大学で美術を学んだ後、幼い頃から大好きだった図書館で働くかたわらライターとして活動。図書館と同じく大好きなアートの魅力と共に、毎日を気持ちよく暮らすための情報を伝えている。(フォークラス)
美容と健康は日々の積みかさねが大切です。ストイックにがんばるのもいいですが、ガマンしすぎはストレスの原因にもなりかねません。 間食を控えるほかに、おやつ選びに気をくばるという方法もあるのです。 おやつ選びのポイントは、栄養と満足感です。からだにいい成分がふくまれていれば罪悪感もなくなりますし、少量で満足できるものでないと食べすぎてしまうおそれもあります。食べながらキレイになれるおやつを紹介します。 ■カカオポリフェノールがたっぷり、高カカオチョコレート 高カカオチョコレートとは、カカオ成分が70%以上のチョコレートのことをいいます。数値が大きくなるにつれて、カカオの含有量も多くなるそう。 甘いものを食べすぎてしまう原因のひとつが、糖質の中毒性だといわれています。高カカオチョコレートは糖質よりもカカオ成分が多いため、普通のチョコレートよりも食べすぎてしまうことは避けられそうです。 また、高カカオチョコレートには、抗酸化作用アンチエイジング効果があるといわれているカカオポリフェノールがたっぷりふくまれているとか。摂取することで、動脈硬化や脳の老化の予防にもつながるといわれています。 ■腹もちバツグンのナッツ 食物繊維が豊富で、ゆるやかに消化されるため、腹もちのいいナッツ。タンパク質やビタミンに加えて、女性に不足しがちな鉄分やカルシウムなどの栄養がたっぷりふくまれているそう。「天然のサプリメント」とよばれるのも納得です。 ナッツのなかでもおすすめなのが、アーモンドです。ビタミンEが豊富で、若々しい肌づくりや脂肪の代謝を助ける働きをするといわれています。 さらに、“幸せホルモン”とよばれるセロトニンの原材料となる栄養素もふくまれているため、ストレスフルな毎日を過ごす女性にぴったり。一方、ナッツには脂質が多いので、食べすぎは禁物です。購入する際は、「素焼き」で食塩を使用していないものを選ぶといいでしょう。 ■果物の栄養を凝縮させたドライフルーツ その名のとおり、生のフルーツを乾燥させたドライフルーツ。水分がなくなっても、栄養はほとんど変わらないそう。ボリュームが減ったぶん、少量で効率よく栄養を摂取できます。 果物によってふくまれる栄養がちがうため、サプリメント感覚で選ぶのも楽しそう。マンゴーはビタミン豊富で美肌にもいいとされ、いちじくは食物繊維がたっぷりで便秘予防にもなるそうです。 ■冷凍フルーツはカンタン自家製シャーベット おうちにある果物を冷凍させるだけ。簡単につくれる冷凍フルーツは、いわば“天然のシャーベット”です。 そのうえ、市販のアイスクリームに比べてヘルシーという利点も。筆者の場合、アイスクリームのかわりに冷凍バナナを食べるようにしたら体重が減ったという経験があります。 冷凍フルーツには、バナナやマンゴーなどの味の濃いものが向いているそうです。冷たい舌ざわりと歯ごたえにより、食べる速度がゆっくりに。時間をかけて食べることで、少量でも満足感を得られます。 ■食物繊維が豊富な寒天ゼリー 寒天ゼリーは、ジュースと寒天さえあればつくれます。カロリーはほぼゼロなのに食物繊維が豊富という、ダイエットの味方ともいえる食材です。 食物繊維には、老廃物を包みこんで排出したり、糖質や脂質の吸収をゆるやかにする効果があるといわれています。胃のなかでふくらむので、腹もちもいいそうです。 美容やダイエットの天敵と思われがちなおやつも、かしこく選べば私たちの健康づくりに役立ちます。一方、体にいいからといって食べすぎるのはNG。適量を心かげて、おやつでキレイになってくださいね。
2015年11月23日