忙しくてもできる! ヘアメイク草場妙子さんに教わる「大人のための乾燥対策」
ブースターや美容液として。オイル使いのコツでは、保湿はどのようにすればいいのでしょうか?
「一番大切なのは自分できちんと
知ること、わかること、感じること。例えばいつものスキンケアで化粧水と乳液を使っていたら、いつもと同じもの、使い方で潤ったと思えればそれでいいんです。でも『なんか乾燥する、化粧ノリがよくない』と感じるのであれば、そこでやり方か、ものを変える。
もし、ものを変えないのであれば、いつもの化粧水を
重ねづけしたり、乳液を
多めに塗ってパックするなど、ちょっとした工夫で変わってくると思います。翌日、自分の肌の
状態を見て、自分のベストを見つけましょう」
草場さんのおすすめオイルのひとつが、「SHIGETA」のEXオイルセラム。抗酸化作用が豊富で、ローズヒップやトマト、クランベリーをベースにした、女性らしく大人向けのいい香り。こっくりと重たいオイルで、これからの季節にぴったりです。
/15ml ¥7,000(税抜)
また、スキンケアをする
タイミングもすごく重要です。特に入浴後は急激に
乾燥します。だからお風呂から上がるときに、お子さんがいる方はちょっと待ってもらって、顔をタオルで拭いてオイルを手に取り、なじませてから、ゆっくりと子どものことをしてあげる。
オイルはとても優秀で、
ブースターの役割をしてくれるんです。分かりやすく言うと、乾いた土壌にそのまま水を与えるのではなく、ある程度耕したところに水を与えると、しっかり保水できますよね。オイルをつけることによって、そのあとのスキンケアの成分を
きちんと受け止められる肌を作ってくれるんです。化粧水は蒸発して乾いてしまうのですが、オイルは残ってくれるので、渇きを感じないところもいいですね」
自分に合った「オイル」の選び方オイルは、自分の好きな
香りを基準に選ぶことが重要。さらに鉱物油が主成分で肌に蓋をして保湿するタイプのオイル(ベビーオイルなど)ではなく、大人は肌に
浸透させる
植物性のオイルを選んで、と草場さん。
顔だけでなくボディにも、入浴後の体が濡れている状態でなじませると、タオルであまり拭く必要がない状態になり、ヌルヌル感も軽減されるそう。時間がなくてマッサージできないという人にも、簡単にできるセルフケアです。
「オイルをひとつ持っていると、美容液として化粧水の後にも使えて便利。また、いろいろなものに
混ぜられるという利点もあるので、例えばボディークリームに混ぜると保湿力が上がり、のばしやすくなるのでなじみやすいです。さらに
髪の毛につけて髪の保湿も。私は肌につけてしみるものに出合ったことがないので、肌荒れしているときにまず使ってみては?」