乳がん検診をはじめ、30代女性がすべき女性検診 そして「婦人科」とのつきあい方とは?


■30代こそ「かかりつけ医」を見つけるチャンス!

婦人科検診は婦人科、乳がん検診は乳腺外科なので、併設されていなければ別々のクリニックに行くことになります。それがまた敷居が高く、気軽に検診に行かれないイメージがあります。

「そこで、ぜひおすすめしたいのが、婦人科のかかりつけ医を持つために、検診に行くこと。30歳を超えたらぜひ、探す努力をしてください。赤ちゃんを産んで、その産婦人科とのお付き合いが続いていて信頼関係があるなら、そこでいいと思います。そうでなければ「婦人科」「女性外来」のドクターが理想です。自分の職場か、自宅に近いところで見つけましょう。クリニックはできるだけ動線のいい通いやすいところにするのがベストですからね。


30代女性は自分のかかりつけ医を持つこと。

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もちろん最初に行ったクリニックに通わなければいけないわけではありません。相性のいいドクターと出会えるまで3~4軒行こうかな、というような軽い気持ちでまず検診を受けに行く。これが大事です。「女性外来」と銘打っているところは、お医者さんの共感率というか、女性の健康に対する理解が深い場合があるのでおすすめです。

また、婦人科でエイジングケア、高濃度ビタミンC点滴や栄養療法、漢方薬、AMH検査、経腟測定などを取り入れているクリニックは、女性の生涯の健康づくりや生活の質という視点を持っていると考えてもいいと思います。産婦人科とは明らかに違い、女性の健康に対する意識が広い、と言ってもいいかもしれません。なにせこれからの時代は、婦人科医を味方にするのが賢い女性の生き方だと思っています」(宇江佐さん)

働くママは、自分のためにそんなに時間やお金をかけられない、という人もいるでしょう。
でも、ママが乳がんなどの病気になったとき、子どもがどれだけストレスを受けるか、そういう想像もしてみる必要があります。検診は自分のためだけじゃなく、家族のため、それから自分の職場で一緒に働いている人たちのためにも大切なこと。『子どもやご主人の誕生日、結婚記念日などに検診へ行く』と決めておくのもいいでしょう。

嵐のような毎日を送っているからこそ、30代女性は自分と対話をする時間を持つこと。

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「嵐のような毎日を送っているからこそ、自分の中の声に耳を傾けるヒントやフックになるものを見つけて、それをクセにしてほしいんです。いい習慣はかならず力を発揮してくれますから。

将来更年期に入って、もし不調が出ても婦人科で治療できます。すべての女性が通る人生の時期と上手に付き合うために、30代から『あなたのメソッド』を見つけて、ぜひ習慣化してくださいね。


これが30代のみなさんへ、無防備に30代を過ごし、歳をとったと反省している私からのメッセージです」(宇江佐さん)



<参考書籍>
宇江佐りえ著『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』

『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』
(自由国民社/1300円+税)


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