手を使うだけ。骨盤内の不調をセルフチェックする簡単な方法
だからこそ、まずは問題の原因が骨にあるのか、内臓にあるのか、その他にあるのかを慎重に見極めます。
■骨盤の不調の原因
さて、オステオパシーの説明をざっくりとしてきましたが、患者さんには女性特有の不調を抱える方もたくさんいらっしゃいます。
原因はさまざまですが、身体全体の圧力のバランスが崩れ、腹部の内臓が圧迫されていることがとても多いです。たとえば、腹筋が弱くなると内臓を支えきれなくなり、腸が骨盤臓器(膀胱や子宮)を圧迫することで、トラブルが発生します。
膀胱炎になったことがあって、肩こりもある方。このふたつはまったく関係がないと思いますか?実は、膀胱炎にかかったことがあると、膀胱の周りの筋肉が硬くなっていて、それが肩こりの原因、ということもあるのです。
実際に、膀胱の治療をしてあげると肩こりも良くなることがあります。
■「骨盤内の不調」セルフチェック
そこで、まずは骨盤内の不調をセルフチェックしてみましょう。
仰向けになって膝を立てます。次に、指先を恥骨の方に向けて手を広げておへその下に置きましょう。中指が恥骨の上に来るようにしてください。
こうすると、膀胱の上にある3本の靭帯それぞれに、人差し指、中指、薬指が当たるようになります。