「バケツ稲づくり」では、種まきから収穫まで、誰でも簡単に体験できるのが特徴です。JAグループでは、次代を担う子どもたちに、日本の主食であるお米や農業への関心と理解を深めてもらえるよう、栽培に必要な資材をまとめた「バケツ稲づくりセット」を全国の教育機関、団体、個人の方々に無償(送料別途)でお届けします。学校では、総合的な学習の時間や社会科などの食農教材として、ご家庭では、限られたスペースや時間でもお米や農業を学べる便利なツールとして役立ててもらっています。※教育委員会や学校、こども食堂などの団体からの申し込みは令和6年1月10日より開始しており、個人からの申し込み受け付けは令和6年3月4日(月)より開始しますのでご案内いたします。■栽培マニュアルがあるので、初めてのバケツ稲づくり体験でも安心!バケツ稲づくりセットの内容は (1)種もみ・肥料セット (2)栽培マニュアル(3)お名前シールです。バケツと土があれば、玄関先でもマンションのベランダでも栽培OKです。およそ半年にわたって、“小さな田んぼ”でお米ができる様子を観察し、収穫の喜びを迎えられます。■JAグループWEBサイト「お米づくりに挑戦」で紹介「バケツ稲づくりセット」のお申し込み方法などは、JAグループWEBサイト「お米づくりに挑戦」ページ(「バケツ稲」で検索)でご覧いただけます。また、同サイトでは、バケツ稲を自由研究に活用できるヒント集や栽培マニュアルなどを掲載しているほか、「バケツ稲づくり栽培日記」に教育機関、団体、個人の方々からの投稿を掲載し、稲の成長過程を時系列にご覧いただけます。※ホームページのURLと二次元コードは右記の通り 事務局のバケツ稲づくり栽培日記(JAグループみんなのよい食プロジェクトHP「お米づくりに挑戦」Webサイトにアップしています)バケツ稲づくりに取り組んだみなさんの声・昨年初めて挑戦させて頂き大変貴重ですばらしい体験となりました。玄関で育てていましたので、道ゆく人が成長を見守ってくれました(北海道)。・とても楽しく稲作りができました。今年も子供達は楽しみにしています(神奈川県)・ご飯はお米から出来ていることを子供に教える好い機会となりました(東京都)・豊作でした。おいしく頂きました(大阪府)。・しめ飾りを作りました!とてもよい飾りができました(滋賀県)。・稲がぐんぐん育って、お米ができたのには感激しました。今度は鳥に食べられないよう工夫してやってみたいと思っています(広島県)。この事業は国産農畜産物の消費拡大を目指すJAグループの『みんなのよい食プロジェクト』の一環として実施しています。 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年03月01日日本初のアグリツーリズモリゾート「星野リゾート リゾナーレ那須」は、2021年から取り組んでいる、種まきから稲刈り、羽釜で炊いて食べるところまでのお米の一生を体験する「お米の学校」を2023年も実施します。栃木県・那須町のお米農家「稲作本店([FARM1739]{ })」の協力のもと、リゾナーレ那須の宿泊者と一緒に稲作体験を開催します。2023 年4月9日から10月29日までの期間、全5回にわたり、施設内の田んぼで種まきから収穫、脱穀、精米作業までを体験。各回の羽釜を使用した炊飯に加え、収穫後には自宅へ新米をお届けします。参加した際の様子を思い出しながら、自分たちで育てたお米を味わうことで、お米の魅力を一層感じていただけます。背景日本における田んぼの面積は、農林水産省のデータによると、昭和40年の約312.3万haから令和3年の約236.6万haと減少しています。また、一人あたりのお米の消費量も、昭和40年の111.7kgから令和3年の51.5kgと半減しています。その土地の農体験や自然体験、文化交流を楽しむ日本初のアグリツーリズモリゾートとして、田んぼが広がる美しい日本の原風景や、そこに生息する生き物や自然環境の尊さを参加者へ伝えることで未来に田んぼを残したいと考え、同じ思いを持った地元農家と協力し、当プロジェクトを立ち上げました。参照元:農林水産省令和3年耕地面積[ ]{ }農林水産省令和3年食糧需給表[ ]{ }「稲作本店(FARM1739)」が伝えるおいしいお米づくりゲストスピーカーとして、「稲作本店(FARM1739)」の井上氏を招き、参加者とトークセッションを行います。お米の歴史や文化、自然の力を活かしたお米づくりのこだわり、お米をより美味しく食べるための保存法、炊飯の仕方などを、直接聞くことができます。稲作本店(FARM1739)那須でお米を作り続けて150年、お米の未来を考え、お米の魅力を発信する為、ポン菓子や手軽に楽しめるパックごはんをはじめ、さまざまな商品を開発。また、田んぼの魅力を伝えるイベントとして、田んぼの畔でカフェやキャンプを開催しています。2022年には、農林水産省「ディスカバー農山漁村の宝AWARD」特別賞など、さまざまな賞を受賞し、取り組みを評価されている那須町のお米農家です。■URL([ ]{ }/)ポイント1施設に隣接する「田んぼ」で、種まきからお米づくりの1年を実践体験を行うのは、リゾナーレ那須に隣接する「田んぼ」です。4月から10月の開催期間中は、一般では中々体験できない「種まき」から、手作業での「田植え」、「収穫」や「脱穀」など、その時期に合わせた作業を体験。また、地元農家をゲストスピーカーとして迎え、お米の歴史や文化、自然の力に頼ったお米づくり、よりおいしく食べるための保存法や炊飯の仕方などを教えてもらいます。お米のはじまりから食べるまでの工程を体験できます。ポイント2田んぼの畔で炊き上げる羽釜炊きごはん各回の体験後には、田んぼの畔で昔ながらの炊飯方法である、かまどを使用した羽釜での炊飯を体験。羽釜炊きごはんのお供は、野菜のお漬物です。お米農家が一番美味しいお米の食べ方とおすすめする、炊き立てのごはんを田んぼを眺めながら食べます。お米の味わいや、手間暇かけて作った食事のおいしさを感じる体験です。ポイント3お米の成長を見守り、新米をいただく【New】種まきから収穫まで全5回のプログラム内容に加え、お米の成長過程や田んぼの写真を施設のInstagramで紹介。各回の作業内容を知り、田んぼや稲穂の変化の様子を継続して知ることで、より一層お米の魅力を感じることができます。第5回のプログラム終了後には、その年収穫された新米が自宅に届きます。お米は収穫後に精米した状態で送る為、届いたその日から食べることができます。自分が携わり、種から収穫までの過程を見守ってきたお米の味は格別です。お米の学校の歩み2021年:種まきから収穫、脱穀までのお米の一生を体験できる全5回のプログラムとしてスタート。普段足を踏み入れる機会がない田んぼで、植物として種からお米を育てる体験を通じ、お米の魅力を伝えるべく取り組みました。(参加者:157名)2022年:稲作体験に加え、田んぼに生息する水生生物の観察や、お米を作るだけではない田んぼの役割についてもプログラム内で紹介。また、体験後に田んぼの畔で羽釜炊きごはんの実食をすることで、お米を育てる田んぼと普段食べているお米のつながりを感じてもらう取り組みも行いました。(参加者:279名)参加者の声「普段食べているお米が種だという意識はなかったので、植物としてのお米を知れてよかった。」「田んぼにはカエルだけでなく、たくさんの生き物が見つかって大人もびっくりしました。」「田んぼの中を歩くことがこんなに大変だと思わなかった。お米ができるまでの大変さがわかった。」「お米がおいしくて、一粒残らず食べました。お家に帰ってもいっぱい食べます。」「SDGs(*1)」と本プロジェクトの関わり星野リゾートは経済価値と社会価値を両立するCSV経営(*2)が重要だと考えています。SDGsを、CSV経営を促進するためのフレームワークとして捉え、環境経営の推進やフードロスの削減、伝統文化・伝統工芸の継承に向けた取り組みなど、さまざまな活動を行っています。リゾナーレ那須では、アグリツーリズモリゾートを目指し、お米の学校プロジェクトを継続して実施。各回体験後に田んぼの畔でお米の喫食の機会を設けます。生産者としてお米を育てる作業と、消費者としてお米を食べる体験を通じ、SDGsの目標4「質の高い教育を皆に」の達成に貢献できると考えています。*1 SDGs : 持続可能な開発目標*2 CSV : 経済的価値を創造しながら、社会的ニーズに対応することで社会的価値も創造するアプローチ(マイケル E.ポーター/マーク R.クラマー著「経済的価値と社会的価値を同時に実現する共通価値の戦略」ダイヤモンド社 2014 年)「お米の学校」概要■開催日:第1回「種まき」:4月9日第2回「田植え」:4月29日~5月7日第3回「除草、生き物観察」:6月3日、4日第4回「稲刈り」:9月30日、10月1日、7日~9日第5回「脱穀、炊飯」:10月21日、22日、28日、29日■料金 :各回/1名3,000円(3歳以下無料、税込)■含まれるもの:稲作体験、ゲストスピーカーのお話(第1回、第3回、第5回は22日のみ)、羽釜炊きごはん、オリジナル手ぬぐい、新米のお届け■予約 :公式サイト([ ]{ })にて前日17:00までに要予約:「お米の学校」付きプランも販売([ ]{ })■定員 :各回20名■対象 :宿泊者(推奨小学生以上)■備考 :悪天候時中止、天災や気候によって実施内容が変更する可能性あり<星野リゾートのコロナ対策>星野リゾートでは「3密回避」と「衛生管理」の2つの対策軸を掲げ、温泉やプールのリアルタイムな混雑状況の見える化サービスや、新しいビュッフェスタイルの提供など、各施設において従来のサービスを進化させています。また、お越しいただく皆さまが安心して過ごせるような様々な滞在コンテンツを用意してまいります。※詳細内容は下記よりご確認ください。[ ]{ }星野リゾート リゾナーレ那須2019年11月に開業した日本初の「アグリツーリズモリゾート」。那須岳の山裾に位置する広大な大自然の中で、地域の生産活動に触れる体験を軸に、コースやビュッフェで楽しむ食事、四季の自然を遊ぶアクティビティ、快適な客室で過ごすリゾート滞在を満喫することができます。所在地:〒325-0303 栃木県那須郡那須町高久乙道下2301電話:050-3134-8093(リゾナーレ予約センター)客室数:43室(部屋タイプ:15タイプ)料金:1泊24,000円〜(2名1室利用時1名あたり、税込、朝食付)アクセス:【車】東北自動車道那須I.C.より車で約20分【電車】JR東北新幹線 那須塩原駅から送迎バスで約40分URL:[ ]{ } 詳細はこちら プレスリリース提供元:NEWSCAST
2023年01月12日かいわれ大根と言えば、サラダに入れたり、薬味として料理に添えたりすると、ピリッとした辛みが加わり、見た目もよくなるため、あると便利ですよね。スーパーなどでも買うことはできますが、昨今では家庭菜園がはやってきていて、中でも、家の中で手軽にできる水耕栽培がおすすめです。豆苗と同じように、家庭菜園での収穫が可能な野菜として、かいわれ大根が注目されているのです。興味はあるけれど家庭菜園の経験がなく、水耕栽培も初耳という人のために、今回は、かいわれ大根の育て方を詳しく解説していきます。家の中で手軽に栽培を楽しむことができ、料理にもさっと使うことができるため、ぜひ参考にしてください。■かいわれ大根とはまずはじめに、かいわれ大根とはどのような野菜か説明していきます。そもそも、かいわれ大根について詳しくい知らないという人もいますよね。・大根の種から育った茎や葉を収穫したものかいわれ大根とは、大根の種が発芽して出てくる、1番はじめの茎や双葉のことです。もともと、芽を食用とするために、通常の大根の種とは別に、かいわれ大根専用の種があります。芽を食べることを目的としているため、通常の大根の芽よりも茎がかなり長くなっているということなのです。かいわれ大根は、種子に含まれている栄養と、発芽してから光合成によってつくられる栄養のいいとこどりをできるため、昨今では、栄養価の高い野菜としても注目を集めているのです。・スプラウト食材の一種かいわれ大根という言葉よりも、最近ではスプラウトという言葉の方がよく耳にすするかもしれませんね。かいわれ大根もスプラウト食材の一種ですが、スプラウトとはどれも、種から出てくる最初の芽を食べる食材に変わりはありません。ただ、スプラウトを栽培するときに、用いる種の種類によって呼び名が変わってくることがあります。ブロッコリースプラウト、マスタードスプラウト、レッドキャベツスプラウトなどがあり、大根の種子からつくるスプラウトのことをかいわれ大根と呼んでいるのです。・名前の由来かいわれ大根と呼ばれるようになった由来は、種から発芽して出てくる双葉が二枚貝を開いたときのかたちに似ていたことで、「貝割れ」からきているようです。現在では「かいわれ大根」と言うようにひらがな標記で親しまれていますね。・シャキシャキ食感とピリッとした辛みがあるかいわれ大根はどんぶり料理のトッピングとして添えられたり、サラダに入れられたりすることが多いですが、食感がシャキシャキとしていて、ピリッとした辛みが料理のアクセントとなります。ほかの食材と比べたら分量を多く使うわけではありませんが、少し添えるだけでも、存在感のある食材と言えるのではないでしょうか。■かいわれ大根の育て方は水耕栽培が主流かいわれ大根を育てる場合は、水耕栽培が主流となっています。では、水耕栽培とは一体どのような栽培方法か見ていきましょう。・水耕栽培とは?一般的によく知られている野菜の栽培と言えば、畑の土に種をまいて育てる方法ではないでしょうか。土を使う方法は土耕栽培と呼ばれ、その一方で、土を使わずに、水と液体肥料をつかって育てる方法を、水耕栽培と呼んでいます。・水耕栽培のメリット畑で栽培をする場合は、まず畑用の土地を借りる、作る必要があり、屋内のため雨や風などの天候にも左右されてしまいます。また、畑の土質は地域の気候によって違うため、栽培にかかるノウハウをつかむのがとても難しいのです。一方、水耕栽培は、屋内で天候に左右されることもなく、水と液体肥料など必要なものも少なくてすみます。家庭菜園未経験の人や初心者の人でも手軽に行うことができるのが、水耕栽培ということなのです。・かいわれ大根の他に水耕栽培ができる野菜かいわれ大根の育て方はほとんどが水耕栽培というほど、定番な野菜なのですが、水耕栽培ではかいわれ大根以外の野菜も育てることができるのです。それぞれ、難易度は異なりますが、リーフレタス、バジル、ラディッシュ、パセリ、ミニトマトも水耕栽培ができると言われています。■かいわれ大根の育て方~栽培方法~それではいよいよ、かいわれ大根の育て方を見ていきましょう。それぞれの工程について詳しく解説していきます。・準備するものまずは、かいわれ大根の水耕栽培に必要なものを確認しましょう。必要なものを下記にまとめました。かいわれ大根の種容器※高さ5cm程度で水がこぼれないもの脱脂綿アルミホイルかいわれ大根の種は200円ほどで買うことができ、容器はスーパーで肉や魚が入っている白色のプラスチックトレーでも代用ができるため、すべてそろえても500円以内で栽培をはじめることができます。また、おしゃれな容器を使うことでインテリアとしても楽しめるでしょう。・種まき最初の工程は種まきです。野菜ですから、種をまかないことにははじまりませんね。脱脂綿を軽く湿らせるように水で濡らしてからトレーに置きます。脱脂綿の上にかいわれ大根の種をだいたい均一になるように並べていきますが、種どうしが重ならないように注意しましょう。・発芽させる種が発芽するまでは、日光に当たらないようにトレーをアルミホイルでふたをします。その状態のまま暗い場所で数日間保管しましょう。・日光に当てるかいわれ大根が発芽して、5cmほど成長したら、光合成ができるようにアルミホイルをはずして日光の当たる場所に移します。植物は日光の当たる方向に伸びていこうとする習性があり、日の当たり方によっては、茎が曲がっていってしまいます。かいわれ大根がまっすぐ上に伸びていくように、置く場所や容器の向きを工夫してみましょう。日光に当てると脱脂綿が乾きやすくなるため、湿った状態をキープできるように水を与えてください。・収穫する双葉が開き、茎が10cmほどに伸びたら収穫です。種まきしてから、約1週間~2週間で収穫できるほどの大きさに成長します。・かいわれ大根は1年中栽培が楽しめるかいわれ大根は屋内での水耕栽培で育てるということもあり、1年を通してどのタイミングでも育てることができます。栽培期間も長くて2週間程度のため、育てたいと思ったときに手軽に栽培することができますね。■かいわれ大根の育て方~収穫時期と方法~かいわれ大根の収穫時期と収穫方法を詳しく見ていきましょう。・種まきから7~10日後が収穫の適期かいわれ大根の収穫適期は、種まきをしてから7~10日前後だと言われています。長くても2週間で収穫できるほどの栽培期間のため、適期に収穫できるよう、種まきのタイミングも調整してくださいね。成長の様子を見ながら、かいわれ大根を使った献立を考えるのも楽しいですよね。・草丈が10cmほどに伸びたら株元から切り取る背丈が10cmほどに成長したら根っこを残して、株元からはさみなどで切り取ります。あとは、お好きな料理に使うだけです。また、収穫は短めでも長めでも問題ないため、数日間に分けて、使う分だけを少しずつ収穫していくのも1つの手です。■かいわれ大根の育て方~再生栽培は可能?~かいわれ大根の水耕栽培よりももっと手軽にできる、再生栽培について紹介していきます。・再生栽培とは?まず再生栽培とは、野菜の根元を残して利用し、根元を水につけておくだけで、再び成長してきた葉などを収穫する栽培方法です。かいわれ大根の場合、スーパーなどで買ってきたものを根元を2cm程度残して切り取り、根元を水につけておくことが再生栽培のやり方です。・かいわれ大根は再生する可能性が低い再生栽培は非常に簡単ですが、かいわれ大根の場合、残念ながら、再生する可能性は非常に低いと言われています。かいわれ大根は、種に含まれていた養分と水だけで大きくなるため、一度収穫すると、再び成長するだけの栄養が足りないというのが理由にあると言われています。まれに成長して双葉をつける場合もありますが、それは、まだ発芽していなかった種が再生栽培のタイミングで発芽して成長しただけだという可能性が高いです。・新たに生育しても栄養は望めないかいわれ大根は、種に含まれる養分と水で発芽して成長するため、1回目の成長でほとんどの養分を使い切ってしまいます。そのため、仮に再生栽培で再び成長したとしても、人間が摂取できる栄養は望めないと言われています。発芽しなかった種が新たに発芽して成長したとしても、少ない本数のため、あまり期待できないですよね。かいわれ大根は再生栽培が期待できない分、種に含まれていた栄養を1回の収穫で、しっかり摂取できるということではないでしょうか。養分をフルに使いきって成長してくれたかいわれ大根だからこそ、大切に食べたいですよね。・再生栽培ができる野菜逆に再生栽培ができることで知られている野菜には、ネギが挙げられます。長ネギ、葉ネギともに再生栽培ができるのです。スーパーなどでネギを買ってきて、根元を5cmほど残してカットし、根元を水につけておきます。しばらくすると、ネギの根元から緑色の葉が成長してくるのが分かるかと思います。成長した緑色の葉を収穫するのが、再生栽培の主流のため、葉ネギの方が向いているかもしれませんね。ネギが再生栽培できる理由としては、ネギは白い部分もほとんどが葉にあたり、根元を長めに切れば、根と茎は残っている状態のため、水につけておくと、葉が再び成長するだけのエネルギーをつくり出せるからなのです。かいわれ大根の場合は、大部分が茎のため、野菜の構造を比較しても、再生栽培のしやすさが違うということがわかりますよね。■かいわれ大根の失敗しない栽培方法かいわれ大根の栽培は短い期間に比較的手軽におこなうことができますが、失敗しないために押さえておきたいポイントがいくつかあります。ひとつずつ見ていきましょう。・風通しを良くする屋内の空気がこもっている場所で栽培をすると、湿度が高く、種が腐ってしまう恐れがあります。また、植物は風にある程度あたることで、茎が強く成長していきます。逆に、突風をあててしまうと、成長した茎が折れてしまうこともあるため、心地よいそよ風が当たる程度に風通しをよくすることを心がけましょう。・毎日水を与える土で植物を栽培する場合は、根を張ることで土に含まれる水分や栄養を吸収することができますが、水耕栽培の場合は、容器にそそがれた水だけが頼りになります。成長するには水が必要で、水が乾いている状態が続くと、かいわれ大根は干からびてしまいます。朝と晩に様子を見て、脱脂綿が乾燥してきた場合には、霧吹きなどで水を優しく与えてくださいね。・直射日光を避ける窓際など直射日光の当たる場所は避けるようにしましょう。特に、夏場の高温期の直射日光はエネルギーが非常に高く、昼間の暑い時間帯に数時間でもあたっていると枯れてしまうこともあります。直射日光が当たる場所では、栽培に使っている容器や水の温度も高くなり、水が蒸発して、かいわれ大根が干からびてしまうことも考えられます。窓際から遠ざたり、適度に遮光できるカーテンをつかったり、直射日光が当たらないように工夫してみてください。・日当たりと適温に気を付ける直射日光は避けるものの、かいわれ大根が種から発芽したあとには、日光を浴びて光合成をすることで、栄養をつくり出してさらに成長します。なので、適度な日当たりがあり、明るい場所を選ぶようにしましょう。また、かいわれ大根を栽培するときの適温は20~25℃と言われています。夏場は暑すぎたり、冬は寒くなりすぎたりするため、部屋の中でも季節によって置く場所を変えて、適温で栽培できるようにしましょう。■かいわれ大根の保存方法栽培期間が短いため、様子を見ながら料理に使っていくのがベストですが、どうしても使い切れない場合もありますよね。かいわれ大根はどのように保存すればよいかを紹介していきます。・あまり日持ちはしない先に言いますと、かいわれ大根は短期間で成長することもあり、あまり日持ちはしません。そのことを知った上で、栽培または購入するようにしてくださいね。・栽培中と似た環境を保つことがポイントかいわれ大根をできる限り日持ちさせるには、栽培中と同じような環境を保つことが大切です。つまり、根元付近を濡らした脱脂綿で保湿して保存するようにしましょう。・保存方法スーパーで買ってきたかいわれ大根の場合は、透明なパックをそのまま保存用として使うことができます。また、かいわれ大根を料理に使う場合も、パックのフタの透明フィルムは完全にはがさないようにしましょう。あとは、下記に保存方法をまとめます。根元にある脱脂綿またはスポンジが乾いている場合は、水を少量加えて濡らすようにします。パックに入れ、フタをかぶせた状態で、パックごとラップで覆います。冷蔵庫の野菜室に水がこぼれないように立てて保存します。かいわれ大根を栽培した場合は、スーパーで買ってきたときについていたパックを残しておけば、それをそのまま使うことができます。もし、専用のパックがない場合は、2Lのペットボトルを、かいわれ大根が収まるくらいの高さでカットして、そこに、脱脂綿と一緒にかいわれ大根を入れて、保存しましょう。上記保存方法と同様に、脱脂綿を水で濡らし、ラップでフタをして、冷蔵庫の野菜室で保存してください。■新鮮なかいわれ大根の見分け方かいわれ大根は家の中でも手軽に栽培できるとわかりましたが、最近ではスーパーなどでも当たり前のように買うことができます。自分で栽培する場合は、料理に使う直前に収穫すれば、まさに新鮮とれたてですが、スーパーで買うときには、新鮮なかいわれ大根を見分ける必要がありますね。新鮮なかいわれ大根の見分け方を紹介していきます。・葉は鮮やかな緑色葉が鮮やかできれいな緑色のものを選ぶようにしましょう。かいわれ大根が成長する過程でも、元気な場合は、きれいな緑色になっています。そのため、収穫されたあとも、できる限り鮮やかな緑色でハリやツヤがあるものが、新鮮な状態が保たれている証なのです。葉のフチが茶色くなっているものや、しおれてしまっているものは、傷んできているため、避けるようにしましょう。・茎は白くまっすぐ茎が白くまっすぐ伸びているかいわれ大根は、ストレスなく元気に育っていて、鮮度もいい証拠です。逆に茶色くなりかかっているものや、折れ曲がっているものは、傷んでいるため避けることをおすすめします。・大きくなりすぎていないかいわれ大根がパックのフタを破りそうなくらい大きいものは、成長しきっているということと、パックにパンパンに入っている状態でストレスを感じていることにより、傷みやすくなっている可能性があります。パックの大きさよりも余裕のあるものを選ぶようにしましょう。スポンジが乾いていないスポンジが乾いているということは、かいわれ大根が水を吸収することができないため、傷みやすくなっています。スポンジがしっかりと濡れていて、かいわれ大根がいきいきとしているものを選ぶことをおすすめします。■かいわれ大根の活用方法かいわれ大根を普段あまり食べないという人は、どのような料理に使ったらよいかもあまり詳しくは知らないのではないでしょうか。活用方法が分かれば、かいわれ大根がもっと身近な野菜となり、自分で育てるところからやってみたくなりませんか。ここでは、かいわれ大根の活用方法を紹介していきます。・どんぶりの薬味かいわれ大根の定番な活用方法は、どんぶりの薬味としてトッピングすることです。親子丼やかつ丼など、いろいろなどんぶりにかいわれ大根のシャキシャキ感とピリッとした味が合うのです。ぜひ、試してみてください。サラダかいわれ大根に、長いもと梅ドレッシングを使ったサラダを紹介します。かいわれ大根と長いもの梅サラダ材料(2人分)・かいわれ大根: 1/2パック・長いも: 200g<梅ドレッシング>・梅干し: 1個・はちみつ: 小さじ1・りんご酢: 大さじ1・しょうゆ: 小さじ1・ごま油:小さじ1長いもの皮をむき、縦細切りにする。かいわれ大根の根元を切り、半分の長さにカットする。梅干しの種を取り、ペースト状になるまで果肉を包丁でたたく。3と梅干し以外の<梅ドレッシング>の材料を混ぜる。1、2、4をボウルに入れてもみ込み、冷蔵庫で10分程度冷やし、盛りつけたら完成。かいわれ大根の辛みと、梅干しの酸味が合わさり、長いものサクサク感が特徴的なさっぱりとしたサラダです。かいわれ大根がたくさんある場合は、サラダにすることで、かいわれ大根が主役の料理もつくることができますよ。■かいわれ大根は手軽に栽培できる!楽しく栽培しておいしく食べよう!かいわれ大根は、家の中でも意外と手軽に栽培できるということがわかりましたね。自分で栽培することにより、成長したら、料理にサッと使うことができ、スーパーで買ってくるかいわれ大根とはまたひと味違った感動を覚えるのではないのでしょうか。成長の様子は、なんとも可愛らしく、インテリアとしてもお部屋に緑の彩を演出してくれます。ぜひ、この記事を参考に、かいわれ大根の栽培に挑戦し、おいしく食べてみてください!
2021年04月08日窓際に植えたアサガオやゴーヤーの葉が、夏の熱い日差しを遮ってくれる“緑のカーテン”。春を迎えたばかりですが、土づくりから始めるならいまが準備のしどきです。今年は種まきからチャレンジしてみませんか? 体感温度を抑え、見た目にも涼しいので「エアコンの使用回数が減って夏バテしなくなった」という話もよく聞きますし、生い茂る葉のおかげで外からの視線を遮ることができたり、収穫したゴーヤーをおすそ分けしてコミュニケーションが生まれたりするのです。日々の成長を観察するのも、豊かな気持ちになりますよ。緑のカーテンでダントツ人気なのはゴーヤー。ここ最近では、ゴーヤーとアサガオを混栽させて、カラフルな緑のカーテンを作る人も増えているそうです。では、初心者にもおすすめのゴーヤーの育て方について簡単にご紹介。つっぱり棒とプランターを使えば、マンションのベランダでも始められます。ただし、窓の高さを超えるほど伸びるので、どの場所にプランターを設置するかは重要です。■準備するもの園芸用ネット、つっぱり棒、園芸用土、腐葉土、苦土石灰、鉢底石、プランター、ゴーヤーの種、肥料、種まき用のポットなど。■育て方1.まずは土づくり(3月〜4月)プランターに鉢底石をしき、その上に園芸用土(腐葉土、苦土石灰、肥料を混ぜる)を入れ、植え付けまで寝かせます。2.いよいよ種まき(5月)発芽しやすいように、種をまく前日、種の突起部分を少し切ってひと晩吸水させます。ポットに種をまき、土をかぶせて水やりをします。3.育てる10日前後で芽がでるので、本葉が2〜3枚になったら元気な苗を残して間引き、プランターに植え付けます。つるが伸びたらビニールテープなどを使いネットに導きます。4.摘心(親づるの先を数センチ切ること)する摘心することで子づるがよく育ち、葉がたくさん茂るようになります。これが緑のカーテンの醍醐味なので、高さ1mくらいになったら忘れずに行います。5.受粉させる本来は虫たちに手伝ってもらいたいのですが、高層マンションなどではそれもままならないため、雌花の花柱に雄花をチョンとつけてあげるといいでしょう。プランターのゴーヤーは店頭で見るものよりも小さめですが、自分が育てたものであれば、収穫の喜びは格別。夏は台風の季節なので、つっぱり棒が倒れないように気をつけてくださいね。春は新しいことを始めるのにピッタリな季節。暑い夏が来る前に“見て食べて楽しめる”緑のカーテン作りにさっそくとりかかりましょう。育て方は「NPO法人緑のカーテン応援団」のホームページより「緑のカーテンのつくりかた」を参考にしました。育て方のポイントがわかりやすく紹介されています。ぜひご覧ください。・NPO法人緑のカーテン応援団 公式サイト
2015年03月29日