HugMugオフィシャルブロガーのyuka*cmさんが、自身初の著作『愛すべき地味菓子 ~ うまく焼けるていねいなレシピ』を発売! 茶色くて地味なのにおいしい焼き菓子“地味菓子”にフォーカスした、見て楽しい&つくっておいしいレシピ本。今回はその中から特別に、人気の「バスクチーズケーキ」のレシピをご紹介します♪『愛すべき地味菓子 ~ うまく焼けるていねいなレシピ』yuka*cmさんが地味菓子に魅了されたきっかけは、専門学校時代にパリへ研修旅行に行った時のこと。たまたま見つけた焼き菓子専門店に入ると、ショーケース一面にあふれていたのは、茶色のお菓子の数々。でも、茶色一色で見た目は地味なのに、おいしさはただごとじゃない……それ以来、地味菓子を愛する日々がはじまったそう。今回発売された『愛すべき地味菓子 ~ うまく焼けるていねいなレシピ』では、何度も繰り返し食べたくなる、クセになるおいしさの地味菓子37品をピックアップ。長年試行錯誤を重ねてつくりあげたお気に入りのレシピばかりで、すべて写真工程つきで細かく丁寧に説明。yuka*cmさんのお菓子づくりへの想いがぎゅっと詰まった一冊になっています。yuka*cmさん profileさまざまなメディアでレシピ提供をするフードコーディネーターとして活躍中。毎日おいしそうなスイーツを投稿するInstagramが人気で、フォロワーは7.5万人。Instagram:@yuka_cm_cafeブログはこちら「子育て中でなかなか余裕のない時に、せっかくお菓子づくりしたのに失敗してしまったら相当落ち込みますよね? そんなことがなるべくないように、全工程写真付きで材料も細かく記載し丁寧にレシピを書きました! お子さんには“まぜる”などの工程を一緒にやってもらい、お菓子づくりの楽しさを共有していただけたら私も嬉しいです!』 【特別公開】愛すべき地味菓子レシピバスクチーズケーキ 材料(1台分)※12cmデコ型(約120径×高さ60mm)を使用クリームチーズ……200gグラニュー糖……63g全卵……103g卵黄……12g生クリーム(動物性47%前後)……115gコーンスターチ……6g下準備・クリームチーズ、全卵、卵黄、生クリームをそれぞれ常温に戻しておく。・オーブンは天板ごと250度に余熱しておく。つくり方1.クリームチーズを滑らかにするクリームチーズをボウルに入れ、ゴムベラで滑らかにする。2.グラニュー糖を加えるグラニュー糖を加えゴムベラで混ぜる。3.卵を加える全卵と卵黄を3回ぐらいに分けて入れ、その都度ホイッパーで混ぜる。4.生クリームとコーンスターチを加える生クリームを入れて混ぜ、コーンスターチをふるいながら入れて混ぜる。5.生地を漉すダマが残っていそうなら生地を一度漉す。6.型にクッキングシートを敷く水に濡らしてギュッと絞ったクッキングシートを型に敷く。7.オーブンで焼く型に生地を流し入れ、250度のオーブンで19分焼く。ひと晩冷蔵庫で冷やす。【MEMO】レシピのサイズの型で焼いてください。クリームチーズと卵と生クリームはしっかり常温に戻しましょう(20度くらい)。ひと晩冷やすことでカットしやすくなり、絶妙な硬さになります。
2021年07月27日色鮮やかな夏野菜はビタミンが豊富! そんな夏野菜をたっぷり使って、冷やして食べるとより一層おいしくなる、「常備菜」&「つくりおき」をご紹介します。イエシゴトの達人YUKAさんに、夏の常備菜作りで押さえておきたい大切なポイントや、簡単においしく作るコツを教えていただきました!■その1:食中毒予防と食欲増進に! 暑い夏こそ「酢」が大活躍毎日のごはん作り&お弁当作りがラクになるように、「常備菜」「つくりおき」を週末に一気に準備する、人気ブロガー「YUKA'sレシピ♪」のYUKAさん。前回は、 「つくりおき&常備菜作り」をうまくまわすための4つのコツとおすすめレシピ を教えていただきました。今回はその夏編。まずは「夏の常備菜」を作るうえでの大切なポイントを教えていただきました。1.夏は食品が長持ちしないので、「抗菌・殺菌作用のある調味料を使う」2.暑さで食欲が落ちやすいので、「食欲をそそるカラフルな色合いを意識する」3.味つけは「さっぱり味やピリ辛味など食欲をそそる味に」以上のポイントを踏まえたうえで、夏場大いに活用したいのが「酢」だといいます。南蛮漬けやピクルス、マリネなど、酢を使った「常備菜」や「つくりおき」は冷やしてもおいしいし、「酢は防腐作用があるうえ、お肉を柔らかくしたり、さっぱりした味になるので暑い日でも食べやすくておすすめです」とYUKAさん。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.121 夏の常備菜作り 』よりこちらは「紫蘇巻き豚肉の南蛮漬け」ですが、ベランダの紫蘇を豚ロースで巻いてから焼いて南蛮漬けにしたそうです。豚肉は疲労回復を助けると言われるビタミンBが豊富。ビタミンAやビタミンCが豊富なパプリカと一緒にいただけば栄養バランスもばっちりです!南蛮漬けを作る調味料の分量を覚えておくと、「鮭の南蛮漬け」や「アジの南蛮漬け」などいろいろ応用できるので覚えておくと便利だそうです。★「紫蘇巻き豚肉の南蛮漬け」の作り方*南蛮漬け液の分量・醤油、砂糖…大さじ2、酢…150cc、だし汁…100cc、赤唐辛子…2本、塩少々・酒…大さじ1、みりん…大さじ2(酒とみりんは煮切ったものを使う)赤と黄色のパプリカ、玉ねぎのスライスを保存容器に敷いておき、その上に、塩コショウをして焼いた紫蘇巻き豚肉をのせます。その上にまた、パプリカ、玉ねぎのスライスをのせてから、最後に南蛮漬けの液を回しかけるだけ。▼ここがポイント野菜は生のまま使うので、ビタミンも豊富。とくにパプリカのビタミンCやビタミンAの含有量は夏野菜の中でもぴかイチなのでたっぷりどうぞ。ピーマンやししとうなどを入れてももちろんOK。酢だけでなく、紫蘇にも抗菌効果があるので夏の常備菜におすすめ。「私はひと晩置きますが、半日でおいしく食べられると思います。冷蔵保存で1週間以内に食べきりましょう」とYUKAさんからアドバイス。同じ南蛮漬け液を使って、「鮭の南蛮漬け」なども作れるので便利です。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.164 食材使い回しの常備菜作り 』より同じように、下に野菜を敷いてから、皮と骨をとって片栗粉をまぶしてフライパンで揚げた鮭をのせ、その上に野菜をのせ、最後に南蛮漬けの液をかけるだけ。お好きな小魚のから揚げでもアレンジできます。夏は体力をつけるために、たんぱく質がしっかりとれてメインのおかずになる「つくりおき」も1品あるとうれしいですね。そんなときには、酢を使って作る「鶏もも肉のさっぱり煮」もおすすめ。ごはんが進む簡単なレシピを教えていただきました。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.121 夏の常備菜作り 』より★「鶏もも肉のさっぱり煮」の作り方<材料>・鶏もも肉…2枚・酒…50cc・酢…50cc・しょうゆ…50cc・砂糖…大さじ3~4・みりん…大さじ2・にんにく(チューブ使用)…1センチ程度・しょうが(チューブ使用)…1センチ程度<作り方>カットしたもも肉を両面軽く焼いてから、すべての調味料を入れて煮詰めます。冷ましてから保存容器に入れて冷蔵庫へ。食べるときには、三つ葉やハーブなどをたっぷりのせて彩りもプラス。▼ここがポイント酢はほかの調味料と一緒に使います。調味料を煮立たせると酸味が少し飛ぶので、酸味が気になる人も食べやすいはず。夏場は少し濃い目の味つけのほうが安心して保存できます。「酢を入れることで、肉がやわらかくなるとともに、さっぱりした味わいで食べやすい味になります。保存は冷蔵庫で2~3日を目安に食べきりましょう」とYUKAさん。時間のあるときにつくりおきして冷蔵庫に冷やしておくと、よりさっぱりおいしくいただけます。また、酢を使った夏野菜のピクルスもかんたんに作れておすすめ。YUKAさんがだれでもできる簡単なレシピを紹介してくれました。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.121 夏の常備菜作り 』より ★「パプリカのピクルス」の簡単な作り方「ピクルスはカルディで買った市販のピクルスMIXを使います」というYUKAさん。そこに、水50cc、酢100cc、砂糖大さじ3強を加えるだけでいいそう。「パプリカを食べやすい大きさに切ってピクルス液につけてから、1週間ぐらい待つといい感じにつかります。冷蔵庫で2~3週間はもつでしょうか」とYUKAさん。これも冷やして食べると一層おいしいので、あと1品ほしいときのつけ合わせに、つくりおきしておくと便利です。■その2:カラフル野菜+ピリ辛味で食欲アップ!最初にご紹介しましたが、食欲をそそるという意味で、カラフルな色合いと、ぴりっと辛い刺激的な味をプラスすることもポイントです。そこでとても簡単にできる2品をご紹介します。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.121 夏の常備菜作り 』より★「小茄子のピリ辛サラダ」の簡単な作り方 パプリカと茄子とアスパラを、熱した油でさっと素揚げしてから、保存容器に入れます。YUKAさんは豆板醤を加えたピリ辛味の自家製つゆを作ったそう。味つけは市販のめんつゆに豆板醤を入れたりしてもおいしいそうなので、自分の好きな味をぜひお試しあれ!▼ここがポイント色留めのポイントは熱した油で15秒~20秒ほど素揚げすること。「ちなみに色がきれいで、アクセントになるのは赤パプリカです。黄色は1~2日でだんだん色がくすんできます。保存は冷蔵庫で3~4日が目安」とYUKAさん。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.154 野菜いっぱいの常備菜作りと余り野菜の活用法 』より★「カラフル揚げだし茄子」の簡単な作り方麺つゆの素に白ゴマとすりおろし生姜をたっぷり入れた漬けだれを保存容器にスタンバイ。赤と黄色のパプリカ、茄子、ミニコーンを乱切りし、中火で素揚げしたら、その中に入れて味を染み込ませます。 ▼ここがポイント生姜も酢と同じように、抗菌作用があるので、夏の時期はたっぷり入れておくといいでしょう。ピリッと辛い刺激とカラフルな夏野菜が食欲をそそります。緑のししとうやピーマンなどを加えたりして、お好きにアレンジしてみるのもおすすめ。どちらも冷やして食べるとより一層おいしくいただける味。夏野菜はビタミンが豊富でヘルシーなだけでなく、見ているだけでも元気が出そうな色合いのものが多いので、ぜひ活用してみてくださいね。■その3:爽やかな緑の夏野菜は「塩」を使って発色をきれいに!緑鮮やかなピーマンやキュウリ、ししとうなどの夏野菜は体調を整えるビタミンCやカリウムが豊富です。食卓にも爽やかな彩りを添えてくれるので、常備菜やつくりおきにぜひ利用したいものですが、緑の夏野菜を使う時は、「塩を使って色鮮やかにするのがポイント」とYUKAさんからアドバイス。「ピーマンのおひたし」「ししとうナムル」も冷やして食べるとおいしいので、かんたんな作り方と変色しないコツを教えていただきました。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.151 【レシピ付き】緑と白の常備菜と手順の流れ 』より★ピーマンのおひたしピーマンは4~5ミリほどの千切りにし、沸騰したお湯でさっと塩茹でしたら網ですくってザルに入れます。さっと冷水をかけてギュッと絞ってボウルに移し、白ごまとかつお節をたっぷりかけて混ぜるだけ。食べる時にポン酢をかけて食べるのであえて味つけはなし。★ししとうナムル沸騰したお湯に、ヘタを取ったししとうを入れて30~40秒ほど茹でます。網ですくってお湯を切り、ボウルにあげ熱いうちに塩・白ごま・ごま油をかけ、最後に一味唐辛子を振ってでき上がり。▼ここがポイントピーマンのおひたしは塩茹でしているので、色が変わらず、きれいなまま。ししとうナムルは塩とごま油で変色を防ぎます。冷蔵庫で、2~3日で食べきるといいそうです。キュウリは「昆布茶をまぶして混ぜるだけで昆布漬けに。梅こぶ茶でもおいしくできますよ」とYUKAさん。ほどよい塩分とだしが効いてこちらもおいしそう!■その4:食材2WAYのつくりおきも夏バージョンでYUKAさんの常備菜の作り方は、同じ食材をうまく使いまわして、一度にたくさんのつくりおきを準備できることもポイントのひとつです。そんな食材の使いまわしにも、夏らしさを加えてみるといいでしょう。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.168 暑さを乗り切る作り置き2自家製冷食 』より たとえば、こちらの写真のように、焼肉や野菜炒めの下ごしらえも、同じ食材を使って2種類を準備。たまねぎのスライスと豚肉を、醤油・みりん・酒・生姜とにんにくに漬けた豚丼用と、カラフルな夏野菜を入れて焼肉のたれに漬けた焼肉用の2種類を用意したり。野菜炒め用にスライスした夏野菜のピーマン、パプリカ、玉ねぎに、ひとつはウインナーを、もうひとつはベーコンを入れて冷凍用の保存袋に準備。こうして切り分けて冷凍しておけば、野菜炒めだけでなく、お子さんも大好きなピザやナポリタンの具にもささっと使うことができるので便利ですね。また、暑い夏に冷やしておいしく、さっぱりとした味わいの「自家製サラダチキン」などもYUKAさんは2種類の味を準備。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.223 自家製サラダチキン2種と今週の作りおき 』より★「自家製サラダチキン」の作り方YUKAさんはネットのレシピを参考にしたそうですが、鶏むね肉は3枚分を半分の厚さにカットして全部で6枚分にし、半分はハーブソルト・小さじ1/3で味つけ。もう半分はレモンソルト・小さじ1/3で味つけしたそう。ハーブソルトもレモンソルトも自家製ですが、市販のものもあるので利用してみるといいでしょう。▼ここがポイントYUKAさんは前日の夜に準備だけしておき、朝、ジッパーつきの袋にいれたまま、弱火で約13分程度ゆでたそう。「ゆですぎるとパサパサになるので、ゆで過ぎないように」とYUKAさん。できあがったサラダチキンは冷やしておき、食べる直前にスライスして生野菜の上に乗せれば、おいしいサラダのできあがり。野菜と一緒に良質なたんぱく質もとれるのでヘルシー! 夏におすすめの1品です。■その5:抗菌作用がある食材は他にもある!最初にお伝えした「酢」はもちろんのこと、抗菌作用があるといわれる食材や調味料はほかにもいろいろ…。「食材では紫蘇、みょうが、唐辛子、梅干、パセリ、わさび、生姜、にんにく。調味料では、ごま、はちみつ、酢、シナモン、ナツメグ、ターメリック。ハーブ類ではローズマリー、タイム、セイジ、ミントが抗菌作用があると言われます」とYUKAさん。これらを活用することも、夏の常備菜作りのポイントのひとつ。これまで紹介した南蛮漬けやピクルス、生姜入りの揚げ茄子なども抗菌作用のある調味料や食材を使っていますが、最後にもうひとつ、抗菌作用があり、夏が旬であるみょうがを使った甘酢漬けも覚えておくといいでしょう。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.69 今日の朝ごはんと小梅の副産物の梅甘酢みょうが 』より★みようがの甘酢漬けの作り方<材料>・みょうが…約10本・酢…1カップ(200cc)・砂糖…大さじ5・塩…小さじ1/4みょうがをキレイに洗って保存容器に入れ、甘酢用の調味料につけるだけなので、いたって簡単です。酢を使っているのでこれも冷蔵で1~2週間はもつようです。忙しい平日はもちろん、暑い夏はとくにごはん作りがおっくう…なんてことがありますよね。そんなとき、冷蔵庫につくりおきや常備菜があると、ごはん作りがラクになります。時間のあるときや週末に、まとめて準備しておくといいでしょう。今が旬のカラフル野菜をたっぷり使った、冷やしておいしい常備菜&つくりおき。食卓に元気カラーを添えてみませんか。
2017年08月11日常備菜づくりには定評のある、“イエシゴト&お弁当づくり” で人気のブロガー「YUKA'sレシピ♪」のYUKAさん。毎日のお弁当づくりのために毎週末、「常備菜」「つくりおき」を一気にまとめて準備しているのだそう。「一気にたくさんの料理をつくる?! ちょっと大変そう…」と思いきや、いくつかのポイントをおさえることで、じつは簡単にたくさんの料理をつくることができるそうです。今回は、「つくりおき&常備菜作り」をうまくまわすためのコツとおすすめレシピをYUKAさんに教えていただきました。■その1:同じ食材を使って、効率よく「つくりおき」YUKAさんの「今週のつくりおき」例を拝見すると、そのコツが見えてきます。基本的には、メインになるおかずも副菜も「食材は効率よく使いまわすのがコツ。私は野菜や肉、魚介類も単身者用の小分けではなくお徳用の量を買ったりしていますが、無駄にしないためです」といいます。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.195 今週の作りおき 』より たとえば、レンコンの豚肉巻き。同じ素材で、焼き肉用とフライ用のふたつのおかずをつくりおきします。まず、レンコンは厚さ5~7ミリ程度に厚切りして、硬さが残る程度にレンジで3分弱加熱しておきます。塩コショウしたロース肉にゆず胡椒を少し塗って、紫蘇と、レンジで加熱したレンコンを巻いていくだけ。ひとつは焼き肉用にそのまま冷凍。もうひとつは目先を変えるため、一部パン粉をつけてフライ用にして、保存袋に入れて冷凍。【ここがポイント】こうすることで、食材を効率よく使えるうえ、同じ食材でも調理法が違うので飽きずに食べられそうですね。また、この肉巻きは、下ごしらえまでしておき、あとは焼くだけ、揚げるだけ。最後のひと手間だけをその日に加えるので、できたてほやほやのおいしいおかずになる! というのがポイントです。また、鶏もも肉を3枚買って、2枚は唐揚げ用に仕込みし、もう一枚は照り焼きチキン用にすることもあるそうです。YUKAさんはお弁当用なので1枚を12等分ぐらいに小さめにカット。から揚げ用に下味をつけてしばらくおき、味が染み込んだ後、から揚げにしてから冷凍。残り1枚はひと口大にカットして、照り焼きチキンにしています。【ここがポイント】こちらも同じ食材でふたつの味が楽しめるのがいいですね。揚げ物は油で揚げるのが面倒なので、なるべくまとめてたくさん揚げるのがポイント。小さくカットして、一気にから揚げにして冷凍しておけば、食べるときに使いたい分だけレンジでチンすればOK。夕ごはんのおかずにするなら、少し大きめでもよさそう。照り焼きチキンもから揚げも、大人だけでなく、子どもたちも大好きな1品なので、夜のおかずにはもちろん、家族のお弁当にも使えて便利です。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.202 今週の作りおき 』よりまた、別の日につくった「今週のつくりおき」例では、海老をつかっていますが、メインのおかずにもなる海老フライは衣つけまでにして冷凍。揚げるのは当日。もう1種類、海老とマッシュルームのアヒージョをつくっています。この日は鶏のひき肉をつかって、鶏だんごと鶏そぼろにして冷凍しています。こうした同じ食材をつかって効率よく「つくりおき」する例はいろいろアレンジできます。アスパラの肉巻きをソテー用と揚げ物用にしてみたり、ひき肉で肉団子と焼売をつくって冷凍してみたり…と自分流にアレンジしてみるといいでしょう。 ■その2:あたためるだけの「赤系」常備菜はマストあたためるだけでメインのおかずにもなる常備菜やつくりおきは、忙しい主婦にとってのお助けメニュー。なかでも、YUKAさんがおすすめするのが、赤い色の野菜と肉類を使った赤系の常備菜。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.113 【レシピ付き】赤系の常備菜 』より「赤系の常備菜は食欲もすすみますし、彩りが華やかになるのでつくりおきしておくと便利ですよ」とYUKAさん。覚えておくと役に立つ2品のレシピを教えてくださいました。こちらも鶏肉を使って2つのおかずをつくりおきしています。▼「鶏肉とペコロスの鶏チリ」のつくり方ケチャップ味なのでお子さんも食べやすい味。チリソースの辛さは家族のお好みで。<材料>・鶏もも肉…1/2枚・ペコロス(プチオニオン)…6~7個・赤ピーマン…1個・しょうが (みじん切り) 大さじ1*チリソースの分量・ケチャップ、スイートチリソース…大さじ2(辛さは好みで)・酒…大さじ1、しょうゆ…小さじ2、塩…小さじ1/2、片栗粉…小さじ2<つくり方>1.沸騰したお湯に皮を剥いたペコロスを入れて5分程茹でる。2.フライパンにしょうがを入れて熱し、カットした鶏肉を入れて炒める。3.ペコロスを入れて、チリソースの分量を回し入れる。中火でとろみがついたらでき上がり。【ここがポイント】しょうがと同じように、みじん切りにしたにんにく小さじ1を入れると風味も増して食欲も増すそうです。ただ、「お弁当用では、にんにくを極力使いません」とYUKAさん。にんにくの香りが気になるときは入れなくてもOK。ぺコロスはプチオニオンともいわれますが、なかったときはふつうの玉ねぎで代用してもいいかも。 ▼「彩り酢鶏」のつくり方こちらは酢豚の鶏バージョン。鶏もも肉はやわらいのでお子さんも食べやすいはず。赤色だけでなく、緑も入るので、食卓の彩りがより華やかになる一品。<材料>・鶏もも肉…1枚・茄子…1本・ししとう…5本・赤ピーマン…1個・油…大さじ5*甘酢あんの分量・酢、しょうゆ、砂糖…各大さじ3・ケチャップ、酒…各大さじ2・みりん…大さじ1、鶏ガラスープ…大さじ4、片栗粉…大さじ1<つくり方>1.鶏もも肉と野菜を1口大にカットする。2.熱した油で野菜を素揚げする。3.油を始末して鶏もも肉を焼く。 ※もも肉から油が出るので、その油を拭きながら焼きます。 かたくり粉をまぶして揚げることはしません。4.もも肉を一旦取り出し、フライパンに混ぜ合わせた甘酢あんの分量を入れて熱する。5.とろみがついたら、鶏肉と素揚げ野菜を入れてさっと混ぜ合わせればできあがり。【ここがポイント】野菜は旬のものや冷蔵庫にあるもので代用してもOK。できれば色の違うものを3~4種類ほど使うといいでしょう。素揚げすると野菜の色がキレイに出て変色しにくいです。ただし、時間が経てば、ナスは変色しやすく、色の変わりづらい野菜は玉ねぎ、にんじん、アスパラ、タケノコ、赤ピーマンなど。根菜も変色しにくいので彩りには便利です。また、「常備菜として保存する時は冷めていく間にも味が染みますし、温め直すことも多いので、通常のおかずほど味をしみ込ませなくて大丈夫です。むしろ炒め過ぎると形が崩れていくので注意。野菜はさっと火を通す程度にしたほうが色がきれいに残ります」と、味つけや発色のアドバイスもしてくれました。 ■その3:使いまわしの「ついでの常備菜作り」で品数を確保YUKAさんの常備菜づくりは、短時間でざっと10品ぐらいを用意するというほどの手際のよさに感心してしまいます。だいたい1時間ぐらいもあればOK。肉や海鮮物をつかっていろいろ仕込むときでも1時間半程度で一気にすませてしまうようです。枝豆入りひじき煮、ヒジキ入りれんこん煮、煮タマゴ、稲荷揚げ煮などの定番の煮物をはじめ、なんと12品をガッツリ常備菜に。 エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.131 がっつり常備菜作り 』より 「品数は多いですが、私の常備菜は使いまわしが多いんです。たとえば、にんじん3本入りを買った場合、きんぴらごぼう、ひじき煮、南蛮漬けの野菜用、にんじんしりしりなどに。れんこんを1本買ったらいろいろ使いまわします。まとめてつくれるから、それができるんです」とYUKAさん。ここでは、そうした使いまわし例をざっとご紹介しておきましょう。こちらは枝豆入りひじき煮。大豆と枝豆、ひじき、油揚げ、れんこんの切れ端、にんじんで煮ていますが、たしかに、よく見てみると、れんこんと油揚げ、にんじんはほかにも使いまわしています。こちらのヒジキ入りれんこん煮は、枝豆入りひじき煮をつくったときの「鍋に残ったヒジキとともにれんこんを煮たもの(笑)。ついでの常備菜」とYUKAさんはいいます。れんこんは花がたに切って、花れんこんの甘酢漬けにもしています。また、こちらの豆鯵の南蛮漬にはにんじん、玉ねぎ、赤ピーマンを使っていますが、同じ日につくったチキンチリにも玉ねぎ、赤ピーマンが入っていたり…。残っていたマカロニににんじんを加えてマカロニサラダにしたり、ひじき煮にも入れた油揚げで稲荷揚げ煮をつくたり…。こうして食材をうまく使いまわせば、食材のロスもなくなるだけでなく、調理の時短にもつながるので一石二鳥ですね。■その4:料理によって「保存期間」は変えること最後に、つくりおきしたものはどのぐらいもつのか、YUKAさんに伺ってみました。エキサイトブロガー YUKAさんのブログ『 イエシゴトVol.170 今週の自家製冷食・作りおき 』より<YUKAさん流 保存期間の目安>※・薄味の煮物は3日程度で食べきり、きんぴらやひじき煮などの味の濃いめのものは4~5日、それ以外の下ごしらえは2~3日を目安にしています。・それ以上もたせたいときは、基本的に冷凍保存へ。2~3日後に余ったから冷凍するのではなく、はじめから冷凍します。傷み方が違いますので。だからいつも私の冷凍庫はいつもパンパンです(笑)・砂糖もお酢も保存効果が高いせいか、お酢を使ったつくりおきは10日から2週間ほどもちます。ちなみにYUKAさんの場合は、お弁当にも入れるので「冷蔵」の作りおきは3~5日程度で食べきるような量を考えているそうです。傷みやすそうなものから早めに食べて、休日前までで追加料理と冷凍ものを駆使しつつ5~6日を乗り切って、また週末に作りおきをするのだそう。<YUKAさん流 保存のコツ>・保存するときは基本的に「ジッパーつきの保存袋」に平らになるように入れて、アルミトレイにのせて冷凍します。平らのほうが冷凍が早いし、冷凍した後は冷凍庫に立てて効率よく保存できて便利です。・下ごしらえのものは、使う分ずつラップに包んで冷凍。から揚げやハンバーグなどの揚げ物や火を通したものは、アルミホイルで包んでからジッパー付きの袋に入れ、アルミトレイにのせて冷凍するとおいしさを保つことができます。忙しい平日でも、ムリなくおいしいごはんづくりができる「常備菜&つくりおき」。YUKAさんのコツやレシピを参考にして、まずはトライしてみませんか?※記事内に明記した常備菜、つくりおきの「保存期間」はYUKAさんが提案する“目安”となります。個々の調理法や保存の仕方によって変わるため、必ず料理の状態やにおい、味の変化などをご確認の上、適宜ご判断ください。
2017年04月20日