大人になるほど恋愛が臆病に…まっすぐな気持ちで人を好きになるのに必要なこと
年齢が上がるにつれ、素直に人を好きになれなくなっていませんか。昔はイケメンだとか、スポーツが得意というだけで人を好きになれたのに、アラサ―になるとそう簡単に誰かのことを好きになれないもの。
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年収や家柄など、その人の本質とは違うところに目が行き、なかなか恋愛対象が見つからないのは、ココロがゆがんでしまったからなのでしょうか。 ココロがゆがむと、鏡に映った自分の外見もどことなくゆがんで見えるから不思議なものです。
今回は心理学の観点から、年齢を重ねるごとに変化していく「ゆがみ」について解説します。
大人になり、色々な経験を重ねることは、人としての深みや魅力を増すという意味ではいいことです。しかし反面、その経験をどう捉えたかによって、その後の人生にプラスにできるかマイナスになってしまうかが変わってきます。
女性が陥りやすい“思考の偏りパターン”とは?
心理学で「認知のゆがみ」と言われるものがあります。これは、様々な出来事を通じて自分が得てきた「ココロの色眼鏡」とも言うべき、思考の偏りを表します。偏りのパターンは大きく分けて10種類ほどありますが、女性が陥りやすいのは
・過度の一般化
とてもモテる男性に恋してしまったが全然振り向いてもらえず、彼はすごい美人と付き合いだした。この経験から「モテる男性はすごい美人にしか興味を持たない→自分は一生、モテる男性とは縁がない」と思い込む
・結論の飛躍
彼に連絡をしてすぐに返事が返ってこないと「自分が何か嫌われるようなことをしたに違いない。もう彼は自分に気持ちがなくなっているのだ」と考える
・マイナス化思考
仕事に一生懸命取り組んで評価が上がっても「これはまぐれでうまくいっただけ。次の仕事は失敗するかもしれないから期待しないでほしい」と尻込みする
・拡大解釈と過小評価
美人の友人を見て「あの人はキレイだから、人生で望むものは何でも手に入るはず!」と(実際、その友人が何かに悩んでいたとしても)決めつけてうらやむ
などがあります。あなたにも、あてはまるものがあるのではないでしょうか。
こういった「認知のゆがみ」は、自分のココロを傷つけた経験から生じることが多く、これ以上、自分が傷つき辛い気持ちにならないように防衛するための「ココロの鎧」として形成されていきます。ですから、大なり小なり誰しも持っているものなのですが、そのゆがみが大きくなってしまうと、他人に対して強い偏見や先入観を持ってしまったり、新たな関係を作ることに臆病になってしまったりと、自分自身を生きづらくしてしまうことがあります。
ココロがゆがむと外見の美しさにも影響する!
また、そのようなココロのゆがみは、外見にも影響を与えます。どうせオシャレしたって誰にも気づかれないから、メイクなんてしなくてもいい、とか、逆に「女性は外見が全て!」とばかりにメイクやダイエットをしすぎたりなど、心身のバランスが崩れてしまいます。
そうなると普段の姿勢や食事などにも関心を払わなくなり、だらしなくてもラクな恰好をしていたり、すぐに食べられるインスタント食品などで食事を済ませてしまうようになります。すると血行も栄養状態も悪くなりますから、顔色が冴えなかったり、眉間にシワが寄っていつも怒っているような表情になったり、髪に潤いやコシがなくなったりしてしまいます。
そんなコワい状況にならないために、少しずつ歪んでしまった自分のココロとカラダをほぐしていきましょう。