「とりあえずチーク」で大失敗? ママ好感度を上げる「チークの新常識」
さあ、今日も忙しい朝の始まり。テキパキと手際よくメイクをすませ、仕上げにチークをふわっとのせると、表情も明るくなって気持ちもシャッキリしますね。
でも、イキイキと朝のスタートをきったつもりが、その肝心な仕上げのチークの入れ方がチグハグだった…なんてことはありませんか? 実は、正しいチークのつけ方を知らないまま、若い頃と同じようにメイクしている、ただなんとなくふんわりとつけている人は少なくないでしょう。
チークは、正しく使えば血色よく見せてくれ、しかも顔をキュッと引き上げてくれるメイクの大切な工程です。ただし、つけ方が間違っていると、ただ顔が赤らんでるようにしか見えず、
メイクすべてが台無しに…。
そこで、
好感度が上がるチークの入れ方について、ご自身もママであるヘアメイクの森田めぐみさんに聞きました。
お話をうかがったのは…
Hair&Make-up/Nail 森田めぐみさん
フリーランスのヘアメイク。広告・TV・雑誌などさまざまな媒体でタレントやモデルのヘアメイクやネイルを担当。
4歳(男の子)と1歳(女の子)の2児の母になった現在は、家事に育児に忙しいママ達のために時短メイク術を日々研究している。
■ママチークの正解その1:若い時の「チークの常識」が失敗のもと?
顔色をよくしたい一心で、どうしてもチークをほおの中央にぽんぽんとのせてしまいがちですが、ただの赤ら顔に見えてしまいます。若いうちはその位置にチークをのせても、むしろかわいかったりしますが、大人の女性がそれをしてしまうと
チグハグな印象に。
「大人女性のチークは、あくまでもナチュラルに。ほおの中心にのせるのではなく、
肌色となじむようにグラデーションを意識して、ふんわりとのせましょう」と森田さん。
【ママチークの入れ方】
1.まずは、口の動きと一緒に動く耳の下前のエラ部分あたりの場所をおさえましょう。ここをチークの始点とし、ほお骨の高いところへ向かってブラシを入れます。
2.顔の側面のエラ部分から、ほお骨を目指すようなイメージで、上斜めにチークブラシを運びましょう。
すると「顔の内側に向かって上向き」になるようなラインでチークが入り、自然と顔がリフトアップしたように仕上がります。
写真のブラシの柄が示すように、エラ部分からほお骨トップに向かうラインにチークをのせる
ほお骨のトップから上斜めに入れるのが、チークのブラシ運びの常識と思っていませんでしたか?
実はこれ、逆だったのです。
■ママチークの正解その2:顔色が悪い…そんな日の「奥の手」
起きても昨日の疲れが取れていない、どんよりした朝。昨日も子どもの夜泣きがなかなかおさまらなかったな…と、鏡を見ながらため息をつく日もあるでしょう。そんな時、表情に元気をくれるのがチークの力。グッと顔色が良くなるテクニックをご紹介しましょう。
前述した基本のチークを入れた後、仕上げに両方の
こめかみの髪の生え際あたりをふわっと円を描くようにチークをプラスしましょう。このひと手間で、顔色がグッと明るくなります。
「今日も元気に、頑張ろう」と、呪文を唱えながらササッと入れれば、顔色も元気も回復するはずです。