2015年10月21日 14:00|ウーマンエキサイト
シワ、ハリ低下はコラーゲン不足だけではない? エイジングケアの新常識、「弾力線維エラスチン」に注目!
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■「弾力線維エラスチン」の「分解酵素エラスターゼ」とは?
小田さん:最近の研究で、エラスチンがダメージを受ける原因のひとつに「エラスターゼ」という酵素が関わっていることがわかりました。エラスターゼは紫外線を浴びることで元気になり、エラスチンを分解しすぎてしまうんです。
つまり、エラスターゼが元気になりすぎないよう整えてあげることが、ポイントになります。
それには紫外線ケアがやっぱり基本。ただ、真皮に影響する紫外線Aは季節を問わず降り注ぎ、窓越しでも入ってきますから、完全にシャットアウトするのは難しかったりします。
また、35歳を過ぎたあたりからホルモンバランスが変化し、真皮の修復サイクルがダウンしてしまうのも、誰にも逆らえない自然な現象です。
だから、スキンケアで真皮にアプローチしていくことも、これからは大切になってきます。アイテムを選ぶときには、エラスターゼの働きを抑え、弾力線維エラスチンを守れるものかどうかもチェックしておけるといいですね。
平野さん:シワって、乾燥対策や部分的なケアが必要だと思っていましたが、真皮のケアが大切なんですね…。
小田さん:そうなんです。コラーゲンとエラスチンからなる真皮を整えることが、ひいてはシワやたるみ、毛穴の流れなどのアプローチにつながり、エイジレスな見た目を保つ秘訣になるんです。
■ハリのあるお肌を保つには、「弾力線維エラスチン」を守るケアが大切!
古澤さん:せっかくなので、効果的なスキンケアの方法を教えてください。化粧水のあと、どのタイミングで次のステップにすすめばいいのか、よくわからなくて。
小田さん:まずは化粧水やブースターをお肌にたっぷりなじませて、表皮をゆるめ、乾燥を感じる前に美容液を使います。ハリのあるお肌を保ちたいなら、弾力線維エラスチンを守るタイプのものがいいですね。
美容液をなじませたら、お肌が「美容成分を咀嚼(そしゃく)したな」と思えるよう、1~3分程度インターバルを置いてみてください。忙しいと思うので、通川さんのように「何かをしながら」でOK 。私はこの間にスクワットしたりしています(笑)。
お肌がしっとり、もっちりしてきたら、次のステップにすすむサイン。美容成分を逃がさないようクリームなどでフタをします。
それぞれのアイテムをなじませるインターバルを入れながらのオーソドックスなステップが、これまでの経験上もっともお肌がこたえてくれるケアだと感じています。
ちなみに、美容液は朝晩2回使うほうが、より効果が期待できますよ。
お肌のケアは、「続けること」が何より大切です。これから先もぷるんと弾力のあるお肌を保つために、今からはじめられる適切なケアを続けていってくださいね。続けていれば、10年後、20年後のお肌に必ず違いがでてきます!
古澤さん・通川さん・平野さん:今日教えていただいた真皮のこと、そして「弾力線維エラスチン」のこと、これから意識してみます。ありがとうございました!
<編集部まとめ>
最近、うたた寝したときに顔につくクッションのあとがなかなか消えないことに気づいた、30代半ばの筆者。これってお肌の弾力の低下がはじまっているサイン? と、つくづく危機感を感じました。
座談会を通して、肌のハリを維持するためには「弾力線維エラスチン」がとても重要で、エラスチンを維持するためにエラスターゼの活性を防ぐ、という点が非常に勉強になりました。
エラスターゼを活性化させない為にも、日頃から紫外線ケアを行うことが大事ですね。
美容液の選び方や使い方にも気をつけて、弾力のあるへたらないお肌を取り戻したいと思います!
企画協力:花王