1976年生まれの専業フリーランスライター。福島県会津暮らし40年以上、生粋の会津っ子。この地方の「食」をたくさん発信していきたい。
「米どころ」「水どころ」として有名な会津若松市は、鶴ヶ城や白虎隊に代表される、歴史・伝統・文化が息づく街です。そのため、フォトジェニックな歴史的スポットが多数点在しています。 今回は、生粋の会津っ子ライターが、会津歴代の藩主から愛された、 人気の観光スポット「御薬園」の散策 をしたあと、老舗のカフェレストランや蔵喫茶でランチやお茶を楽しむ、ぶらり旅をしてきました。 会津若松を初めて訪れる方もぜひ参考にしてくださいね。 ■江戸時代の代表的な大名型山水庭園「御薬園」 御薬園 は、心字の大きな池が特徴的な池泉式回遊式大庭園です。国の名勝に指定されています。その真ん中にあるのが亀島と楽寿亭です。かつての会津藩主や領主は船で楽寿亭に渡り、保養や密議をしていたそうです。 秩父宮妃勢津子殿下ゆかりの建物「重陽閣」の前では、ハナショウブも咲き始めていました。5月中旬~7月頃までは、秩父宮妃勢津子殿下のご生誕100周年を記念して寄贈された 「プリンセスチチブ」というバラ も咲いていますよ。 御薬園 住所:会津若松市花春町8-1 電話:0242-27-2472 開園時間:8:30~17:00(入園締切 16:30) アクセス:JR「会津若松駅」からまちなか周遊バス「ハイカラさん」に乗車、約30分 ■日本酒を使ったスイーツ・甘酒も! 酒造会社のカフェ「蔵喫茶 杏」 会津若松ぶらり旅の次の目的地は、 蔵喫茶 杏 でお茶をすることに。 蔵喫茶 杏は、明治25年の建てられた蔵のなかにあるお洒落カフェです。末廣酒造の一角に位置し、 日本酒の仕込み水で淹れられたコーヒー・紅茶などを味わえます。 日本酒を使ったスイーツや甘酒などを堪能できるのは、酒造会社のカフェ「蔵喫茶 杏」ならでは。全国新酒鑑評会に出品されている大吟醸酒「玄宰」や、20年以上の「古酒」を飲むことも可能です。 この日、筆者が注文したのは、お気に入りの「白ざけ膳(880円:税込)」。甘酒・原酒カステラ(日本酒入り)・いちじくのコンポート・ほうじ茶がセットになったメニューで、甘酒は、温かいものと、冷たいものから選択できます。 白ざけ膳の器は、すべて会津漆器。 漆器ならではの木の温もりを感じます。目で見て、触って、食べて……と、会津若松の伝統や食を五感で楽しめるセットです。 蔵喫茶 杏には、おひとり様用の席も! そこに座ると、以下のように日本庭園を眺めながらお好みのメニューを味わえます。この日は、紫陽花が咲き始めていました。 蔵喫茶 杏 住所:福島県会津若松市日新町12-38 電話:0242-29-0819 営業時間:10:00~16:30 定休日:水曜定休 アクセス:JR「七日町駅」から徒歩5分 ■有名人も来店! ブルースやジャスが流れる「かふぇれすとらん 風街亭」 御薬園を散策したあと、ランチに寄ったのは、 かふぇれすとらん 風街亭 です。 この日のサービスAランチは、ポークピラフでした。サラダ・お味噌汁・食後のコーヒーがついて850円(税込)。このほかに、お魚とパスタのランチもありました。ポークピラフは、おかかの和風ピラフの上にチーズがのっていて、ボリューム満点で美味。和風のピラフもいいものですね。 風街亭は、 お洒落なブルースやジャズが流れるカフェレストラン です。土曜日の夜は、アーティストによるライブが開催されています。竹原ピストルさんや大澤誉志幸さんなどもいらっしゃっているようです。 かふぇれすとらん 風街亭 住所:福島県会津若松市中央1丁目1-40 電話:0242-24-9874 営業時間:11:30~14:00、17:00~ 定休日:不定休 アクセス:JR「七日町駅」から徒歩13分 「御薬園」「蔵喫茶 杏」「かふぇれすとらん 風街亭」を巡る会津若松のぶらり旅をご紹介しました。会津若松には、歴史・観光・グルメを満喫できるスポットが盛りだくさんです。興味がある方は、ぜひお越しください。
2024年06月21日