注目の「フェアトレードコスメ」 一歩進んだ自然派ケアとは?
自然由来の原料はもちろん、化学的な処理をしていないナチュラルな化粧品を選ぶ人は少なくありません。欧米では原料の由来や製法だけでなく、その
流通などにも意識が向いているのです。自然食などでは知られるようになった「フェアトレード」が化粧品業界にも少しずつ広がっているのをご存知ですか?
©chihana - Fotolia.com
フェアトレードとは?フェアトレードとは
「公正な取引」のこと。価格競争のためにより安い原料を仕入れようとすれば、海外の、しかも開発途上国からの輸入を考えるでしょう。そのこと自体は決して悪いことではないのですが、原料を不当に安い金額で買い叩いたり、低賃金で働かせたりして現地の人から搾取することが問題視されるようになりました。
このように不当の格差をなくそうとする動きがフェアトレードです。相手国にかかわらず、公平な条件のもとで適正な値段で生産者から直接購入し、
生産者や労働者の自立を支援しています。
これは食品だけではなく、
化粧品原料にもいえること。
石鹸などによく使われるパーム油はおもに途上国で生産されていますし、メイクやスキンケアで使うコットンも同様です。原料にこだわるように、その
原料の入手ルートまで意識することが、さらに進んだ
自然派ケアといえるのはないでしょうか。
日本にも、フェアトレードを謳う化粧品が少しずつ増えてきました。そんな意識の進んだ化粧品を紹介します。