女と髪と人生と

ファッション・クリエイティブ・ディレクター軍地彩弓が自らの経験を元に語る、美容コラム。ファッションから世の中の潮流を読み解く、独自の視点で、「女と髪」の関係について語ります。

特集へ戻る

輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」



輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」

輝き続けるための日常の美の作法

軍地:私は夏木マリさんを見て育ったリアルな世代で、それこそ「絹の靴下」を歌っていらっしゃるときから拝見していますけれど、マリさんって今も変わらぬ美しさですよね。何か気をつけていらっしゃることってあるんですか?

夏木:フェイスマスクを毎朝したり、入浴して身体を手で優しくマッサージしたり。それなりにやってます。「手当て」という言葉があるけれど、自分の手で自分を愛してあげることが大切だと感じているの。手当ては、きちんと答えてくれるから。だから髪をブラシで丁寧にとかすとか、頭皮を自分で触って感じてみるとか、全身「手当て」はしているかも。

自分を「手当て」し、花を通して他者を「手当て」する

夏木:軍地さんから先ほど、女性ホルモンというお話が出たけれど、女性の暮らしには、お花を取り入れるのもいいかもしれない。

軍地:マリさんは、SNSによくお花の写真をあげてますよね?

夏木:花がね、好きなの。特にバラが。

軍地:先日、占いで今年はバラ、ゆり、ジャスミンがいいって聞いたんですよ。お花は運を開くものだって。お花の香りで女性らしさを活性させましょうねって。マリさんが好きなバラも今年のラッキーアイテムですよ(笑)。

夏木:2008年に支援で子どもたちに会いにエチオピアに行ったときにね、首都のアディスアベバでは、どのレストランのテーブルにも必ずバラが飾ってあった。エチオピアはまだ途上で不思議に思ったんだけど、産業としてバラの生産や輸出を増やしていくところというのを聞いて。それで、このバラで私自身何ができないだろうかと思って、友人たちの応援もあって「One of Loveプロジェクト」という活動をスタートしました。

軍地:素敵ですね。バラを買うことが支援につながるんですね。

夏木:マリルージュというバラを購入していただいた一部と、毎年、世界音楽の日である6月21日に開催している「One of Love プロジェクト GIG」収益で、子供たちの教育環境やその母親でもある働く女性たちの雇用整備の向上を目指しています。

軍地:自分の生活にバラを取り入れて自分が心地よくなって、バラを購入することで誰かの支援にもつながる。すごくいいですね。

夏木:もともとね、支援とかって私のような人間がやるものじゃないと思っていたの。似合わないと思っていたところもあったし。でも花という生き物が自分の生活空間にあると優しい気持ちになれる。花を飾るという余裕が自分にあることがうれしく感じるし、今はそういう自分でありたいと思うの。

軍地:私はマリさんから好奇心旺盛でいることとか、輝き続けるために必要なこととか、いろいろなことを教わって、刺激を受けています。お花も、私はカサブランカが好きなので事務所などにも飾っているんですけれど、花があるとその空間自体も優しい雰囲気になりますよね。

夏木:ココロとカラダはつながっているから、自分の気分を上げることも大切よね。手間がかかる肌や髪のお手入れも、自分と会話していることだと思うし、手当てはきちんとすればするほど、きっとね、どんどん見た目も上がっていくはず。

軍地:私、髪はフレームだと思っているんです。メイクも大切だけれど、髪が決まらないとファッションも決まらない。フレームに自信が持てるような女性でいたいと思っています。

夏木:髪は私にとっては言語。自分がどのような人物であるのか、また演じる役がどのようなキャラクターなのかを雄弁に語るもの。だから、これからもずっと髪型にはこだわっていってしまう予感がする(笑)。

軍地:新しいことを取り入れることを楽しんでいるマリさんの姿を見ていると、なんだかこちらまで元気になっていく感じがします。マリさん、今年はどんな予定でいるんですか?

夏木:2017年はね、3年ぶりの新作で、東京、京都、パリの3都市でコンセプチュアルアートシアター『印象派NEO』を公演します。

軍地:パリでも?

夏木:パリは4月25日にルーヴル美術館のオーディトリアムでやるのよ。

軍地:わ!私の誕生日だ。行きたいかも!

夏木:じゃあ、次回はパリで会いましょう(笑)

輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」

⇒老けない人のヒミツは「顔」より「頭皮」にあった!!>>>

軍地彩弓の美容コラム「女と髪と人生と」連載中!今すぐチェック>>>

輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」

軍地彩弓(ぐんじさゆみ)

講談社「ViVi」でファッションライターとして活躍後、 雑誌「GLAMOROUS」の立ち上げに尽力。ファッション・ディレクター として新しいアラサーブームを巻き起こす。さらに「GQ JAPAN」 「VOGUE GIRL」の創刊と運営に携わる。2014年より「Numero TOKYO」 ディレクターに就任。同時に(株)「gumi-gumi」を立ち上げる。 フジテレビ系ドラマ「ファーストクラス」の衣装監修や、情報番組「直撃LIVEグッディ!」のコメンテーターなど活躍は多岐に渡る。



輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」

夏木マリ(なつきまり)

80年代から演劇へ活動の場を広げ、芸術選奨文部大臣新人賞など受賞。93年からコンセプチュアルアートシアター「印象派」で身体能力を極めた芸術表現を確立。09年パフォーマンス集団MNT(マリナツキテロワール)を立上げ主宰。演劇指導にも注力し、モンブラン国際文化賞を受賞。同年、バラと音楽の支援活動「One of Love プロジェクト」設立。プレイヤーとして挑戦的な芸術活動は、多岐に渡る。
3/10(金)公開のディズニー最新作「モアナと伝説の海」の日本版声優を好演。さらに自身3年連続となる全国ライブツアー「MAGICAL MEETING TOUR?Live & Talk 2017」が開催決定。チケット発売は2月25日(土)より夏木マリ、オフィシャルサイトにてスタート!
http://www.natsukirock.com/pages/802231/page_201701161454



輝き続ける女性の髪、そして人生 「髪はその人を語る言語」夏木マリ、3年ぶりの新作!印象派NEOvol.3 「不思議の国の白雪姫」東京/京都/パリ 3都市公演決定!

圧倒的な美と演出のダイナミズム。コンセプチュアルアートシアター「印象派」。超個性派、異ジャンルのクリエイター、ゲスト出演者と共に表現する、夏木マリ&マリナツキテロワールの最新作。夏木マリが演出する“不思議の国”とは?
■TOKYO 2017年3月9日(木)-12日(日)世田谷パブリックシアター
■KYOTO 2017年4月2日(日)ロームシアター京都 ・サウスホール
■PARIS 2017年4月25日(火)ルーヴル美術館・オーディトリアム
夏木マリ 印象派NEO パリ ルーヴル美術館公演鑑賞付き H.I.S.特別記念ツアー・ヴェルサイユ&パリ6日間(※お申込みは2017年1月31日(火)まで)
【主催・企画制作】 MNS TOKYO公演最新情報はコチラ→ 特設サイト: http://inshouha-neo.com



ウーマンエキサイトで人気のコミックが動画でも!

チャンネル登録よろしくお願いします!

記事配信社一覧
facebook
Facebook
Instagram
Instagram
X
X
YouTube
YouTube
漫画家・脚本家募集LPバナー 上へ戻る
エキサイトのおすすめサービス

Copyright © 1997-2024 Excite Japan Co., LTD. All Rights Reserved.