イタリアのママが実践! 育児疲れをカバーするメイク術
■白色ワセリンで自然なツヤ感
銀行で働く知人女性が4年前に出産したときは「出産前は普通肌だったのに、産後急に乾燥肌になって困った」と肌の変化を実感したそう。とは言え、育児の合間にできるセルフケアは限られ「せいぜい週イチの長風呂が精一杯」と自分のことは後回しになりがちでした。
それでも、ボディケアは市販のクリームでなんとかしのいだのですが、顔の乾燥はそうはいかず「メイクしてから2、3時間で頬の皮膚がポロっとめくれた」ほどで、皮膚科に行くこともありました。
「ドクターはなるべくメイクを控えるよう言うけれど、オフィスで仕事している以上、そういうわけにはいかない」と試行錯誤した結果、基礎化粧品の後に白色ワセリンをつけてから下地を重ね、ファンデーションで薄くカバーする方法に落ちつきました。
「これだとメイクが直接顔の皮膚に密着するのを防げるから、肌が乾燥しなくてすむ。時間が経つと自然なツヤが出てきて、くずれても汚くなく直すのがラク」と、ドレッサーにはワセリンのチューブを今でも常備しているそうです。
「家に帰ってきて、仕事や育児で疲れた自分の顔を見たときに気分が下がるのがイヤ。せめてメイクで気持ちを上げて、少しでも心に余裕のあるママでいたい」と語る人もいて、筆者も考えさせられたものです。
育児の忙しい時期は、「ムリをしない」程度のゆるい心構えでいることもポイントのよう。普段のメイクに工夫をこらし、育児期間中でもキレイを楽しみたいですね。