そのスキンケア逆効果かも! 汗ばむ季節のインナードライ対策
いつも肌がベタベタする、鼻や額のテカテカ感が気になるという人は、オイリー肌だと思い込んでいませんか。そしていつも脂取り紙でふきとったり、オイリー肌用のスキンケアをしているのではないでしょうか。
そんなあなたは、「インナードライ肌」かもしれません。
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良かれと思っていたケア方法が、どんどん皮脂の分泌を増やし、インナードライ肌へと導いてしまうのです。今回は、このインナードライ肌の特徴、そして汗ばむ夏場の対処法について紹介します。
■インナードライ肌の特徴
「インナードライ肌」とは、表面は皮脂分泌が多くベタベタ感やテカテカした見た目なのに、お肌の内部は水分が不足して乾燥している状態の肌のことを指します。
一般的には、
・ドライ肌=皮脂分泌が少なく乾燥している、カサカサ感がある、粉をふいたようになる
・オイリー肌=皮脂分泌が多くベタベタ感がある、テカリの印象
などの特徴があります。
インナードライ肌は、どちらの特徴も持っているのです。
肌の内部は乾燥肌なのに、表面はオイリー肌のような印象なので、一見するとオイリー肌だと思われるかもしれません。
でも実際には、肌の内部の水分は常に不足した状態にあるのです。
■皮脂の落とし過ぎがインナードライの原因に
自分はオイリー肌だと思い込んで頻繁に洗顔をしたり、脂取り紙で皮脂を拭き取る…、この行動こそが、まさにインナードライの原因となります。
そもそも皮脂には、肌の表面を覆い肌内部の水分の蒸発を防ぐ役目があります。そのため、洗顔や脂拭き取り紙で皮脂を落としすぎてしまうと、肌内部の水分はどんどん蒸発し、蓄えることができないのです。