レモンの効果で爽やかに夏を乗り切る! 自家製レモンジンジャーエールの作り方
レモンは “丸ごと” が効果的
「柑橘類(シトラス)に含まれる最近注目の成分が、
ヘスペリジンです。ポリフェノールの一種で、抗酸化作用や末梢血管を強化する作用があります。
血流を改善して毛細血管の血液の流れを促してくれるため、夏でも冷えが気になる女性にはありがたい成分です。ヘスペリジンは柑橘類の皮や白い筋の部分に多く含まれ、みかんの皮を乾燥させた陳皮(ちんぴ)といった生薬としても、古くから利用されてきました。できれば、レモンも丸ごと食べていただきたいですね」(岩田さん)
例えば、レモンを皮ごとスライスしてはちみつ漬けにすれば、無理なく皮も筋も食べられるうえ、はちみつに含まれるミネラルなどの栄養素も一緒に補給できます。
また暑さで食が進まないという時には、レモンの皮をすりおろしてサラダのトッピングに。さらにレモン果汁を使ったドレッシングをかけて食べれば、有効成分を丸ごといただけるうえに、香りも爽やかで食欲がアップ!
「レモンのいい香りは “気” の巡りをよくします。気の巡りがスムーズになると血の巡りもよくなります。そして体全体の巡りがよくなると、次第に冷えも取れて体調が整っていきます。陳皮のようにレモンの皮も薄くスライスして乾燥させ、ウーロン茶や紅茶にブレンドするととても香りがよく、美味しくいただけますよ」(岩田さん)
さらにレモンはスパイスとの相性も良いため、
ジンジャーやクローブと組み合わせて料理に使うと気になる冷えにいっそう効果的だそう。
次ページでは、そのスパイスとレモンの香り漂う『自家製 レモンジンジャーエール』をご紹介。美肌だけでなく、夏の冷え対策にもうってつけです。