「どんな呼び名で呼ばれても、私たちって素晴らしいし」 〜ドリアン・ロロブリジーダの場合〜
もちろんいつもブツブツ文句は言うんだけど。言いながら、でもやる、みたいなね。この「じゃあどう楽しもう?」精神は自分の日常の中にも返ってきてますね。
■ワーママ、オネエ、好きに呼ばせておけばいい。どんな呼び名であれ、どのみち私たちって素晴らしいし
これから先のことは、もうあと5年で40歳ですから、ひとまずそこまでは走り続けようと思ってます。5年なんてほんとに一瞬。ふんばりどきだと思ってます。できるなら女優デビューもしたいし、ダンスも習いたい。
恋人も作りたいし、いろんなことをしてみたいです。「ドラァグクイーンにはこれくらいしかできないだろう」という誰かの思い込みを壊せるくらい、たくさんのことに挑戦していきたいです。
読者のみなさんに伝えたいことは、なんだろう……、「あなたの魅力は、あなたに貼られたラベルごときでは到底表現し得ない」かな。
今の時代って例えば母親だったらシングルマザーとかワーキングマザーとかなにかとラベルを貼られやすいし、それは迷惑なことでもあるけれど、でもそんなラベルなんてたいしたことない。あなたの魅力とは関係ないから。だからラベルは社会と戦うための単なる窓口だと思って、逆手にとって楽しんじゃおうよって言いたいです。