2015年12月16日 11:00|ウーマンエキサイト
注目はラクトフェリン! 大流行の兆しがあるノロウイルス予防3カ条
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1年中摂りたい! 注目成分「ラクトフェリン」とは
ノロウイルスの感染を抑える成分として注目を集めている「ラクトフェリン」。夏には食中毒菌対策としても話題になったので、覚えている方もいるのではないでしょうか。
ラクトフェリンとは、母乳に含まれているタンパク質の一種。出産直後の初乳にとくに多く含まれており、赤ちゃんをさまざまな細菌やウイルスから守ってくれます。もともと人間の体内にあるものですから、副作用もなく、とても安全なものです。
ラクトフェリンには、ノロウイウルスの体内への侵入を防ぐ効果があります。また、腸内環境を整え、免疫力を高める働きもあります。そのため、万が一ノロウイルスが体内に入っても、ある程度その発症をおさえたり、発症しても症状が軽くすんだりする可能性があると考えられています。
また、前述のとおり、食中毒菌にも効果があるとされ、サルモネラなど食中毒菌の増殖を抑える力も確認されています。夏は食中毒対策、冬はノロウイルス対策と一年中大活躍してくれるラクトフェリン。最近ではさらに風邪やインフルエンザなどのウイルスの抑制にも力を発揮するとして、研究が進められています。体を強くし、健康を保つために、年間を通して摂取したい成分なのです。
ラクトフェリンはどんな食品に含まれている?
ラクトフェリンは母乳だけでなく、加熱殺菌前の牛乳やナチュラルチーズなど非加熱の乳製品にも含まれています。ただ残念ながら、熱に弱いという特性があるため、高温で殺菌される一般的な牛乳やその他の乳製品にはほとんど含まれていません。効率的に摂取できるのは、ラクトフェリンを配合したヨーグルトなどの食品やサプリメントです。
なお、ラクトフェリンは一度に大量に摂取するよりも、継続的に摂るのがよいとされています。最近では、5歳未満の保育園児を対象に行った調査で、ラクトフェリンを継続的に摂取したところ、ノロウイルス感染の予防に効果があったことを示す結果も報告されています。
毎日賢くラクトフェリンを摂って、ノロウイルスから上手に身を守りたいですね。
取材協力:森永乳業