「20代の頃は頑張ってヒールの高いパンプスやサンダルを履いていたけど、最近は腰痛が…」女友達とファッション談義をしていたはずが、ついそんな話題に流れがちなアラフォー世代。とはいえ、ヒールを履いた時の膝や腰の痛みは、年齢のせいというよりも歩き方のクセによって招いている可能性大。もう一度“正しい歩き方”を見つめ直してみませんか?
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健やかな歩き方の鍵は「重心」体に負担のない健やかな歩き方のポイントは「重心」。この重心バランスを、筋肉の力に頼って無理に取っていると足首、膝、股関節、腰などを痛めやすくなります。大切なのは、骨格でバランスを取ろうとすること。そのために外せないファーストステップが、
“足裏の感覚”です。
まずは深く考えずにすっと立ち、自分の場合は足裏のどのあたりで重心を捉えているか、感じてみましょう。あなたは以下のどのタイプでしょうか?
A.つま先寄りに重心がある
前のめりになりやすいので、バランスを取るにはお腹を前に、お尻を後ろに突き出すことになりがち。
一見すると姿勢良く見えますが、反り腰の状態が続くと痛みも出やすくなります。
B.かかと寄りに重心がある
バランスを取るために膝を前に出し、骨盤は後ろに倒して背中を丸くすることになり、猫背の姿勢に。かがむ時はそのまま腰を曲げがちで、ギックリ腰などの腰痛が起きやすいタイプ。
C.足裏の外側に重心がある
靴の外側が極端にすり減るようならこのタイプ。O脚の原因でもあり、膝、股関節、腰に負担がかかって痛みの原因に。足先が内向きなら内股歩き、足先が外向きならガニ股歩きに。
D.足裏の内側に重心がある
歩いていると、膝同士が擦れる、靴の内側がすり切れやすい場合はこのタイプ。いわゆるX脚の原因で、膝、股関節、腰にかなり負担がかかり痛みを招きやすい。
ではどこに重心があるのが理想的なのでしょうか?