江戸幕府創設からおよそ420年。大都市として発展した江戸・東京の人々は、動物たちとどのように関わってきたのか。大規模改修工事のために長期休館中の江戸東京博物館のコレクションから、このテーマのもとに選りすぐった作品を紹介する展覧会が、4月27日(土)から6月23日(日)まで、東京駅構内の東京ステーションギャラリーで開催される。同展は、2022年にパリ日本文化会館で好評を博した『いきもの:江戸東京 動物たちとの暮らし』展を拡充した凱旋帰国展。61万点に及ぶ収蔵品数を誇る江戸東京博物館のコレクションから、浮世絵、工芸品、染織など約240件の作品をテーマごとに展示し、江戸・東京の人々が動物をどのようにとらえ、表現していたのかを俯瞰する展覧会だ。興味深いのは、海外からの帰国展らしく、展覧会構成に「外国人が見た日本人とどうぶつ」という視点が組み込まれていること。1877(明治10)年に米国の動物学者モースが来日した際に驚いたのは、日本人が動物の名に「さん」づけをして親しみを込めて呼び、人力車の車夫たちも道に居座る犬やネコを避けて走っていたことだったとか。ジョルジュ・ビゴー『あさ』より《人力車に乗る日本の家族》1883(明治16)年、東京都江戸東京博物館 [5/28から展示]「ネコさん、トリさん、お馬さん…」と呼んで動物と親しむ人たちが住んでいた江戸の街では、ネコや犬が可愛がられ、ときにはゾウの見世物が話題となり、ウズラの声を競う会が催され、ウサギの飼育ブームが起きたこともあったそうだ。また人々は街から郊外に出かけ、野生の鳥の姿や虫の音に季節を感じたものだった。動物と人々のそうした関わりを、同展では「飼育されたどうぶつ」「野生のどうぶつ」「見られるどうぶつ」といったテーマを通じて見ることができる。同展ではまた、動物を「デザイン」の視点から見る試みも行われている。動物のイメージは、絵のモチーフとしてだけでなく、デザインの素材ともなり、温かみのある素朴な郷土玩具や、洗練されたデザインの精巧な工芸品にも用いられてきた。人々の生活を彩った多様な動物たちの姿が楽しめるのも興味深いところだ。今回は、東京会場だけの特別展示もある。テーマとなるのは、「東京馬車鉄道」。1882(明治15)年から約20年間、東京の大通りでは、レールの上を馬車が走っていたのだ。3枚続の豪華な錦絵や名所絵、玩具絵などの版画を通じ、往時の雰囲気を楽しみたい。歌川広重(三代)《鉄道馬車往復日本橋之真図》1882(明治15)年、鉄道博物館蔵[5/26まで展示]<開催概要>『どうぶつ百景 江戸東京博物館コレクションより』会期:2024年4月27日(土)〜6月23日(日)※会期中展示替えあり会場:東京ステーションギャラリー時間:10:00~18:00、金曜は20:00まで(入館は閉館30分前まで)休館日:月曜(4月29日、5月6日、6月17日は開館)、5月7日(火)料金:一般1,300円、大高1,100円公式サイト:
2024年04月24日港区立郷土歴史館は、令和6(2024)年4月27日(土)~6月30日(日)に「江戸の本 ―本からひもとく人びとの営み―」を開催いたします。江戸時代初期は、それまで権力者のもとで行ってきた出版を民間で担い始めたことで、庶民に向けた本が出版されるようになり、庶民も本を読むことができるようになった時代です。港区域でも芝神明町(現在の芝大門一丁目)などに学問的な本を取り扱う書物問屋や娯楽目的の本を取り扱う地本問屋ができました。流通した本は多様で、文字を学ぶ教科書の役割を担った本をはじめ、生活に必要な実用書や専門書、名所の案内書、大衆向けの小説などが刊行されました。展示では当館の収蔵資料の中から、江戸時代に刊行、筆写された本を中心に紹介し、当時の人びとの営みをひもときます。ポスター「江戸の本 ―本からひもとく人びとの営み―」 ■開催概要●開催期間 :令和6(2024)年4月27日(土)~6月30日(日)●会場 :港区立郷土歴史館 特別展示室(港区白金台4-6-2 ゆかしの杜内)●開館時間 :午前9時~午後5時(土曜日のみ午後8時まで)※入館受付は閉館30分前まで●休館日 :5月16日(木)・6月20日(木)●企画展観覧料:大人 200円(160円) 小・中・高校生 100円(80円)※常設展セット券 大人 400円(320円) 小・中・高校生 100円(80円)※( )内は10名以上の団体料金です。※港区在住・在学の小・中・高校生、港区在住の65歳以上の方、港区在住の障害者とその介助者(1名)の観覧料は無料となります。(証明ができるものをご持参ください) 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年04月19日劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチ主宰の劇団ナイロン100℃が結成30周年記念公演第二弾として上演する新作『江戸時代の思い出』の追加キャストが発表された。昨年2月から3月に結成30周年記念公演第一弾として東京・ザ・スズナリで上演されたレトロホラー『Don’t freak out』に続く本公演は、劇団初の時代劇。三宅弘城、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、大倉孝二ら劇団員、客演の池田成志、坂井真紀、山西惇の出演がすでに発表されていたが、劇団公演には実に21年ぶりの参加となる奥菜恵の出演が決定した。併せて、奥菜を加えたチラシビジュアルも新たに公開となった。なお『江戸時代の思い出』は2024年6月から8月にかけて東京・新潟・兵庫・北九州で上演される。<公演情報>ナイロン100℃結成30周年記念公演 第二弾ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチナイロン100℃結成30周年記念公演 第二弾 ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』チラシビジュアル【出演】三宅弘城みのすけ犬山イヌコ峯村リエ大倉孝二松永玲子安澤千草藤田秀世喜安浩平眼鏡太郎猪俣三四郎水野小論伊与勢我無木乃江祐希/池田成志坂井真紀奥菜恵山西惇【東京公演】2024年6月22日(土)〜7月21日(日) 本多劇場【新潟公演】2024年7月27日(土)・28日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場【兵庫公演】2024年8月3日(土)・4日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【北九州公演】2024年8月10日(土)・11日(日・祝) J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:()関連リンクキューブ 公式サイト:シリーウォーク 公式サイト:
2024年04月04日新潟市美術館にて、企画展「もしも猫展」が2024年4月13日(水)から6月2日(日)まで開催される。江戸時代の“擬人化”表現に迫る以前にも名古屋市博物館や京都文化博物館にて開催された「もしも猫展」。本展の主軸となるのは、猫を“擬人化”したり、逆に役者を猫の顔に見立てたりした作品で知られる浮世絵師の歌川国芳だ。そんな歌川国芳による猫を題材とした作品を中心に、江戸時代から明治時代にかけての擬人化表現の魅力に迫る。擬人化表現を読み解くうえでのポイントのひとつは、作品が“パロディの一種”となっていること。擬人化作品は、当時の人々に広く知られた伝承や、世間を騒がせた話題などをもとに制作されることがある。そのような作品と、元のイメージとを見比べることで、擬人化表現の魅力を再発見することができる。また、1841年(天保12)、歌川国芳による《猫の百面相》という団扇絵が流行。実在する歌舞伎役者を、猫に見立てて描くという趣向は、当時の新機軸となった。会場では、「もしも、あの有名人が猫になったら?」などユーモアの溢れるアイデアと、国芳ならではの観察力や的確な表現力によって展開される作品が紹介される。このほか、山東京山と歌川国芳によって制作された合巻『朧月猫の草紙』や、国芳が擬人化猫作品を集中的に描き始めた頃の作例を展示する。【詳細】「もしも猫展」会期:2024年4月13日(土)~6月2日(日)時間:9:30~18:00休館日:月曜日(4月29日(月・祝)、5月6日(月・振)は開館)、5月7日(火)場所:新潟市美術館 企画展示室住所:新潟県新潟市西大畑町5191-9料金:〇前売・一般 1,200円・オリジナルポストカード付前売券 1,300円〇当日・一般 1,400円・大・高校生 1,000円・中学生以下 無料<前売券情報>販売期間:2024年2月22日(木)~4月12日(金)販売場所:セブン-イレブン(セブンチケット、セブンコード103-953)、ローソン(Lコード:35682)、インフォメーションセンターえん(メディアシップ1階)、万代シティビルボードプレイス(2階サービスデスク)、新潟県立万代島美術館ミュージアムショップ、新潟市美術館、新潟市新津美術館※会期中、一部作品の場面替えがある。※観覧券販売は、閉館30分前までとなる。【問い合わせ先】新潟市美術館TEL:025-223-1622
2024年04月02日劇作家・演出家ケラリーノ・サンドロヴィッチが主宰を務める劇団ナイロン100℃の結成30周年記念公演第二弾『江戸時代の思い出』が、2024年6月22日(土) から7月21日(日) まで東京・本多劇場で上演されることが決定した。昨年2月から3月に結成30周年記念公演第一弾として東京・ザ・スズナリで上演されたレトロホラー『Don’t freak out』に続く本公演は、劇団初の時代劇。出演には、三宅弘城、みのすけ、犬山イヌコ、峯村リエ、大倉孝二、松永玲子、安澤千草、藤田秀世、喜安浩平、眼鏡太郎、猪俣三四郎、水野小論、伊与勢我無、木乃江祐希の劇団員に加え、客演として池田成志、坂井真紀、山西惇が名を連ねた。併せて公開されたチラシビジュアルでは、漫画家・松田光市によるカラフルさと癖のあるキャラクターたちが目を引くイラストと、江戸時代の武士、町人、花魁に扮し凛々しい様子の出演者たちの躍動感ある写真が並んでおり、ナイロン100℃ならではの一筋縄ではいかない時代劇を予感させる仕上がりとなっている。『江戸時代の思い出』は東京公演を上演後、新潟・兵庫・北九州公演が予定されている。<公演情報>ナイロン100℃結成30周年記念公演 第二弾ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』作・演出:ケラリーノ・サンドロヴィッチナイロン100℃結成30周年記念公演 第二弾 ナイロン100℃ 49th SESSION『江戸時代の思い出』チラシビジュアル【出演】三宅弘城みのすけ犬山イヌコ峯村リエ大倉孝二松永玲子安澤千草藤田秀世喜安浩平眼鏡太郎猪俣三四郎水野小論伊与勢我無木乃江祐希/池田成志坂井真紀山西惇【東京公演】2024年6月22日(土)〜7月21日(日) 本多劇場【新潟公演】2024年7月27日(土)・28日(日) りゅーとぴあ 新潟市民芸術文化会館・劇場【兵庫公演】2024年8月3日(土)・4日(日) 兵庫県立芸術文化センター 阪急 中ホール【北九州公演】2024年8月10日(土)・11日(日・祝) J:COM北九州芸術劇場 中劇場チケット情報:()関連リンクキューブ 公式サイト:シリーウォーク 公式サイト:
2024年03月06日ASATEC株式会社(所在地:東京都港区、代表取締役:朝日 恵太)は、屋形船東京都協同組合が開発した『イマーシブお江戸川遊び』の企画・制作を担当し、Appleストア、Googleストアにアプリケーションをリリースしました。2024年3月までは、6社の屋形船で実証運航中。4月以降は隅田川すべての屋形船で楽しめるよう展開していきます。イマーシブお江戸川遊び1イマーシブお江戸川遊びは、隅田川の屋形船に乗船しながら6つのイマーシブ体験を楽しめます。海外の方も体験できるように英語対応しており、観光客に隅田川の江戸時代の文化や歴史を体感いただけます。イマーシブお江戸川遊び2■イマーシブ体験詳細イマーシブ体験(1) 屋形船乗船江戸時代から引き継がれている隅田川の屋形船の乗船が1つ目のイマーシブな体験です。隅田川の屋形船は江戸時代に繁盛しました。当時も今と同じようにお酒や食事をしながら、花火やお花見を楽しんでいたそうです。江戸時代から変わらぬ体験をお楽しみください。イマーシブ体験(2) 江戸っ子 観光ガイド屋形船の移動中は江戸っ子による「観光ガイド」で江戸時代の話し方を楽しむことができ、観光地について知ることができます。案内する場所につくとGPSで乗船中の船の位置情報を取得し、自動的に音声ガイドがながれます。イマーシブ体験(3) 江戸変化江戸変化は、江戸時代に活躍した歴史上の人物や忍者、歌舞伎、侍にARで変身できる体験を楽しめます。歴史上の人物になりながら江戸時代の活躍した人物を学べます。イマーシブお江戸川遊び3イマーシブ体験(4) 江戸タイムスリップ江戸タイムスリップは、江戸時代の隅田川にタイムスリップするイマーシブ体験がまっています。3DCGで復元された約200隻の屋形船とともに当時も楽しまれていた花火やお花見を楽しめます。景色の中には「ハート」が3つ隠されています。全部見つけると恋が叶うかもしれません。イマーシブお江戸川遊び4イマーシブ体験(5) お江戸ショーお江戸ショーは、お台場の360度空一面を活用し、江戸時代の歴史や文化に触れるイマーシブ映像作品です。江戸時代に活躍した浮世絵師の浮世絵がお台場の空一面で動き出し、3DCGで復元された黒船や江戸城がお台場の空間に当時あった場所に出現するところが見どころです。大迫力の音と360度空間映像をお楽しみください。イマーシブお江戸川遊び5イマーシブ体験(6) AirMappingShow EDOAirMappingShow EDO(エアーマッピングショーEDO)は、夜のお台場の空間に、江戸時代を連想させる音と光で奏でる美しい空間演出作品上映します。空間を活用しているので2D映像をみるだけではなく、観覧者との距離感も感じとれる奥行きがある3D作品映像を楽しめます。イマーシブお江戸川遊び6イマーシブお江戸川遊び7 3月までは6社の屋形船で実証運航中です。ご予約はこちらにご連絡ください。イマーシブお江戸川遊びHP: 予約 : ■屋形船東京都協同組合について屋形船東京都協同組合は、平成3年に隅田川沿いの屋形船事業者が集まり結成され、屋形船事業者の組合として、唯一、国土交通省関東運輸局の認可を受けている団体です。その後、屋形船の増加に伴い、江戸川、荒川、深川、港、品川、羽田など多方面にわたり、事業者が拡大してゆきました。屋形船事業者として、東京湾内、河川での安全な航行、利用船客へのサービスの向上、事業者の技術の向上をめざしています。ホームページ: ■ASATEC株式会社についてASATECは、AR・VR・MR技術を活用した様々なソリューションを提供するテクノロジー会社です。管理画面から画像データをアップロードするだけで簡単にwebでARフォトフレームが作れる『webARフォトフレーム』の提供や、現実の世界の空間を活用したリアルメタバースのプラットフォームアプリ『MetaTown』の提供、VRで消火器の使い方が学べる『VR消火訓練PRO』など、AR・VR・MRを活用したあらゆる課題解決のためにプロジェクトの企画から開発・導入、プロモーションまでをワンストップで提供しています。商号 : ASATEC株式会社代表者: 代表取締役 朝日 恵太所在地: 東京都港区東新橋2-7-3 昭和アステック1号館URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年02月15日東映太秦映画村(所在地:京都市右京区)では、9月16日(土)~11月30日(木)まで、映画村のオープンセットである江戸の町にて、時代衣装を身に纏って体験いただける、本格的「殺陣体験」のサービスを提供いたします。講師は、映画村に隣接する「東映京都撮影所」にて殺陣を学んだ東映の俳優陣です。映画やドラマで培われた本物の「殺陣」をご指南いたします。外国の方にも日本の文化をお楽しみいただけるよう、日本語に加え、簡単な英語で説明させていただきますので、外国の方にもお楽しみいただけます。東映太秦映画村でしかできない特別な体験を、旅の思い出にお持ち帰りください。メインビジュアルSTEP(1) 本格的な時代衣装にお着替え東映の映画・テレビを手掛けたスタッフが着付けをお手伝いいたします。衣装は<若侍><忍者><坂本龍馬><新選組><振袖若衆>の5種類からお選びいただけます。衣装画像STEP(2) 江戸の町で刀の所作を習おう!!「東映京都撮影所」で殺陣を学んだ東映の俳優陣が、礼から始まり、抜刀・納刀・基本の構え・刀の振り方を指南いたします。礼STEP(3) 場所を移動しながら撮影タイム殺陣に挑戦する場所に向かいながら、その道中でかっこいい写真を撮影いただけます。撮影タイム1STEP(4) いよいよ殺陣に挑戦!二人一組で殺陣に挑戦してもらいます。演技は東映の俳優陣がおつけいたします。カメラのご準備を!殺陣1【イベント概要】<イベント名> 「殺陣体験 A Sword-Fighting Experience」<開催日程> 2023年9月16日(土)~11月30日(木)<開催場所> 東映太秦映画村<開催時間> (1)9:00 (2)10:00 (3)11:00 (4)12:00 (5)13:00(6)14:00 (7)15:00<所要時間> 約90分(衣装着衣=30分 殺陣体験=45分 衣装脱衣=15分)<料金> 8,800円(別途入村料が必要です)<イベントHP> 【施設詳細】■東映太秦映画村所在地 : 京都市右京区太秦東蜂岡町10番地ナビダイヤル: 0570-064349アクセス : ・JR「太秦」駅より徒歩5分・嵐電「太秦広隆寺」駅より徒歩5分、嵐電「撮影所前」駅より徒歩2分・地下鉄「太秦天神川」駅より徒歩12分入村料 : 大人2,400円、中高生1,400円、子ども(3歳以上)1,200円営業時間 : 11月まで 9:00~17:00(12月以降は公式サイトでご確認ください)公式サイト : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月20日4年ぶりの花火大会の開催が報じられ、話題となった隅田川。江戸時代には、輸送の大動脈であると同時に、名所として深く愛されてきたその隅田川と、当時の都市風景に焦点をあてた展覧会が、7月7日(金)から8月6日(日)まで、千代田区立日比谷図書文化館で開催される。同展は、大規模改修工事のために休館中の東京都江戸東京博物館が、長年にわたり交流を続けてきたソウル歴史博物館と共同で、2022年に開催して好評を博した国際交流展をコンパクトにまとめたもの。東京都江戸東京博物館の収蔵品を展示の中心とするが、会場となる千代田区の文化財である紀伊国屋三谷家コレクションから、歌川広重(2代)や歌川豊国(3代)の浮世絵の出品もあり、隅田川の魅力をより丁寧に紹介する企画展となっている。高い建物などがなかった江戸時代には、隅田川の橋の上や舟から見晴らすと、遠景には富士山と筑波山が望め、また近景には川岸の有名な社寺の建造物を眺めることができたとか。広々とした空間に隅田川を描いた絵画や図巻では、そうした風景の美しさとともに、生活により身近な名所も見ることができる。一方、隅田川周辺の名所を舞台に繰り広げられる季節の風物詩も人気の画題だった。四季の移り変わりに心を寄せた江戸の人々が楽しんだ春の花見、夏の涼み船や花火見物、秋の月見や紅葉狩り、冬の雪見といった行楽や、寺社の祭礼などの年中行事を描いた作品もまた、たくさん登場する。エピローグとして、江戸幕府が終焉を迎え、時代が明治に変わることで隅田川に訪れた大きな変化の紹介もある。1923(大正12)年の関東大震災とその後の復興計画によって、復興橋と呼ばれる橋が次々と架けられ、隅田川の景観そのものも大きく変わったが、そのモダンな姿は現在も東京の風景を彩っている。江戸時代から現代へと続くこの都市の象徴のひとつである隅田川の多彩な世界を堪能したい。<開催情報>江戸東京博物館 館外展示『隅田川-江戸時代の都市風景』会期:2023年7月7日(金)~8月6日(日)会場:千代田区立日比谷図書文化館 1階特別展示室時間:10:30~19:00、金曜は20:00、土曜は18:30、日曜は16:30まで(入室は閉室の30分前まで)休館日:7月17日(月・祝)公式サイト:
2023年07月06日BS松竹東急では、映画『壬生義士伝』 『柘榴坂の仇討』『たそがれ清兵衛』をはじめ江戸時代を味わえる番組を連日放送!!© 2023 映画「大名倒産」製作委員会BS松竹東急<BS260ch・全国無料放送>は、平日夜8時からのよる8銀座シネマと土曜9時からの土曜ゴールデンシアターで毎月名作や話題の映画をノーカットで放送しています。よる8銀座シネマは“一番身近な映画館”、土曜ゴールデンシアターは“魂ゆさぶる映画の時間”をコンセプトに古今東西の映画を年間300本以上ラインアップしています。この度、映画『大名倒産』公開(6月23日(金))を記念して、6月20日(火)より映画『大名倒産』公開記念特選時代劇特集として選りすぐりの時代劇映画にドラマ、さらに2週にわたり映画に関連したテーマで「号外!日本誌スクープ砲 映画『大名倒産』公開記念スペシャル」を放送致します。幕末を舞台に時代に翻弄される侍の姿を描いた映画3作品、忠臣蔵をテーマにしたオリジナルスペシャルドラマ、大好評のオリジナル歴史バラエティなど、江戸時代にどっぷり浸れるラインアップとなっています。映画は、『大名倒産』と同じく浅田次郎原作で新選組に入隊した男・吉村貫一郎の波乱の生涯を描いた『壬生義士伝』、13年もの間主君の敵を探しつづけてきた男と身を隠し孤独に耐える男を描き、浅田文学の最高峰を完全映画化した『柘榴坂の仇討』、時代小説の第一人者・藤沢周平の原作を山田洋次監督が映画化した渾身の一作、第76回米国アカデミー賞外国語映画賞にノミネートされた『たそがれ清兵衛』を放送致します。オリジナルドラマは、滝藤賢一主演で最新家電が届いた江戸時代を舞台にした異色のコメディドラマのスペシャル版「家電侍スペシャル ストップ!忠臣蔵」を放送致します。さらに歴史バラエティは、知られざる日本史の特ダネを様々な角度から検証する歴史考察バラエティ「号外!日本史スクープ砲」。6月17日(土)、6月24日(土)に「号外!日本史スクープ砲 映画『大名倒産』公開記念スペシャル 前編/後編 ~勝村政信も驚愕!そうだったのか 大名を苦しめた参勤交代の真相~」 を放送致します。『壬生義士伝』6月20日(火)夜8時浅田次郎の同名ベストセラー小説を滝田洋二郎監督&豪華キャストで映画化2003年公開原作:浅田次郎監督:滝田洋二郎出演:中井貴一、佐藤浩市、三宅裕司、夏川結衣、村田雄浩、中谷美紀©2003 松竹/テレビ東京・テレビ大阪/電通/松竹ブロードキャスティング/カルチュア・パブリッシャーズ/IBC岩手放送幕末の京都、壬生に誕生した新撰組。そこへ一人の男が入隊してきた。南部藩出身の吉村貫一郎(中井貴一)だ。柔和な言動に反して、吉村の剣は何人も人を斬ってきたような剣だった。さらに吉村は何かにつけてお給金を請求するので、影では“守銭奴”という人も。隊長の近藤勇も一目置く斉藤一(佐藤浩市)は、そんな吉村が気に入らない。命知らずの新撰組の中にあってなぜ吉村はそんな命に、お金に執着したのか?水と油の吉村と斉藤だったが、斉藤は徐々に吉村に興味を持つようになる。やがて、時代の変革の波は新撰組にも覆いかぶさってきた・・・。【受賞】第27回日本アカデミー賞:最優秀作品賞、最優秀主演男優賞、最優秀助演男優賞『柘榴坂の仇討』6月21日(水)夜8時主君・井伊直弼を失い、敵を探し続ける男。大老暗殺後、身を隠し孤独に耐える男。江戸から明治へ激変する時代のなか、13年後、二人を待ち受ける運命とは!? 浅田文学の最高峰、完全映画化!!2014年公開原作:浅田次郎、監督:若松節朗出演:中井貴一、阿部寛、広末涼子、高嶋政宏、真飛聖、藤竜也、二代目中村吉右衛門© 2014映画「柘榴坂の仇討」製作委員会安政七年(1860年)。彦根藩士・志村金吾(中井貴一)は、時の大老・井伊直弼(中村吉右衛門)に仕えていたが、雪の降る桜田門外で水戸浪士たちに襲われ、眼の前で主君を失ってしまう。両親は自害し、妻セツ(広末涼子)が酌婦に身をやつすも、金吾は切腹も許されず、仇を追い続ける。時は移り、彦根藩もすでに無い13年後の明治六年(1873年)、ついに金吾は最後の仇・佐橋十兵衛(阿部寛)を探し出す。しかし皮肉にもその日、新政府は「仇討禁止令」を布告していた。「直吉」と名を変えた十兵衛が引く人力車は、金吾を乗せ柘榴坂に向かう。そして運命の二人は13年の時を越え、ついに刀を交えるが・・・。【受賞】第65回芸術選奨文部科学大臣賞第27回日刊スポーツ映画大賞助演女優賞『たそがれ清兵衛』6月22日(木)夜8時日本アカデミー賞12部門最優秀賞受賞&米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート。巨匠・山田洋次監督による藤沢周平原作初の映画化!父と幼い娘の絆、幼馴染との恋を描いた感動の本格時代劇!!2002年公開原作:藤沢周平監督・脚本:山田洋次出演:真田広之、宮沢りえ、田中泯、小林稔侍、岸恵子、丹波哲郎©2002 松竹/日本テレビ/住友商事/博報堂/日販/松竹ブロードキャスティング幕末の庄内、海坂藩。平侍の井口清兵衛(真田広之)は妻を亡くし、二人の娘と老母のために下城の太鼓が鳴ると家路を急ぐ毎日。同僚たちはそんな彼を"たそがれ清兵衛”と呼んでいた。ある日、幼なじみの朋江(宮沢りえ)を救ったことから剣の腕が噂になり、上意討ちの討手として清兵衛が選ばれてしまう。清兵衛は藩命に逆らえず、朋江への想いを打ち明け、切腹を不服とする余吾善右衛門(田中泯)が立てこもる死地に向かった・・・。【受賞】第27回報知映画賞:最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀主演女優賞第15回日刊スポーツ映画大賞作品賞・監督賞・主演男優賞・助演女優賞第57回毎日映画コンクール:日本映画大賞・男優主演賞・女優助演賞・撮影賞・録音賞・技術賞第76回キネマ旬報ベスト・テン:日本映画ベスト・テン第1位ほか第45回ブルーリボン賞:作品賞・助演女優賞第12回東京スポーツ映画大賞:主演女優賞・助演男優賞第26回日本アカデミー賞:最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞・最優秀主演男優賞・最優秀主演女優賞ほか編集賞第53回ベルリン国際映画祭:コンペティション部門出品第76回米アカデミー賞外国語映画賞ノミネート「家電侍スペシャルストップ!忠臣蔵」6月23日(金)夜8時出演:滝藤賢一、前田亜季、平岡祐太、岩松了、田島令子、尾上菊之助声の出演:MEGUMI©BS松竹東急/PROTX江戸の貧乏長屋に住む兼梨家の元に現代の家電が届くことで巻き起こる大騒動。今作のテーマは「家電侍」×「忠臣蔵」!!赤穂浪士の討ち入りによって命を落とす大石内蔵助(尾上菊之助)を友である四十郎(滝藤賢一)は家電のチカラで止めることができるのか?「号外!日本史スクープ砲映画『大名倒産』公開SP前編/後編 ~勝村政信も驚愕!そうだったのか大名を苦しめた参勤交代の真相~」 6月17日(土)/6月24日(土)夜7時出演:河合敦(解説)、森遥香(MC)ゲスト:勝村政信©BS松竹東急 テレビジョンフィールド物的証拠、現地調査、再現CGを用いて、知られざる日本史の特ダネを様々な角度から検証する歴史考察バラエティ。今回は映画『大名倒産』でも描かれる参勤交代についてスクープ!大名たちを苦しめた参勤交代の真相について迫ります。今回は『大名倒産』で江戸幕府老中・板倉周防守役でご出演された勝村政信さんを特別ゲストに迎えお届けいたします。番組解説の河合敦先生、MC担当の森遥香さんからスペシャル番組のポイントと、今回の『大名倒産』公開記念特集で放送される映画の中から好きな作品についてコメントをいただきました!!河合敦先生コメント「号外!日本史スクープ砲映画『大名倒産』公開SP」前編は加賀100万石の前田家を取り上げます。4000名の家来を連れて2週間の旅。いかに費用をケチったか、映画『大名倒産』を見ていただければ、その苦労がよくわかると思います。「号外!日本史スクープ砲映画『大名倒産』公開SP」後編は、参勤交代の準備に焦点を当てました。費用を捻出した錬金術のからくりは、映画『大名倒産』にヒントが隠されていますよ。今回放送される時代劇の中で、私のオススメは『たそがれ清兵衛』です。主役の真田広之さんの切れのある殺陣を期待して映画館に入ったところ、あまりに斬り合いがリアルすぎて、良い意味で期待が裏切られたのを覚えています。森遥香さんコメント映画『大名倒産』にちなんだスペシャルな放送をお届けします!どんな内容になるかと言いますと、例えば「参勤交代」。映画の中でも神木隆之介さん演じる松平小四郎が、懐事情が苦しい中でも節約しながら参勤交代をやり遂げていました。その参勤交代に、通説とは異なるスクープがあるそうなのです。どんなスクープかは、ぜひ番組をご覧ください!そして、映画『大名倒産』を観ていただいてから番組を見ると、より楽しんでいただけること間違いありません!私の特に好きな作品は『壬生義士伝』です。潔く死ぬことを求められていた時代、吉村貫一郎の愛に生きようとする姿に心打たれます。新選組を取り巻く藩主や女性、子供のそれぞれの生き様もしっかり描かれていて、本当の武士道とは何かを教えてもらえる作品です。『大名倒産』6月23日(金)公開いきなりプリンス!でも借金100億!? ベストセラー作家・浅田次郎原作×超豪華キャストで贈る人生逆転エンターテインメント!!© 2023映画『大名倒産』製作委員会原作:浅田次郎「大名倒産」(文春文庫刊)主演:神木隆之介出演:杉咲花 松山ケンイチ小日向文世 / 小手伸也 桜田通 / 宮﨑あおいキムラ緑子 梶原善 / 勝村政信 石橋蓮司髙田延彦 藤間爽子 カトウシンスケ 秋谷郁甫 ヒコロヒー浅野忠信 / 佐藤浩市監督:前田哲脚本:丑尾健太郎、稲葉一広音楽:大友良英主題歌:GReeeeN「WONDERFUL」(ユニバーサル ミュージック)プロデューサー:石塚慶生、西麻美製作:『大名倒産』製作委員会配給:松竹公式サイト:movies.shochiku.co.jp/daimyo-tosan/公式Twitter、Instagram:@daimyo_tosan劇場公開:2023年6月23日(金)越後・丹生山藩の鮭役人の子、間垣小四郎(神木隆之介)は、お人よし過ぎて商売上手とは言えないが、皆に愛され平和に暮らしていた。そんなある日、大勢の役人たちが家にやってくる。驚く小四郎に父・作兵衛(小日向文世)が衝撃の事実を告げる。なんと彼は、小四郎――徳川家康の血を引く、丹生山藩主の跡継ぎだったのだ!さらに、実の父・一狐斎(佐藤浩市)は小四郎に国を任せ、さっさと隠居。庶民から殿様へと突然、幸運を手にしたかのように見えた...のもつかの間、実は丹生山藩は25万両(およそ100億円)もの借金を抱えるワケあり藩!困り果てる小四郎に、一狐斎は「大名倒産」を命じる。返済日に藩の倒産を宣言し、借金を踏み倒せば皆助かるというのだ。しかし・・・実は一狐斎は、息子に全ての責任を押し付け、切腹させるつもりだった!小四郎に残された道は、100億返済か切腹のみ!人生最大のトラブルに巻き込まれた若きプリンス、一体どうする――!?★★★BS松竹東急で『大名倒産』試写会プレゼント実施中★★★BS松竹東急の局公式ツイッター&BS松竹東急ホームページで6月15日開催の試写会プレゼントを実施しております。詳しくは局公式ツイッターまたはホームページをご確認ください。【BS松竹東急(BS260ch)/全国無料放送】2022年3月に開局。“毎日おうちで劇場気分!”映画、歌舞伎・演劇、オリジナルドラマのほか、あらゆるジャンルを放送する全国無料総合チャンネルとして、視聴者のみなさまの暮らしに、上質感やワクワク感をお届けします!【ホームページ】 【局公式Twitter】 @BS260_official 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年05月31日ホテルニューオータニ大阪より、“究極のかき氷”「江戸かき氷」が登場。2023年5月17日(水)から9月下旬まで、地下1階「麺処NAKAJIMA」および「季処 一心」にて販売される。“究極のふわふわ食感”「江戸かき氷」「江戸かき氷」は、ホテルニューオータニ大阪で毎年多くの人気を獲得している“究極のかき氷”。南アルプス・八ヶ岳の天然氷を使用したかき氷は、口にした瞬間、綿菓子のようにとける“ふわふわ食感”が魅力だ。2023年の夏は、いちご・和三盆・マンゴーの全3種のフレーバーがラインナップ。ホテルのひんやりスイーツで、暑い夏に癒しのひとときを楽しめそうだ。「いちご」フレーバーは、ふわふわの氷に、“苺の王様”「博多あまおう」の果肉をたっぷり使用したあまおう100%ソースを合わせたかき氷。クリームなどを一切使用しないシンプルな味わいで、いちご本来の甘みや果肉の食感を心ゆくまで楽しめる。「和三盆」のかき氷にも注目。氷の中に白玉や羊羹ゼリー、黒蜜あんこなどを忍ばせたほか、隠し味に“藻塩”を加えることで、和三盆のやわらかな甘味を引き立てている。果肉入りのマンゴーゼリーと黒蜜ゼリーを入れ、仕上げにマンゴー葛ソースをたっぷりかけた「マンゴー」かき氷は、マンゴー好きにはたまらない一品。見た目も鮮やかなイエローカラーで、夏を感じつつ涼むことができる自慢のフレーバーとなっている。【詳細】ホテルニューオータニ大阪「江戸かき氷」販売期間:2023年5月17日(水)~9月下旬場所:ホテルニューオータニ大阪 地下1階「麺処NAKAJIMA」および「季処 一心」住所:大阪府大阪市中央区城見1-4-1時間:・「麺処NAKAJIMA」11:00~14:00(最終入店)・「季処 一心」17:00~21:00(L.O 20:30)メニュー:・和三盆 2,800円・マンゴー 2,800円・いちご 2,500円※サービス料別。【予約・問い合わせ先】レストラン総合案内直通TEL:06-6949-3229
2023年05月18日前代未聞の映画の登場だ。江戸時代は、SDGsを先取りした循環型経済で成り立っていた、という、現代からみると驚きの事実を背景に、庶民の暮らしとそのなかで懸命に生きる若者の青春群像を描く『せかいのおきく』。主人公たちの仕事もいま観ると風変わりだし、全編、うんこ&しっこ関係の言葉がとびかうという、破天荒な時代劇なのだ。この映画、4月28日に公開される。『せかいのおきく』ポスターなどで使われるメインビジュアル。予備知識なくこれを見たときに、どこかの停留所かなにかで三人の男女が雨宿りをしているのか、と思った。よく見ると、着物を着ている。そう、この物語の時代は江戸末期。場所は江戸のさるお寺の、あの頃の言い方でいうと厠(かわや)、つまりトイレの前だ。突然の雨に、雨宿りのため出くわした三人、向かって左の青年は中次(寛一郎)という。籠のようなものを抱えているが、職業は「紙くず買い」。真ん中の女性が、おきく(黒木華)。寺で開かれる「寺子屋」で読み書きを教えている。右は矢亮(池松壮亮)。江戸市中の厠をまわり、糞尿を買う仕事「下肥買い」をしている。みな、たまたま仕事の途中に雨に降られたのだ。ドラマは、雨模様をながめながらの三人の会話から始まる……。「下肥買い」の矢亮は、江戸で買った糞尿を集めて、船で地元 葛西の農家に運ぶ。肥だめに収容し、発酵させたのち、畑にまき、野菜の肥料とするのだ。作られた野菜は、江戸で消費され、江戸市民が食し、糞尿となって排泄される。この時代、まさに循環経済=サーキュラー・エコノミーが成り立っていた。糞尿にもランクがあって、最高は江戸城からでるもの、次に武家屋敷。最低ランクが庶民の長屋の共同便所だそうで、この映画では、そんな長屋の厠が主要な舞台になっている。この循環スタイルは、都会では戦後まもなく下水道が完備され姿を消したが、田舎には昭和30年代、40年代まで存在した。肥だめをうっすらご記憶の方も多くいると思う。中次の「紙くず買い」は、古典落語でもおなじみの職業だ。江戸の町を流して、反故にした紙や不要になった帳簿を安価でひきとる。それをすき直して再利用する。いわゆる再生紙だが、これは、現代にも引き継がれている。中次は、雨宿りで仲良くなった矢亮に誘われ、「下肥買い」に鞍替えする。おきくは、やはりこの雨宿りが縁で、中次に恋心をいだく……。おきくは、武家の育ち。いまは浪人の身の上の父・源兵衛(佐藤浩市)と長屋で暮らしている。父は、武家社会のしがらみのなかで生きる男、多少わけありの事情で、刺客に襲われる。おきくもそれにまきこまれ、不幸にも喉を切られて声を失ってしまう。映画は、この江戸の最下層に生きる3人の、つつましくも、純で、せつない愛と友情の物語を描く。脚本は阪本順治監督のオリジナル。この作品のプロデューサーで美術監督でもある原田満生のSDGs(持続可能な開発目標)に関する映画、という企画提案に、阪本監督が考えたコンセプトは「江戸の循環型社会と市民時代劇とウンコ」だった。江戸末期の1858〜1861年、幕府が外国から開国を迫られ、大混乱になっていく時代。阪本監督は「そんなさなかでも庶民たちの生活は変わらない。そういう時代だからこそ、社会の底辺で暮らす庶民の姿に興味がある。庶民劇を撮りたかった」という。そして、映画としての最大の特徴は、モノクロ(正確にはパートカラー)、スタンダードという映像。黒澤明の『赤ひげ』のような、クラシック映画の味わいになっている。しかも下ネタ満載だが、決して下品ではない作り。例えば、おきくがおおまじめにきく。「明け六つになると、おとっさまは、なぜ、屁をたれるのですか」……なんともおおらかなユーモアがそこここに感じられる。おきくの父は、中次に「せかい」という言葉を教える。中次も、矢亮も、そしておきくも、それまで考えたことがなかったこの言葉。なんだか激動に向かう時代の希望を表しているかのようだ。うんこもしっこも継続可能なシステムの象徴。どんな環境であろうとも、どんな境遇であろうとも、このせかいに存在する限り、生きとし生けるもの、いや人だけでなく物ですら、それぞれに必ず意味と役割がある、そんなことを考えたくなるような映画だ。文=坂口英明(ぴあ編集部)(c)2023 FANTASIA
2023年04月10日ウーマンエキサイトをご覧の皆さん、こんにちは。tomekkoです。突然ですが…みなさんは“推し”がいますか?少し前までは一部のオタク趣味と言われていましたが、コロナ禍を経て(?)主婦&子育て層もドッと増えたと言われる推し活。自分が応援したい人=推しを見つけて応援したり動画を見たりグッズを買ったり音楽を購入したり…最近では「推し事(おしごと)」ともいうみたいですね!表立っては言ってませんが、例に漏れず私も推しの底なし沼入りしております。正直これまでの人生全く興味のなかった分野だったのに、推しに出会ってしまったせいでズブズブと…。妻の推し活を冷ややか〜な目で見ている夫ですが、よく考えたら子どもたちだって変形ロボットや野球のスター選手、戦国武将などそれぞれの琴線に触れる推しを見つけて日々楽しんでるんだもん。母だって推しで癒されたり(時間溶かしたり)したっていいじゃないですか?!…なんて言っていたら、日本史好きな長男がこんな疑問を投げかけてくれました。「推し活って昔もあったのかなぁ?」よくぞ聞いてくれました〜〜〜!推し活の歴史といえば?私は以前から歌舞伎鑑賞が趣味なのですが、六代目中村勘九郎さんがまだ勘三郎だった頃に友人に誘われて行った平成中村座。江戸っ子たちが日夜通い詰めていたであろう芝居小屋を再現した造りで、役者さんの汗の粒さえも肉眼で見える距離に驚いた記憶があります。その芝居小屋の中でも特に印象深かったのが『御大尽席』。高額なチケット代を支払えば特別なサービスを受けることができるそう。つまり、江戸時代だって“推し”に感謝&特別扱いされるために必死にお金をかけた人もいたわけです。日本史上調べればもちろんいろいろな流行はあったわけですが、推しという『個人』を『一般庶民』がお金をかけて応援する、というブームがはっきりと見てとれるのはやはり江戸時代。歴史案内人のお二方と一緒に江戸時代の推し活について見ていきましょう〜!歌舞伎の発祥は以前こちらの連載でも取り上げた通り出雲阿国が始めたかぶき踊りですが、そのブームを遊女屋が真似て客集めをしたことで「たくさんの演者」の中から好みの1人を選ぶ、という形でした。舞台に立つのは遊女(禁止されてからは若衆と呼ばれる男娼)であり、客は誰を買うか「品定め」しているので、この時代の歌舞伎は今でいう「推し活」ではないようです。(「推し活」は推しが発信するコンテンツを楽しんだり、活動を応援したり、勝手に貢ぐこと(お布施?)で払った以上の精神的快楽を得る活動ですから!!)どちらかというとお店の入り口の写真からホステスを選んでいるのに近いんでしょうね…。さて女歌舞伎も若衆歌舞伎も風紀を乱すという理由で禁止され、成人男性のみの野郎歌舞伎が定着し定期的に公演されるようになっていくと、いよいよ「推し活」文化が隆盛していきます。芝居小屋は舞台を三方から見下ろすようにできており、上の階に行くほど席代は高くVIP扱いとなります。前述の「御大尽席」は当時「上桟敷」と言われ、この最も高い席には贔屓の役者さんが直接ご挨拶に来てくれたり、公演後は芝居茶屋と呼ばれる宴席に役者さんを招待することができたりしたんですって…!え、推しが直接会いに来てくれるなんてそんな世界線あるの…? 想像しただけで息が…!!色男役はもちろん女性たちの憧れのアイドル。本気で恋してしまう女子たちも多かったことでしょう。でも歌舞伎の場合、面白さはそれだけじゃないんです。女性役を務める女形が独自の路線で女性たちの心をつかんで一大ブームを巻き起こします!明和期(1700年代後半)に活躍した二代目瀬川菊之丞という女形は、その美貌と独創的なファッションで女性たちのファッションのリーダーとなりました。髪型から帯の結び方、身につける小物に着物の色などこぞって真似する女性たちは彼の俳号(俳句を読む際に使うペンネーム)にちなんで「路考娘」と呼ばれたそう。現代だと、例えばジャニーズやK-POPなど男性アイドルは疑似恋愛的な対象ですが、女性たちのファッションアイコンになるのは女性アイドルがほとんどですよね。女形(男性から見た理想の女性を演じている男性)が、女性たちに支持されるというのは歌舞伎ならではの特殊な事例なのかもしれません。江戸の男性の推し活とは?では江戸の男性に人気だったのは…?今でいう清純派で身近に感じられる坂道系アイドルなら、茶屋の娘。いわゆるカフェの看板娘です。高嶺の花、セクシー系なら吉原の人気遊女でした。遊女は芸能にも秀でており相当のお金がないと会える機会も無いので庶民は芸能人のような感覚で見ていたようです。いずれも現代のグッズ戦略を彷彿とさせる物販が大盛況。ポスターにうちわにタオル(手拭い)…マジで昔からオタクもグッズも存在してたんです…!男女問わず、相撲の力士も大人気でした。両国で時々見かけるお相撲さんってやっぱりテレビで見るより断然大きくてびっくりしますが、当時さらに平均身長が低かった日本人の中で力士は別格の体格でさらに違いが際立ちますよね。人気力士には役者同様固定ファンがついて、中でも裕福なファンがパトロンとなり宴席に招いて自慢したり金銭的に支援したりしていたようです。インターネットがない時代…どうやって推しを見つけたの?ここまでいろいろな種類の江戸っ子の推し活を見てきたけれど、今のようにインターネットも無い時代にみんなどうやって推しを見つけたり、その良さを広めたりしていたの?そう、推しと持ちつ持たれつの存在「絵師」が大活躍だったんですね。カメラ小僧と言われた人たちは「野鳥でも撮るんか?」ってぐらいのなっがい望遠レンズを担いで写真を撮ってますし、彼らが撮った写真が、公式では出せない臨場感やオタクのツボを突いてバズることでアイドルたちの宣伝になったりしていますよね。ファンがファンを広げていくあの現象です。当時の絵師たちも、役者や遊女、力士などを次々と描いて最新の姿をグッズ化。まぁ彼らの場合は特定の推しを応援するためというよりは、自分の絵師としての人気、商売を確立することが主な目的も大きかったのでしょうが結果的に「○○の描く△△が良い」と評判になって、絵師も推しも知名度と人気が上がるという相乗効果があったというわけです。なんだか本当に江戸時代と現代は似ているな〜と思っていたらおこんさんが「現代の推し活ブームは『自分を取り戻すため』なのかもしれないね」と…。いい学校に行っていい会社に入らなければ、結婚しなければ、子育てに専念しなければ、家庭のために尽くさねば…こんな「あるべき姿」の圧に対して、自分の意志で見つけた推しに、はたから見たら無駄なお金や時間を注ぐ…自分だけの楽しみ。そして同じく趣味の合う人たちと推しの良さを語りあう喜びがそこにはある…。なるほどな〜。私も推しを見つけてから育児や仕事・家事で埋まっていた日々の中に「非日常」な時間ができています。推し活している間は母とか妻とか仕事のこととか、社会の中から期待されている自分の役割とは無関係な「いちオタク」でいられるし、相手の素性は全く知らないままただ同じ人のファンであるというだけのオタ友もできました。ハマりすぎて健康を害したり生活費まで使い込んだり…と生活や身を持ち崩すような状態は良くないと思うので、最低限のルールや常識を持つことは大前提として…「推し活」は精神の解放…というかつまり最高です!そして、さんざん人の推し活を白い目で見ていた夫ですが、スラムダンクの映画三回見てるし 限定グッズ、欲しいんだって! ってことでそれぞれの楽しみがあって何よりです。
2023年03月31日府中市美術館恒例の、江戸絵画をさまざまな切り口で紹介する「春の江戸絵画まつり」。20回目の今年は「春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室」と題して3月11日(土)〜5月7日(日)に開催される。これまでは美術史の視点から作品を鑑賞してきたが、画家はどう描いたかに着目することによって、江戸絵画の世界にもう一歩近づこうとするものだ。描くなんて難しそう、という心配はご無用。江戸絵画には、あえて下手に描いたり、一生懸命描いた結果下手であったりするもよしという自由さがあるのだから。例えば、動物、人物、花、山水という「四代テーマに挑戦」では、円山応挙の愛らしい子犬を輪郭線だけで描くなど、江戸絵画を見て現代の画材で実際に描いてみることができる。また、江戸時代の画家がどうやって絵を学んだのかを探ってみると、基本的に「正確なデッサン」を修得する必要のある西洋絵画とは異なり、素晴らしい絵を真似てきたということが言える。古来、中国から輸入された絵を模範とし、室町時代の画層である雪舟、はたまた円山応挙を手本とし、オランダから輸入された版画や書物の挿絵を見て西洋風の描き方を取り入れるようにもなる。現代では「真似」はよくないとされるが、真似て学ぶ=「まねぶ」でもいいのだとわかれば、肩肘張らずに楽しめるのではないだろうか。江戸時代の画家たちはどんな画材を使って、どんな技法で描いていたのか、基礎知識から描き方のコツまでが学べる。例えば、伊藤若冲が用いていた「筋目書き」という技法。吸水性の強い薄手の紙で、墨のにじみとにじみがぶつかると境目が白く残る性質を利用して、花びらや鱗などを描いた。ほか、少ない色でカラフルに描く秘訣も教えてくれる。知っているようで知らなかった江戸絵画の扉を開いてみてはいかがだろうか。<開催情報>『春の江戸絵画まつり 江戸絵画お絵かき教室』会期:3月11日(土)~5月7日(日)会場:府中市美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜料金:一般700円、大高350円、中小150円公式サイト:
2023年03月08日伝統にモダニズム~江戸切子にJewelのデザインセンスを融合!(有)川商では2023年の "江戸切子×Jewel Kiriko 限定品" として「桜の渦uzuの酒杯」の受注を2023年1月10日(火)よりスタート!今後、(有)川商ではガラス工芸を使った新しいジャンルを開拓するために広くお客様の要望を求める。■桜の渦uzuの酒杯!数量限定!~毎年恒例の桜の時期の限定アイテムです!2023 春「桜の渦uzuの酒杯」数量限定!宝石のような美しいプリズムに桜の花ビラが投影されます。若手の切子職人のお品になります。切子のカットをぐい呑みの側面に沿ってさながら桜が渦を巻くようにカットしています。その渦のような大胆なカットの間には魚子(ななこ)とよばれる細かいカットが入り一層、このグラスを際立たせています。価格 31,900円(税込)・共箱(桐箱)付き2023 春の限定品「桜の渦 酒杯」のページはコチラをクリック : ■ 切子&Jewel KirikoとはJewel Kiriko それはJewel とKirikoのコラボレーションproject江戸切子のカット技術から、日本中にある切子、カット技術の粋を集め新しい日本の新創工芸を生み出す。Jewel Kirikoは(有)川商が主催する、そんなプロジェクトです。(日本、中国、インドの商標取得済)画像はJewelデザインのKirikoグラスをはじめ、kirikoのカットピースとサファイやルビー、18金など宝石や貴金属とコラボしたJewelのKirikoの画像です。江戸切子&Jewel Kirikoの特集ページ!コチラをクリック! : ■ECサイト『Craft Style』とは?(有)川商(仙台)は日本の伝統工芸、文化をクリエータや新しい感性をもった職人たちによって現代にマッチさせた新しいJapan CraftのECサイトをオープンさせました。出品アイテムは、どれもこれが工芸品?と見違えるほど斬新でモダンなアイテムです。(有)川商はCraftの流通化、産業化を目指している。Craft Style のTOPページはコチラをクリック! : ▼クリエーター、デザイナー、CAD技術者、支援者を募集!弊社ではJewel Kirikoプロジェクトを困難な時局の中でも継続させるため、クリエーター、デザイナー、CAD技術者、スポンサーなど支援いただける方々を募集しています。日本のカット技術 "切る" は商品アイテムからインテリア建築アイテムまでの応用を含んだ大きな市場を将来に見据えています。お心に共感いただけましたらお声掛け下さいませ。ご協力いただけるクリエーターなどには "Jewel Kiriko" の商標権の使用(限定範囲)などを専門家と相談・検討をしています。詳しくはご連絡下さいませ。■国際宝飾展で商品を手に取って見れます!Jewel Kiriko~切子のグラスもJewelも!Jewel Kiriko 2023 新作会場マップ■お問合せ----------------------------------------------------------------------------[会社概要]名称:有限会社 川商 Jewel Kiriko事業部TEL 022-301-7225設立:2000年6月8日事業内容:日本の和装・工芸品のモダンライズの提案、企画、製造まで。運営サイトCraft Style : Craft Style : ---------------------------------------------------------------------------- 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月10日千葉市美術館では、2023年1月13日(金) より、『没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡』展が開催される。江戸時代後期に活躍した洋風画家・亜欧堂田善(あおうどうでんぜん・1748〜1822)の、初期から晩年までの作品約200点に加えて、司馬江漢や谷文晁、鍬形惠斎など同時代の絵師や弟子たちの作品約50点、計250点を紹介する(前・後期で展示替えあり)、首都圏では17年ぶりとなる大規模回顧展だ。現在の福島県須賀川市に生まれた亜欧堂田善は、47歳の時に白河藩主松平定信の命を受け、腐食銅版画技法を習得した遅咲きの画人。主君の庇護のもと、当時の最高峰の技術を身につけた田善は、日本初の銅版画による解剖図『医範提綱内象銅版図』や、幕府が初めて公刊した世界地図『新訂万国全図』など、大きな仕事を次々と手掛け、一方では江戸時代最大の油彩画《浅間山図屛風》など洋風画史上に輝く傑作を数多く世に送り出した。まず同展では、司馬江漢をして「日本に生まれし阿蘭陀人」と言わしめた田善の、『銅版画東都名所図』『銅版画見本帖』など銅版画約140点を網羅的に紹介する。これらは日本の近世銅版画史上初めて重要文化財となったシリーズ。前者の《二州橋夏夜図》などは、11.9cm×17.3cmという小品であるにもかかわらず、1cm四方になんと80本の線を掛け合わせる超絶技巧が駆使されている。会場では国内に現存する最古の銅版画制作用具なども展示される。また洋風画でも油彩画と屛風が融合した江戸時代最大級の油絵である《浅間山図屛風》(後期展示)や、近年再発見され、74年ぶりに公開されるという《湖辺武人図》など、貴重な作品が目白押しだ。《浅間山図屛風》は、その下絵なども紹介するなど、亜欧堂田善の「創造の軌跡」にもスポットを当てる。「謎多き」絵師・亜欧堂田善の全貌に迫る同展は、彼本人の業績はもちろんのこと、江戸時代人の旺盛な好奇心や知識欲にも圧倒されるに違いない。亜欧堂田善 《浅間山図屏風》 江戸時代(19世紀)重要文化財東京国立博物館蔵TNM Image Archives※後期展示亜欧堂田善 《二州橋夏夜図》(『銅版画東都名所図』のうち) 江戸時代(19世紀)重要文化財須賀川市立博物館蔵※前期展示亜欧堂田善 《今戸瓦焼図》 江戸時代(18~19世紀)神戸市立博物館蔵※後期展示亜欧堂田善 《フローニンヘンの新地図》(『銅版画見本帖』のうち)江戸時代(19世紀)重要文化財須賀川市立博物館蔵※後期展示亜欧堂田善 『医範提綱内象銅版図』 文化5年(1808)杜若文庫蔵<開催情報>『没後200年 亜欧堂田善 江戸の洋風画家・創造の軌跡』会期:2023年1月13日(金)~2月26日(日)会場:千葉市美術館時間:10:00~18:00、金土は20:00まで(入場は閉館30分前まで)休館日:2月6日(月)、1月30日(月) は休室日料金:一般 1,200円/大学生 700円※同時開催:『新収蔵作品展−江戸絵画を中心に』『千葉市美術館コレクション選』公式サイト:
2022年12月27日『エンターテイメントで 屋形船のすそ野を広げる』のビジョンのもと、世界に江戸・東京文化、次世代の屋形船エンターテイメントを展開する「江戸前汽船株式会社」が、「業界最大級のオーディション情報サイトnarrow」とタッグを組み、2023年のアンバサダーを懸けたオーディションを一般公募することが発表されました。アンバサダーに選出されると、多数のメディアへの出演や約20万円相当の豪華特典等の他、企画・広報関連会議への参加も可能で、コラボやプロデュースの面でも自身の能力を存分に発揮できます。応募者全員にお食事券プレゼントの大サービスもあり、この機会に是非江戸前汽船を体験してください。応募はオーディション情報サイトnarrow(所在地:東京都世田谷区、代表:渋谷 幸太郎)にて2022年12月20日~2023年1月31日まで受付しています。#江戸前汽船 アンバサダーオーディション2023江戸前汽船は東京の進化を象徴する「お台場」や「レインボーブリッジ」を巡る非日常な水上体験×「安全・清潔・リーズナブル(価格以上の価値)」をコンセプトとした「業界最安値」のもんじゃ屋形船として、幅広い世代が虜になっています。もんじゃ食べ放題プラン以外に、2022年12月、TBSのNスタでも紹介された塊肉のリッチなコース(動画: )、至極のパフォーマンスを堪能×ルーフトップから絶景を楽しむことができる、インバウンド集客にも非常にマッチした、エンターテイメント性の高いコースも登場しました。屋形船自体はもちろん、併設のミュージアム(超希少な、相撲関係の逸品、江戸文化にまつわる歴史的資料揃い)、SNS映えに本気でこだわり、待合所から乗船までの道のりに関しても「テーマパーク」レベルで楽しめます。食も絶景もエンターテイメントも堪能できる屋形船「江戸前汽船」、参加特典に6,600円無料お食事券プレゼントなど、豪華企画の幕開けです!日本唯一のアミューズメント屋形船 #江戸前汽船 アンバサダーオーディション2023(応募はこちらから) ■参加特典〈応募者全員〉江戸前汽船もんじゃ食べ放題コース6,600円無料お食事券プレゼント!※書類選考終了のタイミングで、郵送にて発送予定〈書類選考(1次選考)通過者〉43,800円相当の特典あり!![1][2]の2コースを、本人+同伴者1名様分を無料提供!![1]江戸前国産牛の塊肉BBQコース~お台場・レインボーブリッジ周遊2時間~乗船料+国産牛の塊肉メインのコース+飲み放題お一人様 9,900円(税込) [2]江戸前粋な屋形船コース~お台場・スカイツリー周遊2.5時間~乗船料+江戸前食の四天王(寿司・天ぷら・鰻・そば)+飲み放題+伝統芸能SHOWCASEお一人様 12,000円(税込) ■アンバサダー特典・任期1年中毎月食事の提供(5,500~12,000円相当のコースをペアで毎月1回)約20万円前後の豪華特典です!・公式WEB、SNS、販促POP、雑誌広告、動画等での起用、取材対応、イベント出演等・江戸前汽船の企画に携わっていただき、コラボメニューやキャンペーンの企画■求める人材江戸前汽船に来訪可能な方でしたら、出身・居住地、経験、職業、ジェンダー等一切不問です。・グルメレビュアー、屋形船、江戸文化、相撲に興味関心が高い方歓迎・こだわりのあるスタンス、ライフスタイルの方歓迎【オーディション事務局より】「応募者全員、もんじゃ食べ放題コースが無料というすっごい企画です!そして、1次通過者は超豪華43,800円分の特典・・・!直近TV取材も入っており、今後も国内市場、インバウンド両方でポテンシャルがめちゃくちゃ高い秀逸なブランドです!興味のある方はどしどしご応募お待ちしております!」~店舗情報~江戸前汽船■江戸前汽船の思い『エンターテイメントで 屋形船のすそ野を広げる』「江戸」をテーマに日本食文化×日本伝統芸能のイノベーティブの実現。進化系屋形船がお届けする江戸前エンターテイメント。大人がはしゃげる非日常的な屋形船。◯公式WEB ◯予約 ~オーディション事務局~本プロジェクト公式ページ 会員10.8万人突破!オーディション情報サイトnarrow narrow公式Instagram 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年12月22日宮藤官九郎が脚本を務める正月時代劇「いちげき」の新たなキャストが発表。メインビジュアルも完成した。本作は、幕末期に江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や、薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊・一撃必殺隊の活躍を描く物語。公開されたビジュアルには、夜明け前に一撃必殺隊が揃い、幕末という不穏な時代、彼らの未来を予感させる。今回新たに発表されたのは、染谷将太演じる主人公・ウシや一撃必殺隊の面々を取り巻く個性あふれるキャスト。ウシが出会う人気女郎で、ウシの妹・チヨと瓜二つの園を西野七瀬。島田(松田龍平)と共に一撃必殺隊に剣術を教える元新選組隊士で、訓練を重ねるうちに、百姓たちと情を通わせる和田六郎を工藤阿須加が演じる。和田六郎役の工藤阿須加西野さんは「園は、一見すると大人の女性のようなイメージがありますが、年齢的にはまだ十代。監督ともお話しして、大人っぽくなりすぎず、ただ子どもでもなく、そのバランスを意識しつつ演じました」とふり返り、工藤さんは「時代を生きた若者たちの群像劇。そのエネルギーを感じてもらえたら嬉しいです」とコメントしている。また、御用党の首謀者・相楽総三をじろう、相楽と共に御用党を指揮する薩摩藩士・益満休之助を奥野瑛太、島田と和田に陰で指示を出す勝海舟を尾美としのり、ウシの宿敵となる最強の薩摩藩士・伊牟田尚平を杉本哲太が演じる。益満休之助役の奥野瑛太じろうさんは「塚地さんに『じろうくんにぴったりの役!』『原作のイメージまんま!』などと声をかけて頂いて、楽しみにしていたら、冷徹で残酷な悪の親玉みたいな役でした。塚地さんとは今度ゆっくりお話したいと思います」とすでに出演が発表されている塚地武雅とのエピソードを明かし、奥野さんは「激動していく時代に翻弄されながらも必死に生きようとする登場人物達の姿に、僕自身明日へのエネルギーをいただき、撮影に臨みました。ぜひ、御覧ください!!」と呼びかけている。尾美さんは「勝海舟を好きな人には怒られそうですが、ちょっと軽い勝海舟になっていると思います」と今回の役どころについて説明し、杉本さんは「宮藤さんのシン・時代劇をお楽しみに!!」とメッセージを寄せている。正月時代劇「いちげき」は2023年1月3日(火)21時~NHK総合/BS4Kにて放送(89分)。(cinemacafe.net)
2022年11月29日望月歩と葵わかなが主演する新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」の放送が決定。テレビ東京での新春時代劇の放送は、2016年放送の「信長燃ゆ」以来7年ぶりだ。本作は、徳川家光の意外な絵の才能が江戸と令和を繋ぐ、若き日の将軍と町娘の身分の差を越えた胸ときめく恋物語。昭和33年に製作された大映映画『江戸っ子祭』の設定にインスパイアされつつも、家光の知られざる一面にスポットを当て、時代劇の新たな可能性に踏み込む。「八重の桜」や「ゲゲゲの女房」の脚本家・山本むつみが、江戸時代から現代に連なるラブストーリーへと設定を変え、全く新しい物語へと再生させた野心作。現代を会社員の若者が、実家から家光が描いた絵が出てきたという幼なじみの付き添いで、「開運!なんでも鑑定団」に出演することになり、収録当日、「これは真筆」だと声をかけられるところから始まり、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出すのだが、それこそが歴史の本には決して書かれることのない、徳川家光と町娘・お仙の儚い恋物語だった――。キャストには、現代の会社員・鍵山孝平と江戸時代の徳川家光を望月歩、現代の孝平の幼なじみ・戸倉詩織と江戸時代の家光の恋の相手・町娘のお仙を葵わかなが演じるほか、鑑定人風の謎の人物と江戸時代の家光の教育係・大久保彦左衛門役で里見浩太朗、魚屋修行をする家光の面倒をみる大久保彦左衛門の子分・太助役で高嶋政伸、太助の妻・お仲役で戸田菜穂、家光の剣術指南・柳生宗矩役で本田博太郎、宗矩の長男で剣豪の柳生十兵衛役で上川隆也、家光の乳母・お福(後の春日局)役で名取裕子、家光の母で二代将軍秀忠の正室・お江役で財前直見、徳川幕府の重臣・本多正純役で小林稔侍、初代徳川将軍・徳川家康役で高橋英樹、大久保家の用人・笹尾喜内役で中村梅雀、町医者でお仙の養父である杉野一庵役で内藤剛志が出演する。望月さんは、2役を演じてみて「時代劇と現代劇の現場の感覚を入れ替えながら撮影するのが大変でした。最初は孝平の感覚の方がしっくりきていたのですが、家光の感覚がしっくりきて、孝平ってどんな感じだったっけとなった日があります(笑)」と感想を語り、「共演者の方々はすごい先輩ばかりで、時代劇を好きな方は特に見どころになると思います。将来に悩んでいる2人がやりたい事を見出し前に進む話です。悩みがある方だけではなく、観てくれた方全員の背中を押せる作品だと思うのでぜひ観ていただけたら嬉しいです」とメッセージ。葵さんは「時代劇に挑戦してみたいなぁと考えていたタイミングでいただいたお話だったので、ご縁を感じましたし、とても嬉しかったです」と喜び、「お正月にふさわしい明るい番組です。家光の成長と、お仙とのラブストーリーをぜひ楽しんでいただけたらと思います」とコメント。里見さんは「このお話には皆さんあっと驚くと思います。現代劇とチャンバラ映画が一緒になっています。なぜこのタイトルが、時代劇なのに『ホリデイ』と英語のタイトルになっているのか、その意味がきっとわかっていただける内容になっていると思います」と明かし、「大久保彦左衛門が立ち回りをやるシーンがあるんです。この私の年齢としては、本当に最後と思って精一杯頑張りました。久しぶりの大立ち回り、楽しかったです。ぜひ注目していただけたら嬉しいです」と見どころを述べている。▼「ホリデイ~江戸の休日~」あらすじ会社員の鍵山孝平(望月歩)は、家から“徳川家光が描いた絵”が出てきたという、幼なじみの戸倉詩織(葵わかな)の付き添いで、「なんでも鑑定団」に出演することに。ところが収録当日、楽屋で不思議なことが…。突然現れた鑑定人風の老人(里見浩太朗)が「これは真筆」だと絵を絶賛。2人の顔を眺めると、絵にまつわる切ない恋の逸話を語り出した――。時は江戸時代。城では若き徳川家光(望月歩)が「自分は将軍の器ではない。こんな窮屈な生活なら魚屋のほうがましだ」などと言い出し、問題となっていた…。そこで教育係の大久保彦左衛門(里見浩太朗)は一計を案じ、懇意にしていた町の魚屋・一心太助(高嶋政伸)とお仲(戸田菜穂)夫婦に家光を預け、身分を偽って修行させることにした。そんな中、家光は医者を目指す町娘・お仙(葵わかな)と出会い、やがて恋に落ちるが…そんな中、次期将軍の座を巡る暗殺計画が持ち上がる。新春ドラマスペシャル「ホリデイ~江戸の休日~」は2023年1月、テレビ東京系にて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年10月26日株式会社真多呂人形は、「江戸木目込人形 ミミロル」の販売を2022年10月25日より開始しました。真多呂人形会館 及び インターネットにて、販売しています。見る人を笑顔にするようなミミロルの江戸木目込人形真多呂人形では「日常の中で伝統工芸を気軽に楽しんでもらいたい」と、様々な作品との商品化を積極的に行っています。2019年は「ピカチュウ」、昨年は「ライコウ」の江戸木目込人形を制作し、大きな話題を集めました。今年は、ポケットモンスターの「ミミロル」を江戸木目込人形で表現することに挑戦しました。「江戸木目込人形 ミミロル」の制作にあたっては、耳の先や腰回りのモコモコとした体毛のボリューム感の再現、眉や目、鼻など細かい部分の木目込みに苦労しましたが、熟練の職人の高い技術により、見る人を笑顔にしてくれるようなミミロルに仕上がりました。「江戸木目込人形 ミミロル」は「お正月飾りとして飾ってもらいたい。」「1年間を通じて飾ってもらいたい。」という思いが込められています。江戸時代の元文年間からおよそ280年受け継がれてきた伝統技法で制作した「江戸木目込人形 ミミロル」をきっかけとして、より多くの方に伝統工芸に触れていただきたく、プレスリリースを配信させていただきます。【江戸木目込人形 ミミロル】価格: 17,600(税込)サイズ: 飾った時間口150mm×奥行120mm×高さ157mm本体幅110mm×奥行80mm×高さ145mmセット内容: 江戸木目込人形ミミロル/台/屏風/作札予約注文受付開始: 2022年10月25日真多呂人形会館 及び インターネットで販売中URL : ・Creatures・GAME FREAK・TV Tokyo・ShoPro・JR Kikaku (C)Pokemon(画像はプレスリリースより)【参考】※公式サイト
2022年10月26日古典菊の展示(過去の様子)江戸時代は園芸文化が大きく発展した時代で、菊も様々な品種が誕生し、全国で発展しました。その中で誕生した様々な系統が、今日では伝統的な園芸品種として「古典菊」と呼ばれています。向島百花園では、菊の開花時期に合わせて、古典菊の展示と菊にまつわる催しを開催します。往時から現代に続く園芸文化である「菊」の優美な姿を、ぜひお楽しみください。向島百花園「菊が彩る江戸花屋敷」1.日時令和4年11月5日(土)~11月23日(水・祝)9時~17時(最終入園は16時30分)2.内容(1)古典菊・菊盆栽の展示■日時期間中毎日9時~17時■場所売店前四阿(あずまや)・売店横展示台■内容江戸菊・嵯峨菊・肥後菊等の古典菊と、色とりどりの花が可愛らしい小菊盆栽を展示します。過年度の盆栽菊の展示(2)古典菊の解説■日時期間中毎日9時~17時■場所売店前四阿(あずまや)・売店横展示台■内容古典菊の解説パネルを園内に展示します。(3)菊盆栽の育て方教室■日時11月12日(土)・13日(日)各日13時~14時■場所売店前四阿(あずまや)■内容菊盆栽研究家の鈴木裕生氏に菊盆栽の育て方を解説していただきます。■参加費無料(入園料別途)(4)庭さんぽ~向島百花園の楽しみ方~■日時令和4年11月23日(水・祝)※荒天中止1回目:10時30分~2回目:14時~(各回約45分程度)※各回20分前より受付を行います。■内容職員が古典菊を中心に、向島百花園ならではの草花や庭園風景の楽しみ方をご紹介しながら園内を散策して回ります。■定員10名/回(当日先着順)■参加費無料(入園料別途)■参加方法各回開始の20分前より受付を行います。サービスセンター横にお集まりください。職員による解説(過去の様子)ご注意中止の場合は、向島百花園ツイッター(@MukoujimaGarden)でご案内致します。ご不明な場合は、イベント当日に同園サービスセンター(03-3611-8705)までお問い合わせください。"都立9庭園からのお知らせ公益財団法人東京都公園協会 文化財庭園課のInstagram公式アカウントがスタートしました。都立9庭園の最新の写真をお届けいたします。ぜひフォローやいいねをお願いいたします。都立9庭園_東京都公園協会 (@tokyo_9gardens) • Instagram photos and videos : 向島百花園について所在地東京都墨田区東向島三丁目開園時間午前9時~午後5時(入園は午後4時30分まで)入園料一般 150円65歳以上70円(小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料)※年間パスポート等詳細につきましてはHPをご覧くださいアクセス東武スカイツリーライン「東向島」下車徒歩約8分京成電鉄押上線「京成曳舟」下車徒歩約13分都営バス亀戸-日暮里(里22)「百花園前」下車徒歩約3分※駐車場はございませんお問い合わせ向島百花園サービスセンター〒131-0032東京都墨田区東向島3-18-3TEL 03-3611-8705地図 : 向島百花園公式HP : 向島百花園公式Twitter : 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年09月29日染谷将太、町田啓太、松田龍平が出演する正月時代劇「いちげき」の制作開始が発表された。大政奉還直後の江戸。徳川滅亡を図り江戸城下でろうぜきの限りを尽くす薩摩藩士に対し、大規模な戦争を避けたい勝海舟は、会津藩の武士でも庄内藩の武士でもなく「村の力自慢」や「大男」、「村一番の速足」や「機転の利く小男」などバラエティーに富んだ百姓たちを寄せ集め、私設部隊を秘密裏に立ち上げる。多額の報奨金を目当てに集まった丑五郎(染谷さん)や市造(町田さん)ら百姓たちは、初めて握る刀に動揺しながらも、元新選組隊士の島田幸之介(松田さん)に特別な訓練を受け、日に日に成長。そして初陣。雄たけびとともに威勢よく出陣した百姓軍団の彼らには「一撃必殺隊」という名が付けられた――。本作は、小説「幕末一撃必殺隊」を原案にしたコミック「いちげき」を原作に、幕末期、江戸を騒がせていた勤皇浪士を自称する者や薩摩藩士による御用盗に対応するため、農民を集めて結成された特殊戦闘部隊「一撃必殺隊」の活躍を描く物語。「激動の幕末時代、人知れず命をかけて戦った者達の話。こんなに燃える話、ほかにありますでしょうか?」とすでにワクワクしている様子の染谷さんは、「パッションとエネルギー溢れる松田監督と共に一撃隊を全うした後、見られる景色は一体どんな景色なのか?誰が見ても楽しめる痛快で爽快な時代活劇、2023年が爽快な年になるように丹誠を込めて現場に挑みたいと思っております」と意気込む。脚本を担当する宮藤官九郎は、本作が初めての時代劇。「原作はややシリアスだけど、講談の語りが入ると爽快な青春活劇に仕上がるんじゃないかと、脚本も書いてないのに神田伯山先生にオファーしましたところご快諾頂きました。ラジオの友は真の友です。一撃隊のウシ役に染谷将太くん、イチ役に町田啓太くん、指揮を取る幕臣島田に松田龍平くん。自分にとって初めてづくしのこの作品に、賑やかな顔ぶれが集結してくださいました。お正月早々、ちょっと暑苦しいかもしれませんが、楽しんで頂けたら嬉しいです」とコメントしている。正月時代劇「いちげき」は2023年1月、総合・BS4Kにて放送予定。(cinemacafe.net)
2022年09月05日長野県木曽郡木曽町が実施する「木曽町宿泊割」キャンペーンにあわせて、江戸時代に旅篭として創業し、木曽の地で335年、長野県百年企業<信州の老舗>として表彰されている株式会社つたや本店は、運営する2店舗で木曽町割を利用してお得に泊まれるプランを販売開始しました。株式会社つたや本店街道浪漫 おん宿蔦屋 木曽町宿泊割プラン つたや季の宿 風里 木曽町宿泊割プラン ■各宿 特徴に関して<つたや季の宿 風里(かざり)について>開田高原の四季折々の風景と木曽御嶽山を一望できる宿「つたや季の宿 風里(かざり)」では、昨年10月にプライベートテントサウナ付きの部屋をオープンし、昼は雄大な木曽御嶽山、夜には満点の星空を眺めながら、完全プライベートな空間でテントサウナと露天風呂、源泉水風呂をお楽しみいただけるラグジュアリーな客室が人気です。開放感あふれる高原の一軒宿の絶景と美味しい食事にリピーターが絶えません。つたや季の宿 風里<街道浪漫 おん宿蔦屋について>中山道・木曽路の老舗旅館「街道浪漫 おん宿蔦屋」は、木曽川沿いの露天風呂が自慢。江戸時代から続く歴史あるインテリアとモダンな中にも古き良き日本の趣を大切にした館内は、日本人はもちろん、外国人のお客様の心も捉え、今も昔も木曽路の灯りとなっています。「コロナ禍でもお客様の足を途絶えさせたくない」という思いのもと14代目女将が考案した、国産&地元素材にこだわり化学調味料一切不使用の蔦屋醤油らーめんは、すでに根強いファンが出来ています。街道浪漫 おん宿蔦屋<14代目・女将の想い>14代目の女将は、「日本遺産」「日本で最も美しい村」認定の木曽路をより多くの人に訪れてほしい!と、コロナ感染予防対策を実施の上で、多くのお客様の来訪を心からお待ち申し上げております。■長野県木曽郡木曽町とは木曽町地図木曽町は御嶽山麓にあり、中山道の要として政治・経済・文化の中心地として栄えました。全工程が約540kmの街道に69ヶ所の宿場が置かれ、そのうち11宿が木曽にあります。「木曽路」とも呼ばれ、参勤交代や大名や皇族のお輿入れにも盛んに利用されました。当時の原風景を残す情緒ある宿場町や、木曽川や中央アルプスを望む景色が非日常へ誘う注目の観光地として、日本にとどまらず、世界中の人々がこの中山道の街道歩きに訪れています。木曽路は、日本遺産としても認定され、文豪島崎藤村の名作長編「夜明け前」のあまりにも有名な書き出し「木曽路はすべて山の中」が、木曽路ストーリーのタイトルとなりました。今も木曽谷に息づく木曽の代名詞である、木曽檜、木曽馬、木曽漆器など伝統を語り継ぐ活動とともに新しい試みを取り入れて、多くの人へアピールする努力もしています。株式会社つたや本店は、《 木曽にこだわり、木曽の良さを伝えていく宿でありたい 》という想いからお客様をお迎えしております。■会社概要会社名 : 株式会社つたや本店所在地 : 〒397-0001 長野県木曽郡木曽町福島5162TEL : 0264-22-2010街道浪漫 おん宿蔦屋HP: つたや季の宿 風里HP : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年09月05日「江戸時代以前の様子をリアルに映像化する」という活動をしている映像クリエイターHiroakiは、戦国時代の日常を映像化するプロジェクトをクラウドファンディングサイト「READYFOR(レディフォー)」にて2022年7月15日(金)~9月9日(金)の期間実施しております。「READYFOR(レディフォー)」クラウドファンディングサイト トップ画像■プロジェクト実施背景時代劇のビジュアルというのは、意外にも正確ではありません。戦国時代の設定の話なのに、飾り付けに明治時代の物が置かれている、ということはよくあります。ビジュアル的に正確な描写をされていることがほとんどありません。多様化してゆく映像文化の中で、同じような映像ばかり作られている状況に疑問を思い、「リアルな」再現にチャレンジすることにしました。時代劇は案外正確じゃない■特徴*戦国時代の日本語を再現戦国時代の話し言葉は、現代語とはかなり違います。様々な文献を調べ、当時の日本語を再現します。映像の中でこうした言葉を再現するのは初のチャレンジです。*正確な服装・髪型戦国時代に描かれた絵画や、現在残っている本物の衣服を参考に衣装を一から作成しています。レンタル衣装などは使いません。*戦国時代の挨拶の仕方など日常文化の再現日常で当たり前に行われていたことは、昔になればなる程、どのようだったか想像が難しいものです。今回のプロジェクトでは、挨拶など当たり前で何気ない文化の再現も行います。■リターンについて3,000円 : クレジットにお名前を記載+感謝のメール10,000円 : クレジットにお名前を大きく記載+感謝のお手紙30,000円 : 昔の言葉を再現したセリフ台本+クレジットにお名前を大きく記載+感謝のお手紙150,000円: 戦国時代の衣装で写真撮影+感謝のお手紙■プロジェクト概要プロジェクト名: 戦国時代の何気ない日常を再現したい期間 : 2022年9月9日(金)11:00までURL : ■企画者概要商号 : 映像クリエイターHiroaki代表者: 木村 弘明URL : 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年07月27日大規模改修工事のため、2022年4月より2025年度中までの予定で長期休館に入った江戸東京博物館。同館が所蔵する江戸から東京に関する豊富な資料を、その分館である江戸東京たてもの園で紹介する展覧会『江戸東京博物館コレクション――東京の歩んだ道』が2023年2月12日(日)まで開催されている。同展では、江戸東京博物館で展示されていた資料や模型に加え、江戸東京たてもの園の前身にあたる武蔵野郷土館が収集した資料も交え、旧石器時代から戦国時代、江戸時代、明治・大正・昭和、戦後から高度成長期と、4章で東京の長い歴史を紹介。大田区で出土した古墳時代の埴輪から江戸の町を描いた浮世絵、終戦直後の荒れ果てた東京を捉えた写真など、さまざまな資料が展示される。都内に現存した歴史的建造物を移築復元して公開している同園で展観することにより、より深く東京の歩みを知ることができそうだ。歌川広重《名所江戸百景大はしあたけの夕立》1857年(安政4)9月東京都江戸東京博物館蔵※展示期間:7月26日(火)~8月28日(日)ミニチュア台所道具明治時代東京都江戸東京博物館蔵G・フェ-レイス《畑をたがやす女性(新橋・有楽町付近)》1945年(昭和20)東京都江戸東京博物館蔵/PPS通信社【開催概要】江戸東京たてもの園特別展『江戸東京博物館コレクション――東京の歩んだ道』会期:2022年6月25日(土)~2023年2月12日(日)会場:江戸東京たてもの園時間:9月30日(金)までは9:30~17:30、10月1日(土)から16:30まで(入園は閉園30分前まで)休園日:月曜(祝日の場合翌日休)、2022年12月25日(日)~2023年1月1日(日)料金:一般400円、大学320円、高中(都外)・65歳以上200円公式サイト:
2022年07月05日特別名勝六義園(りくぎえん)にて、7/23(土)に江戸時代から続く伝統工芸「江戸うちわ」製作の体験講座を開催します。この夏は歴史と緑あふれる六義園で、風情ある「江戸うちわ」作りを通して、日本文化の魅力を再発見しませんか。六義園オリジナル模様のうちわ過去の開催時の様子冷抹茶と和菓子付き(イメージ)江戸うちわづくり詳細※定員に達したため現在キャンセル待ちのみの受付となっております。(7月7日現在)【キャンセル待ち申込方法】・メールの件名に「江戸うちわづくり申込(キャンセル待ち)」とご記入ください。・メールの本文に①江戸うちわづくり、②参加者全員の氏名、③代表者の電話番号をご記入の上、以下までお申し込みください。・メールアドレス: rikugien-event.sm@tokyo-park.or.jp ■日時令和4年7月23日(土)10時~12時(受付は9時30分から)■会場六義園心泉亭(しんせんてい)会場:心泉亭■内容伝統工芸の歴史や技術について学びながら、六義園オリジナル模様の江戸うちわづくりを行います。■講師伝統工芸士太田美津江(おおたみつえ)氏<講師プロフィール>うちわの太田屋4代目。「江戸うちわ」は江戸後期以前から江戸(谷中)で作られ、現在太田屋はうちわ材料の供給地、房州で「日本産」にこだわった製作を行っている。近年では、企業や東京手描友禅とのコラボレーション「絵うちわ」作品にも参加し、房州うちわの普及や継承にも力を注いでいる。■定員20名(事前申込制・先着順)■参加費2,000円(入園料別途)※冷抹茶セット付き■申込方法令和4年7月1日(金)から、メールにて申込を受け付けます。※1件につき4名までお申し込みいただけます。※定員になり次第、申込終了となります。【メール申込方法】メールの件名に「江戸うちわづくり申込」とご記入ください。メールの本文に①江戸うちわづくり、②参加者全員の氏名、③代表者の電話番号をご記入の上、以下までお申し込みください。メールアドレス: rikugien-event.sm@tokyo-park.or.jp ■庭園を利用する際のお願い・近くで会話をする場合や屋内施設では、マスクの着用をお願いします。・園内の混雑状況により、入園をお待ちいただく場合がございます。・こまめな手洗いや消毒をお願いします。・体調がすぐれない時は来園をお控えください。※個人情報の取扱いについてお申込みの際に頂いた個人情報につきましては、当イベントに関わるご案内のみに使用します。また、お預かりした個人情報は、その保護について万全を期すとともに、ご本人の同意なしに第三者に開示提供することはございません。但し、法令等により開示を求められた場合を除きます。六義園について【開園時間】9時~17時(最終入園は16時30分)【休園日】12月29日~1月1日【交通】JR山手線:駒込駅(南口)下車徒歩7分東京メトロ南北線:駒込駅(N14)下車徒歩7分都営地下鉄三田線:千石駅(I14)下車徒歩10分※駐車場はございません。【入園料】一般:300円65歳以上:150円※小学生以下及び都内在住・在学の中学生は無料【問い合わせ先】六義園サービスセンター住所:東京都文京区本駒込6-16-3電話:03-3941-2222【ホームページ】公園へ行こう!六義園 【公式Twitter】六義園(@RikugienGarden) 地図 : 園内マップ 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2022年06月30日合同会社ミナクルライト(所在地:千葉市中央区、代表者:丸井 優佳)は、江戸時代緊急時の手当などを書いた『砦草』の現代語版を7月中旬から楽天ブックスなどで発売する予定です。現在クラウドファンディング「CAMPFIRE」にて先行販売受付中です。表題: 『砦草』~戦場における養生訓、江戸時代のサバイバル教本~詳細: 表紙■『砦草』(現代語版)について『砦草』は、幕末期に書かれた漢方の医学書で、長期の出陣の際、無医状態に置かれたときに必要な応急措置の手法等が掲載されています。明治になり、時の政府が漢方医学からドイツ医学に切り替えたため、この種の書物の多くは大学医学部の附属図書館などに収められることを余儀なくされました。本書は古文書で書かれているため、現代人がその内容を知ることはほぼ不可能でしたが、災害などの非常時における病気、けがなどに対処する効果的な療法が満載であり、このまま図書館に眠らせておくのはあまりにももったいない、という声が上がり、専門の先生方の力を結集して、このたび、現代語訳版として、21世紀の時代に新たな形で世に出ることとなりました。著者は祖父の代から医業にあり、水戸藩医でもあった原南洋(=原玄与)氏で、父から医術を学び、後に内科(古医方)や産科を修め、本書以外にも数冊の書物を著しています。本書の内容は、野戦における健康管理や応急措置の方法について解説したものです。著者の息子が武士に取り立ててもらい、遠方に赴任する可能性も出てきたので、彼のために折に触れて書き留めたものが本書の土台である、ということです。つまり、武士となった息子のために、いざという時に、身を守るすべを伝えておきたいと思って、さまざまな緊急事態に対応できる、とっておきの方法を書き留めたものなのです。我が子に緊急事態が起きたとき、自分が助けることができればいいのですが、それが叶わないとき、本書を携帯していれば、適切な対処法を知ることができるので、なんとか窮地を脱することができるではないか、との思いが根底にあるとも考えられます。「子どもの一大事を救いたい」という、「親心」が本書を書かせたということもできるでしょう。また、著者は「一時の思い付きを書き留めたものに過ぎない」として、当初は出版に消極的であったということから、おごり高ぶらない、謙虚な人柄であることが窺えます。本書は、現代に生きる日本人への過去からの貴重なメッセージと言えます。本書を通じて、200年ほど前に生きた漢方医たちが、どのように病気やけがで苦しむ人々を救おうとしていたのかを知り、あるいは、昔の医療と現代医療の長短を比較し、さらには、天災等の非常時に適切な医療が身近にないとき、それに代わる対応策として記憶にとどめていただくなど、さまざまに活用していただけたら幸いです。<内容から一部抜粋>・いぬくい 犬喰(犬や動物に噛まれた場合)・じゃしょう 蛇傷(蛇に噛まれた場合)・ふみぬき 踏抜(とげ・釘などを踏みつける事)、・こつこう 骨硬(魚の骨が喉に引っかかる事)・よう 厭(腫物のうみ)その他、全34の症状について治療方法が記載されています。<書籍概要>タイトル:『砦草』~戦場における養生訓、江戸時代のサバイバル教本~著者 :内山直樹、鈴木達彦、平崎能郎、平地治美、丸井敬司価格 :1,500円(税込)発売日 :7月中旬ページ数:121ページ仕様 :A5サイズ、白黒発行元 :合同会社ミナクルライト■『砦草』[著者]プロフィール<監修 並木隆雄(千葉大学医学部教授)>千葉大学医学部附属病院和漢診療科・診療教授・科長。医学博士。日本東洋医学会認定漢方専門医、日本内科学会認定専門医、日本循環器学会専門医、日本不整脈心電学会認定不整脈専門医、日本東洋医学会前副会長・参事・代議員、日本東洋医学会指導医、和漢医薬学会前理事・代議員。・主要著書『循環器疾患漢方治療マニュアル』(現代出版プランニング2010年6月)、『腹診のエビデンス』(医聖社2012年6月)、『腹診のエビデンス第2版』(医聖社2020年5月)、『漢方診療指針』(共著、緑書房1999年3月)、『高齢者のための漢方ベストチョイス』(共著、医学書院1999年6月)、『漢方内科』(共著、メディカルユーコン社2007年4月)、『EBM漢方第2版』(共著、医歯薬出版2007年3月)、『漢方診療2頁の秘訣』(共著、金原出版2004年2月)、『耳鼻咽喉科早わかり漢方薬処方ガイド』(共著、中山書店2015年1月)、『新版千葉大学病院の薬膳ごはん』(共著、マイナビ出版2019年6月)、『腹診のエビデンス 江戸版』(監修・医聖社2019年12月)『千葉漢方の伝統を紡ぐ~私の傷寒論~』(監修・あかし出版2021年4月)、『日英対照漢方用語辞書(基本用語)』(編集・メディカルユーコン社2020年5月)など。<著者 内山直樹>千葉大学大学院人文科学研究院教授。博士(文学)。・主要論著『聖と狂―聖人・真人・狂者』(共著、法政大学出版局、2016)、『古書通例―中国文献学入門』(共訳、平凡社、2008)、「戦陣の養生訓―『砦艸』の世界―」(『杏雨』24号、2021)など。<著者 鈴木達彦>帝京平成大学薬学部准教授。博士(薬学)。薬剤師・鍼灸師。第十七回東亜医学協会学術奨励賞、第二十回富士川游学術奨励賞、二〇一九年度日本東洋医学会奨励賞受賞。・主要論著『生薬とからだをつなぐ 自然との調和を目指した生薬の使い方』(医道の日本社、2018)、『腹診のエビデンス―保険収載漢方処方―〔江戸版〕』(医聖社、2019)<著者 平崎能郎>千葉大学大学院医学研究院和漢診療学特任准教授。医学博士。日本東洋医学会漢方専門医、指導医。・主要著書『中医オンコロジー』(東洋学術出版社、2016)、『補訂皇漢医学』(あかし出版、2018)<著者 平地治美>和光鍼灸治療院・漢方薬局代表、千葉大学医学部非常勤講師、薬剤師、鍼灸師、あん摩マッサージ指圧師。・主要著書『げきポカ』(ダイヤモンド社、2014)、『漢方の本 舌診入門~舌を、見る、動かす、食べる、で健康になる!』(日貿出版、2015)、『やさしい漢方の本 さわれば分かる腹診入門』(日貿出版、2018)<著者 丸井敬司>千葉大学元講師。文学博士。元千葉市立郷土博物館館長。・主要論著『上総下総千葉一族』(新人物往来社、2000)、『千葉氏と妙見信仰』(岩田書院、2013)、「紙本著色千葉妙見大縁起絵巻と千葉氏」(『歴史手帖』23巻12号、名著出版、1995)など。■会社概要商号 :合同会社ミナクルライト代表者:代表 丸井 優佳所在地:〒260-0802 千葉市中央区川戸町429-32設立 :2019年12月 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2022年06月28日わが家は男子3兄弟。性別が偏っているだけに多様性や男女平等、そして性教育など、より注意深く子どもたちに伝えていかねばと常に思っております…!わが家は夫が平日忙しい分、休日に子どもたちの対応を積極的にしてくれている方だと思います。元々、夫はジェンダー役割にとらわれた考えを持っているタイプではなく、子育ては母親のやるものとは思っていないのですが、いかんせんリアルに子どもたちと触れ合う時間は少ないのが現状なんですよねぇ…。というわけで、子育ての多くの部分を母親であるワタシがやっており、どうしても平日はほぼワンオペで…子どもたちもそれが当たり前と思ってしまっているようです。『孤育て』という言葉があるほど、子育ては女性のワンオペor負担が多いのが現状の日本。でもそれって…昔からなの? 『子育ては女の仕事』ってイメージは一体いつから…? とモヤモヤが止まらなくなってしまったワタシ。たぬ君とおこん に日本の歴史を教えてもらおう!そこでスマホにダウンロードしたての歴史検索アプリを開くと…突如現れた不思議な公家のたぬ君と遊び女おこんのふたりは歴史空間への案内人?! ワタシが疑問に思っていること、この目で確かめさせてもらえることになりました!江戸(幕末)は子どもの楽園だった…?たぬ君の持つ葉っぱマジックでドロンとタイムリープしたのは、幕末日本の街並み。馬や人が賑やかに行き交う大通りで何より目立っていたのは道のど真ん中を楽しそうに遊び場にしている子どもたちの姿でした。この頃は各国からの外国人使節たちも日本に来ていて、ヨーロッパとは明らかに違う子どもへの対応の差に大いに驚いたんですって。在留外国人たちの記録に、江戸時代の日本では子どもたちが大人からとても大切にされて、愛情深くのびのびと育っていたという風景が残されているようです。例えば馬車の先駆けをする別当(係)の道路の中央に安心しきって坐っている太った赤ちゃんを抱き上げながらわきへ移したり、耳の遠い老婆を道の傍へ丁重に導いたり、実際10ヤードごとに人命をひとつずつ救いながら進む出典:『逝きし世の面影』渡辺京二(メアリ・フレイザー『フレイザー前掲書』)そんな様子も見られてちょっとほっこり。そして、もっと驚いたのは長屋の並ぶ庶民の住宅街。江戸の日常の中では父親たちが当たり前に子育てをしていたんです!!イザベラ・バードはこう記しています。毎朝6時ごろ、12人から14人の男たちが低い塀に腰を下ろして、それぞれ自分の腕に2歳にもならぬ子どもを抱いて、かわいがったり、一緒に遊んだり、自分の子どもの体格と知恵を見せびらかしているのを見ていると大変面白い。出典:『逝きし世の面影』渡辺京二(Bird,ibid,vol1)幕末に来日したオールコックというイギリス人は上陸した長崎の様子を見て『子どもの楽園』という表現で記していました。子どもという存在が、親だけでなく大人たちから、つまり社会全体からとても大切に扱われ「子ども達は朝から晩まで幸福であるらしい」出典:『逝きし世の面影』渡辺京二(モース『その日2』)と西洋人の目に映っていたなんて、ちょっと胸にくるものがありますよね…。明治以降、欧米に追いつけ追い越せで必死に西洋文化を受け入れていった日本。その時代に、より生産力を高め富国強兵を目指す中で男女の役割も変わっていって…というのが現代の形になっていった経緯みたいですね。現代…そして未来はどうなる?それぞれいろんな感想を持ちながら現代に帰ってきたわが家のメンバー。働き方も生活様式も全く違う江戸時代と現代を比べても仕方ないのですが、日本人がもともと持っていた良い部分は少しずつでも取り戻したい。夫とワタシ、どうしたらお互いの負担を減らしながら子どもたちにも我慢をさせずに満足度の高い暮らしをしていけるか…膝突き合わせて話し合ってみました。歴史に興味のなかった夫は、武士の時代でいかにも男尊女卑の意識が強そうと思っていた江戸時代の男性が育児をしていたということが意外だったそう。ワタシは、父親たち男性が家事の忙しい時間帯に家にいられて現代よりずっと家族団欒が多そうなところが羨ましかったなぁ…。家事は主に女性の仕事だったようで、年長の子どもが年少の子守りをしたり労働させられたりと、もちろん今より大変なことも多かったはずですが。翻って現代の男性に目を向けると…昭和の価値観『男は大黒柱であれ』にプラスして、昨今は『育児も家事もしろ』と求められるものが多すぎることも問題になっているようです。わが家の男子3兄弟はそんなプレッシャーと戦う未来が待っているのか…と思うとちょっと心配…。誰かに負担が偏ると、お互いを思いやる気持ちが消えやすくなりますもんね。歴史を知ることで、男性も女性も無意識に思い込んでいる『あたりまえ』(アンコンシャス・バイアスっていうようです)から抜け出せたらいいなぁ…。そんなわけで、たぬ君とおこんさんにこれからいろんな歴史の世界に連れて行ってもらうことにしたわが家でした。
2022年05月16日大規模改修工事のため、今年4月から2025年度中までの予定で長期休館に入った江戸東京博物館。同館がゲーム制作会社と共同で開発したゲームエンジン搭載の体験型アプリ「ハイパー江戸博」が4月22日(金)にリリース。同日、その制作発表会が行われた。「ハイパー江戸博」は、東京都の文化施設が有する収蔵品をはじめとする文化資源をデジタル化して記録・保存し、多様な形態での鑑賞体験を提供する「TOKYOスマート・カルチャー・プロジェクト」の一環として開発されたもの。博物館が提供するものとしては、ゲームエンジンを本格利用した日本初の体験型アプリとなる。江戸東京博物館の中村座前で行われた制作発表会の様子驚くべきは、ゲームの舞台となる江戸・両国橋付近の街並みが、江戸東京博物館で常設展示されていた「両国橋西詰模型」などの資料をもとに、3DCGで完全再現されていること。さらに浮世絵や歴史資料などをもとにリアルに再現された建物や登場人物たちが町中に散りばめられており、ユーザーは江戸時代の少年「えどはくん」となって、活気あふれる江戸の町に没入し、自由に散策することができる。3DCGで再現された両国橋付近の風景「両国橋西詰模型」ユーザーのアバターとなる「えどはくん」「両国橋西詰から、橋を渡って大相撲を開催している回向院まで、広い範囲をかなり忠実に再現しています。そして、この空間には181種類の3Dオブジェクトを配置しています。3Dオブジェクトで空間を構築しているので、VR的な視点で世界に入り込むことが可能。今まで2Dでしか見れなかったものを、3D空間で見るとまた新しい発見が生まれると思います」と語ったのは、アプリ開発を担当した(株)ライノスタジオの谷口勝也さん。「ハイパー江戸博」の開発を担当した(株)ライノスタジオの谷口勝也さん「さらに、このアプリには112のキャラクターが登場します。河童から力士まで実に多彩。かわいくて、いつまでも眺めていられます(笑)。キャラクターのモーションキャプチャ―には日本舞踊家の藤間涼太朗さんに参加して頂きました。アプリ内のさまざまなキャラクターは藤間さんが演じ分けていることで、着物を着たキャラクターたちの動きが自然なものになっています。また音楽はサウンドデザイナーの畑中正人さんが手掛けています。江戸から連想する懐古的な音楽になってしまわないよう、現代的な目線で江戸を捉えて欲しいとお願いしました」(谷口さん)物売りから力士、武士、落語家まで多彩なキャラクターが登場鈴木春信の錦絵《団扇売り》をリアルに再現した団扇売りの少年と団扇を売るための背負い箱江戸の人々の暮らしを生き生きと再現したバーチャル空間には、江戸博の37万点におよぶ収蔵作品からセレクトされた100点のアイテムがいたるところに隠されている。「えどはくん」になったユーザーは、江戸の町を散策し、町人たちと出会い、ヒントをもらいながらこれらのアイテムを集めていく。江戸の人々からヒントをもらい、収蔵品を集めていく江戸東京博物館の担当者である学芸員の春木晶子さんは、「江戸博では体験型の展示を重視していましたが、通常の博物館での展示ですと、どうしても一方向的な情報提供が主になってしまいます。ですが、このアプリではユーザーが自ら模型のなかを散策して、博物館資料を探し、集めて、知見を広げていく。ユーザーの体験という意味では今までの展示よりも1歩も2歩も進んだものにできたのではないかと思っています」と話す。両国橋からの花火見物の様子ゲームのスタートは、隅田川の川開きの日という設定。旧暦の5月28日から3か月にわたる川開きの期間は、花火が打ち上げられたり、屋台が出たり、見世物興行が行われたりと両国界隈は大賑わい。たくさんのものや人が行き交い、夏を楽しむ江戸の人々の暮らしを、資料集めをしながら追体験することができる。「両国橋西詰模型」前で説明する江戸東京博物館の担当学芸員、春木晶子さん「例えば、見世物小屋で見られる軽業は、錦絵に描かれた様子をもとにしていますが、3DCGという現代の手法で再現し、“えどはくん”の視点で体験することで臨場感をもって、作品の細部にまで関心を持って頂くことができる。より訴求力の高い収蔵資料の発信が可能になったのではないかと思っています」(春木さん)歌川国貞の《大阪下り早竹虎吉》の解説と、これをもとに再現された軽業の様子現時点ではios版のみだが、6月末にはAndroid版もリリース予定。また、江戸・東京を象徴する他エリアへも拡張しながら展開していき、2025年の江戸東京博物館リニューアルオープンへとつなげていくという。これまでは、「点」の集積だった江戸の文化に関する知識を、「エリア」として広がる3D空間のなかで体感しつなぎ合わせていくことができる、これまでにないコンテンツ。今の東京の街や私たちの暮らしと照らし合わせながら、江戸の町歩きを楽しんでみよう。「ハイパー江戸博」
2022年04月25日日本最大&過去最大規模の江戸切子の祭典「Love Nippon! 江戸切子桜祭り2022」が2022年3月25日(金)から27日(日)まで東京・東急プラザ銀座で開催される。日本最大の江戸切子の祭典「江戸切子桜祭り」「Love Nippon! 江戸切子桜祭り2022」は、江戸切子の販売や体験ワークショップなどを行う日本最大級の江戸切子の祭典。2022年は“過去最大規模”にて実施し、「江戸切子のある豊かな暮らし」を提案する。花瓶やグラスなど“過去最多”の最新45作品会場には、過去最多となる江戸切子の最新45作品が登場。花瓶や大皿などの大物作品から、グラスやぐい飲みなど日常使いできるテーブルウェアまで個性豊かな江戸切子が揃う。入手困難なレア作品もまた、入手困難な但野硝子をはじめとする伝統工芸士たちのレア作品も用意。お手頃価格のグラスも揃うので、江戸切子初心者も気軽に購入できる。ワークショップ「江戸切子の制作体験」さらに、ワークショップ「江戸切子の制作体験」では、山田硝子加工所の現役の江戸切子職人たちにレクチャーしてもらいながら、江戸切子をカットすることが可能。自分で切り出した江戸切子はそのまま持ち帰ることができるので、会場を訪れた記念にもなりそうだ。【詳細】江戸切子の祭典「Love Nippon! 江戸切子桜祭り2022」開催期間:2022年3月25日(金)~27日(日)時間:11:00~20:00※最終日は18:00まで場所:東急プラザ銀座住所:東京都中央区銀座5-2-1<会場構成>・メイン会場:3F 特設スペース・第2会場:B1F 藤巻百貨店 銀座店・オンライン会場:藤巻百貨店WEBサイト
2022年03月27日江戸時代の画家の中で、伊藤若冲や曽我蕭白ら「奇想の画家」が人気を集めている昨今。「奇想」という魅力は、「そうではないもの」、つまり「ふつう」があって初めて成り立つのかもしれない。その「奇想」への注目によって、「ふつう」になってしまった江戸時代の「きれいなものづくり」に注目し、紹介する『春の江戸絵画まつりふつうの系譜』。 2020年に新型コロナウイルス感染症の影響により途中閉幕となった展覧会が、5月8日(日)まで府中市美術館にて再び開催される。同展では、福井県敦賀市立博物館の江戸絵画コレクションから、土佐派や狩野派、円山四条派など、美術界のメインストリームで「きれいなものづくり」に情熱を傾けた画家たちの、選りすぐりの「美しい」作品群や、「ふつう」と「奇想」の間にあるユニークな画家たちの作品を紹介。これまでにも、『春の江戸絵画まつり』では、江戸時代の動物絵画を取り上げてきたが、今回は、円山応挙や岸駒、長澤芦雪らの動物絵画における「ふつう」についても展観する。美術史のメインストリーム(=ふつう)を俯瞰し、魅力を知ることで、奇想も、そして「日本美術史」という更なる広い世界も、もっと楽しめるようになりそうだ。土佐光起 《伊勢図》(部分)江戸時代前期(17世紀後半) 敦賀市立博物館蔵[前期展示]岸駒 《猛虎図》江戸時代中期(18世紀後半) 敦賀市立博物館蔵[前期展示]狩野雅信 《菊花図》江戸時代後期(19世紀) 敦賀市立博物館蔵[後期展示]松村景文 《月・山桜小禽・山茶花鴛鴦図》天保8(1837)年 敦賀市立博物館蔵[後期展示]【開催情報】『春の江戸絵画まつりふつうの系譜「奇想」があるなら「ふつう」もありますー 京の絵画と敦賀コレクション』会期:2022年3月12日(土)~5月8日(日)※会期中展示替えあり会場:府中市美術館時間:10:00~17:00(入場は16:30まで)休館日:月曜(3月21日・5月2日は開館)、3月22日(火)料金:一般700円、大高350円、中高150円※リピーター割引あり公式サイト:
2022年03月14日