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犬猫用サプリメントを開発・販売する「たからもの」(所在地:東京都世田谷区)は、犬猫の【肝臓・関節・脳】の健康をパワフルにサポートする、サミーふりかけサプリメントの第三弾、「サミーベジタブル」を発売しました。「サミーベジタブル」 【サミーベジタブル開発の背景】獣医師が「続けてください」という、サミー(SAMe)ふりかけ型サプリメント「サミーフィッシュ」&「サミーミート」を、これまでに約10万袋お届けしてまいりました。この度、健康志向の高い愛犬愛猫家様の強いご要望を受け、そのシリーズ第三弾として、北海道から沖縄まで、より栄養価の高い野菜を探し求め、アミノ酸バランスに特化した「サミーベジタブル」ができあがりました。「奇跡の木」モリンガ、ファイトケミカルの宝庫ブロッコリー、稀少なヤギホエイプロテインなどを配合し天然成分100%、完全無添加、メインのごはんの邪魔をしないお野菜の甘い香りだけのシンプルな味付けでお届けします。サミー(SAMe)のパワーで肝臓・関節・脳にお悩みを抱える犬猫はもちろん、生活習慣病が気になる、野菜のトッピングを欠かさない、腸活を意識している等、健康維持を目指す犬猫たちに大注目の、美味しくて手軽に栄養補給のできるサプリメントです。新発売!サミーベジタブル【サミーベジタブルの特長】サミーベジタブルは、パワー成分「サミー(SAMe)」に、北海道から沖縄まで厳選した野菜と稀少なヤギホエイプロテインを混ぜ合わせました。ほっこりした自然の甘さと香りで、どのようなフードにも合わせられます。天然成分100%・完全無添加で毎日安心して食べていただけます。体重5キロ以下の犬猫で、一日あたり0.7g(ティースプーン一杯分)をいつものご飯にふりかけるだけ。幼少の子には発育の応援に、シニアの子には食欲減退で不足しがちな栄養を補いながら、わずかティースプーン一杯をふりかけて、愛犬愛猫の肝臓・関節・脳をサポートし健康維持を支えます。天然成分100%美味しいサプリ「サミーベジタブル」【原料1】パワー成分 サミー(SAMe)酵母サミー(SAMe)とは、正式名s-アデノシルメチオニンという自然界にある天然成分で、私たち人間のからだの中にも犬猫のからだの中にも存在している「肝臓」「脳」「関節」の機能をサポートする成分です。※s-アデノシルメチオニンは、動物病院で処方されることもあります。サミー(SAMe)は、欧米では1950年代に発見され、「変形性関節症」「肝機能障害」「うつ病」などの医薬品やサプリメントとして人用に用いられてきました。サミーふりかけサプリメントに使用しているサミーは、国産の清酒酵母を原料とした粉体です。パワー成分 サミー(SAMe)酵母【原料2】栄養価の高い野菜類北海道から沖縄まで、風土の特長が活きる厳選された野菜たち(かぼちゃ・むらさき芋・トウモロコシ・モリンガ・ブロッコリー)を使用しています。さらに、稀少なヤギホエイプロテインを配合。赤ちゃんの離乳食やミルク、お菓子などにも使われる原料で毎日安心して食べていただけます。原料は栄養価の高い野菜類【原料3】「BCAA」(アミノ酸バランス)を高めた特別配合体に負担をかけずに、食物からアミノ酸を摂取できるよう、BCAA(バリン・ロイシン・イソロイシン)をバランスよく配合しました。BCAAは筋肉維持に欠かせない重要なアミノ酸成分です。さらに肝臓負担に配慮したアミノ酸バランス(フィッシャー比:3.18)でブレンドされています。「BCAA」を高めた特別配合【発売記念サンプル配布します】こちらの記事を見てくださった方には「サミーベジタブルお味見用(体重5kg以下の犬猫で約2日分)」をお送りします。下記メールアドレスからご連絡ください。(締め切り:2025年1月10日)【サミーベジタブルの概要】名称 :サミーふりかけ型サプリメントシリーズ「サミーベジタブル」容量 :1袋42g (体重5kg以下の犬猫で1袋約2か月分)1日の目安給与量:成犬 5kg未満→0.7g、5~10kg→1.4g、10~25kg→2.1g、25kg以上→2.8g(成猫は0.7gが目安)原料 :サミー酵母、かぼちゃ、むらさき芋、モリンガ、ブロッコリー、トウモロコシ、ヤギホエイプロテイン販売開始日 :2024年12月21日通常料金 :税込3,850円 ※定期便あり★定期便はお得がいっぱい!(1)通常価格より10%OFF(2)回数と個数で割引あり(3)初回に試食用2gプレゼント!(体重5kg以下の犬猫で約3日分)試食用が食べられなければ返品可能(未開封の本商品と付属のものをご返送いただきます。送料はお客様負担となります)(4)計量目安の専用スプーンをプレゼント(5)いつでも解約・スキップ可能犬猫たちの肝臓・関節・脳をサポートショート動画: ■開発・販売商号 : たからもの所在地 : 東京都世田谷区URL : 【本製品に関するお客様からのお問い合わせ先】たからものショップmail: toiawase@takaramono.jp 詳細はこちら プレスリリース提供元:@Press
2024年12月27日ラクに続けられる「1分」の習慣を紹介株式会社KADOKAWAから9月26日、「肝臓から脂肪が落ちるシリーズ」の第4弾として、肝臓外科医・尾形 哲氏による『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』が発売された。肝臓が元気になれば基礎代謝が上がり、脂肪を燃焼しやすくなる。その結果、体重を減らすことができ、脂肪肝を改善することができる。また脂肪肝は、食事を整えると3ヵ月で改善する。しかし、いくら体に良い食べ方と言えども、調理時間が長くなると負担が大きくなり、結果、リバウンドすることにもなりかねない。そこで同書では、ラクに続けられる「1分」習慣を推奨し、患者が減量に成功した75の工夫を紹介。肝臓から脂肪が落ちる1分の「食べ方」、「ゆる運動」、「睡眠・メンタルケア」を紹介し、脂肪肝のサインとされるALT30超えについても記載している。脂肪肝は体重を7%減らすと改善同書の著者、尾形 哲先生は、脂肪肝は、現在の体重を7%減らすと改善する。続けやすい「1分」の食べ方の習慣づけによって、減量に成功し、肝臓の脂肪を落とすことができる、としている。『専門医が教える 1分で肝臓から脂肪が落ちる食べ方決定版』は、1,540円(税込)。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年10月02日医師が25kgダイエットに成功株式会社Gakkenは2024年6月27日(木)、『25kgやせた医師が教える にこたま肝臓ダイエット』を発売した。同書は、肝臓専門医として25年のキャリアを持つ川西輝明医師の初著書。若い頃から食べることが大好きだった川西医師は、ピーク時の体重が128kgもあり、尿管結石や脂肪肝に悩まされたことから、命の危険を感じダイエットを決意。試行錯誤の末、無理なく健康的に続けられることがわかったのが、今回の“にこたまダイエット”だ。簡単で効果的なダイエット法“にこたま”とは卵2個を意味し、3食のうち1食の主食を卵2個に置き換えるだけの簡単な方法だ。この方法は、炭水化物を減らし、肝臓を休ませることで健康を促進。満腹感も高く、1,000人の患者が減量と肝臓の数値改善に成功した。また近年は、新型コロナの影響で運動不足や自宅での食べ過ぎ、飲み過ぎが増えたことによる、若い世代の脂肪肝が増えている。非アルコール性脂肪肝は、アルコールを飲まない人にも発生し、そのうちの5~20%が肝硬変、最悪の場合は肝臓がんに進行する可能性がある。非アルコール性脂肪肝を改善するためには、適切な食事改善が必須となるが、「にこたま肝臓ダイエット」はその一助となる。(出典元の情報/画像より一部抜粋)(最新情報や詳細は公式サイトをご確認ください)※出典:報道用資料
2024年07月19日脂肪肝専門外来医の「肝活」1月12日、佐久市立国保浅間総合病院外科部長の尾形哲(おがたさとし)氏らによる新刊『肝臓専門医×管理栄養士が教える 肝臓から脂肪を落とす! 肝活レシピ』が新星出版社から発売された。A5判、128ページ、定価は1,540円(税込)である。同氏は同病院救急医療部長でスマート外来(肥満・脂肪肝専門外来)も担当。肝臓専門医、肝臓外科医である。また、レシピの考案及び調理はテレビや雑誌などで人気の料理研究家で、管理栄養士、ダイエットコーディネーター、「スタジオ食(くう)」代表の牧野直子氏が務める。なお、2月12日までにAmazonにて同書を注文した人には、未収録レシピと尾形氏からのメッセージがダウンロードできる特典が用意されている。やせにくくなったのは年齢のせい?普段、意識することはあまりないが、いつも肝臓は何も言わず、24時間働き続けている。異変があったとしても、自覚症状が出にくいため、肝臓は沈黙の臓器といわれるが、ゆっくりと脂肪肝が進行していたとしても、肝臓は何も言ってくれない。甘い物を控えているのになかなかやせない。仕事を少し張り切っただけなのに、なかなか疲れがとれない。これらの悩みは年齢のせいだと考えられがちだが、肝臓の機能にも大きく関係しており、機能改善により体重が減り、疲れがとれやすくなって、風邪を引きにくくなり、回復も早くなるという。尾形氏が担当するスマート外来には、30代から60代の人たちが通い、肝臓をいたわる食事法により、8割以上の人が3か月で5kg以上の減量に成功、脂肪肝を改善している。新刊では、生涯使える肝臓をいたわるレシピを掲載。主食攻略術、肝活を続けるヒント集などもオールカラーで紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※肝臓専門医×管理栄養士が教える 肝臓から脂肪を落とす! 肝活レシピ/尾形哲 著牧野直子 著 ‐ 新星出版社
2024年01月18日栗原クリニック東京・日本橋院長が監修5月15日、食べ方や生活習慣の工夫により肝臓の脂肪を落とし、内臓脂肪を減らしてやせようという新刊『肝臓の名医が明かす! 1週間で内臓脂肪が自然に落ちる本』が発売された。同書は前慶應義塾大学大学院教授、前東京女子医科大学教授で、栗原クリニック東京・日本橋院長、医学博士、日本肝臓学会専門医、日本内科学会認定医の栗原毅氏が監修を担当。出版社は宝島社で、A4判、80ページ、定価は1,100円(税込)である。内臓脂肪を自然に落とす5つのコツほか運動や食事制限を頑張ってもなかなかやせない。そのやせない原因は肝臓にあるのかもしれない。体内の臓器の中で最も大きい肝臓は、2000種以上の酵素を分泌、栄養の代謝、解毒、胆汁の生成といった生命活動に欠かせない複雑な役割を担っている。栗原氏によれば、日本人の約3人に1人は脂肪肝であり、飲酒の習慣がない人にも珍しくない。脂肪肝の状態では肝臓の機能が低下しているため、充分な代謝機能は期待できない。肝臓の脂肪を落とせば代謝が向上、自然にやせていく体になるという。同書では、肝臓の脂肪を落とす食べ方と生活習慣を解説する。内臓脂肪を自然に落とす5つのコツ、効果を上げる食べ方と食材、運動と生活習慣などが紹介されている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※肝臓の名医が明かす! 1週間で内臓脂肪が自然に落ちる本 ‐ 宝島社の公式WEBサイト 宝島チャンネル
2023年05月26日肥満・脂肪肝改善専門のスマート外来担当医8月8日、肥満や脂肪肝を改善するメソッドを掲載している新刊『ダイエットも健康も 肝臓こそすべて』が発売された。著者は長野県佐久市立国保浅間総合病院外科部長の尾形哲(おがたさとし)氏であり、同氏は肝臓専門医、肝臓外科医、スマート外来担当医、医学博士、一般社団法人日本NASH研究所代表理事でもある。出版社は新星出版社で、四六判、256ページ、定価は1,650円(税込)となっている。7つの極意で健康になる・確実にやせる脂肪肝といえば、アルコールが原因だというイメージがある。ただ、現在、非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)という飲酒の習慣がない人の脂肪肝が増えているという。脂肪肝を放置すると、脂肪肝炎から肝硬変、肝臓癌を招き、命に関わる可能性もある。また、肥満や脂肪肝は糖尿病などの生活習慣病の起点となることもある。新刊では、肥満、脂肪肝を改善するメソッドの極意を紹介。7つの極意により、自宅ですぐに実践できる食べ方や運動の方法を掲載する。代謝、解毒、免疫という肝臓の役割、なぜ肝臓をいたわると健康になるのか、確実にやせられるのかを解説する。なお、新星出版社の公式サイトでは、体重記録表と目標用紙がダウンロードできるようになっている。(画像はAmazon.co.jpより)【参考】※ダイエットも健康も 肝臓こそすべて/尾形哲 著 - 新星出版社
2022年08月16日8割以上が3か月で5kg減の実績4月21日、長野県佐久市立国保浅間総合病院外科部長の尾形哲(おがたさとし)氏による新刊『専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術 予約の取れないスマート外来のメソッド』がKADOKAWAから発売された。四六判の単行本で、240ページ、定価は1,650円(税込)。尾形氏は同病院の「スマート外来」担当医であり、医学博士でもある。「スマート外来」には、基礎疾患がありダイエットで失敗を繰り返してきた人たちが通う。この外来を訪れる患者の8割以上が3か月で5kgの減量に成功している。肝臓の脂肪は内臓脂肪や皮下脂肪よりも早く落ちる肝臓の病気といえば、アルコールが原因になるというイメージを持っている人が多いだろう。慢性ウイルス肝炎もあるが、近年では非アルコール性脂肪性肝疾患という飲酒の習慣がない人の肝障害が増えているという。脂肪肝改善のノウハウを活かし立ち上げられた「スマート外来」の名称には、「自ら食事で健康を取り戻す頭のいい(スマートな)人」の意が込められ、体重減、脂肪肝改善に導くメソッドを確立。肝臓の脂肪は、内臓や皮下脂肪よりも早く落ちると言い、ダイエットで失敗続きの人にもおすすめだ。新刊では、脂肪肝や糖尿病予備軍から卒業した患者3人のエピソードを元に、ストーリー仕立てで解説。同書では、やるべきことを「肝臓を傷めつける食材を減らして、スーパーで買える、肝臓をいたわる食材を増やすこと。ただそれだけです」としている。(画像はプレスリリースより)【参考】※「専門医が教える 肝臓から脂肪を落とす食事術 予約の取れないスマート外来のメソッド」 尾形 哲【生活・実用書】 - KADOKAWA
2022年04月28日自分にあう痩せ方を見つける『マイダイエットメソッド』を主宰しています、管理栄養士で、おうちごはん研究家の金丸利恵です。運動したいけどダルい、疲れがたまってる、朝が起きられない、食べすぎたわけでないのに体重が増加傾向・・・など、なんとなく不調を感じる方は、肝臓がお疲れ気味なのかもしれません。・食べ過ぎていないのに体重が増えるのはなぜ?肝臓は「肝心かなめ」という言葉があるくらい、カラダにとって重要な働きをします。その働きとは栄養の貯蔵と供給、たんぱく質の合成、脂肪を消化する胆汁を作るホルモンや鉄のコントロール、毒素の解毒などです。■お酒を飲まなくても脂肪肝に?!肝臓に中性脂肪がたまる「脂肪肝」の状態だと、糖の代謝に関わるインシュリンというホルモンの感受性が悪くなり、大量に分泌されるようになります。これをインシュリン抵抗性と言います。インシュリンは余った糖を脂肪に変える働きがあるので、脂肪肝だと太りやすくなってしまうのです。脂肪肝というと、お酒を過剰に飲み続けることで起こる「アルコール性脂肪肝」のイメージが強く、お酒を飲まない方は関係ない、と思われるかもしれません。しかし「非アルコール性脂肪肝((NAFLD)」や「非アルコール性脂肪肝炎(NASH)」は、肥満や生活習慣、特に糖質や脂質の過剰な食生活が原因で起こります。アルコール由来のものより悪化しやすいのが特徴です。肝臓は沈黙の臓器と言われ、ツライ自覚症状がでないので、見過ごされがちですが、肝機能数値が高い、またはエコー診察で脂肪肝があると診断された場合は、早めに改善への対策を打ちましょう。・体重をゆっくり減らすと改善するアルコール性ならお酒を減らし、非アルコール性なら甘いものや脂っこいものを減らして脂肪肝を解消することが大事です。脂肪肝の場合、現在の体重の7%減量できると内臓脂肪が減り、症状が良くなります。60㎏の方なら約4㎏です。1年くらいかけてゆっくり減量するのがリバウンドしにくく理想的です。■肝臓が悪いものを「解毒」してくれているとはいえ、脂肪肝、そして栄養不足により肝臓がお疲れの方は、なかなか痩せにくいという点があります。これは肝臓の働きの主なものである「解毒」がうまくいってないからと考えられます。カラダにそのままあると毒素となる、アルコールや薬、重金属、食品添加物などは、肝臓で解毒されます。解毒には多くの活性酸素が発生するので、肝臓にたまった脂肪は酸化されダメージを受けます。そうなると糖質や脂質の代謝も滞り、脂肪が蓄積されるという悪循環に。また、体内の毒素が排出できないことで、疲労感、だるさ、頭痛のような調子の悪さも表れてきます。Point1:「毒になるもの」を摂らない肝臓を保護するには、身体が解毒しなければならないもの、例えばアルコール、必要以上の服薬やサプリメント、添加物の多い加工品、タバコや水銀などの重金属、そういったものを摂取しないことが大事です。Point2:「回復を助けるもの」を摂るまた、肝臓の組織の「回復」には、良質のタンパク質が必要ですが、脂身の多い肉や揚げ物は、かえって代謝に負担がかかります。高たんぱく低脂質の「タラ」や「イカ」や「タコ」「鶏肉のささみ」「豆腐」などを選ぶと良いでしょう。■解毒、抗酸化作用を強化する食材はコレ!解毒と抗酸化に働くグルタチオンという物質は体内で作られます。体中の細胞に広く存在していますが、肝機能低下や、解毒するものが多すぎたり、加齢などにより減っていきます。肉や魚、小麦胚芽、アボカド、キウイ、酵母など食品にも含まれており、食事からも摂取できますので、バランス良く食べることも大事です。・発芽野菜とビタミンEに注目また、「スルフォラファン」という成分は、グルタチオンの生成を促進したり、他の抗酸化物質の活性をたかめます。スルフォラファンはアブラナ科の野菜に多く含まれ、「大根」や「菜の花」「芽キャベツ」などに多いですが、特に注目されているのは「ブロッコリースプラウト」です。「ケールの新芽」や「カイワレ」のような発芽野菜に多く、サラダとしても食べやすいので、ぜひ活用しましょう。ビタミンA、C、Eは抗酸化作用がありますが、脂肪肝の抗酸化には脂溶性である「ビタミンE」の効果が期待できます。「ビタミンE」は植物性油やナッツ類、アボカドなどに多く含まれています。ビタミンEはトコフェロールとも言い、いくつかの種類に分類されますが、生理活性が強いのはαトコフェロールです。植物油のなかではオリーブ油が多く100g中で7.4㎎、ゴマ油が0.4㎎、あまに油が0.5㎎ えごま油が2.4㎎となっています。ドレッシングに新鮮で良質のオリーブオイルを使うと良いですね。解毒作用を助ける「タラのアボカド焼き」の作り方調理時間 25分 1人分 244Kcal今回ご紹介するメニューは、良質のたんぱく質の「タラ」に、ビタミンEやグルタチオンを含む「アボカド」を組み合わせました。付け合わせには、スルフォラファン豊富な「ブロッコリースプラウト」と「大根」に、「オリーブ油」で作るドレッシングを和えます。レシピ制作:金丸 利恵<材 料 2人分>タラ切り身 2枚塩 小さじ1/6コショウ 少々片栗粉 小さじ1アボカド(熟したもの) 1/2個レモン汁 小さじ1白みそ 小さじ1ピザ用チーズ 20g大根 3~4㎝ブロッコリースプラウト 1パック<A> オリーブ油 小さじ2 酢 小さじ1 塩 小さじ1/4 コショウ 少々<下準備>・アボカドは皮をむき、種を取る。・大根は皮をむいて千切りにする。・ブロッコリースプラウトは洗ってから根を切り落とし、水気を切る。<作り方>1、ボウルにアボカドを入れ、レモン汁をかける。白みそを入れて、フォークなどでつぶしながら全体を混ぜ合わせる。2、タラはキッチンペーパーで表面の水分をふき取る。魚焼き用のホイルなどにのせ、分量の塩、コショウをし、表面に片栗粉を薄くまぶす。(※甘塩タラの場合は、塩はしない)3、①のアボカドみそを、②の表面にぬる。上にピザ用チーズをかける。オーブントースターまたは魚焼きグリルで、10~13分程度、チーズがとけ、こんがりとした焼き色がつくまで焼く。4、<A>の材料をボウルにいれ、しっかり混ぜ合わせてドレッシングを作る。5、大根とブロッコリースプラウトを混ぜ合わせ、④のドレッシングで和える。6、焼きあがった③を器にのせ、⑤を添える。コツ・ポイント・栄養成分 エネルギー244Kcal タンパク質22.9g 脂質13.5g 炭水化物11.0g 食塩相当量2.8g肝臓を回復させ、働きをサポートする食材を食べるとともに、脂っこい物、甘い物、アルコールなど肝臓に負担のかかるものを避けるようにしましょう。また脂肪肝の解消には運動が効果的です。天気の良い日に散歩すると、ダルい感じも払拭できるのではないでしょうか。代謝の中心である肝臓ケアを意識した生活を送ることで、疲れにくい、太りにくいカラダ作りをしていきましょう。▶︎ 【コロナ太り解消 ダイエットレッスン】一覧はこちら>> 参考文献 フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』健康長寿ネット 食品成分データベース
2022年03月07日ビールのおつまみの定番といえば、枝豆ですよね。この組み合わせは体に良いといわれていますが、それは本当でしょうか?答えは、本当です。枝豆には必須アミノ酸であるメチオニンという成分が含まれており、これが肝臓のアルコール分解を助けるのです。よって、ビールだけでなく、どのお酒にも枝豆は相性が良いんですよ。また、アルコールの分解をスムーズにするには、メチオニンだけでなくビタミンB1やビタミンCも必要になります。その点、枝豆はこの3つの成分をすべて含むので、お酒のおつまみとしてはベスト!ただし、ビタミンCの量は残念ながら多くはありません。そこでおすすめしたい夏野菜が、ゴーヤです。ゴーヤはビタミンCが豊富なうえ、加熱に強いのが特長。ゴーヤの定番料理の炒めて作るチャンプルでも、ビタミンCを効率よくとれるのです。今回はゴーヤチャンプルよりも作るのが簡単な「ゴーヤの味噌炒め」をご紹介します。枝豆を茹でている間にチャチャっとできる、スピードおつまみですよ。■ゴーヤの味噌炒めレシピ制作:管理栄養士 長 有里子<材料 2人分>ゴーヤ 1/2本(正味約100g) みそ 大さじ1/2 ハチミツ 小さじ1 水 大さじ1ゴマ油 少々<作り方>1、ゴーヤは半分に切り、種とワタを取って薄切りにする。2、ゴマ油を熱したフライパンで(1)を炒め、しんなりしたら<調味料>を合わせたものを加え、からめる。枝豆とゴーヤで、夏の肝臓をケアしましょう。※ハチミツは 1 歳未満の乳児には与えないでください。乳児ボツリヌス症にかかる場合があります。
2021年07月09日「寒い季節に、私たちの免疫力は低下しがちです。免疫力と肝臓の働きは密接に関係していて、肝臓が元気だとやる気がみなぎり、免疫力も上がりますが、肝臓が疲れていると体調も優れなくなってしまいます。まだまだ寒い日が続くこの時季こそ、肝臓を元気な状態にしたいですね」アスリートゴリラ鍼灸接骨院の院長・高林孝光さんはそのように話す。「肝臓の働きのうち、特に重要なのは、(1)栄養の代謝、(2)解毒、(3)胆汁の分泌、の3つです。肝臓は、私たちの食べたものから糖質、脂質、タンパク質などの代謝を促進し、有害物質を解毒して無害化してくれます。さらに、脂質の消化・吸収を助ける胆汁を分泌しています」(高林さん・以下同)肝臓が疲れ気味になり、いわば“疲労肝”の状態でいると、倦怠感、不眠、肌荒れ、むくみ、冷え、食欲不振、イライラなど、さまざまな体の不調を招き、さらには老化の促進をも招いてしまうことになるのだそう。疲労肝を招く原因として、アルコールの飲みすぎがよく知られているが、ほかにも、食べすぎ、早食い、肥満、睡眠不足、喫煙、過度なストレス、高血圧、糖尿病などがある。疲労肝の人に多い主な特徴は次のチェックリストのとおり。なんだか疲れが取れにくい、寝つきが悪い、肌が荒れる、などの項目に思い当たる人は注意したいところだ。【“疲労肝”のサインチェックリスト】当てはまる項目が多いほど危険度大!□ なんだか疲れが取れにくい□ イライラすることが多くなった□ お酒に弱くなった□ 脂っこいものが食べたいと思わなくなった□ 寝つきが悪い□ 胸や首に発疹が出る□ 冷えがひどい□ 肌が荒れる□ むくみやすい□ 右の肩が特にこる「肝臓は、内臓の中でも多くの血液が集まる場所で、仮に一部を切り取ってもまた再生するというほどの生命力があります。血液が集まる箇所であるぶん、温度もほかの臓器より5度ほど高く保たれているという特徴もあります」そのことから、肝臓を温めて血液の流れをよくすると、全身の血流も活発になって体温が上がり、冷え解消、免疫力のアップが期待されるのだという。肝臓の位置に使い切りカイロを当てて温めることで血行改善に効果があるそうだ。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月11日基礎代謝の実に3割近くを担う肝臓。この重要な臓器をやさしくマッサージすることで、さまざまな不調を和らげることに加え、やせやすい体質もゲットできてしまうそうーー!「寒い季節に、私たちの免疫力は低下しがちです。免疫力と肝臓の働きは密接に関係していて、肝臓が元気だとやる気がみなぎり、免疫力も上がりますが、肝臓が疲れていると体調も優れなくなってしまいます。まだまだ寒い日が続くこの時季こそ、肝臓を元気な状態にしたいですね」アスリートゴリラ鍼灸接骨院の院長・高林孝光さんはそのように話す。「肝臓の働きのうち、特に重要なのは、(1)栄養の代謝、(2)解毒、(3)胆汁の分泌、の3つです。肝臓は、私たちの食べたものから糖質、脂質、タンパク質などの代謝を促進し、有害物質を解毒して無害化してくれます。さらに、脂質の消化・吸収を助ける胆汁を分泌しています」(高林さん・以下同)肝臓が疲れ気味になり、いわば“疲労肝”の状態でいると、倦怠感、不眠、肌荒れ、むくみ、冷え、食欲不振、イライラなど、さまざまな体の不調を招き、さらには老化の促進をも招いてしまうことになるのだそう。「肝臓は、内臓の中でも多くの血液が集まる場所で、仮に一部を切り取ってもまた再生するというほどの生命力があります。血液が集まる箇所であるぶん、温度もほかの臓器より5度ほど高く保たれているという特徴もあります」そのことから、肝臓を温めて血液の流れをよくすると、全身の血流も活発になって体温が上がり、冷え解消、免疫力のアップが期待されるのだという。「また、ほとんどの内臓は肋骨や筋肉で覆われているため、肌の上から触るのが難しいのですが、肝臓の一部は触れることができるのです。簡単なマッサージをするだけで、肝臓の血流を改善することにつながります」高林さん考案の「肝臓マッサージ」は3種類を1セットで行う。「前提として気を付けていただきたいのは、デリケートな臓器ですから、決して強く押したり、圧迫しないでください。衣服の上から“やさしくなでる”くらいがちょうどよい加減です」肝臓の、肋骨に覆われていない部分を、まずはやさしくさすることからはじめよう。【ステップ1】肝臓さすり右の肋骨のキワに手のひらを当て、心地よい程度の強さで20秒間さする。【ステップ2】肝臓ローリング右の肋骨のキワに親指以外の指を軽くひっかけるように当て、30秒円を描くように軽くなでる。【ステップ3】肝臓ポンピング両手を組み、右の肋骨の下半分を挟み込むようにする。組んだ手の力を入れたり抜いたりして、ポンプのように10秒動かす。肋骨が少し動くくらいの強さで。【ステップ1】〜【ステップ3】の順に行っても、1分程度でできてしまうお手軽なマッサージだ。肝臓マッサージするのは、入浴後や就寝前が望ましいという。入浴後の体が温まってリラックスした状態で行うと、快眠につながるというメリットも得られるそうだ。また、マッサージをするのは2日に1回程度でOK。毎日行うと肝臓に負担がかかってしまうためだという。かえって肝臓を疲れさせてしまうことのないよう、くれぐれも注意しよう。高林さんが診察をした患者さんにこれらのマッサージを実践してもらったところ、頭痛や肩こり、腰痛などの痛みが和らいだほか、冷え性が改善した。血色がよくなった、イライラが抑えられるようになった、といった声が寄せられたという。マッサージのほか、肝臓の位置に使い切りカイロを当てて温めることも血行改善に効果があるそうだ。また、意外なことに、肝臓マッサージにはダイエットの効果も期待できるのだとか。「実は、肝臓は基礎代謝のうち全体の27%を占めるともいわれている臓器です。これは脳(19%)、筋肉(18%)、心臓(10%)、腎臓(8%)と比べてもダントツです。肝機能を元気にさせると、基礎代謝がよくなるため、やせやすい体質につながるのです。実際に、私のところに通院する患者さんのなかには、肝臓マッサージを続けて15キロ減量できたという人もいらっしゃいました」健康面でのメリットに加えて、やせやすい体質になれるなんて、至れり尽くせり!私たちの体を支えてくれる大切な臓器をやさしくマッサージして、全身のコンディション向上につなげよう。「女性自身」2021年2月23日号 掲載
2021年02月11日ペットは飼い主に無償の愛と癒しを与えてくれます。そしてそんな動物たちに文字通り、命を救われた男性がいます。2008年4月、アメリカ・カリフォルニア州に住むザック・スコウさんは突然、末期の肝臓病と診断され、「肝臓移植をしなければ残された時間は約90日間」と告げられました。当時の彼は酒とドラッグに溺れる日々を過ごしていたといいます。ウェブメディア『The Dodo』によると、ザックさんはその宣告を受けた後、夜中に鏡を見ながらすすり泣いていたのだそう。するとそんな彼のそばに愛犬たちが寄り添い、「何も問題ないよ」というように彼のことを見つめていたのだとか。その翌朝、ザックさんは「残りの人生を変えよう」と決意。健康を取り戻すために犬たちと一緒に自然の中を歩くことにしたのです。 この投稿をInstagramで見る Zach Skow(@zachskow)がシェアした投稿 - 2019年10月月3日午前8時24分PDT毎日愛犬と歩いていたら…奇跡が起きたその日からザックさんは毎日愛犬を連れて、1日に何回も散歩に行くようになります。すると次第に気持ちが落ち着いて希望を持てるようになったのだそう。約2週間後、彼は地元の動物保護団体に連絡して、一時的に保護犬の世話をする『フォスター』を引き受けることにします。ザックさんはたくさんの保護犬たちと出会い、生活をともにしました。それから半年後、彼の体はもはや肝臓移植の必要がなくなっていたのです。またザックさんはその時すでに、新たな生きる目的を見つけていました。彼は1匹でも多くの動物を殺処分から救うため、非営利の動物保護施設『マーリーズ・マッツ・ドッグレスキュー』を設立したのです。The moment this guy realizes this little dog is going to be just finePosted by The Dodo on Wednesday, September 30, 2020The moment this guy realizes this little dog is going to be just finePosted by The Dodo on Wednesday, September 30, 2020さらにこの活動がザックさんの運命に大きな幸運をもたらします。彼は保護動物のイベントで出会った女性と結婚。かわいい女の子を授かり、2020年10月には2人目の娘が誕生しました。 この投稿をInstagramで見る Zach Skow(@zachskow)がシェアした投稿 - 2020年10月月14日午前7時31分PDTザックさんが暮らすカーン郡の動物保護シェルターは動物たちであふれかえっていて、全米でもっとも殺処分される動物が多い郡の1つなのだそう。『マーリーズ・マッツ・ドッグレスキュー』では2020年9月までに6千匹以上の動物を保護してきたということです。犬たちに命を救われたザックさんは今、彼らに恩返しをしているのでしょう。※画像は複数あります。左右にスライドしてご確認ください。 この投稿をInstagramで見る Zach Skow(@zachskow)がシェアした投稿 - 2019年 9月月5日午前6時52分PDT人を癒すことを仕事とするセラピー犬がいるように、動物が私たちにもたらしてくれる癒しの効果は想像をはるかに超えるほどなのかもしれません。犬たちと歩いたことでザックさんの病気が治ったのはまさに奇跡といえるでしょう。犬に命を救われて、今度は自分が犬たちを助ける立場になり、人生がみるみる好転していったザックさん。まるで映画のような感動的なストーリーですね。[文・構成/grape編集部]
2020年10月28日お馴染みの肝臓エキス配合ゼリア新薬工業株式会社は、「ヘパリーゼW 炭酸」を2020年3月31日(火)に発売する。同製品は、ヘパリーゼWシリーズでお馴染みの肝臓エキス100㎎配合により、肝臓や胃腸などに働きかけ、健康をサポートする炭酸飲料だ。「ヘパリーゼW スパークリング」の後継品として開発された。後味がすっきりとする炭酸の「シュワッとオレンジ味(無果汁)」で飲みやすい。女性に嬉しいビタミンCとヒアルロン酸入りまた、今回、20代から40代の消費者の意見を取り入れ、ビタミンC100㎎、ローヤルゼリー抽出物、ビタミンB6、ナイアシンと、シリーズ初となるヒアルロン酸を配合。健康だけではなく、美容にも嬉しいドリンクになった。これまでのシリーズとは一味違う製品だ。さらに、シリーズ初となるガラス瓶を採用。炭酸とオレンジをイメージした明るい色調のシュリンク包装を施し、デザインを一新した。疲れを感じた時や美容成分が欲しい時に、女性でも手軽に手に取れるデザインだ。販売価格は、1本100ml入りで330円(税抜き)。全国のコンビニエンスストアで購入可能だ。(画像はプレスリリースより)【参考】※ゼリア新薬工業ニュースリリース
2020年03月30日お酒を飲む機会が多いと、肝臓の疲れが気になりますね。あすけん栄養士が、肝臓の働きをサポートする栄養素とおつまみをご紹介します。肝臓の機能を助ける栄養素とおつまみお酒を飲むと消費されるビタミンB1毎日晩酌する習慣があったり、飲み会続きだったりすると、多くのビタミンB1が消費されてしまいます。ビタミンB1が不足すると疲れやすくなることもあるので、積極的に補うようにしましょう。《ビタミンB1を補うことができるおつまみ》冷奴・納豆・枝豆・レバーの焼き鳥・豚肉キムチ炒めなど アルコール分解酵素の材料になるナイアシンナイアシンは、アルコール分解酵素の材料になるため、お酒をたくさん飲むと多く消費されてしまいます。そして、深刻なナイアシン不足となると、皮膚炎・下痢を引き起こすことがあります。肉類・魚類に多く含まれますが、おつまみでナイアシンを補給するなら、きのこ類を使ったメニューを上手にとり入れてみましょう。。肉類・魚類のおつまみばかり選んでしまうと、カロリーオーバーや脂質の摂り過ぎにつながりやすくなります。(※1)《ナイアシンを補うことができるおつまみ》蒸し鶏・むね肉やささみのバンバンジー・カツオのたたき・めざし・きのこのソテーなど アルコール分解酵素の働きを助ける亜鉛亜鉛はアルコールを分解酵素の働きを助けるミネラルです。晩酌・飲み会などでたくさんお酒を飲み続けていると、亜鉛の吸収率が低下し、尿中に排出されやすくなる傾向があります。思い当たる人は、亜鉛を積極的にとり入れてみましょう。亜鉛欠乏によるニキビ・口内炎の改善が期待できるとされています。でも、サプリメントなどで大量に補おうとするのはNG。植物性の食品に含まれる非ヘム鉄や銅の吸収を阻害し、貧血を招く恐れがあります。(※2)《亜鉛を補うことができるおつまみ》焼き牡蠣や蒸し牡蠣・ホヤの酢の物・チーズ・たたみいわしなど アルコールには、食欲を抑えるホルモンであるレプチンを減少させる作用があり、食べ過ぎによるカロリーオーバーに陥りやすくなります。低カロリーで、満足感が得やすい海藻・きのこ類・野菜類をつかったメニューを選び、カロリーコントロールをすることも大切です。(※3) 【参考・参照】(※1)「統合医療」情報発信サイトナイアシン解説〈〉(※2) 「統合医療」情報発信サイト亜鉛解説〈〉(※3)一般社団法人日本生活習慣予防協会アルコールを飲み過ぎないために事前に知っておきたい対処法〈〉 【執筆者】衞藤敬子/管理栄養士コントラクトフードサービス大手(株)グリーンハウスに入社、社員食堂のメニュー提案や栄養指導業務を経て、2009年「あすけん」に参加。アドバイス作成やサービス開発に携わる傍ら、年間150件以上の栄養指導やプロアスリート選手の食事サポート、セミナーなどを実施。現在はフリーランスに転向し、幅広く活躍。
2018年12月02日質問:アルコールの摂りすぎは肝臓に悪いと聞きますが、飲酒する場合の基準はあるのでしょうか?肝臓の病気にはストレスがとても関わっていると聞きました。主人はストレス発散のためにお酒を飲んでいます。アルコールの摂りすぎは肝臓に悪いと聞きますが、飲酒する場合はどのくらいであればいいという基準はあるのでしょうか?また、病気の進行の原因「酸化ストレス」には、加齢や肥満、糖尿病なども影響するとのことですが、複数当てはまると危険度は上がりますか?東京都:たもさん(32)回答:アルコールの摂りすぎと「酸化ストレス」についてお答えします。――アルコールの摂りすぎは肝臓への負担に!おっしゃるように、アルコールの摂りすぎは肝臓に負担をかけるということは広く知られています。肝臓は身体に入ってきた物質の代謝、エネルギーの貯蔵、胆汁の生成、有害物質の解毒と各方面で大活躍をする臓器で、アルコールの代謝もその機能の一つです。他の臓器同様、大きさや機能に個人差は見られますが、肝臓が正常に代謝できる量は、普通にお酒を飲める体質の方で、純アルコール換算で男性は1日40g、女性は1日20gといわれています。純アルコールで20gというと日本酒で約1合になりますから、男性で1日に日本酒2合、女性で1合が一つの目安といえそうです。また、飲み方、いわゆるピッチもお酒と肝臓の関係を考える上で非常に重要なファクターです。肝臓が一時間に処理できるアルコールの量は日本酒4分の1合といわれていますので、同じ量を飲むのでも、できれば何かおつまみなどを食べながらゆっくり飲むことが肝臓をいたわることにつながります。加えて、毎日お酒を飲む習慣のある方は、肝臓にもお休みが必要ですから、週に2回はまったくアルコールを飲まない「休肝日」を設けることが推奨されています。<「酸化ストレス」とは>また、ご質問にあった「酸化ストレス」についてですが、確かに近年、肝臓病の発症に酸化ストレスが関わっているのではないかといわれています。酸化ストレスを増加させる原因としては、呼吸で発生する活性酸素や、喫煙、果物・野菜不足によるビタミンE、ビタミンC、カロテノイドなどをはじめとするビタミン類、栄養素の不足、糖尿病などによって慢性的に高血糖が続いた状態などが挙げられます。また、加齢や肥満、脂肪肝、アルコールには、それ自体が肝臓内で酸化ストレスを増加させる要因であるとされています。多くの要因が重なれば、それだけ酸化ストレスが増える確率は高くなります。できるだけ危険因子とされるものは減らして、元気な肝臓を維持したいですね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:肝臓の病気が進行し慢性化すると肝硬変になるそうですが、早期発見は可能でしょうか?肝臓の病気が進行し慢性化すると肝硬変になるそうですが、早期発見は可能でしょうか?主人が肥満一歩手前でとても心配です。メタボなども原因として挙がるようになっているそうですが、どのくらいから危険でしょうか?肝硬変になると肝臓は元通りには戻らず、全身の疾患になってしまうのでしょうか?また、もし肝硬変になってしまったら、寿命はかなり縮まってしまうものなのでしょうか?東京都:たもさん(32)回答:肝臓疾患と肥満の関係についてお答えします。――「脂肪肝」と肥満ご主人の肝臓に関するご心配ですね。肥満の一歩手前の状態でいらっしゃるということで、主に脂肪肝から肝炎、肝硬変へと進むことを心配していらっしゃるのでしょうか。おっしゃるように、脂肪肝の原因として、以前から有名なアルコールのほかに、最近では肥満や糖尿病も注目を浴びています。肥満や糖尿病、脂質代謝異常症の方が、そうでない方に比べて脂肪肝になりやすいのは、血糖値を下げる働きのあるホルモンであるインスリンの働きが鈍っているためと考えられます。こういった病気のある方で、お酒を飲まない方に発症する脂肪肝は「非アルコール性脂肪肝」と呼ばれています。また、肥満はどのくらいから危険か、というご質問についてですが、一般的には肥満というとBMIで25以上の人を指しますが、この脂肪肝に関しては単に体重だけでなく、特に日本人では摂取している食事の内容や運動量にも関連すると考えられています。脂肪や糖質の多い食事、例えばファーストフードやインスタント食品などを多くとり、運動量の少ない生活パターンの人は脂肪肝になりやすい傾向があります。そのため、体重だけでいえるわけではないのですが、標準体重(BMIで18.5~25.0)に当てはまっているに越したことはないかと思います。食事のバランスにも気を遣い、野菜や乳製品、豆製品を多く取り入れて、脂肪の多いものや極端に甘いものを控えることで肝臓の負担は減らせるでしょう。<こまめに健康診断を受けて健康管理に努めましょう>肝臓の病気も、ほかの全ての病気と同様、早期発見、早期治療が非常に大切です。軽い脂肪肝の段階で気づくことができれば、ダイエットをしたり禁酒をしたりすることで、完全に元通りになります。脂肪肝は血液検査と肝臓の超音波検査で診断することができます。さらに進行して、肝炎、肝硬変と進行してしまうと元には戻らなくなり、残った肝機能をこれ以上悪くしないための治療しかできなくなります。また、肝硬変になって肝臓がきちんと機能しなくなると、身体に取り入れたものが解毒できなくなり、胆汁も産生されにくくなって、便秘、黄疸、不眠や腹痛などの全身のつらい症状に悩まされることになります。もちろん、重症の肝硬変になると生命も危ぶまれることになりますので、そうなる前にダイエット、禁酒、こまめに健康診断を受けるなどして健康管理に努めたいですね。お大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:慢性肝炎の初期段階、症状をこれ以上悪化させないためにどんなことに気をつけたらいい?検査を受けたら、慢性肝炎の初期段階と言われました。今はまだ薬をもらうための定期的な通院をしていますが、もし肝硬変になって入院するようなことになったらと心配です。入院が長くなるようですと家族の生活を変えることになりますし、金銭的なことも不安です。症状をこれ以上悪化させないために、どんなことに気をつけて日常を過ごしたらいいでしょうか?愛知県:まっちゃんさん(41)回答:「慢性肝炎」で気をつけることについてお答えします。――「C型肝炎」の場合の食事について慢性肝炎にかかられたとのことでご心配はつきないことでしょう。慢性肝炎はB型、C型のどちらになりますでしょうか。C型肝炎では、鉄を制限した食事が推奨されています。C型肝炎ウイルスに感染している人の肝臓は、鉄を過剰に蓄積してしまうことが分かっています。鉄が過剰に肝臓に蓄積されてしまうと、鉄から生じるフリーラジカル(活性酸素など)が肝細胞の膜やDNAを傷つけます。それにより、肝炎が悪化し、さらには、肝がんの発生の原因にもなると考えられています。また、鉄を制限することで、肝炎の進行を食い止めることができるのではないかとも考えられています。食べ物に含まれる鉄分には、「ヘム鉄」と「非ヘム鉄」があります。ヘム鉄は、肉や魚に多く含まれ、消化管から吸収される割合は23%ほどです。非ヘム鉄は、野菜や穀類に多く含まれ、吸収される割合は3~8%ほどです。食事で鉄を制限する場合には、吸収率の高いヘム鉄を含む食べ物に注意することが大切です。基本的なポイントとしては、以下のようになります。肉は控えめにしましょう。特に鉄を多く含む牛肉、レバーには注意しましょう。赤身魚、青魚、貝類は鉄の含有量が多いので、控えめにしましょう。白身魚は鉄の含有量が少ないので、大丈夫です。卵のうち卵黄は鉄を多く含むので、控えめにしましょう。緑の濃い野菜は避けましょう。ビタミンCは鉄の吸収を高めます。ビタミンCを多く含む果物は、間食でとるようにしましょう。緑茶、コーヒー、紅茶などはタンニンを多く含みます。タンニンは、鉄と結合して、鉄の吸収を抑えます。積極的にとりましょう。鉄を制限した食事療法は、栄養士の指導のもとに行われることが望まれます。詳しくは、かかりつけの医師に聞いてみましょう。<「B型肝炎」「C型肝炎」で気をつけること>それでは次に、B型、C型慢性肝炎に共通して気をつけたいことをみていきましょう。■栄養バランスを考えた食事を規則正しく栄養バランスの取れた食事を1日3食しっかりとるようにしましょう。たんぱく質の多い食品をとるようにしてください。肝臓の機能が落ちてくると、たんぱく質を作る機能も落ちてきます。それを補うためにも、たんぱく質をたくさんとる必要があります。目安は、体重1kg当たり1.5gです。また、食後は30分~1時間程度横になりましょう。 ■お酒は避けるお酒は、肝臓で解毒されます。肝臓の機能が下がっている慢性肝炎では、少しお酒を飲んだだけでも肝機能が悪化することがあります。基本的には、禁酒です。■薬の服用は慎重に市販の薬には、肝臓に負担をかける薬もあります。風邪を引いただけで病院に行くのはおっくうかもしれませんが、慢性肝炎をお持ちであれば、念のため病院を受診し、肝臓にやさしい薬を出してもらいましょう。市販の薬を自己判断で飲むのは止めましょう。■仕事は無理をしない普通に仕事をする分には問題ないでしょう。しかし、慢性肝炎は自覚症状があまりないため、知らずに無理をして、症状を悪化させる可能性があります。無理はせず、睡眠をしっかり取り、休養しましょう。■長風呂は避ける熱めのお風呂に長い時間入ったり、サウナに入ったりすると、体力を消耗するので避けましょう。 ■旅行には慎重に症状が落ち着いている場合には、旅行にも出たくなると思いますが、無理のないスケジュールでまわるようにしましょう。薬の携帯は忘れずに、そして、薬のリストもしっかり持っていきましょう。いかがでしょうか。原則は、無理をしない、ということです。そして、かかりつけの医師の指示に従い、定期的に検査を受けて、肝臓の状態をしっかり診てもらうようにしましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:咳が増えて食欲不振、がん患者が多い家系なので胃や肺や肝臓が悪いのではないかと心配。父は昔から酒、たばこが好きで、ほぼ毎日両方を摂取しております。父は現在50代なのですが、以前に比べ咳が増えたり食欲不振なことが増えたりしていて、がん患者が多い家系ですので、胃や肺や肝臓が悪いのではないかと心配しております。考えられる病気は何がありますでしょうか。また今から飲酒・喫煙を控えることによって症状が少しは改善されるでしょうか。福岡県:やまあゆさん(25)回答:咳や食欲不振の症状についてお答えします。――症状から考えられる疾患近頃お父さまの咳が増え、食欲不振があるとのこと、ご心配ですね。また、家系的にがんの方が多いということですね。長期間の飲酒・喫煙歴があるということもあり、考えられる病気はたくさんあるのですが、まず一番注意をしなければいけないのは、ご心配していらっしゃる、がんです。体重の減少や全身の倦怠感などの症状はないでしょうか。飲酒、喫煙を毎日されるということは、口腔内のがん、食道がん、胃がん、肺がん、喉頭がん、大腸がんといった多くのがんのリスクファクターをお持ちということになります。咳の症状が続くようならまず、呼吸器内科を受診してみるとよいでしょう。呼吸器内科的な病気で疑われるものとしては、肺がんのほかに肺炎や慢性閉塞性肺疾患(COPD、主にたばこの煙が原因となって肺に炎症ができる病気)、咳喘息(気管支の慢性的な炎症で1カ月以上空咳が続くもの。大人の長引く咳の3分の1を占めているという頻度の高い疾患です)、あるいは昔の病気と思われがちですが、実は新規の感染者数が毎年一定数見られている、結核や百日咳などの可能性もあります。また、飲酒歴と食欲不振の点から、アルコール性の肝疾患などの可能性も考えられます。胃や食道等も心配ですから、消化器内科も合わせて受診されるとよいのではないでしょうか。また例えば、咳喘息とアルコール性肝障害といった、二つの病態の組み合わせという可能性もあります。もちろん、単に風邪が長引いているなど、特に大きな身体的な問題はないという可能性も大いにありますが、年齢的にも、生活習慣の点からも、急いで治療をする必要のある疾患がないかどうか、一度確認しておくことは大切かと思います。<これをきっかけに禁煙・節酒しましょう>最後に、お酒やたばこを控えることによって改善するかというご質問に関してですが、咳に関しては、たばこをやめることで気道に刺激がなくなり、多くの場合、これまでよりは減ってくると思います。ただ、完全になくなるかどうかは、咳の原因によります。しかし、病気がCOPDなどであった場合、喫煙を継続することが命取りになることもありますので、いずれにしてもこれをきっかけに禁煙をされた方がよいと思います。また、飲酒に関しては受診の結果や、これまでの飲酒量にもよりますが、最低週に2回は休肝日を設け、楽しまれるにしても少量にとどめることをおすすめします。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:C型肝炎の最近の治療法で飲み薬を使うものを見つけました。飲み薬を使う、メリット、デメリットを教えてください。40歳女性、独身です。現在C型肝炎を患っています。ALT・AST共に、基準値範囲内で安定していて、普通の生活に支障はありません。最近の治療法で、飲み薬を使うものを見つけました。少し調べましたが、専門的すぎて理解できませんでした。飲み薬を使う、メリット、デメリットを教えてください。特に、副作用としてうつ病が発症するか否かが気になります。東京都:ぴなぴなさん(40)回答:「C型肝炎」治療の新薬についてお答えします。――「インターフェロン」と新薬についてC型肝炎の治療に使われている、新しく発売された飲み薬について、興味を持たれているのですね。まずは、従来の治療の柱であるインターフェロンについてご説明します。ご存じかと思いますが、C型肝炎の治療に使われてきたインターフェロンは注射薬でした。週1回の通院が必要で、患者さんへの負担は大きいものです。うつ病の副作用をご心配されているようですが、副作用としてうつ病が有名なのは、このインターフェロンになります。うつ病のほかにも、発熱、倦怠感、間質性肺炎を引き起こし、非常に有効な薬ではありますが、合わない患者さんも多くいました。さて、新薬についてですが、飲み薬、という点がまず画期的なところです。C型肝炎ウイルスが増殖するために必要な酵素の働きを邪魔することで、C型肝炎ウイルスを抑える働きがあります。飲み薬のため、注射を打たれる恐怖感もなくなり、通院は治療開始から12週までは2週間に1回、それ以降は、4週間に1回、肝機能の検査のための通院となり、患者さんへの負担は大きく減ります。新薬の第一弾は、アスナプレビルとダクラタスビルの2剤の組み合わせ(2014年9月に販売開始)です。国内での臨床試験では、6カ月この新薬を飲み続けた患者さんの84.7%でC型肝炎ウイルスが体内から消えた、という結果が出ています。さらにすごいことは、この中にインターフェロンが効かなかった患者さんも含まれていたことです。副作用の心配としては、肝機能障害になります。そのため、4週間に1回は肝機能検査のための通院が必要になるのです。インターフェロンに比べて、副作用が今のところ少ないと報告されており、厳しい副作用のためインターフェロンを使用できなかった高齢者にも新薬は使えるのでは、と期待されています。<まずは専門医を受診しましょう>ここまでは、いいところだらけなのですが、治療に関しては注意が必要です。この治療は、日本肝臓学会の専門医または特定の講習を受講した医師のみが行うことができます。消化器内科と掲げていても、新薬を処方できるとは限りません。新薬の処方ができる専門医であることを確かめて受診しましょう。専門医であれば、医療費の公的補助が受けられるので、経済的にも非常に助かるでしょう。また、専門医の下でも、新薬の適応になるかどうかは診断を受けてからになります。新薬はC型肝炎ウイルスの患者さんには朗報ですが、まずは落ち着いて専門医を見つけ、そして、自分が新薬の適応になるのかどうか結果を待ちましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:主人に風邪のような症状があります。「肝炎」の症状にとても似ており不安を感じています。このところずっと、主人に風邪のような症状があります。内科で診てもらい、特に問題がないとの診断で、仕事のストレスか何かだと考えていました。最近になって調べたところ、「肝炎」の症状にとても似ており不安を感じています。主人は比較的お酒が好きで、仕事の付き合いでかなりの量を飲んでいます。症状としては、全身の倦怠感と微熱、最近では吐き気があります。やはり肝炎の可能性が高いでしょうか?東京都:えだまめさん(39)回答:「アルコール性肝炎」についてお答えします。――「アルコール性肝炎」とはご主人に風邪のような症状が続いているとのこと、ご心配ですね。お酒が好きで、日常的に飲まれる方で、全身の倦怠感、微熱、吐き気といった症状は、確かにアルコール性肝炎の疑いがあります。すでに内科を受診されたということですが、その時、肝機能の血液検査などは受けられたでしょうか。一般的な肝機能の血液検査としては、「ALT(GPT)」、「AST(GOT)」、「γ(ガンマ)-GTP」といった項目の値が測定されます。また、もっと多くの項目を検査する場合、ALP、総ビリルビン(直接ビリルビン・間接ビリルビン)といった項目も追加されることがあります。ここでは、健康診断などで測られることの多いALT、AST、γ-GTPの3項目について、アルコール性肝炎の場合どうなるか簡単にお話しします。γ-GTPはアルコール性肝障害の指標としてよく用いられる値で、お酒を多く飲まれる方の場合、たいてい上昇が見られます。このγ-GTPの上昇だけであれば、一定期間禁酒をすれば値は正常に戻ることが多いのですが、「肝細胞に含まれるALT、ASTが上昇してくる=アルコールにより肝臓そのものが壊れてくる」と、肝臓が炎症を起こした状態となり、肝腫大(肝臓が腫れて大きく膨らむこと)、腹痛、発熱や血液中の白血球の増加などの症状が見られます。これを放置してお酒を飲み続けると、アルコール性肝硬変をきたし、最悪の場合、死に至ることもあります。ご主人が内科を受診され、身体の診察のほかに肝機能の項目を含む血液検査を受けられ、その上で問題ないという診断を受けたのであれば、実際に診察された先生の診断が一番だと思います。ただ、風邪のような症状、という主訴で受診され、のどや鼻などの診察をメインで受けられたということであれば、もう一度受診してアルコールをよく飲む傾向があることを伝えた上で、肝機能の検査を含む血液検査を受けてみるとよいと思います。<休肝日を設けましょう>肝臓は沈黙の臓器といわれ、状態が悪くてもなかなか自覚症状が出ないことが多いことで知られる臓器ですので、大事に至る前にきちんと検査し、対策をとることがとても大切です。また今回もし肝臓に異常がなくても、ご主人には休肝日を作り、節酒を心がけるようにしていただくとよいと思います。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:最近、身体がかゆくてかゆくてたまりません。市販のかゆみ止めの薬を塗ってはいるのですが、あまりよくなった実感はありません。最近、身体がかゆくてかゆくてたまりません。気がつくとボリボリと手が届くところをかいています。市販のかゆみ止めの薬を塗ってはいるのですが、あまりよくなった実感はありません。なるべく爪をたててかかないように手袋をはめています。初めてのことなので少しとまどっております。冬の乾燥している季節のせいなのでしょうか?岐阜県:moimoimayaさん(46)回答:全身の「かゆみ」の原因についてお答えします。――背後に病気が隠れていることも全身のかゆみに悩まされている、ということで、大変ですね。年齢とともに、肌のバリアが衰えて、乾燥しやすくなります。お風呂からあがったら、すぐに保湿剤を塗りこんでいますか?薬局で売っているワセリンでも十分効きますので、試してみましょう。しかし、かゆみの背後に病気が隠れていて、ご相談者さまのように全身のかゆみに悩まされることがあります。代表的な病気を見ていきましょう。■原発性胆汁性肝硬変(げんぱつせいたんじゅうせいかんこうへん)黄疸(おうだん:皮膚が黄色くなる、目の白い部分が黄色くなる)が見られる場合、症状が進めば進むほどかゆみが強くなり、我慢できないほどのかゆみになります。黄疸は肝臓内に胆汁が停滞することによって起こる病気で、今のところ詳しい原因は不明です。中年以降の女性に圧倒的に多い病気となります。もし、黄疸が認められるようであれば、すぐに内科を受診しましょう。■糖尿病水分をよく取るようになった、尿の量が増えた、体重が勝手に減ってきた、全身がだるい、といったことはないでしょうか。血糖が高い状態が続いて脱水状態になり、また、発汗も異常になり、皮膚が乾燥して、かゆみが起きます。上記の症状が当てはまるようでしたら、内科を受診しましょう。■慢性腎不全吐き気、嘔吐、集中力低下、けいれんがある場合、腎臓の機能が落ちている可能性があります。汗腺が萎縮し、発汗量が低下するため、かゆみが起きると考えられています。内科を早急に受診しましょう。<医師の診察を受けましょう>ほかにも、薬による肝障害でもかゆみが出てくる場合があります。薬を飲んだ1~4週間以内に発熱、黄疸、発疹が見られます。何か気づくことがあれば、すぐに薬の服用を止めて、病院を受診してください。また、かゆみに発疹を伴うようでしたら、じんましん、アトピー性皮膚炎、接触性皮膚炎などが考えられます。皮膚科を受診しましょう。基本的に、かゆみが長い期間治まらない場合や、我慢できないほど強いかゆみがある場合は、主治医に相談するか皮膚科で診察を受けましょう。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:飲酒歴があるため肝臓が普通の人より弱っているのではないかと不安。今後何か気を付けるべきことは?20歳の頃から子どもを産む30歳までの毎週末、大量に飲酒をしていました。1回の飲酒量は、ビールジョッキに4杯、ワイン1本、焼酎水割り2杯ほどでした。現在は全く飲酒をしなくなり、妊婦検診の時などでも、肝機能について異常は何もなかったのですが、若い頃からずっと飲んでいたので肝臓が普通の人より弱っているのではないかと不安です。今後何か気を付けるべきことはあるでしょうか?滋賀県:まりもさん(33)回答:アルコールが肝臓に与える影響についてお答えします。――アルコールが肝臓に与える影響まずは、アルコールが肝臓に与える影響について簡単にご説明したいと思います。アルコールは肝臓で代謝される化学物質ですが、人によって個人差はあるものの、アルコールを普通に飲める体質の女性が一日に飲んで肝臓に負担をかけない量は、純アルコール換算で20g、日本酒にして1合程度といわれています。これを超えた量のアルコールを飲み続けると、肝臓に負担がかかり、「アルコール性脂肪肝」と呼ばれる状態になります。これは中性脂肪が肝細胞内に蓄積されたもので、症状はないこともありますが、右上腹部の鈍い痛みがあったり、食欲不振になったりすることもあります。この時点で断酒をすれば、肝臓は完全に元に戻ります。アルコール性脂肪肝は血液検査で高脂血症、γ‐GTPやGOTの上昇などで発見されることが多く、腹部の超音波検査でも白く光って見えることが知られています。このアルコール性脂肪肝を放置しお酒を飲み続けると、アルコール性肝炎やアルコール性肝硬変と徐々に断酒しても元には戻らない、重い状態へと肝臓が変化していき、最終的には死に至ることになります。<もし飲酒を再開される場合は、休肝日を設けましょう>ご相談者さまの場合は、かなり多い量の飲酒を続けられてきたということですが、妊娠・出産の経過中にも特に肝機能について問題を指摘されていないとのことですので、おそらく肝臓が丈夫で特に何もなかったか、飲酒をやめたことで完全に肝臓が回復されたということなのでしょう。本当にラッキーだったと思います。断酒が継続できれば問題ないですが、もし再開されるのであれば、週2回は休肝日を設けて、肝臓に負担をかけない量を楽しむようにしてくださいね。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:母が自己免疫性肝炎を発症。一般的に遺伝はしないと聞きましたが、心配しています。母が自己免疫性肝炎を発症しました。肝疾患の中でも女性に多いと聞きました。一般的に遺伝はしないと聞きましたが、詳細原因が解明されていないだけに、もしかしていつか自分も……と心配しています。アルコール摂取量を制限するなどで発症を防ぐことはできるのでしょうか?また、甲状腺の病気も合併症として起こる場合があると聞きましたが、こちらも予防策はあるのでしょうか?兵庫県:yukariさん(28)回答:「自己免疫性肝炎」についてお答えします。――「自己免疫性肝炎」の遺伝自己免疫性肝炎に関するご相談ですね。おっしゃるように、自己免疫性肝炎は40代から50代で発症することが多く、1対7の割合で女性の患者が多いといわれています。欧米と比べて、日本には少ないとされていますが、まれに若い方や高齢者でも発症する方がいらっしゃいます。原因に関しては、はっきりしたことはまだ分かっておらず、免疫をつかさどるリンパ球という細胞が肝臓の細胞を異物と認識して、攻撃してしまうことが原因ではないかと考えられています。このような攻撃が起こるきっかけとして、何らかの薬物やウイルスの感染が疑われますが、それもまだ解明はされていません。ご心配の遺伝に関しては、すでにお聞き及びのように、いわゆる遺伝病ではない、と考えられています。しかし、遺伝の心配が全くないかというと、ほかの多くの病気同様そうではなく、病因と考えられている免疫を担う遺伝子の一部が両親から受け継がれることになるため、どちらかの親、または両親に自己免疫性肝炎の患者さんがいると、そうでない方に比べて発症率は多少高くなるといわれています。ただ、家族内発症はごく一部であり、あくまでパーセンテージの問題です。<「自己免疫性肝炎」の予防>自己免疫性肝炎の予防について、発症原因がいまだに明確でないことから、予防となるような対策もこれといったものがないのが現状です。自己免疫性肝炎とほかの肝炎が同時発症して、肝臓にさらにダメージを与えてしまうことのないよう、B型・C型肝炎といったウイルス性の肝炎にかからないよう気を付けて過ごす、脂肪肝を避けるために暴飲暴食を避ける(特にアルコールの肝臓への負担はかなり大きいものになります)、薬を服用するときは体調に留意し肝機能検査をこまめに受ける、といったことが挙げられるでしょう。また、自己免疫性肝炎に伴う甲状腺の病気に関しては、現在のところこれといった予防法はありません。自己免疫性肝炎は早期診断・治療ができれば、比較的進行も緩やかで副腎皮質ステロイドによってうまくコントロールできることが多いとされています。もし万一、ご相談者さまに倦怠感や食欲不振、皮膚が黄色くなるといった症状が見られた場合は、ぜひ早めに内科専門医を受診するようにしてください。どうぞお大事に。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:普通に生活していてウイルス性肝炎にかかるリスクはどれぐらいあるのでしょうか?30代半ばの主婦です。ウイルス性肝炎は、血液感染もあり得ると聞きましたが、普通に生活していてウイルス性肝炎にかかるリスクはどれぐらいあるのでしょうか?(医療関係の仕事はしておりません)。滋賀県:じゅんママさん(35)回答:「ウイルス性肝炎」についてお答えします。――「B型肝炎」「C型肝炎」の感染経路ウイルス性肝炎を引き起こすウイルスは、A型、B型、C型、D型、E型などがあります。日本人に圧倒的に多いのが、B型肝炎とC型肝炎になりますので、B型肝炎、C型肝炎について述べていきます。まず、B型肝炎、C型肝炎はどのように感染するのか、一般的な感染経路を紹介しましょう。肝炎ウイルスを含む血液の輸血を過去に受けたことがある肝炎ウイルスに感染している人と注射針を共有した肝炎ウイルス陽性の血液を傷のある手で触ったり、針刺し事故を起こしたりした(特に医療従事者は注意が必要)肝炎ウイルス陽性の人に使った器具を適切な消毒をせずに使いまわしして、入れ墨やピアスの穴あけをしたまた、B型肝炎ウイルスでは、以下のような感染経路も考えられます。B型肝炎ウイルスに感染している母親から生まれた子に対し、適切な感染予防措置を講じなかったB型肝炎患者と性行為を行った以前は、ウイルス性肝炎の感染は、過去の輸血や注射によるものとされていました。昔は、C型肝炎ウイルスが存在することすら分からない時代もあり、肝炎ウイルスの検査技術が未熟であったためです。血友病など、血液系の病気に用いる血液製剤によって感染してしまうこともありました。しかし、現在は、輸血用の血液、血液製剤は厳しくチェックされており、これらの経路によるウイルス性肝炎の感染はほとんど起きていません。最近増えているのは、性交渉による感染です。B型肝炎ウイルスは非常に強い感染力を持ち、体液で感染することがあります。コンドームによる感染予防が大切になってきます。<「肝炎ウイルス」の正しい知識を持ちましょう>肝炎ウイルス予防では、他人の血液に触れないことが重要になります。くしゃみ、咳、握手や抱擁、食器やコップの共用、入浴、日常の接触では感染はしません。肝炎ウイルスは、空気感染はしません。普通に生活をしていれば、肝炎ウイルスに感染する機会などほとんどないでしょう。知識もなく、肝炎ウイルスを恐れることは、肝炎ウイルス患者さんへの差別につながります。正しい知識を持つことが大切です。つまり、医療従事者ではなく、ご主人が肝炎ウイルスに感染していないのであれば、ウイルス性肝炎にかかるリスクはどうなのか、と心配することは、「自分はいつか交通事故にあって死ぬのだろうか」と毎日心配することと同じくらい、意味のないことだと思います。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日質問:肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が良いのでしょうか?肝疾患の原因で最初に思い浮かぶのはやはりアルコールですが、お酒や暴飲暴食で不規則な生活を続けてしまうと肝疾患の病気になりやすいのかなと思います。お酒を全く飲まない人でも肥満から肝疾患の病気になることがあると聞きましたが、肝疾患を治すには専門の食事療法で治療した方が回復が早いのでしょうか?また、自宅での食事などで気をつけなくてはいけないことなどがあったら知りたいです。新潟県:夏のひまわりさん(40)回答:「脂肪肝」についてお答えします。――「脂肪肝」とは暴飲暴食による肥満や、お酒の飲み過ぎが原因となる肝臓の病気としては、脂肪肝が挙げられますね。脂肪肝は、よく聞く病名ですが、なかなか具体的にイメージすることは難しい病気なのではないでしょうか。まず、簡単に脂肪肝になるメカニズムからご説明したいと思います。食べ物として摂取された脂肪は、口から取り込まれ、食道、胃を通って小腸まで運ばれます。小腸では脂肪を分解する酵素であるリパーゼの働きによって脂肪は脂肪酸とモノグリセリドに分解されます。この分解された形で脂肪酸となった脂肪は肝臓に送られます。このため脂肪や糖分をとり過ぎると肝臓に負担がかかり、脂肪酸から肝臓で作られる中性脂肪の形でためこまれることになります。これが脂肪肝です。アルコールの飲み過ぎによっても、やはり同様に肝臓に脂肪がたまってしまいます。また、糖尿病をお持ちの方も、代謝の異常により、脂肪肝になりやすい傾向があります。このように脂肪肝とは、肝臓に中性脂肪やコレステロールがたまった、いわば肝臓の肥満のような状態です。そのため、脂肪肝は動脈硬化など、さまざまな病気の引き金になることが知られています。ご質問にあったように、脂肪や糖分の多い食事が続けば、全くお酒を飲まない方でも脂肪肝になることがあります。<「脂肪肝」の治療法>脂肪肝は幸い、可逆性、つまり適切な治療により健康な肝臓に戻れる状態です。そして、脂肪肝を治すには、やはり食事療法、運動療法が有効です。もちろん、高度な脂肪肝の場合や、自己流でなかなか改善がみられない場合は専門知識を持った医師や栄養士の指導を受けて治療を行った方がよいかと思いますが、ご自宅での食事や運動、例えば暴飲暴食を避け、食事はカロリーの低いもの、脂質の少ないものを心がける、アルコールは量・回数を減らして週2回は休肝日を作る、週に4時間程度を目標に生活に運動を取り入れる、といったやり方でも十分に改善は期待できます。まずは試してみてはいかがでしょうか。どうぞお大事にしてください。Doctors Me(ドクターズミー)が保証している医師が回答しています
2016年12月18日コイルはこのほど、サプリメントブランド「noi」公式サイトのバレンタイン特設ページにて、肝臓ケアハーブの「マリアアザミ メガ盛りセット」を発売した。一味違うグレープフルーツピールのチョコレートも販売している。「noi」は、医療機関専売サプリから生まれた高品質サプリメントブランド。同ブランドでは今回、「糖分でなく健康を贈る」バレンタインを提案している。「マリアアザミ メガ盛りセット」は、男性から人気の高いサプリ「noi マリアアザミ」の20袋セット。紀元前ローマの時代から使われる肝臓ケアハーブ、マリアアザミ(ミルクシスル)の成分シリマリンは、西洋諸国では医薬品として使用されているという。他社製品との違いについて、同社は「noiのマリアアザミ(ミルクシスル)は国内メーカー原料であること、シリマリンが高濃度タイプとなっております」と述べている。また、酒好きの男性や、肝臓の数値・健康診断の数値が気になる男性への贈り物におすすめとのこと。二日酔い対策としては酒を飲む前と飲んだ後に、肝機能が気になる人は食間に摂取するのが効果的だという。現在、同商品は25%OFFの2万4,300円(税込)で販売している。通常価格より7,500円分も割安で購入できるという。「noi グレープフルーツピール チョコレート」(2,999円・税込)は、珍しいグレープフルーツピールを使用したチョコレート。中目黒の「BAR&TASTE OWL」にしかないメニューを特別に製品化したという。鮮度にもこだわったグレープフルーツを、VSOPブランデーとリキュールでフランベ(調理の最後にアルコール度数の高い酒を入れて、一気にアルコール分を飛ばす方法)し、きび糖でコクをつけてベルギーチョコでコーティングした。
2016年02月09日太りやすいと思われがちな冬の季節、実は1年の中でも痩せやすい季節。寒い中体温を保つために基礎代謝が上がり、ダイエットに適した季節といえるのです。基礎代謝をさらにアップさせたいなら、ポイントは肝臓。糖や脂質の代謝を担う肝臓を効率よく働かせることで、ラクに痩せ体質を手に入れることができるのです。■肝臓と代謝の関係とは肝臓はおなかのやや右上にあり、内臓の中でもっとも大きいといわれる臓器。アルコールを分解することでよく知られていますが、それだけでなく、糖や脂質の代謝や解毒機能など、さまざまな役割を担っています。つまり、肝臓の機能を効率的に高めることができれば、基礎代謝をアップさせ、脂肪を燃焼しやすい痩せ体質が手に入るということ。そのためにできる簡単な方法が、肝臓を温めて血行を良くすることなのです。■肝臓を温めるとどんな効果が?肝臓には多くの血液が集まります。そのため、肝臓を温めることで全身の血行を良くして、冷えの改善や代謝アップにつなげることができます。さらには、疲労回復や快眠、便秘解消、忘年会や新年会シーズンの二日酔い解消など、うれしい効果がたくさん。また、肝臓を温めると血行が促進され、解毒機能が高まります。老廃物を排出して肌荒れを防ぐなど、肝臓を温めることは、ダイエットだけでなく美肌にも効果的といえるのです。■肝臓を温める方法とは肝臓があるのは、胸のすぐ下のろっ骨の内側です。おすすめは湯たんぽ。65~70℃くらいのお湯を入れた湯たんぽをタオルで包み、じんわりと温めましょう。湯たんぽがない場合は、ペットボトルにお湯を入れたものでも代用できます。熱くなりすぎたら体から離すようにしてください。また、貼るタイプのカイロを使うのもおすすめ。直接肌には貼らず、必ず服の上から使うようにしてください。正面のおなか側だけでなく背中側にも貼って、肝臓を挟むようにして温めると効果的です。温めすぎると逆に負担を与えてしまうため、10分くらいを目安にしましょう。おなか周りを一周できるくらいの大きさのタオルがあれば、それを使って肝臓を温めることもできます。蒸しタオルを作って肝臓の周りにぐるっと巻きつけ、タオルがぬるくなるまで温めればOKです。肝臓を温めることで代謝がアップするほか、全身がぽかぽかとして冷え性も改善できそうです。温めケアは毎日行う必要はなく、週に1~2回でOK。週末などのスペシャルケアとして、取り入れてみてはいかがでしょうか。
2015年12月11日あなた自身、またはまわりの人で「疲れている」「寝ても寝ても眠い」という方はいませんか?もしかすると、それは肝臓に原因があるかもしれません。まずは一度、ご自身でチェックしてみましょう!「疲れた」が口癖の人はいませんか?最近、次のような症状で悩んでいる方はいませんか?・働き終わったあとの夕方以降だけでなく、朝起きたときから疲れている・朝起きるのが本当に辛い。寝床から出ることができない。・とにかく毎日「疲れた」という言葉を発しているすべてに当てはまる方がいたら要注意。もしかすると、「肝臓」に障害を抱えている可能性があります。健康な人であれば、夜間ぐっすりと眠れば朝には疲れがとれ、次の日も快活に動くことができるものです。しかし、肝臓が悪い人は解毒がうまくできないため、身体にトキシンと呼ばれる老廃物が溜まってしまうのです。肝臓が悪いと異常な眠気に襲われる?肝炎の症状を示す人には共通点があると言います。それは「水分不足」。身体の水分が不足すると、寝つきが悪くなったり、胸のむかつき、歯磨きをする際のえずき、消化不良などを伴うと考えられています。特に、強い眠気や、逆に熟睡できないという症状は脱水の典型的な症状と言われています。また、寝ていてもじっとしていられずに、寝返りを何度もうったり、夢を頻繁に見る(特にこわい夢)なども肝臓の水分不足が原因のひとつなのだそうです。このように、水分不足の症状は睡眠に関連して、よく現れるようなので一度、ご自身で確認してみましょう。チェックリストを紹介!睡眠の状態を中心に一度、チェックしてみて、やっぱりおかしいと思った方はすぐに病院へ行きましょう。まずは自分で生活習慣を改善したいという方は以下のところに気をつけるとよいそうです。・食事の量を減らし、油脂をなるべくとらない・乳製品も控える・野菜中心の食事をこころがける・水分を十分に摂取する・適度に運動をする・休息をとる(ただし、食後すぐの睡眠はNG)今回、紹介した症状にすべて当てはまるからと言って、肝臓が絶対に悪いとは限りません。ただ、早めに疑ってみることでほかの病気の早期発見につながることもあります。気になることがあればまず自分で調べ、生活をチェックし、病院へ行くということが大切です。Photo by raph.ae
2014年10月13日あなたは毎日の自分の睡眠に満足していますか?きっと、「もっとぐっすり眠りたいのに」と不満に思っているかもしれませんね。実は、肝臓がある右上腹部を温めると、熟睡できるといわれているのです。今回は、そのメカニズムと方法をご紹介します。肝臓を温めて良質な睡眠を手に入れる!良質な睡眠を手に入れる方法は、朝、朝日を浴びたり、日中運動をしたり、カフェインやお酒の摂取を減らしたり、ぬるま湯で入浴したり、寝室の環境を整えたりとさまざまな方法があることは広く知られています。しかし、今回紹介する方法は、まだあまり知られていないことかもしれません。実は、肝臓がある右上腹部を温めることで、ぐっすり眠れるようになるといわれているのです。これは、睡眠物質であるトリプトファンが増えることで、熟眠効果が得られるというメカニズムです。温シップやカイロなどを当てて、右上腹部を温めてみてください。ただし、低温やけどにはくれぐれもご注意を。肝臓を温めると増えるトリプトファンって?今、肝臓を温めるとトリプトファンが増えると説明しましたが、いったいトリプトファンとは何者なのでしょうか。トリプトファンが増えるとなぜよく眠れるようになるのかというと、トリプトファンは、眠り誘発ホルモンであるメラトニンのもととなるセロトニンという神経伝達物質の原料だからです。トリプトファンが欠乏すると、脳内でセロトニン合成が減少し、結果的にメラトニン産生量も減ってしまいます。セロトニン不足は慢性頭痛の原因にもなると考えられているので、トリプトファンは特に重要だといわれています。よって肝臓を温めると、メラトニンが増えることから眠りやすくなるのです。肝臓の他にもある!温めるとぐっすり眠れる場所実は、温めるとよく眠れるようになるのは、肝臓だけではありません。他にも2ヶ所ほど、効果のある場所があるといわれています。それは「首のうしろ」と「目」。首のうしろには、身体を温め、免疫力をアップしてくれるツボがあるといわれています。首にタオルを巻いてリラックスしてみましょう。普段から、シルクのスカーフなどを巻くと、保温だけでなく保湿効果もあるので、首のしわを防ぐ効果もあるそうです。女性には嬉しいことですね。さらに目を温めるのもポイントです。眠るときは、まぶたを閉じた状態でも光を感じると、脳は休むことができません。タオルを折りたたんで目の上に乗せるなどして眠るといいでしょう。ポイントになる箇所を温めて、グッスリ眠るいい睡眠をとりましょう。Photo by rlcalamusa1
2014年10月13日東京大学は10月3日、メタボリックシンドロームのブレーキとして働くことが知られているタンパク質「AIM」に、肝臓に生じたがん細胞を選択的に除去する働きがあることがわかったと発表した。同成果は同大学大学院医学系研究科の宮崎徹 教授らの研究グループによるもので、10月9日付け(現地時間)の米科学誌「Cell Reports」に掲載される予定。AIMは同研究グループが発見した、血液中に存在するタンパク質で、通常は脂肪細胞や肝臓の細胞(肝細胞)に取り込まれ、細胞中での中性脂肪の蓄積を阻害することによって肥満や脂肪肝の進行を抑制するメタボのブレーキとして知られている。今回の研究では、肝細胞ががん化すると、AIMは肝細胞に取り込まれず、細胞の表面に留まるようになることを確認した。さらに、表面に蓄積したAIMを目印とし、免疫システムがん化した肝細胞を攻撃するようになることがわかったという。近年、メタボリックシンドロームの流行と共に、脂肪肝が進む結果、肝細胞ががん化し肝臓がんが発症するケースが注目されている。今回の発見は血液中のAIM値は肝臓がん発症のリスクを予測するマーカとなり得ることを示唆しているだけでなく、AIM投与による新しい治療法の開発につながる可能性があるという。現在、肝臓がんには有効な抗がん剤がないためその期待は大きく、ヒト由来のAIMを用いた治療剤であれば安全性は高いと考えられている。
2014年10月06日