子供の寝つきが良くなる? 民間療法「カモミール」の効能とは
カモミールは昔から、大人から子どもまで幅広く利用されてきました。特に子どもの寝つきの悪さやかんしゃく、胃腸症状やアレルギー症状の改善などの民間(伝統)療法として使われていたようです。
カモミールといえば、ハーブティがおなじみですが、ハーブだけでなく、精油にもさまざまな作用や効果が期待できるといわれています。今回はそんなカモミールの効能について知っていきましょう。
© Botamochy - Fotolia.com
■リラックスにはローマン、抗炎症にはジャーマン、カモミールの種類とはカモミールにはジャーマン種とローマン種があります。どちらもリンゴのような甘酸っぱい香りがありますが、成分が少し違います。
・カモミールジャーマン
ハーブティでおなじみなのはカモミールジャーマン。「カミツレ」という和名も有名ですね。
炎症を抑えるといわれている「カマズレン」という成分が多く含まれており、精油の色は濃いブルーをしています。
また、カモミールジャーマンは学名をMatricariaといい、これはラテン語で「子宮」や「母」を意味します。そのため、冷え性や月経痛など、女性を悩ます症状にもいいと昔から言われています。
・カモミールローマン
同じカモミールでも、ローマンはジャーマンに比べてカマズレンの含有量が微量なため、精油の色はだいぶ違います。しかし、香りはローマンのほうが、クセが少なく、芳香浴に向いているといえるでしょう。
カモミールローマンは、リラックスに向いているといわれ、ストレスや子どものぐずり、寝つきを緩和させる効果があるといわれています。