えりっく:外資系大手コンサルティング会社の戦略コンサルタント、ミュージシャンという顔を併せ持つ謎の恋愛戦略コンサルタント。戦略的な視点と、バブル時代の熱い経験に基づく恋愛指導には定評がある。雑誌の執筆の他、講演会等幅広い分野でも活動を行う。 佐々木 月子:恋愛、美容、ビジネスなどの記事を執筆するフリーライター。広告代理店企画営業職、グラフィックデザイナー、企業経営、飲食店経営などを経て現職に。幸せになるための美容&恋愛アドバイスを行う。
こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、対談形式で「男性に捨てられてしまう女性」と「愛されて、大事にされる女性」の違いについてお話したいと思います。 ■恋が一瞬で冷める女性の言動 月子: 「この女性はないな」と過去に思った実体験ってあります? えりっく: ありますよ。大学生のとき、ちょっと仲良くなった女の子が、僕のいないところで「私、玉の輿に乗れるかも」と言っていたというのを知ったとき。 月子: ひゃ~! それ、すぐ別れました? えりっく: はい。聞いた瞬間、気持ちが冷めちゃいました。 月子: でも、大学生のときですよね? えりっくさんは働いていないのに、玉の輿って? えりっく: 家が大きいとか高級車が止まっているとか、そんなことで判断したんだと思います。 そういうことを気にする女子は、残念なことに人間性を見ないことが多い。 前回のコラム にも書きましたが、男性はたいてい、人間性をちゃんと見てくれて、自分をわかってくれて、立ててくれる女性に惹かれるんですよ。 ■男性の立て方を間違うと、逆効果に 月子: 男性は基本、立てられたい、褒められたい、認められたい。 えりっく: でも立て方を間違えると、バカにされているように感じてしまうことも。 月子: え? 立て方があるんですか? えりっく: そう。相手のことを詳しく知らないと、立て方を間違ってしまうんです。相手によって立て方は全然違う。 月子: それって、相手が褒めてほしいと思っているポイントを褒めずに、相手が「違うだろ」と思っているポイントを褒めてしまう、というようなことでしょうか? えりっく: そうですね。たとえば僕は、「スゴイ」と言われるのは苦手なんです。嬉しくない。 月子: どうしてですか? 私もよく言っちゃうなぁ。 えりっく: だって、僕はけっこうヘタレだから。全然、スゴくないって自覚しているわけです。それどころか、彼女には愚痴や弱音もけっこう言いたい。 月子: でも、「スゴイ」と言われると、彼女に弱音を言えない雰囲気がつくられてしまう? えりっく: そう。男性は、本当は弱音をはきたいんですよ。世代は関係なく。でも、言える場面が少ない。 ■本物の愛のカタチとは 月子: きっと、「彼女に嫌われたくない」という気持ちがあるから、弱音や愚痴はなかなか言えない。 えりっく: それが、2人の関係においては、逆効果になってしまう。 月子: 本当の絆は、弱いところを見せ合ったあとで生まれるのかもしれませんね。 えりっく: そうですね。人間性を知って、自分をさらけだして、わかりあうことで、本当の愛と絆が生まれる。 月子: そう思います。でも、難しいんですよ。 えりっく: それをなし遂げるのが愛。 月子: わ、素敵! ■注意! 本音を言い過ぎて冷めるケースも 月子: ただし、本音で語ってくれても、弱みを見せてくれても、それが魅力とは限りません。本音を言ったことで、かえって「え、そんな風に考えていたの? ショック! 」と冷めるきっかけになることもありませんか? えりっく: そもそも、心をオープンにするときには、相手を思いやりながら言葉を選ばなくちゃ。全部言えばいいってもんじゃない。そこは勘違いされがちですね。相手がどう感じるか、そこまで考えて行動するのが愛情でしょう。 月子: 納得です。ここまでのお話を聞いていて思ったのは、捨てられる女性に共通しているのは「自分勝手」、愛される女性に共通していることは「相手の立場に立った愛情」があるということ。 えりっく: 自分勝手な愛の押し付けをされたら、そりゃー、冷めます。逆に、自分の人間性を理解してもらえて、自分の弱みを見せられたら、その女性とは離れられなくなりますよ。 みなさんが、彼を大事に想うことで、彼に大事にされる女性になって、幸せな恋愛をしてくれたらいいなと思います。
2013年07月30日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。彼にとって、なくてはならない存在になるためには、「聞く力」が重要だというお話を 前回のコラム でしました。今回はその続きです。 ■オンリーワンの女性はここが違う! えりっく: ほんと、聞くことは大事です。でも、いきなり質問攻めはダメ。 それじゃ尋問になっちゃう。信頼の証として、自分のほうから話しにくいことを打ち明けていくほうがいいですね。Only Oneになるためには、Only Youの情報が開示されないと。 月子: そのキーワード素敵! えりっく: それが、コミュニケーションの基本なんですよ。 月子: いいですね。ただし、最初からいきなり重い話は避けて、軽い相談や打ち明け話から、回数をかけて徐々にお互い心を開いていく感じがいいですね。 えりっく: はい。反応があれば少しずつ話してくれるでしょう。ぽつり、ぽつり、ゆっくり気持ちを引き出していく。そこで気をつけなくてはいけないことは「お悩み相談所」にならないこと。 月子: え? どういう意味ですか? えりっく: 「あなたの課題を解決! 」みたいなのはダメ。 月子: なるほど。男性側によくある失敗かも。 えりっく: そういう接し方は、相手が情報を出しにくくなるんですよ。 月子: そうですね。こうしろ、ああしろ、とお説教されると思ったら、本当のことは言いにくい。 えりっく: 批評や批判はせずに、相手の気持ちを探りながら、検証しながら、話し合っていく。それができたときは、心をひらいてくれたということ。 月子: それって、けっこう知性が必要ですね。 ■相手が「快適」だと思う状態をつくる えりっく: そうです。「聞く」ってことは、本当はすごく難しいんです。 まずは、聞く、聞き出す。そして、相手に「話すことが快適」と思ってもらう。 月子: 自分のことを話すと、大金をもらったのと同じ快楽物質が脳内で分泌されるという実験データがあります。 えりっく: 本物の関係を築くには、お互い、かっこ悪いところを見せられなきゃダメなんです。心の奥を見せ合う。それができたら、彼の心を掴んだということですよ。 ■心を見せ合うには、まず「受け止める」サインを出す 月子: すごくよくわかります。ただ、自分の弱みをさらけ出したり、自分の悪い部分を打ち明けたりできるって、ある種の強さや安心感がないと、できないような気がします。だって、できるなら傷つきたくないし、軽蔑もされたくない。だから、そもそも「あなたのことを本当に考えているよ」「何でも受け止めるよ」というサインを出していないと、相手から本音は打ち明けてもらえない。 えりっく: そうですね。お互い、いいところも悪いところも全てさらけ出して、支え合える関係になれたら、それこそスペシャルな存在です。いきなりそこまでは無理でも、本当につらい時に抱きしめてあげるだけでもいい。 月子: 相手の心に寄り添おうという気持ちがあれば、自然と相手に伝わるような気がします。それが愛情なのかも。つまり、男性の心を掴む女性は、「聞く力」があって、相手を受け止めて、理解したうえでの優しさがあって、お互いが必要としあう関係を築いていくことができる、ということですね。 えりっく: 難しく思えるかもしれませんが、実はシンプルなんですよ。つらかったなら、抱きしめてあげればいい。メールでつらそうなら、会いにいってあげればいい。声が聞きたそうなら、電話してあげればいい。 月子: 愛情を押し付けるんじゃなくて、思いやる。そういうことを積み重ねて、愛して、愛される、素敵な関係を築いていきたいですね。
2013年07月05日こんにちは、恋愛戦略コサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、“スペシャルに愛される女性になる方法”について、対話形式で考えてみたいと思います。 ■あなたは今、愛されていますか? 月子: 女性はみんな「好きな人の1番になりたい」「オンリーワンになりたい」と願っています。でも、なかなかそれが難しい。「間違いなく私が永遠に1番よ」「不安なんてまったくなくて幸せ~」という人は、そもそもこのコラムは読むことなく彼とラブラブデートの真っ最中でしょう。 えりっく: そうかもしれませんね。オンリーワンの存在になるにはまず、相手の状況がどうなっているか、真実が見えていることが大切です。コンサル手法でいうAs-Is分析です。たとえば、「彼があまり自分に会いたがってくれない」というのが現状を冷静に見つめる。そして、こうなりたいと願う未来の姿To-Be分析を行う。As-IsとTo-Beのギャップが明確になれば、とるべき行動や解決法が見えてきます。 月子: 実は、前回のコラム 『男性が「釣った魚には餌はやらない」本当の理由と対処法』 と 『彼に「会いたい」「特別な存在」と思われる女性になる方法』 でのアドバイスには、このギャップ分析法が取り入れられています。さらに、女性みんなに共通する「愛される女性になる」ためのアドバイスがほしいなと思うのですが。個人的に、いろいろな男性の意見や相談を聞いていると、ほとんどの男性が「優しい女性がいい」と言いますね。 えりっく: 本当の意味での優しさって、伝えるのも、理解するのも難しいんですよ。というのは、本当の優しさって、相手のことを考えた「思いやり」じゃないですか。相手の気持ちを考えるって結構難しい。優しさのつもりで言ったことが、相手を傷つけたり怒らせたりすることもありますし。 月子: 確かにそうですね。 ■「何かしたい症候群」に注意! 月子: だからこそなおさら、彼の本当の気持ちを引き出すことが大切なのだと思います。 えりっく: それが欠けていて、「何かしたい症候群」になってしまう女性が多いんですよね。「何かしたい症候群」は自分勝手。親切の押し売りになってしまいます。それって、雑誌やメディアの話を鵜呑みにして、男性を1パターンだと誤解して、ちゃんと目の前の人とコミュニケーションをしていないステレオタイプの失敗ということが多いですね。相手を理解するためには、まずは、どうすれば相手が話をしてくれるかに注力する必要があります。 月子: 「質問力」「聞く力」が必要ですね。ケネディ大統領や大富豪オナシスの元奥さんだったジャクリーンは、ものすごい「聞き上手」だったそうです。正直言ってジャクリーンって、私的にはあまり美人じゃないタイプ。彼女の「聞く力」のおかげで、とびきりイイ男たちにとことん愛されたのでは。 えりっく: わかる気がします。デキる男ほど、本当は聞いてほしい。 月子: この話をすると、「私はちゃんと彼の話を聞いているのに。うまくいかない」という女性がけっこういるんですが、それって“Hear(聞く)”であって“Listen(聴く)”じゃないことが多いんです。表面的に聞き流しているだけで、心をこめて耳を傾けてはいない。だから「そうなんだ。すごいね」という浅い会話になってしまうので話す気になれない、という男性の本音をよく聞きます。 えりっく: うん、聞き流されているんじゃ寂しい。 ■愛されるための「聞く」テクニック 月子: そうじゃなく、ちゃんとあなたのことに興味を持って聞いているよ、ということを伝えるために、そして彼の心の表面じゃなく中心に近づいていくための「聞き方」のテクニックがあるんですよ。 えりっく: それ、聞きたいです。 月子: まずは、彼に質問をしますよね。そのあと、彼の答えに対して、もう1段階掘り下げて質問をします。たとえば、「何しているときが幸せ? 」という質問に「寝ているとき」という答えが返ってきたら、「それって、眠っているとき? それとも、一緒にベッドにいるとき? 」というように掘り下げる。「眠っているとき」という答えが返ってきたら、「なんで? 眠っていたら記憶がないのに? 」ともう1段階掘り下げる。 えりっく: だんだん会話が深くなりますね。 月子: そうです。会話にもよりますが、合計2段階くらい掘り下げて、そのあと「私もうとうとしているときが好き」というような、彼の話にできるだけ共感した、肯定できる言葉を返す。もちろんたまには、逆の意見をいうことも手ごたえになっていいです。大事なのは、本当の興味を持って聞くことと、本当の愛のある気持ちで返すこと。 えりっく: いいですね。この他にも、上手に「聞く」ための方法とコツがありますよ。次回のコラムでご紹介します。
2013年07月03日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっく&恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、不倫の現実について、実際にあった周りの話をもとに考えてみたいと思います。 えりっく: 不倫はすべきじゃない。みんなわかっているけれど、それでも不倫しちゃっているんですよね。だって、いい男は結婚している。 月子: でしょうねー。男性側はどうして不倫をするんですか? トキメキがほしいのかな? えりっく: 単純に、したくなっちゃうからですよ。 月子: それって性欲の話ですか? えりっく: うん、男の本能。 月子: 浮気と不倫って、違いません? なんとなく、不倫は継続しているイメージ。浮気は1回のイメージ。 えりっく: 定義はないでしょ。奥さんからすれば、他の女性と関係を持たれたら嫌。 月子: それはそうですね。えりっくさんのまわりで、不倫が奥さんにバレた人っています? えりっく: たくさんいますよ。 月子: その後はみなさん、どうなるんですか? 許してもらえるの? それとも離婚? えりっく: どちらのケースもあります。離婚届を3回書かれた人がいて、でもいまだ仲良く夫婦を続けている。 月子: それ、どうやって仲直りしたんですか? えりっく: 離婚しなかった人たちの共通点は2つ。ひたすら謝った。どんな状況でバレても「体の関係はない」という嘘をつき通した。 月子: 大事ですね。認められちゃったら許せないかも。認められなくても許せないかもしれませんが…。離婚した人たちは、その後、不倫相手と再婚していますか? えりっく: それも人によりますが、離婚までいくのは、そもそも男性側も奥さんと別れたいと思っているからなんですよ。だから、「離婚=不倫相手がすごく好き=不倫相手と再婚」ではないんだよね。離婚して、しばらくフリーでいたい、っていうケースもあります。 月子: じゃあ、不倫は奥さんにも非があるってことですか? 私が男性側の本音としてよく聞くのは、奥さんに性生活を拒否されたことが不倫のきっかけになった、と。 えりっく: 基本的に奥さんは悪くないでしょう。たいていは、単に男が他の女性としたくなっちゃっただけ。 月子: 本能ですか…。 えりっく: そう。奥さんとのセックスは全く関係ない。レスだろうが、たくさんしてようが、他の人としたい人が不倫する。かわいい女性に会ったらしたくなる。 月子: もー、男って困った生き物ですね! でも、他の女性としたくなったくらいじゃ、離婚はしませんよね? ところが、女性にとっての不倫は「純愛」なんですよ。女性は一途。だから、女性側に夫がいて男性がシングルという不倫の場合、意外とあっさり離婚したりする。 えりっく: たしかに。夫とうまくいっていても、他に好きな人ができたからそっち、みたいなことがありますね。 月子: 男性の場合は、奥さんとうまくいっていたら、まず離婚はしない。よく既婚者が、「妻とは最近うまくいっていない」っていうのは嘘だと言いますが、本当の場合もあるんですね。 えりっく: 人によっては本当です。でも、奥さんとうまくやれていない男性ってイマイチなんだよね。 月子: そうかも! えりっく: 奥さんを幸せにできないヤツは、彼女も満足させられない。 月子: そうだと思います。そういえばえりっくさん、フェイスブックに「奥さん、大事ー」って書いていますよね。 えりっく: だから僕は不倫してもらえません(笑)。 月子: 平和でいいじゃないですか(笑)。私は基本的には不倫反対派だけど、誰のことも好きになれないよりいいと思うんです。恋愛しないと、ホルモンバランスが崩れそうだし。だけど、心で憧れるだけにしておけばいいんじゃないかな、と思う。だって、本当に割り切って不倫できる女性って、まずいないと思うんですよね。やっぱりみんな、どこか、つらそう。不倫で心のバランスを崩すのは最悪ですよ。 えりっく: たしかにそうですね。みんな本当は不倫なんてしたくない。とくに女性は。幸せな恋愛をしたいはずです。 月子: 私はいつも「男性のいいところに目を向けて、好きという気持ちを増やそう」と言っていますが、不倫の恋の場合は別。「男性の悪いところをリストアップして、早めにつらさから脱出しよう」と言いたいですね。 えりっく: どうしても好きになっちゃった、という気持ちは肯定してあげたい。ただ、幸せの機会損失は短いほうがいい。 月子: 逆に一生愛し抜くとか。アラブの一夫多妻制は、別にいいと思いますもの。 えりっく: 今の日本じゃ難しいよね。社会的にも、財力的にも。 月子: ですよね。やっぱり、不倫のお誘いがあったら「奥さんと別れてからにしてください」と断る。不倫しちゃっている人は「悪いところリスト」で気持ちを冷やして撤退準備をする。あとね、えりっくさんにお願い。素敵な男性を日本で増やしてくださいよ! 素敵な独身男性が増えたら、不倫に悩む女性は減るはずですから。 えりっく: がんばってみます……。ってどうすればいいんだろ。 月子: では、「いいオトコ倍増計画」は今後の課題ということで。 えりっく: はい、みなさんの幸せを応援します。素敵な恋愛をしてくださいね。
2013年05月28日月子: 前回のコラム では、ゴールデンウィークに出会いをつくる方法についてお話しました。でも、せっかく出会いの場に行っても、なかなかデートに誘われないという女性も多いんです。好みのいいオトコに出会えない、とかね。 そこで陥りがちなのが、「待ち娘(まちむすめ)」。今は「様子見男子」が多いから、待っているだけじゃあ、なかなか誘ってもらえない。女性側の努力も必要なのだと思います。 えりっく: 男性と女性の努力はポイントが違うんですよ。男性は選ばれるために努力する。女性は選ぶ立場になるために努力する。基本的に、女性は磨くしかない。 ■女性ができる努力って? 月子: それが本質ですよね。ところが、男性からのアプローチがなくて、困っている女性がたくさんいるわけです。さらには、自分磨きをがんばりすぎて、ますます縁遠くなっている女性もいます。趣味や美容、習い事にかける時間が多すぎて、恋愛にかける時間が少ない。しかも、自分を磨いたプライドがあるので、「声をかけてこないオトコってどうなの!? 情けない」と怒りを男性に向けがち。 えりっく: たしかに。ただ、僕は、女の人が本当に自分磨きをできているとは思ってないんです。高級サロンも高級化粧品も、売り上げは落ちている。 月子: 前々回のコラム にも書きましたけど、3人に1人が貧困女子ですから。 えりっく: お金がないなら、お金を稼げるようになることが、自分磨きの根本だと考えないのかな?キャリアアップも自分磨きに含まれるでしょう? 月子: そういえば、キャリアアップを目指す女性も一時期より少なくなっていると聞きます。昇進を辞退する女性もいるとか。 えりっく: 大学でキャリアの授業をしていて感じるのは、自分磨きと称してカッコつけている人が多い。やりがいだとか、生き方だとかばかりがクローズアップされてしまっている。でも、仕事のやりがいって、お金と無関係ではないわけですよ。 月子: セットですよね。切り離したら、仕事じゃなくてボランティア。 えりっく: 安易に「仕事にやりがいがないから」とか「男がダメだから」と言う人は、批判するばかりで努力をしない。だから人間として魅力がない。 ■真剣に付き合うコと、遊ぶコの違い 月子: そういう内面からの魅力って、男性は気づくものですか? えりっく: たぶん、気づいています。 月子: どうやって? えりっく: 本能的に。だから、真剣に付き合うコと、遊ぶコを分けるんですよ。本命になれない女性は、どこか安っぽいというか…。その違いはどこから生まれるんだろう。 月子: プライド、だと思いますよ。自尊心があれば、安っぽい雰囲気にはならない。 えりっく: そうですね。そもそも、「プライド」は努力の蓄積から生まれますから、努力している人が魅力的なのは当然ですね。恋愛も結局同じで、彼のために努力していければ、その人は素敵になると思う。 月子: そう思います。 ■また会いたい、と思われる女性 月子: 女性の魅力って、年代によって変わりませんか? えりっく: 変わりますね。若いころは外見。生まれつきの顔や体がよければ、魅力的と言われます。 次第に内面が外見に影響してきます。30代前半から、内面が重要になってくる。そして40歳になると、どんなに美人でも、中身がなければブスになる。 月子: 怖いですね。人間は脳の使い方によって顔が変わるというデータがあるそうです。内面が顔に表れることが、医学的にも証明されているみたい。 えりっく: だからこそ、20代から謙虚に努力しなきゃ。 その人の努力って、会話の色々なところに出るんですよ。 だから、会話をしていると気持ちいいし、元気がでる。そして、また話したいなあと思う。 月子: そうですね。 えりっく: 人生が充実していない女性が多いのは、やりがいという言葉で逃げて、本当の努力をしていないということだと思います。安易な資格に走る人がいますよね。受かりそうな資格を取ろうとする。でも、簡単に受かるそうな資格ではプライドなんて得られません。 月子: 充実していない不安があるからこそ、資格に安心を求めてしまうのかも。 えりっく: それって、手軽にダイエット本を買うけど、本当の努力はしないからやせない、という感じに似ています。やりがいは苦しみとセットなんですよ。 月子: そして、幸せは努力とセット。 えりっく: 恋愛も同じです。どんな苦悩でも一緒に乗り越えられるか。そういう視点で異性を見てみると、いろんなことが変わってきます。 月子: そうですね。選ぶべき「いいオトコ」の基準も、その後の付き合い方も変わりそうです。考え方が変わると、見た目も、雰囲気も、人生も変わっていきます。充実した幸せな人生のために、必要な努力をしていきたいと思います。 (えりっく&佐々木月子)
2013年04月23日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、男女の出会いと、出会ってまもない男性を見極めるポイントについて、話し合ってみたいと思います。 ■人としてダメ!という人間性を見抜く 月子:以前、このコラムの 『あなたに彼氏ができない理由』 という回でもちらりと触れましたけど、出会いの質って大事ですよね。 えりっく:そう。いい男に出会わなければ、いい恋愛はできない。 月子:私のところに寄せられる恋愛相談を聞いていると、ダメな男にひっかかっている女性が多いんです。そういう女性は、常にダメな男をわたり歩くんですよね。ちょっと話を聞いただけで、「ありえないでしょ、そのオトコは」というのを相手にしちゃう。最初から、「人としてダメ!」という人間性を見抜けていない。 えりっく:そういうコはそもそも、目の前にまともな選択肢がない。たとえば、3人とデートしてるけど、その3人全員がダメ。だから相談にくるわけです。 月子:確かに。でも、それって、まずはダメなオトコをまず排除しないと。 いいオトコと出会う時間もなくなりますよね。 ■あつかましい男に注意 えりっく:前回、取材のためにリサーチ合コンをしました。あのときの男性たちは、みんな、まともだったよね。 月子:うん、みんな、すごくいい人たちでした。 えりっく:でも、男女ともアクションなし。 月子:もったいない。まともな人には、恋愛センサーが反応しない……という困った状態になっている女性が多い気がします。 えりっく:いい出会いや機会はあるんですよ、みんな。でも、気づかず見過ごしている。 月子:で、ダメなオトコに反応する、と。どうしてなんでしょう? えりっく:ダメな男は、あつかましいから。 月子:あ、そうかも! えりっく:あつかましい男にグイグイ押されて、なんとなく流されて付き合っちゃうと、負のループがはじまる。 月子:いますねー、そういう女性。こういう理由で男運が悪い女性、多いと思います。 えりっく:それは、くる男性から選ぶから。 月子:押してくる男性ほど、あつかましい。そして、人としてダメな確率も高い、と。 ■負のループを断ち切る! 月子:この負のループを避けるためには、どうしたらいいんでしょう。 えりっく:自分から行く、ということも大事ですね。 月子:それはズバリ、狙った相手に「誘わせる」につきますけど。えりっくさん、女性からどうやって誘われたら嬉しいですか?実例を教えてください(笑) えりっく:えー、相手によるなあ(笑)。適度な隙と、適度なハードルですかね。 月子:「隙=好き」って言いますもんね。具体的には? えりっく:まず自分からも少しは好意がある相手であることが前提で、自分のことを嫌いじゃないなあと感じさせる何かがあるとか。 月子:何かって? えりっく:しぐさとか、表情とか。会話でもいいんですけど。 月子:あ~、分かる気がします。私の知人で、すごくモテる女性がいるんですよ。男性がみんな「あいつはオレのことを好きだ」とカン違いしている。理由を聞いたら「じーっと見つめられるから」だって。でも、彼女は目が悪くて、じーっと見るのがクセなんです。 えりっく:誤解する男性たちの気持ちがわかります(笑)。 月子:自分から行くことで、あつかましい系のダメオトコは排除できますけど。自分からダメなオトコを選んでいたら、結局ダメですよね。他に、ロクデナシを見分ける方法ってありますか? ■ロクデナシセンサーをONに えりっく:ロクデナシは、そのまんまロクデナシです。女の人は、みんな、わかっているはず。わかっていて、ロクデナシセンサーをオフにしているんですよ。 月子:でも、わかっていない女性っていません?だから、ひっかかるんじゃないのかな? えりっく:いやーーー。そういうときって、たいてい友だちにも止められているでしょ? 反対されているってわかってる。 月子:あ! 確かに! えりっく:わかっていて、それでもダメな男を選ぶのは、見分け方じゃなく、その他の問題ですよ。 月子:その問題については、次回以降のコラムでじっくり語り合いたいですねぇ。じゃあ、女性は基本的にダメな男を最初から見抜いている、と。そこで、シャットアウトできるか、目をつぶっていってしまうかで、出会いが幸せへの入り口になるか、不幸への落とし穴になるかがほとんど決まってしまう。 えりっく:そういうことです。女性は本来、鋭いんです。男が悪い女を見抜くほうが難しい。自分の本当の心の声に耳をすませば、ダメな男はわかりますから。ぜひ、素敵な相手を見極めて、幸せな恋愛をはじめてください。 (えりっく&月子)
2013年03月27日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、“理想の彼と幸せになる方法”について、対話形式でほり下げてみたいと思います。 ■結婚、出産を視点にすると「理想」が変わる 月子: 頭で思い描く理想の彼と、実際に付き合うタイプって、けっこう違いますよね。 えりっく: そうですね。ちょうど昨日、ある女性から彼氏との関係について相談されたんですよ。で、付きあうって、人によってギャップがあるなと思ったんですよね。 月子: え、どういうことですか? えりっく: その女性は、結婚したいんですよ。でも、相手には経済力がなくて、おまけに頼り甲斐もない。彼女にとって、「つきあう=結婚=子供をつくる」ということなんです。 月子: そういう女性は多いですよ。適齢期なら当然。でも、彼と結婚して、彼女が稼ぐんじゃダメなの? えりっく: 彼女も経済力ゼロ。 月子: そうかぁ。「理想」とひと口で言っても、結婚と恋愛では求めるモノがそもそも違う、という問題がありますよね。 えりっく: 現実的に、ありますね。でも、この女性は、はじめから「結婚・出産」をしたいと思っていたわけです。経済力のない相手だとわかっていて付きあうのは、そもそもスタート地点からズレています。女性にありがちな失敗は、とりあえず相手にしてくれる人をタイプだと思い込んでしまうこと。 月子: ある、ある。 えりっく: そういう女性は、好みのタイプに共通性がないはず。 月子: 確かに、そういう女性はたくさんいます。この視点は貴重ですね。本当に自分の好みで選んでいるのだったらいいけど、そうではないのに好みだと思い込んでしまう。このズレは、前に記事で紹介した「 あなたの「本当の理想」を見つけるテスト 」で埋めてほしい。 ■「胸きゅんセンサー」は大事! えりっく: 出産を視点にすると、理想のタイプは変わりますよ。かわいい子どもが欲しいと思う女性はイケメンを選ぶだろうし、子どもに経済力をもたせたいと思う女性は男性にインテリジェンスを求める。 月子: そうでしょうねー。ちなみに、「本能が求めるタイプ」というのは、遺伝子が「この遺伝子と組み合わせると、優秀な子どもが生まれる」と判断した結果という説があります。遺伝子が選ぶ優秀さというのは、病原体への抵抗力だったりするそうです。自分はAという病気に弱いから、Aに強い遺伝子を選ぼう。相手の遺伝子は、Bという病気に弱いけれど、自分はBに強い。2人の遺伝子が組み合わせられると、AにもBにも強い子どもが生まれる。 えりっく: ないものを補うというのは自然です。そして、本能を基準に理想のタイプを追及するのも、結婚・出産視点で追及するのも、どちらも正しい。でも、まずは自分が、どんなポイントに「きゅん」とくるのか自覚がないと、比較できないですね。 月子: たしかに。「きゅんセンサー」は大事です。 ■きゅん VS 認知欲求 月子: 前の記事 では、私はこだわりを外すことを推奨しています。でも、「きゅん」は本能だから外せない? えりっく: いえ、そのこだわりというのは「きゅん」でない、というのが問題なんですよ。 月子: いい意見です! えりっく: もっているこだわりが、まわりに影響された結果というのが一番いけない。 月子: たとえば? えりっく: 結婚適齢期。出産適齢期。人がいう理想の彼氏。まわりの影響って大きいんですよ。人には認知欲求があるから。自分のことも認めてほしいし、自分の彼氏も認めてほしいと思ってしまう。でも、それって不幸の始まりだったりします。 月子: たいして好きじゃないのに、まわりに自慢できそうな男性とつきあってしまう、ということですね。そのズレは確かに不幸。 えりっく: 理想の彼を探すときに、こだわりを持つことはいいんだけれど、そこを人まかせにしてはいけない。顔でも、足でも、お金でも、自分の一番のこだわりならいい。人にとやかくいわれることではないんです。 月子: 私の友人に、傷フェチがいます。傷のある男性にときめく、という(笑)。 えりっく: おお! 自分の好みをわかっていますね。 月子: 鼻フェチもいます。 えりっく: あ、僕、鼻フェチです(笑)。 月子: そういうことを自分自身がちゃんとわかって、そのうえで理想の相手を選ぶと、幸せの確率が上がりますよね。 ■「理想の彼」は必ずいる! えりっく: 理想の彼探しについて、もうひとつ大切なポイントがあります。自分の理想に100%当てはまる相手は、絶対にいません。どこかで必ず妥協しなきゃいけないんです。 月子: 妥協というと切ないけど、許容範囲を広げることは大事。 えりっく: あわせて、お互いが理想とのギャップを埋める努力をしあう、ということも大切です。 月子: 料理をしない女性が挑戦する、とか。お腹が出ている男性が腹筋を始める、とか。 えりっく: それには「理想と違うよ。がんばって」ということを相手に明確にいわなくちゃいけない。いわなきゃ、何を努力していいかわからない。1回でできなくても、何度も挑戦をくり返してもいいんですよ。 月子: PDCAですね。(Plan)変えたいポイントを明確にして、(Do)実行して、(Check)チェック・反省して、(Action)改善をくり返していく。 えりっく: そう。そのサイクルをくり返して、少しずつ、お互いの理想に歩み寄っていくことが大事。そういう努力をしたり、失敗をしたりをくり返すことで、信頼が深まっていくのです。 月子: えりっくさんの記事に書いてある「 自分の理想の生き方を追求 」するということは、自分だけの人生て意味じゃなくて、パートナーも含めた人生ってことになりますね。 えりっく: そうです。「理想の彼」は必ずいるんですよ。待っているだけじゃなく、考えて、悩んで、失敗して、そのくり返しから、「理想の彼」が生まれる。そして自分も、相手にとっての「理想の彼女」になれるんだと思います。 (えりっく&佐々木月子)
2013年01月13日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。以前の記事 『あなたに彼氏ができない理由』 のなかで、「理想が高い」「自分の本当の理想がわかっていない」人は彼氏ができにくいと書きました。 ムダに恋愛のハードルを上げてしまうと、恋愛ニートになりがちです。恋愛ニートを脱出して幸せな恋愛を手に入れるために、これから4回にわたって、理想の彼の探し方と、恋愛のハードルの下げ方ついてお話します。 ●好みのタイプを言えないと、理想の彼氏はできにくい 出会いがあったとしても、相手のことを好きになれなければ、恋愛には発展しません。そして、出会いを恋愛に発展させることが上手な人は、自分がどんな人を好きになるのか、自分の「好みのタイプ」を自覚していることが多いのです。 ショッピングに行くときのことを想像してみてください。「新しいコートが欲しいな。明るい色がいいな」と思って買い物に行くのと、何も考えずに買い物に行くのとでは、どちらが理想のモノを手に入れられると思いますか? 欲しいモノを明確にすると、売り場でコートが目に入ったとき、すぐにセンサーが反応するようになります。ところが、何が欲しいかわからないままだと、コートを見てもピンとこない…なんてことになる可能性が大。 そういうぼんやりタイプの女性は、恋愛においても、せっかく出会った人を自分に合う人だと気づかないでみすみす逃してしまいがちです。チャンスを逃さないために、そして間違った相手を恋人に選んでしまわないために、まずは好みの男性のタイプを明確にしましょう。 ●フィーリングという落とし穴 あなたの好みのタイプは、どんな人ですか? そう聞かれたとき、実は「フィーリングの合う人」と答える人は彼氏ができにくいのです。なぜなのか、理由を説明しましょう。 第1に、「フィーリングが合う」という感覚は非常にあいまいなものです。そのときの体調や、場所、まわりにいる人たちなどの状況によって、感じ方が変わってしまうことがあります。 キャンプやパーティ、スノーボードなど、テンションが高いときにフィーリングが合った男性を「好み♪」だと思い、日常に戻ったら「疲れる人」と思うように変わってしまった…ということも。 第2に、「フィーリング」は自分だけが感じるものなので、人には説明できないという問題があります。そのため、友人から恋人候補を「紹介」してもらうことが難しくなります。 さらには、候補の男性から見ても、脈があるのかないのかわからないので、アプローチをしにくくなってしまいます。 ただし、あえて好みのタイプをはっきりさせずに、チャンスがあるように見せるというのは有効です。 反対に、「スポーツをしている人が好み」「頭のいい人が好み」など具体的に伝えることができると、該当者がいたときに友人から紹介してもらいやすくなります。また、スポーツをしているなどの該当男性は「オレのこと、好みなのかも」と安心して、あなたにアプローチをしやすくなります。 つまり、「理想」となる「好みのタイプ」をはっきりさせることで、自分の恋愛センサーにも、男性のセンサーにも、友人のセンサーにもひっかかりやすくなります。 月子のアドバイス:「理想の彼と幸せになるには、自分の理想を明確にすることが必要! 」 ここで気をつけたいことがひとつあります。あなたが「理想」「好み」だと思っている条件が、実は本音と違っているという可能性があります。そのせいで、楽しくない恋愛をしてしまい、かえって恋愛から遠のくという最悪のパターンも。 次回、「あなたの心の奥にある、本当の理想を探し出す方法」についてお話します。 (佐々木 月子)
2013年01月02日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。今回は、私たち2人の対話形式で「いい出会い」を増やすための方法についてご紹介したいと思います。 ■出会いがない、本当の理由 えりっく: 女性が言う「出会いがない」って、正確に言うと「好みのタイプと出会えていない」って意味ですよね。 月子: たいていはそう。だって、道を歩いている人の半分は男性なのだから、出会ってないわけではないですよね。 えりっく: いや、道を歩いている男性に声をかけられる女性はめったにいないでしょ。みんなが月ちゃんみたいにツワモノではないし。それは出会いにカウントされない(笑)。 月子: 私だって、道で声をかけてるわけじゃないですよ~(汗)。たまにはあるけど。 えりっく: あるんだ!? (笑) 月子: 道で声をかけろって言いたいわけではなくて、それだけたくさんの男性がこの地球上にいるよねってことですよ。ただし、女性の場合、道や電車ですれ違う人を見て「この人好み♪ 」って思うことはめったにないのが問題です。 えりっく: そうなの? まぁ、男はメイクしていないから、地で勝負だしなぁ。 月子: ハンデありますよね(笑)。反対に、男性が「この女性、好み♪ 」と思うことはよくあるらしいです。ある人に聞いた話では、道を歩いている人を見て、男性が「デートしてもいいか」と思う人とすれ違う確率は10人に1人、女性は100人に1人なのだとか。 えりっく: 100人に1人?! 少ない! そういえば 第2回のコラム にも書きましたが、1ヵ月に1回合コンをしている人が合コンで彼氏に出会うまでには平均1年4カ月かかることになるんです。 月子: あの記事を読んで、合コン4回で1回いいなと思う人に出会えるっていうのは、かなり質のいい合コンをしている人ですよ。最近は、何回合コンしてもまともな人に出会えなくて、「合コン疲れ」におちいっている女性が多いみたいです。「合コンはもう嫌」っていうコが結構います。 えりっく: えー、本来、合コンは楽しいものなのに。最近の合コンを見ていると、男性が女性を楽しませていないんですよね。男に話術がない、思いやりがない。 月子: 実際、女性を楽しませることのできる「いい男」は、人のモノだったり、遊び人だったりする確率が高いんですよね。まあ、ムリに楽しませろとまでは言わないけれど。みんな、ふつうの会話でいいから、自分が好きになれる相手と出会えたらいいな、と思っているわけです。 ■スクリーニングでいい出会いを増やす えりっく: そういう良い出会いを掴んでいるコって、次もちゃんといい出会いがあるんですよね。反対に、悪い出会いをしているコって、次も悪い出会いを繰り返してしまいます。 月子: あるある! それが、かわいいコほど悪い出会いのオンパレードだったりしますね。 えりっく: その差は、初期のスクリーニングにあります。 月子: スクリーニングって、条件のふるい分けってこと? えりっく: そう。まずは合コン設定時のスクリーニング。いい職業の人、いい大学の人、いい性格の人の周りには、似たようなレベルの人が集まっているでしょ。まずは、自分の好みの相手を友だちに持っていそうな人を選ぶことからです。 月子: これはけっこうみんなが狙っているけれど、実際にはできていないところなのでは。幹事の責任重大ですよね。あ、そもそも「幹事はモテない」って法則があるけれど、あれは嘘だと思います。幹事が一番みんなに連絡しやすいし、初期のスクリーニングも自分の好みでできます。 えりっく: 幹事向きの人と、そうでない人がいますから。幹事は上手な人におまかせした方が、いろいろと共同作戦を立てやすいですね。 月子: なるほど。 ■会話と場所で出会いは変わる えりっく: 次に、デートをする相手のスクリーニングが重要です。合コンの最中、興味のない相手との恋バナはご法度。いけてない男性の恋愛話は、つまらないだけでなく、見えない次のターゲットに結びつかない。しかも、興味を持たれていると勘違いされるリスクもあるから、絶対だめ! 会話の持ちかけ方ひとつで、恋愛の可能性は大きく変わるんです。 月子: 納得です。だけどその前に、そもそも合コンさえまったくない、という女性たちがたくさんいるんですよ。 えりっく: それは、合コンしましょうと言いまくるか、月ちゃんの 第3回のコラム に書いてあったように、出かける機会を増やすしかないですね。イベントとかパーティとか、習い事とか。 月子: 思いつくままにあげてみると、スキー、スノボ、テニス、ゴルフ、スポーツ観戦、海、スポーツジム、バーベキュー、ホームパーティ、その他パーティ、英会話教室、バー、レストラン、カフェ、SNSのオフ会、ビジネス交流会、勉強会、ボランティア活動、友人の結婚式の二次会、友人の会社の飲み会、路上、電車の中、映画館……いっぱいあって、思い出しきれません。 えりっく: え? もしかして、これ全部、月ちゃんが男性と出会った場所? 月子: 恋愛に限らず、男女とも気になる人がいたらすぐ声をかけるタイプなんです、私。だから、いろんな場所で友だちができますよ。意外と出会いそうで出会っていないのが図書館。静かだから声をかけにくいのかな。路上や電車の中は特別なパターンだろうけど、スノボや英会話教室は自然と仲良くなれます。 えりっく: 出会う場所も、スクリーニングしたほうがいいですね。仕事ができる人が好みなら、英会話教室やビジネスの勉強会がおすすめですし。スポーツが得意な人が好みなら、アウトドア系の行事に積極的に参加するのがいいですね。 月子: いいですねー。あと「出会うため」と思わずに、そのイベントや飲み会そのものを楽しんでほしいな。そうすれば「合コン疲れ」や「婚活疲れ」で心が折れることがなくなります。なによりも、「いきいきしている女性」や「明るくて楽しそうな女性」が好きっていう男性の声をよく聞きますよ。 えりっく: うん、いきいき楽しんでいる女性は魅力的です。 えりっく&月子のアドバイス:「場所・人・話題をスクリーニングして出会いの質をアップ! 」 (えりっく&佐々木月子) 【2012年クリスマス特集】 ・2012年クリスマス特集を見る ・クリスマスまでに恋を叶えたい女子必見心理テスト ・クリスマスプレゼントをチェック
2012年12月13日こんにちは、恋愛戦略コンサルタントのえりっくと、恋愛ライターの佐々木月子です。私たちのもとには「彼氏がほしい」「幸せな恋愛をしたい」「結婚したい」など、女性のさまざまな悩みがよせられます。 とくに近ごろは、中身も外見も素敵なのに、彼氏ができない女性が増えているようです。ところがその一方で、ちゃんと彼氏を見つけて、幸せな恋愛をしている女性もいるのですよね。その違いは大抵【ほんのちょっとの差】なのです。しかも、その差は努力や意識で埋められるものがほとんど。 そこで今回から、えりっくと月子が、恋愛の【ほんのちょっとの差】を埋めるアドバイスを行なっていきます。まずは、<彼氏ができない7つの理由>についてお話しましょう。 ●1. 出会いがない 彼氏ができない女性にとって、一番多い悩みはコレ。確かに、まずは出会わなければ、彼氏なんてできるはずがありません。「ある日、偶然、自然に出会って……というのがいい」なんて考えている人は要注意! 「自然な出会い」とは、道でお金を拾うくらいレアなことだと気づいてください。しかも、拾ったお金が1万円札とは限りません。1円玉だったりするのです……それが現実。 ●2.理想が高い、自分の本当の理想がわかっていない 「イケメンで、背が高くて、収入がよくて、優しくて、会話が合って、フィーリングが合って、運動神経もいいほうがいいな。あ、料理もできる人がいい! 」なんて理想をいっていたら、なかなか彼氏はできません。 そもそも、その理想は本当にあなたが求めているものでしょうか? あなたが求める本当の理想を、よく見つめなおしてみてください。 ●3.恋愛なんて面倒だと思っている 男女とも、恋愛ニートが増えています。でも、気をつけて! 恋愛は運動と同じで、サボるほど「恋愛筋」が衰えて、次の恋愛をスタートすることが難しくなります。 ●4.男性のマイナス面ばかり見ている ダメな男にひっかかりたくない、という乙女心はわかります。でも、スタンスが減点法では、幸せな恋愛に発展させるのは難しいのです。ダメで危険な男を避けつつも、男性のプラス面を探すクセをつけてみてください。 ●5.誘わせ力が低い 「隙のない女はモテナイ」というのは、誘わせる隙がないということ。だからといって、だらしない雰囲気を出せというのではありません。好みの男性が自分をデートに誘いやすいよう、上手に誘導してあげましょう。 ●6.デート頻度が少ない 男性の「忙しい」を真に受けていませんか? または、自分が忙しすぎて、デートのチャンスを逃していませんか? 会う回数を増やすことが、愛情を高めることにつながるというデータがあります。意識して、デート回数を増やしましょう。 ●7.自分のよさをアピールできていない 言いたいことをガマンして、優しく相手に話を合わせていればモテる、とカン違いしていませんか? 本当の自分と違う自分をアピールすると、結局、素がばれたときに終わってしまいます。「ありのままの自分」を出しながらも、男性に好感を持ってもらえることがベストです。 この7つをひっくり返すと、出会いがあって、自分の理想のタイプがわかっていて、恋愛が楽しくて、男性のプラス面が見えて、誘わせ力があって、デートをほどよくできて、自分のよさをわかってもらえて……と、好きになった人から愛される、幸せな恋愛へとつながっていくのです。 具体的な方法とコツについて、次回から詳しくお伝えしていきます。 (えりっく&佐々木月子)
2012年11月25日