京都府在住のアラフォー主婦です。オタクです。奇麗な部屋にあこがれています。3歳と1歳の姉妹と夫の4人家族です。
妊活、流産、待望の妊娠、そして重症新生児仮死…。想定外の試練に見舞われた壮絶な妊娠・出産の記録。出産することの奇跡、命の尊さを感じるストーリーです。
■前回のあらすじ お腹の張りを抑える点滴をしながらの入院生活が始まりました。お腹の張りはとても楽になったのですが、あるデメリットも…。 ■点滴のウテメリンとおさらば! ■退院できることになったけれど… 「何かやるときに1つトラブルがあったら、それが厄落としになり、もう何も起こらない」 という私の考え癖がありまして、それにのっとってトラブルはもう何も起こらないと自分に言い聞かせました。 しかし、生まれるまで不安だらけでした。そして、その不安は的中することになるのです…。 今思えば、入院中は朝晩とNSTをやってもらっていたのですが、その度に「赤ちゃんは元気」と言われていました。しかし、その言葉はあくまで「今の時点では」という意味。 当たり前ですが「今後の保証をするもの」ではありません。一瞬で急変することもあると知り、それ以来怖いです。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月18日■前回のあらすじ 緊急入院を告げられ、一旦帰宅。急いで仕事と入院準備をし、不安な夜を過ごしました。 ■点滴で昔のトラウマを思い出す 点滴のまま寝るのが今でも怖いです…。 お風呂はまだ入れませんが、トイレや食事、院内の軽い移動などはしても良かったのでまだマシでした。 ■点滴でお腹は楽になるけれど、あるデメリットが… 点滴と生活を共にするのは結構大変でしたが、お腹の張りはすごく楽になりました。 副作用もあるようですが、私は特に感じませんでした。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月17日■前回のあらすじ 検診時に「お腹の張りが気になる」と相談すると、念のためノンストレステスト(NST)をすることに。その結果、急遽入院するよう言われ…。 ■入院の期間は…? 自宅でのんびり過ごすつもりが、出産まで入院するかもしれないというまさかの事態に…。 仕事も出産準備も中途半端な状況に焦りが募ります。 ■帰宅後は慌ただしく… やらなければいけない仕事を終わらせ、入院の準備をしたものの、この状況を受け入れることができないまま夜は過ぎていきました…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月16日■前回のあらすじ 妊娠中、仕事が思うようにできず常に焦りを感じていました。そしてフリーランスの宿命か入院中でも仕事のことで頭がいっぱいになっていました。 ■妊娠中によく聞くワード「お腹の張り」 嫌な予感がしました。当時、妊娠7ヶ月の終わり頃。 この頃から、出産までこれに翻弄されっぱなしになります…。 ■お腹の張りが気になり、先生に相談してみると ■ノンストレステストの結果は… まさかの急遽入院…!? ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月15日■前回のあらすじ 戌の日のお参りへ。早速腹帯を巻いてみるけれど、うまくできずその後は放置してしまいました。 ■妊娠しながらの仕事の進捗状態は… 私は普通の会社員とは違い、しがないフリーランスなので産休・育休などもあるわけがなく…。 無論、働けない間は稼げません! ■仕事がなくなる恐怖から、無理をしてしまう 自分が休んでいる中、他の作家さんがめざましい活躍をされているのを見て、焦って仕方ありませんでした。 仕事はやりたかったのですが、いかんせん体がしんどい…。 なので、この頃はよく、次の仕事を確約した状態で1年ほど休みたい!と思っていました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月14日■前回のあらすじ ストレスと、食欲がないのに無理をして食べていたせいで、恐ろしいほどの胃痛に苦しみました。 ■戌の日のお参りへ やはりスーツなどで行くべきだったのでしょうか…? 両家母まで借り出したのに…。 ■腹帯を巻いてみるけれど… 罰当たりです…。 そのせいか分かりませんが、見事に分娩時にトラブルが発生することとなります…。 神様が罰を与えたなど、そんな風には思いませんが、後悔しないためにもこういうものはきちんと飾ったり、大切に保管するべきだと反省しました…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月13日■前回のあらすじ 羊水検査にはそれなりのリスクを伴います。今お腹の中にある命を第一に考え、羊水検査に進むのはやめることにしました。 ■胃痛に苦しむ… 2週間ほど出生前診断について悩み、並行して仕事もしていたため、疲れが出たらしく…。 18週のある日、胃をつねられるような激しい痛みに襲われました。 つわりは終わっていたと思います。 お腹の赤ちゃんに影響があったらどうしようかと、ずっとヒヤヒヤしていました。 ■夫に救急外来へ連れて行ってもらうことに 一番近い救急外来へ行ったら、たまたま妊婦さんを診られる先生がいなかったらしく、遠くの病院へ。 深夜からずっと吐き続けていました…。 その日はエコー検査、血液検査、尿検査をしましたが、原因は見当たらず…。 そのまま帰宅し、翌日に産科を受診…。 すると…、 ただでさえ辛いのに、さらに胃カメラを受けることに…。 予想通り、とても辛かったです…。 胃カメラに至るまでもいろいろありました。 紹介状を書いてもらった病院へ行ったら、「妊婦を診られない」とのことで、結局一番最初に行った救急外来の病院で胃カメラを受けました…。 ■検査の結果は… 実はずっと食欲もなく、体重も減り続けていました。 このままではお腹の子に悪いと、無理をして食べたのがきっかけだったようです。 休んでいたら、だんだんまともに食べられるようになりました。 妊娠について仕事先の担当さんに話していたので、休むことも快諾いただけました。本当にありがたかったです。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月12日出生前診断についての不安な心理描写も描かれておりますので、辛いと感じる方は閲覧をお控えください。また、出生前診断の是非を判断するための記事ではありません。 ■前回のあらすじ クアトロ検査で陽性が出ました。カットオフギリギリの数値のため、羊水検査に進むかどうか悩みます。 ■羊水検査を躊躇する理由 羊水検査となればお金も時間もさらにかかってきます。そして、それ以上に私は羊水検査が怖かったのです。 なぜなら…、 羊水検査はお腹の上から太めの針を刺して、20cc程度の羊水を取ります。 まずこの時点で恐怖! そしてこの羊水を培養して検査結果とします。3~4週間かかるらしいです。 針を刺すときに、赤ちゃんにも刺してしまったり、針を刺したところから羊水が漏れたり、感染症になったりするリスクもあるそうです。 流産を引き起こす可能性は1/300とも言われています。 最近は技術が発達して1/1000とも言われているそうですが、決して低い確率ではないと思います。 検索してみると、クアトロテストの結果の分母の数が2桁台から羊水検査に進んでいる方が多いという印象でした。 そして私はというと… またしても同じところをグルグルと悩みまくるのでした…。 ■身内に話してみると… おろす…? とっさにこう答えていました。こう思っていたはずでした。 この検査も「障害を早めに知ることによって生まれてきた時焦らないように備える」という使い方をするつもりはありませんでした。 でも、改めて言葉にされるとものすごくぐらついた自分がいました。 そうか、私はこの子を場合によってはおろそうとしている…。 その時すでに14~15週。 それなりに長い時間を一緒に過ごしています。この子もかなり「人」になってきていて…。 まだまだこんなに小さくて、エコーを通してしか存在を感じることはできないけれど、愛情はもちろんある。 簡単におろすなんて言えようか…。 そういえば、先生がちらっとこんなことを言っていた。 そうなのかもしれないけれど…。今はそうじゃなくて…。 もし、染色体異常の子が産まれてきたらどうする? ■そして悩んで出した結論は… 羊水検査には進まない。検査終了、妊娠継続! ということに決めました。 こう書くと、障害を持って生まれてきても育てると覚悟を決めたように思われるかもしれませんが、全然そんなことはありません。 羊水検査の結果が出たら、結果によってはおろすことも考えないといけないのですが、考えたくなかっただけなのです。 先々のことよりも、今お腹の中にいる命が大事でした。 しかし、先送りした問題は後々また姿を変えてやってくるのです…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月11日■前回のあらすじ 悪阻でダメになったもの、手放せなくなったものがありました。 ■出生前診断について考える 炊飯器の匂いと灰色の食卓に耐えながら、もうひとつ同時期に悩んでいたことがありました。 それは… 平たく言えば、お腹の赤ちゃんに障害があるか調べる検査です。 大きく分けて3つあり… だいたい35歳くらいから染色体異常のリスクが増えると言われています。 当時、35歳になったばかりでした。高齢出産ですね。 病院では特に出生前診断のことを言われなかったので、先生に聞いてみました。 助産師さんにも聞いてみると…。 結果が陽性だった場合どうするのか…。 エコーでは問題ないと言われている、でも確定診断ではない…。 確定診断をするには僅かながら今いる命を危険にさらすことになる。 なにより…、 どんな子が産まれても受け止めると胸を張って言えるのならば検査なんかしない。 なら陽性が出た場合…、 この時期はずっと悩んでいました。 ■夫に相談してみることに 綺麗事だけではやっていけない、この辺は夫と私は意見が近かったので良かったです。そして話し合いの結果…、 「陽性だったらまた考える」って…決めきれてないじゃん!! はい、決めきれなかったんです。 やはり、羊水検査が大きなハードルになっていたのと、エコーで見て異常はないと言われていたので、大丈夫だろう…という気持ちがありました。 ■クアトロ検査を受けてみることに この病院には先生が数人いて、たまたまグイグイ引っ張ってくれる先生にあたったので、ストレートに聞いてくれて助かりました。 私たちを責める風でもなく、その後も親身になってくれました。 命の選別をしようとしてるのに、悪いように思われたくない…、私たちの覚悟が足りていませんでした。 そして、覚悟が足りていない私は検査結果でまた悩むことになります…。 ■クアトロ検査の結果が出たけれど… かなり微妙な数値で陽性でした。 この検査は、今妊娠している子に染色体異常があるかどうかの確率を出すテストです。 「1/286」の意味は この子が、 286人いたら1人が染色体異常として生まれてくるという意味です。 陽性、陰性の判断はカットオフ値を基準にして行います。 1/295よりも確率が高ければ陽性、低ければ陰性、となります。 あくまで確率のテストなので、偽陰性、もしくはその逆もよくあるテストらしいので、クアトロ検査をすっ飛ばして羊水検査をする方も多いそうです。 そして私の場合、ギリギリ陽性といったところでしょうか…。 そして羊水検査の結果が出るのに4週間程かかるので、検査に進むかどうかあまり悩んでいる時間がない…。 また私は悩みの樹海に入り込みました。 参考: おなかの赤ちゃんの検査(出生前検査)を考える前に知っておいてほしいこと (厚生労働科学研究:成育疾患克服等次世代育成基盤研究事業) ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月10日■前回のあらすじ 初めての悪阻の症状に戸惑います。後日の検診で、人の形をした我が子のエコー写真を見て、ようやく妊娠したことを実感したのでした。 ■悪阻で私が不快に感じたもの 炊飯器はご飯が炊けたときはなぜか耐えられました。しかし、空の炊飯器はダメでした。謎です…。 ■食べづわりもしんどかった… この頃は、ガムばかり噛んでいたような気がします。 しかし、悪阻があったものの体重が減るほどではなかったので、まだ軽い方だったのかな、と思います。 それでもあの頃はとてもしんどかったです。今となってはあの気持ち悪さが思い出せないのがとても不思議です…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月09日■前回のあらすじ 赤ちゃんの心拍も確認でき、嬉しいはずなのに疑り深くなってしまい、母子手帳をもらっても未だに実感がわかず…。 ■悪阻の症状が出始める ムカムカする日々が始まりかけていました。 流産した時は全くなかったので、初めての経験でした。 いろいろ調べてみると、流産するときでも、つわりがある方もいるらしいです。 ■感動…!確実に妊娠の実感が沸いた瞬間 妊娠を実感するタイミングは人それぞれだと思いますが、私の場合、この人の形をしたエコー写真を見たときでした。 お腹の中に生き物を抱えているという感動でした。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月08日■前回のあらすじ 夫に陽性を報告。まだ喜ぶには時期尚早だと自分に言い聞かせます。まずは夫と病院選びについて話し合いました。 ■いざ、病院へ! 心拍も確認できたし、やっと喜べる…!とはいかず、ネットでいろいろ調べてしまったのもあり、ネガティブにばかり捉えてしまいました…。 ■未だ妊娠の実感がわかず… 母子手帳をもらいに市役所へ行ったら、制度や助成について手厚く説明してもらえました。そして、初めてマタニティマークと母子手帳をもらったのですが、それでもまだ妊娠したと実感することができませんでした。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月07日■前回のあらすじ 妊活を再開して数ヶ月後。妊娠検査薬をフライングで使ってみたら、なんと陽性反応が…! ■あまり期待しすぎないように… 喜ばないように自分に言い聞かせていました。 心拍確認までいったら流産率がガクッと下がるらしいので、ひとまずそこまで平静を保ちたかったのです。 いろいろ動揺すると自分がしんどいのもありますが、夫にメンタル面で迷惑をかけたくなかったというのもあります。 浮き沈みの激しい私にしっかり向き合ってくれている夫に感謝! ■産院について夫婦で意見が一致 セカンドオピニオンで言った病院は雰囲気が良く、家からも近かったのでそこに行くことにしました。 年齢のことを考えたら、総合病院の方がリスク管理という点では良かったのかもしれませんが、リスクがあれば対処してくれるだろうと思いました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月06日■前回のあらすじ 治療が終わりすぐは子どものことを考えられませんでしたが、療養し落ち着いた頃、夫婦で話し合い妊活を再開することに。 ■基礎体温計の思い出 若かりし頃、基礎体温計を買ったきっかけです。 歳を重ねて妊娠機能も落ちているだろうから、若い頃も無駄ではなかったと思いたい…。 ■妊活を続けるも… 月日が経つのは早いですね…。思えば34歳は仕事ばかりしていたような気がします。 本格的な不妊治療については調べてはいましたが、なかなか踏み切れませんでした。 ■フライングで妊娠検査薬を使ってみると… 妊活を再開するもなかなか授からずで7ヶ月経った頃の話です。 うち2ヶ月間は風疹の予防接種で妊活を休んでいたのですが、その2ヶ月のうちに良い卵子が失われてしまったかもしれないと思うと、休むのも気が気じゃありませんでした。 今回も諦めかけていたのですが、まさかの陽性反応が…! ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月05日■前回のあらすじ 自宅で内容物の対処をし、後に診察で完全流産したことを確認。子宮収縮剤を処方してもらい帰宅しました。 ■治療が終わり、先生に言われたのは… 腹腔妊娠の疑いも晴れましたが、あの日のヒヤヒヤと恐怖を返せ…!と思っていました。 そして、正直に言うと、この時は次のことをあまり考えたくありませんでした。 当時34歳。授かることができるのか…、授かったとしてもまた同じようなことになってしまわないか…。無事育っても親としてまっとうに子どもを育てられるのか。なら、このまま子どもをもたないという選択はどうだろうか。後悔するだろうか。 …といった思考の無限ループから抜け出せなくなる恐れがあったからです。 ■次の妊娠をしても良い時期になり… いろいろ迷っているうちに、繋留流産の経過観察が終わり、34歳になっていました。これからどうするかを考えたのですが、やはり子どもを諦めきれないという結論に。 やるだけやってみても良いかと、とにかく前向きに考えることにしました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症の娘と私」連載は12時更新!
2021年07月04日■前回のあらすじ 仕事をしていると、突然激しい腹痛が。しばらく続いた痛みが少し落ち着いた頃、何かがずり落ちた感覚がしたのです。 ■出てきたのは… ■内容物と共に病院へ 子宮は奇麗になっており、流産手術は中止となりました。 子宮収縮剤を処方され、帰宅後…、 病院では少しホッとしたのを覚えています。 しかし帰宅後は、お腹の赤ちゃんが本当にいなくなったことを考えると、また悲しみが込み上げてきました。 ちなみに、この後も度々腹痛が起こりました。 子宮収縮するときの痛みらしいです。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年07月03日■前回のあらすじ 恐怖のあまりセカンドオピニオンへ行きましたが、拍子抜けするほど大丈夫だと言われ安心。しかし頭をよぎるのは流産のこと…。 ■気を紛らわすけれど、何か様子がおかしい…!? ゲームなどの娯楽には手を付ける気にはなれなかったのですが、仕事にはなぜか没頭できたので良かったのです。 しかしある時、突然の痛み!! これは、あくまで私の場合です。 痛くなったらすぐ休んだ方が良いと思います。人によっては出血もかなり酷いらしいので、救急車も視野に入れるくらいで良いと思います! ■嫌な予感…とてつもない激痛に襲われる とても激しい激痛に襲われた後、何かがずるんと出たような感覚に…。 改めてお伝えします! 痛くなったら無理せず病院の指示を仰いでください! 絶対に無理をしてはいけません。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年07月02日■前回のあらすじ 流産手術の予約を取りましたが、悲しみと恐怖でメンタルはズタボロに…。 ■セカンドオピニオンに行く 繋留流産と診断された女性がセカンドオピニオンに訪れた場合、普通は赤ちゃんがどうしても諦めきれず最後の確認に来ているのだと思いますよね。 しかし、この時の私は腹腔妊娠の恐怖でいっぱいでした。 HCGホルモンには個人差があるようで、私の値でこの子宮の状態なのは、全然あり得るそうです。 拍子抜けするくらい大丈夫だと言われ、本当に久しぶりに安心したのを覚えています。 ■帰りのバスで… 他人と自分を比べても何にもならない…、そう考えてもどうしても悲しみがこみ上げてきます。 ■外出は控え、自宅で仕事をするけれど… 体調を見ながらできる範囲で仕事をしていましたが、どうしても手術のことや色々なことが頭をよぎってしまいました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年07月01日今回の内容は、辛い描写が描かれています。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 先生から、恐ろしい可能性の説明を受け、恐怖で貧血を起こしました。 ■流産手術の予約を取るが… 流産の悲しみは、腹腔妊娠の恐怖に抑え込まれました…。 ■流産手術の説明を受ける 手術の日まで間があいてしまったので、いつ下りくるのかが分からない状態が怖かったです。 自営業なので極力外出せずに済みましたが、同じようなケースで会社勤務の方は大変だと思いました…。 ■恐怖でメンタルがボロボロに 自然に下りてきたら、自分でなんとかしなくてはならない…。 下手したら、トイレに流してしまう可能性すらあるのではないか…。 あまりにも過酷で辛い…。さらには腹腔妊娠への恐怖で気が気じゃありませんでした…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月30日今回の内容は、辛い描写が描かれています。不安を感じる方は閲覧をお控えください。 ■前回のあらすじ 繋留流産だと伝えられた後、HCGホルモンの数値が高く、子宮内外同時妊娠をしている可能性があると言われ…。 ■さらに恐ろしい話を聞かされる 説明を聞いていて恐怖で貧血を起こしました。 後で調べてみたら、腹腔妊娠というのは全子宮外妊娠の1%の確率で起こり得ることらしいです。 それだけでも珍しいのに、同時排卵なんて伴っていたら、ニュースになるくらい珍しいことだと思うのですが、この先生は普通にあり得ることのように話してくれました。 さらには「下手したら1リットル出血して最悪死に至る」とも言われ…。 ■レントゲンをとるため席を外したら… 「胞状奇胎(ほうじょうきたい)」の可能性を調べるため、夫をその場に残し、レントゲンを撮りに行きました。 後から夫に聞いた話なのですが…、 胞状奇胎の症状が進行すると、悪い細胞が増殖して肺の方まで広がることがあるそうです…。 とにかく恐ろしいことを淡々と言われる先生でした…。 ※参考: 胞状奇胎/MSD マニュアル 家庭版 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月29日■前回のあらすじ 病院へ再診に行くと、赤ちゃんの心拍が確認できないと言われ、流産の可能性が高いことを知らされます。 ■1週間後の検診で… ■子宮外妊娠の可能性? そ、そんなことってあるの!? と、耳を疑うような事態に…。 しかしこの後、もっと恐ろしい話を聞かされることになるのです…! ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「 出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月28日■前回のあらすじ 夫と話し合い悩んだ末、家族に妊娠の報告をすることにしました。 ■妊娠を喜んでくれた家族、しかし… ■今までの出来事が頭に浮かぶ ■感情を抑えきれず号泣 「母親がどう思ってたかなんて、成長には関係ない」そうわかっているはずなのに、罪悪感と喪失感で胸がいっぱいになり、こんなに泣いた自分にも驚きました。 しかし、泣いてばかりいられないことがこれから起こっていきます…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月27日■前回のあらすじ 妊娠発覚後、初めて病院へ。胎嚢を確認することができました。 ■ウキウキした気分で帰路へ 病院の帰り道、夫と色々話したのをよく覚えています。 子どもが欲しかったものの、陽性が出てからのことは調べたとはいえ、未知の領域でした。 これからの生活を思ってちょっとウキウキしながら帰りました。 ■両親からの電話 ■両親への報告は、まだ早い? まだ胎嚢確認の段階ということで、妊娠のことはできれば誰にも言いたくはありませんでした。しかし、時は正月…。 夫の言葉もあり、実親には説明することに。 まだ、この時は何も知りませんでした。 なぜ、母子手帳がもらえるのが8週以降なのか。 なぜ、安定期まで親しい人以外に妊娠のことは言わない方がいいのか…。 そして、気付きませんでした。 週数のわりに体調が今までと変わらないことに…。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月26日■前回のあらすじ 陽性反応に夫婦で喜びますが、漫画家としての仕事が軌道に乗ってきていたこともあり、仕事との両立に不安を感じます。 ■不安でたまらない… ブログに書いていた内容は… 今この時点で特に目立った体調変化はないが、まだまだどうなるかわからない時期だそうで、不意に失うかもしれない。それはとても怖い。 親になったら親に甘えてはいけないのか。 こんなことを考えてたら涙が出てきた。 とにかく暗い。 ホルモンの値のせいなのか情緒不安定で、病院に行くまで毎日泣いていたような気がします。 ■総合病院へ行ってみたけれど… ■ようやく呼ばれ、診察室に ※胎芽…妊娠8週以前の胎児 妊娠検査薬で陽性が出て、胎嚢が確認できてもまだ、妊娠確定というわけではありません。 胎芽の心拍があるのを確認して初めて妊娠成立となります。 なので、心拍を確認するために次週も来るように言われました。 ※本記事はあくまで筆者の体験談であり、症状を説明したり、医学的・科学的な根拠を保証したりするものではありません。気になる症状がある場合は医師にご相談ください。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月25日■前回のあらすじ 妊活を始めたもののなかなか妊娠できず、情緒不安定な日々が続きます。そんなある日、出血があり、検査薬を試したら陽性でした。 ■陽性反応が出たことを夫に報告 ■情緒不安定が加速… やっと妊娠できて嬉しいはずなのに、仕事が軌道に乗ってきていたこともあり、これから先の育児と仕事の両立にとてつもない不安を感じるのでした…。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月24日■前回のあらすじ 売れない漫画家の私。30歳を過ぎたことを機に結婚、漫画家として続けていきたい気持ちと子どもが欲しい気持ちに揺れ動いていました。 ■妊活開始!偵察した産院は… ■焦りを感じ始める ■努力している人を踏みにじる言葉 ■体に異変が… 毎日不安に襲われていたものの、あまりの急展開に驚き! いわゆる、着床出血的なものだったのだと思います。 次回に続く(全57話)「連載タイトル出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月23日こんにちは! あさのゆきこです。 長女みぞれ(2017年10月末生まれ)と、次女あられ(2019年8月半ば生まれ)をハラハラしながら育てている30代母です。 このお話は、長女みぞれを妊娠・出産したときのお話です。 ■漫画家として鳴かず飛ばずの私 ■結婚の話が持ち上がり… ■仕事と結婚の狭間に揺れる ■子どもは欲しい…でも仕事もしたい 出産にはタイムリミットがあるという焦りを感じつつも、子どものいる生活が想像できず、二の足を踏んでいました。 次回に続く(全57話)「出産の記録〜低酸素性虚血性脳症で生まれた娘と私」連載は12時更新!
2021年06月22日