ボディセラピスト林里奈さんにきく からだの “めぐり” を上げるコツ
からだの悩み多きアラフォー世代。なかでも
“めぐり”に関する悩みが多いと言います。骨や筋肉の動きなどを通じてからだの「めぐり」とそのメカニズムを知り尽くす
「john masters organics TOKYO」(ジョン・マスター・オーガニック トーキョー)のセラピスト
林里奈さんに、実際に施術をしていただき、「めぐり」を促すためのポイントを伺ってきました。
左:オーガニックエッセンシャルオイルや植物オイルをふんだんに使った、オールハンドによるマッサージを施す「クレンズサロン」。右:インパクトのある施術と的確なアドバイスがビューティーライターたちの間でも評判のセラピスト 林さん。
めぐりキーワード1:「呼吸」―― クレンズの施術が始まる前に、お部屋に撒くルームスプレーの香りを選びますよね。同時に「呼吸の深さとリズム」も確認されて。「香りと呼吸の関係」も気になります。「呼吸」に意識を向けることで「めぐり」はよくなるのでしょうか?
呼吸がどんなリズムかを確認することで、普段より少し呼吸を意識していただくという意図もあります。
深い呼吸をすると、からだの
めぐりはよくなります。みなさん無意識な状態では
“呼吸がかなり浅い”方が多いようなので、呼吸を少しでも深く誘導するためにルームスプレーで
好きな香りでお部屋を満たすことをおすすめしています。
「クレンズサロン」では、ボディースプレーだけでなくルームスプレーとしても使えるエルバビーバのアイテムを4種類用意。施術中に好みの香りを選ぶことができる。
セラピストは、呼吸を合わせることでお客様の精神的なバランスを感じることができます。エネルギーや動作のバランスがお客様と一体化するので、深いリラックス効果が得られるようになるんですね。筋肉の細かなこわばりや緊張もセラピストは感じやすくなるので、「呼吸」はセラピストたちにおいても重要なキーワードになっています。
めぐりキーワード2:「温め」―― 「めぐり」に欠かせないキーワードのひとつに「温め」があります。林さんも「体を温める際に首の後ろを温める方が多いけれど、実際は “顎から首にかけてのゾーン” をよくマッサージするほうが効果的」と言われてましたが…。
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顎の下から首のラインを温めることで、
腰の筋肉を緩めて
腸をリラックスさせる効果が期待できます。
ワーキングママである松浦さんは、重い荷物を持つ習慣があることで肩と背中の筋肉が発達しています。同時にお子さんを抱っこすることで腕に大きな負荷がかかっていて、それを支えるために腰に圧がかかり腰が弱くなっています。真面目でストイックな性分なのかもしれないと感じました。
だからこそ、腸をリラックスさせて
副交感神経を優位にしてあげる、ホッとひと息つく時間になればいいな、との思いで顎下から首を温めるアドバイスをさせていただきました。