ビューティ情報『「どんな呼び名で呼ばれても、私たちって素晴らしいし」 〜ドリアン・ロロブリジーダの場合〜』

「どんな呼び名で呼ばれても、私たちって素晴らしいし」 〜ドリアン・ロロブリジーダの場合〜

今はもう1分後に死んでも後悔ないな。楽しかったなーって、今でもそう思える。もちろんこれからも目の前のひとりでも多くの人を笑わせたいし、笑顔にしたいから、ステージに立ち続けたいですけど。

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目の前の人を楽しませるコツは、まず自分が誰より楽しむことじゃないかな。楽しそうにしていれば、楽しい人たちが周りに増える。逆にずっと文句を言ってるような人って、そういう人しか寄ってこないじゃない。

そう思うようになったのもドラァグクイーンをやってからです。仕事をしてると、しょっぱい現場なんてしょっちゅう出くわすんですよ。
ステージ裏でバッチリメイクして「よし!」っていざステージに出たらお客さんが二人しかいないとか、他にもショウタイムに機材トラブルで音が一切出ないとか。控室がないからビルの外付けの非常階段でメイクするなんてこともあった。夜だし暗いし見えないっつーの!でもそういう現場で先輩たちが「こういうときの方が楽しいのよ」って教えてくれた。「笑っちゃうね」「なんか楽しくなってきた!」って。

だから今では自分もああいう瞬間が一番楽しいって思うようになりましたね。「さあどうしよう!」って逆境を楽しむというか。

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