が家にも同じエアコンがあるけど、「そこも開くの!?」が完全に同意。・絶対に強い。戦闘モードになるとランプが赤色に光るやつだ。ロボットアニメのファンや、SFが好きな人たちの心をときめかせた、『白くまくん』。今後、時代がさらに進んだら、私たちの想像を超える姿に進化するのかもしれない…と思うと、ロマンを感じますね![文・構成/grape編集部]
2024年02月11日大正・昭和戦前期の日本の写真は、アマチュア写真家たちの旺盛な探求によって豊かな芸術表現として成熟していったと言われる。その時代を牽引した写真家の代表格であり、また後の世代にも大きな影響を与えた安井仲治(やすい なかじ/1903-1942)の生誕120年を記念する回顧展が、東京駅構内の東京ステーションギャラリーで、2月23日(金・祝)から4月14日(日)まで開催される。大阪に生まれ、18歳で関西の名門・浪華写真俱楽部に入会した安井は、瞬く間に頭角を現わし、日本全国にその名が知られる存在となった。欧米の先進的な写真表現や理論をいち早く受容し理解するだけでなく、それらを換骨奪胎することで新しい表現を次々に生み出していくと同時に、優れた感性で独自の被写体を見出した安井は、同時代の多くのアマチュア写真家たちから高い評価を獲得したが、38歳という若さで病没してしまう。だが、わずか20年という写真歴の間に残した驚くほど多彩な作品からは、世界に対する透徹した態度と感受性が一貫して感じられるという。何でもない景色の中や、通常であれば一顧だにされないささやかなものにさえ慈しみの眼差しが注がれているのだ。約20年ぶりとなる今回の回顧展は、200点を超える作品と豊富な資料で安井の全貌を解き明かすもの。戦災を免れた貴重なヴィンテージプリント約140点と、ネガやコンタクトプリントの調査に基づいてプロフェッショナルの手で現代に甦ったモダンプリント約60点が並ぶ。大胆なトリミングやコラージュを駆使して「メーデー」の現場を撮った連作や、第二次世界大戦中に欧州から日本を経由して移民先へと逃れたユダヤ人を撮った「流氓(るぼう)ユダヤ」、サーカス団の人々をユーモアと哀愁をまじえてとらえた「山根曲馬団」などの代表作が集結し、その写真の自由で多彩な表現を見せてくれる。写真の可能性を切り拓きながら戦前の日本の写真界の最前線を走った安井の作品は、のちに森山大道ら名だたる写真家や評論家をも瞠目させ、約100年の時を超えた今もなお新鮮な魅力を放っている。近代写真の金字塔とも言うべき安井仲治の仕事を、この機会に今一度ふりかえりたい。<開催概要>『生誕120年安井仲治僕の大切な写真』会期:2024年2月23日(金・祝)〜2024年4月14日(日)会場:東京ステーションギャラリー時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(4月8日は開館)料金:一般1,300円、大高1,100円公式サイト:
2024年02月01日映画『美と殺戮のすべて』が、2024年3月29日(金)より公開される。写真家ナン・ゴールディンナン・ゴールディンは、1970年代から80年代のドラッグカルチャー、ゲイサブカルチャー、ポストパンク/ニューウェーブシーンなど、当時過激とも言われた題材をピックアップして撮影し、『性的依存のバラード』などでその才能を高く評価された写真家。2023年には、イギリスの現代美術雑誌『ArtReview』が発表するアート界で最も影響力のある人物ランキング「Power 100」で1位に輝くなど、今日に至るまで世界中に影響を与え続けている。映画『美と殺戮のすべて』は、そんなナン・ゴールディンの人生とキャリア、そして大富豪サックラー家がオーナーを務める製薬会社パーデュー・ファーマ社の医療用麻薬オピオイド蔓延の責任を問う活動を追ったドキュメンタリー。ローラ・ポイトラスが監督を務め、第79回ヴェネツィア国際映画祭では、最高賞にあたる金獅子賞を受賞。また、第95回アカデミー賞長編ドキュメンタリー賞へノミネートを果たした作品だ。巨大な資本と戦う決意をしたナン・ゴールディンの人生ゴールディンは、手術を受けた際にオピオイド系の鎮痛剤オキシコンチンを投与されたのをきっかけに中毒となり、生死の境をさまよった。その後復帰したゴールディンは、オキシコンチンを販売しているのがパーデュー・ファーマ社であることや、その背景に会社を所有するサックラー家がいることを知る。巨大な資本を相手に声を上げ、戦うことを決意した彼女は、2018年3月10日、多くの仲間たちとと共にニューヨークのメトロポリタン美術館を訪れる。彼女たちは、製薬会社を営むサックラー家が多額の寄付をしたことでその名を冠された展示スペース「サックラー・ウィング」を目指して歩みを進め、到着すると「サックラー家は人殺しの一族だ!」と口々に声を上げながら、「オキシコンチン」という鎮痛剤のラベルが貼られた薬品の容器を一斉に放り投げたのであった。この抗議活動の中で彼女たちが放り投げた「オキシコンチン」とは、「オピオイド鎮痛薬」の一種であり、全米で50万人以上が死亡する原因になったとされる“合法的な麻薬”だ。その「オキシコンチン」を大量に売りつけていたサックラー家に対して、一家とかかわりの深い美術館や大学を通して抗議し、アーティストとして活動してきた強みを活かしながら声を上げ続けた。『美と殺戮のすべて』の作中では、彼女がなぜ戦うことを決意したのかに加えて、大切な人たちとの出会いと別れ、アーティストである前に一人の人間として彼女が歩んできた道のりを明らかにする。【作品詳細】映画『美と殺戮のすべて』公開日:2024年3月29日(金)監督・製作:ローラ・ポイトラス出演・写真&スライドショー・製作:ナン・ゴールディン字幕翻訳:北村広子配給:クロックワークス原題:ALL THE BEAUTY AND THE BLOODSHED
2024年01月21日2024年1月5日、写真家の篠山紀信さんが同月4日に亡くなったことが分かりました。83歳でした。産経ニュースによると、東京都出身の篠山さんは、日本大学芸術学部写真学科在学中に、広告制作プロダクションに入社。その後フリーとなり、広告から肖像、芸術的表現までジャンルを問わずに幅広く活躍してきました。篠山さんは、作家の三島由紀夫さんや歌手の山口百恵さん、シンガーソングライターのジョン・レノンさんとその妻で芸術家のオノ・ヨーコさんなど数々の著名人の写真を撮影。1970年代に、女性のグラビア撮影で使い始めた『激写』という言葉は流行語にもなったそうです。また、1991年に発表され大きな話題となった、俳優である宮沢りえさんのヌード写真集『Santa Fe』などを手掛けたことでも知られています。突然の訃報にネット上では悲しみや追悼のコメントが相次ぎました。・偉大な人がまた逝ってしまった。宮沢りえさんの『サンタフェポーズ』、みんなで真似したなぁ…。・数々の素敵な写真をありがとうございました。お疲れ様でした。・驚きました。本当に残念です。内面の美しさも切り取る素晴らしい作品ばかりでしたよね。・本当に偉大な人でした…。ご冥福をお祈りします。篠山さんが残した作品は人々の記憶の中に刻まれ、これからも語り継がれていくことでしょう。篠山さんのご冥福をお祈りいたします。[文・構成/grape編集部]
2024年01月05日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第12弾・フランス・ヴェルサイユ宮殿編をお届けします。第12弾の舞台は、フランス・ヴェルサイユ宮殿ヴェルサイユ宮殿はパリの南西22kmにある1682年にルイ14世が50年もの歳月をかけて建造した宮殿で左右対称のバロック様式となっている。1979年に世界遺産として登録。ヴェルサイユ宮殿の最大の魅力は豪華絢爛な部屋鏡の回廊、王や王妃の広間、礼拝堂など全てに豪華な装飾がされており絶対王政最盛期の太陽王の権威と力の象徴が伝わります。最初に目につくのは大きなルイ14世の騎馬像。ルイ14世の騎馬像黄金の門バロック様式のファサードは400メートルもあります。王室礼拝堂ルイ16世とマリー・アントワネットの結婚式が行われた場所。上層は歴代国王や王族、下層は信者の場所となっている2階建ての礼拝堂。礼拝堂全体は、高い天井によって華麗な印象を受ける空間となっています。王室礼拝堂1階王室礼拝堂1階「王室礼拝堂 2階」祭壇の上方の作品は「キリストの復活」天井画は、ルイ14世の宮廷画家であるシャルル•ル•ブランが新旧約聖書の三位一体(神:父、イエス、精霊)を描かれている作品。王室礼拝堂 2階像が並ぶ回廊ヘラクレスの間ヘラクレスの天井に神格化を描いたこの部屋は主にこの広間は、音楽会や舞踏会、大使の接待などに使用されました。ヘラクレスの間ヘラクレスの間ヘラクレスの間ヘラクレスの間他の部屋にも壁や天井などに沢山の絵画が飾られています。ヴィーナスの間ディアナの間ディアナの間マルスの間アポロン間アポロン間鏡の間最も絢爛豪華な場所と言われる[鏡の間]。17個のアーケードに天井からシャンデリアと357枚貼られた鏡が室内いたるところに敷き詰められ幻想的。華麗な空間は各国の王たちの憧れの的でした。長さは約75m、幅は約10m、高さは約12mもあります。マリー・アントワネットもここで頻繁に踊っていたそうです。鏡の間精巧を極めた24個のシャンデリアが輝いています。シャンデリア「飾り大燭台」はルブランが手掛けたもので、全80体あります。飾り大燭台平和の間温かみが感じられる作品が飾られています。平和の間平和の間楕円のルモワンヌの絵王妃の寝室歴代の王妃が日常の大部分を過ごした場所で、寝室として使われていた一室。歴代王妃で最後に使ったのはマリー・アントワネット。そして、歴代の王子たちをここで公開出産したと言われているので、歴代王子のはじまりの場所といっても過言ではありません。王妃の寝室-天井王妃の寝室-ベッド「王の寝台」宮殿の中央に位置している。太陽王ルイ14世は、寝室を自らの象徴である日の出に面するようにしたのだという。天蓋の上には、豪華な羽飾りがあります。寝御の間寝御の間寝御の間控えの間閣議の間庭園[水なき地に水を引く]セーヌ川に揚水装置を設置し、水道橋によって水のないヴェルサイユまで水を引くことに成功したそうです。庭園他にも沢山の美術品や絵画がありますので是非機会がありましたら、訪問してみてください。道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2024年01月04日2023年11月下旬、X(Twitter)上で、あるハッシュタグが話題になりました。そのハッシュタグとは『#二度と撮れない画像を貼れ』というもの。さまざまな条件が重なって撮れた、自分にとっての奇跡の1枚を、多くのネットユーザーが投稿し、盛り上がりを見せています。二度と撮れない、モモンガの写真に反響!野生動物を撮影している、写真家の佐藤章(@akirasato1019)さんも、ハッシュタグを付けて写真を投稿。2万件近くの『いいね』が寄せられ、反響を呼んでいます。多くの写真を撮影している佐藤さんが「やっぱり、これかな」と選んだ、奇跡の1枚がこちら!北海道で撮影したという、エゾモモンガの写真でした!全身を使って飛んでいるエゾモモンガが、写真から飛び出してくるのではないかと錯覚してしまうほど、躍動感にあふれていますね。また、飛んでいる最中に、こんなにもかわいらしい顔をしているとは、この正面の写真でなければ知ることができなかったでしょう。佐藤さんの投稿には、さまざまなコメントが寄せられました。・すごすぎる写真!真正面の飛行ショットなんて、なかなか撮れないよ。・大自然の中を感じる写真。・飛行機みたいなのに目がくりくりでかわいい!・こんな写真が撮影可能なの…!?もう最高です!なお佐藤さんは、SNSでほかにもさまざまな野生動物の写真を公開しています。気になった人は、覗いてみてはいかがでしょうか![文・構成/grape編集部]
2023年11月26日株式会社レオフォトジャパン(代表取締役:上田 晃央、埼玉県川口市南鳩ヶ谷5-17-12)は、写真家 井上浩輝の写真展「きつねたちのいるところ」を2023年11月25日(土)から12月18日(月)までレオフォトショールームにて開催いたします。トップ画像今回の写真展のタイトルは「きつねたちのいるところ」となっており、「National Geographic」の『TRAVEL PHOTOGRAPHER OF THE YEAR 2016』のネイチャー部門において、日本人初の1位を獲得をした井上浩輝の写真を展示いたします。子ぎつね達の一年を周りの動物たちとともに展示。北海道の自然の壮大さを感じることができる内容となっています。11月25日(土)と11月26日(日)にはレオフォトショールームにてトークショーを開催。作品の解説のほか、より深く北の大地を感じることができるトーク内容を予定しています。お申込みは、下記に記載の株式会社ワイドトレードのお申込みページよりお願いいたします。各回、25名が定員となっておりますので、お早めにお申し込みください。▼写真展開催ページ ▼トークショーお申込みページ <写真展 概要>「きつねたちのいるところ」写真家:井上浩輝期間 :2023年11月25日(土)~12月18日(月) ※火・水曜定休日時間 :10:00~18:00場所 :レオフォトショールーム所在地:〒332-0021 埼玉県川口市西川口3-33-29 NWビル2F<トークショー>11月25日(土) 第1回 10:30~第2回 15:00~11月26日(日) 第1回 10:30~第2回 15:00~※各回25名定員場所:レオフォトショールーム<レオフォトショールームのご案内>レオフォトショールーム(Leofoto SHOWROOM)営業時間 : 10:00~18:00(火・水定休)所在地 : 〒332-0021 埼玉県川口市西川口3-33-29 NWビル2F電話/FAX: 048-446-7669/048-446-7689メール : mail@leofoto-japan.com ご案内PDF: <商品や取材に関するお問合せ>株式会社ワイドトレード(レオフォト正規販売代理店)〒334-0013 埼玉県川口市南鳩ヶ谷5-17-12TEL :048-430-7456受付時間:平日10:00~17:00(土日・祝日・当社指定休業日は除く) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日広告写真家の清田大介氏は、電通クリエーティブキューブ FACTORYカレッタスタジオにおいて、写真展「-Tears-」を11月20日(月)から12月25日(月)の期間開催いたします。ライフワークとしている水滴を用いたポートレート作品を未公開の新作を交え展示。漆黒の闇や困難の中に一条の光が浮かび上がるような、静かで悲しくも孤高な美を目指した作品になります。Model : 彩月貴央■開催概要日時 : 2023年11月20日(月)~12月25日(月)場所 : 電通クリエーティブキューブFACTORYカレッタスタジオ東京都港区東新橋1-8-1 カレッタ汐留地下2階F営業時間: 10時00分~18時00分(休廊 : 日曜日・土曜日・休日 )※オープンスペースではないので、観覧可能日についてはFACTORY公式サイト、またはInstagram、Facebookで参照 ※土日にて開廊日を設けるよう検討中(※作家HPやSNS、スタジオなどより別途案内)■展示会のコンセプト写真家 清田大介 個展『-Tears-』漆黒の闇や困難の中に一条の光が浮かび上がるような静かで悲しくも孤高な美を目指しました。「太陽が現れるときらめき輝きますが、暗やみが訪れると内部に光りのある人だけが、その本当の美しさを現すのです。」(エリザベス・キューブラー)■写真家 清田大介(DAISUKE KIYOTA)1980年東京生まれ、早稲田大学第一文学部卒。WEB制作会社『DreamPixels』代表。写真家。APA(公益社団法人 日本広告写真家協会)正会員。『清田写真スタジオ』経営。「TRIERENBERG SUPER CIRCUIT 2021 GOLD」を始め、国内外のコンテスト受賞多数。商業撮影、雑誌寄稿、セミナー開催。 <所属団体>APA(公益社団法人 日本広告写真家協会)<受賞歴>~2021年~・2021 MIFA GOLD-Winner(Professional/Advertising-Beauty)~2020年~・TRIERENBERG SUPER CIRCUIT 2021 GOLD・東京カメラ部10選 2020・2020 IPA HornableMention(Professional/4作品 10部門にて入選)・2020 PX3 Silver-Winner(Professional/Advertising-Beauty)・2020 MIFA Bronze-Winner(Professional/Advertising-Beauty) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年11月14日沖縄を拠点として、沖縄に生きる人々に密着して写真を撮り続けてきた写真家・石川真生の個展『石川真生 ─私に何ができるか─』が、10月13日(金)〜12月24日(日)、東京オペラシティアートギャラリーで開催される。石川真生は1953年、沖縄県大宜味村(おおぎみそん)生まれ。1970年代から写真をはじめ、WORKSHOP写真学校東松照明教室を経て、本格的に活動を始めた。全身全霊をかけて写真を撮り続けている生きざまは、2021年に沖縄県立博物館・美術館で開催された展覧会タイトルにある『醜くも美しい人の一生、私は人間が好きだ。』という言葉にも現れている。昨年は沖縄本土返還50周年を迎えたが、米軍基地や南西諸島の自衛隊基地問題など困難な状況は変わっていない。そのことに疑問や憤りを覚えながらも、立場を越えて多様な人々に触れてきたことがうかがえる。同展では、沖縄在米兵の黒人のためのバーに勤めながら、同僚の女性たちとその奔放な生活を撮影した《赤花 アカバナー 沖縄の女》、その時に出会った黒人兵の故郷を訪ねる《Life in Philly》など初期の主要な作品も紹介。旧日本軍、自衛隊、米軍に関わりのある人物を取材した写真もある。近年とりわけ力を注いでいるのは《大琉球写真絵巻》だ。薩摩藩の琉球侵攻から続く苦難の歴史を表す場面を、石川のもとに集まった人々が再演し、それを撮影するシリーズで、怒りとユーモアとエネルギーに満ちている。まさに絵巻のごとく写真が続く展示も圧巻。8月に沖縄で発表した最新作を含めて近作を紹介する。国内外の美術館にコレクションがあり、活動が知られていながら東京では初めての個展となる今回。沖縄の問題、沖縄の魅力。約170点の作品を通じて、鑑賞者もともに「私に何ができるか」を考える機会としたい。<開催情報>『石川真生ー私に何ができるかー』会期:2023年10月13日(金)~12月24日(日)会場:東京オペラシティ アートギャラリー時間:11:00~19:00(入場は18:30まで)休館日:月曜料金:一般1,400円、大高800円公式サイト:
2023年10月05日秋の彼岸の頃になると咲き始める、彼岸花。長い茎と赤い花びらが特徴的で、道端や墓地などで、見かけたことがある人もいるでしょう。写真家のはるはら(@haruhara_kun)さんは、彼岸花の写真を撮影し、X(Twitter)に投稿しました。14万件を超える『いいね』がつき、多くの注目を集めた1枚を、ご覧ください。川を囲うように、目を引く真っ赤な彼岸花が、無数に咲いています。隙間なく埋め尽くされているため、川の両端に、レッドカーペットが敷かれているようですね。写真は2022年10月に、愛知県豊田市にある、逢妻女川で撮影されたもの。「愛知の彼岸花が本気を出すと、こんな感じ。咲きすぎて逆に怖い」自然が織りなす圧巻の光景に、撮影したはるはらさんも、そうつづっています。写真を見た人からは「素敵すぎる」など、さまざまなコメントが寄せられていました。・一度は目にしておきたい風景ですね!・生命の神秘を感じるきれいさ。・すごいとしかいいようがない。こんなに彼岸花が咲いているところを、初めて見た!まるでアートのように咲き誇る、幻想的な彼岸花。逢妻女川の近くを通る人も、思わず立ち止まって見入ってしまうことでしょう。[文・構成/grape編集部]
2023年09月28日株式会社レオフォトジャパン(代表取締役:上田 晃央、埼玉県川口市南鳩ヶ谷5-17-12)は、テレビでも話題の鉄道写真家 中井精也の写真展を10月5日(木)よりレオフォトショールームにて開催いたします。トップ画像今回の写真展のタイトルは「埼玉鉄道写真絵巻」となっており、20年以上埼玉に暮らしている中井精也が埼玉の鉄道写真を約30点展示いたします。また、10月27日(金)~10月29日(日)には「ゆる鉄画廊NOMAD」を開催。中井精也本人が在廊する他、写真やオリジナルグッズも販売します。10月27日(金)と10月29日(日)にはレオフォトショールーム1Fにてトークショーを開催。埼玉で撮影した作品の解説のほか、これまでの写真家 中井精也の作品をご覧いただけます。お申込みは、下記に記載の株式会社ワイドトレードのお申込みページよりお願いいたします。各日、50名が定員となっておりますので、お早めにお申し込みください。その他にも、写真展開催中にレオフォトショールームにてレオフォト製品を税込15,000円以上お求めのお客様には、もれなく中井精也直筆のサイン入りポストカードをプレゼントしております。中井精也直筆ポストカード▼写真展開催ページ ▼トークショーお申込みページ <Leofotoショールームのご案内>レオフォトショールーム(Leofoto SHOWROOM)営業時間 : 10:00 - 18:00(火・水定休)所在地 : 〒332-0021 埼玉県川口市西川口3-33-29 NWビル2F電話/FAX: 048-446-7669/048-446-7689メール : mail@leofoto-japan.com ご案内PDF: <商品や取材に関するお問合せ>株式会社ワイドトレード(レオフォト正規販売代理店)〒334-0013 埼玉県川口市南鳩ヶ谷5-17-12TEL :048-430-7456受付時間:平日10:00~17:00(土日・祝日・当社指定休業日は除く) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月22日アメリカ国際写真賞(International Photography Awards)で一位を受賞した台湾出身の写真家 ユアンと「猫カフェ たまねこ」とのコラボ「カフェ猫写真集『珈琲猫』を作りたい!写真の力で猫を助けたい!」企画で制作出版した写真集『珈琲猫』は新たにBASEにて販売を開始しました。現在たまねこ15年記念イベントで特別価格で販売中です。たまねこショッピングサイト : 写真集「珈琲猫」Amazonリンク: カバーイメージ■写真集を制作した経緯「猫の魅力を知り、猫に癒され、幸せな気持ちになる人が増えれば、また猫を助ける人が増えてくると信じています」。この思いを込めて作品を写真集としてまとめられました。「実際に保護活動やボランティアなどの行動を起こすことが難しくても、写真集を購入することで『人と猫が幸せに共生する社会』へ繋がります!共感し応援していただくことで一人一人の小さな思いが大きな力になります。是非とも皆様の力を合わせていろいろな形で不幸な猫達を減らしたいと思います。このコラボ企画をきっかけに、同じ思いの人々が協力し合って、人にとっても動物にとってもより素敵な世界になれるように頑張っていきます!」という思いで、著者は写真集の収益の全額を猫関連ボランティア団体に寄付することで助けられる保護猫が増えることを願います。写真集制作企画詳細は以下のクラウドファンディングサイトをご参照ください。 ■写真集に込めた気持ち*猫の写真のおかげで、私は猫好きになった。そして猫は私の人生を変えてくれた。全く写真には興味がなかった著者は来日後、猫の魅力に惹かれ、写真を撮り始めました。同じ猫カフェで猫を7年間撮り続けているうちに、猫と写真への愛情が芽生え、アートとは無縁だった著者が、今ではアートギャラリーで展示し、国際的な賞を多数受賞しました。『猫の魅力を伝えたい!猫たちを助けたい!』という思いで制作した写真集です。*可愛いだけど、可愛いだけではない。印刷も用紙も拘る本格的な写真集一つ一つのかけがえのない瞬間の気持ちが読みとれ、温もりを感じる写真で猫の魅力を伝えられるようにしたいと思い、日常の表情や、いつもと違う表情を、可愛く、面白く、また格好よく撮影し、物語をより感じられるようにページ構成をされました。「写真はただの記録ではなく、撮影者の思いが投影され、撮影側と撮影される側のその瞬間の気持ちの会話でもあります」。そう思った著者は印刷技術が非常に優れている日本だからこそデジタルではなく写真集の形ならもっと多く感動いただけると信じて、写真集制作出版専門の出版社「日本写真企画」で制作出版しました。さらに今回協力してくれる「猫カフェ たまねこ」の15年記念イベントとして現在BASEにて特別価格で販売しています。保護猫を撮った写真集がまた保護猫を助けるきかっけになることを切に願います。■写真集概要タイトル: 珈琲猫種類 : 単行本(ソフトカバー) カラー 88ページ価格 : 2,420円(税込)寸法 : 18.2×0.7×25.7 cmISBN-13 : 978-4865621655発売日 : 2023年2月22日出版社 : 日本写真企画URL : (Amazon) (たまねこショッピングサイト 特別価格で販売中)写真集イメージ1写真集イメージ2■写真集『珈琲猫』著者<カフェ猫写真集『珈琲猫』著者 ユアン>台湾出身。来日後、猫の魅力に惹かれ、写真を撮り始める。初めて応募した「猫のお気に入り自慢フォトコンテスト」で優秀賞に選ばれる。アメリカ最大級の「IPA国際写真賞」の芸術静物写真部門で一位、ヨーロッパ最大級の写真コンテスト「パリ写真賞」広告部門で金賞など、猫やアートの写真で多数の国際的な賞を受賞し、幅広く活動している。個人ホームページ: ※「珈琲猫」は、正式には「口+加」「口+非」「猫」と表記します。■協力猫カフェ たまねこたまねこは自然光の入る木の温もりがあるあたたかい猫カフェを目指して2008年8月にオープンしました。ついに開業して16年の老舗のお店になりました。猫の保護救援活動を行い、定期的に保護猫譲渡会及び猫や動物愛護に関するセミナーを開催しています。所在地 : 〒206-0033 東京都多摩市落合1-19-16 パークタマ2Fたまねこのホームページ: 【本件に関するお客様からのお問い合わせ先】写真家ユアンの個人ホームページ 問い合わせフォーム 猫カフェたまねこ 問い合わせフォーム 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月05日「カラー写真のパイオニア」と称される写真家、ソール・ライター。8月23日まで開催されていた展覧会、「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」では、新たに発掘された作品や未公開作品など計400点以上が展示された。それを展開させ、Bunkamuraが初の試みを行っている。ライターの魅力をオンラインでも体感し、そこに集まった人が共有する「バーチャルミュージアム」だ。ソール・ライター展で展示されていた作品の一部や、学芸員による解説動画が公開されており、自宅でアートを楽しめる。仮想空間で味わう、天才写真家の世界。また、バーチャルミュージアムならではの企画・メタバースギャラリーでは、「あなたが見つけた『ソール・ライターの色』フォトコンテスト」で、フォトコンテスト賞を受賞した作品100点を展示。「写真は物の見方を教えてくれる」と語ったライターの、優れた色彩表現や感受性に影響を受けた作品が並ぶ。ここではチャットやリアクションボタンによって他のユーザーとのコミュニケーションも叶い、画期的だ。さらに、ライターの拠点だったニューヨーク、イーストヴィレッジの360度パノラマビューにも、同コンテストで審査員賞を受賞した作品15点が展示されていて、彼の愛した街が様々な人の感性で彩られている。そして、彼が使用していたアトリエを撮影した360度VR映像にも注目。ソール・ライター財団の方が作業をしている様子も見ることができ、アトリエを覗き見しているような気分に。音楽や街の生活音も聞こえてくる、街に入り込んだような没入体験はバーチャルならでは。また、ライターの残した言葉もVR映像内で紹介されるなど、物の見方や見ていた景色にも触れられる空間だ。ライターが写真の可能性に目覚め、他の芸術家たちとの交流で刺激を受けたニューヨークをイメージした街並みが再現されている。また、実際に使用されていたアトリエも、音楽や生活音付きで360度VR映像として公開されており、彼の感性豊かな暮らしを追体験できる。公式サイトの入り口。展覧会で展示されていた作品18点が並ぶ。フォトコンテスト賞を受賞した100点が展示されているメタバースギャラリー。ソール・ライター財団とBunkamura ザ・ミュージアム、写真家の平間至氏が本コンテストの審査を行った。NTTコノキューが運営する「DOOR」を使用してアバターを設定すると、ユーザー同士で交流ができる。「ソール・ライターの原点 ニューヨークの色」バーチャルミュージアム公式サイト開催中~2024年3月31日(日)主催:NTT ArtTechnology協力:Bunkamura※『anan』2023年9月6日号より。画像・©NTT ArtTechnology(by anan編集部)
2023年09月03日日本3大花火大会の1つといわれる、新潟県長岡市の『長岡まつり大花火大会』(通称:長岡花火)。毎年8月2日と3日に行われており、2023年も約2万発の美しい花火が多くの人を魅了しました。花火と満月の共演に、感動の声写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さんは、『長岡花火』の見どころの1つであるプログラム『復興祈願花火フェニックス』の花火を撮影。花火と一緒にあるものが写るよう、数年前から計画を練って、撮影に挑んだそうです。「絵画作品のよう」「感動した」といった声が寄せられた、KAGAYAさんの写真をご覧ください!なんと美しい、満月と花火の共演なのでしょう…!2023年8月2日は、みずがめ座の満月が観測できる日でもありました。KAGAYAさんは、圧巻の花火と満月を同じ画角に収めるべく、数年前から計画し、花火大会の会場から数km離れた場所から、撮影に臨んだとのことです。荘厳な光景に、夢中でシャッターを切ったというKAGAYAさん。花火が上がる景色を見て「天空に花が咲き、不死鳥が舞っているかのよう」と感じたといいます。公開された写真には、さまざまなコメントが寄せられました。・素晴らしすぎて、感涙です。貴重な瞬間を見せていただき、ありがとうございます。・数年前から計画されていたなんて、さすがKAGAYAさん。満月と花火の共演、とてもきれいです。・不死鳥がはしゃいでいるように見えます。美しい。夜空を舞うフェニックスと神秘的な満月の、奇跡のようなコラボレーション。KAGAYAさんの作品を見ていると、不思議なパワーを貰えるような気がしてきますね。[文・構成/grape編集部]
2023年08月04日「岐阜県で、トム・クルーズ感がすごい写真が撮れました」このようなコメントをつけて、ある写真をTwitterに投稿したのは、写真家のta2funk.eth(@ta2funk)さん。構図や色合いなど、まるで映画のワンシーンのようだと話題になっています。さっそく、こちらをご覧ください。オレンジ色の雲と空に向かって飛んでいく、戦闘機の姿。岐阜県各務原市にある、航空自衛隊岐阜基地の辺りで撮影された写真はまるで、俳優のトム・クルーズが主演を務める映画『トップガン』シリーズのワンシーンのようです…!エンジンから伸びる蜃気楼の帯が、雲の向こうを目指すかのような、戦闘機の勢いを感じさせますね。映画のオープニング曲である『デンジャー・ゾーン』のイントロが聞こえてきそうな写真には、数々のコメントが届きました。・映画さながらのかっこよさ!・かっこよすぎます!もしかしたら、トムが操縦していたかもしれませんね。・ついこの間、映画を観たばかりなので、テンションが上がります!映画のイメージと重なって、まるでその作品の世界観を映し出したかのような、奇跡の1枚。なかなかお目にかかれませんが、映画のワンシーンのような光景に出会ったら、カメラで撮影したくなりますね![文・構成/grape編集部]
2023年07月16日暗い夜空を照らす、無数の星。きれいな星空を見ていると、心が浄化されますよね。そんな星空の魅力や情報をTwitterで発信している、写真家のKAGAYA(@KAGAYA_11949)さんの投稿をご紹介します。KAGAYAさんは、2023年7月11日の未明、東京都内の上空であるものを撮影しました。「不思議で美しい」「初めて見ました」と、多くの人から驚きの声が上がった、実際の写真がこちらです。KAGAYAさんが写真に納めたのは、夜空に赤く輝く、『レッドスプライト』という超高層雷放電。雷雲や積乱雲の上で起こる放電現象で、通常の雷と異なり、雲よりもはるかに高いところに現れるそうです。KAGAYAさんいわく、写真に写るレッドスプライトは、北関東に雷雨をもたらした、積乱雲の上空に出現したとのこと。一瞬しか見られないとあり、KAGAYAさんが撮影したこの写真が、いかに貴重かが伝わってきます。【ネットの声】・貴重な写真を見せていただき、ありがとうございます!空の線香花火みたいですね。・自然現象って、本当にすごい。この瞬間をとらえた奇跡にも感動。・レッドスプライトを初めて知ったし、初めて見た。撮影テクニックが半端ない…。・人気アニメ『エヴァンゲリオン』シリーズに出てくる『ロンギヌスの槍』だ!地球には、私たちが知らない不思議な現象がまだあるのかもしれません。流れ星を見るよりはるかに低い確率でしょうが、「いつか観測できるのでは」という淡い期待を胸に、夜空を見上げてしまいそうですね。[文・構成/grape編集部]
2023年07月11日ファーファー(FURFUR)から、写真家・黄瀬麻以とのコラボレーションアイテムが登場。2023年7月4日(火)より、ファーファー各店などで発売される。写真家・黄瀬麻以の写真を配したコラボトップスコラボレーションで展開するのは、東京を拠点に様々な媒体で活躍するカメラマン・黄瀬麻以が撮影した写真をデザインとして取り入れた、2型のトップスだ。スリーブレストップスには、黄瀬麻以が旅先で捉えたニューメキシコのサボテンや、カリフォルニアの朝焼けの海、大地の重なりを感じる圧巻のアンテロープ、グランドキャニオンに咲く砂漠の花といったダイナミックなランドスケープ写真を、ボディ全面に転写プリント。素材には、透け感のあるシアー素材を用いて、春夏らしい軽快な雰囲気に仕上げている。立体的な袖とクロップド丈が特徴のTシャツには、サボテンのモノクロ写真に、花が咲くように刺繍が施されている。素材には、秋口まで着用できる、厚地のコットン素材を使用した。カラーは、ホワイトの他、ラベンダー、ブルーの3色展開となる。【詳細】ファーファー×黄瀬麻以発売日:2023年7月4日(火)販売店舗:ファーファー各店、公式オンラインストア、ウサギオンライン※フクヤ アディクト店は7月5日(水)発売。価格:・シアーフォトタンクトップ 9,900円・サボテン刺繍Tシャツ 12,100円
2023年07月07日写真家・笠原秀信がヨーロッパ周遊旅行の途中で切り取ったランドスケープ「THE ROAD」の第11弾・フランス・ルーヴル美術館編をお届けします。第11弾の舞台は、フランス・ルーヴル美術館ルーヴル美術館は1793年に開業し、38万点以上の美術品が現在所蔵され、年間の入場者数は1千万人を超える世界一の美術館です。12世紀にフィリップ2世がパリのセーヌ川右岸に城壁として建設。その後建物の増改築を経て、1989年にはガラスのピラミッドがメインエントランスと目を引く施設となりました。所蔵美術品は古代から19世紀初頭までの絵画・彫刻・工芸品・古代オリエント・古代エジプト・古代ギリシャなどの歴史的文明に関する美術品など幅広い分野の作品が展示されています。ルーヴル美術館ルーヴル美術館の中庭古代エジプト美術部門タニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスタニス遺跡の大スフィンクスライオン頭の女神セクメットの像ラムセス2世像家畜の飼育場面ウンスーの墳墓の壁画ラムセス3世の石棺アンテフ王・セケムラー =ヘルウヘルマアトの棺の蓋ジェドルの石棺婦人マジャの棺様々な木棺エジプトのミイラ石棺男性のミイラデル・エル=メディーナ(ディール・アル=マディーナ)の東墓地、クルネト・ムライ丘の墓の再現 古代オリエント美術部門アッシリア帝国の彫刻左:バケツと杉の円錐形を持つ翼のある魔神のアッシリアのレリーフ 真ん中:サルゴン 2 世宮殿での公務員のアッシリアのレリーフ右:サルゴン2世の宮殿からのアッシリアの戦士の救済のレリーフ門番=守り神をラマスのレリーフ/足が5本ある馬車の扉や馬に乗る人等、王様に仕える人々など様々なレリーフレバノンからの杉材の輸送(壁画)ライオンを抱くギルガメッシュハムラビ法古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門ミロのヴィーナスアテナ、通称「ヴェレトリのパラス」刑罰に処せられたマルシュアス絵画部門アポロンのギャラリー天井に美しい絵画があります。チマブーエ「荘厳の聖母(6人の天使に囲まれた玉座の聖母)」フラ・アンジェリコ「磔刑」レオナルド・ダ・ヴィンチ 「モナ・リサ」ジャック・ルイ・ダヴィッド「皇帝ナポレオン 1世の戴冠式と皇妃ジョゼフィーヌの戴冠」ヴェロネーゼ 「カナの婚宴」他にも沢山の美術品や絵画がありますので是非機会がありましたら、訪問してみてください。コロナ流行りで世の中のリモート化が急速に進んだ一方、誰かとの他愛もない会話だったり、道端の花を愛でる時間だったり、アナログとして大事にしなければならないものが確かにある。そんな思いが交錯するかのような道と人々と街が織りなすストーリー「THE ROAD」。静かで温かな空気感をとらえる笠原秀信のアートのようなフォトグラフィーに、とくと注目したい。過去と現在、そして未来を見つめながら、私たちの道はまだまだ続いていく。「THE ROAD 」by Hidenobu Kasahara : Hidenobu KasaharaTHE ROAD 掲載中の写真を下記HPにて販売開始をいたしました。
2023年06月23日7月13日(木) より世界独占配信されるNetflixシリーズ『御手洗家、炎上する』より、本予告映像とキーアート、そして場面写真が公開された。『御手洗家、炎上する』は、気鋭の作家・藤沢もやしが手掛けた同名コミックの実写ドラマで、キャラクター描写やストーリー展開が読者を惹きつけ、映像化のオファーが日本にとどまらず韓国勢も巻き込み話題となった作品だ。本作の主人公で、静かに復讐の炎を燃やし家政婦として御手洗家に潜入する村田杏子役には永野芽郁、杏子の復讐相手であり杏子からすべてを奪い取った張本人である真希子役を鈴木京香が演じる。監督は、『約束のネバーランド』『天国と地獄〜サイコな2人』の平川雄一朗、脚本は『ヘルタースケルター』『恋はつづくよどこまでも』の金子ありさ、音楽には岩井俊二監督作品などの映画音楽を手掛ける小林武史といったスタッフ陣が名を連ねる。13年前の大火事によって家族も家も奪われた村田杏子(あんず)、旧姓・御手洗杏子(永野芽郁)。彼女の人生を狂わせたのは、御手洗家の後妻となり、主婦モデルやインフルエンサーとして裕福で華やかな日々を送っている真希子(鈴木京香)だと確信した杏子は、家政婦として御手洗家に潜入する。自分たちの家族を崩壊させた真希子への復讐を果たすため、その証拠を掴もうと必死に奔走する杏子は徐々に真希子の信頼を得て彼女に取り入っていく。そんな杏子の障害となるのが、自室に引きこもっていた御手洗家の長男・希一(工藤阿須加)、杏子の正体を嗅ぎまわる次男・真二(中川大志)、かつて自分たちを捨てた父・御手洗治(及川光博)らそれぞれ秘密を抱えた御手洗家の家族たち……。そして、恐ろしいほどの凄みと妖艶さを纏う真希子が杏子の前に立ちふさがり、ついに杏子vs真希子の火花散る復讐劇が幕を開ける。Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』予告映像<作品情報>Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』Netflixシリーズ『御手洗家、炎上する』ビジュアル7月13日(木) Netflixにて世界独占配信開始原作:藤沢もやし『御手洗家、炎上する』(講談社『KissKC』所載)脚本:金子ありさ監督:平川雄一朗、神徳幸治■出演永野芽郁工藤阿須加、中川大志、恒松祐里北乃きい、濱田マリ、小西桜子吉瀬美智子、及川光博鈴木京香Netflix:
2023年06月20日“音楽が聴こえてくるような写真”と評される写真家、平間至(ひらま・いたる/1963年~)の写真家生活30年を超える半生をたどる『平間至展写真のうた -PHOTO SONGS-』が7月8日(土)〜8月23日(水)、ヒカリエホール ホールB(渋谷ヒカリエ9F)で開催される。2022年に京都と六本木で開催され好評を得た展覧会に、新作を加えて構成。初期から新作まで200点を超える作品を展観する。大学卒業後にニューヨークに渡り撮影したストリートスナップ、彼の名を一躍知らしめた1995年の写真集『MOTOR DRIVE』など、その躍動的な写真スタイルの原点を知ることもできる。なかでも、タワーレコードのキャンペーン「NO MUSIC, NO LIFE」やCDジャケットなどのために撮影されたアーティストのポートレート群は必見だ。忌野清志郎、イエロー・マジック・オーケストラ、ゆず、サンボマスター、峯田和伸(銀杏BOYS)、あいみょんなど、グルーヴ感あふれる写真が楽しめる。それまでの音楽シーンの写真を変えたとも言われる平間。選び抜かれたカットの前後もわかるコンタクトシート、平間が綴ったアイデアノートも公開。雑誌の編集長や音楽プロデューサーなどの言葉も交えて、制作現場の熱気も伝わるものとなるだろう。併せて、ライフワークとして撮り続けている、世界的なダンサー、田中泯の「場踊り」シリーズの写真も展示。その「場」に共鳴して即興で生み出される「場踊り」を捉えた写真からは、静謐でありながらも肉体と魂の震えが伝わってくるようだ。また、広告や雑誌の仕事に専念してきた平間が、東日本大震災以降、宮城県塩竈市で営まれてきた家業の写真館から、写真の価値を改めて見直し、2015年、東京・三宿に「平間写真館TOKYO」を開館。同写真スタジオで撮影された、市井の人々の家族の記憶を紡ぐような作品も紹介される。すべての「生」を肯定するような平間ワールドでパワーチャージしたい。<開催情報>『平間至展写真のうた -PHOTO SONGS-』会期:2023年7月8日(土)〜8月23日(水)会場:ヒカリエホール ホールB(渋谷ヒカリエ9F)時間:11:00~20:00(入場は19:30まで)料金:一般1,300円、大高600円、中小400円公式サイト:
2023年06月19日飛び猫合同会社は、写真家・五十嵐健太による芦ノ牧温泉駅で駅長猫をしていた猫「らぶ駅長」のメモリアル写真集を発売いたします。222冊の数量限定受注販売となり、1次締切は6月17日(7月上旬のお届け予定)、2次締切は7月31日(9月上旬のお届け予定)となります。列車内のらぶ駅長《らぶ駅長とは》会津若松市にある芦ノ牧温泉駅(会津鉄道)で地域の魅力や会津地域の魅力を発信する駅長猫(享年8歳)2022年には映画「劇場版 にゃん旅鉄道」も公開された公式Twitterはフォロワー数2万6千人 《作者メッセージ》2017年の福島県さくら遊学舎で開催された飛び猫写真展の時にらぶ駅長を出会い、そこから撮影することになりました6年間撮りためた作品を会津の四季・季節感をテーマにまとめましたらぶ駅長の姿を思い出として皆様のお手元に残して頂けると嬉しいですサンプルイメージ【写真集概要】●体裁A4サイズ210mm×297mm厚紙タイプ40ページ高品質アルバムカメラマン 五十嵐健太●価格22,000円(税込) 送料込みA3サイズの写真プリントをセットでお届けします数量限定 222冊(受注生産販売)著者のサイン、エディションナンバーを入り1次締切 6月17日 (7月上旬のお届け予定)2次締切 7月31日 (9月上旬のお届け予定)●購入方法 看板とらぶ駅長駅の桜とらぶ駅長《写真家プロフィール》五十嵐健太1984年生まれ、千葉県千葉市出身文具・雑貨・カレンダー・印刷物表紙・広告、雑誌、テレビなど多数の写真採用「飛び猫」、「フクとマリモ」、「ねこ禅」など著書12冊+台湾版3冊、累計部数10万部超全国で個展や猫イベント開催公式Instagram 公式Twitter 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年06月14日市井の人々にまなざしを向けたふたりの写真家を紹介する『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』展が、6月16日(金)〜9月24日(日)、東京都写真美術館で開かれる。本橋成一は1940年東京生まれの写真家、映画監督。60年代から上野駅や築地魚河岸などに通いながら人々の営みを撮影。90年代にはチェルノブイリ原発事故の被災地を訪れ、そこに暮らし続ける人々と美しい風景を撮影した写真集とドキュメンタリー映画『ナージャの村』『アレクセイと泉』で、国内外で高い評価を受けている。一方、ロベール・ドアノーは1912年パリ生まれの写真家。自動車会社ルノー社のカメラマンなどを経て1939年からフリーで活動。以後、パリの街を歩き回り、庶民たちの日常を撮影した。そこには各界著名人のポートレートとも分け隔てない視線が感じられる。国際的な評価を受け、1994年82歳で没した。時代や地域の異なるふたりだが、炭鉱、サーカス、市場などのテーマで優れたルポルタージュを残しているところに共通点が見られる。また、本橋は幼少期に空襲に遭い、ドアノーは従軍するも結核で除隊し、以後レジスタンスに参加するなど、第二次世界大戦の混乱期を経験している。ふたりとも、そのような苦境の中でつつましくも懸命に生きる人々にたくましさや真の豊かさを見出し、失われゆく風景とともに写真に収めてきた。本橋は「写真や映像は、相手に対する想いとイマジネーションだ」と語り、ドアノーは「相手をこよなく愛してこそ、写真を撮ることが許されるのだ」という言葉を残している。これまで、このふたりの作家を並べて語ることはほとんどなかったのではないだろうか。しかし、世界各地で争いが絶えない現在、愛や優しさ、ユーモアを持って現実や社会と関わり続けてきたふたりの作品を通じて、人間にとって大切なこととは何か、改めて思い起こさせてくれるだろう。<開催情報>『本橋成一とロベール・ドアノー 交差する物語』会期:2023年6月16日(金)~9月24日(日)会場:東京都写真美術館2階展示室時間:10:00~18:00、木金は20:00まで(入館は閉館時間の30分前まで)休館日:月曜(祝日の場合は開館翌平日休)料金:一般800円、大学640円、高中・65歳以上400円公式サイト:
2023年06月14日ALEIDOSCOPIA(カレイドスコピア)をコンセプトにしたブルガリ2023年秋冬アクセサリーコレクションは、色と光が交差することで生まれる魅惑的な反射のゲームを想起させます。ブルガリのアンバサダーであり、様々な受賞歴のある女優アン・ハサウェイが、オーストラリアの著名な写真家クリス・コルズのレンズを通して、ユニークでコンテンポラリーなエレガンスを表現した、明るく多彩なコレクション。アイコニックなデザイン、鮮やかなニュアンス、刺激的なディテールが大胆にミックスされています。Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/シルバーW22XH13XD5.5cm33万5,500 円Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/トゥルーリ―トルマリンW22XH13XD5.5cm31万9,000 円Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/グリーンW27.5XH18XD4.5cm31万9,000 円Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/ブラックW27XH14XD10cm52万8,000 円Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/アイボリーオパールW30XH18XD14cm参考商品Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ カーフ/ブラックW13XH17.5XD5.5cm39万6,000 円Courtesy of BVLGARI「セルペンティ」 バッグ スウェード・クリスタル/シルバーW17XH11XD5cm50万6,000 円8月発売予定お問い合わせ先:ブルガリ ジャパン03-6362-0100
2023年06月07日東京工芸大学(学長:吉野弘章、所在地:東京都中野区、以下 本学)芸術学部写真学科卒業生で写真家の渡辺一城さんが、LONDON PHOTOGRAPHY AWARDS2023のFINE ART PHOTOGRAPHY部門において最高賞である「CATEGORY WINNER OF THE YEAR」を受賞しました。また、他4部門にて優秀賞「PLATINUM WINNER」を受賞しました。受賞作品「HARVEST」は、2022年に開催された個展で初めて発表されたものです。この作品は、渡辺さんが約一年半にわたり、友人であるアメリカ人養蜂家、エリック・ボシックの蜂蜜採取からミード(蜂蜜酒)の製造まで、一連の仕事を記録しています。エリック・ボシックとの出会いは、渡辺さんにとって非常に貴重な体験であり、この作品はそのハーヴェスト(収穫)から、生命の神秘と食文化の密接な関わりを表現しています。渡辺さんは受賞について『ロンドンを代表する国際的な写真賞に評価していただき大変光栄です。LONDON PHOTOGRAPHY AWARDSに心から感謝いたします。そして、この作品の被写体であり友人の養蜂家、エリック・ボシックに心から感謝の意を表します。これからも自分を支えてくれている家族、友人、先生、周りの方々への感謝の気持ちを忘れず、写真制作に精進していきたいと思います。』と話します。2023年に創立100周年を迎えた東京工芸大学は、前身である小西寫眞専門学校の時代から、日本の写真教育の先駆的な存在として、多くの人材を世に送り出してきました。写真には、カメラやレンズといった工学的な要素と、テーマや表現というような芸術的な要素があり、本学では、テクノロジーとアートの両方の要素に重きを置いた教育を創立当初から行っています。本学は、今後も最先端のテクノロジーとアートの融合を教育の軸として、世界をリードする多彩な人材を輩出し続けるよう一層努力してまいります。■受賞作品「HARVEST」受賞作品「HARVEST」受賞作品「HARVEST」受賞作品「HARVEST」受賞作品「HARVEST」受賞作品「HARVEST」■東京工芸大学東京工芸大学は1923(大正12)年に創立した「小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、当初から「テクノロジーとアートを融合した無限の可能性」を追究し続けてきました。2023年に創立100周年を迎えました。【本学公式WebサイトURL】 【本学創立100周年特設サイトURL】 東京工芸大学創立100周年ロゴ■「LONDON PHOTOGRAPHY AWARDS(ロンドン写真賞)」とはロンドンを拠点とする国際的な写真コンテストおよび賞です。コンテストは年に一度開催され、様々なカテゴリーにわたる写真作品が審査されます。【LONDON PHOTOGRAPHY AWARDS URL】 【受賞作品「HARVEST」紹介URL】 ■渡辺一城(わたなべ かずき)渡辺一城(わたなべ かずき)1978年新潟県燕市生まれ。高校3年の時にヘルムート・ニュートンの写真集に衝撃を受け、写真家を志す。1998年、東京工芸大学芸術学部写真学科に入学。大学1年の時に、有限会社臼井農産の豚に出会い撮り始め、以後ライフワークとなる。大学4年の時に、フォトグラファーの廣崎節雄氏に師事。その後約6年にわたり、氏の建築撮影のアシスタント業務に携わる。2002年大学卒業。2010年、写真家の本城直季、牧野智晃、栗原論らとの共同写真事務所、4×5 SHI NO GOを設立。2013年、B GALLERY(新宿/BEAMS JAPAN)にて個展「豚」を開催、同作品の写真集「人」を出版(発行:4×5 SHI NO GO)。2014年、故郷の燕市産業史料館にて「豚」の凱旋個展を開催。2016年、燕市の伝統工芸である「鎚起銅器」の図録撮影を手掛け、同年9月、燕市産業史料館にて個展「鎚起銅器」を開催。現在、東京を拠点に広告、雑誌、ウェブ等の撮影をする一方で、自身の作品制作を同時進行で行っている。座右の銘は「写真とは一期一会の写心なり」-大学恩師、細江英公教授からのメッセージ。【URL】 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年05月22日「KYOTOGRAPHIE 2023」が5月14日まで開催中です。本写真祭において、ディオールは独自の視点からファッションや人体を通して「人の存在」を追い求めてきた、写真家・高木由利子展に特別協力しています。©WATARU FUKAYA京都・二条城 二の丸御殿台所・御清所にて開催されている、高木由利子氏の個展「PARALLEL WORLD」は、建築家の田根剛のセノグラフィーにより完成に導かれました。本展の名称は、共時的に存在する「2つの世界」を意味し、日常的に民族衣装を纏う人々を12カ国で撮影した”Threads of Beauty”そして「ファッション」の世界が交錯します。ファッションのテーマにおいては80年代から現代までのファッション界をけん引してきたデザイナーたちのクリエイションが写真に収められており、その中には高木由利子がディオールのために撮り下ろしたオートクチュールの特別なアーカイブピースも含まれています。印画紙、和紙、コットン紙、漆喰など異なる素材にプリントされた作品や自身がプリントに着色した作品など、多彩な写真表現の中で2つの世界が交錯する本展の舞台裏を写真家の高木由利子、建築家の田根剛による特別インタビュー映像とともにお楽しみください。 CreditProducer: Satoshi TakahashiCinematographer: Senzo UenoCamera assistant: Tomoyuki KujiraiEditor: Yuki InomataColorist: Sho SuzukiProduction manager: Yusuke TamuraProduction: NION@DIOR#KYOTOGRAPHIEお問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年05月02日魅惑的でしなやか、そしてパワフルな個性を映し出す、写真家 ブリジット・ラコンブによる「Lady 95.22」のキャンペーンビジュアルは、多様な女性らしさにスポットライトを当てます。Courtesy of DIOR今回のキャンペーンシリーズでは、メゾンの新たな友人である、中国の俳優、ジョウ・イエがそのビジョンを魅力的に体現。洗練されたミニマルなビジュアルを通じて、アイコニックな「レディ95.22」バッグを優雅に携え、彼女がもつ独自のエレガンスを表現しています。Courtesy of DIORディオールの大胆な創造性を反映する「レディ 95.22」は、象徴的な「マクロカナージュ」とグラフィックな「マキシカナージュ」モチーフが組み合わされ、その建築的なフォルムを際立たせています。これはディオール スタイルの真髄を先見的な視点で表現した、ファッションステートメントです。 #Dior #DiorLady9522お問い合わせ:クリスチャン ディオールTEL:0120-02-1947
2023年05月01日