SPFだけじゃない、UVカットの新基準「UPF」ってなに?
外出時、季節を問わず気になる紫外線。太陽がさんさんと降り注ぐ夏は、特に念入りにUVケアをしておきたいところです。
UVケアの基準といえば「SPF」が有名ですが、そこにいま、新しい基準が出てきているのをご存じですか?
あなたの服にもついているかも、世界基準の紫外線カット基準「UPF」とは?
ここ最近、肌に直接塗るタイプの日焼け止めだけでなく、服自体が「UVカット」になっているものを店頭で見かけるようになりました。ユニクロやしまむらといった大手アパレルメーカーでも、「UVカット」とうたう洋服が並んでいます。
さて、こうしたUVカットの洋服のタグをよく見ると、「UPF」という表示があることに気づいていましたか?
このUPFとは(Ultraviolet Protection Factor)の略で、衣類をはじめとした繊維製品に対する紫外線遮蔽の基準値です。紫外線対策の先進国であるオーストラリアやニュージーランドでおもに使われています。
日焼け止めでも見かける「SPF」のように、数字が大きくなるほど紫外線カットの力が大きく、UPF1につき20分間、太陽の下にいても日焼けを防いでくれます。
最高値は「UPF50+」。
これは20分×50=1000分間(約16時間)、太陽の下にいても日焼けしないことを意味します。もちろん、実際に16時間も太陽に当たることはほぼないので、丸1日紫外線から肌を守ってくれて安心、という意味で捉えましょう。
日焼けを防ぐためにせっかく重ね着しても、こういった基準をクリアしていない衣類を重ねるだけでは、結局日焼けしてしまうことになりかねません。衣類のUVケア基準「UPF」を、ぜひチェックしてください。
参考:
デサントUPF解説ページ