幼稚園教諭、人事、秘書、キャリアカウンセラーを経験。自身の経験から同世代の女性の気持ちに寄り添うカウンセリングを中心にメンタルケアの分野の幅を広げ、ストレス社会で生きる現代人の「心の免疫力」を高めるためのセッションを提供。会った瞬間に信頼関係が築ける話がしやすい空気感と、ご相談者それぞれのペース に合わせ無理強いすることなく問題解決に導くカウンセリングは男女問わず信頼を得 ており、リピーターが多い。 また、日本に根付いていないカウンセリング文化を広げるために精力的に世の中へ情報発信活動を行う。
子育てと仕事の両立をするワーキングマザーの存在は、現代の日本において当たり前の時代になってきました。社内規定や就業規則などで、働くママたちをサポートする支援制度を設けている企業も増えています。それらを上手に利用して、会社に迷惑がかからないよう、そしてお子さんの負担が減るようにと、日々努力しているママたちが多いことでしょう。 そろそろ4月から続いてきた “緊張感” や “疲れ” がたまってくる頃です。 心も体も揺らぎがちな季節 だからこそ、ワーキングマザーたちが 陥りがちな職場の人間関係 と、その心のケアについてお話ししましょう。 ■まず「自分自身の居場所」を確保すること お子さんの急な体調不良や “試し行動” などで会社を遅刻することになったり、早退もしくは、仕事を休まなくてはいけなくなることもあるでしょう。職場に迷惑がかからないように… と思って普段から早め早めに仕事に取り組んでいるつもりであっても、お子さんのことすべてを予測して行動することはできません。そういったときに、 職場での理解 がワーキングマザーにとっては必要不可欠です。 しかし、職場にすべてを理解してもらうことも難しく、子どものことでお休みが続くと “仮病” と思われてしまうことがあったり、仕事を完璧にこなすことが難しかったり…。また、職場の飲み会に参加できなくなることで人間関係が希薄になってしまうことも。様々な 人間関係の問題 が発生しやすい状況となります。 そんな中で、あなたの 不安感 や 強迫観念 が膨らんでいくと、 悪循環 を生み出す可能性があります。フルタイムで働く同僚に対しても 感謝の気持ち を持ち、自分の心の状態と向き合ってセルフケアをしながら、まずは 自分自身の居場所 を確保していくようにしましょう。 ■「認めてもらいたい!」よりも「黙って行動に移す」 うしろめたさを感じて気を使いすぎてしまうと、あなたの 気力が低下 し、 自己評価 が下がります。仕事への意欲が持てなくなり、本末転倒なことになりかねません。それでも、あなたを 必要 としている仕事があるのです。 自尊心 を高め、会社に貢献していく気持ちを持ち、同僚にも 素直 な気持ちで向き合えば理解はしてもらえるはずです。 そして、子育てをしながら頑張っている自分を褒めてあげましょう。 「認めてもらいたい」と誰かに訴えるよりも、黙って行動に移すことが賢明 であり、理解をしてくれている人は必ずいます。そういう人との関係性を大切にしていきましょう。 独身や出産前までのあなたが築き上げてきた信頼関係は、そう簡単に崩れるものではありません。ただし、あなたは今までとは違うステージに上がったのです。 「今」あなたが大切にするべきことは何か? を考えてみると、少し気持ちが楽になりますよ。育児と仕事の両立を楽しみ、笑顔いっぱいのワーキングマザーを目指してくださいね。
2016年05月09日