池田糖化工業株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:池田 直之)は、魚卵特有の風味を再現したプラントベースフード素材として「植物性明太子風味顆粒」を2024年5月9日(木)に上市します。商品イメージ【特徴】・プラントベースフード素材(PBF、動物性原料不使用)・明太子の乾燥バラ子に近い形状。・明太子特有の風味や色調。【用途例】・明太子風味パスタ・明太子風味マヨネーズ・明太子風味ふりかけ【製品概要】製品名 :植物性明太子風味顆粒名称 :調味顆粒性状 :顆粒入目/荷姿:8kg/アルミ蒸着袋/クラフト袋保管条件 :常温賞味期限 :製造後1年間【会社概要】商号 : 池田糖化工業株式会社代表者 : 代表取締役社長 池田直之所在地 : 〒720-8638 広島県福山市桜馬場町2番28号設立 : 1935年6月1日事業内容: カラメル、調味料、甘味料、乾燥食品、デザート食品、その他各種食品加工、食品素材資本金 : 4億794万円URL : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】池田糖化工業株式会社 食品基盤技術研究室Tel:084-957-3411 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年05月09日池田糖化工業株式会社(本社:広島県福山市、代表取締役社長:池田 直之)は、カーボンニュートラル社会実現の為に資生堂、日本ガイシ、三井金属鉱業、三菱化工機、天野エンザイム、SUN SAIL NAVIGATION PTE. LTD. 、神鋼商事らとともに、ちとせグループに総額31億円を出資しました。池田糖化工業は、100年以上続く食品素材メーカーとして、これまでに培った食品加工技術を駆使して藻類バイオマスを実際の産業に使える形に加工・供給することにより、持続的でカーボンニュートラルな社会づくりを応援いたします。-以下ちとせグループのプレスリリースより引用-世界のバイオエコノミーをリードする“ちとせグループ”の統括会社CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD. は、株式会社資生堂、日本ガイシ株式会社、三井金属鉱業株式会社(※1)、三菱化工機株式会社、天野エンザイム株式会社、SUN SAIL NAVIGATION PTE. LTD. (※2)、池田糖化工業株式会社、神鋼商事株式会社を引受先として、第三者割当増資により総額31億円の資金調達を実施したことをお知らせします。調達した資金は、石油産業に代わる藻類基点の産業を構築するプロジェクト「MATSURI」を加速させるべく、藻類の生産規模拡大や製品開発に充当します。これによりカーボンニュートラル社会の実現に貢献し、千年先の豊かな未来に向け各社と共に取り組んでまいります。各社のロゴ※1 三井金属鉱業株式会社をLimited Partnership、SBIインベストメント株式会社をGeneral PartnershipとしたMitsui Kinzoku-SBI Material Innovation Fund の出資です。※2 Mers Line Pte. Ltd.グループに属するSun Sail Navigation Pte. Ltd.の出資です。<増資の背景と目的>ちとせグループは、千年先まで人類が豊かに暮らせる未来像を描き、石油産業に代わる藻類基点の新産業構築を目指しています。様々な業界のプレイヤーと立場や業種を越えて協働しながら、人々の生活を支える燃料、食品、化成品、化粧品や飼料など、藻類製品を普及させるべく、生産規模の拡大と多角的な用途開発を同時に進めています。藻類生産設備の大規模化においては、2018年8月に0.1haの設備、2023年4月に5haの設備CHITOSE Carbon Capture Central (C4)を竣工させ、2030年に2,000ha規模、2050年には1,000万ha規模への拡大を計画中です。なお、ちとせグループは今年度、2,000ha規模への生産設備拡大に向けた事業を開始しており、そのうちの100ha規模までの設備拡大および用途開発は、NEDO(※3)のグリーンイノベーション基金/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進(※4)に採択されております。※3 国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構※4 グリーンイノベーション基金/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進について 「グリーンイノベーション基金事業/バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクル推進」に係る実施体制の決定について グリーンイノベーション基金事業、「バイオものづくり技術によるCO2を直接原料としたカーボンリサイクルの推進」に着手 ―CO2資源化によるバイオものづくり製品の開発と社会実装、産業構造の変革を目指す― MATSURIプロジェクトマスタープラン<今後の調達計画>資源の安定調達と持続可能なものづくりへの貢献に対する期待感の高まりから、今年度の目標調達額30億円を上半期中に達成することができました。マーケットの旺盛な需要に鑑み、下半期以降も精力的に投資家の皆様との対話を継続していく所存です。<MATSURIプロジェクト> 太陽光を唯一のエネルギー源とした藻類の大規模生産と事業化に強みをもつちとせグループが主体となり、日本を代表する企業群・行政と共にこれまで誰も成し得なかった藻類産業を構築するプロジェクト。MATSURIの名の通り、人類史上に残るお祭りとするべく、藻類の活用を通じたサステナブルな社会づくりを構築します。MATSURIでは、藻類産業の構築に向けて、業種や規模を問わず、更に様々な企業の皆様のご参加をお待ちしております。お問い合わせはこちら( )から。<関連情報>[プレスリリース] ちとせグループ、株式会社資生堂より10億円を調達、戦略協業契約を締結へ ―化粧品業界における藻類をベースとした循環型のモノづくりを加速― [プレスリリース] NEDOのグリーンイノベーション基金事業に総額500億円規模のテーマが採択 -ちとせグループが運営する藻類産業を構築するプロジェクト「MATSURI」が規模拡大- [MATSURI パートナーサイト] 株式会社資生堂が法人パートナーとしてMATSURIに参画しました [MATSURI パートナーサイト] 天野エンザイム株式会社が産業構築パートナーとしてMATSURIに参画しました [社外メディア] Enzyme Wave vol.26 リポート:ちとせグループ主催 MATSURIプロジェクト参加 <ちとせグループ概要> ちとせグループは、世界のバイオエコノミーをリードするバイオ企業群です。千年先まで人類が豊かに暮らせる環境を残すべく国や多くの企業と協力し、経済合理性を成立させながら技術を社会に展開しています。◯ちとせグループ全体を統括する「CHITOSE BIO EVOLUTION PTE. LTD.」の概要・設立 :2011年10月・本社 :シンガポール・代表者:CEO 藤田 朋宏 Ph.D.◯ちとせグループの中核法人として、技術開発・事業開発を行う「株式会社ちとせ研究所」の概要・設立 :2002年11月・本社 :神奈川県川崎市・代表者:代表取締役 CEO 藤田 朋宏 Ph.D./代表取締役 COO 釘宮 理恵【本プレスリリースに関するお問い合わせ先】ちとせグループ コミュニケーションデザイン部Email: pr@chitose-bio.com 【本プレスリリース(池田糖化工業)に関するお問い合わせ先】池田糖化工業株式会社 事業企画部担当 : 真砂E-Mail: y.masago@ikedatohka.co.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2023年09月21日ポーラ最高峰ブランド「B.A(ビーエー)」から、2022年春のスキンケア「B.A ローション イマース」が新登場。2022年4月1日(金)より発売される。“糖化汗”に着目した、業界初の新ローション新作「B.A ローション イマース」は、毛穴トラブルの原因となる“糖化汗”に着目した業界初の保湿化粧水だ。糖化ケア×ハリケアによる最先端の毛穴へのアプローチで、なめらかなハリのある透明肌へと導く。糖化汗とは?そもそも“糖化汗”とは、汗に含まれるたんぱく質が糖化した状態のことを指す。本来汗をかくことは身体にも良いメリットがあるのは事実だが、時間と共に糖化汗となった後は、毛穴目立ちやたるみ、くすみといった大人の肌悩みの要因に。また年を重ねるごとに、この糖化汗の影響を受けやすいと考えられている。糖化汗に着目したオリジナル成分&新処方今回この新事実を発見したポーラは、糖化汗ケアに着目したオリジナル成分を開発。また糖化汗を作らせないだけでなく、同時に角層毛穴への潤いケアを両立した新処方「スムージング・イマースリキッド」を採用することによって、重ねるごとに潤いが長持ちする女性に嬉しい仕上がりを叶えた。オススメの使い方は?おすすめの使い方は、洗顔後の肌に2プッシュなじませた後、さらに仕上げに1プッシュ肌に浸透させること。瑞々しい潤いが肌の奥までグングン浸透して、“ふっくら・ハリ・弾力”の理想的な肌美人へと導いてくれる。豪華スキンケアキットもなお発売日同日には、新作「B.A ローション イマース」本品に、同シリーズのクレンジングクリーム、ウォッシュ、ディープクリアライザー、ミルクのミニサイズをセットした限定キットも登場。「B.A ローション イマース」本品の代わりに、人気「B.A ローション」本品を選択することも可能だ。【詳細】「B.A ローション イマース」120mL 13,200円/リフィル 120mL 12,100円<新製品>発売日:2022年4月1日(金)先行発売:旗艦店ポーラ ギンザでは2月1日(火)より先行発売。■B.A ローション シーズナルセレクション<数量限定・なくなり次第終了>・「B.A ローション イマース」本品セット 14,850円※「B.A ローション イマース」リフィルの場合は13,750円・「B.A ローション」本品セット 23,650円※「B.A ローション」リフィルの場合は22,550円。※「B.A ローション」ハーフサイズの場合は13,750円内容:・「B.A ローション イマース」本品・リフィル 120mL・「B.A ローション」本品・リフィル120mL、ハーフサイズ60mL・「B.A クレンジングクリーム」9g・「B.A ウォッシュ」<洗顔クリーム> 9g・「B.A ディープクリアライザー<洗顔料・マスク>」 9g・「B.A ミルク」15mL※「B.A ローション イマース」もしくは、「B.A ローション」のいずれかを選択する。【問い合わせ先】ポーラお客さま相談室(フリーダイヤル)TEL:0120-117111
2022年01月15日「浮かす、洗う、整える、育てる」の4ステップ株式会社アデランスは、ヘアスカルプケアブランド「Benefage(ベネファージュ)」の新シリーズを2020年6月1日(月)に公式通販サイト等で発売する。同シリーズは、総合的な角度から育毛を研究開発したサロン品質の女性向けヘアスカルプケア商品を展開。「シャンプー」、「トリートメント」に加え、「クレンジング」、「スカルプグロウ(育毛剤)」も揃えており、「浮かす、洗う、整える、育てる」の4ステップでトータルにサポートする。シャンプーとトリートメントは、「モイスチャーコントロール」と「ボリュームコントロール」の2種類から自分の髪質や悩みに合わせて選べる。シリーズで使用することで、頭皮ケアから美しい髪まで育むことができる。「糖化」に着目した新成分配合今回、タンパク質が劣化する頭皮の「糖化」に着目し、植物性由来の独自成分「CR2コンプレックス」を全商品に新配合。乾いた頭皮に使用するクレンジングには、糖化に着目した「アスパラサスリネアリスエキス」の他、デリケートな女性の頭皮をいたわる「ムラサキシキブ果実エキス」や植物由来の「ユズセラミド」も配合。汚れを浮かすだけではなく、フケやかゆみもケアする。シャンプーとトリートメントには、「チョウジエキス」や「マロニエエキス」などの植物性由来成分を配合。「糖化」を防ぎ、根元から毛先まで潤いで満たす。(画像はプレスリリースより)【参考】※アデランスニュースリリース
2020年06月01日年齢を重ねるにつれて肌のしみ、しわ、たるみや骨粗しょう症など、からだの老化が気になりますが、実は食生活の“ある数値”を知ってコントロールすることで老化を防ぐことができる可能性があることが、最近の研究でわかってきました。 体の糖化がAGEを作り老化をすすめる糖化とは体を構成するタンパク質と糖が結びつく現象です。この糖化現象が進み、元に戻れないほど劣化し、機能の落ちたタンパク質のことをAGE(エージーイー)と言います。30年以上、食事と老化の関係を研究している昭和医科大学の山岸 昌一先生に、AGEが体内にたまる仕組みを教えてもらいました。山岸先生「ひとつは、体内でつくられる『内因性AGE』。麺類や甘いものなどを摂ったときの血糖値の上昇は、糖化を促進しAGEはどんどん作られ、たまっていきます。もうひとつは食べ物から体内に入る『外因性AGE』。食事に含まれているAGEを過剰に摂ることで体内にたまっていきます。」 どのような食事に“AGE”が多いの?山岸先生「例えば、スタミナ食として代表的なうなぎ、ここ数年意識的に食べる人が増えている食材。これらの食事では、焼いたり、揚げたり、高温で調理する過程でAGEが多く発生するのです。せっかく夏バテ防止にと摂った食事が、逆に、老化物質(AGE)をカラダのなかに入れることになり、これらの食生活が老化をすすめてしまいます。」とのこと。 お肉料理のAGEを減らすにはレモン!AGEが高いステーキなどのお肉料理も、ちょっとした工夫でおいしくAGEの少ない食事に変えることができます。山岸先生「おすすめなのが『レモン汁』です。お肉の重量の1/4のレモン汁にお肉を1時間ほど浸して下処理をしておくことで、AGEを約40〜60%減らすことができます」。レモンに含まれるクエン酸がたんぱく質と糖が結びつくのを抑え、AGEの発生を抑制してくれる働きがあるんです。レモン汁なら、さっぱりとした風味がつき、脂っこいお肉メニューでも、さっぱりとよりおいしくいただけますね。
2020年02月05日医学的に正しい美肌術で若い肌に8月2日、糖化対策をして肌老化を防止、美しい肌になろうという新刊『医者が教える美肌術』が主婦の友社から発売された。四六判で144ページ、価格は1,300円(税別)である。著者はAGE牧田クリニック院長である牧田善二(まきたぜんじ)氏であり、同氏はテレビ番組「金曜日のスマイルたちへ」などの出演でも話題である。コラーゲン入りのシートマスクはNG?1979年、北海道大学医学部を卒業した牧田善二氏は、国内の医療機関に勤めた後、米・ロックフェラー大学研究員、米・ピコワー医学研究所主任研究員として、糖尿病の原因として注目されている「AGE」の研究を行っている。コスメストアやドラッグストアにはたくさんの美肌アイテムが並び、雑誌、ウエブサイトには無数の美肌術が紹介されている。中にはコラーゲン入りのシートマスク、半身浴で汗をかくなどの方法が紹介されているものもあるが、牧田氏はいずれもNGだとしている。シワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因はAGE牧田氏は真に注意すべきは「糖化」だとしており、糖化とは摂取したブドウ糖がコラーゲンなどのたんぱく質と結合して、終末糖化産物である「AGE」を作り出す作用のことである。AGEこそが肌老化の最大の原因だとしている。この新刊では肌のシワ、シミ、たるみ、くすみ、乾燥などの原因となるAGEに対し、「抗AGE生活」で美肌になる方法を解説。健康面でも肌が老化していなければ、ほかの臓器も老化していない証拠なのだという。同書では美肌のための「食べ方」や「お手入れ」、「生活習慣」が掲載され、医学的に正しい美肌レシピも紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※医者が教える美肌術 - 株式会社 主婦の友社 主婦の友社の本
2019年08月09日「体の“酸化”という言葉が聞かれるようになって久しいですが、今、アンチエイジングの世界でより注目されているのは、“糖化”というキーワードです」アンチエイジング・糖尿病に詳しいAGE牧田クリニックの院長、牧田善二先生はそう話す。「酸化は体を“サビ”させるものとして知られていますが、糖化は体を“コゲ”させる現象です。女性の場合は特に、40代を過ぎると老化が加速してしまいます。しかし、食事に気をつけることで、そのスピードを遅くすることもできるのです」(牧田先生・以下同)糖化とは、体内で糖質と結びついたタンパク質が劣化することをいう。劣化したタンパク質が細胞内にたまると、それが細胞の劣化を招いてしまうのだ。「糖化は、熱を加えた食品を食べることで起こります。食品に熱を加えると、『AGE』と呼ばれる物質が発生します。これが細胞の柔軟性を失わせる元凶なのですが、このAGEを多く含む食品を取ると、糖化の速度が上がります」AGEは、KU(キロユニット)という単位で示される。生のままよりゆでたもの、ゆでたものより焼いたもの、焼いたものより揚げたもの……と、見た目に焦げ色が付きやすい調理をされたものほど、KU値が高くなる。たとえば、食パンはそのままで食べると1食相当のAGEは7KUだが、トーストにすると25KUとなる。マグロの刺身は705KUでも、焼くと827KU、さらに醤油につけた照り焼きにすると4,602KUに跳ね上がる。「AGEに関して言えば、意外かもしれませんが、白米や食パンの数値は低めです。タンパク質については同じ食材でも調理法によって数値が大きく変わってきます。乳製品の場合、牛乳やヨーグルトはAGEの数値が低いのですが、パルメザンチーズやクリームチーズは高くなります。これも意外に思われるようですが、アルコールも糖化の概念からみると悪くありません。特にワインや蒸留酒はKU値が低いです。もちろん飲みすぎには注意が必要ですが、1日グラス1杯程度であれば、お好きな方にはオススメしています。ただし、おつまみにはAGEの高いものが多いので、野菜スティックなどAGEの少ないものを選ぶようにしてください」ほかに、紫外線を浴びることでAGEを体内に取り込んでしまうこともあるそう。糖化が進んだ結果としてわかりやすいのが、シミ・シワなどの皮膚の老化。シミは糖化が表面化したもので、シワは細胞に弾力がなくなった結果として現れる。そのほかにも、血管の細胞の弾力が失われることで、動脈硬化や、がん、アルツハイマー病、白内障といったさまざまな病気のリスクも高まってしまうという。
2018年11月21日ママたちの頭を悩ませる毎日の食事作り。栄養バランスは大切と思いつつも、ついつい「子どもが喜んで食べるから」と揚げ物や甘い物を多くあげていませんか?普段の食生活でどんなことに気をつけたらいいのでしょうか? テレビでも活躍中の「東大ママドクター」こと小児科医の伊藤明子先生に、「丈夫な子」「頭のいい子」「心が安定した子」を育む食事について、教えていただきました。伊藤明子先生 プロフィール小児科医師、公衆衛生専門医、同時通訳者。東京外国語大学イタリア語学科卒業。帝京大学医学部卒業後、東京大学医学部附属病院で臨床研修。同病院小児科入局。東京大学大学院医学系研究科公共健康医学専攻修了。同大学院医学系研究科公衆衛生学/健康医療政策学教室客員研究員。2017年より赤坂ファミリークリニック院長、NPO法人Healthy Children, Healthy Lives代表理事。著書・共著に『小児科医がすすめる最高の子育て食』『天然ヘルシー「調和食」レシピ』など。テレビ番組「林修の今でしょ!講座」などに出演中。■子どもだって「糖化」は要注意! 「揚げる」より「蒸す」「煮る」―― 子どもが好きな食べ物といえば、揚げ物や甘い物を思い浮かべるママは多いと思います。体にはどんな影響があるのでしょうか?伊藤明子先生(以下、伊藤先生):「揚げ物も甘い物も絶対NG!」というわけではありません。これらに含まれる糖は体にとって大切なエネルギー源です。ただ、たくさん食べると「糖化」を進行させてしまうので注意が必要。「糖化」とは、糖とタンパクが結びついて加熱によって起きる現象で、食べ物からとり込んだり、体内で糖化現象が起きて、肌や血管、骨などが劣化していくことをいいます。糖化によって作られたAGE(終末糖化産物)が老化を加速させることが研究でわかっています。加齢とともに糖化は進んでいくものですが、子どもの頃から糖化が進みすぎると、骨の質が低い状態で成長してしまうため、将来的に骨粗しょう症やがんなどの病気のリスクが上がる傾向にあります。シミやしわの原因や、認知症との関連も報告されています。AGEはクセモノで、一度蓄積されるとなかなか減らすことができません。離乳食や幼児食の頃から、なるべく気をつけてあげたいですね。―― 子どもの頃から血管や骨の劣化に気を付けないといけないなんて…衝撃的です! 揚げ物が大好きな子はどうすればいいのでしょう?伊藤先生:揚げ物をおいしいと思うのは当たり前のこと。いきなりやめてしまうと子どももつらいので、徐々に回数を減らしていけるといいですね。注意してほしいのは、揚げ物を特別扱いしないこと。がんばったから「今日は特別に揚げ物ね♪」はやめましょう。子どもの中で「揚げ物=ごほうび」になってしまいます。大人の言うことがある程度わかる年齢の子であれば、「揚げ物ばかり食べていると、ベタベタ物質が体の中にたまるよ。食べ過ぎると○○ちゃんの体に良くないんだよ」と教えて納得させるのもひとつの手ですね。―― 普段の料理で心がけることは?伊藤先生:糖化リスクが低い調理は、「生→蒸す・煮る→焼く→揚げる」の順です。揚げ物の代わりに、積極的に蒸し料理や煮物を取り入れましょう。ただ、生のものばかりを食べることは、さまざまなリスクがあるためおすすめしません。糖化リスクを下げる幼児食「エビとオクラの煮物」(3歳~)<材料 2人分>エビ 4尾オクラ 6本塩 小さじ1/2出汁 100cc薄口しょう油 小さじ1みりん 小さじ1<作り方>1.エビは殻をむき、串などで背ワタを取り除く。2.オクラは手早く塩もみし、硬い「がく」の部分を包丁でくるりと削り取る。3.鍋に出汁、薄口しょう油、みりん、オクラを入れて火にかけ、オクラがやわらかくなったら1.のエビを入れて火が通るまで煮る。 ■血糖値=精神状態? 心の落ち着いた子を育てる食材選び―― 揚げ物以外ではどんなことに気をつけたらいいでしょうか?伊藤先生:先ほどは「糖化」についてお話ししましたが、もう一つ注目してほしいのが「血糖スパイク」です。血糖スパイクとは、食後のごく短時間で血糖が急上昇して元に戻る、血糖の乱高下状態のこと。血糖スパイクが起きると、血管が傷ついてしまい、病気のリスクも高まります。血糖と子どもの精神状態は強く結びついているといわれており、例えば、朝食をとらないと低血糖でやる気が出ない状態になります。さらに、そういった空腹時に血糖値が急上昇するようなものを食べるなどして血糖のハイ&ローを繰り返すと、子どものテンションも急激に上がったり下がったりするので、精神的に不安定になってしまいがちに。本来、食事を始めてゆるやかに血糖が上昇するのが理想です。―― 朝食抜きは厳禁ですね。理想の食事のために、ママたちは具体的にはどうすればいいでしょうか?伊藤先生:調理法は先ほどもお伝えしましたので、ここでは食材の選び方に注目してみましょう。血糖値の上がりにくい食材を選ぶのがポイントです。白米や小麦など精製されているものよりも、雑穀や全粒粉など精製されていないものがいいですね。雑穀ごはんや、アレルギーがなければそば粉をクレープのようにして間食に食べるのも一案です。野菜を摂取する時は、ジュースなど食物繊維が取り除かれた状態のものではなく、そのまま食べるか、スープなどでいただきましょう。ジュースが完全にダメなわけではないのですが、残念ながら、野菜ジュースは野菜の代わりにはなりません。―― 離乳食についても何かありますか?伊藤先生:日本では白米の全かゆから始めるのがスタンダードですが、おすすめは雑穀かゆ。糖質の摂取量を減らせますし、ビタミンやミネラルなどの微量栄養素と食物繊維もとれます。日本人は白米でアレルギーを起こす人が少ないと言われていますが、統計上ではひえやきび、あわなど雑穀に対してもアレルギーを起こす頻度は高くないのです。欧米ではオートミールやほかの雑穀から始める国がほとんどですし、白米だけにこだわらなくてもいいと思います。血糖値をゆるやかに上げる離乳食「雑穀のおかゆ」(0歳~1歳半)<材料 1食分>もち麦 10gキアヌ 5g白米 10g水 250cc<作り方>1.研いだ白米、もち麦、キアヌ、水を茶碗か耐熱容器に入れ、炊飯器の真ん中に置いて、大人のご飯と一緒に炊き上げる。2.1.でできたお子さん用のおかゆを鍋に移し、水を足してさらにやわらかくなるまでコトコト煮る。3.乳児用のすり鉢でよくする。■夕食までの“つなぎおやつ”与えて安心なのは?―― ママたちの悩みとして聞かれるのが、子どもがおなかを空かせてしまって夕食まで待てない時、何を食べさせたらいいのか? ということ。とりあえず、わが家ではちくわをあげているのですが、どう思われますか?伊藤先生:うーん、スナック菓子よりはいいですね(笑)。ただ、塩分が多いのであげすぎは注意してください。果物は果糖が多いので、あまりおすすめしません。きゅうりやにんじん、だいこんなどの野菜スティックがいいですね。食事の邪魔をせず、切るだけですぐあげられます。お好みで減塩みそやマヨネーズにつけても。これまで話題に出た食べ物のなかでのおすすめ度でいえば、野菜スティック>ちくわ(練り物)>果物>スナック菓子でしょうか。野菜スティック以外だと、ゆで卵や味付けの濃くない焼き鳥(串からほぐして)などがおすすめです。ちなみに、のりも悪くないのですが、水溶性の食物繊維が多くて胃腸に負担がかかるので、全形1枚以内にとどめておきましょう。―― 最後に、忙しい朝のおすすめメニューを教えてください。伊藤先生:私も仕事をしながら2人の子どもを育ててきたので、朝から包丁を使いたくない気持ちはよくわかります。おすすめは、納豆と卵料理、雑穀ごはん、それにできればみそ汁もプラスできるといいですね。パン派は全粒粉のパンにするのがおすすめです。参考図書: 「小児科医がすすめる最高の子育て食」 1512円(税込)講談社伊藤明子著。「健康」「免疫力が高い」「頭がいい」「心が安定した」子どもを育てるためにどのような食事を与えたらいいのか、最新の研究に基づいて紹介しています。カラー写真付きでわかりやすい58の簡単レシピも収録されています。
2018年04月12日新しいタイプのエイジングケアサプリメント日本新薬株式会社は、糖化ケアサプリメント『AGE-SHUT(エージーイーシャット)』のシリーズ第二弾として、『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』を2017年9月1日(金)から通販サイトにて発売している。コラーゲンは美と健康を気にする女性にとってもはや定番の商品。『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』は、そんなコラーゲンを“糖化“の側面から考えて作られた質の良いコラーゲンだ。主成分の「コラーゲン」には、マンゴスチンエキス由来の糖化ケア成分と「ロダンテノンB」を使用。美容成分として「低分子ヒアルロン酸 」、「ビオチン 」の4成分を配合したゼリー食品だ。糖化はコラーゲンの機能を変化させる最近よく耳にする“糖化”は糖とタンパク質が非酵素的に反応する現象のことだ。消費しきれなかった糖が起こす糖化という現象は、コラーゲンなどのタンパク質が変化を起こし、硬くなったり、水分保持など私達がコラーゲンに期待する機能が保てなくなることだ。『AGE-SHUT 美のダイヤモンドゼリー』は、コラーゲンの機能を糖化のリスクから守る為に、糖化ケアに役立つポリフェノールの一種「ロダンテノンB」をマンゴスチンから発見し、美容成分として配合している。加齢で代謝が低下すると人の体の糖化リスクは高くなる。他にも生活習慣の乱れや、ストレス、運動不足と糖化リスクは至る所に潜んでいる。糖化を予防しつつコラーゲンを効果的に摂取出来る新しいエイジングケアサプリメントだ。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本新薬株式会社公式サイト※日本新薬株式会社プレスリリース(@Press)
2017年09月19日加齢に負けない日本新薬株式会社が2017年3月30日(木)から、糖化ケアサプリメント「AGE-SHUT(エージーイーシャット)」の発売を開始した。医療用新薬メーカーならではの研究開発力によって開発された、フルーツの女王ともいわれる「マンゴスチン」の恵みたっぷりのサプリメントだ。メイラード反応とも呼ばれる「糖化」とは、糖とたんぱく質が非酵素的に反応する現象のことで、食事で摂取して代謝しきれなかった糖と、体内の20~30%を占めているたんぱく質とが反応して起こる。加齢などの代謝能力の低下や、睡眠不足などの生活習慣の乱れ、ストレスなど様々な要因から糖化リスクが高まる。そのリスクを下げる糖化ケアを行うことができるのがこのサプリメントだ。飲むだけエイジングケア今回世界で初めて日本新薬株式会社が糖化ケアに役立つ成分といわれる、水溶ポリフェノール「ロダンテノンB」をマンゴスチンから発見した。その成分がたっぷり配合され、飲むだけでエイジングケアができる「AGE-SHUT(エージーイーシャット)」はソフトカプセル約1ヶ月分、31粒入りで送料・税込2,480円となっている。日本新薬ヘルスケア公式ショップにて購入可能となっている。(画像はプレスリリースより)【参考】※日本新薬株式会社プレスリリース(@Press)
2017年03月30日モリンダ ワールドワイド インク 日本支店は、11月3日~4日にかけて開催された第61回日本生殖医学会学術講演会・総会にて、研究「終末糖化産物(AGEs)の蓄積はARTの治療成績に影響する」について発表した。同研究は、医療法人三慧会 HORACグランフロント大阪クリニックと共同で行ったもの。AGEs(終末糖化産物、以下 AGE)は、タンパク質と糖が反応してできた「老化原因物質」と考えられている。今回は、配偶子や受精卵を体外で取り扱う高度不妊治療であるART(生殖補助医療)を受ける女性患者148名を対象に、体内のAGE値を測定する研究を行った。AGE値は、TruAgeスキャナーを用いて、皮膚に蓄積したAGE値を測定した。右前腕内部を3回測定し平均値を決定。不妊症患者のAGE値は相対的に高いかを調べるため、不妊原因別に対象患者を分けて平均AGE値を比較したところ、「子宮筋腫」群と「胚質不良」群のAGE値が「原因無し」群(男性不妊)と比較し、有意に高値を示したという。低AGE群、高AGE群での各ホルモン値の比較では、「FSH値」「DHEA-S値」「テストステロン値」「プロラクチン値」それぞれとAGE値の間には有意な相関は見られなかった。しかし、発育過程にある卵胞から分泌されるホルモン値「AMH値」を比較したところ、39歳以下の群では、高AGE群で有意にAMH値が低値を示した。「高AGE群」と「低AGE群」に分けて受精率、良好胚率、胚盤胞率、良好胚盤胞率を比較すると、それぞれの値とAGE値の間に有意な相関は見られなかった。ただし、患者を妊娠例と非妊娠例に分けてAGE値を比較した結果、非妊娠例では妊娠例と比較して有意にAGE値が高値を示した。以上の結果から、AGEの蓄積と不妊ならびにARTの治療成績の悪化には相関があることが明らかとなった。また、同時にAGEの測定は卵巣機能や不妊原因の診断を行う上での有用な指標であり、バイオマーカーとして利用できることも示唆された。
2016年11月11日こんにちは。健康管理士のSAYURIです。前回は血糖値と気持ちの関係についてご紹介した身体ナビゲーションシリーズ。今回は今“酸化より怖い ”と言われる“糖化”についてご紹介したいと思います。●酸化と糖化老化や病気の原因となる過剰な活性酸素の影響を受けて“身体が錆びる”と表現される酸化に対して、“細胞が焦げる ”と表現されるのが糖化です。糖化とは過剰な糖質に体温という熱が加わり、タンパク質とくっついて焦げたように変色、硬化することを言います。たとえば、白く柔らかい食パンには糖質とタンパク質(グルテン)が含まれています。これをトーストすると白く柔らかかった部分が茶色く固くなります。この現象を『糖化(メイラード)反応 』と呼びます。パンの場合はパン自体に脂質(オメガ6系)が含まれているので、さらに糖化が促進されて焦げ目がつきやすくなります。これは人間の体でも同様に起こります。揚げ物、炒め物などでサラダ油などのオメガ6系の油と砂糖やご飯、パン、麺類などの糖質を摂り過ぎる人は糖化が促進されてしまいます。砂糖と水を混ぜて加熱するのと、砂糖と油を混ぜて加熱するのではどちらが焦げやすいかを想像していただければわかりやすいかと思います。●糖化が体に与える影響糖化が起こるのはコラーゲンなどのタンパク質。コラーゲンと言えばお肌のイメージが強いかとは思います。確かに皮膚の弾力を保つ働きはあります。その他にも、歯茎、血管の弾力性を保っているのもコラーゲン。骨もコラーゲン繊維の枠組みの間にカルシウムやマグネシウムが存在します。このことから考えると、糖化が血管で起これば血管は硬くなり 、歯茎で起これば硬く弾力がなくなり歯を支える力が衰えてしまう ということがわかります。骨についても枠組みが硬く脆くなることで折れやすい脆弱な骨 となってしまいます。●糖化を防ぐにはこうした怖い糖化を防ぐためには血糖値を急激に上げないこと。サラダ油などのオメガ6系の油を摂り過ぎないこと。そして糖化を阻止するとされる緑茶やショウガ、シナモン、クミンなどを積極的に摂ったり、体内に発生した糖化物質を減少させると言われるアーモンドやクルミなども意識して摂ったりすることが重要になってきます。食事も野菜、海藻、きのこ類などの食物繊維を多く含むものから食べる ことを習慣化することで、血糖値の急上昇は抑えられるので、ぜひそれだけでも実践していただきたいと思います。----------脳の機能から始まった身体ナビゲーションシリーズも106回の今回をもって最終回となります。長くご愛読いただいた皆様に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。【参考文献】・総務省認証予防医学学術刊行物『ほすぴ』成人病予防対策研究会発行●ライター/SAYURI(心理食育インストラクター)
2016年10月27日AGE測定推進協会はこのほど、毎月10日を「糖化の日」として日本記念日協会へ登録申請し、2015年9月30日に正式に認定されたことを発表した。糖化とは、体の中でタンパク質と余分な糖が結びついてAGE(Advanced Glycation Endproducts/終末糖化産物)という老化の原因物質を生成する反応のこと。AGE測定推進協会では、体の糖化に注意し、老化防止や健康と向き合う意識を高めようと「糖化の日」を制定した。10月からは協会を構成している企業が中心となって、イベント開催も予定している。10月10日、11月10日、12月10日には、東京都新宿区のタヒチアンノニカフェ前スペースでAGEの無料測定会が開かれる。同協会は「老化の原因物質である『AGE』の啓発とともに、老化防止・予防に関する情報を提供する活動を今後も行ってまいります」としている。
2015年10月02日最近、ヘルスコンシャスな人たちから注目を集めているキーワード「AGE(エージーイー)」をご存じですか? AGEとは体内で糖とタンパク質が結びついてつくられる物質で、美容や健康の天敵といわれています。そこで『老化物質AGEためないレシピ』の著者である料理家のタカコナカムラさんに、AGEをためない食生活のコツを聞きました。そもそも「AGE」って何?AGEとは「Advanced Glycation End Products(終末糖化産物)」の略。糖とタンパク質が熱によって結びついてできる物質で、病気や老化のもとになるといわれています。AGEは食品にも含まれており、ホットケーキやトンカツはAGEが高い食品の代表例。たとえばホットケーキなら、小麦粉・卵・牛乳などたっぷりの“タンパク質”に“砂糖”が加わり、それをフライパンで“高熱で焼く”というAGE化しやすい条件が勢ぞろいしています。AGEは体内でも作られ、その大きな原因となるのが高い血糖値。血糖値の高い状態が続いていると、AGEがより作られやすく、体内に増えてしまうのだそうです。「AGE」が身体に与える影響とは?糖化したタンパク質であるAGEは、タンパク質本来の機能を発揮できず、さまざまなトラブルを引き起こします。「たとえば血管にたまれば動脈硬化や心筋梗塞のリスクが高まり、骨なら骨粗鬆症、脳ならアルツハイマーの原因になっているという報告もあります。さらに皮膚にたまればシワやシミのもとに。髪の毛もほぼタンパク質からできているのでAGEがたまるとコシのないパサパサの髪になってしまいます」とナカムラさん。タンパク質は人間の体で水分に次いで多い成分なので、AGEは体内のあらゆるところにたまってしまうのもこわいところです。体内のAGE量を計ると体内年齢がわかるAGEは加齢と共に蓄積していく傾向があり、最近では体内のAGE量を機械で計ることもできます。AGE値を知ることで病気のリスクが確認できることから、病院などで採用するケースも増えています。また、東京・新宿の「タヒチアンノニカフェ」では毎週日曜日に「AGEスキャナー」を使ったAGE値の無料測定サービスがあります。実は先日私も計ってみたのですが、AGE値は198、体内年齢は48歳(※実年齢は37歳)という結果に……。AGE値としては平均の範囲内にあったものの、生活の見直す必要性を実感しました。「AGE」をためない食材選びと調理のコツナカムラさんにAGEをためないポイントを教えてもらいました。1. AGEを増やさない調理方法を選ぶ同じ食材でも調理方法によってAGEの量は変わります。高温で長時間調理するほどAGEは増えるので、揚げ物やオーブン料理より、煮る・茹でる・蒸すなどの調理法をベースにするのがおすすめ。油は非常にAGE量が高く、同じ鶏を使った料理でも「蒸し鶏<焼き鳥<唐揚げ」の順でAGEが増えていきます。2. AGEをためない食材を摂るタンパク質の糖化を抑える働きをもつ食品を同時に摂るのも効果的です。具体的にはオクラや納豆などのネバネバ食材、きのこや海藻。果物ならベリー類やカボスやレモンのような柑橘類。唐揚げにレモンをかけるだけでも違うそうです。ただし果物は果糖が多いので摂りすぎには注意。ほかには血糖値が上がりにくい低GI値食品もおすすめだそうですもちろん、「アレもコレもダメ!」では長続きしないので、「今日は揚げ物を食べたから明日は煮物にしよう」など自分でバランスをとる目安にしてほしいそうです。AGE化を抑える「ベジブロス」(野菜だし)のすすめもうひとつナカムラさんが強くオススメするのはベジブロス(野菜だし)です。野菜の皮やヘタ、種を煮出してつくる出汁は抗酸化作用が強く、生活習慣病などを予防する機能性成分「ファイトケミカル」も豊富。最近では、このファイトケミカルにAGE化を抑える働きがあることがわかってきたそうです。スープなどいろいろな料理に使え、3日ほど冷蔵保存も可能。ぜひ多めに作っていろいろな料理に活用してみては?【ベジブロスの作り方・手順】1)大き目の鍋に水1300mlを注ぎ、よく洗った両手一杯分の野菜の切れ端を入れる。2)鍋に火をつける前に料理酒を加える。野菜の臭みを消し、うまみを引き出します。3)弱火で20~30分コトコト煮る。強火だと野菜が煮崩れるので注意 ※アクもファイトケミカルなのでとりません。4)ボウルの上にザルをおき、鍋ごと移して濾す。野菜の旨味と栄養が凝縮された黄金色のベジブロスが完成。著書『老化物質AGEためないレシピ』の中には、このほかにも前述のポイントを活かしたAGEをためないレシピが多数紹介されています。どれも簡単で気軽にできるのがメリット。「日々の食事こそが美容と健康の一番の近道だし、安上がりですよ」とナカムラさんも話します。まずはAGEをためないルールを知り、意識していくことから始めたいですね!取材協力/・タカコ・ナカムラホールフードスクール ・AGE測定推進協会
2015年08月04日森下仁丹の産学共同研究2014年11月10日、森下仁丹は「ザクロエキス」の機能性に関する同志社大学、岡山県立大学との共同研究で、ザクロエキスが最終糖化産物(AGEs)を分解する活性を持つことを発見したと発表。研究内容は「第24回日本メイラード学会年会」(熊本:2014年11月7~8日)で発表した。最終糖化産物(AGEs)体内のタンパク質は糖によって変性し、最終糖化産物(AGEs:Advanced Glycation End Products)になる。AGEsは糖尿病患者の血管に広く見られ、動脈硬化の原因となる。AGEsが蓄積することにより、様々な細胞の細胞内および細胞外の構造や機能に影響を与える。肌の弾力性の低下や黄ばみあるいはくすみの原因の一つとされている。ヘモグロビンの透過度は血糖コントロールの指標の一つとされている。ザクロエキスの機能森下仁丹はこれまでのザクロエキスの機能として、抗糖化作用、ビフィズス菌の生存を維持する作用、抗アレルギー作用、長寿遺伝子であるサーチュイン遺伝子活性化作用などを明らかにしている。研究内容AGEs架橋切断活性が知られているPTB(n-phenacylthiazolium bromide)を陽性対照としてザクロエキスとその含有成分の効果を調べた結果、ザクロエキスはPTBに比べて4倍のAGEs架橋切断活性を持つことが明らかになった。ブリカリン、ブリカラジン、ポメグラニインAといったザクロエキスに含まれている成分でもPTBよりも高いAGEs架橋切断活性があった。今回の結果と今までの知見によりザクロエキスはAGEsの合成と分解作用を有していることからAGEsによる糖化ストレスを改善可能性が示唆されたとしている。(画像はプレスリリースです)【参考】・森下仁丹プレスリリース
2014年11月13日炭水化物を摂り過ぎると、太ってしまう? 特に女性はそこを気にして極端な制限をしている方も多いかもしれません。でも炭水化物をはじめとする糖分の摂り過ぎの問題点はそれだけにとどまりません。「糖化」という現象を聞いたことはありますか。■糖化は「焦げ老化」「糖化」とは、私たちの体内にあるたんぱく質と、食事によって摂取した糖が結びつき、それが体温によって温められ、変性してしまうことです。身近なものですと、ホットケーキのこんがりきつね色になった焼き色をイメージすると分かりやすいかもしれません。砂糖や小麦粉の糖質が卵(たんぱく質)と結びつき、熱であたためられて、焦げ付くのと同じ。最近お肌に透明感がないな、とか、肌のくすみが気になり始めた、という方。お肌がホットケーキと同じように、焦げ付いて老化が進んでいる可能性があります。■糖化によるお肌の老化肌で糖化現象が起こると、糖分子がコラーゲンと結合し、フリーラジカルが生まれて炎症反応が進んでいきます。そしてコラーゲンが傷つき、隣り合うコラーゲン同志の間にも異常な結合を作り出してしまいます。 この異常な結合をしたコラーゲンは元に戻ることも、水分を保つこともできずに脱水症状となり、肌のみずみずしさや弾力性が失われることに。その結果、肌にはシワが多く刻まれ、黒ずんだ肌となってしまいます。■糖化がさらに進むと…糖化が進むと、問題はお肌のトラブルだけではありません。時間の経過とともに、最終糖化産物(AGE)というものに変異し、肌も体も血管も老化させてしまいます。体のあらゆる部分にAGEがたまると、下記のようなトラブルや大きな病気を引き起こすことにもなりかねません。 ・抜け毛や白髪、頭皮のトラブル、キューティクルが失われるなど ・血管がかたく、詰まりやすくなることよって、動脈硬化の原因に ・コラーゲン繊維がAGE架橋になることで、骨粗しょう症などの骨がもろくなる病気の原因に ・腰痛、膝痛など全身の関節の痛みを生む原因に・長年の糖化が神経細胞の老化を早め、アルツハイマー認知症の原因に ・水晶体とタンパク質が糖化し、AGEがたまると、目の老化が進み、白内障などの原因に画像:(c)miya227 - Fotolia.com■STOP!糖化!今すぐできること糖化を防ぐためには、できる限り血糖値を急上昇させないことが大切。糖化は、糖質の過剰摂取によって起こるため、健康的でバランスのよい食生活を心掛けることが、糖化による老化防止にも役立つのです。最後に、糖化を防ぐために今すぐできることをまとめました。1. よく噛んでゆっくり食べる2. 糖分(炭水化物)を食べ過ぎないようにする3. 最初に野菜から食べる、ベジタブルファーストを心掛ける4. 抗酸化作用の高い食材を意識する(ビタミンACEやポリフェノール類)5. 精製されたものを避け、血糖値が上がりにくい低GI値の食品を選ぶようにする6. 糖質の消化を促すために、適度な有酸素運動を心掛ける7. 質のよい睡眠をとり、規則正しい生活を心掛けるいかがでしょうか。糖化を防ぐ食生活は、太りにくく、インナービューティーを保つ生活にも繋がります。日頃から極端でアンバランスな食生活になっている方や、糖化現象がすでに進行している方は、できることから意識してみて下さいね。
2014年07月26日いったいいつ頃からでしょうか、美白が私たちの美容ライフで標準装備になったのは? 特別な日焼け対策でなくても、UV効果のある下地クリームやファンデーションは当たり前。シミ、ソバカス対策としての美白ケアは、もはや王道で、美肌を意識する日本女性にとってはずせない通常仕様となっています。そのせいか、たとえ体は焼いても顔は白いまま…という美白女子が増えたなあ、とつくづく思う今日この頃。(C)naka - Fotolia.com美白ケアでは補いきれない“透明感”に特化とはいえ、美白化粧品に慣れてしまって、シミはないけれど肌全体に生気がない、イマイチ垢抜けない、黒くはないけどくすんでいる…、そう感じたことはありませんか? それはスッピンで自然光に向かった時に輝きを放つ、肌そのものの透明感が足りないせいかもしれません。それが気になって、透明感に特化したローションを使い始めました。「エピステーム トリートメントクリアローション」〈ステージ1・2・3〉肌の透明感を左右するのが、老化の原因の一つとして注目されている「糖化」という現象だそうです。タンパク質と糖が結びついて起きるタンパク質の変性のことで、糖化したタンパク質は本来の機能を失ってしまうとか。製造元のロート製薬は、製薬会社ならではの研究実績により糖化に着目。スキンケア開発にも医薬品レベルでいち早く取り入れ、ハイエンドのエイジングケアを追及、あくまで透明感にこだわる化粧液を開発しました。透明感に特化というピンポイントに潔さを感じますね。エピステームのシリーズでは、肌の4大老化要因である加齢、光老化、酸化、糖化に対処するため、〈ステージ1/6,000円(すべて税抜)〉〈ステージ2/8,000円〉〈ステージ3/10,000円〉の3種類のローションが作られており、単に年齢だけでなく、個人個人のうるおいやハリの不足といったエイジングサインに合わせて選ぶ処方となっています。肌色の白さより第一印象を決める、透明感の威力〈ステージ1〉はサラッとした水のような使い心地で、〈ステージ2〉は美容液のテクスチャー、〈ステージ3〉は半透明で濃い美容液かクリームのようなリッチさ。3タイプの濃度を音で表すと〈ステージ1〉が「タラタラタラタラ」、〈ステージ2〉が「タラリタラリ」、〈ステージ3〉が「タラ~リ~~」というテンポになるでしょうか。3タイプとも浸透力が高く、肌馴染みは抜群。とはいえ、浸透力は、エイジングなどで差が出る受け入れ側の肌状態にもよるので、それこそ自分に合った化粧液を選ぶことが重要だとか。リッチなテクスチャーが好きなので、1日中家にいられた日に、〈ステージ3〉を1時間ごとに使い続けてみたら、翌朝、パアーッと肌が明るくまぶしいんですよ。パンッと弾き返してくる手触りには我ながら感激しました。単に表面がツルツルというだけじゃない、内側から細胞レベルで炊き立てのご飯のように粒立ってくる自然なハリなんです。健全な透明感って、ただ肌色が白いことより、確実に第一印象を変えるなあ、と実感しました。恐るべし、透明感! 夏までにスッピンOKになりそうな予感がします。問い合わせ/ ・エピステーム 公式サイト 03-5442-6008関連リンク・ magazineworld.jp 「あなたの、これからの美しさのために。」 ・ 「次世代エイジングコスメ」特集
2014年04月27日アンチエイジングには欠かせない抗酸化。加えて最近では「抗糖化」というキーワードが注目を集めています。糖化は、肌の弾力性を失わせるばかりか、シミやシワ、たるみやくすみの原因にもなってしまう、美肌の大敵。糖化を防ぎ、美肌をキープするためには、どんなケアが必要なのでしょうか。■糖化が体をコゲつかせる!?糖化とは、私たちの体のたんぱく質が、過剰な糖と結びつくことによって起こる反応のこと。例えば、牛乳や卵(たんぱく質)と砂糖(糖)を混ぜて焼くと、こんがり焼き色のついた美味しそうなホットケーキができあがります。この焼き色が糖化の特徴。食べ物を美味しくするにはメリットの多い糖化ですが、これが体内で起こると、美容と健康に大きな影響を与えることに。たんぱく質と糖が結合し、体の中で糖化が進むとAGEsという物質が生まれます。これはいわば老化たんぱく質。肌の奥のコラーゲンに蓄積し、たるみやくすみ、シワの原因になってしまいます。さらには髪や爪がもろくなる、代謝が低下するなど、肌以外にも大きな影響が。酸化が「サビ」なら糖化は「コゲ」。肌の透明感や弾力を失わせる原因になるのが、この糖化なのです。■抗糖化ケアのポイントは血糖値抗糖化ケアに大切なのが普段の食生活です。まず注目すべきはGI値。これは、その食品を食べたときに、どれくらいの速度で血糖値が上がるのかを数値化したものです。抗糖化の基本は、血糖値を急激に上げる食べ物を避けること。野菜やきのこ類、肉や魚などの低GI値の食品を中心に、バランスの良いメニューを心がけましょう。でも、だからといってGI値の高い炭水化物をまったく摂らない、というのでは栄養バランスが偏ってしまいます。糖化のリスクは、食べる順番でかなりおさえられます。野菜→肉や魚→主食、という順に食べれば、血糖値の上昇もゆるやかに。また、食物繊維は血糖値の上昇を抑える効果があるとされているので、ゴボウやホウレン草、海藻類などを先に食べるのもおすすめです。■抗糖化のために習慣にしたいこと食事のメニューを選ぶ際には、カロリーとともにGI値に注目してみてください。選ぶポイントは、「白いものより黒いもの」。例えば、精製された小麦よりもライ麦や胚芽小麦のパン、白米よりも玄米を選ぶと、血糖値の上昇をおさえることができます。そして、抗糖化には適度な運動が効果的です。とくに、食べたあとに10分程度歩くと、血糖値の上昇をゆるやかにする効果があるといわれています。また、抗糖化に有効と注目されているのがハーブティーです。カモミールやドクダミには、老化物質であるAGEsの生成をおさえる抗糖化力があるとされています。食事のときにカモミールティーやドクダミ茶として飲むことで、抗糖化効果が期待できそうです。
2013年06月05日デトックス&マクロビライフ 、 最新ダイエット最前線 ・・・と女子が気になるテーマで開催してきましたウーマンエキサイト女子会も今回で3回目となります。9月は【抗酸化より抗糖化!】をテーマに、9月26日(水)に開催します。今回のゲストは、女性の美容と健康に関する最新情報を発信する情報誌「からだにいいこと」の奥谷プロデューサー。エイジングケアでいま一番気になるキーワード「糖化」、その仕組みと日常生活における「抗糖化」の簡単な実践方法を特別に教えていただきます!当日は、糖質オフダイエットで注目の自然派甘味料「ラカントS」を実際に利用したスペシャルメニューが登場。会場は、野菜たっぷりフレンチで人気の赤坂「オゥ・レギューム」。前菜5品盛り合わせとメイン、特製デザートをお召し上がりいただきます。※料理写真はイメージです美容の最前線にいる奥谷プロデューサーの貴重なお話を伺うチャンス!おいしいお食事をいただきながら、気になる「抗糖化」の最新情報をキャッチしちゃいましょう。お友達をと一緒にふるってご参加ください! ※お申込み多数の場合は抽選とさせていただきます■□■【お申し込み方法について】■□■糖質オフダイエットで注目の自然派甘味料、「ラカントS」を人気レストランで堪能!-------------------------------------「からだにいいこと」奥谷プロデューサーが教える最新美容キーワード【これからのエイジングケアは、抗酸化より抗糖化!】トークショー&お食事会-------------------------------------★必ず女性同士のペアでお申し込みください★料金はイベント当日のお支払となります★お申込み者多数の場合は抽選とさせていただきます★お申込み確定後のキャンセルはご遠慮ください【日 時】 2012年9月26日(水) 受付18:30~19:00 開始19:00~21:00【場 所】 赤坂「オゥ・レギューム」 【料 金】 お一人様 3,500円 ※イベント当日お支払い、お土産付き※お食事にはルイボスティーが付きますがその他の飲み物は一律800円となります【席 数】 女性2名1組、合計8組さま ※女性限定【締切日】 2012年9月18日(火) PM17:00※お申込み者多数の場合は抽選となります※「ご予約確定」後のキャンセルはご遠慮ください※お申込みされていない方は当日ご入場できません【内 容】●雑誌『からだにいいこと』奥谷プロデューサートークショーいま話題の最新美容キーワード「抗糖化」について ●メニュー・前菜5種(5種類の前菜をワンプレートで)・メイン(おいしくごはんリゾットと夏野菜のグリル)・デザート(フルーツトマトと木苺のスープ仕立て・ラカントのアイス添え) お申し込みはこちらから≫お申込み締切日:2012年9月18日(火) PM17:00 ※お申込み者多数の場合は、抽選とさせていただきます。ご当選者には9/18(火)17:00以降にお電話とメールにてご連絡させていただきます。
2012年09月03日「"抗糖化ケア"糖化による老化予防&対策を始めよう」ドクターシーラボの「顔のたるみ研究所」は、「今月の顔たるみ特集」で、たるみの原因のひとつと考えられている「糖化」を特集。「糖化」が、肌の「たるみ」や「くすみ」などの、老化を引き起こす原因であるという認識が低いことに注意を促し、日ごろの"食生活"や"生活習慣"を見直し、「抗糖化ケア、糖化による老化予防&対策を始めましょう!」と提言している。ほとんどの女性は「糖化」対策を意識していない「顔のたるみ研究所」が、2011年6月24日~28日、20代~60代の女性1810名を対象に「糖化」についてアンケートをした結果、「甘いものやご飯、麺類など炭水化物を食べると糖化という老化現象を引き起こすことをご存知ですか?」という問いに、78%の女性が「知らない」と回答、「知っている」と答えた人に「糖化の予防または対策を取り入れていますか?」と聞いたところ、411人中318人が「特に何もしていない」と答えたという。糖は大切なエネルギーのひとつだが、摂り過ぎると、たんぱく質と結合し異常たんぱく質が生成され、「コラーゲンの分解や再合成という代謝サイクルが滞り、結果、肌の弾力性が失われてたるみやシワを進行させ、また、異常たんぱく質AGEsが肌細胞に留まることによって、くすみ(黄ぐすみ)の原因となり、肌の透明感が失われる」という。特集では、<「糖化」を防ぐ食事法5つのポイント >をあげ、糖化による老化予防と対策を始めるよう、勧めている。元の記事を読む
2011年07月19日