健康で美しいママでいるためには
女性ホルモンが重要な役割を担っていること、そして女性ホルモンは自分で増やせないので、減らさないようにすることが大切だと
前回の取材でわかりました。取材にご協力くださった高尾美穂先生から教わったことを実行して、できるだけキレイに年齢を重ねていきたいものです。
大豆製品は女性ホルモンと似た働きをする成分を作り出す
女性の心と体の健康のために必要な「女性ホルモンをコントロールすること」については、ホルモン補充療法や漢方など専門家が必要なものとは別に“大豆食品を積極的に食べる” という手軽な方法も教えていただいたので、取材後、毎日食べているのですが…。
この大豆イソフラボン、
効果を得やすい人と得にくい人がいるんだそうです! 大豆イソフラボンを腸内細菌によって「エクオール」にすることができる人は、より高いエストロゲン活性があるのです…が、なんと日本人の半分は「エクオール」を作れないとのこと。
自分は「エクオール」を作れているんでしょうか…?高尾先生から「簡単に調べるキットが市販されている」と教えてもらったので、さっそく編集部6人でチェックしてみることに。
編集部が受け取った結果は……
検査に使用したのは、エクオール検査
「ソイチェック」
検査方法は、専用キットで採尿し、付属の封筒で送るだけ。2週間前後で結果が届きます。エクオールは作られた後、数日中に尿と一緒に体外へ排出されるため、採尿でエクオール濃度を調べることができるそうです。
検査した6人
1.編集M(30代前半) 2. 編集K (30代前半) 3. 編集Y (30代中ば) 4. 編集N (40代前半) 5. 編集S (40代後半) 6. ライターR(40代後半)
検査した6人中4人は、大豆製品が好きで積極的に摂っていました。「もしかしたら作れていないかも」という気持ちと、「いや私は大丈夫」という気持ちが交差しながら受け取った結果は……
『エクオール』を作れていたのは、6人中なんとたったの1人だけ! しかもその1人、編集Nも、5段階レベルのうちレベル3で、「エクオールは作れていますが、数値は高くありません」という結果に!
■編集N (40代前半) 検査結果 4.2μM レベル3
「作れているという結果は嬉しいですが、最近は疲れやすくPMS症状がツラかったり、痩せなくなったりと、年齢を感じるような症状が気になってます…(泣)。今後はよりいっそう女性ホルモンを大切にしないと! と思ったので、検査後は、納豆を食べる頻度を増やし、オーガニック豆乳に甘酒入れて飲んだりしています」
他の5人は0.4 ~ 0.9 μMで、レベル2の作れてません判定。大豆製品を積極的に摂っている人もいただけに、みんなショックを隠せません。
■編集Y (30代中ば) 検査結果 0.7μM レベル2
「何もしなくとも潤っていた20代とは違って、手を加えなければいけない30代を実感中。しばらくなかった生理痛も復活し、1日目は頭痛が酷くて、鎮痛剤を飲まなければいられないようになってしまいました…。とはいえ、子どもが納豆、豆腐、豆乳、ソイミートと大豆食品が大好きで自分も食べている気でいたので、この結果にショック! でも振り返ってみると、納豆と豆乳は息子に自分の分も取られてしまい、自分はみそ汁の豆腐以外食べていないことに気づきました」
■編集K (30代前半) 検査結果 0.9μM レベル2
「大豆製品は好きでよく食べているつもりだったので、作れてないという結果にショックでした。健康診断でコレステロール値が高いという指摘も受けてしまったので、豆乳の豆腐煮込みを夕食に食べています。大豆に意識を向けることで、料理のレパートリーが増えたり、身体について考えたりと、家族にも自分にも良い結果となりました」
■編集M (30代前半)検査結果 0.4μM レベル2
「納豆もお豆腐も好きで食べていたので『作れていない』という結果が出てショックでした。
ジムにも通いはじめて適度な運動(といっても週1回のウォーキングマシーン30分)をしているので、体の調子は悪くないんですが…。検査結果の翌日から、積極的に納豆・豆腐・味噌汁(インスタント)・豆乳を食べるように。でも続けられず、2日坊主…無理せず取り続けられる方法を考えます」
■編集S (40代後半)検査結果 0.4μM レベル2
「『わたしはエクオールを作れていないかも…』と想像はしていたものの、数値で明確に出るとやはりショックではありました…(笑)。30代の頃から不規則な生活を送り、ホルモンバランスが崩れがちで何度か体調も崩し、その都度ケアをしてきましたが、今回の検査で【さらなるケアが必要な状態】であるということがわかりました。やるべきことも以前よりも明確になったので、検査を受けてよかったなと思っています。同年代の友達にも早速おすすめしました」
今回検査を受けた6人全員に共通しているのが、女性ホルモンについて考えるようになったことと、検査後すぐに大豆製品を摂るのをはじめたこと。まずは
「自分の体を知る」ことの大切さを、検査によって実感することができました。
エクオール検査は簡易検査で、採尿した日前後の体調や食事にも左右されるため、1回の結果が全てではないとのこと。
食事や生活習慣を改善してから再検査すると、違った結果になる可能性もあるんだそうで、半年後ぐらいを目安に再検査してみたいと思います。まずは、大豆生活を頑張ってみようと、6人は気持ちをあらためたのでした。
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