九大教授伝授!認知症予防には一汁一菜で糖尿病にならないこと
「注意してほしいのは、『これを食べていたら認知症を予防できる』という夢のような食材はないということです」
二宮先生が推奨するのは、大豆を使ったお味噌汁などの汁物が一品と、主食の米、魚や肉などの主菜に加え、野菜などの副菜が2品つくバランスのいい“一汁三菜”の伝統的な和食スタイルだ。
久山町研究に協力している中村学園短期大学准教授の内田和宏さんが、一日分の理想的な一汁三菜レシピを教えてくれた。
【朝食】
麦ごはん…白米、押し麦
味噌汁…かぼちゃ、しめじ
いり豆腐…木綿豆腐、にんじん、葉ねぎ、サクラエビ、しらす干し、糸みつば
コールスローサラダ…キャベツ、とうもろこし、ヨーグルト、ミニトマト
いり豆腐や味噌汁で、大豆を摂取。サラダで緑黄色野菜を、ドレッシングにヨーグルトを使って乳製品もしっかり補給している点がポイント。白米をとってはいけないということではないが、少なめのほうがいい。
【昼食】
麦ごはん…白米、押し麦
鶏肉の味噌焼き…鶏肉、じゃがいも、ブロッコリー
五目あえ…にんじん、しいたけ、ほうれん草、絹さや、木綿豆腐
きんぴらごぼう…ごぼう、にんじん、ごま
リンゴ
それぞれの料理にブロッコリー、ほうれん草、にんじんなど緑黄色野菜を含む。