今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言食通気取りの元夫主人公は、夫とともに小料理屋をオープンさせた主婦です。ここまでの道のりは決して平たんではなく…。主人公は1度離婚を経験していました。元夫との離婚原因出典:モナ・リザの戯言元夫とはお見合いで出会い、とにかく食へのこだわりが強い人でした。それでいて外食嫌いのため、主人公は必死に料理の勉強をします。しかし、主人公の食事を口にするたび「不合格、40点」と酷評し…。夫がおいしいと言ってくれることはないまま、2人は離婚。その後、主人公は衝撃の場所で元夫と再会することになります。問題さあ、ここで問題です。どこで再会したでしょう?ヒント元夫は共通の友人へ主人公のことを聞き回っていました。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「自分が開いた小料理屋」でした。店のオープンを記念して、友人たちを店に招いていた主人公夫婦。すると、ドサクサに紛れて元夫がカウンター席に座っていたのです。それに気づいた主人公は、元夫と思わぬかたちで再会したことに驚愕します。その後、元夫は主人公の料理を「十分合格だった」と褒め、復縁を迫ってくるのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年04月05日皆さんは、客に怒鳴られた経験はありますか?今回は「大声で店員に怒鳴る男性客」にまつわる物語とユーザーからの声を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!ある客に悩んでいて…夫婦で小料理屋を営んでいる主人公。そんな主人公は、毎日のように来店する男性客に困っていました。男性客は気に入らないことがあると、毎回大声で怒鳴りつけるのです。言い方はきついものの理不尽なことを言っているわけではないため、余計に悩んでいた主人公。そんなある日、主人公夫婦はバイトを1人雇います。バイトの女性はとても元気で、店は活気づきました。しかしあるとき、バイトの女性が男性客に料理を運ぶと…。提供すると…出典:エトラちゃんは見た!「お待たせしました~」と鯖焼き定食を持っていくと、男性客は「…おい。だらしなく語尾を伸ばしおって!」と激怒したのです。その発言を聞いてバイトの女性が「はあ?」と腹を立てたため、主人公はすぐに2人を引き離しました。その後「言ってることは間違ってないから」と主人公はバイトの女性をなだめますが…。毎回怒鳴る男性客の対応に、困り果ててしまう主人公夫婦なのでした。読者の感想男性客の言っていることは間違っていないのかもしれませんが、店の雰囲気が悪くなるなら入店を断ってもいいと感じました。大声で怒鳴られたバイトの女性が、不憫ですね。(20代/女性)毎回怒鳴るような客がいると周りに迷惑がかかってしまうと思うので、反論してもいいのではないかと思いました。何も言わずにそのままにしておくとエスカレートしてしまうのではないかと心配です。(30代/女性)
2024年03月22日皆さんは、店で厄介な客を見かけたことはありますか?今回は「新人店員に説教するクレーマー」にまつわる物語とその対処法を紹介します。(CoordiSnap編集部)イラスト:エトラちゃんは見た!※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。怒鳴ってくる男性客夫とともに小料理屋を営んでいる主人公。店には、いつも怒鳴ってくる常連の男性客がいました。そんなある日、男性客がいつものように店に来たときのことです。新人店員が、男性客のもとに定食を持っていくと…。出典:エトラちゃんは見た!「鯖焼き定食です~」と言いながら食事を提供した新人店員。直後、男性客は「…おい、なんだその日本語は!だらしなく語尾をのばして」と、怒り出したのです。さらには新人店員の髪の長さを指摘し、切るように言いました。男性客の突然の言動に、新人店員は「はあ?」と困惑。裏に下がった新人店員は男性客の言い方に傷つき、激怒しますが…。「言っていることは間違ってないから…」と新人店員に話しながら、男性客の対応に困りはてる夫婦なのでした。読者から募集した「毎度怒鳴ってくる客」への対処法○なるべくかかわらないようにする怒鳴ってくる客とはいえ、なかなか出禁にするのは難しいですよね。毎回怒鳴られて傷つきたくはないので、接客は最小限にしてなるべくかかわらないようにします。(30代/女性)○優しく注意して様子をみる怒鳴ってきても、お店に何度も来るのであれば気に入ってくれているのかなと思います。怒鳴る度に優しく注意してみて、客の態度がかわるか様子をみたいです。(20代/女性)※こちらの記事はみなさんから寄せられたアンケートをもとに作成しています。
2024年03月08日今回は人気のマンガを紹介します!どんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:エトラちゃんは見た!客に悩まされる小料理屋主人公は夫と一緒に小料理屋を営んでいます。常連客もつき経営は安定しているのですが、ある男性客に悩まされる主人公夫婦。その男性客はくるたびに大きな声で文句を言ってくるのです。男性客は…出典:エトラちゃんは見た!ある日、男性客に「鯖焼き定食です~」とバイトの女性が料理を出したのですが…。男性客は定食を見つめた直後「おい」とバイトの女性を呼び止めます。そして驚きの行動に出ました。問題さあ、ここで問題です。この後、男性客はどういう行動に出たでしょうか?ヒント男性客はバイトの女性の言動が気に入りませんでした。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:エトラちゃんは見た!正解は「突然怒鳴りだした」でした。男性客は「なんだその日本語は。気持ち悪い!」と突然怒鳴り出したのです。続けて「飲食の場で髪の毛をまとめないとは何事だ」と叱ります。突然の叱責に「はあ?」と返答してしまうバイトの女性。慌てた主人公夫婦はすぐさま男性客に謝罪をしました。その後、バイトの女性から「なんで出入り禁止にしないの」と言われますが…。「言ってることは間違ってないから」と主人公はバイトの女性をなだめます。しかし、毎回怒鳴る男性客の対応に困りはてる主人公夫婦なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※こちらのお話は体験談をもとに作成しています。(CoordiSnap編集部)
2024年02月24日落語・小料理やきもち『落語と花街恋の噺・恋の唄』が2024年2月29日 (木)に月島社会教育会館ホール(東京都中央区月島4丁目1番1号月島区民センタ-4階、5階)にて上演されます。チケットはカンフェティ(運営:ロングランプランニング株式会社、東京都新宿区、代表取締役:榑松 大剛)にて発売中です。カンフェティにてチケット発売中 公式ホームページ 前回公演より「お気に入りの芸人をお座敷に呼ぶ感覚で楽しむ落語と料理の店」として秋葉原で8年目を迎えた落語・小料理やきもちが、今までの活動で培った総力を結集して演芸界・花柳界の人気者を迎えホール公演に出張します!見どころは春らしい恋のときめきにどっぷり浸かって頂ける、落語・講談・音楽・踊り。各ジャンルをテンポよく聞きやすく見やすくお届けしますので日本の古典芸能に慣れていらっしゃらない方も安心、入門編におすすめです。出演者は、落語は笑いも涙も得意とする美しい仕草が人気の古今亭菊之丞、講談は華のある高座でお客様を虜にする田辺いちか、芸者・立方は神楽坂で抜群の人気のきよ乃と可憐で可愛らしいはる菜。地方は浅草芸者で二人とも演奏家・指導者としても活躍中の実力派、紫沙とわか奈。実力と華を兼ね備えた豪華出演者陣でお客様を非日常の恋の世界に誘います。古今亭菊之丞田辺いちか落語・小料理やきもち秋葉原にある落語と料理と酒の店。落語の定期公演の他に歌や踊り、マジックといった寄席演芸。芸者の踊りなども楽しめる。公演概要『落語と花街恋の噺・恋の唄』公演日時:2024年2月29日 (木)18:00開場/18:30開演(21:00頃終演予定)途中休憩あり会場:月島社会教育会館ホール(東京都中央区月島4丁目1番1号月島区民センタ-4階、5階)■出演者古今亭菊之丞、田辺いちか、きよ乃(神楽坂芸者)、はる菜(神楽坂芸者)、紫沙(浅草芸者)、わか奈(浅草芸者)、やきもち女将■チケット料金前売:5,600円当日:6,000円(全席指定・税込)※未就学児入場不可 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2024年02月05日今回は、物語をもとにしたクイズを紹介します!クイズの解答を考えてみてくださいね。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言<食通気取りの元夫が突入してきた話>主人公は夫とともに念願の小料理屋をオープンします。オープン初日、駆けつけた友人とともに楽しい時間を過ごしていた主人公。しかしここまでくるのに主人公はかなり苦労しており…。実は夫とは再婚で、主人公には料理に口うるさい元夫がいました。主人公がどんな料理を出しても文句ばかりの元夫。元夫を満足させるために、主人公は必死に努力をし続けましたが…。とうとう一度も「美味しい」という言葉を聞くことなく、離婚することに。そのときの料理への努力が実り、小料理屋をオープンできたのです。しかし、それをどこからか聞きつけ、来店した元夫。元夫に気づいた主人公出典:モナ・リザの戯言主人公は「ここはあなたの来るところじゃない!」と声を荒げます。しかしそれを聞いた元夫は、予想外の発言をしてきたのでした。問題さあ、ここで問題です。元夫が主人公にかけた言葉とは?ヒント元夫のせいで苦労した主人公。しかしそんな主人公の本音を元夫は理解していないようです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「俺のために料理をさせてやるから帰ってこい」でした。その後も自分勝手に話を進める元夫にブチギレ寸前の主人公。それを見かねた夫が「妻に付きまとうな!帰れ!」と激怒すると…。再婚していた事実に、怒り出す元夫なのでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。(lamire編集部)
2024年01月26日皆さんは、パートナーの言動にうんざりした経験はありますか? 今回は「復縁を求める元夫」にまつわる物語とその感想を紹介します。 ※この物語はフィクションです。イラスト:モナ・リザの戯言元夫とのつらい日々…夫と2人で、念願の小料理屋をオープンさせた主人公。しかしここまでの道のりは、決して平坦ではありませんでした。実は数年前まで、食事のこだわりが強く、外食嫌いな元夫と暮らしていた主人公。そのため主人公は料理の勉強をし、元夫のために必死に料理をしていました。ですが元夫が料理をほめることは一度もなく、挙げ句の果てには浮気までして…。我慢の限界になった主人公は、元夫と離婚したのでした。その後、今の夫と出会って小料理屋を始めた主人公。なんとオープン初日に、元夫が来店してきたのです。しかも復縁を求めてきたため、夫が「妻につきまとうな!」と激怒すると…。再婚に驚愕出典:モナ・リザの戯言「お前再婚しているのか!?」と絶句した元夫。そして「浮気するなんて!」と暴れ始めたのです。しかしその後「ちょっとあなた!」と警察に声をかけられ、元夫は連行されたのでした。読者の感想食事に対するこだわりが強いなら、作り手の気持ちも考えてほしかったですね。主人公は料理の勉強をして元夫に尽くそうとしていたのに、浮気をするなんて最低な夫だと感じました。(30代/女性)元夫のために、料理の勉強をした主人公はとても優しいと思いました。そんな主人公を裏切り浮気をして別れたのに、復縁を求めてくるとは驚愕でした。(40代/女性)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※実際に募集した感想をもとに記事化しています。(lamire編集部)
2024年01月19日私は32歳の主婦で、小料理屋で働いています。夫とは結婚して3年目。穏やかな日々を送っていたのですが、義母が私たちの家に転がり込んできたことが原因で、家の雰囲気は最悪になってしまいました。義父を亡くしてから、1人暮らしだった義母。義父には多額の借金があったと主張し「すぐに家を探すから、少しの間だけ置いてくれ」と突然家に転がり込んできたのです。 居座り続ける義母しかし、3カ月経った今では家を探す気がないどころか、このまま一緒に暮らすなど言い始め、夫も激怒しています。義母は家のことを何ひとつせず、いつもダラダラして家を散らかすばかり。 私が業を煮やして、「家探し、手伝いましょうか?」と聞いてみたところ、「私が居るのがそんなに迷惑なの!?」と逆切れ。夫はいつも私をかばってくれるため、義母と夫は喧嘩が絶えません。 妻の料理を義母が勝手に捨ててそんなある日、私は夕飯の下ごしらえをしてから仕事先の小料理屋へ向かいました。仕事を終えて家に帰ると、下ごしらえをしていた鍋がない……!台所で探していたところ、義母が「私に食べさせるつもりだったんでしょう? あの料理は危険だから処分したわよ!」と言い放ちました。私がショックのあまり立ち尽くしていると、夫と私の両親が家に入ってきました。 義母の態度にうんざり私が作っていたのは、夫の誕生日を祝うために作った夫の大好物・スンドゥブチゲ。朝から海鮮で出汁を取って、スープだけ作っておいたのです。そして今日は夫の誕生日なので、一緒にお祝いしようと私の両親も呼んでいたのでした。 義母は海鮮が苦手で、自分の嫌いな食べ物だからと勝手に捨てただけ。料理を勝手に捨てたことを謝るどころか、「ああ面倒くさい! だからこんな女は嫌だったのよ! そもそもこの結婚には反対だったのよ!」と怒鳴り始めました。 義母は息子である夫の誕生日もすっかり忘れていました。あまりにもひどい態度の義母に、夫だけでなく両親も我慢の限界に達した様子。 わがまま義母を夫が勘当夫は義母へ「妻の手料理を俺がどれだけ楽しみにしていたかわかる? 勝手に捨てるなんてありえない」「今すぐ出て行ってくれ! もう金輪際連絡は取らない」と絶縁宣言をしました。 その上私の父が「知人に聞いたところ、借金をしていたのはお義父さんではなく、あなたですよね。ホストクラブで貢ぎまくって、遺産を使い果たしたんじゃないですか?」と冷静に問い詰めました。反論する余地もない義母は、そのまま悔しそうに出て行きました。 義母が出て行ってからというもの、再び穏やかな日々が訪れました。そして私はついに妊娠が判明! 夫は妊娠を知るとうれし泣きし、私の両親も大喜びしてくれています。これからの生活がますます楽しみです。著者:ライター ベビーカレンダー編集部/ママトピ取材班
2023年11月26日私たち夫婦は結婚11年目。10歳と8歳の娘がおり、家族仲良く暮らしています。私は扶養内のパートとは別に、友人夫婦が経営する小料理屋で週末にアルバイトをしているのですが、あるときから夫が、その店のマスターである友人の夫と私の浮気を疑うようになったのです。次女が生まれてからセックスレスに私と夫の間にはおしゃべりが大好きな2人の娘がおり、家族4人で毎日賑やかに暮らしています。家族の仲、夫婦の仲は自他ともに認めるほど良好。娘たちを私の実家に預け、夫と買い物へ出かけたり食事に行ったりと、月に1〜2回ほどは新婚時代のようにデートをしています。しかし、仲の良さと夫婦生活は比例してないのが現実で、次女が生まれてから今までセックスレスが続いているのです。次女を妊娠する前は、頻度は多くはないですが夫婦生活はそれなりにありました。それが、次女誕生後は半年から1年に1度のペースが普通になっています。セックスレスの原因は、もちろん産後のホルモンバランスの変化もありましたが、この11年で夫の容姿が変わってしまったことが大きく関係しています。それに加え、夫は身だしなみに気をつかわない性格のため清潔感がなく、私が夫に触れたくない、触れられたくないと思ってしまいその気になれないのです。また、私は平日週5日の扶養内のパートで働いているのですが、それとは別に友人夫婦が経営する小料理でもアルバイトをしています。毎週ではないものの、家事や育児、仕事で毎日くたくた。時間があるなら眠りたいと思ってしまうため、夫婦生活に対してもだんだん消極的になっていったのです。私が浮気をしていると疑う夫セックスレスが続く日々でしたが、夫からも誘ってくることはなかったので、私の気持ちを理解してくれている、気づかってくれていると感じていました。また、夫自身も仕事が忙しくなり、残業で帰りが遅くなる日が続き心身ともに疲れていたので、この状況にお互い不満はないものだと思っていたのです。しかしある週末、いつものように小料理屋のアルバイトに行こうとすると、なぜか夫の機嫌が悪いことに気が付きました。疑問に思い、「ごめん、もしかして今日アルバイトって伝え忘れていた?」「大丈夫? 体調でも悪い?」などと聞いてみましたが、否定するだけで明確な理由はわかりません。時間もないため、その日はそのまま出かけたのですが、その理由は後日の喧嘩で明らかになることに……。そのときの喧嘩の理由はささいなことでしたが、次第にお互いがエスカレート。普段我慢してきた不満までぶつけ合うほどの大きな喧嘩に発展してしまったのです。私も頭に血が上っているので、夫に対して、ゴミをそのままにしていることや、夜お風呂も入らずソファでそのまま寝てしまうことなどの不満が止まりません。すると、ついに夫から「小料理屋のマスターと浮気しているんだろ」と、衝撃のひと言が飛びだしました。今まで口にはしていないものの、実はセックスレスであることに夫は不満がたまっていたようです。もちろん浮気の事実はありません! 夫に「疲れているから、あまりその気になれないだけ」「いつも言っているけど、もう少し痩せたり、おしゃれしたりしてほしい」と、私がセックスに対して積極的になれない理由を伝えましたが、理解できていない様子。しまいには、怒りの矛先が私からマスターに変わり、アルバイト先から持って帰った料理やお裾分けですら「きらいなやつの料理なんて食べたくない」と言う夫。そんな夫にどれだけ誤解だと説明しても、私のぬれぎぬは晴れませんでした……。私の思いはなかなか伝わらない喧嘩から数日たっても夫の誤解は解けず、家の雰囲気は悪いまま。このままではダメだと思った私は、夫ともう一度話し合うことにしました。「夫婦生活が元に戻るようにすればいいの?」と夫に聞いても、はっきりしない態度を取るばかり。どうすればいいのかと思い悩んだ私は、最終的に夫を問いただすことにしたのです。「ぐずぐず言っているけど、本当はただ焼きもち焼いているだけなんじゃないの……? はっきり言ってくれないと私もわからないし、本当にあなたのことがわからなくなってしまう。私は仲直りしたいけど、仲直りする気はないの?」と伝えました。すると、夫はバツの悪そうな顔をして「……ごめん。言われた通り焼きもちだよ。本気で浮気だなんて思っていない」と白状したのです。夫婦生活に不満はあっても、疲れている私を見てセックスに誘えなかったこと、夫婦二人で話す時間や余裕もなく、私の気持ちがわからなくて不安だったことも話してくれました。まとめ結局、夫の不機嫌の理由は、私とのコミュニケーション不足でした。自分とは触れ合うこともしてくれないことで不安になり、アルバイト先のマスターの容姿や陽気な性格を受け心配と焼きもちが襲ってきたようです。ただ、今回の件に関しては、夫ばかりでなく私にも非があるなと反省しました。自分が疲れているからということを理由に、会話をしたり何かを一緒にしたりといったコミュニケーションを取ることを怠っていたと思います。夫が言いだせず我慢していたことを知り、申し訳ない気持ちになりました。これからは少しずつ夫婦間で歩み寄る努力をしていき、また夫が変な誤解をこじらせないように気を付けたいと思います。※記事の内容は公開当時の情報であり、現在と異なる場合があります。記事の内容は個人の感想です。マンガ/きびのあやとら著者/大村まこ(37歳)3人の子どもを持つママライターです。わかりやすい! 楽しいと思ってもらえうような記事を書けるように日々頑張っています。
2023年09月19日皆さんはパートナーとトラブルになったことはありますか? 今回は「元夫が押しかけてきた話」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言褒めることを知らない元夫再婚して、小料理屋を始めることになった主人公。元夫は料理にうるさく、主人公は免許を取得し料理教室にも通い努力しました。しかし、元夫は一切褒めてくれず文句ばかり言う始末。さらに元夫の浮気が発覚したことにより離婚したのでした。その後、元夫は浮気相手と再婚したらしいのですが…。浮気相手は料理が苦手で、元夫は惣菜や高カロリーなものばかりを食べた結果、激太りしてしまったとのうわさを聞いてました。そんな夫が、主人公の店の開店日に、突然押しかけてきたのです。突如現れた元夫出典:モナ・リザの戯言元夫は突然店へやってきて、主人公に「迎えにきた」と言います。意味不明なことを話す元夫に、主人公は激怒。さらに主人公と再婚した今の夫も、元夫に対して「妻につきまとうな!さっさと帰れ!」と告げました。その発言が気に食わなかった元夫は大暴れで物にまであたり始めたのです。するとそこに開店のお祝いに駆けつけた、警察官でもある友人の夫が登場!こうして元夫は器物損壊の現行犯で逮捕され、主人公への接近禁止命令まで下されたのでした。大切さに気づけず…婚姻期間中に、主人公の頑張りを認めず浮気までした元夫。主人公の大切さに気づいたときには、すでに遅かったエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。
2023年08月12日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言食通気取りの元夫が突入してきた話主人公は再婚して、夫とともに小料理屋を始めました。離婚した元夫は料理へのこだわりが強く、主人公は元夫のために料理を猛勉強。しかし、元夫は主人公の料理の味に満足せず、メシマズ認定する始末…。間もなく元夫の浮気が発覚し離婚することに。そんな過去を乗り越え、今の夫の支えもあり、幸せに暮らしていた主人公。元夫が連絡先を…出典:モナ・リザの戯言元夫との共通の友人が開店祝いで店に来てくれたときのことです。共通の友人から、元夫が主人公の連絡先を知りたがっていると聞きます。問題さあ、ここで問題です。なぜ元夫は主人公の連絡先を知りたいのでしょうか?ヒント元夫も再婚しており、今の妻とうまくいっていないようです。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「復縁を迫るため」でした。友人からの忠告を受けた矢先、店に元夫が現れます。その後、上から目線な発言で主人公に復縁を迫りますが…。主人公の再婚を知りショックを受けた元夫なのでした。再婚したにもかかわらず…一度主人公を裏切っているのに、今度は今の妻を裏切ろうとする元夫。勝手すぎる言動に呆れて言葉も出ませんね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです
2023年08月10日今回は、人気のマンガをクイズ形式で紹介します! マンガのストーリーがどんな結末になるか考えてみてくださいね。イラスト:モナ・リザの戯言<食通気取りの元夫が荒ぶる姿で突入してきた話>再婚して夫とともに小料理屋を始めた主人公。お見合いで出会った元夫は、料理へのこだわりが強く、主人公は元夫のために料理を猛勉強。しかし、元夫が満足してくれることはないまま、元夫の浮気が原因で離婚。そんなこともありましたが、今の夫の支えもあり、幸せに暮らしていました。元夫が登場出典:モナ・リザの戯言友人が開店祝いで店に来てくれたときのことです。元夫が主人公の連絡先を知りたがっていると聞き…。友人から気をつけるよう助言を受けた矢先、店に元夫の姿が…!問題さあ、ここで問題です。どうして元夫は店に来たのでしょう?ヒント元夫の主人公に対する評価が理由です。みなさんは答えがわかりましたか?正解は…出典:モナ・リザの戯言正解は「主人公の料理が合格点だったから」でした。浮気相手と再婚したにもかかわらず、上から目線な発言で復縁を迫る元夫。もちろん主人公は断り、追い出そうとしますが聞く耳を持たないため、今の夫が間に入ると…。主人公が再婚していたことを知り、ショックを受けた元夫なのでした。身勝手極まりない元夫主人公の気も知らず、自分勝手な言動を繰り返す元夫。復縁どころか、もう二度と店には来ないでほしいですね。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。※この物語はフィクションです
2023年08月07日皆さんは、パートナーとの関係に悩んだことはありますか?今回は「料理に文句をつける元夫」を紹介します。イラスト:モナ・リザの戯言主人公の過去夫と念願の小料理屋をオープンさせた主人公。開店当日には、たくさんの友人たちが店に集まってくれました。順風満帆に見える主人公ですが、実は悲しい過去があったのです。主人公は、5年前まで別の男性と結婚していました。元夫は食へのこだわりが強く、主人公は努力していましたが…。元夫の厳しい言葉出典:モナ・リザの戯言何を作っても「不合格、40点」などと点数をつけダメ出しをする元夫。褒めないどころか、気に入らない理由も教えてくれないのです。その後も主人公は元夫に褒められることはなく、挙句の果てに浮気をされて離婚していたのでした。ある日、そんな元夫が突然主人公の店へやってきて驚く主人公。浮気相手の不健康な料理で体を壊した元夫は、主人公の料理が恋しくなってやってきたようで…。元夫は復縁を迫って暴れましたが、ほどなくして警察に取り押さえられるのでした。復縁を迫って警察沙汰に厳しい言葉で主人公を傷付けたにもかかわらず、復縁を迫ってきた元夫。そんな元夫が起こした騒動に驚く主人公のエピソードでした。※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点のものになります。※この物語はフィクションです。
2023年08月07日一生懸命つくった料理を夫に認めてもらえなかったら妻としては悲しいですよね。 そこで今回は、妻の料理を一切褒めずに否定しまくる元夫を描いた漫画「食通気取りの元夫が荒ぶる姿で突入してきた話」を紹介します!『食通気取りの元夫が荒ぶる姿で突入してきた話』出典:Youtube主人公のソラは、夫のコウジと共に待望の小料理屋をオープンしたばかり。やっと夢を叶えることができたソラですが、実はここまでの道のりは平たんではなく、夫のコウジとは再婚でした。元夫のゲンは料理へのこだわりが強く、ソラの料理にも何かとケチをつけてくるばかり。それでも必死に料理の勉強をして、何とかゲンに認めてもらえる料理が作れるよう努力を続けたソラですが…。元夫の浮気が発覚して離婚出典:Youtubeある日、ゲンの浮気相手と思われるSNSのアカウントを友だちから教えられ、ゲンが浮気していることが発覚!こうしてソラはゲンと別れ、傷心のソラを支えてくれたコウジと再婚したのでした。あれから数年して、見違えるほど太った姿のゲンがソラの店を訪れます。どうやら浮気相手は料理下手で、カロリーの高いレトルト食品しか食べていない様子。ソラの料理が恋しくなり、よりを戻しに現れたものの、コウジに「妻に付きまとうな」と追い返されてしまいました。作ってもらう感謝の気持ちが大切自分は作りもしないのに、妻の料理にケチをつけて浮気までしてた夫。妻のありがたさに気付くのが遅かったようですね。(イラスト/モナ・リザの戯言)※本文中の画像は投稿主様より掲載許諾をいただいています。※作者名含む記事内の情報は、記事作成時点でのものになります。
2023年04月03日心のこもった温かいおもてなしと居心地の良い店内家庭的なおばんざいと、こだわりのスパイスカレー銀座で学んだおもてなしを活かした、細やかなサービス心のこもった温かいおもてなしと居心地の良い店内ゆっくりくつろげる明るいカウンター席カウンターに、ずらっと並ぶ家庭的なおばんざいやスパイスを使ったお料理の数々。2022年1月にオープンした【小料理よしこ】は、おばんざいとスパイス料理の融合、new typeの小料理屋です。明るい店内にはカウンター席のほかテーブル席もあり、一人でも、仲間たちともゆっくりできる落ち着いた空間です。テーブル席もあります家庭的なおばんざいと、こだわりのスパイスカレー和漢薬膳士を習得した女将がつくり出すのは、身体に優しいおばんざい。週替わりなので、何度きても新しい味に出会えます。おばんざい+飲み放題もあり、生ビール、日本酒やウイスキーに焼酎など、種類豊富なお酒とともに存分に堪能できます。またスパイス料理やスリランカ料理も学んだ女将のこだわりのスパイスカレーは〆にぜひいただきたい逸品です。『おばんざい食べ放題』カウンターにずらっと並ぶ、女将手づくりのおばんざいおばんざいは、週替わり。身体に優しいおばんざいを、心ゆくまで味わう事ができます。人気の煮込みハンバーグやスパイスカレーもいただけるので、満足すること間違いなしです。『スパイスカレー』週替わりの女将特製こだわりのスパイスカレーとおばんざい女将特製のスパイスカレーは、味はもちろん、見た目にも食欲をそそるおいしい盛り付け。グルテンフリー・砂糖不使用で、スパイスからつくるこだわりの本格スパイスカレーです。こちらもおばんざいと同じく週替わりなので、何度も足を運びたくなります。銀座で学んだおもてなしを活かした、細やかなサービスアルコールは生ビール、日本酒やウイスキーに焼酎など、種類豊富にラインナップ女将の銀座でホステスとして学んだ、きめ細かなおもてなしが心地よく、接待にもぴったり。もちろん一人でも、友人たちとの集まりにも、ゲストの状況に応じたサービスや、要望に合わせて臨機応変に対応してくれるのがうれしいポイントです。家庭的なおばんざいとスパイス料理の融合が新しい、心温まるひとときを過ごせる素敵なお店にぜひ訪れてみては。料理人プロフィール:赤尾佳子さん東京都出身。和漢薬膳士を習得し、スパイス料理やスリランカ料理を学ぶ。2022年1月、おばんざいとスパイス料理の融合、new typeの小料理屋を目指し【小料理よしこ】をオープン。女将自身、プロの料理人ではありませんがホステス経験を活かし、銀座流のおもてなしや気遣いで接待はもちろん、お一人のお客様もここちよく、心温まるひとときを過ごしていただけるよう心がけている。2022年U酒師習得。小料理よしこ【エリア】神田【ジャンル】居酒屋【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】8000円【アクセス】神田駅 徒歩4分
2022年04月19日和空間で気取らず楽しめる、小料理屋スタイルのイタリア料理店ワインが進む、郷土色豊かな“小料理イタリアン”食感が軽やかな、〆の名物“手延べ”パスタ和空間で気取らず楽しめる、小料理屋スタイルのイタリア料理店目の前で調理が見られるライブ感も魅力の一つJR・阪神「元町」駅から徒歩5分。白い暖簾を潜って引戸を開けると、清々しい白木のカウンター。いかにも和風の店構えですが、ここ【葵リベロ】は歴としたイタリアン。元町の人気店【リベロ】の姉妹店です。小料理屋×イタリアンのユニークな取り合わせは一見、奇抜なコンセプトに見えますが、「料理はむしろ直球勝負」と料理長の浅田悦宏さん。現地さながらの一品が、カウンターで気取らず楽しめる新感覚の一軒です。ワインが進む、郷土色豊かな“小料理イタリアン”ザワークラウトの塩気で和えた、『4種のお豆のサラダ』。豆は時季ごとに替わる和の雰囲気に合わせて、小料理と銘打って小皿で供する前菜は、約10種を日替りで提供。和食の器も交えて、見た目は小料理屋の趣ですが、料理はどれもイタリアの郷土色濃厚。『葵カッポンマーグロ』1,190円(税抜)。色とりどりの野菜と魚介が織りなす、見た目も美しい一品中でもひと際目を引くのが、ジェノバの伝統料理をアレンジした、『葵カッポンマーグロ』。ピクルスやザワークラウトなどの野菜の上に、炙った貝やエビなどの魚介、玉子サラダを乗せた一品は、現地ではハレの日に作られるパーティー料理の定番だそう。見た目のインパクトも抜群の看板メニューは、マストオーダーの逸品です。干しダラとジャガイモのディップ、『バッカラ マンテカート』ほかにも、まろやかな塩気が後引く『バッテラマンテカート』、チーズとアンチョビを挟んだおつまみ揚げパン『モッツァレラ インカロット』など、ワインが進む一品ぞろい。好みで選べる3皿・5皿のセットのお値打ち感も嬉しいですね。牛乳に浸したパンにアンチョビ、モッツァレラチーズを挟み、ビール衣で揚げた『モッツァレラ インカロッツォ』食感が軽やかな、〆の名物“手延べ”パスタ多彩な前菜に加えてメインディッシュもあり、しっかり食事にも対応。塊肉を豪快に揚げる『和牛肉のカツレツ』200g 3,900円~(税抜)中でも、塊肉を豪快に揚げる『和牛肉のカツレツ』は、エアーズロックさながらの重量感が圧巻。厚衣のザクッとした歯ごたえと共に、噛みしめるほど肉汁の旨みが広がります。さらに〆に忘れてならないのが、浅田さんの修業先【リストランテ ハナタニ】譲りの、手打ちならぬ“手延べ”パスタ。『パスタフレスカ』1,190円(税抜)は、小気味よい歯ごたえの中に小麦の甘みが広がる、繊細な味わい麺棒で極薄に延ばして手切りするパスタは、ツルンと弾むような歯触り、繊細で軽やかな食感に思わず目を見張ります。中でも「麺自体の味を楽しんでほしい」と、今春の登場した『パスタ・フレスカ』は、チーズと黒コショウのみで仕上げたまさに麺が主役の新作です。「季節メニューもさらに充実していきたい」という浅田さん。本格イタリアンをあれこれ欲張りに楽しめるのが嬉しいユニークな新顔、今後の進化が楽しみです。【葵リベロ】営業情報(6月9日現在)営業時間:17:30~24:00(L.O.23:30)定休日:水曜・当面の間は、組ごとに間隔をあけて人数制限を設けつつ営業。・スタッフはマスク着用。・ご来店の際はアルコール消毒のご協力をお願い致します。葵リベロ【エリア】三宮【ジャンル】イタリアン【ランチ平均予算】-【ディナー平均予算】-【アクセス】元町駅
2020年06月24日「ネット上では小料理屋『花の里』の三代目女将に鈴木京香さんや吉田羊さんなど様々な名前が上がっていまいしたが、最終回では新しい家庭料理屋『こてまり』の女将として森口さんが登場しました。次シリーズからは『こてまり』が右京たちの箸休めの場となり、森口さんが“新女将”としてレギュラー出演します」(ドラマ関係者)3月18日に放送されたドラマ『相棒season18』の最終回スペシャル。今シリーズも平均14.8%の高視聴率を維持し、相変わらずの人気の高さを示した。最終回で話題になったのが水谷豊(67)演じる杉下右京や、相棒・冠城亘演じる反町隆史(46)が仕事後に羽を伸ばす小料理屋『花の里』の存在だ。初代女将は高樹沙耶(56)が務め、2代目の鈴木杏樹(50)は前シーズンで降板。今シリーズでは『花の里』が閉店状態のため、ネット上では“右京の推理がさえない”などの声が上がっていた。「『花の里』は“癒しの場”として物語上、重要な役割を果たしてきました。しかし放送開始から11年間、女将を演じた益戸さんは降板後に大麻推奨を掲げ“大麻女優”と呼ばれ、大麻事件を起こした。鈴木さんも今年に入り不倫騒動を起こすなど、局内では『花の里』の女将役は“呪われている”との声も上がるほどでした」(テレビ関係者)そんな中、制作サイドが心機一転で起用したのが森口瑤子(53)だった。森口は水谷主演のスペシャルドラマ『地方記者・立花陽介』で93年から03年までの10年間、水谷の妻役として共演している。「『相棒』のキャスティングは、最終的に水谷さんの了承を得てから出演者サイドにオファーを出します。水谷さんに森口さんの名前を伝えたところ、快諾したそうです。共演歴も長く、水谷さんにとっても気心が知れた女優さん。女将の肝となる和服姿も抜群に似合いますからね。さらに水谷さんの妻・伊藤蘭さんは、森口さんの夫で脚本家の坂元裕二氏のドラマ『西遊記』(06年)にゲスト出演しています。家族ぐるみで“共演”していますし、お互いの人となりをよくわかっているため、今後についても“私生活での問題はない”と判断したのでしょう」(前出・ドラマ関係者)今秋からスタートするシーズン19。『こてまり』でのひと時で、右京達がどのように難事件を解決していくのか注目だ。
2020年03月21日小料理割烹で働く元ヤンの板前×寡黙な庭師の、ほのかな恋愛模様を描いた『てだれもんら』について、作者の中野シズカさんに話を聞きました。元ヤン板前と寡黙な庭師、てだれ者たちの妖しく愛しい世界。「てだれ」とは、技芸などのその道に熟達していること。「本作の前に『にわにはににん』という短編集を出していて、その1話目が庭師の話なんです。私はどちらかというと不思議なマンガを描くほうなのですが、編集さんから次は庭師の日常的な話を読みたいと言われまして。もうひとりを板前にしたのは、庭がきれいなところといえば旅館か料亭かなと思ったからです」小料理割烹で働く元ヤンの板前・星野トオルと、寡黙な庭師の鷹木明は、いつからかお互いの仕事が引けた土曜の夜に、明の家で酒の肴を作って晩酌を楽しむ仲に。トオルは明に対して恋心を抱いているのだが、飄々としている明はその気持ちに、どうやら気づいていないっぽい。「私は今ほど決まり事があまりないBLを読んできた世代で、想いが募るようなプラトニックなものが結構好きなんです。そういうBLだったら私も描ける気がして」男子ふたりのほっこりごはん、それぞれの仕事場での姿、そしてほのかな恋愛模様はたしかに日常的なのだが、「不思議なマンガを描く」と言うだけあってこれだけでは終わらない。明は“怪(ケ)”の棲み着いた庭の手入れを専門とする庭師なのだ。「庭とか妖怪とか、自分の好きなものは、もはや資料なしに描けてしまうのですが、おいしそうなごはんや手先の描写などは、これまで私が避けてきたところ。ごはんは自分が好きな鶏料理が多めですが(笑)、季節感を重視しています。木の剪定や包丁さばきなど職人の手の動きは、動画サイトで研究しています。本当はふわふわしたBLシーンをずっと描いていたいのに、調べ物がやけに多くなってしまいました(笑)」さらに本作の作画で最もこだわっているのが、色っぽさ。「私自身は男前が苦手で、ちょっと欠点があるけどかっこよく見える男性のほうが好きなんです。だけど今回は実在するイケメンの写真を一生懸命見て、『ハンサムすぎる、苦手だ!』って思いながら描いてます。読者の方に萌え死んでいただくには、まずはこっちが萌え死なないといけないから、すごくつらいんです。描いてる自分が恥ずかしすぎて(笑)」料理やイケメンを愛でながら、1巻を読み終える頃には予想外の感情にとらわれているはず。庭師と板前のふたりだけでなく、著者のてだれっぷりも感じさせてくれる作品だ。中野シズカ『てだれもんら』 1土曜限定の宅飲み友達であるトオルと明。トオルの恋心はダダ漏れだが、明の特殊な仕事については知らない様子。出会った頃の記憶も曖昧なようで……。KADOKAWA720円©中野シズカ/KADOKAWAなかの・しずかマンガ家。2000年デビュー。著作に『刺星 shisei』など。『にわにはににん』は第22回文化庁メディア芸術祭 審査委員会推薦作品に選出。※『anan』2019年12月4日号より。写真・中島慶子インタビュー、文・兵藤育子(by anan編集部)
2019年12月02日初夏の行楽気分を味わえるレシピ三品炊き込みではなく、出汁がけでいただくのが江戸の味『筍飯』浅蜊たっぷりの味噌汁をご飯にぶっかける、豪快な漁師飯『深川飯』徳川家康存命中は高嶺の花だった白魚をご飯に乗せた『白魚飯』『筍飯』(4杯分)「名飯部類」「黒白精味集」より炊き込みではなく、出汁がけでいただくのが江戸の味。■材料(4杯分)・筍…穂先から10cm程度・米…2合・水…400ml・鰹出汁…600ml・醤油…小さじ3・塩…小さじ1/2・木の芽…適量・三つ葉…1束・紅たで…適量・揉み海苔…適量■作り方1)筍の先の柔らかい部分を10015cmほどを切り取って塩茹でし、好みのサイズに切る。2)白米を通常通りに炊き、炊き上がった直後に切った筍を入れて蓋をし、しばらく蒸らす。3)これをざっくりと混ぜて深めの茶碗に盛り、木の芽、三つ葉、紅たで、揉み海苔などを乗せ、塩と醤油で味付けをした鰹出汁をかけていただく。江戸時代、三代将軍・徳川家光によって再興された目黒不動の門前には、「筍飯屋」が軒を連ねていました。ここで使われていたのは、現在の私たちが口にしているのと同じ、孟宗竹(もうそうちく)という種類です。甘くて柔らかい孟宗竹が、中国から琉球を経由して薩摩に渡来するまでは、日本では淡竹か真竹の筍が食べられていました。いち早く孟宗竹に目をつけたのは、江戸の京橋で廻船問屋を営む山路次郎兵衛という商人で、まずはこの筍を桐の箱に入れて高級感を出し、馬に乗せて販売することから始めました。孟宗竹の筍が評判になると、次郎兵衛は安永元年(1772年)、戸越村に別邸を構え、貧しい地元の農民のために、薩摩屋敷から孟宗竹の苗木を取り寄せて、栽培を推進しました。やがて目黒と荏原一帯は孟宗竹の産地となり、人々が多く集まる目黒不動では筍の市が立ち、茶飯屋と組んで筍飯を開発し、販売するようになったのです。この頃の筍飯は、炊き込みご飯ではなく、出汁がけだったと思われます。たくさんの薬味とともにいただく筍飯は、見た目も色とりどりで美しく、筍の香りや渋みがストレートに楽しめる逸品です。『深川飯』(二人前)浅蜊たっぷりの味噌汁をご飯にぶっかける、豪快な漁師飯です。■材料(二人前)・殻付き浅蜊…500g・長葱…1/2本・ご飯…2杯分(冷や飯でも可)・水…400ml・味噌…大さじ2・薬味…少々(お好みで)■作り方1)砂抜きした浅蜊を、殻をこすりあわせてよく洗う。長ねぎは1cm 幅に切っておく。2)鍋に水と浅蜊を煮立て、浅蜊の口が開いたらすぐに鍋から上げてスプーンで身を外す。3)浅蜊の煮汁に葱を入れ、火が通ったら浅蜊の身を鍋に戻して味噌を溶き入れ、ひと煮立ちさせる。4)器にごはんを盛り、3をかける。お好みで薬味や三つ葉を散らす。初夏の行楽の一つである「潮干狩り」が盛んになったのは、江戸時代のことです。「現在の4月から5月、芝浦・高輪・品川 沖・佃島沖・深川洲崎・中川の沖から、早朝より船に乗って沖に出る。卯の刻(午前6時頃)過ぎより潮が引き始めて、午の半刻(正午頃)には海底が陸地と変わる。ここに降り立って蛎蛤を拾い、砂の中にいる平目を踏み、引き残った浅汐で小魚を捕獲して宴を催した」と『東都歳時記』(1838年)に書かれています。 平目や小魚まで手に入れて、潮が満ちてくるまでその場で宴会とは、羨ましい限りです。また、海に面していた深川では浅蜊がたくさん獲れました。 深川の漁師たちが、味噌や醤油で煮た浅蜊と葱を、船の上でごはんにかけて食べた漁師飯が「深川飯」です。 当時は「ぶっかけ飯」や「浅蜊飯」と呼ばれており、「深川飯」と呼ばれるようになったのは昭和に入ってから。現在、深川名物となっている『深川めし』は、醤油ベースの煮汁ごとぶっかけるタイプと、炊き込むタイプの2種類があります。 炊き込むタイプは、『深川めし』を持ち運びできるようにと、近年考案されたものだそうです。『白魚飯』(二人分)「名飯部類」より徳川家康存命中は「御止魚(おとめうお)」。高嶺の花だった白魚をご飯に乗せて。■材料(二人分)・白魚…20匹程度・温かい御飯…2杯・海苔…2枚・鰹出汁…300ml・醤油…小さじ1・塩…少々・芽葱(小葱でも)…適量・山葵…少々(お好みで)■作り方1)白魚は水洗いして塩水に浸け、その間に蒸し器を温めておく。2)蒸し器に クッキングシート等を敷き、白魚を並べて軽く蒸し、自然に冷ます。(真っ直ぐな白魚にこだわらないのであれば、塩を入れた湯で軽く茹で、水気を切る)3)出汁に塩と醤油を入れて温め、器に盛った御飯にかける。その上に炙った海苔と2を乗せ、芽葱、山葵などを添える。成魚でも体長10cmに満たない白魚は足が速いため、夜の間に隅田川下流で漁を行い、魚河岸が開かれる早朝に合わせて出荷していました。白魚が江戸で初めて漁にかかった時、透けて見える脳髄が葵の御紋に似ていたことから、佃島の漁師が不思議に思って徳川家康に献上したところ、「三河の海で獲れる白魚が、江戸前の海でも獲れるとは吉兆なり」とたいそう喜び、好物である白魚の漁獲量を確保するため「御止魚」にしました。家康亡き後、解禁になった白魚は、公方様好みの魚としてもてはやされ、篝火に誘われて集まってくる白魚を、四手網(よつて0あみ)ですくい取る白魚漁は、江戸の風物詩になりました。 漁場に芸者を連れて小舟を出し、獲れたての白魚づくしの料理を海の上て0いたた0く、という贅沢な遊びもありました。
2018年05月14日花見に季節にぴったりなレシピ三品海老の甘みが存分に楽しめる『芝海老飯』うまみと栄養がたっぷりつまった『蛤飯』この時期にぴったり、見た目も綺麗な『山吹飯』『芝海老飯』(二人前)「名飯部類」より柔らかくて甘みのある芝海老と、香り高い有明海苔を使った、春らしい彩りのご飯です。■材料(二合分)・芝海老…30匹・米…2合・三つ葉…1束・塩…小さじ1・酒…大さじ2・醤油…小さじ1・焼き海苔…適量■作り方1)芝海老は洗って頭と殻を剥き、爪楊枝を刺して背わたを抜き取る。2)芝海老の身は酒に浸けておき、頭と殻は500mlのお湯でアクを取りながら茹でて老出汁を取り、網で漉して冷ます。3)炊飯器に洗米と2を入れる。出汁が足りないようなら酒を足し、塩と醤油を加えて炊く。炊き上がったら2cm幅に切った三つ葉を加えてざっくりと混ぜ、焼き海苔を揉みほぐして散らす。江戸時代、芝浦で大量に獲れたため、その名がついた「芝海老」は、殻も柔らかいため、通常の調理法以外にも、当時は殻ごと煎り焼きにしたり、素揚げや天麩羅蕎麦のタネに使われたり、鮨ネタと酢飯の間に挟むおぼろに使われたりと、様々な調理法で食されていました。現在、この芝海老もトッピングの海苔も、産地として有名なのは、九州の有明海です。特に佐賀県太良町で獲れる、芝海老と海苔の漁獲量は全国1位で、佐賀県産品を使った朝ごはん推進プロジェクト、「あさご藩」のおかずの一品としても取り上げられています。『蛤飯』(二人前) 「素人包丁」より蛤をたっぷり使い、独活を散らした、粋で贅沢なご飯です。■材料(二人前)・蛤…12個程度・独活…6cm幅・温かい御飯…2杯分・水…3カップ(600ml)・酒…大さじ2・塩…少々・醤油…少々・胡椒…少々■作り方1)独活は皮を剥き、3cm×5mm程度の短冊に切り、水にさらす。2)鍋に水と酒と砂出しした蛤を入れて沸騰させ、蛤の口が開いたら身を取り外す。煮汁は塩と醤油で味を調えておく。3)茶碗に温かいご飯を盛り、蛤の身と独活を乗せて黒胡椒を振り、温めた煮汁をかける。「その手は桑名の焼き蛤」という地口で有名な、三重県・桑名宿の大蛤が全国的に知られるようになったのは、江戸時代からです。街道が整備され、人々が気軽にお伊勢参りか0できるようになったおかげて0、ご当地グルメが誕生したというわけです。江戸湾でも蛤は豊富に獲れましたが、桑名では6cm以上ある大蛤が獲れたため、焼いても食べ応えがありました。焼き方も洒落ていて、当時の浮世絵に、松ぼっくりや乾燥させた松の葉をかぶせて焼いている図が残っています。弥次さん喜多さんの珍道中でおなじみの『東海道中膝栗毛』にも、「桑名に着きたる悦びのあまり、名物の焼蛤に酒くみかはして……(中略)……箱にした囲炉裏のようなものの中へ蛤を並べ、松かさをつかみ込み、扇ぎたてて焼く」とあり、焼き上がった蛤は、大皿に入れて提供していました。この焼き方を再現した焼き蛤をいただいたことがありますが、松の良い香りが貝に移り、なんとも乙な逸品でした。また桑名では、「焼き蛤」に次いで名物だったのか0「蛤の時雨煮」で、旅人は現地で「焼き蛤」を味わい、土産に「時雨煮」を購入するのがお決まりだったようです。『山吹飯』(二人前) 「名飯部類」よりゆで卵の黄身を裏ごしし、山吹の花に見立てた色鮮やかなご飯です。■材料(二人前)・卵…3個・三つ葉の茎…1束分・温かい御飯…2杯分・鰹出汁…300ml・醤油…小さじ1.5・塩…少々■作り方1)卵を固ゆでにし、黄身だけを茶こしやザルなどで裏ごしする。三つ葉は小口切りにする。2)温かいご飯に1の黄身をかけ、三つ葉を散らし、醤油と塩で味を整えた、熱い鰹出汁をかけていただく。前述した蛤のように、環境破壊により、江戸時代は安価だったものが、現代では高価になってしまった食材は多々あります。逆に、江戸時代は高価だったものが、現代は安価になった代表格が、卵です。江戸末期に書かれた『守貞謾稿』によれば、かけそば一杯が十六文の時代に、ゆで卵は一個二十文で売られていた、という記述があります。仮に、一文を25円として換算すれば、ゆで卵一個が500円もしたということになります。それだけに、当時は病人のお見舞いや贈答品、もしくは女性を口説く際のプレゼントとしても買い求められていました。
2018年03月26日気温差が激しいこの季節、日中の陽射しの暖かさに油断していると、朝、起きた時に喉が炎症を起こしていることがあります。栄養価の高い旬の食材を意識して摂取し、ウイルスを寄せ付けない身体を作りましょう。朝夕の残寒に備えるレシピ三品芹が持つ、独特の苦味と香りが癖になる『芹焼飯』赤貝の漬けをご飯に乗せた『赤貝飯』故・池波正太郎先生の大好物。鴨の煎焼を乗せた『鴨肉の卵がけ飯』『芹焼飯』(二人前)芹が持つ、独特の苦味と香りが癖になるご飯です。■材料(二人前)・芹…6株程度・温かい御飯…2杯分・醤油…小さじ1・胡麻油…小さじ2・削り鰹…適量■作り方1)芹は洗って7cm程度の長さに切る。2)フライパンに胡麻油を引き、1をサッと炒めて醤油を回し入れ、削り鰹をまぶした御飯に乗せる。日本各地て0自生する芹は、『古事記』や『神大記』にも登場する、数少ない日本原産野菜の一種です。様々な調理法がある中で、古くから好まれたのが「せりやき」という料理です。野営などの際、地面を掘って石を並べ、その上で火を焚き、石が熱くなったところに芹を乗せて莚(むしろ)などで覆い、芹がしんなりしたところで醤(ひしお)や柚酢(ゆす0す)をかけて食したようです。『芹焼飯』は、削り鰹をまぶしたご飯に「せりやき」を乗せただけのシンプルな料理ですが、野趣溢れる芹の風味が、鮮烈に春の訪れを感じさせてくれます。『赤貝飯』(二人前)赤貝の漬けをご飯に乗せました。■材料(二人前)・赤貝…2個・温かい御飯…2杯分・きくらげ…適量・醤油…小さじ2・刻み海苔…適量・小葱…適量・わさび…少々■作り方1)赤貝は殻から外し、内臓を取り去る。身とヒモを塩でもみ洗いし、細切りにして、醤油を絡めておく。2)きくらげは(乾物なら水で戻しておく)さっと茹でて水に晒し、千切りにして1と混ぜる。小葱は小口切りにする。3)温かい御飯に刻み海苔をまぶし、2を乗せてわさびを乗せ、小葱をまぶす。太古から食べられてきた赤貝は、江戸湾で大量に獲れていた、安価な食材でした。特に江戸前の赤貝は人気があり、江戸で誕生した握り鮨のネタに欠かせませんでした。ちなみに、他に定番の鮨ネタは、玉子焼き、車海老、海老そぼろ、白魚、鮪の漬け、こはだ、煮穴子で、江戸後期の1カンの値段は8文(200円程度)。現在のおよそ4倍もの大きさがありました。冷蔵庫のない時代ですから、鮨ネタは全て仕事がしてあり、現在のように生の魚介をそのまま切って食べる、ということはほとんどありませんでした。食あたり防止のため、ネタに火を入れるか、漬けにするか、酢で〆るかで、赤貝は一度酢洗いしてから調理されていました。『鴨肉の卵がけ飯』(二人前)故・池波正太郎先生の大好物。鴨の煎焼を乗せた卵かけご飯です。■材料(二人前)・鴨(合鴨でも可)…200g・温かい御飯…2杯分・塩…少々・酒…大さじ2・醤油…大さじ2・みりん…大さじ2・卵…2個・醤油…少々・葱…適量・薬味(七味、粉山椒など)…少々■作り方1)鴨は5mm幅にスライスする。2)1を元のブロックの形に重ねて箸で固定し、フライパンに皮面を当てて、弱火でじっくりと焼く。脂が滲んできたらフライパン全体になじませ、鴨肉をバラして並べる。中火にして両面を軽く焼いたら、酒、みりん、醤油を加えて、汁気がなくなるまで煎りつける。3)卵を溶いて、塩と醤油で味を付ける。葱は刻んでおく。4)茶碗に温かい 御飯を盛り、2を乗せて3をかけ、お好みの薬味を添える。江戸の町では、基本的に肉食が禁じられていましたが、鳥肉は食べても良いとされていました。中でも鴨は、塩引鮭と並ぶ人気のお歳暮で、高級食材でもあったので、特に大事な人に贈られました。また「鴨鍋を食べると一年風邪をひかない」と言われるほど、スタミナ食として定着していたようです。寛永20年(1643年)に刊行された『料理物語』という料理専門書に、当時食べられていた鳥の名が書かれているのですが、「鶴・白鳥・雁・鴨・雉子・鸞 (は0ん)・鷺(さき0)・鶉(うす0ら)・雲雀(ひは0り)・鳩・鴫(しき0)・水鶏・桃花鳥(つく0み)・雀・鶏」と、豊富なラインナップに驚かされます。
2018年03月05日年末年始に負担をかけた身体をいたわり、引き締めつつも、寒さに負けない身体を作りましょう。免疫力をアップさせ、風邪予防にもつながる柚子、酒粕、牡蠣を使った江戸ご飯三品をお勧めいたします。鈍った身体をリフレッシュさせるレシピ三品栄養素が豊富な牡蠣で寒い冬を凌ごう『牡蠣飯』たっぷりの柚子で健康な身体を維持『柚飯(ゆうめし)』江戸の知恵、酒粕料理でポカポカに『粕粥』『牡蠣飯』(二人前)(「名飯部類」より)柚子の香りが牡蠣を引き立てる出汁がけご飯です。■材料(二人前)・牡蠣(生食用)…6010個・温かいご飯…2杯分・出汁…3カッフ0・塩…少々・醤油…小さし01・大根おろし...適量・柚子皮下ろし…1/2個分■作り方1)牡蠣は沸騰したお湯て0さっと茹でておく。大根おろしは軽く絞り、柚子皮おろしと混ぜておく。2)温めた出汁で牡蠣を30秒ほど茹でて引き上げ、塩と醤油で出汁の味を整える。3)ご飯に牡蠣を乗せて出汁をかけ、大根+柚子皮おろしを乗せていただく。牡蠣は、一旦岩場などに着床すると、一生そこから離れないまま成長します。従って筋肉が退化し、身のほとんどが内蔵なため、食物の中で最高含有量を誇る亜鉛を始め、18種類のアミノ酸、数種類のビタミンとミネラル、製菓メーカーのグリコの語源ともなったグリコーゲン、タウリンを含む、完全栄養食品です。その半面、水質の影響を受けやすい貝でもあり、中毒性があるので、生食には注意が必要です。江戸時代は産地でもない限り、明治に入るまで、牡蠣を生で食べる習慣はありませんでした。牡蠣の養殖は江戸時代から始まっており、江戸の町では焼き牡蠣にしていただくのが主流でしたが、大坂では様々な料理が楽しめたようです。……と申しますのは、晩秋になると、広島方面で養殖された大量の牡蠣を積んだ「かき船」が、大坂の土佐堀、堂島、道頓堀など十数か所以上の堀川に停泊し、牡蠣の販売や、船上て0は牡蠣尽くしの料理が提供されたからです。天保3年の資料によると、ある日のかき船のメニューは『酢カ0キ、カキの胡麻油炒めおろし大根しょう油添え、カキのからまむし(炒めたおからと和えたもの)、カキのひね生姜煮、カキの吸物、カキと芹の鍋、カキの土手焼き、カキ飯』の八品だったとあります。『柚飯(ゆうめし)』(二人前)(「柚珍秘密箱(ゆうちんひみつばこ)」より)風邪予防に最適な柚子を使った混ぜご飯です。■材料(二人前)・柚子の皮…1/2個分・温かいご飯…2杯分・醤油…小さじ2・黒胡麻…少々■作り方1)柚子の皮の黄色い部分を薄くそぎ、みじん切りにする。2)温かい御飯に1を混ぜ、醤油をかけてざっくりと混ぜる。茶碗に盛って黒胡麻をかける。柚子は揚子江付近が原産で、奈良、もしくは飛鳥時代に薬用品として伝来しました。柑橘系の中でも、特に寒さに強いため、日本全土で栽培され、今や生産量、消費量ともに世界トップで、日本料理に欠かせない食材となっています。天明5年(1785年)に、柚子料理ばかりを約40種類集めた『柚珍秘密箱』というレシピ本が刊行されました。「柚飯」はこの本の最初に登場する料理ですが、これを食べると五臓六腑を温め、病いにかからず、眼病の薬にもなると書いてあります。他にも、「柚釜蒸」「柚砂糖漬」「柚吸物」「柚田楽」「丸柚干(まるゆべし)」といった現代にも通じる料理から、「柚ぞうすい」「柚てんぷら」「柚せんべい」といったわかりそうでわからない料理、「柚松風」「柚みどり」「柚千鳥」「巻柚」「柚裏白」といった、レシピを読まないと想像がつかない料理まで、さまざまな料理が掲載されています。ちなみに冬至の日に柚子湯に入るという習慣は江戸時代からで、「冬至」を「湯治」にかけ、「柚子」を「融通」にかけて、「冬至の日の湯治は、融通のきく柚子で」ということのようです。駄洒落とは言え、柚子の香りにはリラックス効果があり、皮には血行促進や保湿効果があるので、湯治には最適な入浴剤です。『粕粥』(二人前)話題の酒粕を使ったお粥は抜群の栄養価があります。■材料(二人前)・米…1/2カップ・水…500ml・塩…少々・酒粕(板状)…50g・味噌…大さじ2■作り方1)鍋に水と洗った米を入れ、混ぜながら強火で炊く。2)ふきあがったら塩と1を入れ、再びふき上がってきたら中火にし、灰汁を取りながら30分程度炊く。3)酒粕を2mm幅に伸ばし、弱火で両面を焼く。4)粥に2と味噌を乗せ、よく混ぜていただく。日本酒を絞った後に残る酒粕が、実は握り鮨を世間に広めた立役者だったことをご存知でしょうか。1800年代はじめ、米を使ってつくる酢は高価な調味料だったため、発明されたばかりの握り鮨はハレの日のご馳走で、庶民が気軽に口にできるものではありませんでした。江戸を訪れた尾張国半田(現・愛知県半田市)の酒蔵の主人・中野又左衛門(四代目から中埜又左衛門と改名)はこの状況を見て、酒粕を使った安価な粕酢を江戸に普及させたことにより、握り鮨は屋台で楽しめるファストフードとして江戸の郷土料理となり、全国へ、やがて全世界に広がっていったというわけです。この中野又左衛門こそミツカングループの創始者で、現在は八代目当主が代表を務めていらっしゃいます。酒粕は保存性の高さから、1年中入手できますが、実は新酒が出回る1月から4月が旬の食材です。かつては産業廃棄物だった酒粕ですが、必須アミノ酸9種類を全て含み(アミノ酸の総量は白米の580倍以上)、肥満予防で話題のレジスタントプロテインを多く含むなど、さまざまな栄養価の高さから、万能美容&健康食品として見直されています。昭和初期の子供達は、おやつ代わりに酒粕を火鉢で炙り、砂糖をまぶして食べていたという話を聞きますが、酒粕は単体ではクセが強く、この食べ方は現代人の味覚にはそぐわないかも知れません。味噌との相性が抜群に良いので、主な使い道である甘酒や粕汁以外にも、味噌汁に酒粕を少し溶かし入れたり、酒粕:味噌=1:1の漬け床で粕漬けを作ったりなどして、摂取されることをお勧めします。
2018年01月22日江戸の変わり飯レシピ三品山芋の芽と根を同時に使った親子飯『零余子飯(むかご飯)』鎮咳去痰薬として知られた銀杏を出汁がけ『銀杏飯(ぎんなんめし)』白粥に蕎麦汁をかけ、薬味を乗せたシンプルなお粥『蕎麦汁粥』風邪をひきやすい季節にお勧めの「変わり飯」三品をご紹介師走に入り、年末進行と飲み会で、体調を崩されている方も少なくないのではないでしょうか。胃腸の変調は元より、抵抗力が弱まり、風邪をひきやすい季節でもあります。そんな折には、消化の負担が少なく、身体を暖める山芋や粥、古来より咳止め効果があると言われている銀杏を使った江戸ご飯三品をお勧め致します。『零余子飯』(三人前)山芋の芽と根を同時に使った親子飯です。■材料(三人前)・零余子…50g・水…600ml・塩…小さし01・米…2合・山芋…100g・めんつゆor濃いめの白味噌汁…大さし02・とんぶり…適量・山葵おろし…少々■作り方1)鍋に水と塩を入れ、洗った零余子を10分程度茹でて冷ましておく。2)炊飯器に洗米と1の零余子、400mlのゆで汁を入れ、30分程度置いてから炊く。3)2をざっくりと混ぜて、茶椀に盛り、摺り下ろしてつゆを混ぜた山芋、とんぶり、山葵おろしを乗せていただく。『平家物語』の中に、零余子を詠んだ短歌があります。白河上皇と平忠盛の間で交わされたこの短歌、実は平清盛の出生の秘密について書かれた、重要な一首なのです。永久5(1117)年、白河上皇は、妊娠中の愛妾を家来の忠盛に下し、生まれた子が女だったら引き取るが、男だったら忠盛の長子として育て、武士にせよ、と命じます。翌年、男の子が生まれたものの、それを白河院に伝える術に恵まれませんでした。重要機密事項ですから、伝言を頼むわけにもいかなかったのです。……と、チャンス到来。ある時忠盛は、熊野詣に行く白河院の護衛を仰せつかりました。山中で休憩の折、忠盛は薮に分け入り、零余子をたくさん採ってきて、「いもか0子ははふほと0にこそなりにけれ」と上の句を添えて院に献上すると、院は頷き「たた0もりとりてやしなひにせよ」 と下の句を続けられました。「いもが子」は「芋の子(零余子)」と、「妹が子(妻の子)」の二つの意味を持ち、「ただもりとりて」は「たくさん盛り取って」と「忠盛が引き取って」、「やしなひ」は「養い(食糧)」と「養子」をかけています。つまり、「あなたの子どもは這い這いをするほどに育ちましたよ」と報告した忠盛に対して、「お前が引き取って養子にせよ」と命じたわけです。こうして、院からの下知を賜った忠盛は、清盛を平家の惣領息子として育て、平家に栄耀栄華をもたらしました。山芋は消化吸収が良く、精がつく食材であることは、古くから知られていました。『今昔物語』には「芋粥」に憧れる男の話が掲載されており、井原西鶴の『好色一代男』では、ラストに主人公の世之介が、大量の山芋を船に積んで女護島を目指しました。また、駿河の鞠子宿(丸子宿とも)の「とろろ汁」は、東海道のご当地グルメとして有名でした。東には安部川が、西には長くてきつい宇津ノ谷峠があったため、上りも下りも、鞠子宿に到着した旅人達は疲労困憊。そんな人々にパワーを与えてくれたのが、白味噌と出汁と卵を混ぜたとろろを麦飯にかけていただく、名物の「とろろ汁」です。歌川広重の『東海道五拾三次』に描かれた、慶長元(1596)年創業の「丁子屋」は、移転したものの現在も健在で、昔ながらの「とろろ汁」を味わうことができます。『銀杏飯』(二杯分)鎮咳去痰薬として知られた銀杏を出汁がけで。■材料(二杯分)・銀杏…20個程度・芹…1株・温かいご飯…2杯分・鰹出汁…300ml・醤油…小さじ1.5・塩…少々■作り方1)銀杏は殻を割って塩茹でにし、温かいうちに指で軽く潰しておく。芹は2cm程度に切る。2)温かいご飯に銀杏と芹を混ぜ、茶椀に盛る。3)醤油と塩で味を整えた、熱い鰹出汁をかけていただく。平安時代の留学僧が大陸から持ち帰ったとされる銀杏は、1億5000万年前から存在する世界最古の植物の一種で、「生きた化石」とも呼ばれています。太古から生き残って来ただけあって、非常に強い木で、コルク状の厚い皮を持ち、水分を多く含むので、火が近付くと水蒸気を放つと言われています。2、3年に一度、大火事に見舞われた江戸では、延焼を防ぐため、神社仏閣や火除け地に、多くの銀杏の木が植えられました。葉は防虫剤としても用いられ、銀杏は外の実を腐らせて種子を取り出し、中の仁を食します。ただし銀杏は、アンチビタミンB6物質を含むため、生で食べたり、食べすぎると中毒を起こすことがありますので、加熱調理した上で、1日10個程度までにとどめておくことをお勧めします。『蕎麦汁粥』(二人前)白粥に蕎麦汁をかけ、薬味を乗せたシンプルなお粥です。■材料(二人前)・米…1/2カップ・水…500ml・塩…少々<蕎麦汁>・醤油…50ml・味醂…50ml・水…200ml・鰹節…1パック・大根おろし…大さじ1・刻み葱…少々・一味唐辛子…少々■作り方1)鍋に醤油、味醂、水を入れて煮立て、沸騰したところに鰹節を入れて火を止めて冷まし、漉して蕎麦汁を作る。2)別の鍋に水と洗った米を入れ、混ぜながら強火で炊く。ふきあがったら塩を入れて中火にし、灰汁を取りながら30分程度炊く。3)2に好みの量の1をかけ、大根おろし、刻み葱、一味唐辛子をのせていただく。現在の蕎麦つゆは、醤油と味醂と砂糖を煮て、しばらく寝かせた「かえし」を、出汁で割ったものが使われます。出汁の割合を変えることにより、少なければつけ蕎麦に、多ければかけそばのつゆになります。出汁を何で取るかは店次第で、こんぶ、鰹節、干ししいたけ、いりこなどを組み合わせて、独自の出汁を作っています。ところが江戸時代は、上方(京・大坂)では昆布出汁、江戸の町では鰹出汁を取るのが主流でした。そもそもこれは水の違いにあり、上方の水が超軟水なのに比べ、江戸湾を埋め立てて造った江戸の町はややミネラル分を含んだ軟水であったため、昆布出汁がうまく取れなかったのです。そのため、鰹出汁がベースとなり、上方から下って来る、高価であっさりとした下り醤油よりも、近隣の野田や銚子で安価に造られる濃口醤油の方が、鰹出汁に合うということで、以降長年に渡って、関西と関東のつゆの違いが生まれました。ほんの十数年間前までは、東京のかけ蕎麦の黒いつゆの色に、ぎょっとする関西人がほとんどでした。また室町時代から醤油が発明される前までは、麺類は「たれ味噌」と呼ばれる、味噌を煮詰めて濾した汁に、鰹節と薬味を加えたつゆや、味噌と水と鰹節を煮詰めて作る「煮貫(にぬき)」と呼ばれるつゆで食べられていました。江戸中期になると、味噌ベースのつゆと醤油ベースのつゆが混在し、やがて醤油ベースのつゆが主流になってゆきますが、つゆに味醂、ましてや砂糖が使われるようになったのは、江戸後期以降のことです。
2017年12月18日香ばしい胡麻油が香るアットホームな空間「まさる」は昭和22年、小料理屋として浅草に開店しました。店名は、現店主のお母さまの名前から付けられたそう。開店以来常連さんも増え、35年前からは天丼専門店として営業しています。カウンター席と座敷で12席。香ばしい胡麻油の香る木目調の店内は、アットホームな雰囲気。メニューは「大入 江戸前天丼」と「昔ながらの美味しい味噌汁」のみの一本勝負です。ボリューム満点 天然食材の最高級天丼店主のこだわりが詰まった天丼は、ボリューム満点で迫力大。天然の素材を選び抜き、最高級の玉締め胡麻油で揚げた天ぷらをカツオ出汁とかえしだけでつくった丼つゆにくぐらせた逸品。昔懐かしいおいしい味噌汁もいただくことができます。砂糖や化学調味料は一切使用していない最高級の天丼を求め、遠方からのお客様や著名人の方もいらっしゃいます。魚が入手できなかった時には、開店しなかったこともあるそうで、そんな店主のこだわりがひしひしと伝わります。魚がなくなり次第閉店なので、早めに訪れたほうが良さそうです。雨天時は比較的空いているので、雨の日はチャンス! あなたも、サクサクフワフワの最高級天丼を召し上がってみてはいかがでしょうか?スポット情報スポット名:まさる住所:東京都台東区浅草1-32-2電話番号:03-3841-8356
2017年12月10日江戸の変わり飯レシピ三品栗の香りと甘味を引き出すシンプルな『栗飯』かぼちゃと小豆の『なんきん粥』きのこを主体にした『骨董飯(ごもくめし)』深まる秋にお勧めの「変わり飯」三品をご紹介朝晩の急な冷え込みに、体調を崩しやすいこの季節。寒気がしたなと思ったら、すぐに身体を温める飲み物や食べ物をお腹に入れ、風邪を撃退しましょう。根菜、木の実、きのこは身体を温める陽の食べ物です。今回はこれらの食材を使った、江戸ご飯三品をご紹介致します。『栗飯』(三人前)栗の香りと甘味を引き出すよう、塩と酒だけでシンプルに炊いたご飯です。■材料(三人前)・むき栗…150g・米…2合・水…適量・塩…小さし01/2・酒…大さし01・摺り胡麻…少々■作り方1)炊飯器に洗米、分量の水、酒、塩、むき栗を入れ、30分程度置いてから炊く。2)ざっくりと混ぜて蒸らし、摺り胡麻をかけていただく。栗は、数少ない日本原産種の一種です。縄文時代から人工栽培が行われた跡が残っており、ドングリやくるみなどの木の実と共に、縄文人の主食とされていました。後に農耕が行われるようになってからも、栗は非常食として欠かせないもので、奈良時代に書かれた『日本書紀』や、日本最古の薬物辞典である『本草和名』、平安の頃に書かれた『延喜式』などにも、飢饉の備えとして栗を栽培するよう促した文面が残っています。非常食になるということは兵糧にもうってつけで、栗を皮ごと天日干しにして臼で搗ち割り、実だけを集めた「搗ち栗」は、「勝ち栗」に通じる縁起の良さからも、戦には欠かせない一品になりました。戦の前の出陣式と、戦勝を祝う凱旋式には『三献の儀』という儀式が行われますが、この時に欠かせないのが「打ち鮑」と「搗ち栗」と「昆布」です。「敵を打ち、勝ち、喜ふ0」という語呂合わせで、まずは三宝にこれら三種を乗せ、出陣の場合は先に打ち鮑を口に入れ、盃の酒を三度に分けて飲み干します。勝ち栗と昆布も、同様にそれぞれ口に入れて、三度に分けて盃を飲み干します。こうして三杯の酒を空けると、盃を振りかぶって庭に叩きつけて割り、軍扇を広げて大将が「エイエイ!」と声を上げると、一同か0「オー!」と勝鬨の声を上け0げるのが習わしでした。凱旋の場合は、「搗ち栗」「打ち鮑」「昆布」の順に儀式が変わります。これは、「敵に勝って、家に帰って、喜ぶ」となるからです。『なんきん粥』かぼちゃだけで炊いたものもありますが、小豆を入れた方が彩りも良く、味にアクセントがつきます。■材料(二人前)・かぼちゃ…100g・米…1/2カップ・水…500ml・小豆…20g・水…300ml・塩…少々■作り方1)かぼちゃは種とわたを取ってまだらに剥き、1cm角に切る。小豆は水洗いし、水とともに鍋に入れ、最初は強火、煮立ったら中火にし、30分煮る。差し水をしながら柔らかくなるまで煮る。2)鍋に水と洗った米を入れ、混ぜながら強火で炊く。ふきあがったら塩と1を入れ、再びふき上がってきたら中火にし、灰汁を取りながら30分程度炊く。3)1を加えてさらに5分炊いたら火を止め、蓋をして蒸らす。かぼちゃの語源は「カンボジア」です。原産国は中南米なのですが、かぼちゃの種を運んで来たポルトガルの船が、カンボジアを経由したことから、カンボジアが訛って「かぼちゃ」と呼ばれるようになりました。他にも、江戸時代のかぼちゃの呼び名はさまざまです。天保4 (1833) 年刊行の『万家至宝(は0んけしほう)都鄙安逸伝(とひあんいつて0ん)』に、「かぼちゃは江戸では唐茄子、京都ではかぼちゃ、西方ではほうぶらという」とあります。それぞれ、「唐茄子」はこの頃のかぼちゃが茄子のようにくびれた形をしていたからで、「ほうふ0ら」とはポルトガル語のかぼちゃ 「abóbora (アボボラ)」から来ています。「なんきん」と呼んだのは主に大坂で、『好色一代男』や『世間胸算用』て0有名な、大坂の井原西鶴の『浮世草紙』に、「とかく女の好むもの 芝居 浄瑠璃 芋 蛸 南瓜(なんきん)」と言う一節があります。ちなみに現在の日本では、「かぼちゃ=パンプキン」と訳されますが、パンプキンはハロウィンで出回るオレンジ色のかぼちゃのみを指し、我々が普段食べている、皮が緑色のかぼちゃは「スクワッシュ」と言わないと、外国人には通じません。また、江戸時代中期から、かぼちゃは冬至の日に欠かせない野菜でした。野菜不足になる冬場、夏に収穫して冬場まで保存でき、栄養価が高い南瓜は、風邪や中風の予防に良いとされ、「冬至冬中冬初め」と言われるこの日に、かぼちゃや小豆粥を食べて、柚子湯に入ることで、人々は無病息災を祈りました。『骨董飯(ごもくめし)』(『名飯部類』より)骨董には「いろいろなものの寄せ集め」という意味があり、ご飯に複数品の具材を乗せ、出汁をかけたものを全般に「ごもく飯」と呼びます。今回は、きのこを主体にしたごもく飯をご紹介します。■材料(二杯分)・えのき茸…1株・なめこ…1/2株・芹…4株・温かいご飯…2杯分・鰹出汁…300ml・醤油…小さじ1.5・塩…少々・七味唐辛子…少々■作り方1)えのきとなめこは、傘の部分から1cmほどの長さに切り、サッと熱湯にくぐらせ、水気を切る(軸の部分は煮物や汁物等にご利用ください)。芹も1cm幅に切る。2)鰹出汁を温め、醤油と塩で味を整える。3)温かいご飯に1を盛りつけ、2を茶碗の淵からそっと注いで、七味唐辛子を振る。享和2(1802)年に大坂の医家・杉野権兵衛が書いた『名飯部類(めいはんぶるい)』には、約150品もの変わりご飯のレシピが掲載されています。中でも最も多いのは「汁かけ飯」の類いで、その中に「骨董飯」がいくつか含まれています。数種類の具材を使う「ごもく飯」に、「骨董飯」という漢字を当ててあるのは本書のみで、江戸時代に出版された他の料理本は、全て「ごもく飯」と表記されています。そもそも「骨董飯」は中国の表記で、永楽13(1415)年に刊行された『性理大全』という本に、「魚や肉など、色々なものを飯に混ぜ込んだものを骨董飯という」と書かれています。『名飯部類』の作者は医家なので、中国の書などを読み込んでおり、この漢字を採用したものと思われます。ところが、『性理大全』の解説を読むと、これは「汁かけ飯」ではなく「混ぜご飯」のようです。現在では「五目飯」というと数種の具材を入れた「炊き込み飯」のことを指しますので、調理方法が変わっていていることがわかります。今回の具材に使ったえのき茸となめこは、どちらも江戸時代には天然ものしかなく、高価な茸でした。えのき茸の人工栽培が可能になったのは明治になってからで、本来のえのき茸は傘が大きく、茶色がかっていて、歯ごたえもありました。昭和初期には、現在私たちが知る乳白色のえのき茸が大量に出回るようになりました。近年見かける「ブラウンえのき」は、原種との掛け合わせにより誕生したものです。また、なめこは「滑子」と書き、表面がゼラチン質のぬるぬるしたもので覆われている茸全般をそう呼んでいました。現在のなめこは「ツツエ」と呼ばれていた種類で、大正時代後半から人工栽培が始まったと言われています。車浮代の「江戸の変わり飯」レシピ
2017年11月13日ここ数年数が増えてきたスパークリング日本酒。乾杯はもちろん、甘みを抑えたものも多いので食中酒にももってこい。味付けや風味を上品に仕上げた和のおつまみで、“大人な家飲み”はいかが?今回は「まったりおから」の作り方をご紹介!・材料(2人分)おから……80g水で戻したひじき……大さじ2長ネギ……1本しょうがのみじん切り……大さじ1サラダ油……1/2カップ砂糖……大さじ1しょうゆ……大さじ1卵…… 2個(溶いておく)・作り方1. 鍋にサラダ油を入れて熱し、温まったら一度火からはずして鍋底を一度冷ます。2. 1をもう一度中弱火にかけ、しょうが、おから、ひじきの順に加えながら炒め、油が馴染んできたら砂糖、しょうゆで調味する。3. 2にみじん切りにした長ネギを加え、長ネギに火が入ったら火を止め、その瞬間に卵を一気に入れて、混ぜ込む。※『anan』2015年11月25日号より。料理作製・山本千織写真・高杉 純(料理)スタイリスト・中根美和子
2015年11月19日『夢売るふたり』は、とにかく考えたくなる映画だ。火事ですべてを失った小料理屋の夫婦が、もう一度自分たちの店を持ちたいと願い、その夢の実現のために結婚詐欺に手を染める。板前の貫也は妻の里子が目をつけた標的――東京の片隅で孤独を抱えた女性たち――の懐に入り込み、金を引き出して行く。『ゆれる』、『ディア・ドクター』の西川美和監督が今回もオリジナル脚本を手がけ、松たか子と阿部サダヲを初共演に迎えた本作は、夢とお金と愛に翻弄される人々の姿を通して、男について、女について、自分自身についても考えたくなる作品だ。「夢を諦めるところも含めて、好きなんです」(西川監督)結婚願望の強いOLにスポーツ選手、風俗嬢、シングルマザー、と様々な女性が登場する。彼女たちの王子さまが貫也なわけだが、演じる阿部さん自身は同性として、「貫也はダメな男だなぁ…って思いました」と言う。「途中で自分の夢を諦めちゃってるんです。それで他人の夢、例えばウエイトリフティング選手のひとみちゃんの夢に乗っかっちゃって。それはだめでしょう、男として。そういうところは、自分とはちょっと違うなと思ったんですよね」。夢を諦めるのは、やはり駄目なことかと尋ねると「諦めなきゃいけないこともあるんでしょうけど。僕もプロ野球の選手になりたかった夢を諦めて、いま俳優やってるんですけどね(笑)」と答える。「ただ僕は、向いていないと気づいて、プロの選手にはなれないなと思ってやめたので。貫也はなんとなくやめてるから。そこはちょっとな、と思う」。西川監督は「だめなところなのかな…」と考え込みながら、「自分が男だったら、厳しく見ちゃうかもしれませんね。でも、なんとなく、しょうがないのかなとも思っちゃうな」。貫也という男は面白い。店が焼失し、失意のどん底にいた彼は、成り行きで一夜を共にした店の常連客に里子がいかに立派な妻か、熱心に語る。そして、大金をもらって喜び勇んで帰っていく。無邪気というか、天真爛漫というか。「走っちゃってるんだもんな…」と阿部さんは笑いながら呟く。「脚本にはなかったんですけど、監督が『松さんを抱きしめて、歌ってくれ』と言ったんですよ。オペラっぽくやってくれって。どんな男だ!?と思いました(笑)」。西川監督はにっこり笑って「そうお願いしました。見て下さいね。オペラ声で歌ってくださってますから」と答える。そのオペラの直後、物語は一気に加速する。滑稽さをまといながら、人の心の奥底まで深く深く分け入って、そこに隠されているものを白日のもとに曝してしまう。それが西川作品の特色だ。何気ない風で、人が一番触られたくない部分を鋭く突く。貫也のみならず、ラーメン屋店主や風俗嬢のDV夫、探偵など、登場する男たちも、騙す里子も騙される女たちも、誰もが少しずるいし、ばかでもある。「でも、ばかだけど、そこがいい。だから、夢を諦めるところも含めて、好きなんです。私は貫也っていうキャラクターが好きなんで、ついつい脚本を書いてても、貫也の話ばっかり膨らんでいくんですよね。だから、里子が物語の軸なんだって、振り戻すのにすごく苦労するぐらい。貫也は結婚詐欺をするのに外を歩くので、面白いんですよね」。貫也は女性から見た、理想の男性像?外に出て、いろいろな女性と対面しながら、貫也は変化していく。もう一度夫婦で店を始めたいという夢がブレない里子とは差が出てくる。「結構別人みたいになりますよね。監督からも別人でいいって言われました(笑)」(阿部さん)。西川監督は「貫也のいいところは、生き生きしてるんですよ、いつも」と言う。「もう、目の前にしたものが好きになり、それに心底没頭する」。確かに、どの女性といるときも貫也は楽しそうだ。家で夫を待つ里子が内に暗いものを抱えているのは明白だが、貫也にはどす黒いところはない。それとも見せていないだけ?「僕は、ない気がしますけどね。初めて会った子供とチャンバラやるっていう男は、どす黒くないでしょう」と阿部さん。西川監督は「ある意味、貫也は理想ですから、女の人から見た」と言う。「本当は男の人だっていろいろあると思いますけど、その暗い面、見たくない面は押さえて、だめだけど、人間の明るい面を寄せ集めた、かわいいキャラクターに書いたつもりです」。阿部さんは西川監督の男性の描き方について「面白がってるんだろうなって思いますね」と言う。「面白い男が多いなと思って。いろいろタイプが違う人がいっぱい出てきますけど、見方によっては笑えるっていうか、男の滑稽さが出てる。女性にしかできないような描き方だと思います。男が描くと、多分、貫也はもうちょっとかっこつけちゃったりするのかもしれない。もしくは、笑いに逃がしたりとか。西川さんの脚本はそれがないんです」。話を聞いていて頭に浮かんだのは、物語後半、すれ違い始めた夫婦が口論するシーンだ。里子に言われるまま動いてきた貫也が、彼女をやり込める。相手に逃げ場を与えない追いつめ方は、女性的にも思える。「そうですね、ああいう言い合いのシーンって、やっぱりね、男の人は描かなそうですよね」と阿部さん。「なるほどね。でも、私の周りの男の人は結構口が立つんだけどな」と言いながら、西川監督は阿部さんに「どうするんだろう、男の人。黙っちゃう?」と質問。阿部さんは「黙っちゃう。『逃げてくでしょう? 出かけちゃうでしょう?待ちなさいよ』って言われちゃう」と返答。監督は「煮物を容器に詰めて出ちゃう」と劇中の1シーンを引き合いに出して笑う。「自分じゃ知らない表情が映し出されていた」(阿部さん)阿部さんは「完成した映画には自分自身じゃ知らない表情が映し出されていました」と言う。「うれしいですよ。引き出してくれた監督に感謝しなきゃいけないですね」。自分でも未知の領域に連れていってくれる。俳優はそんな期待をもって監督との仕事に臨むのかもしれない。だが、監督本人は「いやいや、全然。そういうことのできるタイプの演出家じゃないです」と謙遜する。「松さんと阿部さんは、現場での有りさまが、私から見れば、すごく近い。2人とも歩調がちょっと似てるんです。だから、とてもバランスのいい現場でした」。みっちり話し合いを重ねて撮るようなこともない。「あんまり喋らないですよね(笑)。ちょっと解釈がずれてると思えば、言わせてもらうけど、ほとんどもうできてるんですよ。だから、目線の位置を決めるとか、その程度です」。「リハーサルをやってみて、あ、こいつ分かってないなって思うと来てくれるんです」と言う阿部さんの言葉に困ったような笑顔になる西川監督。「でも、阿部さんも松さんも、私の想定とは違う芝居のときが、いいことが多いんです。まあ、ほとんどずれないんですけど、基本は。でも、あ、元々の狙いよりも2人の出してきてくれたもののほうがいいって思うことがあった。だから、何にも言わないことが多かったですね」。「何も監督が言わないと、『もう諦められたのかな』って松さんと話してました」(阿部さん)「(笑)そんなことない。逆にこっちはなんにも言うことがなくて、申し訳ない、不甲斐ないって思うことが多かったですね。『まあ、この程度だな、この演出家も』って思われてるんだろうなって」(西川監督)お互いにそんなことを思いながらの撮影現場。互いへの愛情と尊敬、畏れと自意識の闘い合いは、『夢売るふたり』の世界観と重なるように思えて、何かストンと腹に落ちた。(text:Yuki Tominaga)Hairmake:Eisuke Arakawa/Stylist:Chiyo■関連作品:夢売るふたり 2012年9月8日より新宿ピカデリーほか全国にて公開© 2012「夢売るふたり」製作委員会
2012年09月05日