2015年12月16日 11:00|ウーマンエキサイト
注目はラクトフェリン! 大流行の兆しがあるノロウイルス予防3カ条
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いよいよ冬本番が近づいてきました。インフルエンザやノロウイルスなど感染症が流行するこのシーズンは、小さなお子さんがいるママは何かと心配がつきませんね。しかも今年は「ノロウイルスの“新型”が大流行する恐れがある」と国立感染症研究所が発表していますから、例年以上に警戒したほうがよさそうです。
ウイルス界のフェラーリ!? 新型ノロウイルスが大流行の兆し
ノロウイルスは、感染性胃腸炎を引き起こすウイルスの一種です。激しい嘔吐や下痢、発熱などを引き起こし、その感染力の高さから「ウイルス界のフェラーリ」なんて呼ばれることも。小さなお子さんは、脱水など重症化しやすいので、とくに注意が必要です。
今年は年明けから、これまで主流だった「G2・4」という遺伝子型ではなく、 「G2・17」変異株という新型ノロウイルスの感染が広がっています。ですから、「1度かかっているから免疫がある」と安心はできません。そもそもノロウイルスは免疫システムがほとんど効かず、再び感染するおそれが高いといわれているのです。
※「G2・4」と「G2・17」の2は正式にはローマ数字。
ノロウイルスは、かかったお子さんが辛いのはもちろんですが、ケアをするママの負担も大きいですよね。感染力が高いので家族にうつらないかヒヤヒヤしますし、嘔吐で汚れた衣類やシーツの処理もとても大変。できれば、感染せずに乗り切りたいものです。
ノロウイルス予防のための3カ条
ノロウイルスの感染経路は大きく分けて、「食べ物」と「人」の2つ。そのため、体の内側と外側の両方から対策することが必要です。
(1)手洗いは流水で30秒以上
ノロウイルスは口から感染するので、予防の基本は「手洗い」です。液体せっけんで、手首から指先まで丁寧にこすり洗いし、30秒以上水道水で洗い流します。ノロウイルスは石鹸だけでは殺せないので、しっかり洗い流すことが大切です。
(2)食材の加熱でノロウイルス撃退
食材の中心の温度を85度以上に保ち、1分以上加熱するとノロウイルスの活動を止めることができます。またウイルスに汚染されやすいカキやアサリなどの二枚貝は85~90度で90秒以上加熱するのが望ましいとされています。
ちなみに嘔吐で汚れたものを片づける際は、エプロンやマスク、手袋で完全防備をして、汚染されたものをビニール袋へ。そのまま捨てるのがベストですが、捨てられないものは熱湯をかけたり、大きい鍋で煮洗いしたりするなど85度以上を1分以上保てばOKです。
(3)ノロウイルスの感染を抑える食品を摂る
体の中から感染を予防するには、ノロウイルスの感染を抑制する食品を摂るのも効果的です。最近では「ラクトフェリン」が注目を集めています。