香りの力を借りて、前向きな「快」のエングラムを作る私は嗅覚が専門なので、すぐに香りと記憶に結びつけ考えてしまいますが、香りによって思い出す記憶は、良い思い出も嫌な思い出もあります。
でもなぜか、
香りで思い出す記憶は
心地よい出来事が多いのが特徴です。そしてその良い記憶をまた再現したい、その場所へ言ってみたい、と思うことも人間の心の不思議です。
© Mila Supynska
例えば、金木犀は人の心に残る香りの1つで、それに綴られるエピソードも美しい思い出が多いですが、なぜかそんな人が皆自分の庭に金木犀を植えたがります。夏に香取線香に火を付けるのも、なぜか懐かしい子供の頃を思い出すから、と言います。過去の美しい記憶が現在、そして未来に結びつく瞬間です。その香りで、また楽しく、新しい記憶が塗り替えられていく。世代を超えて、その香りが子供たちの楽しい記憶に刷り込まれていく。
© coldwaterman
日々、いろいろな出来事に遭遇するけれど、そのエピソードをなるべく嫌だ、不快だと捉えるエングラムを作らず、前向きに楽しいことへ向かうエングラムへと変えられたら、と思いませんか。香りにはそのお手伝いをする力があります。心地よい香り、素敵な香りを漂わせて、前向きに
快のエングラムへと結びつけていきましょう。