2019年4月4日 16:00
アスレチックトレーナー伝授!頭蓋骨の歪みが体の不調の原因に
「脳は全身からあらゆる情報を受けて、心身をコントロールしている“体の司令塔”です。痛みを感じた部位を直接もんだり押したりするのは、実は炎症を悪化させ、痛みを増加させることにもつながります。痛みを軽減させるには、患部を直接さわるのではなく、痛む部分と関連する頭の部分をゴシゴシさするだけでいいのです」
そう語るのは、36年前から約4万人もの体のケアをし続けてきたアスレチックトレーナーの大工ひとみ先生。その顧客はプロ野球選手、Jリーガーにとどまらず、俳優、モデルなど有名人も多くいる。頭を中心としたケア法は顧客から「驚くほどあっという間に症状が改善する!」と絶賛されている。大工さんはまさに“目からウロコ”のゴッドハンドの持ち主なのだ。
では、なぜ頭をさするだけで痛みが軽減するのか。それは、全身と頭蓋骨に大きな関連があるからだという。
「頭蓋骨はひとつの大きな骨ではなく、大小23個の骨が組み合わさり、丸く形成されています。頭蓋骨は柔らかい髄膜の上にあり、実は呼吸にも似たわずかな動きをしています。頭蓋骨のどこかにゆがみが生じると、ほかの骨に負担がかかり、頭蓋骨がロックされて動かなくなってしまいます。