30代からのカラダ塾

「女性ホルモンって?」「プレ更年期ってあるの?」「婦人科のかかりつけ医を探すには?」「乳がん検診、何を受けるべき?」30代になって、それまでとは違ったカラダの不安や不調を感じる女性たちに、知っておいてほしい情報をお届けします。

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女性ホルモン量は30代から下降線! これから起こるカラダの変化を知っておく

 

蓮見則子 ライター
蓮見則子

『更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド』の著者、宇江佐りえさんに聞く、30代の体の変化と向き合って一生ハッピーに生きる方法とは?

女性ホルモン量は30代から下降線! これから起こるカラダの変化を知っておく

(c) Monet - Fotolia.comMasson



「自分自身のケアを何もしないで30代を過ごした私は、更年期の知識がなく、後々大変なことになりましたから(笑) 私を反面教師にしてほしいんです」

と語る宇江佐さん。自らの経験を生かし、エイジングスタイリスト・メノポーズナビゲーターとして活躍しています。30代だからこそしておくべきセルフケアについて聞いてみました。

宇江佐りえ Rie Ueza
宇江佐りえ

エイジングスタイリスト・メノポーズナビゲーター。1959年生まれ。 1981年にデビューし、お天気お姉さんとして活躍。その後、CX「なるほど!ザ・ワールド」など数々のレギュラー番組を持つキャスター・レポーターとして20年活動。2000年、オリジナルインナーブランド『Re:essence(リエッセンス)』立ち上げ、アトピーアレルギーに悩む女性を中心に、皮膚科・婦人科医にも支持されるブランドに。 2011年『NPO法人 更年期と加齢のヘルスケア認定 メノポーズカウンセラー』の資格を取得。更年期とウェルネスエイジング啓発につとめ、ただいまアンチエイジングのチョコレート開発中。著書に『更年期をハッピーに生きる幸年期メソッド』(自由国民社)。http://blog.excite.co.jp/uezarie/



■私の失敗は、「更年期」を全く気にとめていなかったこと

20代から30代までを、レポーターやタレントとして過ごした宇江佐さん。自分の代わりのいない仕事だけに、倒れて穴を開けてはならない一心で、必然的に健康オタクになっていったと言います。それなのに、です。

「40歳手前でいろいろな不調が出ていたのに、頭には『更年期』の3文字が全く浮かばなかったんです。卵巣が老化していくものだということが、すっかり頭から抜け落ちていたんですね。後から思えば、30代終わりの尋常じゃない汗がもう更年期の症状だったかな、と。

結局、初めて更年期を意識したのは、45歳くらいで、とても強く症状が出てしまってから。イライラと鬱々した日が交互にやってきて、集中力がなくなって仕事にもならないような状態でした」(宇江佐さん)

みなさんは、そもそも「更年期」が何なのか知っていますか? 「更年期」というと何か病名のようなものをイメージする人が多いのですが、 「思春期」と同様、女性の一生の内のある期間のことを差しています。

宇江佐りえ著「更年期をハッピーに生きる 幸年期メソッド」より、女性の生き方とストレスの図

私たち女性は、初潮など思春期の変化については学校で教えてもらいました。思春期は10~18歳頃の心身ともに不安定な時期。この頃は女性ホルモンの分泌が活発になり、大人になる準備の期間でした。一方、「更年期」については誰も教えてはくれません。

そう、更年期とは世界中の女性が1人残らず通るもの。卵巣の機能が衰え、女性ホルモンの分泌が少なくなる時期のこと。その変化に慣れるための期間で、思春期のようにやはり心身が揺らぐのです。

エストロゲン量を表すグラフ

時期は、閉経をはさんだ前後10年ほどの期間がそれに当たります。閉経する平均年齢は50歳といわれているので、だいたい45~55歳が更年期です。

■30代女性も更年期と同じような不調が起こりがち

「45~55歳というのはあくまで平均です。私のように後から考えると40歳手前でもう更年期の不調を感じてしまう人もいます。

また、忙しい30代の働くママは身も心も張りつめているので、不調を感じやすいかも。まだ更年期ではないけれど、それと似たような症状が出てしまうことがよくあります。でも、知識がないと、どうして不調が起こっているのかに気付くことができない。

更年期の症状は、200や300もあると言われます。よく知られているのがホットフラッシュと呼ばれるほてり、汗、のぼせ、動悸(どうき)、イライラや不安、集中力の低下、頭痛やめまい…、挙げたら切りがありません。

中には、朝起きられない、だるい、仕事に行けない、家事をする気力がない…など、ともすれば“怠けている”と思われるような症状が出る人も。

ぐったりする女性

(c) Monet - Fotolia.com



私の場合、いちばんつらかったのは集中力の低下でした。40代半ばでもまだ気がつけず、自分に起きている症状が理解できないものだから、さらに症状を長引かせていたと思うんです」(宇江佐さん)

混同してしまいがちなのは「更年期障害」。更年期にはいろいろな不調が起こる人も少なくありませんが、社会生活に支障を来すほど症状が重い状態を「更年期障害」と呼んでいます。日常生活は送れるけれど、心身の不調がある場合は「更年期の症状」という言い方をします。

こういった症状が出るそもそもの原因は、卵巣の老化。つまり女性ホルモンの分泌量が減ること。卵巣に対して女性ホルモンを出せ出せと指令するのは脳ですが、卵巣機能が低下して分泌できないと、指令だけが空回りして脳がパニック状態になるためです。自律神経のバランスが崩れ、あらゆる不調が起こってもおかしくない状態に。

でも、重度の症状が出る人もいれば、何も症状が出ないまま更年期が過ぎる人もいます。その違いは何でしょう?




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