2019年6月26日 06:00
梅雨の体調不良に効果か、鍼灸師すすめる「アルミホイル指輪」
頭痛や肩こり、胃腸の不調など、なにかと心身のトラブルが出やすくなりがちな季節がやってきた。
「雨の日と晴れの日で極端な気温差があり、体がついていかないという人が増えています。また、酷暑の時期には室内のエアコンも効きすぎて、自律神経も乱れがちです。そんなときには、薬に頼るのではなく、台所にある“アルミホイル”を使うと、つらい症状を和らげることができますよ」
そう語るのは「アスカ鍼灸治療院」(東京都・五反田)の福辻鋭記院長。施術歴35年以上、これまで見た人はのべ10万人を超えるというベテラン鍼灸師の福辻院長が勧める対処療法が、“アルミホイル治療”だという。
「たとえば、腰痛があるとき、お風呂に入ったりカイロをあてたりすると、温まりすぎてかえって痛みが増幅することがあります。熱の伝導性が鉄の3倍も高いといわれるアルミホイルは体温の熱で無理なく温めるので、痛みの増幅を抑えてくれます。保温効果にも優れていて、冷え性を改善する効果もあります」(福辻院長・以下同)
東洋医学では「気」「血」「水」など生きるために必要なものが流れる道を「経絡」と呼び、経絡の先にツボ(経穴)がある。
内臓に異変があると、経絡を通りツボに変化が表れる。