なぜ2人目ができない?――2人目不妊の原因と改善法
「2人目が欲しいのに、なかなかできない…」という悩みを抱えている人は、案外多いものです。
今回は、「1人目は妊娠したのに、2人目で不妊になる」というケースについて、不妊に悩む女性への施術も行っている、『妊娠を考える女性のための治療院・天使のたまご』院長の鈴木さんに解説していただきました。
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「2人目ができない」人は少なくない
最近、「2人目不妊」という言葉が一般的になっているくらい、2人目を授からずに悩んでいる女性は少なくないのです。
「1人目ができているのだから、2人目もできるだろう」と考えている方が多いようですが、そう簡単には妊娠しないことも多いのです。
そもそも、なぜ妊娠できないのでしょうか? 何点かその理由を挙げてみましょう。
2人目を授かりにくい理由
<理由1>
体は日々変化しているので、1人目を出産した時の体と現在が明らかに変わっている
・1人目の出産で子宮や卵巣、骨盤にダメージを負った
・育児や家事による生活ストレスが多く、体調不良である
そのほか、
・排卵障害(黄体機能不全、多嚢性卵巣症候群、早期卵巣機能不全、卵巣性排卵障害、視床下部・下垂体性排卵障害など)
・妊娠の妨げになる異常(子宮内膜症、着床不全、卵管異常、子宮異常、頸管異常)が
・免疫異常(抗精子抗体)
といった病気を患っているおそれもあるでしょう。
<理由2>
性行為の回数が減っている
・仕事が忙しく、性行為へのパワーがない
・性行為がマンネリ化して、どうもする気が起きない
・子どもが一緒に寝ているので、する場所がない
・そもそも性欲がない
妊娠の確率は、性行為の回数に伴って高くなります。上記のような理由で、性行為の回数が減っている場合、2人目を妊娠しにくいこともあるでしょう。