連載記事:大人のカラダ相談室
毎日だるくて、やる気が出ない、ツラすぎる…そのSOSの正体【大人のカラダ相談室 Vol.5】
Q.若いうちは頑張れたけど、今は毎日だるくて、やる気も起きず、常に疲れているような状態です。病気ということでもなさそうですが…。この状態から抜け出す方法はありますか?(37歳女性 子供2歳 時短勤務中)
A. 知らず知らずのうちに副腎が疲労しているのかもしれません。まずは十分な休養をとり、さらにビタミンB群を補給するバランスのよい食生活を心がけてみましょう。
しつこい疲れや倦怠感は
副腎が疲弊しているサインかもしれません。副腎が
コルチゾールというホルモンをたくさん分泌しているときは交感神経が優位になっていて、頑張れば無理がきく状態なのですが、副腎が疲れてしまいコルチゾールが出せなくなると、体は頑張れなくなってしまうのです。
■無理を続けたあとは、心身の変化に注意
無理を続けていると、副腎はもっともっとコルチゾールを出そうとしてクタクタに疲れてしまい、気付かぬうちにホルモン分泌機能が低下、
副腎疲労症候群に陥ってしまうことがあります。
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体の疲れだけでなく、軽度のうつや集中力の低下などのさまざまな不調も、人によっては副腎の疲れに由来しているかもしれません。
肉体的な疲れだけでなく、暑さや寝不足などあらゆる
ストレスが副腎の疲れの原因となっている可能性もあり、まずは心も体も休養することが大切です。
子どもの相手をしているとなかなかゆっくり休めないかもしれませんが、一緒にお昼寝をする、寝かしつけながら早めに寝てしまうなど、上手に休息をとって欲しいですね。